JP2013209695A - 地金付着度測定方法および地金付着度測定装置 - Google Patents

地金付着度測定方法および地金付着度測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013209695A
JP2013209695A JP2012079749A JP2012079749A JP2013209695A JP 2013209695 A JP2013209695 A JP 2013209695A JP 2012079749 A JP2012079749 A JP 2012079749A JP 2012079749 A JP2012079749 A JP 2012079749A JP 2013209695 A JP2013209695 A JP 2013209695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bullion
adhesion
converter
degree
bare metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012079749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6010972B2 (ja
Inventor
Naoto Kobayashi
直人 小林
Kazuhiro Yahiro
和広 八尋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2012079749A priority Critical patent/JP6010972B2/ja
Publication of JP2013209695A publication Critical patent/JP2013209695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6010972B2 publication Critical patent/JP6010972B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】操業時に稼働率を低下させることなく地金の付着度を測定すること。
【解決手段】輝度分布取得部132が、転炉2の炉口部21の周辺が撮像された撮像画像の輝度分布を取得し、地金部特定部133が、取得した輝度分布から地金が撮像された地金部R2の輝度値の範囲を特定し、地金付着度算出部134が、地金部R2の輝度値の範囲に基づいて撮像画像上の地金部R2の面積S2を算出し、算出された面積S2に基づいて地金の付着度を算出する。これにより、操業時に撮像した画像から転炉内部および地金の温度に依存して変動する輝度値を取得して地金の付着度を算出するので、操業時に稼働率を低下させることなく地金の付着度を測定可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、転炉の炉口部における地金の付着度を測定する地金付着度測定方法および地金付着度測定装置に関する。
転炉工程では、耐火物で内張りされた転炉にスクラップ等の冷鉄源と溶銑とを装入し、酸素を吹き込んで炭素を燃焼させ、所定の成分に成分調整された溶鋼を転炉を傾動させて炉口から出鋼している。そのため、転炉の炉口部近傍には、溶鋼が凝固した地金が付着する。転炉の炉口部近傍に地金が付着している場合、転炉を正立状態にした際、地金が付着した炉口部近傍の耐火物が地金の重みで地金とともに落下してしまうことがある。そうすると、転炉の炉口部近傍では鉄皮が露出してしまい、転炉の補修が必要となる。
そこで、従来は、そのような転炉の耐火物の落下を防止するために、地金のプロフィールを測定することにより転炉の炉口部付近における地金の付着状態を確認して地金を除去していた。例えば、特許文献1には、レーザー型距離計を用いて地金のプロフィールを測定する技術が記載されている。
特開2009−108388号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、地金のプロフィールを測定する際に、溶鋼を出鋼した後に転炉の炉口から流出する粉塵や炎などの外乱影響を抑止するために、溶鋼を出鋼しスラグを排滓した後に、転炉の炉底に設けられた羽口より不活性ガスを吹き込んで炉内の粉塵等を外部へ排出させる。したがって、特許文献1に記載された技術では、溶鋼の出鋼時やスラグの排滓時には地金のプロフィールを測定することができない。すなわち、特許文献1に記載の技術は操業時に適用することができない。しかも、レーザー型距離計を用いる場合にはスキャニング時間が必要となり、転炉の傾動を一時的に停止する必要があるため、操業の稼働率の低下を招くおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操業時に稼働率を低下させることなく地金の付着度を測定可能な地金付着度測定方法および地金付着度測定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る地金付着度測定方法は、転炉の炉口部近傍における地金の付着度を測定する地金付着度測定方法であって、転炉の炉口部の周辺が撮像された撮像画像の輝度分布を取得するステップと、前記輝度分布から前記地金が撮像された地金部の輝度値の範囲を特定するステップと、前記地金部の輝度値の範囲に基づいて前記撮像画像上の前記地金部の面積を算出し、算出された面積に基づいて地金の付着度を算出するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る地金付着度測定方法は、上記発明において、前記撮像画像の所定の領域における輝度値の分布に基づいて外乱要因による影響を抑止するためのマスク領域を特定し、該マスク領域を除外して地金の付着度の予測値を算出し、該予測値を地金の付着度とすることを特徴とする。
また、本発明に係る地金付着度測定方法は、上記発明において、外乱要因が撮像された外乱部の形状に基づいて外乱要因による影響を抑止するためのマスク領域を特定し、該マスク領域を除外して地金の付着度の予測値を算出し、該予測値を地金の付着度とすることを特徴とする。
また、本発明に係る地金付着度測定装置は、転炉の炉口部近傍における地金の付着度を測定する地金付着度測定装置であって、転炉の炉口部の周辺が撮像された撮像画像の輝度分布図を取得する手段と、前記輝度分布図から前記地金が撮像された地金部の輝度値の範囲を特定する手段と、前記地金部の輝度値の範囲に基づいて前記撮像画像上の前記地金部の面積を算出し、算出された面積に基づいて地金の付着度を算出する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、操業時に撮像した画像から転炉内部および地金の温度に依存して変動する輝度値を取得して地金の付着度を算出するので、操業時に稼働率を低下させることなく地金の付着度を測定することができる。
図1は、本発明一実施の形態に係る地金付着度測定装置としての炉口監視装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、本実施の形態の地金付着度測定処理手順を示すフローチャートである。 図3は、転炉の炉口部の周辺を撮像した画像を模式的に示す図である。 図4は、転炉の炉口部近傍の画像から取得された輝度値ヒストグラムである。 図5は、粉塵や炎(高温の外乱要因)が写り込んだ撮像した画像を例示する図である。 図6は、クレーン(低温の外乱要因)が写り込んだ撮像した画像を例示する図である。 図7は、高温の外乱要因の影響を抑止する処理の説明図である。 図8は、外乱要因の影響を抑止する処理の説明図である。 図9は、低温の外乱要因の影響を抑止する処理の説明図である。 図10は、外乱要因の影響を抑止する処理の説明図である。 図11は、本実施の形態により測定された地金の付着度を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
まず、図1を参照して、本実施の形態による地金付着度測定装置を含む炉口監視装置の概略構成について説明する。図1に示すように、炉口監視装置1は、角度測定器11と、エリアカメラ12と、地金付着度測定装置13とを備える。
角度測定器11は、転炉2の傾動角を測定する。エリアカメラ12は、内部温度が高温となっている転炉2の自発光を受光して撮像する。なお、エリアカメラ12は、転炉2の傾動角が所定の角度になった際に、エリアカメラ12の撮像方向が転炉2の炉口部21を含む面に垂直になるように設置されている。
地金付着度測定装置13は、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの汎用の情報処理装置によって構成されている。地金付着度測定装置13は、図示しないCPUなどの図示しない演算処理装置が、図示しないROMなどの記憶装置に記憶されている地金付着度測定処理プログラムを実行することによって、撮像画像取得部131、輝度分布取得部132、地金部特定部133、地金付着度算出部134として機能して、後述する地金付着度測定処理を実行する。
次に、図2のフローチャートを参照して、地金付着度測定装置13による地金付着度測定処理手順について説明する。図2のフローチャートは、例えば、操作者が図示しない入力部を操作して地金付着度測定の指示を入力したタイミングで開始となり、地金付着度測定処理はステップS101の処理に進む。
ステップS101の処理では、撮像画像取得部131が、角度測定器11の信号を取得して、転炉2の傾動角が所定の角度になったことを検知すると、エリアカメラ12に通知する。通知を受信したエリアカメラ12が転炉2の炉口部21の周辺を撮像すると、撮像画像取得部131が撮像された画像を取得する。なお、転炉2の傾動角が所定の角度になったときにエリアカメラ12が撮像することにより、常時、転炉2の炉口部21の周辺の同一の範囲を撮像することが可能である。これにより、ステップS101の処理は完了し、地金付着度測定処理は、ステップS102の処理に進む。
ステップS102の処理では、輝度分布取得部132が、ステップS101で撮像された画像の輝度分布を取得する。本実施の形態では、輝度分布取得部132は、輝度分布として、撮像された画像の輝度値ごとの画素数を集計して輝度値ヒストグラムを作成する。これにより、ステップS102の処理は完了し、地金付着度測定処理は、ステップS103の処理に進む。
ここで、図3および図4を参照して、本発明に係る地金付着度測定処理の原理について説明する。図3は、転炉2の炉口部21の周辺を撮像した画像を模式的に示している。また図4は、転炉2の炉口部21の周辺の画像から取得された輝度値Lごとの画素数N(L)(輝度値ヒストグラム)を例示する。ここで、L=0,1,2,・・・,255である。
図3に示すように、転炉2の炉口部21の周辺を撮像した画像は、輝度値Lにより、転炉2の周辺および転炉の外壁(以下、転炉周辺部R1)と、炉口部21近傍に付着した地金22の部分(以下、地金部R2)と、転炉2の内部(以下、転炉内部R3)との3つの領域に分類できる。地金部R2および転炉内部R3は、溶鋼等の自発光により輝度が高い領域である。地金部R2は転炉内部R3より低温であり、転炉内部R3と比較すると輝度が低い領域である。転炉周辺部R1は地金部R2より低温であり、地金部R2と比較して輝度が低い。したがって、上記の3つの領域は、輝度値の範囲が低い順に転炉周辺部R1、地金部R2、転炉内部R3と分類される。
このとき、図4に示すように、輝度値ヒストグラムは、上記の3つの領域に対応した3つのピークを示す。最も輝度値が低く0に近いピークは、転炉周辺部R1に対応する。最も輝度値が高いピークは転炉内部R3に対応する。中間のピークは、地金部R2に対応する。
本実施の形態では、地金付着度測定装置13が、転炉2の炉口部21の周辺を撮像した画像(撮像画像)を画像処理して取得した輝度値ヒストグラムに基づいて、地金部R2の輝度値の範囲を算出し、撮像画像上の地金部R2に分類された部分の面積から地金の付着度を算出する。
ステップS103の処理では、地金部特定部133が、ステップS102で取得した輝度分布図に基づいて、輝度値ヒストグラムの転炉周辺部R1に対応するピークの輝度値Lp1と地金部R2に対応するピークの輝度値Lp2と、転炉内部R3に対応するピークの輝度値Lp3とを算出する。続いて、地金部特定部133は、この輝度値Lp1とLp2とに基づいて、転炉周辺部R1と地金部R2との輝度値の閾値T1を算出する。同様に、地金部特定部133は、輝度値Lp2とLp3とに基づいて、地金部R2と転炉内部R3との輝度値の閾値T2を算出する。
本実施の形態では、地金部特定部133は、まず、各ピークの輝度値(Lp1〜Lp3)を、輝度値ヒストグラムの画素数N(L)の勾配に基づいて算出する。すなわち、N(L)の勾配が正から負に転換する点、言い換えると、N(L)の微分値が負から正に転換する点が、各ピークである。このことは、次のようにして算出できる。すなわち、輝度値ヒストグラム上の点について、左側勾配△N1(L)と右側勾配△N2(L)とを次式(1)のように定義する。
Figure 2013209695
このとき、左側勾配△N1(L)<0,右側勾配△N2(L)>0となる点の輝度値を各ピークの輝度値として算出する。
次に、地金部特定部133は、閾値T1,T2には各ピーク間の中間の輝度値を設定するものとして、上記のようにして算出した各ピークの輝度値(Lp1〜Lp3)に基づいて、閾値T1,T2を次式(2)によって算出する。なお、Lp1は限りなく0に近いことから、転炉周辺部R1と地金部R2との輝度値の閾値T1は、T1=Lp2/2として算出してもよい。
Figure 2013209695
以上により、ステップS103の処理は完了し、地金付着度測定処理は、ステップS104の処理に進む。
ステップS104の処理では、地金付着度算出部134は、まず、輝度値がT1〜T2の範囲の領域を地金部R2として、撮像画像上の地金部R2の面積S2を算出する。また、地金付着度算出部134は、予め算出しておいた地金が付着していないときの撮像画像上の炉口部R0の面積S0(地金部R2の面積S2と転炉内部R3の面積S3との合計に等しい。)を取得する。次に、地金付着度算出部134は、面積S0と面積S2とに基づいて地金の付着度Aを算出する。すなわち、地金の付着度A(%)は、次式(3)で求めることができる。これにより、ステップS104の処理は完了し、一連の地金付着度測定処理は終了する。
Figure 2013209695
なお、ステップS101で撮像される画像には、操業の状況に応じて炉口部21の上方に発生した粉塵や炎やクレーンの影などの外乱要因が含まれる場合がある。図5は粉塵や炎が写り込んだ撮像画像の一例を示す図である。また、図6はクレーンが写り込んだ撮像画像の一例を示す画像である。このような外乱要因を含んだまま上記のステップS104の処理を行なって地金の付着度Aを算出すると、誤測定となりかねない。そこで、本実施の形態では、以下に説明するように、外乱要因の影響を抑止する処理を実施している。
粉塵や炎のように地金より高温の外乱要因による撮像画像上の外乱部Rxは、図5に模式的に示すように、撮像画像上の輝度が地金部R2より高い。そこで、図7に示すように、撮像画像をステップS103で算出された閾値T1で判定される2つの領域に分類(2値化)すると、地金の付着がない状態の撮像画像上の炉口部R0(以下、領域R0)の外側で輝度が高い部分を外乱部Rxと判定できる。
このとき、図7に×印で示すように、外乱部Rxと領域R0との領域R0の外周上の2つの境界点P1,P2を特定する。例えば、領域R0の外周の近傍かつ外側で輝度が高い画素があれば、その点に最も近い外周上の点を境界点P1またはP2とする。次に、図8に示すように、外乱部Rxで遮られるP1,P2間の円弧と、ほぼ円形の領域R0の中心点P0とによって囲まれる部分をマスク領域Rmとして特定する。そして、上記ステップS104においては、領域R0および地金部R2からこのマスク領域Rmと重複する部分を除外した部分の面積S0’および面積S2’を取得する。その後上記式(3)の面積S0を面積S0’に、また面積S2を面積S2’に置き換えて地金の付着度A’を算出する。地金は領域R0の外周の全域にわたってほぼ一定の割合で付着するため、マスク領域Rmを除外して地金の付着度A’を算出すれば、外乱部Rxの影響だけを除外できる。
また、クレーンの影のように地金の温度より低温の外乱要因による撮像画像上の外乱部Rxは、図7と同様にして、図9に示すように撮像画像を閾値T1で判定される2つの領域に分類(2値化)すると、領域R0の内側に表れる。このとき、外乱部Rxと領域R0との領域R0の外周上の2つの境界点P1,P2は、次のようにして特定する。すなわち、図10に示すように、図9に示す2つの領域の境界線上に所定の間隔で並ぶ任意の3点a0,a1,a2について考える。画像上での座標をa0=(x,y),a1=(x,y),a2=(x,y)とすると、3点a0,a1,a2をこの順に結んでできる2直線のなす角度θは、次式(4)により求めることができる。
Figure 2013209695
領域R0はほぼ円形であるため、点a1が領域R0の境界上で推移する場合は、角度θはほぼ一定の値をとる。そこで、この角度θがあらかじめ設定された閾値θを超えたときの点a1が、境界点P1またはP2と判定できる。その後、前述した図8の手順と同様に、外乱部Rxで遮られるP1,P2間の円弧と、領域R0の中心点P0とで囲まれる部分をマスク領域Rmとして特定する。そして、上記ステップS104においては、領域R0および地金部R2からこのマスク領域Rmと重複する部分を除外した部分の面積S0’および面積S2’を取得し、上記式(3)の面積S0を面積S0’に、また面積S2を面積S2’に置き換えて、地金の付着度A’を算出する。
なお、上記式(4)による境界点P1,P2の判定方法は、図7に示す上記の粉塵や炎のように地金より高温の外乱要因による撮像画像上の外乱部Rxについても適用できる。ただし、領域R0に対する粉塵や炎の範囲が大きい場合には、角度θの変化を検知し難く、外乱部Rxの判定の精度は高くない。
以上のように、外乱部Rxに応じてマスク領域Rmを特定し、マスク領域Rmを除外して地金の付着度A’を算出すれば、自動的に地金の付着度への外乱要因の影響を抑止できる。
(実施例)
図11は、本実施の形態の地金付着度測定処理により地金の付着度を算出した結果を例示する。なお、ここでは、炉口部21が真上を向いた正立状態での傾動角を0°として、吹錬時および出鋼後のスラグの排滓時に、傾動角55°になったタイミングで、転炉2の炉口部21の中心軸の延長線上に設置されたエリアカメラ12により、転炉2の炉口部21の周辺を撮像した。なお、地金部R2と転炉内部R3との自発光の輝度差を生じさせるため、地金部R2と転炉内部R3との画素のハレーションを防止するように、エリアカメラ12のシャッタースピードを調整した。また、地金が付着していない状態の転炉2の炉口部21の撮像画像上での面積S0を予め算出し、適当なメモリに記憶させた。
図11に示すように、測定時に外乱要因による影響を抑止すると、時間の経過(吹錬の実施回数の増加)と共に地金の付着度A’が増加する傾向にある。これは、吹錬の実施回数が増すにつれ、地金の付着量が増加するためである。一方、外乱要因による影響を抑止しない場合には、時間の経過(吹錬の実施回数)と地金の付着度Aとの関連性が見られない。これより、外乱要因による影響を抑止しないと地金の付着度を正確に測定できないことがわかる。このように、本実施の形態によれば、操業時に、自動的に外乱要因による影響を抑止して地金測定度を測定できる。
以上に説明したように、本実施の形態の地金付着度測定処理によれば、操業時に撮像した画像から転炉内部および地金の温度に依存して変動する輝度値を取得して地金の付着度を算出するので、操業時に稼働率を低下させることなく地金の付着度を測定することができる。その結果、操業時に地金の付着の状態を確認して地金を除去できるので、炉口部近傍の耐火物が地金の重みで地金とともに落下することを防止できる。また、転炉へのランス挿入時に発生するガスが付着した地金に妨げられずに転炉から抜けることができ、転炉の装置故障を防止することもできる。
上記実施の形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは上記記載から自明である。
1 炉口監視装置
11 角度測定器
12 エリアカメラ
13 地金付着度測定装置
131 撮像画像取得部
132 輝度分布取得部
133 地金部特定部
134 地金付着度算出部
2 転炉
21 炉口部
22 地金

Claims (4)

  1. 転炉の炉口部近傍における地金の付着度を測定する地金付着度測定方法であって、
    転炉の炉口部の周辺が撮像された撮像画像の輝度分布を取得するステップと、
    前記輝度分布から前記地金が撮像された地金部の輝度値の範囲を特定するステップと、
    前記地金部の輝度値の範囲に基づいて前記撮像画像上の前記地金部の面積を算出し、算出された面積に基づいて地金の付着度を算出するステップと、
    を含むことを特徴とする地金付着度測定方法。
  2. 前記撮像画像の所定の領域における輝度値の分布に基づいて外乱要因による影響を抑止するためのマスク領域を特定し、該マスク領域を除外して地金の付着度の予測値を算出し、該予測値を地金の付着度とすることを特徴とする請求項1に記載の地金付着度測定方法。
  3. 外乱要因が撮像された外乱部の形状に基づいて外乱要因による影響を抑止するためのマスク領域を特定し、該マスク領域を除外して地金の付着度の予測値を算出し、該予測値を地金の付着度とすることを特徴とする請求項1に記載の地金付着度測定方法。
  4. 転炉の炉口部近傍における地金の付着度を測定する地金付着度測定装置であって、
    転炉の炉口部の周辺が撮像された撮像画像の輝度分布図を取得する手段と、
    前記輝度分布図から前記地金が撮像された地金部の輝度値の範囲を特定する手段と、
    前記地金部の輝度値の範囲に基づいて前記撮像画像上の前記地金部の面積を算出し、算出された面積に基づいて地金の付着度を算出する手段と、
    を備えることを特徴とする地金付着度測定装置。
JP2012079749A 2012-03-30 2012-03-30 地金付着度測定方法および地金付着度測定装置 Expired - Fee Related JP6010972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012079749A JP6010972B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 地金付着度測定方法および地金付着度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012079749A JP6010972B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 地金付着度測定方法および地金付着度測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013209695A true JP2013209695A (ja) 2013-10-10
JP6010972B2 JP6010972B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49527790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012079749A Expired - Fee Related JP6010972B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 地金付着度測定方法および地金付着度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6010972B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101585737B1 (ko) * 2013-12-25 2016-01-14 주식회사 포스코 슬래그 제거장치 및 이를 이용한 슬래그 제거방법
JP2021123795A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 Jfeスチール株式会社 スタティック吹錬制御方法、温度補正項推定装置および転炉制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138964U (ja) * 1981-02-25 1982-08-31
JPH06215109A (ja) * 1992-08-17 1994-08-05 Oki Electric Ind Co Ltd 画像認識方式
JPH07175931A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Aichi Steel Works Ltd ノロ高さ測定装置
JPH0944671A (ja) * 1995-07-31 1997-02-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 高輝度物体認識装置
US6562285B1 (en) * 2000-11-15 2003-05-13 Metallurgical Sensors, Inc. Method and apparatus for detecting slag carryover
JP2006144114A (ja) * 2004-07-30 2006-06-08 Jfe Steel Kk 転炉スラグ流出量定量化方法、転炉の操業方法およびそれらの装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138964U (ja) * 1981-02-25 1982-08-31
JPH06215109A (ja) * 1992-08-17 1994-08-05 Oki Electric Ind Co Ltd 画像認識方式
JPH07175931A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Aichi Steel Works Ltd ノロ高さ測定装置
JPH0944671A (ja) * 1995-07-31 1997-02-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 高輝度物体認識装置
US6562285B1 (en) * 2000-11-15 2003-05-13 Metallurgical Sensors, Inc. Method and apparatus for detecting slag carryover
JP2006144114A (ja) * 2004-07-30 2006-06-08 Jfe Steel Kk 転炉スラグ流出量定量化方法、転炉の操業方法およびそれらの装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101585737B1 (ko) * 2013-12-25 2016-01-14 주식회사 포스코 슬래그 제거장치 및 이를 이용한 슬래그 제거방법
JP2021123795A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 Jfeスチール株式会社 スタティック吹錬制御方法、温度補正項推定装置および転炉制御装置
JP7173115B2 (ja) 2020-02-03 2022-11-16 Jfeスチール株式会社 スタティック吹錬制御方法、温度補正項推定装置および転炉制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6010972B2 (ja) 2016-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10845352B2 (en) Slag volume evaluation method for molten metal surface
JP6602238B2 (ja) 竪型炉における溶融物レベルの推定方法
JP4580466B2 (ja) 溶銑温度の検知方法及びこれを用いた高炉の操業方法
JP6164173B2 (ja) 転炉排出流判定装置、転炉排出流判定方法、溶銑予備処理方法、及び転炉予備処理の操業方法
JP2017150034A (ja) 精錬炉排出流の判定装置、精錬炉排出流の判定方法及び溶融金属の精錬方法
JP2015052148A (ja) 高炉の操業状況判定に基づく制御方法
JP6010972B2 (ja) 地金付着度測定方法および地金付着度測定装置
JP2015052149A (ja) 高炉の操業状況判定方法
JP6776180B2 (ja) 出銑温度測定装置および該方法
JP2007248148A (ja) 高炉出銑温度測定システム、高炉出銑温度測定方法、及びコンピュータプログラム
JP4419861B2 (ja) 転炉出鋼時のスラグ検出方法及び装置
JP6515342B2 (ja) 高炉羽口閉塞除去装置及び高炉羽口閉塞除去方法
JP6477751B2 (ja) 底吹き転炉の炉底羽口健全性評価方法、炉底羽口寿命延長方法及び底吹き転炉の操業方法
JP2014055315A (ja) 炉口排出滓流監視方法および転炉操業方法
JP2009002765A (ja) 耐火物のプロファイル測定方法及び耐火物の厚み測定方法
KR20150109518A (ko) 전기로에서 탕면의 높이를 측정하기 위한 영상 처리 장치 및 방법
JP5003204B2 (ja) 転炉からの出鋼方法
JP2016169436A (ja) スラグのフォーミング鎮静剤の投入方法および投入装置
TWI697561B (zh) 轉爐之底吹孔之熔損的評估方法
KR102201440B1 (ko) 고로의 풍구 감시 장치 및 그 제어 방법
JP4315122B2 (ja) コークス充填式竪型炉のレースウエイ深度測定方法および深度測定装置
JP2014032115A (ja) 耐火物の形状測定装置及び測定方法
JPH07260696A (ja) 転炉からの出鋼時のスラグ流出検出方法
RU2811810C1 (ru) Система и способ определения трехмерной информации о металлургическом сосуде и его модификации
JP7017973B2 (ja) 生下り判定装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6010972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees