JP2013208525A - フィルタフレームおよびフィルタユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ交換の簡易化、組み立ての容易化、フィルタフレームを構成する部材の保管性向上、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能の向上効果を奏するフィルタフレーム、および該フィルタフレーム内部にフィルタを納めたフィルタユニットの提供。
【解決手段】濾過対象物の流入面側あるいは濾過対象物の流出面側からフィルタを交換する額縁状のフィルタフレーム10であり、複数のフレーム板11と複数の留具から構成されていると共に、前記フレーム板同士の接する部分が前記留具によって連結されることで形成され、前記フレーム板は流出面側の端部に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり側壁21を備えており、前記側壁は濾過対象物の流入面側の主面に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり突出部23を備えている額縁状のフィルタフレーム。
【選択図】図2

Description

本発明は、フィルタフレームおよびフィルタユニットに関する。
食品や医療品の生産工場、精密機器の製造工場などにおいて、生産物が衛生的であると共に不純物により汚染されることがないように、あるいは、オフィス空間や居住空間の空調環境を清浄化するため、フィルタフレーム内部にフィルタを納めたフィルタユニットを用いて、外気などの気体を清浄化し室内に取り入れることが行なわれている。また、河川の水などの液体を清浄化して工業用水として使用するため、あるいは、生活用水を清浄化するため、前記フィルタユニットを用いて液体を清浄化することが行なわれている。
上述のようにして使用されるフィルタユニットを構成するフィルタフレームには、例えば、フィルタ交換の簡易化、組み立ての容易化、フィルタフレームを構成する部材の保管性向上、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能など諸機能の向上が求められている。そして、このような諸機能が向上したフィルタフレームを用いて構成されるフィルタユニットは、例えば、フィルタ交換の簡易化、組み立ての容易化、保管性向上、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能など諸機能が向上する。
フィルタユニットを構成するフィルタフレームとして、例えば、米国特許第6793703号(以降、特許文献1と称する)が開示する外枠、特開2004-283756号公報(以降、特許文献2と称する)が開示するフレームなどが知られている。
特許文献1が開示する外枠を図7-8に、特許文献2が開示するフレームを図9-10に図示する。
特許文献1に開示されている外枠(16)は、長尺状の金属板に対して外枠(16)を形成した際のコーナー部分となる3箇所(24,26,28)にV字型の切れ目を入れ、これを折り曲げた後に前記金属板の端部同士(30,32)を重ね合わせた所をリベット(図示せず)により固定することで構成されている。また、リブ(44)と濾過対象物の流出面側の脚(40)との間に支持体(20)を設けることで、フィルタエレメント(18)とリブ(44)との間に支持体(20)が介在しないため、フィルタエレメント(18)とリブ(44)の間に空隙が発生するのを防ぐことができ、濾過した流体へ濾過対象物が侵入し難い。
しかしながら、特許文献1に係る発明では、組み立てに長尺状の金属板を折り曲げ加工する工程が必須であることから、外枠(16)の組み立てが容易ではないという問題を有している。更に、特許文献1に係る外枠(16)の構成部材は、外枠(16)における長辺の長さの約4倍の長さを有する長尺状の金属板であることから、保管のために幅広い空間が必要となり保管性に劣るという問題を有している。
また、引用文献2は、フレーム(12)の側面側から濾過材(30a)を着脱可能に挿入することで濾過材(30a)を交換する、ユニット交換型フィルタ装置の技術分野に係る従来技術において、フレーム片a(12a)へ正確に濾過材(30a)を取り付けることが困難であるという問題、および、下部フレームへ濾過材(30a)を挿入した際にフレーム片a(12a)と下部フレームの端部同士をぴったり突き当てることが困難であるという問題を解決するため、下部フレームを構成する2つの側板(12c)及び1つの底板(12b)の内部に断面略L字型の規制板(16)を設けると共に、フレーム片a(12a)の内部に断面略L字型の突出部(17、17a)を設けたことを特徴とする発明である。
そして、特許文献2に開示されているフレーム(12)は、フレーム片a(12a)および下部フレームの各側辺と、突出部(17、17a)および規制板(16)との間に支持体(特許文献2の補強杵(21)に相当)を設けることで、フレーム片a(12a)および下部フレームと濾過材(30a)との間に空隙が発生するのを防ぐことができる、という効果を奏する。
更に、上述したフレーム片a(12a)の内部に突出部(17、17a)が存在していることによって、フレーム片a(12a)へ正確に濾過材(30a)を取り付けることができると共に、下部フレームを構成する2つの側板(12c)及び1つの底板(12b)の内部に規制板(16)が存在していることによって、下部フレームへ濾過材(30a)を挿入することで、フレーム片a(12a)と下部フレームの端部同士をぴったり突き当てることができる、という効果を奏するフレーム(12)である。
しかしながら、特許文献2に係る発明は、濾過材(30a)をフィルタユニットの側面側から交換することを特徴とした発明であることから、特許文献2の発明に係る構成を備えるフィルタユニットを、例えば、工場壁面や空調装置の内部に挿入した状態で使用すると、濾過材(30a)の交換を行なう際に壁面や装置からフィルタユニットを取り外す工程、及び、壁面や装置にフィルタユニットを挿入する工程が必要となり、濾過材(30a)の交換が面倒であるという問題を有している。
米国特許第6793703号(Claim、Fig.4、Fig.6など) 特開2004-283756号公報(特許請求の範囲、0002-0006、0009-0014、図1-3など)
本発明は、フィルタ交換の簡易化、組み立ての容易化、フィルタフレームを構成する部材の保管性向上、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能の向上効果を奏するフィルタフレーム、および該フィルタフレーム内部にフィルタを納めたフィルタユニットの提供を目的とする。
本発明は、
[1]「複数のフレーム板と複数の留具から構成されていると共に、前記フレーム板同士の接する部分が前記留具によって連結されることで形成された、濾過対象物の流入面側あるいは濾過対象物の流出面側からフィルタを交換する、額縁状のフィルタフレームであって、
(1)前記フレーム板は流出面側の端部に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり、側壁を備えており、
(2)前記側壁は濾過対象物の流入面側の主面に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり、突出部を備えている、
ことを特徴とする額縁状のフィルタフレーム。」
[2]「請求項1に記載の額縁状のフィルタフレーム内部に、フィルタを備えてなる、フィルタユニット。」
である。
本発明のフィルタフレームは、「濾過対象物の流入面側あるいは濾過対象物の流出面側からフィルタを交換する、額縁状のフィルタフレーム」であるため、例えば、フィルタフレーム内部にフィルタを納めてなるフィルタユニットを、工場壁面や空調装置の内部に挿入した状態で使用した場合であっても、濾過対象物の流入面側あるいは濾過対象物の流出面側からフィルタを交換できて、フィルタの交換のために壁面や装置からフィルタフレームを取り外す、及び、フィルタの交換後に壁面や装置へフィルタフレームを設置し直す必要がなく、フィルタ交換を簡易に行なうことができる。
また、本発明のフレームは、「複数のフレーム板と複数の留具から構成されていると共に、前記フレーム板同士の接する部分が前記留具によって連結されることで形成された」ものであるため、フレーム板を加工することなくフィルタフレームを容易に組み立てることができる。
なお、フレーム板や留具における長辺方向の長さは、フィルタフレームにおける長辺方向の長さ以下の長さとなるため、フレーム板や留具の保管には幅広い空間が不要であり保管性に優れる。
そして、本発明のフィルタフレームは、「(1)前記フレーム板は流出面側の端部に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり、側壁を備えており、
(2)前記側壁は濾過対象物の流入面側の主面に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり、突出部を備えている」ため、フィルタフレームにおいて突出部が額縁状に連結されて形成されるものとなり、額縁状に連結された突出部をフィルタの一方の主面における周囲全体と直接接触させることができる。
また、前記側壁における濾過対象物の流入面側の主面に支持体を設ける場合であっても、前記側壁の主面と突出部の間(前記側壁の主面と突出部が隣接する空間内)に支持体を挿入できるため、フィルタとフィルタフレームとの間に支持体が介在するのを防ぐことができる。
そのため、本発明のフィルタフレームは、フィルタとフィルタフレームとの間に空隙が発生するのを防ぐことができる。
以上から、本発明のフィルタフレームを用いることで、フィルタ交換を簡易に行なうことができ、組み立てが容易であり、フィルタユニットを構成する各部材の保管性に優れ、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れるフィルタユニットを調製することができる。
そして、本発明のフィルタユニットは、「請求項1に記載の額縁状のフィルタフレーム内部に、フィルタを備えてなる、フィルタユニット」であるため、フィルタ交換を簡易に行なうことができ、フィルタユニットの組み立てが容易であり、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れるフィルタユニットである。
本発明のフィルタフレームを、フィルタフレームにおける濾過対象物の流入面側からみた模式的正面図である。 本発明のフィルタフレームを構成するフレーム板の、横断面における模式的断面図である。 本発明のフィルタフレームを構成する留具の、模式的斜視図である。 本発明のフィルタフレームにおける流入面側と流出面側を結ぶ直線と直交する平面で、前記フィルタフレームを切断した際の模式的断面図の一部を拡大した、模式的断面図である。 本発明のフィルタフレーム内部にフィルタを備えてなるフィルタユニットを、フィルタユニットにおける濾過対象物の流入面側からみた模式的正面図である。 図5のフィルタユニットを横断する線分b-b’により、前記フィルタユニットを切断した際の模式的断面図の一部を拡大した、模式的断面図である。 特許文献1が開示するエアフィルタ装置の、模式的断面図である。 特許文献1が開示する外枠を調製できる金属板の、模式的側面図である。 特許文献2が開示するユニット交換型フィルタ装置の、模式的斜視図である。 特許文献2が開示するユニット交換型フィルタ装置の、模式的断面図である。
本発明のフィルタフレームについて、本発明のフィルタフレームを、フィルタフレームにおける濾過対象物の流入面側からみた模式的正面図である図1を用いて説明する。
図1は本発明のフィルタフレーム(10)の一例を図示しており、図1の紙面上の手前側が濾過対象物の流入面側(以降、流入面側と称する)であり、図1の紙面上の奥側が濾過対象物の流出面側(以降、流出面側と称する)である。
図1に図示されたフィルタフレーム(10)は、長辺方向における各端部が45°に切り取られた形状の4つのフレーム板(11)および4つの略L字型の留具(図1では図示せず)を用いて構成されており、各フレーム板(11)における長辺方向の端部同士が留具によって連結されることにより、フレーム板(11)同士の接する部分(120)が形成されてフィルタフレーム(10)の四隅を構成している。
その結果、額縁状の形状をしたフィルタフレーム(10)が形成されており、流入面側あるいは流出面側からフィルタフレーム内部(13)にフィルタ(図1では図示せず)を挿入してフィルタフレーム内部(13)にフィルタを納めることができる。
なお、本発明でいうフィルタフレーム内部(13)とは、後述するように、フィルタフレーム(10)を構成するフレーム板(11)における側板(21C)によって囲われた空間を指す。
本発明のフレーム板(11)について、本発明のフィルタフレームを構成するフレーム板の、横断面における模式的断面図である図2を用いて説明する。なお、本発明でいうフレーム板(11)の横断面とは、フレーム板(11)の長辺方向と直交する平面でフレーム板(11)を切断した際の断面を指す。
フレーム板(11)は、主として側板(21C)、側壁(21B)、突出部(23)から構成されており、側板(21C)における流出面側(B)の端部に、フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり側壁(21B、以降、流出面側側壁と称する)を備えている。
なお、図2では、側板(21C)における流入面側(A)の端部にも、フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり側壁(21A、以降、流入面側側壁と称する)を備えてなる、横断面形状が略コ字型のフレーム板(11)を図示している。
そして、フレーム板(11)は流出面側側壁(21B)における流入面側(A)の主面(図2における、紙面上の上方向の主面)に、前記フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり、突出部(23)を備えている。なお、図2では、横断面形状が略L字型の突出部(23)が備えられてなるフレーム板(11)を図示している。
本発明のフィルタフレーム(10)を構成する留具(31)について、本発明のフィルタフレームを構成する留具の、模式的斜視図である図3を用いて説明する。
図3では、留具(31)形状の一例として、底面形状が略L字型であり前記底面と垂直方向に高さを有する留具(31)の模式的斜視図を図示している。また、図3に図示した留具(31)における高さは、後述する図4に図示されているように、フレーム板(11)における側板(21C)と突出部(23)が隣接する空間に、略L字型の留具(31)の一部を挿入してフレーム板(11)同士の接する部分(120)を形成できるように、高さが調整されている。
複数のフレーム板(11)同士の接する部分(120)が留具(31)によって連結されている態様について、本発明のフィルタフレームにおける流入面側と流出面側を結ぶ直線と直交する平面で、前記フィルタフレームを切断した際の模式的断面図の一部を拡大した、模式的断面図である図4を用いて説明する。
図4では、各フレーム板(11)における側板(21C)と突出部(23)と流出面側側壁(21B)によって3方が挟まれた空間に、略L字型の留具(31)の一部が挿入されることで、各フレーム板(11)同士が連結されている。
また、各フレーム板(11)同士が略L字型の留具(31)によって連結されていることによって、各フレーム板(11)を構成している流出面側側壁(21B)、側板(21C)、突出部(23)もまた、フレーム板(11)同士の接する部分(120)において互いに連結されている。なお、各フレーム板(11)が流入面側側壁(21A、図4では図示せず)を備えている場合には、流入面側側壁(21A)もまた、フレーム板(11)同士の接する部分(120)において互いに連結されるものとなる。
そのため、額縁状のフィルタフレーム(10)はフレーム板(11)同士の連結によって、前記模式的断面図において額縁状に連結された形状を有する突出部(23)を備えるものとなる。
本発明のフィルタフレーム(10)は上述の構成を備えていることで、例えば、工場壁面や空調装置の内部に挿入した状態で使用した場合であっても、フィルタフレーム(10)の濾過対象物の流入面側(A)あるいは濾過対象物の流出面側(B)からフィルタ(図1-4では図示せず)を交換でき、フィルタの交換のために壁面や装置からフィルタフレーム(10)を取り外す、及び、フィルタの交換後に壁面や装置へフィルタフレーム(10)を設置し直す必要がない。そのため、本発明のフィルタフレーム(10)を用いることによって、フィルタ交換を簡易に行なうことができる。
また、本発明のフィルタフレーム(10)は、複数のフレーム板(11)と複数の留具(31)から構成されていると共に、前記フレーム板(11)同士の接する部分(120)が前記留具(31)によって連結されることで形成されているため、フレーム板(11)を加工することなくフィルタフレーム(10)を容易に組み立てることができる。
また、フィルタフレーム(10)の各辺はフレーム板(11)により構成されているため、フレーム板(11)における長辺方向の長さは、フィルタフレーム(10)における長辺方向の長さ以下の長さとなることから、フレーム板(11)や留具(31)の保管には幅広い空間が不要であり保管性に優れる。
そして、本発明のフィルタフレーム(10)は、
1.フレーム板(11)が流出面側(B)の端部に、フレーム板の長辺方向全体にわたり、流出面側側壁(21B)を備えており、
2. 流出面側側壁(21B)における濾過対象物の流入面側(A)の主面に、フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり突出部(23)を備えている、
ことによって、フィルタフレーム(10)は額縁状に連結された突出部(23)を備えるものとなり、額縁状に連結された突出部(23)をフィルタ(53)の一方の主面における周囲全体と直接接触させることができ、流出面側側壁(21B)の流入面側(B)の主面に支持体(図1-4では図示せず)を設ける場合であっても、流出面側側壁(21B)の流入面側(A)の主面と突出部(23)が隣接する空間内に支持体を挿入できるため、フィルタとフィルタフレーム(10)との間に支持体が介在するのを防ぐことができる。
そのため、本発明のフィルタフレーム(10)は、フィルタとフィルタフレーム(10)との間に空隙が発生するのを防ぐことができる。
以上から、本発明のフィルタフレーム(10)を用いることで、フィルタ交換を簡易に行なうことができ、組み立てが容易であり、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れるフィルタユニットを調製することができる。
次いで、本発明のフィルタユニットについて、本発明のフィルタフレーム内部にフィルタを備えてなるフィルタユニットを、フィルタユニットにおける濾過対象物の流入面側からみた模式的正面図である図5、および、図5のフィルタユニットを横断する線分b-b’により、前記フィルタユニットを切断した際の模式的断面図における、フレーム板(11)側の一部を拡大した、模式的断面図である図6を用いて説明する。
なお、図5-6では、フィルタユニット(50)が備えるフィルタとして、布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)から構成されていると共に、フィルタユニット(50)における濾過対象物の流入面側(図5における、紙面上の手前側、図6における、紙面上の上方向側)の主面で布帛又は積層体(52)が露出しており、また前記布帛又は積層体(52)の露出部分の周囲を織物又は編物(51)が囲む態様をなすフィルタ(53)を図示している。
また、図6では、流出面側側壁(21B)および突出部(23)が隣接する空間内に支持体(61)が設けられた態様のフィルタユニット(50)を図示している。
図5-6に図示したフィルタユニット(50)において、フィルタ(53)はフィルタフレーム内部(13)で突出部(23)と直接接触しており、そしてフィルタ(53)は流入面側側壁(21A)とも接触した態様で納められている。
本発明のフィルタユニット(50)は、上述したフィルタフレーム(10)を用いて構成されているため、例えば、工場壁面や空調装置の内部に挿入した状態で使用した場合であっても、フィルタフレーム(10)の濾過対象物の流入面側(A)あるいは濾過対象物の流出面側(B)からフィルタ(53)を交換でき、フィルタ(53)の交換のために壁面や装置からフィルタユニット(50)を取り外す、及び、フィルタの交換後に壁面や装置へフィルタユニット(50)を設置し直す必要がない。そのため、本発明のフィルタユニット(50)のフィルタ交換は簡易に行なうことができる。
また、本発明のフィルタユニット(50)は、上述したフィルタフレーム(10)を用いて構成されているため、フレーム板(11)を加工することなくフィルタフレーム(10)を容易に組み立てることができるため、フィルタユニット(50)もまた容易に組み立てることができる。
そして、本発明のフィルタユニット(50)は、
1. フィルタユニット(50)を構成しているフレーム板(11)が流出面側(B)の端部に、フレーム板の長辺方向全体にわたり、流出面側側壁(21B)を備えており、
2. 流出面側側壁(21B)における濾過対象物の流入面側(A)の主面に、フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり突出部(23)を備えている、
ことによって、フィルタフレーム(10)は額縁状に連結された突出部(23)を備えるものとなり、額縁状に連結された突出部(23)をフィルタ(53)の一方の主面における周囲全体と直接接触させることができ、流出面側側壁(21B)の流入面側(B)の主面に支持体(61)を設ける場合であっても、流出面側側壁(21B)の流入面側(A)の主面と突出部(23)が隣接する空間内に支持体を挿入できるため、フィルタとフィルタフレーム(10)との間に支持体が介在するのを防ぐことができる。
そのため、本発明のフィルタユニット(50)は、フィルタとフィルタフレーム(10)との間に空隙が発生するのを防ぐことができることで、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れる。
本発明のフィルタユニット(50)は、上述した本発明のフィルタフレーム(10)を用いて構成されているため、フィルタ(53)交換を簡易に行なうことができ、組み立てが容易であり、フィルタユニット(50)を構成する各部材の保管性に優れ、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れるフィルタユニット(50)である。
本発明の詳細について、以下に説明する。
フレーム板(11)の形状は、流出面側側壁(21B)における流入面側(A)の主面(図2および図6において、側壁(21B)における、紙面上の上方向の主面)に、前記フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり突出部(23)を備えており、フィルタユニット(50)においてフィルタが(53)が突出部(23)と直接接触できる形状を成しているのであれば、特に限定されるものではなく、求める用途に使用可能なフィルタフレーム(10)を構成することができるように、適宜調製する。
図1および図4-5では、長辺方向における各端部が45°に切り取られた態様のフレーム板(11)を図示しているが、フレーム板(11)の長辺方向における各端部の形状は、フレーム板(11)同士が連結可能である限り、特に限定されるものではなく適宜調整することができ、例えば、フレーム板(11)における端部の形状は、略四角形の形状であってもよい。
図1-2および図5-6では、フレーム板(11)が流入面側側壁(21A)を備えていることによって、横断面形状が略コ字型となったフレーム板(11)を図示しているが、側板(21C)に流出面側側壁(21B)のみが存在する、横断面形状が略L字型となったフレーム板(11)であってもよい。
なお、図2および図6では、流入面側側壁(21A)が、流出面側側壁(21B)に向かい傾いだ形状を図示しているが、流入面側側壁(21A)と流出面側側壁(21B)とが平行をなすものであってもよい。
突出部(23)は流出面側側壁(21B)における流入面側(A)の主面(図2および図6において、側壁(21B)における、紙面上の上方向の主面)に、前記フレーム板(11)の長辺方向全体にわたり存在している。
前記主面において突出部(23)が設けられている位置は適宜調製することができ、限定されるものではないが、フレーム板(11)が側板(21C)と突出部(23)の隣接する空間を備えており、前記空間へ留具(31、図2では図示せず)の一部を挿入することでフレーム板(11)同士を強固に連結できるように、突出部(23)が設けられている位置を調整するのが好ましい。
また、流出面側側壁(21B)における濾過対象物の流入面側(A)の主面に支持体(61、図2では図示せず)を設ける場合には、流出面側側壁(21B)と突出部(23)の隣接する空間が形成されるようにして、前記空間へ支持体(61)の一部を挿入することができるように、突出部(23)が設けられている位置を調整するのが好ましい。
図2および図6では、横断面形状が略L字型の突出部(23)を備えるフレーム板(11)を図示しているが、突出部(23)の形状や大きさは適宜調整することができる。突出部(23)の横断面形状として、略L字型の他にも、例えば、略I字型、略T字型などとすることができる。フィルタフレーム内部(13)にフィルタ(53、図2では図示すせず)を納めた際に、フィルタと突出部(23)との接触面積が広いほど、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐことができることから、突出部(23)として横断面形状が略L字型あるいは略T字型の突出部(23)を用いるのが好ましい。
フレーム板(11)を構成する素材は限定されず、例えば、樹脂、アルミニウムやスチールやステンレスなどの金属などを用いることができる。
また、フレーム板(11)の調製方法は適宜選択するものであるが、例えば、溶融した樹脂や金属を押し出し成型機に供することでフレーム板(11)を調製する方法、溶融した樹脂や金属を型に流しこみフレーム板(11)を調製する方法、樹脂板や金属板を折り曲げてフレーム板(11)の形状に加工して調製する方法、複数の樹脂板や複数の金属板同士を溶接あるいは接着してフレーム板(11)の形状に加工して調製する方法などを採用することができる。
なお、流出面側側壁(21B)における流入面側(A)の主面に突出部(23)を形成する方法として、例えば、溶融した樹脂や金属を押し出し成型機に供することでフレーム板(11)の形成と同時に突出部(23)を形成する方法、溶融した樹脂や金属を型に流しこみフレーム板(11)の形成と同時に突出部(23)を形成する方法、形成されたフレーム板(11)の流出面側側壁(21B)における流入面側(A)の主面に突出部(23)を接着や溶接によって設ける方法などを挙げることができる。
留具(31)の底面形状や高さは、フレーム板(11)同士を連結できる限り、特に限定されるものではなく適宜調整することができ、形状として略L字型の他にも、例えば、略T字型、略十字型などを採用することができる。
留具(31)を構成する素材や調製方法は限定されず、フレーム板(11)と同様の素材や調製方法を採用することができる。
フィルタフレーム(10)はフィルタフレーム内部(13)にフィルタ(53)を備えることができ、求める用途に使用可能な大きさとなるように調製するものであり、フィルタユニット(50)においてフィルタが(53)が突出部(23)と直接接触できる形状を成しているのであれば、フィルタフレーム(10)の外寸や内寸における、横の長さ(図1と図5における、紙面上の左右方向の長さ)、縦の長さ(図1と図5における、紙面上の上下方向の長さ)、奥行きの長さ(図2と図6における、紙面上の上下方向の長さ)などは限定されるものではなく、適宜調整するが、フィルタフレーム(10)の外寸における横の長さおよび縦の長さは、それぞれ20cm〜100cmであることができる。また、縦の長さと横の長さが同じであることが好ましい。また、フィルタフレーム(10)の外寸における奥行きの長さは、1cm〜5cmであることが好ましく、2cm〜3cmであることがより好ましい。
そして、フィルタフレーム(10)を流入面側(A)からみた際の形状として、図1では正方形形状のフィルタフレーム(10)を図示しているが、流入面側(A)からみた際の形状が長方形形状のフィルタフレーム(10)を調製してもよい。また、例えば、略T字型や略十字型の留具(31)を用いて3つ以上のフレーム板(11)を一つの留具(31)によって連結させてフィルタフレーム(10)を構成する、複数のフィルタフレーム(10)同士を接着あるいは拘束して固定するなどして、複数のフィルタフレーム(10)が連結してなる態様を調製してもよい。
なお、フィルタフレーム(10)はフィルタフレーム内部(13)にフィルタ(53)を固定できるように、例えば、クリップ、パチン錠、キックバネなどのフィルタを拘束可能な部材を備えることができる。また、前記部材は、例えば、他の布帛、メッシュ、棒状部材、フィルタフレーム内部(13)に収納可能な額縁状内枠などを介して、前記拘束可能な部材によりフィルタ(53)をフィルタフレーム(10)に固定できる態様であってもよい。
フィルタを構成する部材は限定されるものではなく、濾過対象物の種類や大きさによってフィルタの態様を適宜調整するのが好ましい。フィルタを構成可能な部材として、例えば、不織布や織物や編物などの布帛などを採用することができる。
布帛を構成する繊維成分は特に限定されず、例えば、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなど)、スチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリエーテル系樹脂(ポリエーテルエーテルケトン、ポリアセタール、変性ポリフェニレンエーテル、芳香族ポリエーテルケトンなど)、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、全芳香族ポリエステル樹脂など)、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド系樹脂(例えば、芳香族ポリアミド樹脂、芳香族ポリエーテルアミド樹脂、ナイロン樹脂など)、二トリル基を有する樹脂(例えば、ポリアクリロニトリルなど)、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスルホン系樹脂(ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなど)、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなど)、セルロース系樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂などの公知の有機ポリマー、金属アルコキシド(ケイ素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、ホウ素、スズ、亜鉛などのメトキシド、エトキシド、プロポキシド、ブトキシドなど)が重合した無機ポリマーなどの公知の無機系化合物が重合してなるポリマー、あるいは、金属、ガラスなど無機材料を用いることができる。
これらの繊維成分を構成可能なポリマーは、直鎖状ポリマーまたは分岐状ポリマーのいずれからなるものでも構わず、またポリマーがブロック共重合体やランダム共重合体、多成分のポリマーが混和したものでも構わず、またポリマーの立体構造や結晶性の有無がいかなるものでも、特に限定されるものではない。
また、これら例示以外のポリマーや無機材料も使用可能であり、例示以外のポリマーや無機材料も含め、2種以上のポリマーや無機材料からなる繊維成分を用いることもできる。
布帛を構成する繊維は、例えば、溶融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡糸法、直接紡糸法(メルトブロー法、スパンボンド法、静電紡糸法など)、複合繊維から一種類以上の繊維成分を除去することで繊維径が細い繊維を抽出する方法、繊維を叩解して分割された繊維を得る方法など公知の方法により得ることができる。
布帛を構成する繊維は、一種類あるいは複数種類の繊維成分から構成されてなるものでも構わない。複数種類の繊維成分からなる繊維として、一般的に複合繊維と称される、例えば、芯鞘型、海島型、サイドバイサイド型、オレンジ型などの態様であることができる。
布帛を構成する繊維の繊度は、特に限定されるべきものではなく、求める通気抵抗の値や濾過対象物の大きさに合わせて、適宜調整することができるが、本発明に係るフィルタを粗塵捕集のためのプレフィルタとみなして使用する場合、布帛を構成する繊維の繊度は1デシテックス〜50デシテックスであるのが好ましく、10デシテックス〜40デシテックスであるのがより好ましく、15デシテックス〜35デシテックスであるのが最も好ましい。
なお、本発明でいう「繊度」は、JIS L1015 化学繊維ステープル試験方法に基づき測定する。
布帛として不織布を用いる場合、前記不織布の調製方法として、例えば、カード装置やエアレイ装置などに供することで繊維を絡み合わせて不織布の態様とする乾式不織布、繊維を溶媒に分散させシート状に抄き不織布の態様とする湿式不織布、直接法(メルトブロー法、スパンボンド法、静電紡糸法、紡糸原液と気体流を平行に吐出して紡糸する方法(例えば、特開2009-287138号公報に開示の方法など)など)を用いて繊維の紡糸を行うと共にこれを捕集する方法を用いることができる。そして、このようにして調製された不織布における繊維の絡合の程度を調整するため、不織布をニードルパンチ装置や水流絡合装置に供することができる。
また、布帛を構成する繊維同士を一体化するため、繊維同士をバインダで一体化する、あるいは、布帛を構成する繊維のうち1種類以上の繊維成分が、他の繊維成分よりも低い融点を備えている場合には、布帛を加熱処理することで前記繊維成分を融着させて、繊維同士を一体化することができる。
布帛には、例えば、難燃剤、触媒粒子、または脱臭剤などの機能性材料を含ませて、多機能化することもできる。機能性材料の含有形態としては、例えば、布帛を構成する繊維に機能性材料を練り込んだ形態、ホットメルト不織布(熱可塑性樹脂からなるメルトブロー不織布など)を介して布帛の主面に機能性材料を接着して担持した形態、布帛を構成する熱可塑性樹脂からなる繊維の主面に加熱した機能性材料を接触させ、繊維主面に機能性材料一部埋没させて担持させた形態(例えば、特開2004−3070号公報に開示の布帛など)などとすることができる。
布帛の目付は特に限定されるべきものではなく、適宜調整することができるが、100g/m〜1000g/mであるのが好ましく、200g/m〜800g/mであるのがより好ましく、300g/m〜600g/mであるのが最も好ましい。
また、布帛における両主面の最短距離の長さである布帛の厚さは、フィルタフレーム内部(13)にフィルタを収められるように調整されているのであれば、特に限定されるべきものではなく、求める通気抵抗あるいは通液抵抗の値に合わせて、適宜調整することができるが、布帛における厚さは9mm〜29mmであるのが好ましく、12mm〜26mmであるのがより好ましく、17mm〜23mmであるのが最も好ましい。
なお、本発明では、目付とは主面の面積1mあたりにおける質量をいい、厚さとは高精度デジタル測定機(ライトマチック(VL−50A) (株)ミツトヨ)により計測した、2.0kPa加重時の5点の厚さの算術平均値をいう。
布帛を単層でフィルタとして使用しても良いが、同一の布帛を複数枚積層一体化してなる積層体をフィルタとして使用する、あるいは、同一の布帛を一体化することなく複数枚積層してなる積層体をフィルタとして使用することもできる。あるいは、複数種類の布帛を複数枚積層一体化してなる積層体をフィルタとして使用する、あるいは、複数種類の布帛を一体化することなく複数枚積層してなる積層体をフィルタとして使用することもできる。
また、図5、図6が図示するフィルタ(53)のように、上述した布帛又は積層体(52)の外周を、編物又は織物(51)で被覆してなるフィルタ(53)を使用することもできる。
特に、本発明者らは上述した布帛又は積層体(52)の外周を、捕集対象となる虫の大きさよりも小さな平均開口径を備える編物又は織物(51)により被覆してなるフィルタ(53)を採用することで、濾過対象物の一種である虫が、フィルタ(53)を通過するのを防ぐ機能が発揮されたフィルタユニット(50)を得られることを見出した。
この理由は、完全に判明していないが、捕集対象となる虫の大きさよりも小さな平均開口径を備える層を有するフィルタ(53)であることによって、虫がフィルタ(53)を通過するのを防ぐことができると共に、また、織布や編物(51)は繊維同士が一定のパターンによって絡み合い、不織布よりも繊維の配列がより均一で、かつ繊維同士の間隔や空隙の大きさが変化し難いため、虫が織物又は編物(51)を構成している繊維を移動させ、繊維同士の間隔や空隙の大きさを拡大して織物又は編物(51)を通過しようとするのを防ぐことができるためであると考えられる。
そのため、織物又は編物(51)が備える平均開口径の大きさは、捕集対象となる虫の大きさよりも小さいと共に、求める通気抵抗あるいは通液抵抗の値に合わせて適宜調整するのが好ましい。
例えば、捕集対象となる虫が、クロバネキノコバエ科、ショウジョウバエ科、チョウバエ類などの蝿や、イガ類の蛾である場合には、織物又は編物(51)が備える平均開口径の大きさは、1mm未満であるのが好ましく、800μm以下であるのがより好ましく、600μm以下であるのがより好ましく、400μm以下であるのが最も好ましい。
また、例えば、捕集対象となる虫がより大きさの小さい、アザミウマなどの虫である場合には、織物又は編物(51)が備える平均開口径の大きさは、350μm以下であるのが好ましく、300μm以下であるのがより好ましく、200μm以下であるのが最も好ましい。
平均開口径の大きさの下限値は、求める通気抵抗あるいは通液抵抗の値に合わせて適宜調整するのが好ましく、限定されるものではないが、現実的には100μm以上である。
なお、本発明でいう「開口径」とは、織物又は編物(51)における主面の電子顕微鏡写真をもとに、開口の面積を測定し、前記開口の面積と同じ面積をもつ円の直径をいう。そして、本発明でいう「平均開口径」とは、無作為に選んだ50個の開口における各開口径の合計値を開口の数(50個)で割った平均値をいう。
織物又は編物(51)の目付は特に限定されるべきものではなく、適宜調整することができるが、20〜120g/m2であるのが好ましく、40〜100g/m2であるのがより好ましく、60〜80g/m2であるのが最も好ましい。
また、織物又は編物(51)の厚さは、特に限定されるべきものではなく、求める通気抵抗あるいは通液抵抗の値に合わせて、適宜調整することができるが、0.05mm〜1mmであるのが好ましく、0.2mm〜0.4mmであるのがより好ましい。
織物又は編物(51)が布帛又は積層体(52)を被覆する態様は、虫が織物又は編物(51)を通過することを防ぐことができる態様となるように、適宜調整するのが好ましいが、フィルタユニット(50)における流入面側(A)にのみ布帛又は積層体(52)が露出している態様となるように、織物又は編物(51)で布帛又は積層体(52)の外周を被覆するのが好ましい。
図5-図6では、布帛又は積層体(52)の露出形状が正方形形状となるように、織物又は編物(51)が布帛又は積層体(52)の外周を被覆している態様を図示しているが、布帛又は積層体(52)の露出形状は限定されるものではなく、例えば、多角形形状、角が丸められているなどしてなる略多角形形状、円形形状などとすることができる。
フィルタ(53)の一方の主面の面積に占める布帛又は積層体(52)の露出面積の割合は、通気抵抗あるいは通液抵抗の値に合わせて適宜調整することができるが、79%〜97%であるのが好ましく、82%〜94%であるのがより好ましく、85%〜91%であるのが最も好ましい。
織物又は編物(51)が布帛又は積層体(52)を被覆する態様は限定されるものではなく、布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)を分別可能となるように被覆しても、バインダを使用するあるいは熱溶着するなどして布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)を一体化することで分別不可能な態様で被覆してもよい。
布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)を分別可能となるように被覆すると、織物又は編物(12)に捕捉され、布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)の間に存在している虫を、フィルタ(53)から容易に除去することができる。更に、分別した織物又は編物(51)と布帛又は積層体(52)を洗浄することで、織物又は編物(51)や布帛又は積層体(52)に捕集された塵埃を除去して、フィルタ(53)の濾過性能の回復を容易に行うことができる。
そのため、布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)が分別可能となるように、布帛又は積層体(52)に織物又は編物(51)を被覆するのが好ましい。
布帛又は積層体(52)と織物又は編物(51)が分別可能なフィルタ(53)を調製する場合、織物又は編物(51)が意図せず布帛又は積層体(52)の外周から外れるのを防ぐことができるように、織物又は編物(51)は布帛又は積層体(52)の一部を露出可能な開口部分を備えた袋状あるいは箱状をしていると共に、布帛又は積層体(52)の露出部分を囲む織物又は編物(51)の縁部分の全体あるいは一部に、例えば、ヒモあるいはゴムヒモなどの紐状体(図示せず)を設けるのが好ましい。
織物又は編物(51)の縁部分に紐状体を設けることで、織物又は編物(51)で布帛又は積層体(52)の外周を被覆した後、紐状体をしばることで、あるいは、紐状体の備える伸張回復能力によって、布帛又は積層体(52)の露出部分を囲む織物又は編物(51)の縁部分をすぼめて布帛又は積層体(52)の露出部分を小さくすることで、織物又は編物(51)が意図せず布帛又は積層体(52)の外周から外れることを防ぐことができる。
なお図6では、平板状のフィルタ(53)を用いてなるフィルタユニット(50)を図示しているが、立体加工したフィルタ(53)を用いることもできる。フィルタ(53)を立体加工する方法として、例えば、レシプロ式やロータリー式、セミロータリー式などのプリーツ加工機による方法、ジグザグ形状に成形された一対の押し型でプレスする方法、ヒートシーラーで溶融加工した部分が山あるいは谷となるように手で折り屈曲させる方法、対をなすギアあるいはパターンロールで挟み込んで折る方法などを採用することができる。
また、フィルタ(53)を波状に屈曲した際の、波の高さや波同士の間隔など形状は適宜、調整することができる。
しかし、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能がより向上できるフィルタユニット(50)を調製する必要がある場合には、フィルタ(53)と突出部(23)との接触面積が大きくなり易いように、平板状のフィルタ(53)用いてフィルタユニット(50)を調製するのが好ましい。
本実施例において、特定の寸法、形状、配置関係、数値的条件など、本発明の理解を容易とする程度に特定条件を例示して説明するが、本発明はこれら例示形態にのみ限定されるものではなく、この発明の目的の範囲内で変形又は変更を行うことができる。
(実施例1)
(1)不織布の調製方法
ポリエステル繊維A(繊度:17デシテックス、繊維長:51mm)42.5重量%、ポリエステル繊維B(繊度:22デシテックス、繊維長:76mm)5重量%、ポリエステル繊維C(繊度:33デシテックス、繊維長:76mm)20重量%、および、モダアクリル繊維(繊度:17デシテックス、繊維長:64mm)32.5重量%を均一に混綿し、カーディングすることで得た繊維ウェブを、クロスレイヤーにより繊維の配向方向を交差させ積層して、目付が230g/m2のクロス繊維ウェブを得た。
次に、スチレンブタジエンゴム、塩化ビニリデン、塩化ビニル・アクリル酸エステル共重合体を混合してなるエマルジョンに、三酸化アンチモン系化合物の難燃剤を混ぜ合わせた接着剤を用意した。
クロス繊維ウェブに接着剤を付与した後、乾燥機にて乾燥させ、固形分で350g/mの接着剤によって繊維同士を接着させ、目付が580g/m2、厚さが2cmの不織布を得た。
このようにして調製した不織布を縦59.5cm、横59.5cmとなるように切り取った。
(2)箱状の織物の調製方法
ポリエステル系繊維の織物(平均開口径:200μm、目付:20g/m、厚さ:80μm)を縦67.5cm、横67.5cmに切り取り、切り取った織物を、1つの面の中央部に開口を有する直方体状に折り曲げ、織物同士が重なっている部分を縫い合わせることで、不織布の露出部分を囲むことのできる、一部に開口を備える箱状に立体加工された織物(以降、箱状の織物と称する、縦:59.516cm、横:59.516cm、高さ:2.016cm)を調製した。なお、箱状の織物における開口の形状は、一辺55.5cmの正方形形状であった。
(3)フィルタの調製方法
箱状の織物の内部に不織布を単に挿入することで、箱状の織物と不織布を分別可能な状態で、一方の主面にのみ不織布が露出しているフィルタを調製した。なお、フィルタの外形はたて:59.516cm、よこ:59.516cm、高さ:2.016cmであり、フィルタにおける不織布の露出部分の大きさは一辺55.5cmの正方形形状であった。
(4)フィルタフレームの調製方法
図2に図示している横断面形状を備えるフレーム板と同様の形状のフレーム板、および、図3に図示している留具と同様の形状の留具を、押し出し成型機を用いて、各々4つずつ調製した。
なお、調製したフレーム板の構成は以下の通りであった。
・流入面側側壁と突出部との最短距離の長さ:11.3mm
・流出面側側壁と突出部が隣接する空間における、流出面側側壁と突出部の、フレーム板の高さ方向(図2と図6における、紙面上の上下方向)における最短距離の長さ:4.5mm
・側板と突出部が隣接する空間における、側板と突出部のフレーム板の横方向(図2と図6における、紙面上の左右方向)における最短距離の長さ:1.5mm
・フレーム板の横方向(図2と図6における、紙面上の左右方向)における、突出部がフィルタと接触可能な長さ:9mm
・フレーム板の長辺方向における各端部の形状:45°に切り取られた形状

また、調製した留具の構成は、フレーム板への挿入部分同士が成す角度が90°の略L字型の底面形状を有すると共に、前記底面に対する垂直方向の高さが2cmであった。
そして、フレーム板の各端部における側板と突出部が隣接する空間に、留具を挿入すると共に、流出面側側壁と突出部が隣接する空間に支持体として、線径2mmの金属棒により構成された一辺80mmの正方形形状の開口を網目状に有する金網(以降、金網と称する)を挿入して、図5及び図6に図示している態様のようにして、フレーム板同士の接する部分同士(45°に切り取られた各端部同士)が留具によって連結されてなるフィルタフレームを調製した。
このとき、各フレーム板の端部が連結していることによって、フレーム板を構成している流入面側側壁、流出面側側壁、側板、突出部もまた、フレーム板同士の接する部分において互いに連結されており、フィルタフレームは額縁状に連結された突出部を備えるものであった。
なお、このようにして調製したフィルタフレームにおける、フレーム板同士が留具によって連結されている態様は、図4に図示しているフレーム板同士が留具によって連結されている態様と同様であった。
なお、調製したフィルタフレームの構成は以下の通りであった。
・フィルタフレームの外寸における、横の長さ(図1と図5における、紙面上の左右方向の長さ):61cm
・フィルタフレームの外寸における、縦の長さ(図1と図5における、紙面上の上下方向の長さ):61cm
・フィルタフレームの外寸における、奥行きの長さ(図2と図6における、紙面上の上下方向の長さ):2.5cm
・フィルタフレームを流入面側からみた際の、フィルタフレーム内部の大きさ:一辺55.9cmの正方形形状

以上のようにして調製したフィルタフレームの形状は、図5に図示したように、フィルタフレームにおける流入面側からみた模式的正面図が額縁状であり、フィルタフレームの各辺はフレーム板により構成されているものであった。
(5)フィルタ装置の調製方法
濾過対象物の流入面側から流出面側にかけて、順に、濾過対象物の取込口、フィルタフレームを挿入できる部位、送風ファン、濾過対象物の吐出口を備えるフィルタ装置を用意した。
そして、フィルタフレームをフィルタ装置の内部に挿入し、フィルタフレームにおける側面部分全体とフィルタ装置を接触させた。なお、フィルタ装置における流出面側に、流出面側側壁が面するようにしてフィルタフレームを挿入した。

次いで、フィルタフレームにおける流入面側から、上述のようにして調製したフィルタを納めて単に挟持することで、フィルタをフィルタフレームに分別可能な状態で固定して、図5に図示しているフィルタユニットと同様の態様をなす、フィルタユニットを備えるフィルタ装置を調製した。
このとき、フィルタにおける流入面側の主面はフィルタフレームにおける流入面側側壁と接触しており、フィルタにおける流出面側の主面における周囲全体が額縁状に連結されて形成された突出部と直接接触するものであった。なお、金網がフィルタと突出部の間に介在していないため、フィルタと突出部との間に空隙は発生していなかった。
(比較例1)
実施例1の((4)フィルタフレームの調製方法)で調製したフレーム板の代わりに、突出部を備えていないこと以外の構成が実施例1で調製したフレーム板と同一のフレームを調製し、実施例1と同様にしてフィルタフレームを調製した。

上述のようにして調製したフィルタフレームにおける、流出面側側壁の流入面側主面に支持体として実施例1と同じ金網を置いて、フィルタフレームを調製した。

次いで、フィルタフレームにおける流入面側から、実施例1と同じフィルタを納めて単に挟持することで、フィルタをフィルタフレームに分別可能な状態で固定して、図5に図示しているフィルタユニットと同様の態様をなす、フィルタユニットを備えるフィルタ装置を調製した。
このとき、フィルタにおける流入面側の主面はフィルタフレームにおける流入面側側壁と接触しており、フィルタにおける流出面側の主面は金網と接触するものであった。そのため、フィルタと金網との間に空隙が発生していた。
以上のようにして調製した、実施例1および比較例1に係るフィルタ装置を、以下に説明する測定方法に供することで、実施例1および比較例1で調製したフィルタフレームが発揮する、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能を評価した。
(測定方法)
フィルタ装置における流入面側の空間に、生存しているミカンキイロアザミウマの成虫を、実施例1では135匹投入し、比較例1では141匹投入した。なお、測定に使用したミカンキイロアザミウマの成虫の大きさを電子顕微鏡写真をもとに測定したところ、ミカンキイロアザミウマの成虫の体長方向と直交する方向における長さは、いずれの固体においても350μmより大きいものであった。

フィルタ装置の送風ファンを稼動し、風速が2.5m/sとなるように調整することで、流入面側の空間の空気をフィルタ装置における取込口から取り込み、フィルタユニットを通過させて濾過して、濾過した空気をフィルタ装置における吐出口から放出した。
10日間のあいだ送風ファンを可動し続けた後、フィルタ装置に挿入されているフィルタユニットの流入面側からフィルタを取り外し、フィルタを構成している不織布中および不織布と織物との間に捕集されていたミカンキイロアザミウマの成虫の匹数(C1)、フィルタ装置における濾過対象物の流出面側に存在するミカンキイロアザミウマの成虫の匹数(C2)を各々測定した。
そして、測定した各匹数を以下の式に代入することで、実施例1および比較例1で調製したフィルタフレームが発揮する、ミカンキイロアザミウマの成虫の捕集効率(%)を算出し、表1にまとめた。
捕集効率(%)={C1/(C1+C2)}×100
Figure 2013208525

測定の結果、実施例1に係るフィルタフレームを備えるフィルタユニットにおける、ミカンキイロアザミウマの成虫の捕集効率(%)は91.9%であったのに対して、比較例1に係るフィルタフレームを備えるフィルタユニットにおける、ミカンキイロアザミウマの成虫の捕集効率(%)は80.1%であった。
そのため、本発明のフィルタフレームは、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れることが判明した。
また、本発明のフィルタフレームは、濾過対象物の流入面側あるいは濾過対象物の流出面側からフィルタを交換できて、フィルタの交換のために壁面や装置からフィルタフレームを取り外す、及び、フィルタの交換後に壁面や装置へフィルタフレームを設置し直す必要がなく、フィルタ交換を簡易に行なうことができた。
更に、本発明のフレームは、フレーム板を加工することなく留具によって連結して、フィルタフレームを組み立てることができ、フレーム板や留具における長辺方向の長さは、フィルタフレームにおける長辺以下の長さであり、フレーム板や留具の保管には幅広い空間が不要であり保管性に優れていた。
そして、本発明のフィルタユニットは、上述の特徴を備えるフィルタフレーム内部に、フィルタを備えてなる、フィルタユニットであるため、フィルタ交換を簡易に行なうことができ、フィルタユニットの組み立てが容易であり、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能に優れることが判明した。
本発明は、フィルタ交換の簡易化、組み立ての容易化、フレームを構成する部材の保管性向上、濾過した流体へ濾過対象物が侵入するのを防ぐ機能の向上効果を奏するフィルタフレーム、および該フィルタフレーム内部にフィルタを納めたフィルタユニットを提供することができる。
16・・・外枠
18・・・フィルタエレメント
20・・・支持体
24,26,28・・・コーナー部分
30,32・・・端部
40・・・脚
44・・・リブ

12・・・フレーム
12a・・・フレーム片a
12b・・・底板
12c・・・側板
16・・・規制板
17、17a・・・突出部
21・・・補強杵
30a・・・濾過材

10・・・フィルタフレーム
11・・・フレーム板
120・・・複数のフィルタフレーム板同士の接する部分
13・・・フィルタフレーム内部
21A・・・流入面側側壁
21B・・・流出面側側壁
21C・・・側板
23・・・突出部
31・・・留具
A・・・濾過対象物の流入面側
B・・・濾過対象物の流出面側
50・・・フィルタユニット
51・・・織物又は編物
52・・・布帛又は積層体
53・・・フィルタ
b-b’・・・フィルタユニットを横断する線分
61・・・支持体

Claims (2)

  1. 複数のフレーム板と複数の留具から構成されていると共に、前記フレーム板同士の接する部分が前記留具によって連結されることで形成された、濾過対象物の流入面側あるいは濾過対象物の流出面側からフィルタを交換する、額縁状のフィルタフレームであって、
    (1)前記フレーム板は流出面側の端部に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり、側壁を備えており、
    (2)前記側壁は濾過対象物の流入面側の主面に、前記フレーム板の長辺方向全体にわたり、突出部を備えている、
    ことを特徴とする額縁状のフィルタフレーム。
  2. 請求項1に記載の額縁状のフィルタフレーム内部に、フィルタを備えてなる、フィルタユニット。
JP2012079410A 2012-03-30 2012-03-30 フィルタフレームおよびフィルタユニット Pending JP2013208525A (ja)

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