JP2013207929A - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源として回転電機(電気モータ)を、限られたオイルポンプの容量にて有効に冷却する。
【解決手段】ライン圧をモジュレータバルブ36で調圧した油路を潤滑リレーバルブ25の入力ポート25bに連通する。該潤滑リレーバルブ25は、停止を含む所定低速状態では、上記入力ポート25bを上掛け潤滑経路Bに連通し、所定低速以上の走行状態では、上記連通を遮断して軸心潤滑経路Aに連通する。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動源として少なくとも回転電機(以下電気モータという)を有する車両用駆動装置に係り、例えば、駆動源として電気モータと内燃エンジンを有するハイブリッド車両用駆動装置に用いて好適であり、詳しくは潤滑油による電気モータの冷却に関する。
一般に、車両の駆動源としての電気モータは、ウォータジャケットに冷却水を循環することにより冷却している。該冷却方法では、ミッションケースにウォータジャケット等の冷却水路を設ける必要があり、装置が大掛りとなってしまう。
従来、オイルポンプからのオイルをレギュレータバルブによりライン圧及び潤滑油圧に調圧し、該潤滑油圧を、前記電気モータのロータを支持する軸(入力軸)から遠心力により該電気モータに導く軸心潤滑油路と、ケースに形成した油路から直接電気モータに直接吹きかえる上掛け油路とに分岐し、電気モータを冷却する装置が案出されている(特許文献1参照)。
特開2001−238405号公報
電気モータを駆動源とする車両、即ち電気自動車及びハイブリッド車は、電気モータにより車両を発進する。該発進に際して、電気モータはクリープトルクを発生し(発進待機)、そして停止状態から車両を発進するため、電気モータには大きな負荷が作用し、充分な量の潤滑油で冷却することが求められる。
上記車両の停止状態では、上記軸心潤滑油路からの潤滑油は、遠心力が作用しないため、電気モータに充分に供給されず、冷却効果は少ない。また、該発進待機時及び発進時は、オイルポンプの吐出量も少なく、該少ない容量のオイルを、上記軸心潤滑油路と上掛け油路とに分岐して供給するには、オイル量が不足するため、オイルポンプは、容量の大きな電動ポンプを採用することになり、動力損失の原因となる。更に、車両の巡航走行時は、電気モータに軸心潤滑油路から遠心力により潤滑油が供給されると共に、上掛け油路からも直接潤滑油が供給されるので、電気モータへの潤滑油供給が過大となり易く、ステータとロータとの隙間(エアギャップ)に潤滑油が滞って、引きずり損失を発生する。
そこで、本発明は、車両走行状況に応じた適正な量の潤滑油を電気モータに供給し、もって上述した課題を解決した車両用駆動装置を提供することを目的とするものである。
本発明は(例えば図1〜図4を参照して)、駆動源として少なくとも回転電機(電気モータ)(3)を備え、潤滑油を前記回転電機(3)に供給して冷却してなる車両用駆動装置(1)において、
前記潤滑油を、回転軸(7)に形成された軸心油路(42)から遠心力により前記回転電機(3)に供給する軸心潤滑経路(A)と、
前記潤滑油を、前記回転電機(3)を囲むケース(18)に形成された油路(43)から該回転電機に直接供給する上掛け潤滑経路(B)と、
少なくとも前記上掛け潤滑経路(B)への供給側油路(38)に介在し、車両の走行状況に応じて切換える潤滑リレーバルブ(25)と、を備え、
前記潤滑リレーバルブ(25)は、停止を含む所定低速状態で前記供給側油路(38)と前記上掛け潤滑経路(B)とを連通する第1の位置と、所定低速以上の走行状態で上記連通を遮断する第2の位置とに切換えられる、
ことを特徴とする車両用駆動装置にある。
例えば図3を参照して、前記供給側油路は、前記上掛け潤滑経路(B)と前記軸心潤滑経路(A)とに共通する供給側油路(38)であり、
前記潤滑リレーバルブ(25)は、前記第1の位置にて、前記供給側油路(38)と前記上掛け潤滑経路(B)とを連通すると共に前記供給側油路(38)と前記軸心潤滑経路(A)とを遮断し、前記第2の位置にて、前記供給側油路(38)と前記上掛け潤滑経路(B)とを遮断すると共に前記供給側油路(38)と前記軸心潤滑経路(A)とを連通してなる。
前記供給側油路は、ライン圧をモジュレータバルブ(36)により所定モジュレータ圧に調圧したモジュレータ圧油路(38)である。
例えば図1〜図4を参照して、駆動源として前記回転電機(3)の外に内燃エンジン(5)を備え、前記回転電機のロータ(26)と前記内燃エンジンの出力部材(5a)との間に切離しクラッチ(6)を配置すると共に、前記回転電機のロータ(26)と駆動車輪(8)との間に自動変速装置(2)を備え、前記車両用駆動装置がハイブリッド車両用駆動装置(1)であり、
前記潤滑リレーバルブ(25)は、前記供給側油路(38)と異なる油路(32)に連通する入力ポート(25a)と、前記クラッチ(6)に潤滑油を直接導く出力ポート(25g)とを有し、前記第1の位置にて、前記入力ポート(25a)と前記出力ポート(25g)を連通して、前記異なる油路(32)からの大流量の潤滑油を直接前記クラッチ(6)に供給してなる。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、車両の発進時又は待機状態等にあって、停止を含む所定低速状態では、上掛け潤滑経路を介して回転電機に直接潤滑油が供給されるので、遠心力を必要とする軸心潤滑経路に頼ることなく、回転電機に確実に潤滑油を供給して、高負荷状態にある回転電機を有効に冷却することができる。
所定低速以上の走行状態では、潤滑リレーバルブにより上掛け潤滑経路からの潤滑油供給は遮断されるので、過大に回転電機に潤滑油が供給されることによる引きずりの発生を減少すると共に、所定回転速度で回転する回転軸からの軸心潤滑経路により必要量の潤滑油が回転電機に供給され、回転電機の性能を保持しつつエネルギ損を減少することができる。
請求項2に係る本発明によると、回転電機への潤滑油の供給を、潤滑リレーバルブにより上掛け潤滑経路と軸心潤滑経路とに切換えるので、電動オイルポンプ等の限られたオイルポンプ容量のオイルを走行状況に応じて使い分け、効率的に回転電機を冷却して、オイルポンプの大型化を防止しつつ回転電機を有効に冷却することができる。
請求項3に係る本発明によると、供給側油路が、モジュレータ圧油路であるので、回転電機には、停止を含む所定低速状態にあっても、上記ライン圧を調圧したモジュレータ圧に基づく潤滑油が供給されて、信頼性を向上することができる。
請求項4に係る本発明によると、ハイブリッド車両用駆動装置に適用して、内燃エンジンによる発進時又は回転電機による内燃エンジンの始動時等、切離しクラッチのスリップ制御及び係合開始時に、大量の潤滑油を該クラッチに供給してクラッチの冷却を図ると同時に、同じ潤滑リレーバルブを用いて、回転電機にも上掛け潤滑経路から潤滑油を供給して回転電機を有効に冷却し、ハイブリッド車両用駆動装置の信頼性を向上すると共に、動力損を減少して燃費性能を向上することができる。
本発明を適用し得るハイブリッド車両用駆動装置を示す概略図。 回転電機(電気モータ)の冷却を示す模式図。 本発明に係る実施の形態による油圧回路を示す図。 一部変更した実施の形態による油圧回路を示す図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態を説明する。ハイブリッド車両用駆動装置1は、図1に示すように、自動変速装置2と、回転電機(以下、電気モータという)3と、該電気モータ3の回転部(ロータ)と内燃エンジン5からの出力部材5aとの間に配置された切離しクラッチ6(以下K0クラッチと称する)と、を備える、いわゆる1モータタイプからなる。自動変速装置2の入力部材(以下入力軸という)7が上記電気モータ3の回転部に連結し、その出力部材(以下出力軸という)9が駆動車輪8に繋がっている。上記内燃エンジン5,電気モータ3及び自動変速装置2(K0クラッチ6を含む)は、それぞれエンジン(E/G)制御装置10E,モータ(M/G)制御装置10M,自動変速(AT)・油圧制御装置10Aにより制御され、これら各制御装置10E,10M,10Aは、車両制御装置10により統合制御される。上記各制御装置10E,10M,10Aには、エンジン回転数センサ11,同回転する電気モータ及び自動変動変速装置の入力軸7の回転数を検知する回転数センサ12及び出力軸回転センサ15からの信号がそれぞれ入力されている。更に、バッテリの残量(SOC)信号16が車両制御装置10に入力される。
上記電気モータ(回転電機)3は、電気エネルギを機械エネルギに変換する駆動源として、また機械エネルギを電気エネルギに変換するジェネレータとして、更にエンジンを始動するスタータとして機能する。自動変速装置2は、前進6速、後進1速等の多段変速装置が用いられているが、これに限らず、ベルト式CVT、コーンリング式CVT、トロイダル式CVT等の無段自動変速装置でもよい。なお、上記電気モータ(回転電機)3は、駆動源としてのみ用い、ジェネレータ用及びエンジン始動用には他の回転電機を用いてもよい。また、図1は、FR用の車両用駆動装置を模式的に示してあるが、FF用の車両用駆動装置にも同様に適用可能である。
図2に模式的に示す電気モータ3は、大径のホローモータからなり、ケース18に固定されたステータ24と自動変速装置2の入力軸7と一体に連結されているロータ26を有し、ステータ24は、鉄心にコイルが巻回されてなり、該コイルエンド24aが鉄心の幅方向両側から突出している。上記ロータ26は、自動変速装置2の入力軸7に連結されているドラム19の外周側に一体に取付けられており、該ドラム19の内周側にはK0クラッチ6が配置されている。該K0クラッチ6は、湿式多板クラッチからなり、その内摩擦板6aがエンジン出力部材5aに連結され、その外摩擦板6bが上記ドラム19に連結されている。なお、エンジン出力部材とは、エンジンクランク軸にトーションスプリング等を介して連結しており、実質的にエンジン出力軸と一体に回転するものであって、以下エンジン出力軸5aと称する。
前記電気モータ3には、後述する油圧回路からの潤滑油が、前記入力軸(回転軸)7に形成された軸心油路42を介する軸心潤滑経路Aと、ケース18に形成された直接油路43を介する上掛け潤滑経路Bとに分岐されて供給されている。軸心潤滑経路Aの潤滑油は、入力軸7から遠心力により電気モータ3に供給され、ステータ24とロータ26との間のエアギャップGを通って左右両コイルエンド24aに導かれる。上掛け潤滑経路Bの潤滑油は、ケース18のステータ24を囲む部分、特にステータの上部側を囲む部分に設けられた多数の開口43a…からステータ24、特にそのコイルエンド24aに向けて直接吹きかけられるように供給(上掛け)され、該ステータ24に伝って流下しつつ冷却する。上記潤滑経路A,Bからの潤滑は、電気モータ3を潤滑・冷却した後、ケース18の下部のオイル溜りに流れ落ちて回収される。
本発明に係る潤滑・冷却装置を主として油圧回路について図3に沿って説明する。油圧回路20は、オイルポンプP1,P2、プライマリレギュレータバルブ22、セカンダリレギュレータバルブ23及び、潤滑リレーバルブ25及び電気モータ冷却用モジュレータバルブ36を有する。オイルポンプは、エンジン出力軸5aで駆動される機械式ポンプ(MOP)P1と、電動モータMで駆動される電動モータ(EOP)P2を有しており、これら両ポンプP1,P2の吐出圧はそれぞれチェックバルブ21a,21aを介してライン圧油路31に連通している。なお、オイルポンプは、エンジン出力軸5a及び電気モータ3のロータのいずれか速い側の回転で駆動される1個のポンプでもよく、いずれにしても、車両の駆動源が電気モータ3であっても内燃エンジン5であっても、所定油圧を発生する。
上記K0クラッチ6は、油圧サーボ29への油圧により解放、スリップ制御及び完全係合の各状態に制御され、該油圧サーボ29にはリニアソレノイドバルブからの制御圧(PSLU)が供給される。また、上記K0クラッチ6は、クラッチ室30に収納されており、該クラッチ室30には、潤滑油がインポート30aから供給され、上記K0クラッチ6の多板摩擦板6a,6bを通ってアウトポート30bから排出される。
前記プライマリレギュレータバルブ22は、スプリング22bで付勢されているスプール22sを有し、該スプールの一端にフィードバックポート22c、ライン圧ポート22a、余剰圧ポート22e及び背面圧ポート22fを有する。上記スプリング22bが配置されている油室22gには、スロット開度に基づき制御されるリニアソレノイドバルブからの制御圧PSLTが供給されている。上記フィードバックポート22c及びライン圧ポート22aには、オイルポンプP1,P2からのオイルがライン圧油路31を介して供給されており、スプール22sが、上記フィードバックポート22cのフィードバック圧及び油室22gの制御圧により移動して、ライン圧ポート22aと余剰圧ポート22e及び背面圧ポート22fとの連通割合を調整して、該ライン圧ポート22aが、スロット開度に応じたライン圧に調圧される。上記余剰圧ポート22eからの余剰圧はオイルポンプP1,P2に戻され、背面圧ポート22fからの背面圧がセカンダリ圧油路32に連通する。
前記セカンダリレギュレータバルブ23は、スプリング23bで付勢されているスプール23sを有し、該スプールの一端にフィードバックポート23c、セカンダリ圧ポート23a、余剰圧ポート23d及び背面圧ポート23e、並びに上記スプリング23bが収納されている油室23fを有する。油室23fには上記スロット開度に基づき制御されるリニアソレノイドバルブからの制御圧PSLTが供給される。従って、プライマリレギュレータバルブ22の背面圧ポート22fからの背面圧を元圧として、セカンダリ圧油路32の油圧は、フィードバックポート23cのフィードバック圧及び油室23fの制御圧によりスプール23sが移動してセカンダリ圧ポート23aと余剰圧ポート23d及び背面圧ポート23eとの連通割合を調整され、セカンダリ圧となる。上記余剰圧ポート23dの余剰圧はオイルポンプP1,P2に戻され、背面圧ポート23eの背圧は、潤滑油圧として潤滑油路33に供給される。
前記電気モータ冷却用モジュレータバルブ36は、スプリング36cで付勢されているスプール36sを有し、該スプールの一端にフィードバックポート36b、入力ポート36a及び出力ポート36dを有する。入力ポート36aには上記ライン圧油路31から逆流防止用のチェックバルブ37を経てライン圧が係合され、スプール36sにオリフィス34を介して作用するフィードバックポート36bのフィードバック圧と他端に作用するスプリング36cにより、入力ポート36aとドレーンポートEXとの連通割合いが調整されて、出力ポート36dからモジュレータ圧油路38に所定モジュレータ圧を出力する。
前記潤滑リレーバルブ25は、上掛け潤滑経路Bと軸心潤滑経路Aとに共通する供給側油路に介在し、スプリング25cで付勢されているスプール25sと、該スプールの一端に制御油室25dとを有し、該制御油室25dには、オン・オフ切換え用のソレノイドバルブ35からの油圧が供給される。また、該潤滑リレーバルブ25には、上記セカンダリ圧油路32に連通する第1の入力ポート25a、モジュレータバルブ36からのモジュレータ圧が供給される第2の入力ポート25b、並びに第1の出力ポート25g、第2の出力ポート25f、第3の出力ポート25i、第4の出力ポート25hを有している。上記ソレノイドバルブ35は、モジュレータ圧PMODを出力(ON)又は遮断(OFF)して制御油室25dに導き、潤滑リレーバルブ25を切換える。
前記潤滑リレーバルブ25の第2の出力ポート25fは、オリフィス39を介して前記クラッチ室30のインポート30aに導くクラッチ潤滑油路40に連通している。前記第1の出力ポート25gは、オリフィスで絞られることなくそのままの油量で上記クラッチ潤滑油路40に直接連通している。なお、前記クラッチ室30のアウトポート30bから排出される流量は、前記第1の出力ポート25gから直接供給される供給量より少なく、かつオリフィス39を介して供給される流量より多くなるように設定されている。
前記第4の出力ポート25hからの潤滑油は、入力軸(回転軸)7に形成された軸心油路42を介する前記軸心潤滑経路Aを経由して電気モータ3に供給される。前記第3の出力ポート25iからの潤滑油は、ケース等に形成された直接油路43を介する前記上掛け潤滑経路Bを経由して電気モータ3のステータ24に直接供給される。
前記セカンダリレギュレータバルブ23の背面圧ポート23eからの潤滑油路33は、オイルクーラ46を介して自動変速装置2の各潤滑部47に導かれている。上記潤滑油路33は、分岐してクーラバイパスバルブ49に連通しており、クーラ46への余剰オイルが直接潤滑部47に導かれる。
ついで、上述した実施の形態の作用について説明する。本ハイブリッド車両用駆動装置1は、バッテリ残量(SOC)が不足状態ではない通常時、電気モータ3を駆動源として発進する。即ち、シフトレバーをD(ドライブ)レンジとして自動変速装置2を1速とした車両停止状態にあって、電気モータ3がクリープトルクを発生したクリープ状態にある。この状態から、運転者がアクセルペダルを踏込むと、電気モータ3のトルクがアクセル開度に応じたトルクを発生する。該電気モータ3のトルクが自動変速装置2を介して駆動車輪10に伝達され、車両を発進する。この際、K0クラッチ6は切離し状態にある。そして、車両が所定速度に達すると、該K0クラッチ6が接続して電気モータ3のトルクにより内燃エンジン5を始動する。該エンジン5が始動した状態では、エンジン出力軸5aの回転は、自動変速装置2を介して駆動車輪10に伝達され、自動変速装置2をアップシフトすることにより、車速は増加して巡航速度になる。この際、電気モータ3は、上記エンジントルクをアシストするように出力するか、該エンジントルク又は車両慣性力により発電(回生)するか、又は無負荷で回転する。
前記車両の発進時は、ソレノイドバルブ35はONに切換えられる。潤滑リレーバルブ25は、制御油室25dに上記ソレノイドバルブ35からモジュレータ圧が供給されることにより、スプール25sがスプリング25cに抗して移動し(第1の位置)、セカンダリ圧油路32のセカンダリ圧が、第1の入力ポート25a及び第1の出力ポート25gを介してクラッチ潤滑油路40に導かれると共に、モジュレータ圧油路38のモジュレータ圧が、第2の入力ポート25b及び第3の出力ポート25iを介して直接油路43に導かれる。
これにより、クラッチ潤滑油路40からインポート30aを介して比較的大流量の潤滑油がクラッチ室30に供給され、K0クラッチ6のスリップ制御による内燃エンジン5の始動及びその後の係合が潤滑油に浸された状態で行われる。また、直接油路43からの上掛け潤滑経路Bにより電気モータ3に直接潤滑油が吹きかけられ、低速高負荷状態にある電気モータを上記潤滑油で冷却する。
そして、K0クラッチが完全係合して車両が所定速度以上になると、ソレノイドバルブ35は、図示のOFF状態となる。この状態では、セカンダリレギュレータバルブ23により調圧された油路32のセカンダリ圧は、潤滑リレーバルブ25の第1の入力ポート25aから第2の出力ポート25fに出力される(第2の位置)。そして、該第2の出力ポート25fからの油圧は、オリフィス39により絞られて小流量となって、クラッチ潤滑油路40からインポート30aを介してクラッチ室30内に導かれ、該クラッチ室30内のK0クラッチ6を、潤滑、冷却した後、アウトポート30bから排出される。この際、クラッチ室30には、潤滑油が溜まることはない。一方、モジュレータバルブ36からのモジュレータ圧油路38のモジュレータ圧は、潤滑リレーバルブ25の第2の入力ポート25b及び第4の出力ポート25hを介して軸心油路42に導かれる。そして、該軸心油路42からの潤滑油は、入力軸7の回転による遠心力により電気モータ3に供給される。また、セカンダリレギュレータバルブ23の背面圧ポート23eからの潤滑油圧は、潤滑油路45及びオイルクーラ46を介して自動変速装置2の潤滑部47に供給される。
前記ハイブリッド車両の通常状態にあって、車両発進時は、電気モータ3が駆動源となるため、オイルポンプも電動オイルポンプP2が油圧源となるが、該電動オイルポンプのオイルは、上掛け潤滑経路Bにより電気モータ3の直接冷却に優先して用いられ、電動オイルポンプの容量増(大型化)を伴うことなく、電気モータは有効に冷却される。更に、プラグインハイブリッド車両のように、電気モータの使用割合いを増加するものにあっても、限られたオイルモータの容量で有効に電気モータを冷却することが可能となる。
バッテリ残量(SOC)が不足している場合、ハイブリッド駆動装置1は、内燃エンジン5を駆動源として発進し、この際K0クラッチ6が発進クラッチとして機能する。内燃エンジン5は回転状態にあり、シフトレバーがDレンジにあって自動変速装置2は1速状態にある。この状態で、運転者がブレーキを踏んでいる場合、発進クラッチである上記K0クラッチ6は、非係合(解放)状態にあり、前記ソレノイドバルブ35はOFF位置にあって、潤滑リレーバルブ25は、図示の状態(OFF位置)にあり、前述した通り、第2の出力ポート25fからオリフィス39を介して小流量での潤滑油がクラッチ室30に供給されると共に、第4の出力ポート25hを介して軸心潤滑経路Aに小量の潤滑油が供給される。
そして、運転者がブレーキの踏圧を解放すると、発進待機状態になり、発進クラッチ6はスリップ制御される。即ち、油圧サーボ29へ供給される作動圧がクリープ圧となり、発進クラッチ6は、クリープトルクを発生するようにスリップ制御される。すると、ソレノイドバルブ35がONに切換えられ、潤滑リレーバルブ25の制御油室25dに上記ソレノイドバルブ35のON圧が供給され、潤滑リレーバルブ25は、そのスプール25sがスプリング25cに抗して下方移動した状態に切換えられる(ON位置)。これにより、セカンダリ圧油路32からのセカンダリ圧は、第1の入力ポート25aから第1の出力ポート25gに出力し、そのままの油量でクラッチ潤滑油路40を介してクラッチ室30のインポート30aに導かれる。該インポート30aに導かれる大流量の潤滑油は、アウトポート30bから排出される潤滑油量より多く、従って該クラッチ室30は、潤滑油で満たされ、クラッチ6は、その多板摩擦板6a,6bが潤滑油に浸った状態でスリップ制御される。なお、上記発進待機状態は、運転者がブレーキの踏圧を解放した状態としたが、これに限らず、シフトレバーをDレンジに切換えた状態等の他状態でもよい。
上記クリープ圧に基づく車両のクリープ状態から運転者がアクセルを踏むと、アクセル開度(要求トルク)に応じて作動(供給)圧が上昇し、発進クラッチ6は、スリップ制御しつつそのトルク容量を増加して車両を発進する。上記発進クラッチ6のスリップ制御にあっては、大流量の潤滑油が供給され、K0クラッチ6の多板摩擦板は、十分な量の潤滑油に浸って発熱が抑えられる。特に、運転者がゆっくりとアクセルペダルを踏んで、完全係合までの時間が長かったり、また登板での発進等でクリープ状態が長く続けるような場合等、発進(K0)クラッチ6のスリップ制御が長くなっても、K0クラッチ6は、十分な量の潤滑油に浸って、高温となることが抑えられる。
また、前記スリップ制御時の潤滑リレーバルブ25の切換え(ON位置)により、モジュレータ圧油路38からの第2の入力ポート25bが第3の出力ポート25iに連通する。該出力ポート25iからのオイルは、直接油路43からの上掛け潤滑経路Bにより電気モータ3のステータ24に直接供給される。これにより、自動変速装置2の入力軸7が、停止又は極低速回転にあっても、電気モータ3は、上記モジュレータ圧油路38からの潤滑油が直接供給されて、有効に冷却される。
一方、上記K0クラッチ6のスリップ制御の状態では、第1の出力ポート25gから大量の油圧が排出するため、セカンダリ圧油路32の油圧(セカンダリ圧)は低い状態に保持され、セカンダリレギュレータバルブ23は、そのフィードバックポート23cに作用するフィードバック圧も低く、スプール23sがスプリング23bに順じた図示に近い状態にある。この状態では、セカンダリ圧ポート23aと背面圧ポート23eとの連通が遮断されるか又は連通割合は小さく、潤滑油路45に供給される油量は0か又は極めて少ない。即ち、オイルポンプP1,P2により規定されるプライマリレギュレータバルブ22の背面圧ポート22fからのセカンダリ側油量は、略々その全量がK0クラッチ6の潤滑に用いられ、潤滑油路45から自動変速装置2の潤滑部47に供給される潤滑油はないか又は極めて僅かである。また、オイルポンプで規定されるプライマリレギュレータバルブ22からのライン圧側油量は、略々その全量がモジュレータ圧として上掛け潤滑経路Bに供給され、電気モータ3を有効に冷却される。
そして、発進クラッチであるK0クラッチ6が完全係合すると、内燃エンジン5の出力トルクがそのまま自動変速装置2の入力軸7に伝達され、自動変速装置2を適宜アップシフトして、車両は巡航速度で走行する。この際一般に、バッテリ残量が不足しているので、電気モータ3はジェネレータとして機能して、内燃エンジンによりバッテリ充電される。
K0クラッチ6が完全係合すると、ソレノイドバルブ35がOFFになって、潤滑リレーバルブ25は図示の状態に切換えられる(OFF位置)。この状態では、セカンダリ圧入力ポート25aが第2の出力ポート25fに連通して、オリフィス39を介しての小流量の潤滑油がクラッチ室30に供給される。該オリフィス39の絞りにより、セカンダリ圧油路32のセカンダリ圧が高くなり、セカンダリレギュレータバルブ23のフィードバックポート23cのフィードバック圧も高くなる。これにより、スプール23sがスプリング23bに抗して移動して、セカンダリ圧ポート23aと背面圧ポート23eの連通割合が大きくなる。この状態では、プライマリレギュレータバルブ22の背面圧ポート22fからの規定された元圧は、セカンダリ圧としてセカンダリ圧油路32に供給される流量割合が少なくなり、背面圧ポート23eから潤滑油路45に導かれる流量割合が多くなる。該K0クラッチ6の完全係合による車両走行状態にあっては、自動変速装置2は、所定高速回転状態にあり、上記大流量からなる潤滑油路45の潤滑油が、該自動変速装置の各潤滑部47に供給される。
上記K0クラッチ6の完全係合によるソレノイドバルブの0FFにより、モジュレータ圧油路38のモジュレータ圧は、第2の入力ポート25b、第4の出力ポート25hを介して軸心油路42を介する軸心潤滑経路Aに切換えられ、潤滑油は、所定速度で回転する入力軸7及びロータ26による遠心力により、ステータ24の全周及び両コイルエンド24aに亘って導かれ、電気モータ3は有効に冷却される。
また、電気モータ3による走行(EV走行モード)にあっては、K0クラッチ6は切離し状態に保持されるが、停止を含む所定低速状態にあっては、ソレノイドバルブ35はONに切換えられ、第2の入力ポート25bからのモジュレータ圧は、第3の出力ポート25iを介して上掛け潤滑経路Bに導かれて電気モータ3に供給される。所定低速以上の走行状態にあっては、ソレノイドバルブ35がOFF状態となって、第2の入力ポート25bからのモジュレータ圧は、第4の出力ポート25hを介して軸心潤滑経路に導かれて電気モータ3に供給される。
なお、上述説明では、K0クラッチ6への潤滑油流量及び電気モータ3の潤滑油経路を切換えるソレノイドバルブ35は、K0クラッチのスリップ制御に対応するように制御したが、これに限らず、入力軸回転数センサ12又はエンジン出力軸回転数センサ11による回転数、又はスロットル開度センサ及びフートブレーキのON,OFFスイッチ等に基づき、車両制御装置10からの適宜の信号により制御されればよい。要は、ソレノイドバルブ35は、車両走行状況により、停止を含め車速が所定速度未満の低車速状態ではONとなり、所定速度以上の走行状態ではOFFとなるように切換えられる。
図4は、電気モータ3の潤滑・冷却の切換えを一部変更した実施の形態を示す図である。なお、先の実施の形態と同一又は同一機能部分は、同一符号を付して説明を省略する。電気モータ冷却用モジュレータバルブ36からのモジュレータ圧油路38は、軸心油路42及びオリフィス45を介する軸心潤滑経路Aを経由して、電気モータ3に導かれる。
潤滑リレーバルブ25は、上掛け潤滑経路Bへの供給側油路に介在し、制御油室25dと、セカンダリ圧油路32からの第1の入力ポート25aと、モジュレータ圧油路38からの第2の入力ポート25bと、第1の出力ポート25gと、第2の出力ポート25fと、第3の出力ポート25iと、を有しており、軸心油路42に連通する第4の出力ポート(25h)が閉塞されている。
本実施の形態では、K0クラッチ6の待機状態及び発進時スリップ状態等の低速域にあっては、ソレノイドバルブ35がONとなって、潤滑リレーバルブ25は、スプール25sがスプリング25cに抗して移動した位置にあり、モジュレータ圧油路38のモジュレータ圧が、第2の入力ポート25b及び第3の出力ポート25iを介して直接油路43に導かれて、上掛け潤滑経路Bから電気モータ3に潤滑油が供給される。また、セカンダリ圧油路32からのセカンダリ圧が第1の入力ポート25a及び第1の出力ポート25gを介してクラッチ潤滑油路40に導かれ、クラッチ室30内のK0クラッチ6に大流量の潤滑油が供給される。なおこの際、モジュレータ圧は、モジュレータ圧油路38から分岐してオリフィス45を介して所定量に絞られた状態で軸心油路42に導かれ、軸心潤滑経路Aを介しても所定量の潤滑油が供給される。
これにより、発進時の高トルク、低速(停止も含む)状態にあっては、上掛け潤滑経路Bから直接電気モータ3に潤滑油が供給され、回転による遠心力の作用が充分でなくとも、電気モータ3、特にそのステータのコイルエンド24aに潤滑油が直接供給されて、有効に電気モータ3が冷却される。また、発進時及び電気モータによる内燃エンジンの始動時にK0クラッチ6がスリップ制御にあっては、摩擦板6a,6bがクラッチ室30内の潤滑油に浸って、充分に潤滑・冷却される。
一方、K0クラッチ6が係合して所定速度以上で走行している状態では、ソレノイドバルブ35がOFFとなって、第2の入力ポート25bは閉塞され、第1の入力ポート25aは第2の出力ポート25fに連通するように切換えられる。
この状態では、セカンダリ圧油路32からのセカンダリ圧が、オリフィス39を介してクラッチ潤滑油路40に導かれ、クラッチ室30にオイルが溜まることない小流量にてK0クラッチ6に供給され、クラッチ6の引きずりトルクの発生を減少する。また、電気モータ3には、軸心潤滑経路Aからの潤滑油のみが供給される。この際、自動変速装置2の入力軸7及びロータ26は回転しており、遠心力により上記潤滑油がコイルエンド24a等の電気モータ3に供給されると共に、上掛け潤滑経路Bからの潤滑油の供給は停止されるので、過大な潤滑油がステータ24とロータ26との間に滞っていることによる引きずりトルクの発生を減少する。
なお、上記実施の形態では、軸心潤滑経路Aの潤滑油を、モジュレータ圧油路38から分岐して供給したが該モジュレータ圧油路に代って図4に鎖線で示すように、軸心潤滑は、潤滑油路33からオイルクーラ46を経由して冷却された潤滑油を、分岐油路50を介して供給してもよい。これにより、車両発進時等の低速状態では、前述したように、潤滑油路33へ供給される潤滑油は少なく、軸心潤滑経路Aを介して電気モータ3への潤滑油の供給は、0か又は極めて少ない。
上述の実施の形態は、潤滑リレーバルブ25を、K0クラッチ6の流量切換えと兼用したバルブとしたが、これに限らず、電気モータ3の潤滑・冷却油路を切り替える専用バルブでもよい。また、ハイブリッド車両用駆動装置に適用して説明したが、電気モータを駆動源とする車両であれば、上記ハイブリッド車両に限らず、電気自動車、プラグインハイブリッド車両、また1モータタイプ以外のハイブリッド車両等、どのような車両にも適用可能である。
1 (ハイブリッド)車両用駆動装置
2 自動変速装置
3 回転電機(電気モータ)
5 内燃エンジン
5a エンジン出力部材(出力軸)
6 切離し(K0)クラッチ
7 自動変速装置入力部材(回転軸)
8 駆動車輪
18 ケース
22 プライマリレギュレータバルブ
23 セカンダリレギュレータバルブ
24 ステータ
25 潤滑リレーバルブ
25a 第1の入力ポート
25b (第2の)入力ポート
25g (第1の)出力ポート
25f 第2の出力ポート
25i 第3の出力ポート
25h 第4の出力ポート
26 ロータ
31 ライン圧油路
32 異なる(セカンダリ圧)油路
36 (電気モータ冷却用)モジュレータバルブ
38 供給側油路(モジュレータ圧油路)
42 軸心油路
43 直接油路
A 軸心潤滑経路
B 上掛け潤滑経路

Claims (4)

  1. 駆動源として少なくとも回転電機を備え、潤滑油を前記回転電機に供給して冷却してなる車両用駆動装置において、
    前記潤滑油を、回転軸に形成された軸心油路から遠心力により前記回転電機に供給する軸心潤滑経路と、
    前記潤滑油を、前記回転電機を囲むケースに形成された油路から該回転電機に直接供給する上掛け潤滑経路と、
    少なくとも前記上掛け潤滑経路への供給側油路に介在し、車両の走行状況に応じて切換える潤滑リレーバルブと、を備え、
    前記潤滑リレーバルブは、停止を含む所定低速状態で前記供給側油路と前記上掛け潤滑経路とを連通する第1の位置と、所定低速以上の走行状態で上記連通を遮断する第2の位置とに切換えられる、
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 前記供給側油路は、前記上掛け潤滑経路と前記軸心潤滑経路とに共通する供給側油路であり、
    前記潤滑リレーバルブは、前記第1の位置にて、前記供給側油路と前記上掛け潤滑経路とを連通すると共に前記供給側油路と前記軸心潤滑経路とを遮断し、前記第2の位置にて、前記供給側油路と前記上掛け潤滑経路とを遮断すると共に前記供給側油路と前記軸心潤滑経路とを連通してなる、
    請求項1記載の車両用駆動装置。
  3. 前記供給側油路は、ライン圧をモジュレータバルブにより所定モジュレータ圧に調圧したモジュレータ圧油路である、
    請求項1又は2記載の車両用駆動装置。
  4. 駆動源として前記回転電機の外に内燃エンジンを備え、前記回転電機のロータと前記内燃エンジンの出力部材との間に切離しクラッチを配置すると共に、前記回転電機のロータと駆動車輪との間に自動変速装置を備え、前記車両用駆動装置がハイブリッド車両用駆動装置であり、
    前記潤滑リレーバルブは、前記供給側油路と異なる油路に連通する入力ポートと、前記クラッチに潤滑油を直接導く出力ポートとを有し、前記第1の位置にて、前記入力ポートと前記出力ポートを連通して、前記異なる油路からの大流量の潤滑油を直接前記クラッチに供給してなる、
    請求項1ないし3のいずれか記載の車両用駆動装置。
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