JP2013207870A - 充電装置及び印刷システム - Google Patents

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Takuji Sakabe
拓児 坂部
Shuhei Nohara
修平 野原
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Abstract

【課題】複数の充電制御部により複数の電池手段への充電制御を行う場合に、1つの充電制御部で異常が生じた場合であってもすべての電池手段に対し確実に充電を完了する。
【解決手段】充電装置200は、第2充電回路10Bのマイコン11Bは、第1充電回路10Aに備えられたマイコン11Aの異常を検出する。異常が検出された場合に、マイコン11Bは、第1充電回路10Aのマイコン11Aの機能を無効化し、機能を無効化されたマイコン11Aに代わり、当該充電回路10Aに係わる装着部201aに装着された電池パックBAに対して充電処理を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、CPUの制御に基づき電池の充電を行う充電装置、及び、これを用いた印刷システムに関する。
例えばコンピュータのCPUからなる充電制御部の制御に基づき、電池に対して充電を行う充電装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、装着された複数の電池手段すべて(二次電池40Aと二次電池40B)に対し、1つの充電制御部(CPU220)の制御によって、充電が行われる。
特開2008−125280号公報(図9)
コンピュータのCPUは、ごくまれに、何らかの理由によって異常が生じる(例えば制御が停止するフリーズ状態となる等)場合がある。このような場合、上記従来技術では、1つの充電制御部(CPU)で複数の電池手段すべての充電制御を行っていることから、全電池手段に対する充電が不可能となる。
上記を回避するために、複数の電池手段それぞれについて対応する1つの充電制御部を設け、各充電制御部ごとに各電池手段の充電制御を行う構成が考えられる。しかしながら、この場合であっても、ある1つの充電制御部に対し上記フリーズ等の異常が生じた場合には、当該充電制御部が充電制御を受け持っていた1つの電池手段については、充電を行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、複数の充電制御部により複数の電池手段への充電制御を行う場合に、1つの充電制御部で異常が生じた場合であってもすべての電池手段に対し確実に充電を完了できる、充電装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、電池手段を装着する電池装着部と、前記電池装着部に装着された前記電池手段に対して充電を行う充電制御部と、を有する充電ユニットを、複数備えた充電装置であって、各充電ユニットの充電制御部は、他の充電ユニットに備えられた充電制御部の異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により前記他の充電ユニットの充電制御部の異常が検出された場合に、当該他の充電ユニットの充電制御部の機能を無効化可能な無効化手段と、前記無効化手段により機能を無効化された前記他の充電ユニットの充電制御部に代わり、当該他の充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段に対して充電を行う代用制御手段と、を備えることを特徴とする。
本願発明の充電装置は、複数の充電ユニットを有している。各充電ユニットは、電池装着部と、充電制御部とを備え、電池装着部に装着された電池手段に対して充電を行うことができる。
ここで、充電制御部を構成する例えばコンピュータのCPUは、ごくまれに、何らかの理由によって異常が生じ(例えば制御が停止するフリーズ状態となる等)、電池手段への充電が不可能となる場合がある。そこで、本願発明では、各充電ユニットに、異常検出手段を設けている。これにより、1つの充電ユニットの充電制御部で異常が生じた場合、当該異常が別の充電ユニットの異常検出手段により検出される。そして、当該別の充電ユニットの無効化手段が、上記異常が検出された充電ユニットの充電制御部の機能を無効化する。その後、当該別の充電ユニットの代用制御手段が、上記異常が検出された充電ユニットの充電制御部に代わり、電池装着部に装着された電池手段に対して、充電を行う。
以上のように、本願発明においては、複数の充電ユニットそれぞれに1つの充電制御部を設けると共に、その中の1つの充電ユニットの充電制御部に異常が生じた場合に別の充電ユニットの充電制御部から電池手段へ充電を行う。これにより、1つの充電ユニットの充電制御部で異常が生じた場合であっても、その充電ユニットを含むすべての充電ユニットの電池装着部に装着されたすべての電池手段に対し、確実に充電を完了することができる。
また、本願発明の構成によれば、各充電ユニットの構成を互いに同一とすることができるので、構成及び制御の簡素化を図ることができ、製造メーカにとっての利便性が高い。
本発明によれば、複数の充電制御部により複数の電池手段への充電制御を行う際、1つの充電制御部で異常が生じた場合であっても、すべての電池手段に対し確実に充電を完了することができる。
本発明の一実施形態による充電装置により充電された電池を使用するプリンタの概略構成を表す斜視図である。 図1中F−F断面による断面図、及び、G−G断面による断面図である。 本発明の一実施形態による充電装置の概略構成を表す平面図である。 充電装置の電気的概略構成を表す機能ブロックである。 第2充電回路の電気的構成を表す回路図である。 通常時の第1及び第2充電回路の動作を説明する説明図である。 第1充電回路フリーズ時の第1及び第2充電回路の動作を説明する説明図である。 第2充電回路のマイコンにより実行される制御内容を表すフローチャートである。 平常時のパルス波形と充電中のパルス波形で2種類のパルスパターンを使い分ける変形例での、当該パルス波形の説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、充電式のプリンタに使用されるバッテリ電源を充電可能な充電装置に関する実施形態である。
<プリンタ>
まず、本実施形態の充電装置の充電処理対象であるバッテリ電源が使用されるプリンタ(印刷装置)について、図1及び図2を用いて説明する。図1及び図2では、図1中の右下方向を右方、左上方向を左方、右上方向を後方、左下方向を前方、上方向を上方、下方向を下方、と定義する(各図の矢印の図示参照)。
プリンタ1は、充電可能なバッテリ電源(詳細は後述)を電源として駆動可能であり、外部機器(図示せず)より受信した印刷データに対応した印刷を実行する。このプリンタ1と、後述する充電装置200とにより、本実施形態の印刷システムを構成している。
プリンタ1は、装置外郭を構成する略箱形形状の筐体100を備えている。この筐体100は、装置外郭上部を構成するトップカバー101と、装置外郭下部を構成するアンダーカバー102とを備えている。トップカバー101は、固定部101Aと開閉蓋101Bとを備えている。
トップカバー101の開閉蓋101Bの下方(筐体100の内部)には、ロール収納部161が設けられている(図2参照)。このロール収納部161には、ロール紙S(被印字媒体)が両端部を支持部材(図示せず)によって回転可能に軸支されて収納されており、これによってロール収納部161から連続的にロール紙Sを供給可能である。このとき、開閉蓋101Bはヒンジ部Hを介しアンダーカバー102の後端部に対して回転可能に連結されており、開閉蓋101Bを開き状態とすることで、ロール収納部161を装置外部に露出させ、ロール紙Sの装着や交換を容易に行うことができる。トップカバー101の前後方向略中央部には、印字後のロール紙Sを排出するための排出口107が設けられている。
開閉蓋101Bの前方側端部には、プラテンローラ111(搬送手段)が回転自在に支持されている。プラテンローラ111は、開閉蓋101Bが上記閉じ状態にあるときに、ロール紙Sを搬送する。
上記のように搬送されるロール紙Sに対し、プラテンローラ111に所定の圧接力で接触するサーマルラインヘッド112(印字手段)によって、所望の印字が形成される。このとき、上記プラテンローラ111を回転駆動する駆動力を発生する駆動モータが筐体100の内部に設けられており、開閉蓋101Bの閉じ状態において、上記モータの駆動力が図示しないギア機構によってプラテンローラ111に伝達される。なお、上記駆動モータは、筐体100内部の後方にかけて配置された制御基板170(図2(a)参照)によって、その駆動が制御される。
筐体100内の制御基板170の下方には、アンダーカバー102の下面側から上記バッテリ電源が挿入されて配置されるバッテリ電源収納部163(図2(a)参照)が備えられている。なお、バッテリ電源収納部163では、図示を省略するが、安定性や重心配置の観点から、上記バッテリ電源は横置きに収納されている。そして、上記制御基板170は、上記バッテリ電源収納部163に収納されたバッテリ電源から供給される電力を用いつつ、サーマルラインヘッド112及び上記駆動モータ等の制御を行う。なお、バッテリ電源は、この例ではリチウムイオン電池を備えている。
<プリンタの概略動作>
上記構成において、印刷時には、PC端末や携帯電話等の上記外部機器より、プリンタ1に対し、無線通信(又は有線通信や赤外線通信でもよい)を介して、印刷データが送信される。また、上記駆動モータの駆動力に基づくプラテンローラ111の回転によってロール収納部161からロール紙Sが繰り出される。繰り出されたロール紙Sは、サーマルラインヘッド112とプラテンローラ111との間に挿通され、そのロール紙Sに対しサーマルラインヘッド112が上記印刷データに基づいた所望の態様の印刷を行う。印刷後のロール紙Sは、排出口107から筐体100の外部へと排出される。このとき、メインシャーシ部材150には、排出口107の内側において当該排出口107に沿うように固定刃160が取り付けられている。使用者は、上記のようにして印刷が完了し排出口107から排出されたロール紙Sの端部を、この固定刃160を用いて手動で切断することができる。
<充電装置>
本実施形態では、上記バッテリ電源収納部163に収納されるバッテリ電源に対し、充電装置によって充電処理が行われる。このバッテリ電源としては、この例では、充電可能なリチウムイオン電池等の特定種類の複数の充電池セルをまとめて1パックとした、電池手段としての電池パックが用いられる。
<充電装置の概略構成>
本実施形態の充電装置では、複数の上記電池パックに対し、一括して充電処理を行うことができる。すなわち、図3に示すように、本実施形態の充電装置200は、例えば4パックの電池パックBA,BB,BC,BDがそれぞれ装着される4つの装着部201a,201b,201c,201d(電池装着部)を備えた充電装置本体204と、アダプタ202と、プラグ203と、を有している。
充電装置本体204は、アダプタ202に接続され、またアダプタ202はプラグ203を介してコンセント(AC電源)に接続される。これにより、充電装置本体204の装着部201a,201b,201c,201dにそれぞれ装着されている各電池パックB1,B2,B3,B4に対し、いわゆる定電流方式による充電処理が行われる(詳細は後述)。
<充電装置の電気的構成>
充電装置本体204の電気的構成を図4及び図5により説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、充電装置本体204が、3パックの電池パックBA,BB,BCそれぞれを充電する場合を例にとって説明する。すなわち、充電装置本体204は、3パックの電池パックBA,BB,BCそれぞれを装着する3つの装着部201a,201b,201cと、各装着部201a,201b,201cに対応してそれぞれ設けられ、互いに同一構成を備えた3つの第1〜第3充電回路10A〜10Cと、を有している。なお、各装着部と対応する各充電回路とが、1つの充電ユニットを構成している。すなわち、装着部201aと第1充電回路10Aとで第1の充電ユニットを構成し、装着部201bと第2充電回路10Bとで第2の充電ユニットを構成し、装着部201cと第3充電回路10Cとで第3の充電ユニットを構成している。
<充電回路の詳細構成>
図4において、第1充電回路10Aは、充電制御部を構成するCPUとしてのマイコン11Aと、コンバータとしてのDC/DC回路13Aと、電池パックBAについての充電電流及び電池電圧を検出(詳細は後述)する観測回路14Aと、を備えている。また第2充電回路10Bは、上記同様、充電制御部を構成するCPUとしてのマイコン11Bと、コンバータとしてのDC/DC回路13Bと、電池パックBBについての充電電流及び電池電圧を検出(詳細は後述)する観測回路14Bと、を備えている。また第3充電回路10Cは、充電制御部を構成するCPUとしてのマイコン11Cと、コンバータとしてのDC/DC回路13Cと、電池パックBCについての充電電流及び電池電圧を検出(詳細は後述)する観測回路14Cと、を備えている。
マイコン11A、マイコン11B、及びマイコン11Cは互いにラインa1(後述の図5参照)によって互いに連携(ループ接続)している。マイコン11Aからマイコン11Bへは第1パルス信号が出力され、マイコン11Bからマイコン11Cへは第2パルス信号が出力され、マイコン11Cからマイコン11Aへは第3パルス信号が出力される。これら第1〜第3パルス信号は電源が入っているときは常時生成されており、この第1〜第3パルス信号の存在によってマイコンが正常動作をしていることが確認できる。すなわち正常な充電が行われていることが担保されていることになる。したがって、第1パルス信号の入力に基づきマイコン11Bはマイコン11Aの正常動作を監視しており、第2パルス信号の入力に基づきマイコン11Cはマイコン11Bの正常動作を監視しており、第3パルス信号の入力に基づきマイコン11Aはマイコン11Cの正常動作を監視している。
上記の監視関係に基づき、以下適宜、各マイコン11A,11B,11Cのうち2つの互いの相互関係を「監視側」「被監視側」と称する。すなわち、マイコン11Aとマイコン11Bとの関係ではマイコン11Aが「被監視側」のマイコンでかつマイコン11Bが「監視側」のマイコンであり、マイコン11Bとマイコン11Cとの関係ではマイコン11Bが「被監視側」のマイコンでかつマイコン11Cが「監視側」のマイコンであり、マイコン11Cとマイコン11ABとの関係ではマイコン11Cが「被監視側」のマイコンでかつマイコン11Aが「監視側」のマイコンである。
上記のように、第1〜第3充電回路10A〜10Cは互いに同一の構成であることから、以下、それら第1充電回路10A〜10Cのうち第1充電回路10Aを代表例として、図5を用いてその詳細構成を説明する。なお、上述の定義に沿い、適宜、第1充電回路10A内に備えられる第2充電回路10Bに係わる構成を「監視側」を付して称し、第1充電回路10A内に備えられる第3充電回路Cに係わる構成を「被監視側」を付して称し、自らの第1充電回路10Aに係わる構成を「自回路」を付して称する場合がある。
図5において、第1充電回路10Aは、上記マイコン11Aと、主電源としてのDC24Vの入力端子12Aと、DC/DC回路13Aと、を有している。
入力端子12Aから、マイコン11Aの制御により、DC/DC回路13Aを通じて、電池パックBAに対して電力が供給(充電)される。なお、入力端子12Aは、コンセント(AC電源)に接続されるプラグ203を有する、定電圧回路(アダプタ202)を介して接続されている。定電圧回路は、上記電源から供給される電力に基づき、所定の定電圧(DC24V)を生成する。
観測回路14Aは、DC/DC回路13Aの出力側と電池パックBAのプラス極側との間から接地方向に分岐して設けた抵抗R3及び抵抗R4と、電池パックBAのマイナス極側から接地方向に挿入された抵抗R5と、を備える。
マイコン11Aは、「監視側向けパルス信号(この例では第1パルス信号)」出力ポートと、「駆動電圧」入力端子と、「充電ON1」出力ポートと、「電流切替1」出力ポートと、「自回路電池(この例では電池パックBA)電圧チェック」入力ポートと、「自回路電池(この例では電池パックBA)電流チェック」入力ポートと、「被監視側電池(この例では電池パックBC)電圧チェック」入力ポートと、「被監視側電池(この例では電池パックBC)電流チェック」入力ポートと、「電流切替2」出力ポートと、「充電ON2」出力ポートと、「マイコンOFF」ポートと、「被監視側からのパルス信号(この例では第3パルス信号)」入力ポートと、を備えている。
「監視側向けパルス信号(この例では第1パルス信号)」出力ポートからは、ラインa1を介し、第1充電回路10Aから見て上記監視側となる、第2充電回路10Bのマイコン11B(詳細にはマイコン11Bの「被監視側からのパルス信号」入力ポート)へ、パルス信号(この例では上記第1パルス信号)が出力される。
「駆動電圧」入力端子には、マイコン用の所定値の駆動電圧(端子電圧VCC)が、スイッチSWAを介し入力される。なお、このスイッチSWAは、ラインa2を介した、上記監視側のマイコン(この例ではマイコン11B)の上記「マイコンOFF」出力ポートからの導通・遮断制御信号により、導通・遮断が制御される。
「充電ON1」出力ポートからは、ラインa7を介して、DC/DC回路13AへON・OFF制御信号が出力される。これにより、DC/DC回路13Aにおける上記電池パックBAへの電力供給のON・OFFが切り替えられる。なおこのとき、DC/DC回路13Aには、上記監視側のマイコン(この例ではマイコン11B)の上記「充電ON2」ポートからのON・OFF制御信号もラインa3を介し入力される。これにより、この監視側マイコンからのON・OFF制御信号によっても、DC/DC回路13AからのON・OFFが切り替え可能となっている。
「電流切替1」出力ポートからは、ラインa8を介して、DC/DC回路13Aへ電流切り替え制御信号が出力される。これにより、DC/DC回路13Aにおける上記電池パックBAへの電流の切り替えが実行される。これにより、例えば電池パックBAの満充電が近いかどうかに応じた、定電流充電制御が行われる。なおこのとき、DC/DC回路13Aには、上記監視側のマイコン(この例ではマイコン11B)の上記「電流切替2」ポートからの電流切り替え制御信号もラインa4を介し入力される。これにより、この監視側マイコンからの電流切り替え制御信号によっても、DC/DC回路13Aにおける電流の切り替えが可能となっている。
「自回路電池電圧チェック」入力ポートには、自回路に係わる電池である電池パックBAの電圧、すなわち、上記観測回路14Aの抵抗R3と抵抗R4との間の接点P1における電圧値が、入力される。なおこのとき、上記P1における電圧値は、ラインa6を介し、上記監視側のマイコン(この例ではマイコン11B)の上記「被監視側電池(この例では電池パックBA)電圧チェック」入力ポートにも入力される。
「自回路電池電流チェック」入力ポートには、自回路に係わる電池である電池パックBAの電流、すなわち、上記観測回路14Aの抵抗R5と電池パックBA出力側との間の接点P2からの電流値が、入力される。なおこのとき、上記P2における電流値は、ラインa5を介し、上記監視側のマイコン(この例ではマイコン11B)の上記「被監視側電池(この例では電池パックBA)電流チェック」入力ポートにも入力される。
「被監視側電池電圧チェック」入力ポートには、既に上述したように、第1充電回路10Aから見て上記被監視側となる第3充電回路10Cの観測回路14C(詳細には上記観測回路14Aと同等の上記接点P1)における電圧値(すなわち電池パックBCの電圧値)が、ラインa6を介し入力される。
「被監視側電池電流チェック」入力ポートには、既に上述したように、第1充電回路10Aから見て上記被監視側となる第3充電回路10Cの観測回路14C(詳細には上記観測回路14Aと同等の上記接点P3)からの電流値(すなわち電池パックBCの電流値)が、ラインa5を介し入力される。
「電流切替2」出力ポートからは、既に上述したように、第1充電回路10Aから見て上記被監視側となる第3充電回路10CのDC/DC回路13Aに対し、ラインa4を介し上記電流切り替え制御信号が出力される。
「充電ON2」出力ポートからは、既に上述したように、第1充電回路10Aから見て上記被監視側となる第3充電回路10CのDC/DC回路13Aに対し、ラインa3を介し上記ON・OFF制御信号が出力される。
「マイコンOFF」出力ポートからは、既に上述したように、第1充電回路10Aから見て上記被監視側となる第3充電回路10CのスイッチSWCに対し、ラインa2を介し上記導通・遮断制御信号が出力される。
「被監視側からのパルス信号」入力ポートには、既に上述したように、第1充電回路10Aから見て上記被監視側となる第3充電回路10Cのマイコン11Cからのパルス信号(この例では第3パルス信号)が、ラインa1を介し入力される。
上記構成により、マイコン11Aは、自回路に係わる観測回路(この例では観測回路14A)で検出した、自回路に係わるマイコン(この例では第1充電回路10Aのマイコン11A)の制御による電池パック(この例では電池パックBA)の充電電流及び電池電圧の検出結果を入力する。そして、マイコン11Aは、その入力した検出結果に基づき、自回路に係わるDC/DC回路(この例ではDC/DC回路13A)における充電出力のON・OFF及び充電電流の切り替えを制御する。
またマイコン11Aは、被監視側である充電回路の観測回路(この例では第3充電回路10Cの観測回路14C)で検出した、被監視側に係わるマイコン(この例では第3充電回路10Cのマイコン11C)の制御による電池パック(この例では電池パックBC)の充電電流及び電池電圧の検出結果も入力する。そして、マイコン11Aは、その入力した検出結果に基づき、被監視側である充電回路のDC/DC回路(この例ではDC/DC回路13C)における充電出力のON・OFF及び充電電流の切り替えも制御することができ、さらには、被監視側である充電回路のスイッチ(この例ではスイッチSWC)を遮断して、被監視側であるマイコン(この例ではマイコン11C)の上記駆動電圧を絶つこともできる。
なお、第1充電回路10Aには、赤色及び緑色の2色のLED等による光源L1,L2が設けられている。光源L1,L2は、それぞれ抵抗R1,R2を介し、端子電圧VCCに接続されている。この光源L1,L2は、マイコン11Aからの点灯制御信号に基づき、充電中(後述する被監視側に係わる電池パックへの充電中を含む)であれば赤色の光源L1が点灯し、満充電(充電完了)の時には緑色の光源L2が点灯する。なお、マイコン11Aが何らかの原因で制御が停止するフリーズ状態となった場合には、自回路(この例では第1充電回路10A)に係わる光源L1,L2は両方とも消灯する。
なお、以上は第1充電回路10Aに係わる各構成要素及びその機能を、監視側及び被監視側の構成との相互作用も含めて説明した。繰り返しとなる説明を省略するが、上述したように、第1充電回路10B及び第3充電回路10Cも同等の構成及び機能を備えている。
<本実施形態の特徴>
ここで、充電制御部を構成するCPUとしてのマイコン11A,11B,11Cのいずれか1つが、ごくまれに、何らかの理由で上記フリーズ状態となる等の異常が生じる場合がある。本実施形態の特徴は、このようにしてマイコン11A〜11Cのいずれか1つが異常となり対応する電池パックの充電が不可能となった場合に、残りの2つのマイコンのいずれか(フリーズしたマイコンから見て上記監視側となるマイコン)が、当該電池パックの充電を代行して行うことにある。以下、その手法の詳細を順を追って説明する。
<本実施形態の充電制御の手法>
以下、上記フリーズ発生の一例として、第1充電回路10Aのマイコン11Aがフリーズした場合を例にとって、本実施形態の具体的な手法を説明する。
<通常時の制御>
まず、上記フリーズが発生する前の通常時の挙動を、図6に示す。すなわち、通常時においては、第1充電回路10Aのマイコン11Aは、ON状態の上記スイッチSWAにより駆動電圧を供給されつつ、上記観測回路14Aによる電圧チェック及び電流チェックの監視情報に基づき、DC/DC回路13Aを通じて、入力端子12Aから電池パックBAに電力を供給し充電を行う。同様に、第2充電回路10Bのマイコン11Bは、上記観測回路14Bによる電圧チェック及び電流チェックの監視情報に基づき、DC/DC回路13Bを通じて、入力端子12Bから電池パックBBに電力を供給し充電を行う。
このとき、前述したように、監視側であるマイコン11Bは、被監視側である第1充電回路10Aの観測回路14Aでの検出結果に基づき、マイコン11Aが電池パックBAの充電中か否かを所定間隔で検出している(前述の「被監視側電池電圧チェック」入力ポート及び「被監視側電池電流チェック」入力ポートへの入力を参照)。また、被監視側であるマイコン11Aから正常に出力された第1パルス信号が、監視側であるマイコン11Bへと入力されている(前述の「被監視側からのパルス信号」入力ポートへの入力を参照)。
<マイコン11Aがフリーズ時の制御>
そして、マイコン11Aでフリーズが発生したとすると、図7に示すように、まず、それまで被監視側であるマイコン11Aから出力されていた第1パルス信号が消失する(前述の「被監視側からのパルス信号」入力ポートへの入力を参照)ことで、監視側の第2充電回路10Bのマイコン11Bは、当該マイコン11Aがフリーズしたものと判断する。その後、マイコン11Bは、第1充電回路10AのスイッチSWAをOFF(遮断)状態にし(前述の「マイコンOFF」出力ポートからの出力を参照)、端子電圧VCCに基づくマイコン11Aへの電源供給を遮断する(前述の「駆動電圧」入力端子への入力を参照)。これにより、マイコン11Aの制御機能が無効化される。
その後、マイコン11Bは、図6において通常時で行っていた上記観測回路14Aからの検出結果に基づき、マイコン11Aが電池パックBAの充電中であったか否かを判定する。もし電池パックBAの充電中であったと判定された場合には、まず、自回路である第2充電回路10Bでの電池パックBBの充電を引き続き行って完了させる。その後、マイコン11Bは、被監視側である第1充電回路10AのDC/DC回路13Aへ上記ON・OFF制御信号を出力して制御し(前述の「充電ON2」出力ポートからの出力を参照)、入力端子12Aから電池パックBAに電力を供給し充電を行う。
以上のように、本実施形態では、被監視側のマイコンのフリーズが監視側のマイコンによって検出されたら、当該監視側のマイコンの制御により、被監視側のマイコンへの電源を遮断して無効化した後、監視側のマイコンの代用的な制御により、被監視側の第1充電回路により電池パックへの充電が行われる。
<制御手順>
次に、上記手法を実現するために、マイコンにより実行される制御手順を図8により説明する。なお、ここでは、上記の例に沿い、マイコン11A〜11Cのうちマイコン11Bが実行する手順を例にとって説明する。
まず、ステップS10で、マイコン11Bは、フリーズフラグFv及び充電フラグFB(詳細は後述)をそれぞれ0に初期化する。
その後、ステップS20で、マイコン11Bは、自回路である第2充電回路10Bより、装着部201bに装着された電池パックBBに対して充電を開始する。すなわち、上記「自回路電池(この例では電池パックBB)電圧チェック」入力ポート及び「自回路電池(この例では電池パックBB)電流チェック」入力ポートに対する、観測回路14Bでの検出結果に基づき、「充電ON1」出力ポート及び「電流切替1」出力ポートからDC/DC回路13Bに制御信号を出力し、DC24Vの入力端子12Bから電池パックBBに電力を供給し充電する。なお、このステップS20が各請求項記載の開始制御手段として機能する。
その後、ステップS30で、マイコン11Bは、自回路である第2充電回路10B側の上記光源L2に対し制御信号を出力して赤色の光源L1を点灯させ、電池パックBBの充電が開始されたことを表示する。その後、ステップS40に移る。
ステップS40では、マイコン11Bは、被監視側である第1充電回路10Aに備えられたマイコン11Aに異常があるかどうかを検出する。すなわち、マイコン11Bは、上記「被監視側からのパルス信号」入力ポートに、マイコン11Aからの第1パルス信号が入力されているか否かを判定する。第1パルス信号が入力されていない場合には、ステップS40の判定が満たされず(S40:NO)、マイコン11Bは、当該マイコン11Aがフリーズしたものと判断し、ステップS100に移行する。第1パルス信号が入力されている場合には、ステップS40の判定が満たされ(S40:YES)、後述するステップS50に移行する。なお、この例では、装着部201aと第1充電回路10Aとからなる上記第1の充電ユニットが各請求項記載の他の充電ユニットに相当し、装着部201bと第2充電回路10Bとからなる上記第2の充電ユニットが各請求項記載の自充電ユニットに相当する。また、このステップS40が各請求項記載の異常検出手段として機能する。
ステップS100では、マイコン11Bは、「マイコンOFF」ポートから制御信号を出力し、被監視側である第1充電回路10AのスイッチSWAをオフ状態にする。これにより、端子電圧VCCからマイコン11Aへの電力供給が遮断されることで、マイコン11Aの制御機能が無効化される。このステップS100が各請求項記載の無効化手段として機能する。
そして、ステップS110で、マイコン11BはフリーズフラグFvをFv=1とする。その後、ステップS120に移行する。
ステップS120では、マイコン11Bは、直前までの第1充電回路10Aの観測回路14Aからの検出結果(「被監視側電池(この例では電池パックBA)電圧チェック」入力ポート及び「被監視側電池(この例では電池パックBA)電流チェック」入力ポートでの入力結果。図示しない適宜の記憶手段に随時記憶されている)に基づき、当該マイコン11Aが装着部201aに装着された電池パックBAへの充電処理を行っていたか否かを判定する。第1充電回路10Aが直前まで充電処理中を行っていなかった場合(この場合は、充電を行っていない平常時にマイコン11Aがフリーズしたこととなる)には、ステップS120の判定が満たされず(S120:NO)、後述のステップS50に移行する。第1充電回路10Aが直前まで充電処理中だった場合(充電中にマイコン11Aがフリーズした場合)には、ステップS120の判定が満たされ(S120:YES)、ステップS130に移行する。なお、このステップS120が各請求項記載の充電判定手段として機能する。
ステップS130では、マイコン11Bは、充電フラグFBをFB=1とする。その後、ステップS50に移行する。
ステップS50では、マイコン11Bは、自回路である第2充電回路10Bが充電を行っている電池パックBBが所定の充電終了状態に達したか否かを判定する。この判定は、「自回路電池(この例では電池パックBA)電圧チェック」入力ポート及び「自回路電池(この例では電池パックBA)電流チェック」入力ポートへの、第2観測回路14Bからの検出結果に基づき、公知の手法を用いて、例えば電池パックBBが所定の電圧値等の「所定の充電終了状態」に達したか否かにより判定すれば足りる。
充電終了状態に達していなければ、ステップS50の判定が満たされず(S50:NO)、ステップS40に戻って同様の手順を繰り返す。充電終了状態に達していれば、ステップS50の判定が満たされ(S50:YES)、ステップS60に移行する。このステップS50が各請求項記載の終了判定手段として機能する。
ステップS60では、マイコン11Bは、充電フラグFBがFB=1となっているか否かを判定する。FB=1である場合、ステップS60の判定が満たされず(S60:NO)、マイコン11Aが充電を行っていない平常時にフリーズしたかあるいはフリーズしなかったとみなされ、ステップS140に移行する。FB=1であった場合、ステップS60の判定が満たされ(S60:YES)、マイコン11Aが充電中にフリーズしたとみなされて、後述するステップS70に移行する。
ステップS140では、マイコン11Bは、フリーズフラグFvがFv=1となっている否かを判定する。Fv=0である場合(マイコン11Aがフリーズしていなかった場合)、ステップS140の判定が満たされず(S140:NO)、このフローは終了する。Fv=1であった場合、ステップS140の判定が満たされ(S140:YES)、マイコン11Aが充電を行っていない平常時にフリーズしたとみなされ、後述するステップS90に移行する。
一方、ステップS70では、マイコン11Bは、ステップS100において機能を無効化された第1充電回路10Aのマイコン11Aに代わり、装着部201aに装着された電池パックBAに対して充電を行う。すなわち、マイコン11Bは、上記「被監視側電池(この例では電池パックBA)電圧チェック」入力ポート及び「被監視側電池(この例では電池パックBA)電流チェック」入力ポートに対する、観測回路14Aでの検出結果に基づき、「充電ON2」出力ポート及び「電流切替2」出力ポートから被監視側である第2充電回路10AのDC/DC回路13Aに制御信号を出力し、DC24Vの入力端子12Aから電池パックBAに電力を供給し充電する。なお、このステップS70が各請求項記載の代用制御手段として機能する。
その後、ステップS80では、マイコン11Bは、上記ステップS70で開始した電池パックBAの充電処理が終了したか否かを(上記ステップS50と同様の公知の手法により)判定する。充電処理が終了していなければ、ステップS80の判定が満たされず(S80:NO)、判定が満たされるまでループ待機する。充電処理が終了すれば、ステップS80の判定が満たされ(S80:YES)、ステップS90に移行する。
ステップS90では、マイコン11Bは、第2充電回路10Bの赤色及び緑色の両光源L1,L2を点灯させて、エラー表示を行う。これにより、操作者に対し、電源の再投入(例えば、充電装置200のプラグ203をコンセントからいったん抜いて再度入れなおす等の指示)が促される。その後、このフローを終了する。
なお、上記では、監視側である第2充電回路10Bのマイコン11Bにより実行される制御手順を、被監視側である第1充電回路10Aのマイコン11Aがフリーズした際の処理を含めて説明した。前述したように、監視側であるマイコン11Cの制御手順(フリーズした被監視側のマイコン11Bに対する処理を含む)や、監視側であるマイコン11Aの制御フロー(フリーズした被監視側のマイコン11Bに対する処理を含む)も、同様の手順であるので、詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態においては、第1〜第3充電回路10A,10B,10Cそれぞれに1つのマイコン11A,11B,11Cを設けると共に、その中の1つの充電回路(上記の例では第1充電回路10A)のマイコン11Aに異常が生じた場合に別の充電回路(上記の例では第2充電回路10B)のマイコン11Bから第1充電回路10Aの電池パックBAへ充電を行う。これにより、1つの第1充電回路10Aのマイコン11Aで異常が生じた場合であっても、その第1充電回路10Aを含むすべての第1〜第3充電回路10A〜10Cに係わるすべての電池パックBA,BB,BCに対し、確実に充電を完了することができる。また、本実施形態の構成によれば、各充電回路10A,10B,10Cの構成を互いに同一とすることができるので、構成及び制御の簡素化を図ることができ、製造メーカにとっての利便性が高い。
また、マイコン11A,11B,11Cにおいて何らかの理由で異常が生じる場合に、電池パックBA,BB,BCへの充電中に限らず、充電を行っていない平常時に異常が生じる可能性も考えられる。そこで、本実施形態では、1つの充電回路(上記の例では第1充電回路10A)のマイコン11Aで異常が検出されたとき当該マイコン11Aが充電を行っていたかどうかを別の充電回路のマイコン(上記の例では第2充電回路10Bでのマイコン11B)が判定し、上記充電が行われていたときに当該第1充電回路10Aの電池パックBAに充電を行う(ステップS120参照)。これにより、第1充電回路10Aでの異常発生時における、第2充電回路10Bによる上記代用充電機能を確実に果たすことができる。
また、本実施形態では特に、正常な充電回路(上記の例では第2充電回路10B)は、自回路に係わる装着部201bの電池パックBBに対する充電が終了した後に、異常が生じた別の充電回路(上記の例では第1充電回路10A)に対して上記代用充電機能を実行する(ステップS50参照)。これにより、すべての第1〜第3充電回路10A,10B,10Cの装着部201a,201b,201cに装着されたすべての電池パックBA,BB,BCに対し、もれなく確実に充電を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、その変形例の1つについて、説明する。なお、上記実施形態と同等の部分については同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
(1)パルス信号の波形を変化させる場合
すなわち、上記実施形態では、図8のステップS120において、直前の被監視側のマイコンの観測回路(上記の例では第1充電回路10Aの観測回路14A)での検出結果に応じて、監視側のマイコン(上記の例ではマイコン11B)が、当該被監視側のマイコンが充電中であったかどうかを判定した。しかしながら、これに限られない。
すなわち、上記のように被監視側マイコンから監視側マイコンへと出力するパルス信号の態様を、充電中とそれ以外とで異ならせておき、これによって監視側マイコンの上記の判定を行うようにしてもよい。
すなわち、例えば図9(a)に示すように、充電を行っていない平常時ではHIGH状態が1[msec]でLOW状態が9[msec」となる波形からなる上記パルス信号を被監視側マイコンが監視側マイコンへと出力し、図9(b)に示すように、充電しているときはHIGH状態が2[msec]でLOW状態が8[msec]となる波形からなる上記パルス信号を被監視側マイコンが監視側マイコンへと出力するようにしてもよい。この場合、上記図8のステップS120では、被監視側パソコン(上記の例ではパソコン10A)から直前入力されていたパルス信号が、どちらのパルス波形であったか否かにより、充電中であったか否かを判定すればよい。この変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得る。
(2)その他
以上においては、プリンタ1に使用されるバッテリ電源の充電装置として本発明を適用したが、これに限られない。すなわち、充電式のバッテリ電源を用いる電子機器であれば印刷装置以外の機器に対しても本発明を適用することができ、当該電子機器に使用される複数のバッテリ電源に対し本願発明の充電装置で充電処理を行うことで、上記同様の効果を得る。
なお、以上において、図4、図5、図6、図7に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 プリンタ(印刷装置)
11A〜C マイコン(充電制御部)
111 プラテンローラ(搬送手段)
112 サーマルラインヘッド(印字手段)
200 充電装置
201a〜d 装着部
BA〜BD 電池パック(電池手段)

Claims (4)

  1. 電池手段を装着する電池装着部と、前記電池装着部に装着された前記電池手段に対して充電を行う充電制御部と、を有する充電ユニットを、複数備えた充電装置であって、
    各充電ユニットの充電制御部は、
    他の充電ユニットに備えられた充電制御部の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により前記他の充電ユニットの充電制御部の異常が検出された場合に、当該他の充電ユニットの充電制御部の機能を無効化可能な無効化手段と、
    前記無効化手段により機能を無効化された前記他の充電ユニットの充電制御部に代わり、当該他の充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段に対して充電を行う代用制御手段と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1記載の充電装置において、
    各充電ユニットの充電制御部は、
    前記異常検出手段により前記他の充電ユニットの充電制御部の異常が検出されたとき、当該他の充電ユニットの充電制御部が、当該他の充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段への充電処理を行っていたか否かを判定する充電判定手段をさらに有し、
    前記代用制御手段は、
    前記充電判定手段により、前記他の充電ユニットの充電制御部が前記充電処理を行っていたと判定された場合に、当該他の充電ユニットの充電制御部に代わり、当該他の充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段に対して充電を行う
    ことを特徴とする充電装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の充電装置において、
    各充電ユニットの充電制御部は、
    自充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段に対して充電を開始する、開始制御手段と、
    前記開始制御手段により充電開始された前記電池手段が、所定の充電終了状態に達したか否かを判定する終了判定手段と、
    を備えており、
    前記代用制御手段は、
    前記終了判定手段により、開始制御手段で充電開始された前記電池手段が前記所定の充電終了状態に達したと判定された場合に、前記他の充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段に対して充電を行う
    ことを特徴とする充電装置。
  4. 電池手段を装着し、その装着された電池手段の電力により動作する印刷装置と、前記電池手段を充電可能な充電装置と、を有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記電力により駆動され、被印字媒体を搬送する搬送手段と、
    前記電力により駆動され、前記被印字媒体に所望の印字を行う印字手段と、
    を有し、
    前記充電装置は、
    電池手段を装着する電池装着部と、前記電池装着部に装着された前記電池手段に対して充電を行う充電制御部と、を有する充電ユニットを、複数備え、
    各充電ユニットの充電制御部は、
    他の充電ユニットに備えられた充電制御部の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により前記他の充電ユニットの充電制御部の異常が検出された場合に、当該他の充電ユニットの充電制御部の機能を無効化可能な無効化手段と、
    前記無効化手段により機能を無効化された前記他の充電ユニットの充電制御部に代わり、当該他の充電ユニットの前記電池装着部に装着された電池手段に対して充電を行う代用制御手段と、
    を備える
    ことを特徴とする印刷システム。
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