JP2013210166A - フレーム体および筒状体 - Google Patents

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正夫 高木
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雅人 蔦
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Abstract

【課題】構成部材が比較的少なく、組立性に優れたフレーム体および筒状体を提供する。
【解決手段】フレーム体は、筒状体の開口端に配置される一対の第1フレーム10および一対の第2フレーム20と、第1フレーム10および第2フレーム20に対して直交する方向に延出する第3フレーム30と、を備え、第1フレーム10、第2フレーム20、および第3フレーム30のうちのいずれか一つのフレームにビスポケット15が設けられており、ビスポケット15に螺合されるねじにより、残り2つのフレームがビスポケット15の設けられたフレームに固定されている構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状体、例えば、空調や給排気等を行う通気路や排煙路等を構成するダクトや、光を搬送する光ダクト等の筒状体および当該筒状体に用いられるフレーム体に関するものである。
従来、この種の筒状体について、簡易な組立手法や簡易な構造の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2では、筒状体(ダクト)同士を、これらとは別体のコーナー板片を利用して連結している。コーナー板片は、筒状体の開口縁部から一体的に張り出された接合フランジ部の切り欠きコーナー部に対して、ボルト、ナットにより固定されている。
実公平7−28506号公報 特公平8−26951号公報
前記したように、特許文献1,2では、フランジ部間の接続にコーナー板片を介する必要がある。このため、構成部材が比較的多く必要であった。
また、特許文献1,2では、複雑な形状の部材を組み付けてなる構成であるため、加工や組立に手間を要していた。
このような観点から、本発明は、構成部材が比較的少なく、組立性に優れたフレーム体および筒状体を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明の請求項1に係るフレーム体は、筒状体を構成するためのフレーム体であって、前記筒状体の開口端に配置される一対の第1フレームおよび一対の第2フレームと、前記第1フレームおよび前記第2フレームに対して直交する方向に延出する第3フレームと、を備え、前記第1フレーム、前記第2フレーム、および前記第3フレームのうちのいずれか一つのフレームにビスポケットが設けられており、前記ビスポケットに螺合されるねじにより、残り2つのフレームが前記ビスポケットの設けられたフレームに固定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、三種類のフレームによりフレーム体を構成することができる。また、組立時には、ビスポケットに螺合されるねじにより第1〜第3フレームを一緒に組み付けることができるので、筒状体の組立性に優れる。
また、請求項2に係るフレーム体は、前記第1フレームに前記ビスポケットが設けられており、前記第1フレームの端面に前記第3フレームの端部が突き当てられ、当該端部を挟んで前記第1フレームの反対側に前記第2フレームの端部が配置されており、前記ビスポケットに螺合される前記ねじにより、前記第1フレームの端面に、前記第3フレームの端部および前記第2フレームの端部が繋がれていることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、第1フレームと第2フレームとで形成される筒状体の開口だけでなく、これに直交する方向の第3フレームも一体的かつ容易に組み付けることができる。
また、本発明の請求項3に係るフレーム体は、前記第3フレームは、前記第1フレームの端面に当接する端面当接片と、前記第1フレームの側面に当接する側面当接片と、を備えており、前記端面当接片には、前記ビスポケットに対応するねじ孔が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、第3フレームの2つの面(端面当接片と側面当接片)が第1フレームに当接するため、1つの面だけを第1フレームに当接させる場合に比べて接合強度が高くなり、筒状体として優れた曲げ強度を保持することが可能になる。
また、本発明の請求項4に係るフレーム体は、前記第1フレームおよび前記第2フレームは、いずれも、軸方向に直交する断面がL字状に形成されており、前記第1フレームは、前記筒状体の開口縁を形成する第1フランジ片と、前記ビスポケットが設けられた第1固定片と、を備え、前記第2フレームは、前記筒状体の開口縁を形成する第2フランジ片と、前記ビスポケットに対応する挿通孔が設けられた第2固定片と、を備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、第1フレームおよび第2フレームがL字状であるため、開口縁の剛性が高まる。
また、本発明の請求項5に係るフレーム体は、前記第1フランジ片および前記第2フランジ片の少なくとも1つには、他の筒状体と連結する際に使用される固定孔が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、固定孔により、他の筒状体との接合や構造体への接合を容易に行うことができ、施工性に優れる。
請求項6に係る発明は、前記第1フレーム、前記第2フレームおよび前記第3フレームは、それぞれアルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、第1〜第3フレームを容易に製造することができる。また、アルミニウム合金製の押出形材は、寸法精度が高く、また、強度を有する割に軽量である。したがって、組立性や施工性に優れる。
また、本発明の請求項7に係る筒状体は、前記したフレーム体と、当該フレーム体に組み付けられる複数の板体と、を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、フレーム体と板体とにより筒状体を容易に構成することができる。
また、本発明の請求項8に係る筒状体は、複数の前記板体のうち、対向する一対の前記板体は、前記ビスポケットに螺合される前記ねじにより前記フレーム体に組み付けられることを特徴とする。
請求項8に係る発明によれば、第1フレーム、第2フレームおよび第3フレームを、ビスポケットに螺合されるねじにより一緒に組み付ける際に一対の板体を一緒に組み付けることができ、組立性や施工性に優れる。
また、本発明の請求項9に係る筒状体は、前記板体が、前記第3フレームに貼り付けられていることを特徴とする。
請求項9に係る筒状体によれば、粘着テープ等を用いて第3フレームに板体を貼り付けることで筒状体が組み立てられるので、組立性や施工性に優れる。また、第1〜第3フレームを組み付けておいてから板体を貼り付けることもでき、組立性や施工性の自由度が高まる。
また、本発明の請求項10に係る筒状体は、前記板体は、前記内面となる面が鏡面であることを特徴とする。
請求項10に係る筒状体によれば、内面が鏡面とされた筒状体を容易に組み立てることができ、組立性や施工性に優れる。
本発明によれば、構成部材が比較的少なく、組立性に優れたフレーム体および筒状体が得られる。
本発明の第1実施形態に係るフレーム体を用いて構成された筒状体としてのダクトを示す斜視図である。 同じくダクトの分解斜視図である。 第1フレームを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は背面図、(e)は側面図である。 第2フレームを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は背面図、(e)は側面図である。 第3フレームの一方を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。 (a)(b)は組付時の手順を示す説明図である。 組付時の手順を示す説明図である。 組付時の手順を示す説明図である。 ダクトの連結を示す斜視図である。 (a)は変形例の板体の組み付けを示す斜視図、(b)は組み付け後の斜視図である。 (a)は補助板を用いた変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の実施形態においては、ダクト用の筒状体にフレーム体を適用した例について説明するが、フレーム体が適用される筒状体を限定する趣旨ではない。
本実施形態に係る筒状体1は、図1に示すように、開口端を形成する一対の第1フレーム10および一対の第2フレーム20と、第1フレーム10と第2フレーム20とに端部が固定される第3フレーム30と、これらのフレームに組み付けられる板体40,50と、を備えて構成されている。すなわち、筒状体1は、第1フレーム10、第2フレーム20、第3フレーム30とにより形成されるフレーム体と、フレーム体に固定される板体40,50とを備えている。
筒状体1は、角筒状であり正方形状の開口1aを有している。開口1aは、対向配置される一対の第1フレーム10,10と、第1フレーム10,10を挟んだ状態で対向配置される一対の第2フレーム20,20と、により囲われて形成されている。
第1フレーム10、第2フレーム20および第3フレーム30は、それぞれ、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
なお、第1フレーム10、第2フレーム20および第3フレーム30に関する説明では、便宜上、図3〜図5の各図に示された上下方向および前後方向に基づいて各部を説明している。すなわち、各部材を説明する場合には筒状体1の外側を「前」、内空側を「後」とする。そして、板体40は、筒状体1の内面を形成する後面40bを内側にして配置され、また、板体50は筒状体1の内面を形成する後面50bを内側にして配置される。
第1フレーム10には、図2に示すように、ビスポケット15が形成れている。ビスポケット15にはねじ18が螺合されるようになっており、このねじ18により第1フレーム10に第2フレーム20および第3フレーム30が固定される。また、このねじ18により他方の板体50もフレーム体に固定される。
第1フレーム10は、図3(a)(e)に示すように、側面視で(長手方向(押出方向)に直交する断面が)L字状に形成されている。第1フレーム10は、図3各図に示すように、第1フランジ片11と、第1フランジ片11に対して直角に設けられた第1固定片12とを備えている。
第1フランジ片11は、筒状体1の開口縁に配置されて開口縁の一部をなす。第1フランジ片11の長手方向の両端部には、他の筒状体1の第1フランジ片11や図示しない構造物に固定するための固定孔13,13が貫通形成されている。
なお、図3(a)に示すように、第1フランジ片11の上面後部には、第1フレーム10の長手方向の全長にわたって溝部16が形成されている。
第1固定片12の前面12aには、第1フレーム10の長手方向の全長にわたって上下2つのビスポケット15,15が形成されている。2つのビスポケット15,15は、側面視で略C字形状を呈している(図3(e)参照)。なお、図示は省略するが第1フランジ片11にビスポケット15を形成してもよい。
図3(a)に示すように、上側のビスポケット15は第1固定片12の上部(第1フランジ片11と第1固定片12との隅部)から前方斜め下方へ向けて突出形成されており、また、下側のビスポケット15は第1固定片12の下部から前方に向けて突出形成されている。
第1固定片12の後面12bの下部には、図3(a)(d)(e)に示すように、段差部14が形成されている。段差部14は、第1フレーム10の軸方向の全長にわたって形成されており、第1固定片12の後面12bよりも前側に変位した面を有してなる。この段差部14には、第3フレーム30の後記する側面当接片32の上部32c(図5(a)参照)が係合可能となっている。
なお、第1固定片12の後面上部には、図3(a)(d)に示すように、第1フレーム10の軸方向の全長にわたって溝部17が形成されている。これにより、軽量化されている。
第2フレーム20は、図4(a)(e)に示すように、側面視で(長手方向に直交する断面が)L字状に形成されている。第2フレーム20は、図4各図に示すように、第2フランジ片21と、第2フランジ片21に対して直角に設けられた第2固定片22とを備えている。
第2フランジ片21は、筒状体1の開口縁に配置されて前記した第1フレーム10の第1フランジ片11とともに開口縁をなす。第2フランジ片21の長手方向の両端部には、他の筒状体1の第2フランジ片21等に連結するための固定孔23,23が貫通形成されている。
第2固定片22には、第1フレーム10のビスポケット15,15に対応する位置にねじ挿通孔24,24が形成されている。
第3フレーム30は、図1に示すように、第1フレーム10と第2フレーム20とに端部が固定され、第1フレーム10および第2フレーム20に対して直交する方向(筒状体1の長手方向)に延出するフレームである。
第3フレーム30は、第1フレーム10の一端側と他端側との両側に配置されるフレームであるが、一端側と他端側とで対称形状に構成されているので、ここでは第1フレーム10の正面から見て右側となる一端側に配置される第3フレーム30について説明する。
第3フレーム30は、図5(c)に示すように、上面視でL字状に形成されており、図5(a)に示すように、端面当接片31とこの端面当接片31に対して直角に設けられた側面当接片32とを備えている。
端面当接片31は、その内面31aの上端部が第1フレーム10(図2参照)の長手方向の端面に当接可能であり、第1フレーム10のビスポケット15,15に対応する位置には、ねじ孔33,33が形成されている。
筒状体1の組付時には、第1フレーム10の長手方向の端面に端面当接片31の内面31aの上端部を突き当て、当該上端部を挟んで第1フレーム10の反対側に第2フレーム20の第2固定片22(図4(a)参照)の端部を当接する。つまり、第3フレーム30の端面当接片31は、第1フレーム10と第2フレーム20との間に挟まれた状態で固定されることとなる。
側面当接片32は、上端部が欠損して端面当接片31よりも上下方向に短く形成されている。側面当接片32の上部32cは、第1フレーム10の第1固定片12の段差部14(図3(a)参照)に重ね合わされる。
図1に示すように、板体40,50は、筒状体1の壁を構成する四角状の薄板であり、アルミニウム合金製の板材からなる。
なお、板体40の後面40bおよび板体50の後面50bを鏡面とすれば、筒状体1には中空の導光路が形成される。
図2に示すように、板体40は、前面40a(ダクト外面)の上部41が第1フレーム10の第1固定片12に対向配置される。また、前面40aの両側部42,42が第3フレーム30,30の側面当接片32,32の後面32b,32b(図5(a)参照)にそれぞれ対向配置される。上部41および両側部42,42には、貼付手段として両面粘着テープT(図6参照、以下粘着テープという)が貼付される。すなわち、板体40には、粘着テープにより第1フレーム10および第3フレーム30,30が固定される。
また、板体50は、前面50a(ダクト外面)の上部51が第2フレーム20の第2固定片22の後面22b(図4参照)に対向配置され、後面50bの両側部52,52が第3フレーム30の端面当接片31の外面31b,31bに対向配置される。上部51および両側部52,52には、貼付手段として粘着テープTが貼付される。すなわち、板体50には、粘着テープTにより第2フレーム20および第3フレーム30が固定される。
次に、筒状体1の組立について説明する。ここでは、板体40,50に関するユニットをそれぞれ作製しておいてから、これらを接続することにより筒状体1を組み立てる手法について説明する。
はじめに、板体40に関するユニットの作製方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、板体40に対して第3フレーム30,30を取り付ける。取り付けに先立って、板体40の前面40aの上部41および両側部42,42に粘着テープTを貼り付ける。
そして、板体40の両側部42,42に第3フレーム30,30の側面当接片32,32を対向配置する。この場合、板体40の上辺40cに第3フレーム30の端面当接片31の上辺31cを位置合わせしつつ、板体40の側端部40dに第3フレーム30の端面当接片31の側端部31dを位置合わせして配置する。その後、板体40の両側部42,42に第3フレーム30,30の側面当接片32,32をそれぞれ押し付ける。これにより、板体40の側縁に沿って第3フレーム30,30が取り付けられる。
その後、図6(b)に示すように、板体40の上辺40cに第1フレーム10の角部10cを位置合わせしつつ、上部41に第1フレーム10の第1固定片12を押し付ける。これにより、板体50の上縁に沿って第1フレーム10が取り付けられる。なお、図示は省略するが、必要に応じて板体40の下辺にも第1フレーム10を取り付ける。
第1フレーム10を板体40の上縁に沿って配置すると、第1固定片12の段差部14に第3フレーム30の側面当接片32の上部32cが入り込んで係合する。また、第1フレーム10の両端部に第3フレーム30の端面当接片31の上端部の内面31aがそれぞれ突き当てられ、第1フレーム10のビスポケット15のねじ孔15aと第3フレーム30のねじ孔33とが連通する。
以上のような手順で板体40に関するユニットを作製することができる。同様にして対向する側の板体40についてもユニットを作製する。
次に、板体50に関するユニットを作製する。はじめに、図7に示すように、板体50に対して第2フレーム20を取り付ける。取り付けに先立って、板体50の前面50aの上部51に粘着テープTを貼り付ける。
そして、板体50の上辺50cに第2フレーム20の角部20cを位置合わせして、上部51に第2フレーム20の第2固定片22を押し付ける。これにより、板体50の上縁に沿って第2フレーム20が固定され、板体50に関するユニットが出来上がる。同様にして対向する側の板体50についてもユニットを作製する。なお、図示は省略するが必要に応じて板体50の下辺にも第2フレーム20を取り付ける。
その後、図8に示すように、板体50の後面50bの両側部52,52に粘着テープTを貼り付ける。そして、これを先に組み付けた板体40の1組のユニットにそれぞれ接続する。接続に際して、板体50の上辺50cを第3フレーム30の端面当接片31の上辺31cに位置合わせしつつ、板体50の両側部52,52を端面当接片31,31の外面31b,31bに押し付ける。
また、板体40のユニットの反対側においても同様に板体50を組み付ける。これにより、粘着テープTによってユニット同士が接続される。
そして、第2フレーム20の各ねじ挿通孔24を通じて第3フレーム30のねじ孔33にねじ18をそれぞれ挿通し、ビスポケット15のねじ孔15aに各ねじ18を螺合する。
これにより、ユニット同士が離脱不能に固定され、筒状体1が組み立てられる。
このようにして組み立てられた筒状体1は、図9に示すように、第1フランジ片11、第2フランジ片21を介して他の筒状体1と連結することができる。筒状体1同士の連結は、ねじ19や図示しないボルト、ナット等の締結手段により簡単に行うことができる。
また、第1フランジ片11、第2フランジ片21を介して図示しない構造体へ固定することもできる。
以上説明した本実施形態の筒状体1よれば、三種類の第1〜第3フレーム10,20,30によりフレーム体を簡単に構成することができる。また、組付時には、ビスポケット15に螺合されるねじ18により第1〜第3フレーム10,20,30を一緒に組み付けることができるので、筒状体1の組立性に優れる。
また、第1〜第3フレーム10,20,30と板体40,50とにより筒状体1を容易に構成することができる。
また、第1フレーム10のビスポケット15に螺合されるねじ18により、第1フレーム10の端面に、第3フレーム30の端部(端面当接片31の上端部)および第2フレーム20の端部(第2固定片22の端部)が固定されているので、第1フレーム10と第2フレーム20とで形成される開口1aだけでなく、これに直交する方向の第3フレーム30も一体的かつ容易に組み付けることができる。
また、第3フレーム30の2つの面(端面当接片31と側面当接片32)が第1フレーム10に当接する構成であるので、1つの面だけを第1フレーム10に当接させる場合に比べて接合強度が高くなり、フレーム体(筒状体1)として優れた曲げ強度を保持することが可能になる。
また、第1フレーム10および第2フレーム20は、いずれも、軸方向に直交する断面がL字状に形成されているので、開口縁の剛性が高まる。
また、第1フランジ片11および第2フランジ片21には、固定孔13,23が設けられているので、他の筒状体1との接合や構造体への接合を容易に行うことができ、施工性に優れる。
なお、固定孔13,23は、両方を設けなくてもよく、いずれか一方のみ設けてもよい。
また、第1フレーム10、第2フレーム20および第3フレーム30を、ビスポケット15に螺合されるねじ18により一緒に組み付ける際に、一対の板体50,50を一緒に組み付けることができるので、組立性や施工性に優れる。
また、粘着テープTを用いて板体40,50に第1フレーム10等を貼り付けることでユニットを作ることができるので、組立性や施工性に優れる。
なお、第1〜第3フレーム10,20,30を先に組み付けておいてから板体40,50を貼り付けるように構成してもよい。このように構成した場合には、組立性や施工性の自由度が高まる。
また、板体40,50は、内面となる後面40b,50bが鏡面であるので、中空の導光路を有する筒状体1を容易に組み立てることができ、組立性や施工性に優れる。
また、第1フレーム10、第2フレーム20および第3フレーム30は、それぞれアルミニウム合金製の押出形材からなるので容易に製造することができる。また、アルミニウム合金製の押出形材は、寸法精度が高く、また、強度を有する割に軽量である。したがって、組立性や施工性に優れる。
図10,11に変形例のダクトを示す。図10(a)(b)に示した変形例では、板体40の両側端部に折曲部45,45が設けられている。
折曲部45,45は、図10(b)に示すように、第3フレーム30の端面当接片31の外面31bに重なり合わされる大きさを備えており、端面当接片31のねじ孔33に対応する位置に挿通孔46が形成されている。
折曲部45,45の内面45aには粘着テープTがそれぞれ貼り付けられている。
このような折曲部45,45を有する筒状体1によれば、板体40に対して第3フレーム30は、端面当接片31と側面当接片32との2つの面で板体40に取り付けられるので、板体40に対する第3フレーム30の取付強度が高まり、筒状体1の剛性が向上する。
また、図11に示した変形例では、板体50と第3フレーム30の端面当接片31との間に補剛板55が介設されているものである。
補剛板55は、端面当接片31の外面31bに重なり合わされる大きさを備えており、端面当接片31のねじ孔33に対応する位置に挿通孔56が形成されている。
なお、補剛板55の端面当接片31に対向する面に粘着テープTを貼り付けてもよい。
このような補剛板55を有する筒状体1によれば、板体50の両側部52,52の取付強度が高まり、筒状体1の剛性が向上する。
なお、補剛板55は、帯状の板であるので加工の手間がかからず、組立性が阻害されない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
例えば、板体40,50はプラスチック材や合成樹脂製のフィルム等により設けてもよい。
また、粘着テープTに代えて接着剤を用いてもよい。
また、各部材が面状に重なる部分をリベット等で補強するようにしてもよい。
また、第1フレーム10にビスポケット15を設けたが、これに限られることはなく、第2フレーム20や第3フレーム30にビスポケット15を設けて、ねじ18により固定するようにしてもよい。
1 ダクト
1a 開口
10 第1フレーム
11 第1フランジ片
13,23 固定孔
15 ビスポケット
20 第2フレーム
21 第2フランジ片
30 第3フレーム
18 ねじ
31 端面当接片
32 側面当接片
33 ねじ孔
40,50 板体
40a 前面(ダクト外面)
50a 前面(ダクト外面)
T 両面粘着テープ

Claims (10)

  1. 筒状体を構成するためのフレーム体であって、
    前記筒状体の開口端に配置される一対の第1フレームおよび一対の第2フレームと、
    前記第1フレームおよび前記第2フレームに対して直交する方向に延出する第3フレームと、を備え、
    前記第1フレーム、前記第2フレーム、および前記第3フレームのうちのいずれか一つのフレームにビスポケットが設けられており、前記ビスポケットに螺合されるねじにより、残り2つのフレームが前記ビスポケットの設けられたフレームに固定されていることを特徴とするフレーム体。
  2. 前記第1フレームに前記ビスポケットが設けられており、前記第1フレームの端面に前記第3フレームの端部が突き当てられ、当該端部を挟んで前記第1フレームの反対側に前記第2フレームの端部が配置されており、
    前記ビスポケットに螺合される前記ねじにより、前記第1フレームの端面に、前記第2フレームの端部および前記第3フレームの端部が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のフレーム体。
  3. 前記第3フレームは、前記第1フレームの端面に当接する端面当接片と、前記第1フレームの側面に当接する側面当接片と、を備えており、
    前記端面当接片には、前記ビスポケットに対応するねじ孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のフレーム体。
  4. 前記第1フレームおよび前記第2フレームは、いずれも、軸方向に直交する断面がL字状に形成されており、
    前記第1フレームは、前記筒状体の開口縁を形成する第1フランジ片と、前記ビスポケットが設けられた第1固定片と、を備え、
    前記第2フレームは、前記筒状体の開口縁を形成する第2フランジ片と、前記ビスポケットに対応する挿通孔が設けられた第2固定片と、備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフレーム体。
  5. 前記第1フランジ片および前記第2フランジ片の少なくとも1つには、他の筒状体と連結する際に使用される固定孔が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のフレーム体。
  6. 前記第1フレーム、前記第2フレームおよび前記第3フレームは、それぞれアルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフレーム体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフレーム体と、
    当該フレーム体に組み付けられる複数の板体と、を備えることを特徴とする筒状体。
  8. 複数の前記板体のうち、対向する一対の前記板体は、前記ビスポケットに螺合される前記ねじにより前記フレーム体に組み付けられることを特徴とする請求項7に記載の筒状体。
  9. 前記板体は、前記第3フレームに貼り付けられていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の筒状体。
  10. 前記板体は、前記内面となる面が鏡面であることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の筒状体。
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