JP2013209241A - 5−アミノレブリン酸含有固形肥料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施用回数が少なく、簡便に5−アミノレブリン酸の優れた植物成長促進効果を奏するための手段を提供することにある。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)下記一般式(I)
21NCH2COCH2CH2COR3 (I)
(式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩、
(B)骨粉、
(C)クエン酸
を含有することを特徴とする固形肥料。
【選択図】なし

Description

本発明は、5−アミノレブリン酸を含有する固形肥料及びその製造方法に関する。
5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩は、光合成活性の向上、CO2吸収能力向上呼吸抑制作用、クロロフィル含量向上作用、さらに優れた成長促進作用を示し、その結果発根促進、倒伏防止、収量向上、耐寒性向上、鮮度保持、緑色向上、緑色保持、健苗育成、器官の成長促進、分けつ数の増加、生育に要する期間の短縮、薬害軽減や挿し木等における活着向上効果に優れていることが知られている(特許文献1)。
5−アミノレブリン酸は水溶性物質であることから、植物への施肥方法としては液体に溶けた状態で植物に供給されるものであった。
特開平04−338305号公報
しかしながら、溶液を植物に施肥する方法は、至適濃度への希釈、植物体への散布や、根部へ灌水等、非常に手間がかかる方法であった。
また、溶液で与える場合、5−アミノレブリン酸による成長促進効果の持続期間としては2週間程度であることが知られており、十分な成長促進効果を得るためには定期的な数多くの投与が必要であった。
従って、本発明の目的は施用回数が少なく、簡便に5−アミノレブリン酸の優れた植物成長促進効果を奏するための手段を提供することにある。
かかる点から、本発明者は、5−アミノレブリン酸の施用手段について検討し、5−アミノレブリン酸を固形肥料原料とともに固形状に成形することに着目した。
しかし、固形肥料は、露地でも施肥が容易で、植物成長促進効果を有するだけでなく、長期の保存安定性が要求される。即ち、製造から流通過程での保存安定性はもちろんのこと、実際に施用する場面でも保存安定性に優れていることが望まれる。また、固形肥料は、製造過程において成形性をそこなうことなく、安定して製造できることも望まれる。
そこで、本発明者は、5−アミノレブリン酸が含有された固形肥料であって、成形性をそこなうことなく製造でき、かつ植物成長促進効果を有し、さらに保存安定性に優れた固形肥料を開発すべく、種々研究を重ねた結果、5−アミノレブリン酸含有固形肥料において、骨粉及びクエン酸を配合することにより、成形性をそこなうことなく製造でき、かつ長期保存安定性に優れた固形肥料が得られるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
[1]次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)下記一般式(I)
21NCH2COCH2CH2COR3 (I)
(式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩、
(B)骨粉、
(C)クエン酸
を含有することを特徴とする固形肥料。
[2]水分含有量が、固形肥料全量中に10質量%以下である[1]記載の固形肥料。
[3]成分(A)を0.0001〜1質量%、成分(B)を10〜80質量%、成分(C)を6〜20質量%含有する[1]又は[2]記載の固形肥料。
[4]次の工程(a)及び(b):
(a)成分(B)及び成分(C)を含む固形肥料原料混合物に、下記一般式(I)
21NCH2COCH2CH2COR3 (I)
(式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩(A)を含有する溶液を噴霧添加する工程、
(b)成型する工程
を含むことを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の固形肥料の製造方法。
本発明によれば、成形性をそこなうことなく製造でき、かつ長期保存安定性に優れた5−アミノレブリン酸含有固体肥料を提供することができる。
5−アミノレブリン酸含有固形肥料による小松菜成長促進効果を示す。Tukey-HSD検定を実施し、*は基肥料に対し5%水準、**は1%水準で有意差があることを示している。 5−アミノレブリン酸を含有する無機肥料による小松菜成長促進効果を示す。 クエン酸含有量と保存後の固形肥料中の5−アミノレブリン酸残存率の関係を示す。 水分含量と保存後の固形肥料中の5−アミノレブリン酸残存率の関係を示す。
本発明の固形肥料は、(A)一般式(I)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩と、(B)骨粉と、(C)クエン酸とを含有する。
一般式(I)中、R1及びR2で示されるアルキル基としては、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜18のアルキル基、特に炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基等が挙げられる。アシル基としては、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基、アルケニルカルボニル基又はアロイル基が好ましく、特に炭素数1〜6のアルカノイル基が好ましい。当該アシル基としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等が挙げられる。アルコキシカルボニル基としては、総炭素数2〜13のアルコキシカルボニル基が好ましく、特に炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基が好ましい。当該アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基等が挙げられる。アリール基としては、炭素数6〜16のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。アラルキル基としては、炭素数6〜16のアリール基と上記炭素数1〜6のアルキル基とからなる基が好ましく、例えば、ベンジル基等が挙げられる。
3で示されるアルコキシ基としては、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜16のアルコキシ基、特に炭素数1〜12のアルコキシ基が好ましい。当該アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、デシルオキシ基、ドデシルオキシ基等が挙げられる。アシルオキシ基としては、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルカノイルオキシ基が好ましく、特に炭素数1〜6のアルカノイルオキシ基が好ましい。当該アシルオキシ基としては、アセトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基等が挙げられる。アルコキシカルボニルオキシ基としては、総炭素数2〜13のアルコキシカルボニルオキシ基が好ましく、特に総炭素数2〜7のアルコキシカルボニルオキシ基が好ましい。当該アルコキシカルボニルオキシ基としては、メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ基、n−プロポキシカルボニルオキシ基、イソプロポキシカルボニルオキシ基等が挙げられる。アリールオキシ基としては、炭素数6〜16のアリールオキシ基が好ましく、例えば、フェノキシ基、ナフチルオキシ基等が挙げられる。アラルキルオキシ基としては、前記アラルキル基を有するものが好ましく、例えば、ベンジルオキシ基等が挙げられる。
一般式(I)中、R1及びR2としては水素原子が好ましい。R3としてはヒドロキシ基、アルコ
キシ基又はアラルキルオキシ基が好ましく、より好ましくはヒドロキシ基又は炭素数1〜12のアルコキシ基、特にメトキシ基又はヘキシルオキシ基が好ましい。
5−アミノレブリン酸誘導体としては、5−アミノレブリン酸メチルエステル、5−アミノレブリン酸エチルエステル、5−アミノレブリン酸プロピルエステル、5−アミノレブリン酸ブチルエステル、5−アミノレブリン酸ペンチルエステル、5−アミノレブリン酸ヘキシルエステル等が挙げられ、特に5−アミノレブリン酸メチルエステル又は5−アミノレブリン酸ヘキシルエステルが好ましい。
5−アミノレブリン酸およびその誘導体の塩としては、例えば塩酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、吉草酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩等の酸付加塩及びナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等の金属塩が挙げられる。5−アミノレブリン酸とその塩はそれぞれ単独でも、これらの2種以上を混合して用いることもできる。
5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩は、化学合成、微生物による生産、酵素による生産のいずれの方法によっても製造することができる。その生産物は、植物に対して有害な物質を含まない限り分離精製することなく、そのまま用いることができる。また、有害な物質を含む場合は、その有害物質を適宜、有害とされないレベルまで除去した後、用いることができる。
本発明の固形肥料中の成分(A)の含有量は、植物成長促進作用、保存安定性の点から、0.0001〜1質量%が好ましく、0.001〜1質量%がより好ましく、0.002〜0.8質量%がさらに好ましく、0.003〜0.6質量%がさらに好ましい。
本発明の固形肥料に用いられる成分(B)骨粉は、動物の骨の粉砕物であり、ここで動物の骨としては、牛、豚、ニワトリ、馬、羊、ヤギ、魚等の哺乳類、鳥類又は魚類の骨が挙げられる。また、粉砕前に加熱処理したもの、すなわち動物の骨を加熱処理した後粉砕したものが好ましい。当該骨粉としては、動物の生骨を加圧蒸製し、油分及び蛋白質の一部を除去して乾燥、粉砕した蒸製骨粉が好ましく、窒素、リン酸を含んでいるものが好ましい。
本発明の固形肥料に用いられる成分(B)骨粉の粒子径は、固形肥料の成形性の点から50mm以下が好ましく、0.1〜50mmがより好ましく、0.2〜30mmがさらに好ましく、0.2〜20mmが特に好ましい。ここで、骨粉の粒子径を0.1〜50mmとすることにより、5−アミノレブリン酸含有固形肥料の成形性を向上させることができ、安定して成形体を製造でき、また、製品品質を向上させることができる。一方、粒子径が0.1mm未満の骨粉では、5−アミノレブリン酸含有固形肥料を製造することは可能であるが、製造装置への原料付着が起こる可能性があり、その対策が必要となる場合がある。ここで粒子径は、通常の篩分けにより測定することができる。なお、造粒過程で、一定粒子径以上の成分(B)骨粉は粉砕されて本発明の固形肥料が製造されるため、本発明の固形肥料を構成する成分(B)骨粉の粒子径は、製造時の粒子径よりも小さくなる。
本発明の固形肥料中の成分(B)の含有量は、成形性、保存安定性及び植物成長促進作用の点から、10〜80質量%が好ましく、10〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%がさらに好ましく、10〜50質量%がさらに好ましい。また、本発明の固形肥料中の成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)は、成形性及び保存安定性の点から、0.00001〜0.1が好ましく、0.0001〜0.1がより好ましく、0.0001〜0.05がさらに好ましい。
本発明の固形肥料に用いられる(C)クエン酸は、固形肥料の保存安定性に大きく寄与する成分である。クエン酸としては無水物、一水和物のいずれも使用可能であり、本発明における含有量は無水物換算である。
本発明の固形肥料中の成分(C)の含有量は、保存安定性及び成形性の点から、6〜20質量%が好ましく、6〜15質量%がより好ましく、6〜10質量%がさらに好ましい。クエン酸の含有量が少ないと十分な保存安定性が得られず、多すぎると成形性が悪化する。
また、本発明の固形肥料中の成分(A)と成分(C)の含有質量比(A/C)は、保存安定性及び成形性の点から、0.0001〜0.15が好ましく、0.0001〜0.1がより好ましい。
本発明の固形肥料中の水分含有量は、保存安定性の点から10質量%以下が好ましく、1〜8質量%がより好ましく、1〜7質量%がさらに好ましく、1〜3質量%がさらに好ましい。
本発明の固形肥料は、前記成分以外に、ピートモス・ブラックピート等の腐植質、生ぬか、大豆油粕、菜種油かす、魚粕、乾燥菌体、フェザーミール等の固形有機質;これら以外に、植物成長調節剤、糖類、アミノ酸、有機酸、アルコール、ビタミン、ミネラル等を配合することができる。
植物成長調節剤としては、例えば、エピブラシノライド等のブラシノライド類、塩化コリン、硝酸コリン等のコリン剤、インドール酪酸、インドール酢酸、エチクロゼート剤、1−ナフチルアセトアミド剤、イソプロチオラン剤、ニコチン酸アミド剤、ヒドロキシイソキサゾール剤、過酸化カルシウム剤、ベンジルアミノプリン剤、メタスルホカンブ剤、オキシエチレンドコサノール剤、エテホン剤、クロキンホナック剤、ジベレリン、ストレプトマイシン剤、ダミノジット剤、ベンジルアミノプリン剤、4−CPA剤、アンシミドール剤、イナペンフィド剤、ウニコナゾール剤、クロルメコート剤、ジケブラック剤、メフルイジド剤、炭酸カルシウム剤、ピペロニルブトキシド剤等を挙げることができる。
糖類としては、例えばグルコース、シュクロース、キシリトール、ソルビトール、ガラクトース、キシロース、マンノース、アラビノース、マジュロース、スクロース、リボース、ラムノース、フラクトース、マルトース、ラクトース、マルトトリオース等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えばアスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、チロシン、グリシン、アルギニン、アラニン、トリプトファン、メチオニン、バリン、プロリン、ロイシン、リジン、イソロイシン等を挙げることができる。
有機酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、フタル酸、安息香酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、マロン酸、リンゴ酸、コハク酸、グリコール酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸、カプロン酸、カプリル酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸、レブリン酸等を挙げられ、特にクエン酸が好ましい。
アルコールとしては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、グリセロール等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えばニコチン酸アミド、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB5、ビタミンC、ビタミンB13、ビタミンB1、ビタミンB3、ビタミンB2、ビタミンK3、ビタミンA、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンK1、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、σ−トコフェロール、p−ヒドロキシ安息香酸、ビオチン、葉酸、ニコチン酸、パントテン酸、α―リポニック酸等を挙げることができる。
ミネラルとしては、例えば窒素、リン、カリウム、カルシウム、ホウ素、マンガン、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄、モリブデン、マグネシウム等を挙げることができる。
窒素源の種類としては、硝酸塩、アンモニウム塩が好ましく、さらに好ましくは硝酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムである。これらの濃度に特に制限は無いが、固形肥料中に窒素含量として1%以上含まれていることが好ましい。
リン源の種類としては、リン酸、亜リン酸が好ましく、さらに好ましくはリン酸である。これらの濃度に特に制限は無いが、固形肥料中にP25として1%以上含まれていることが好ましい。
これらの任意成分のうち、本発明の固形肥料中には、前記固形有機質、及び窒素源及び/又はリン源を含有するのが、植物成長促進効果の点から好ましい。前記固形有機質は、本発明の固形肥料中に30〜80質量%、特に50〜70質量%含有するのが好ましい。窒素源及びリン源は合計で2〜20質量%、特に5〜15質量%含有するのが好ましい。また、本発明の固形肥料は、他の組成の固形肥料と混合(バルクブレンド)して植物に最適な肥料組成として施肥することが可能である。
本発明の固形肥料の製造法としては、成分(A)を成分(B)と成分(C)とを含む肥料原料の混合物に噴霧添加し、造粒機で造粒させる方法が挙げられるが、これに限らず成分(A)を、予め造粒された成分(B)と成分(C)を含む肥料原料の混合物に噴霧添加してもよい。また、5−アミノレブリン酸の各種塩結晶を成分(B)および成分(C)と混合させても良い。
より具体的には、成分(B)および成分(C)を含む固形肥料原料の混合物の一部に成分(A)含有溶液を噴霧添加後、混合し、造粒機で粒状に成型することにより製造することができる。
本発明の固形肥料は、造粒後に乾燥させる。通常は自然乾燥で充分であるが、外気あるいは温風を用いて強制的に乾燥してもよい。
本発明の固形肥料の造粒で使用する造粒機は連続式、回分式いずれでもよく、充分に混合、造粒の効果が得られるものであればよい。一例としてペレット造粒機、タブレット型造粒機、回転混合ドラム、パン型造粒機、押出成形機等が挙げられる。
本発明の固形肥料の形状は、粒状であるのが使用性の点で好ましく、例えば粒径3〜10mmの粒状であるのがより好ましい。
本発明の固形肥料は、植物を植え付ける土壌にあらかじめ混ぜ込んだり、土壌の表面に埋め込んだり、植物周囲の土壌表面に投与することにより使用される。
本発明の固形肥料の処理時期としては、特に限定されないが、混ぜ込んで使用する場合は、植物を植える前に土壌に予め混ぜ込んでおくことが好ましく、追肥として使用する場合は、植物が成長している期間であればいつでもよい。
本発明の固形肥料の施肥量としては固形肥料の量として1〜1000kg/10aであればよい。
本発明の固形肥料の適用対象となる植物としては、5−アミノレブリン酸含有溶液の投与で効果のある植物全てである。好ましくは葉菜類であり、さらに好ましくは小松菜であるが、これに限定されない。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、これらは単に例示の目的で掲げられるものであって、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料の製造
硫酸アンモニウム、塩化カリウム、蒸製骨粉(粒径:0.1〜50mm)、菜種油かす、生ぬか、乾燥菌体、クエン酸で構成される肥料原料に、5−アミノレブリン酸として、0.3質量%、0.03質量%となるよう5−アミノレブリン酸塩酸塩(ALA・HCl)水溶液を噴霧添加し、ペレット造粒機で造粒した後、十分に温度を下げ、5−アミノレブリン酸含有固形肥料A〜Cをそれぞれ作製した。肥料原料は、肥料組成として、窒素(T−N)、リン酸(P25)、カリ(K2O)の含量でそれぞれ5−5−5%となるように配合した。この時、5−アミノレブリン酸塩酸塩を含まない同様の固形肥料Dも造粒した。調製した固形肥料A〜Dの組成を表1に示す。
ALA保存安定性の試験は、以下の方法で実施した。また、表1に示す固形肥料A〜Cについて、以下の方法で植物成長促進効果を評価した。
(1)保存安定性試験;40℃、外部湿度75%で密閉容器中に14日間保存した後の固形肥料に含まれる5−アミノレブリン酸含有量を測定した。試験前後の固形肥料中の5−アミノレブリン酸含有量から、次式に従って、5−アミノレブリン酸残存率を算出した。
残存率(%)=(試験後の固形肥料に含まれる5−アミノレブリン酸量(g)/試験前の固形肥料に含まれる5−アミノレブリン酸量(g))×100
(2)植物成長促進効果試験;
〔実施例2〕5−アミノレブリン酸含有有機化成肥料による小松菜成長促進効果
実施例1で得られた5−アミノレブリン酸含有固形肥料を用いて、小松菜の成長促進効果を試験した。直径15cmのポリマルチポットに培養土0.8kgと、試験肥料10gと混合し、小松菜を4粒播種した。この時、施肥量はそれぞれ窒素の要素量当たりで10aあたり28kgであった。試験に用いる肥料は、ALA非含有固形肥料DとALA含有固形肥料A〜Cのそれぞれとを9:1の割合で混合させることで、5−アミノレブリン酸含有量がそれぞれ0.03%、0.003%および0.0003%の固形肥料E〜Gを作製し試験に用いた。固形肥料E〜Gの組成は表2の通りである。播種30日後、本葉展開時にポット当たり1株に間引きを行った。施肥58日後に収穫し、新鮮重量を測定することで小松菜の成長量を評価した(n=100)。結果を図1に示す。
図1に示した通り、5−アミノレブリン酸含有固形肥料を施肥することで、有意にコマツナの成長が促進されることが分かった。
〔比較例1〕
固形有機質非含有固形肥料による小松菜成長促進効果
実施例1において、固形有機質のかわりに固形無機肥料原料を用い、この無機肥料原料に、5−アミノレブリン酸水溶液を噴霧することで、5−アミノレブリン酸濃度0.3、0.003%、0.003%の5−アミノレブリン酸含有無機肥料を作製した(5−アミノレブリン酸濃度0.3%の組成を組成5とする)。化成肥料の組成は、窒素(T−N)、リン酸(P25)、カリ(K2O)の含量でそれぞれ13−8−10%であった。
この5−アミノレブリン酸含有化成肥料を用いて、40℃、外部湿度75%で密閉容器中に14日間保存した後の化成肥料に含まれる5−アミノレブリン酸含有量を測定した。保存後の5−アミノレブリン酸残存率は30%であった。
さらに、30日間保存した後の固形肥料を用いて小松菜の成長促進効果を試験した。
実施例2と同様の方法でコマツナの栽培試験を行った(n=100)。結果を図2に示す。
図2に示した通り、5−アミノレブリン酸含有無機肥料は、ALA保存安定性が悪く、また、5−アミノレブリン酸を含有しない化成肥料と比較しても、植物成長促進効果を有しないことが分かる。
〔実施例3〕
固形肥料Aにおける蒸製骨粉として、粒径:0.1mm未満のものを使用する以外は、実施例1と同様にして表3に示す組成の固形肥料Hを調製した。固形肥料Aおよび固形肥料Hの製造状況(製造装置安定性)および成形性(製品製造性)、調製した固形肥料の品質について、結果を表4に示す。
原料として用いる骨粉について、製造時の原料付着等はあるものの、その粒子径によらず固形肥料を製造可能であることを確認した。
特に、表4にあるように、粒子径が0.1〜50mmの骨粉を原料として用いることにより、製造装置へ原料が付着することを防止することができ、安定的に固形肥料を製造することができる。
〔実施例4〕クエン酸含量の5−アミノレブリン酸含有固形肥料の保存安定性への影響
クエン酸含量を0、1、2、5、9.1%とする以外は、固形肥料Aと同様の組成で固形肥料I〜Lを配合した(ペレット造粒は未実施)。配合した固形肥料I〜Lについて、40℃、14日後の固形肥料中の5−アミノレブリン酸含有量を測定し、5−アミノレブリン酸残存率を算出した。結果を図3に示す。
図3より、クエン酸含有量が9.1%以下の固形肥料は、40℃、14日後の保存により5−アミノレブリン酸の残存率が大きく低下し、保存安定性が悪いことが分かる。一方、クエン酸含有量が9.1%の固形肥料は、長期間の保存を経ても70%以上の5−アミノレブリン酸残存率を有し、保存安定性に優れていることが分かる。
〔実施例5〕固形肥料中の水分量の5−アミノレブリン酸含有固形肥料の保存安定性への影響
表5に示す組成の固形肥料Mにおいて、吸湿させたもの(水分含量23%)、調製直後のもの(水分含量6.0%)、および40℃、14h乾燥を行なったもの(水分含量3.3%)の3種類の固形肥料について、40℃、外部湿度75%で密閉容器中に15日間保存した後の固形肥料に含まれる5−アミノレブリン酸含有量を測定した。保存後の固形肥料中の5−アミノレブリン酸残存率を図4に示す。
水分含量が23%の固形肥料は、長期間の保存により5−アミノレブリン酸の残存率が大きく低下し、保存安定性が悪いことがわかる。一方、水分含量が6.0%、3.3%の固形肥料は、長期間の保存を経ても80%以上の5−アミノレブリン酸残存率を有し、保存安定性に優れていることが分かる。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)下記一般式(I)
    21NCH2COCH2CH2COR3 (I)
    (式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩、
    (B)骨粉、
    (C)クエン酸
    を含有することを特徴とする固形肥料。
  2. 水分含有量が、固形肥料全量中に10質量%以下である請求項1記載の固形肥料。
  3. 成分(A)を0.0001〜1質量%、成分(B)を10〜80質量%、成分(C)を6〜20質量%含有する請求項1又は2記載の固形肥料。
  4. 次の工程(a)及び(b):
    (a)成分(B)および成分(C)を含む固形肥料原料混合物に、下記一般式(I)
    21NCH2COCH2CH2COR3 (I)
    (式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩(A)を含有する溶液を噴霧添加する工程、
    (b)成形する工程
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固形肥料の製造方法。
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