JP2013208971A - タイヤ除泥装置及び除泥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 農用タイヤに付着した土壌を強制的に除去することによって、ほ場内からの耕作土の持ち出しを最小限に抑えて舗装路面の汚染を軽減できる除泥装置を、簡易な実用性に優れる構造として、除泥作業の軽労化、省力化を実現する。
【解決手段】 農用タイヤ200に付着した泥を掻き落とす泥掻き落とし部1A〜Eと、泥掻き落とし部1A〜Eを農用タイヤ200表面方向に付勢するコイルバネ3とを備えている除泥装置であって、除泥ユニット10の本体部4に回動軸5を介して設けられた支持部2A〜Eの先端に設けられている泥掻き落とし部1A〜Eが所定方向に回動可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラクタに用いられる農用タイヤに付着した土壌をほ場(圃場)退出時に強制的に除去することによって、ほ場内からの耕作土の持ち出しを最小限に抑えて舗装路面の汚染を軽減できるタイヤ除泥装置及び除泥方法に関するものである。
トラクタ耕うん作業等をはじめとして、トラクタに付着した土壌が舗装路上に落下・飛散することによって地域の環境汚染や病害の拡散となっている点が従来から指摘されている。近年では、清掃を行い原状回復することを定めた条例が施行されている自治体もあり、都市近郊農地のみならず中山間農地の道路環境を美化・保全する観点から効果的な対応が求められる。
全国の地方公共団体(47都道府県)及び農業者(45道府県)を対象に行ったアンケート調査(2010生研センター)によれば、市民等から道路汚染被害の苦情・相談を受けたことが「有る」という自治体が全体の18%(207団体)であった。また、泥を路上に落下させた経験のある農業者は全体の94%(656人)であり、このうち9%が「清掃する暇がない(35%)」「面倒臭い(25%)」を理由に「全く清掃したことがない」という回答であった。また、自治体側からは原状回復を巡り原因者と通報者の調整や対処に苦慮した、さらに農業者側からは機械的な方法で清掃しなくても泥が落とせる仕組みが必要といった意見が寄せられている。
こうした背景からトラクタのタイヤに付着した士壌をほ場内作業時またはほ場退出時などに強制的に除去することによって、ほ場内からの耕作土の持ち出しを最小限に抑えて舗装路面の汚染を軽減できる除泥装置の開発が必要と考えられる。ただし、農用タイヤは乗用車のタイヤと異なり、軟弱なほ場内をスリップせずに走行できるようラグが設置されており、ラグとラグの間に入り込んだ土壌を除去することは簡単ではないため、それに対応した除泥装置とする必要がある。
従来技術のうち付着予防の対応技術としては、トレッドにラグを有する走行体にカバーシートを被せて泥付着を防止する技術、ゴム素材やフッ素樹脂コーティング材からなるカバーシートをタイヤトレッド面に被覆する技術、およびスポンジや発砲ゴム等からなる排泥シートをラグの谷間に接着する泥土剥離促進体技術等がある。しかし、いずれも事前準備に手間を要するとともにタイヤ常設によるけん引作業を考慮すると適していない。
また、外部動力等を利用した付着後の除泥対応技術としては、モータ駆動により回転体の泥落とし具をクローラ面に当接して掻き落とす技術、車両にタイヤ周部に向けて加圧空気を噴出するノズルを設けて空圧で泥落としする技術、またはタイヤを空転させるための車体のジャッキアップ装置を備え、安全フレームに水タンクと水噴射ノズル及び水噴射用のモータを設けて、後輪に水を噴射する走行車両等がある。この他、2t〜10tダンプトラックを主対象にして、簡易水槽を現場に設置し車両を通過させることで除泥するピット洗浄方式が実用化されている。しかしこれらの技術は、電源や水源等をはじめ外部動力が現場に必要であり、使用場所が限定される。
さらに、付着後の除泥対応技術としては、車両フェンダの後方に側面より後輪側に突出する泥掻き落としを設けて後輪に付着した泥土を掻取る技術、後輪車軸又は前輪車軸近傍に回動自在な脚を設けることで車両を圃場などでジャッキアップしてタイヤを空転させ付着した土泥を落とす技術(例えば、特許文献1)、スポーク車輪の車軸の回転中心より下位にコイルスプリングに設けた排泥部材により車輪に付着した泥を落とす技術(例えば、特許文献2)がある。
しかし、特許文献1に開示の技術には、装置の装着に車両改造を要するという問題がある。また、特許文献2に記載されている泥落とし装置は、車輪が回転すると、弾性体の撓みと形状復元とをもって、掻泥体と車輪との接触および車輪からの外れが繰り返される構成である。しかし、この泥落とし装置は、掻泥体がコイルスプリングに直接設けられていることから、掻泥体のコイル軸芯と車輪に対する角度が変化する結果、農用タイヤ特有のラグ間の泥を十分に取り除く作用が十分ではない。このため、従来、例えば、ラグ間の泥を取り除くための泥落とし具(例えば、特許文献3)を用いてラグ間に付着した泥を落とす作業が必要であった。
特開平2003−19949号公報 特開2007−168733号公報 特開2009−274655号公報
そこで、本発明は、トラクタの農用タイヤに付着した土壌を強制的に除去することによって、ほ場内からの耕作土の持ち出しを最小限に抑えて舗装路面の汚染を軽減できるタイヤ除泥装置及び除泥方法を提供することを目的としている。また、十分な耐久性を有し、軽量・コンパクトであるとともに簡易な構造により実用性に優れるタイヤの除泥装置を構成することにより、除泥作業の軽労化、省力化を実現することを目的としている。
請求項1に記載の本発明のタイヤ除泥装置は、農用タイヤに付着した泥を掻き落とす泥掻き落とし部と、前記泥掻き落とし部を前記農用タイヤ表面方向に付勢する弾性体部とを備えている除泥装置であって、前記掻き落とし部が所定方向に回動可能に除泥ユニットに設けられている。
この構成によれば、所定方向にのみ動くように掻き落とし部の動きを規制した状態で、弾性体で農用タイヤ表面方向に付勢することができる。このため、タイヤ表面の曲面(走行面、側面とも)に対する泥掻き落とし部は、その角度が所定範囲内となるように規制された状態で、農用タイヤの回転に伴ってその表面にラグが形成されているタイヤ曲面に追従することとなる。したがって、泥掻き落とし部の農用タイヤ表面に対する角度を除泥作用が良好な範囲に維持して、効果的な除泥を実現することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のタイヤ除泥装置において、前記掻き落とし部が、前記除泥ユニットに、前記農用タイヤ表面と前記掻き落とし部の角度を所定範囲内に維持可能にしている。この構成によれば、掻き落とし部の移動方向を回動方向に規制し、農用タイヤ表面と前記掻き落とし部の角度を除泥に好適な範囲内に維持することができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のタイヤ除泥装置において、前記掻き落とし部が複数に分割されており、かつ、分割された前記各掻き落とし部のそれぞれが個別に回動可能に設けられている。この構成により、農用タイヤの幅方向の各領域を効率良く除泥することができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載のタイヤ除泥装置において、前記除泥ユニットを除泥フレームに対して平行に回動可能に支持する収納用回動軸を備えており、前記収納用回動軸を中心軸として、前記前記除泥ユニットを回動させることにより、前記除泥ユニットを前記農用タイヤ後方の除泥位置と、前記農用タイヤの内側の格納位置とに移動可能である。この構成によれば、除泥装置を常時備えておき、除泥位置と格納位置とを、必要に応じて容易に移動させることができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載のタイヤ除泥装置において、前記農用タイヤの内側のトラクタ本体内側の下部リンク上方に、落下土回収袋を係止するための袋係止部を備えている。この構成によれば、農用タイヤの内側から除かれた泥を袋係止部に係止した落下土回収袋に回収することができる。このため、除泥により生じた泥の回収作業および除泥後のトラクタ本体から泥を取り除く作業を容易にすることができる。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の除泥装置において、前記泥掻き落とし部として、熱可塑性樹脂を用いている。
請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載のタイヤ除泥装置において、前記弾性体の付勢力を変化させる付勢力調整手段を備えている。この構成により、農用タイヤのラグ形状と用いられるほ場の泥質に応じて付勢力を調整することができる。
請求項8に記載の本発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のタイヤ除泥装置において、前記除泥ユニットを固定するフレームを備えており、前記フレームをオートヒッチに固定するための固定手段を備えている。この構成によれば、除泥装置の取付構造を簡略化することができる。ここで、「オートヒッチ(クイックヒッチ)」と呼ぶ装置は、油圧装置により昇降させることが可能な、作業機を取り付けるために用いられるものをいう。このオートヒッチ(クイックヒッチ)に固定する除泥フレームを介して除泥装置を取付けることにより、除泥装置の取付構造を簡易にすることができる。
請求項9に記載の本発明の除泥方法は、請求項1〜8の何れか1項に記載のタイヤ除泥装置を用いて行う除泥方法であって、作業現場において、除泥装置を格納位置から除泥位置へ切り替えて、農作業と平行して除泥作業を実施する。このように、農用タイヤのラグの間に泥が詰まってその駆動力が減少した場合に農作業と平行して除泥作業を実施することで、駆動力の維持、向上を実現することができる。
本発明のタイヤ除泥装置によれば、トラクタの農用タイヤに付着した土壌を強制的に除去することによって、ほ場内からの耕作土の持ち出しを最小限に抑えて舗装路面の汚染を軽減することが可能となる。また、十分な耐久性を有し、軽量・コンパクトであるとともに簡易な構造で、かつ実用性に優れるタイヤ除泥装置を構成することにより、除泥作業の軽労化、省力化を実現することが可能となる。
本発明の除泥方法によれば、必要に応じてタイヤ除泥装置を農作業と平行して用いることにより、農用タイヤへの泥の付着を防止し付着土の成長を抑制し、これによる駆動力の低下を抑制して、作業効率を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態であるタイヤ除泥装置の前方斜視図 図1のタイヤ除泥装置の後方斜視図 図1のタイヤ除泥装置が取付けられた状態を示す後方斜視図 図1のタイヤ除泥装置をオートヒッチ(クイックヒッチ)に取付けた状態を示す後方斜視図 除泥ユニットを農用タイヤ後方のタイヤ除泥位置に配した状態を示す平面図 除泥ユニットを農用タイヤ後方のタイヤ除泥位置に配した状態を示す側面図 泥掻き落とし部の農用タイヤに対する角度を説明する側面図 除泥ユニットの付勢力調整手段を示す斜視図 除泥ユニットの格納機構を説明する要部斜視図 除泥ユニットが所定位置に格納された状態を示す要部斜視図 本発明の第2の実施形態である落下土回収袋を係止するための袋係止部を備えたタイヤ除泥装置を示す前方斜視図 図11のタイヤ除泥装置による泥回収状態を示す図面代用写真
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜図9を参酌して、以下に説明する。
図1は本実施形態のタイヤ除泥装置を前方側から見た前方斜視図であり、図2は図1のタイヤ除泥装置を後方側から見た後方斜視図であり、図3は図1のタイヤ除泥装置が取付けられた状態を示す後方斜視図である。
図1〜3に示すように、本実施形態のタイヤ除泥装置100は、左右一対の農用タイヤ200に対応して、除泥ユニット10を2つ備えている。除泥ユニット10は、農用タイヤ200に付着した泥を掻き落とす泥掻き落とし部1A〜Eと、泥掻き落とし部1を支持する支持部2A〜2Eと、泥掻き落とし部1を農用タイヤ200表面方向に付勢する弾性体部としてのコイルバネ3を備えており、支持部2A〜Eが本体部4に回動可能に支持されている。以下では、泥掻き落とし部1A〜Eまたは支持部2A〜Eを区別しない場合、単に、泥掻き落とし部1または支持部2という。
泥掻き落とし部1は支持部2に対して着脱可能に構成されている。このため、泥掻き落とし部1を取り替えることにより、除泥ユニット10をラグ201の形状が異なる農用タイヤ200に対応させることができる。したがって、ほ場の泥質や地域に応じた異なる種類の農用タイヤ200への対応を低コストで実現することが可能となる。
泥掻き落とし部1の素材としては、耐久性、強度等の点から適切なものを用いれば良いが、低摩擦係数、高耐摩耗性のものが好ましく用いられる。例えば、金属材料や、高分子材料などを用いることができるが、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン,polyetheretherketone)材等の熱可塑性樹脂は、低摩擦係数、高耐摩耗性という性質を備え、かつ、軽量であることから好ましい。金属材料としては、鉄、アルミニウム、ステンレスなどが挙げられる。
支持部2は、泥掻き落とし部1とは反対側の端部付近において、所定範囲で回動可能な状態で回動軸5により本体部4に支持されている。このように、支持部2は回動軸5を中心とする回動方向に移動可能に除泥ユニット10の本体部4に設けられている。そして、支持部2の泥掻き落とし部1側の端部と本体部4の回動軸5付近の間にコイルバネ3が設けられている。このコイルバネ3の張力で支持部2を本体部4に近づく方向に付勢して、支持部2の先端に設けられている泥掻き落とし部1を農用タイヤ200の表面方向に付勢する。上記の構成により、農用タイヤ200表面方向に接している泥掻き落とし部1がコイルバネ3で付勢され、かつ、泥掻き落とし部1の農用タイヤ200に対する角度が所定範囲内に維持されている状態を維持して、泥掻き落とし部1をラグ形状が形成されている農用タイヤ200表面の曲面に追従させることができる。
そして、図3に示すように除泥ユニット10はそれぞれ、フレーム6とボルト7によって固定され、農用タイヤ200後方の除泥位置に位置する。フレーム6は、ベースプレート61がループ状の補強材62により連結補強されてなるものである。除泥ユニット10を農用タイヤ200内側の格納位置に移動させるための構成については、図8および図9を参酌して、後に説明する。
図4は、図1の除泥装置をオートヒッチ(クイックヒッチ)300に取付けた状態を示す後方斜視図である。同図はタイヤ除泥装置100をオートヒッチ(クイックヒッチ)300に取付けるための構成を説明するためのものであることから、除泥ユニット10の記載を省略している。
同図に示すように、オートヒッチ(クイックヒッチ)300は、トラクタ本体が備えている油圧装置により昇降させることが可能な、複数の作業機を取付けるために用いられる部材である。そして、オートヒッチ(クイックヒッチ)300は、トラクタのメーカーに共通のものとして寸法が規定されている。このため、オートヒッチ(クイックヒッチ)300にフレーム6を取付けることにより、タイヤ除泥装置100の取付構造を簡易なものとすることができる。
タイヤ除泥装置100は、オートヒッチ(クイックヒッチ)300に固定するための固定手段として、上部係止部8、センタブラケット9および孔91(図1参照)を備えている。上部係止部8は、トラクタから出ている上部リンク301に通したシャフト302と係合するものである。上部係止部8が上述のようにシャフト302と係合した状態で、それぞれフレーム6を跨いでいる2つのセンタブラケット9・9と、フレーム6の前方側から孔91・91を貫通するボルト(図示せず)とを嵌め合うことにより、タイヤ除泥装置100をオートヒッチ(クイックヒッチ)300に固定する。
このように、一般に用いられているオートヒッチ(クイックヒッチ)300をフレーム6の取付けに用いることにより、タイヤ除泥装置100を取付けるための構造を簡単にすることができる。ただし、本発明の除泥装置をトラクタに取付ける手段は、上述した固定手段に限られるものではなく、上部リンク301、下部リンク303・303の3点リンクに直接取付ける構成を用いることもできる。
図5は、除泥ユニット100を農用タイヤ200後方の除泥位置に配した状態を示す平面図である。同図に示すように、除泥ユニット10の支持部2は、支持部2A〜Eの5つに分割されており、かつ、農用タイヤ200の幅方向の中心線Cに対して左右対称に配置されている。また、泥掻き落とし部1も同様に、泥掻き落とし部1A〜Eの5つに分割されており、かつ中心線Cに対して左右対称に配置されている。このように支持部2の中心の支持部2Cを農用タイヤ200の中心線C上に位置させることにより、支持部2Cに設けられた泥掻き落とし部1Cにより、農用タイヤ200の幅方向中心付近の泥を効率良く取り除くことができる。なお、本実施形態では、支持部2Cのみ泥掻き落とし部1Cを複数備えている(図1参照)。これは、農用タイヤ200の除泥においては、その幅方向中心線C上の部分の除泥が特に困難であることに対応したものである。
図6は本実施形態のタイヤ除泥装置100の除泥ユニット10を農用タイヤ200後方の除泥位置に配した状態を示す側面図である。同図に示すように、支持部2の泥掻き落とし部1取付け部付近にコイルバネ3が係止されている。また、コイルバネ3の他端は本体部4の回動軸5付近の係止部41に係止されている。このコイルバネ3により、支持部2を介して泥掻き落とし部1を農用タイヤ200表面に対して所定の角度で押しつける方向に付勢することができる。
本発明の発明者は、農用タイヤ200表面の除泥において、泥掻き落とし部1の農用タイヤ200表面に対する角度を維持することが重要であることを見いだした。農用タイヤ200の回転に伴い、泥掻き落とし部1が農用タイヤ200の形状に沿って移動する。従来のように、泥掻き落とし部1をコイルバネ3に直接設けると、ラグ201を超える際に、農用タイヤ200に対する泥掻き落とし部1の角度が大きく変化してしまうことから、泥掻き落とし部1による除泥効率が低下してしまう。そこで、タイヤ除泥装置100では、泥掻き落とし部1を備えた支持部2を除泥ユニット10の本体部4に回動軸5を中心として回動可能に設ける構成としている。この構成により、農用タイヤ200の回転による除泥の際、泥掻き落とし部1を所定方向すなわち回動軸5を中心とする回動方向にのみ移動可能とすることができることから、泥掻き落とし部1の農用タイヤ200に対する角度の変化を抑制して所定範囲内に維持することが可能となる。したがって、泥掻き落とし部1が農用タイヤ200の形状に追従して移動するため、除泥効率を従来よりも向上させることができる。ここで「所定範囲内」とは、タイヤ除泥装置100による農用タイヤ200の除泥効果が良好な範囲をいう。
泥掻き落とし部1の農用タイヤに対する角度は、泥掻き落とし部1がラグ201を登坂および降坂するときに、泥掻き落とし部1の面とラグ201の面とが接触しない範囲に設定される。これにより、除泥効果を良好にすることができる。この点につき、図7を参照して以下に説明する。
図7は泥掻き落とし部の農用タイヤに対する角度を説明する側面図である。本実施形態のラグ201は農用タイヤ200表面から台形状に突出している。同図に白抜き矢印で示した方向に回転する農用タイヤ200のラグ201の上流側(泥掻き落とし部1と先に接する側)の側面と水平面Lが形成する角度をR(201−1)とし、下流側(泥掻き落とし部1と後に接する側)の側面と水平面Lが形成する角度をR(201−2)とする。泥掻き落とし部1の面と水平面が形成する角度Rを、R(201−1)<R<R(201−2)となるようにすれば、登坂および降坂の際、泥掻き落とし部1とラグ201との面接触を防いで良好な除泥効果を得ることができる。すなわち、ラグ201に乗り上げる時、泥掻き落とし部1の先端がラグ201の回転方向上流側の側面の根本にあたる際の角度RがR(201−1)よりも大きく、泥掻き落とし部1の先端がラグ201の回転方向下流側の側面に沿って落下する際の角度RがR(201−2)よりも小さくなるように、泥掻き落とし部1の角度を設定すれば、面接触を防いで良好な除泥効果を得ることができる。
ラグ201の面が曲面により形成される場合、その曲面の農用タイヤ200側端と頂部側端とを結んだ直線と水平面Lとが形成する角度を、上記R(201−1)および上記R(201−2)とする。
また、ラグ201の側面の水平面Lに対する角度に幅がある場合、回転方向上流側においては泥掻き落とし部1と接する範囲において最も大きい角度をR(201−1)とし、回転方向下流側においては、泥掻き落とし部1と接する範囲において最も小さい角度をR(201−2)とする。
なお、図8に示したように、ラグ201の両側面により形成される角の角度を2θとすれば、2θ=R(201−2)−R(201−1)となる。ここで、ラグ201の両側面により形成される角の二等分線が、泥掻き落とし部1がラグ201を乗り越える際に泥掻き落とし部1の面上に位置するよう、泥掻き落とし部1の角度Rを設定した場合、泥掻き落とし部1の角度RをR±θの範囲内に維持することにより、良好な除泥効果を奏することができる。本実施形態の除泥装置100のように、泥掻き落とし部1とは反対側の端部付近において、所定範囲で回動可能な状態で支持部2を回動軸5により本体部4に支持する構成によれば、泥掻き落とし部1の角度RをR±θの範囲内に維持することを容易に実現できる。
本実施形態において、泥掻き落とし部1の農用タイヤ200に対する角度とは、図6に示すように、泥掻き落とし部1表面を延長した面と水平面Lとがなす角Rをいう。同図では、泥掻き落とし部1Dの表面P(D)および泥掻き落とし部1Eの表面P(E)について、農用タイヤ200に対する角度R(D)およびR(E)を示している。除泥ユニット10では、上述したとおり、農用タイヤ200の中心線Cに対して泥掻き落とし部1A〜Eが左右対称に配置されている。このため、タイヤ除泥装置100の泥掻き落とし部1A〜Eでは、角度R(A)とR(E)とが同じであり、角度R(B)と角度R(D)が同じである。
本実施形態では、角度R(C)を40°、角度R(D)および角度R(B)を52°、角度R(E)および角度R(A)を45°に初期設定している。しかし、これは一例であり、泥掻き落とし部1とラグ201とが面接触しないように、ラグ201の形状に応じた数値に適宜設定すればよく、この例に限定されないことはいうまでもない。
また、ラグ201を乗り越える際に、泥掻き落とし部1が農用タイヤ200の表面から離れてしまうことは、除泥効率を低下させる原因となる。そこで、除泥ユニット10では、本実施形態では、掻き落とし部1を農用タイヤ200の幅方向に5つに分割している。この構成により、ラグ201を乗り越える際において、泥掻き落とし部1が農用タイヤ200の表面から離れる程度を抑制することができる。
農用タイヤ200は、その幅方向の中心線Cを中心として対象な形状のラグ201が互い違いに配されていることが多い。従来、農用タイヤ200の左右に分けて泥掻き落とし部を設ける構成が採用されていた。これに対して、除泥ユニット10の泥掻き落とし部1では、左右のラグ201に対応する泥掻き落とし部1を各2分割して、泥掻き落とし部1A・Bと、泥掻き落とし部1D・Eとしている(図5参照)。また、泥掻き落とし部1A〜Eは、各々別々に回動可能な支持部2A〜Eに設けられている。この構成により、農用タイヤ200の中心線Cの左右のそれぞれにおける、泥掻き落とし部1がラグ201の乗り越えるタイミング、すなわち、泥掻き落とし部1が農用タイヤ200の表面から離れるタイミングを異ならせることができる。このように、中心線Cの左右のそれぞれにおいて、泥掻き落とし部1が各ラグ201を乗り越える動作を別々に行うことにより、泥掻き落とし部1が農用タイヤ200の表面から離れることを抑制することができる。この結果として、泥掻き落とし部1の農用タイヤ200表面への追従が良好になり、除泥性能を向上させることが可能となる。
図8は除泥ユニット10の付勢力調整手段を示す斜視図である。同図に示すように、除泥ユニット10は、付勢力調整手段として、ボルト21およびナット22を備えている。以下、コイルバネ3の張力を変化させて泥掻き落とし部1の付勢力を変化させる機構について説明する。
図6に示すようにコイルバネ3は支持部2の泥掻き落とし部1側端部付近に設けられたボルト21の農用タイヤ200側の係止部211に係止されている。このボルト21は、図7に示すように、支持部2の孔を貫通し、農用タイヤ200とは反対側のナット22により固定されており、このナット22を回転させることにより、ナット22から突出するボルト21の長さXを変化させることができる。この長さXを変化させることにより、農用タイヤ200側においてコイルバネ3を係止する係止部211の位置を調整して、コイルバネ3の張力を変化させることができる。
より具体的には、所定範囲内で調整可能であるボルト21がナット22から突出する長さXを大きくするとコイルバネ3が引っ張られて張力が大きくなる。この結果、コイルバネ3による泥掻き落とし部1に対する付勢力が大きくなる。逆に上記長さXを小さくすると、コイルバネ3が縮む結果、コイルバネ3による泥掻き落とし部1に対する付勢力が小さくなる。
上述したように、本実施形態の除泥ユニット10は、ボルト21とナット22という簡単な機構により泥掻き落とし部1の付勢力調整機構を実現している。泥掻き落とし部1の付勢力を調整することにより、農用タイヤ200の種類や用いられる場所の泥の質などに応じて、除泥力を向上させることができる。
なお、本実施形態では、コイルバネ3を引きバネとして用いて、その引力により泥掻き落とし部1を付勢しているが、コイルバネ3により泥掻き落とし部1を付勢する構成はこれに限られるものではない。たとえば、コイルバネ3の伸長力により泥掻き落とし部1を付勢する構成を採用することもできる。具体的には、図6に破線で示したように、除泥ユニット10を上方に伸長し、この伸長した部分と支持部との間にコイルバネを押しばねとして配置する構成を採用すれば良い。この場合、例えば、同図に51で示す位置に回動軸を配置することができる。このほか、回動可能な支持部2A〜Eを圧縮バネで支持する構成でもよい。
タイヤ除泥装置100の使用時と非使用時における除泥ユニット10の位置を切り替えるための構成について、図9〜図10を参酌して、以下に説明する。
図9は、除泥ユニット10の格納機構を説明する要部斜視図である。同図に示すように、除泥ユニット10をフレーム6に固定するボルト7(図3参照)が外された状態において、除泥ユニット10は収納用回動軸11を中心としてフレーム6のベースプレート61面に対して略平行に回動可能に構成されている。収納用回動軸11を中心にして除泥ユニット10をフレーム6に対して回動させることにより、農用タイヤ200後方の除泥位置と農用タイヤ200の内側の格納位置との間で、除泥ユニット10を容易に移動させることができる。
具体的には、除泥ユニット10の泥掻き落とし部1を農用タイヤ200表面から引き離した状態(図中の矢印A)で、収納用回動軸11を中心軸として除泥ユニット10を農用タイヤ200の内側方向に回動させて倒す(図中の矢印B)。これにより、農用タイヤ200後方の除泥位置から農用タイヤ200の内側の格納位置に除泥ユニット10を移動させることができる。
なお、上記移動作業は、図9に示すように、除泥ユニット10の形状に対応した解除治具20を用いて行うことができる。なお、この解除治具20は、除泥ユニット10を格納位置から、除泥位置に戻す際(図中の矢印Bと反対の動き)、泥掻き落とし部1と農用タイヤ200のラグ201とを干渉させないためにも用いられる。
図10は、除泥ユニット10が所定位置に格納された状態を示す要部斜視図である。同図に示すように、収納用回動軸11を中心軸として約90度、農用タイヤ200の内側に除泥ユニット10を回動させた状態で、ベースプレート61の孔70を貫通させ、スナップピン12を除泥ユニット10の対応する孔72まで挿入する。スナップピン12は除泥ユニット10を格納位置で固定し、又は格納固定状態を解除するピンとして用いる。なお、孔70は、農用タイヤ後方の除泥位置に除泥ユニット10を固定する際に用いた孔を利用することができる。
除泥ユニット10を格納位置から除泥位置に戻す際は、スナップピン12を孔70・72から外し、格納位置への移動と反対の手順により行えば良い。
車輪式トラクタなどの農機機械に除泥ユニット10を常時備えておき、必要な場合にのみ除泥位置に配置することが容易になる。このため、例えば、作業現場の最後の行程の前に、除泥ユニット10を格納位置から除泥位置へ切り替えることにより、農作業と平行して除泥作業を実施することができる。
なお、タイヤ除泥装置100は、除泥ユニット10が除泥位置および格納位置の何れに位置する状態においても、油圧装置による昇降の際に、トラクタ本体および農用タイヤ200に接触することの無い位置に設けられる。
本実施形態のタイヤ除泥装置100は、フレーム6に除泥ユニット10を固定するボルト7を外すことにより、収納用回動軸11を中心軸として回動可能な状態にして、解除治具20を用いて除泥ユニット10を除泥位置から格納位置により移動させている。しかし、除泥ユニット10のフレーム6に対して移動、固定する機構を、モータ駆動による自動制御により行う構成としてもよい。
上記のように、本実施形態のタイヤ除泥装置100は、除泥ユニット10を常時備えておき、必要な場合にのみ除泥位置に配置することができる。このため、本実施形態のタイヤ除泥装置100を用いることにより、必要に応じて除泥ユニット10の位置を切り替え、除泥作業を農作業と平行して実施することができる。
農作業と平行して除泥作業を行う本発明の除泥方法によれば、ラグ201の間に泥が詰まることを防止できる。したがって、必要に応じて本発明の除泥方法を用いることにより、農用タイヤ200の駆動力を維持、向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、上述した実施形態の除泥ユニットに、落下土回収袋を係止するための袋係止部を備えた構成について説明する。この構成以外については、上述した実施形態において説明したものと同様である。
図11は落下土回収袋を係止するための袋係止部111を備えた本実施形態のタイヤ除泥装置110を示す前方斜視図である。同図に示すように、袋係止部111は、除泥ユニット10の内側に設けられた略矩形のリングにより構成されており、フレーム6に固定されている。この袋係止部111に、落下土回収袋が上方に開口した状態で係止しセットすることにより、袋係止部111にセットした落下土回収袋112が2つの農用タイヤ200の内側に落ちる泥を回収することができる。
図12は、図11の除泥装置による泥回収状態を示す図面代用写真であり、トラクタの上方からみた状態を示している。同写真に示すように、泥掻き落とし部1により農用タイヤ200表面から取り除かれた泥を落下土回収袋112の中に回収することができる。このため、取り除かれた泥が、例えば下部リンク303(図4参照)の上などに落ちること抑えることができる。なお、落下土回収袋112として、例えば、土嚢作製用に一般に用いられている袋などを用いれば、回収した泥の運搬が容易になる。
以上のように、本実施形態のタイヤ除泥装置110は、下部リンク303よりも上に設けられている袋係止部111にセットした落下土回収袋112により農用タイヤ200表面から除かれた泥を回収することができる。したがって、除泥作業後のトラクタ自体の掃除の負担を軽減することが可能となる。
本発明の除泥装置は、農業機械などを牽引するトラクタの農用タイヤに付着した泥を取り除くために常備可能な装置として有用である。
1A〜E 泥掻き落とし部
2A〜E 支持部
3 コイルバネ(弾性体)
4 本体部
5 回動軸
6 フレーム
7 ボルト
8 上部係止部(固定手段)
9 センタブラケット(固定手段)
91 孔(固定手段)
10 除泥ユニット
11 収納用回動軸
12 スナップピン
100、110 タイヤ除泥装置
111 袋係止部
112 落下土回収袋
200 農用タイヤ
201 ラグ
300 オートヒッチ(クイックヒッチ)
301 上部リンク
303 下部リンク

Claims (9)

  1. 農用タイヤに付着した泥を掻き落とす泥掻き落とし部と、前記泥掻き落とし部を前記農用タイヤ表面方向に付勢する弾性体部とを備えている除泥装置であって、
    前記掻き落とし部が所定方向に回動可能に除泥ユニットに設けられていることを特徴とする除泥装置。
  2. 前記掻き落とし部が、前記除泥ユニットに、回動軸により回動可能に設けられ、前記農用タイヤ表面と前記掻き落とし部の角度を所定範囲内に維持可能にしていることを特徴とする請求項1に記載の除泥装置。
  3. 前記掻き落とし部が複数に分割されており、かつ、分割された前記掻き落とし部のそれぞれが個別に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の除泥装置。
  4. 前記除泥ユニットを除泥フレームに対して平行に回動可能に支持する収納用回動軸を備えており、
    前記収納用回動軸を中心軸として、前記前記除泥ユニットを回動させることにより、前記除泥ユニットを前記農用タイヤ後方の除泥位置と、前記農用タイヤの内側の格納位置とに移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の除泥装置。
  5. 前記農用タイヤの内側のトラクタ本体内側の下部リンク上方に、落下土回収袋を係止するための袋係止部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の除泥装置。
  6. 前記泥掻き落とし部として、熱可塑性樹脂を用いていることを特徴とする請求項5に記載の除泥装置。
  7. 前記弾性体の付勢力を変化させる付勢力調整手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の除泥装置。
  8. 前記除泥ユニットを固定するフレームを備えており、前記フレームをオートヒッチに固定するための固定手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の除泥装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の除泥装置を用いて行う除泥方法であって、
    作業現場において、除泥装置を格納位置から除泥位置へ切り替えて、農作業と平行して除泥作業を実施することを特徴とする除泥方法。
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