JP2013208142A

JP2013208142A - 毛髪乾燥用手袋

Info

Publication number: JP2013208142A
Application number: JP2012078568A
Authority: JP
Inventors: Yoko Ishii; 陽子石井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2012-03-30
Filing date: 2012-03-30
Publication date: 2013-10-10

Abstract

【課題】
洗髪後の毛髪をドライヤーで乾かす際に使用する手袋で、毛髪の乾燥、吸湿を効率よく行い、毛髪の補修およびその発育促進と美観の向上をも期したものである。
【解決手段】
外側に面するパイル部分をシルク素材としたタオル材を使用し、その表側、裏側ともに複数の襞２を設けるとともに、内部に指固定用の複数の縫い目３を設けたミトン形の毛髪乾燥用手袋を提案するものであり、洗髪後のドライヤー使用の乾燥時に襞２を利用した乾燥効果の向上と、この襞２を含めた手袋表面に使用するシルク素材のアミノタンパク質の機能により、髪の補修を行うとともに保湿効果を高め、髪の発育を改善し、艶やかさという美麗付与も行う効果を有する。
【選択図】図１

Description

本発明は、洗髪後の毛髪をドライヤーで乾かす際に手に装着して使用する手袋に関するもので、毛髪の吸湿、乾燥を効率よく行うことと同時に、毛髪の補修および発育促進と美観の向上を目的にしたものである。

従来洗髪後の毛髪をドライヤーで乾かす際には、木綿等のタオルで水分を拭き取り、その後ドライヤーの熱風で乾燥していた。

しかし、木綿等のタオルでは毛髪の水分を十分に取り去ることはできず、水分が多い髪に直接ドライヤーの熱風を長時間当てることになるため髪を傷めてしまったり、髪に風を効率よく当てるために添えている手にこの熱風が当たることから、手に火傷をつくったりしていた。

そこでドライヤー使用時に髪に添える手を熱風から保護するためと、髪の水分吸湿の目的からタオル材で作成した手袋が発明されている。（特許文献１参照）

特開２０１０−６３４７９号公報

この特許文献１で示した手袋は、ドライヤーで使用して毛髪の乾燥を行おうとするときに、手袋を装着した手によって髪を掻き揚げることで髪の乾燥を促す働きがあり、髪やその髪に添えた手を熱風から保護する機能を果たすことはできる。

しかしこの手袋は上記の効能を期すことにのみ留まるもので、この手袋を使用することで他の効果も期待できるというものではなかった。

そこで本発明は毛髪の効率的な乾燥と同時に、シルク素材を使用することにより、傷んだ毛髪の補修や発育促進を行い、髪の美観を向上させることができる手袋を提案するものである。

本発明の毛髪乾燥用手袋は、外側に面するパイル部分をシルク素材としたタオル材を使用し、その表側、裏側ともに複数の襞を設けるとともに、内部に指固定用の複数の縫い目を設けたミトン形のものであり、ドライヤーを使用して濡れた毛髪を乾燥させる際にこの手袋を装着することで、髪を効率良く乾燥させると同時にシルク素材が有する機能である毛髪アミノタンパク質による髪の補修と発育促進および髪の美観向上という効果を奏するものである。

本発明は以上のように構成されるため、洗髪後の毛髪をドライヤーで乾燥させる際に容易にかつ効率的に乾燥させ、それと同時に手袋の表面素材にシルク素材を使用することにより、シルク素材が有するアミノタンパク質が濡れた毛髪に付着浸透することで、皮膚や毛髪の傷んだタンパク質を補修することになり、髪の保湿効果を高めるとともに、髪の発育を改善し、艶やかさを付加させるという美麗付与の効能も与える効果を有する。

本発明毛髪乾燥用手袋の一実施形態を示すもので、（A）は平面図、(B)は（A）のA―A線断面図本発明毛髪乾燥用手袋の他の実施形態を示すもので、（A）は平面図、(B)は（A）のA―A線断面図

本発明毛髪乾燥用手袋の実施形態を以下図１、図２により説明する。

図１は表側を左手の掌側とした実施形態の一例を示すもので、１は手袋本体で、親指用と他の４本指用のミトン形状に裁断した２枚のタオル材を周縁で逢着して、内部に指、手を挿入できる空間４を作成する。このタオル材はパイル部分をシルク素材、基布を綿で作成しており、逢着するときにシルク素材から成るパイル部分が外側（表側）に表れるようにする。したがって表側（左手の掌側）と裏側（左手の甲側）の表面にシルク素材から成るパイル部分が表れるようになる。

２は手袋本体１の表側、裏側に横向きに複数個（図１では５個）作成した襞であり、タオル材を横向きに折り曲げて所定の高さの襞形状を作り、その基部を逢着することで作成する。したがってこの襞２の表面はシルク素材から成るパイル部分が表れている。

このタオル材のパイル部分はシルク素材で作成されているが、シルク素材（シルク繊維）は皮膚や毛髪のアミノタンパク質と極めて近いアミノタンパク質を多量に有しており、水に溶けやすく、皮膚や髪の傷んだタンパク質を補修したり、その保湿効果を高めたり、また髪の発育を改善し、艶やかさを付加させる、という効果を有している。そこで、本発明では毛髪の乾燥と同時に、このシルク素材が有するこれらの機能を活用することを目的としている。

また３は手袋本体１の内側に作成した４本の縫い目であり、表側と裏側を縫い付けることで、内側の空間４に手を挿入したとき指相互の間に位置して指を固定する働きをする。

５は手袋本体１に手を挿入するための差込口であり、手袋本体１を作成する際の２枚のタオル材逢着時に、手挿入用の箇所としてこの箇所は逢着しないでおく。また６は差込口５に設けた固定ホックで手を手袋本体１に挿入した後、固定するためのものである。７は使用後の乾燥時に使用する吊り下げループで、使用時（毛髪乾燥時）には手袋本体１の空間４内に収納できるもので乾燥時に邪魔とならないものである。

したがって、この毛髪乾燥用手袋は洗髪後の毛髪をドライヤーで乾かす際に手に装着して使用するが、髪を掬いあげながらドライヤーをかけることで毛髪を多面積で立体的にとらえ、その結果毛髪内にドライヤーによる熱風の空気層を作り毛髪の乾燥を早くする。

また手袋の外形、内部構造をミトン形状としたため、使用する人の手のサイズを選ばず様々な手のサイズに対応し、内部に作成する複数個所の縫い目３により使用時の手のずれを防ぐことができることから、男女を問わず幅広い年齢層で使用できる。

特にこの毛髪乾燥用手袋においては、髪に直接接触する手袋本体１と襞２の表面にシルク素材を使用しているため、毛髪の乾燥と同時に、シルク素材が有する、人間の皮膚や毛髪のタンパク質に極めて近いシルクアミノタンパク質の働きによって、手袋本体１や襞２に接する髪や皮膚の補修、発育促進、艶やかさのような美麗向上の効果を与えることができる。

また図１では、表側を左手の掌側とした例で説明したが、右手の掌側で使用するにはこれをひっくり返して使用すれば良い。すなわち利き手が右手の人でも、左手の人でも使用可能のものである。

図２は手袋本体１の外形をミトン形状とし、襞２を縦方向に複数個設けたもので、作用効果は図１のものと変わらない。

１手袋本体
２襞
３縫い目
４空間
５差込口
６固定ホック
７吊り下げループ

Claims

外側に面するパイル部分をシルク素材としたタオル材を使用し、その表側、裏側ともに複数の襞を設けるとともに、内部に指固定用の複数の縫い目を設けたミトン形の毛髪乾燥用手袋