JP2013207774A - 画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013207774A JP2013207774A JP2012078137A JP2012078137A JP2013207774A JP 2013207774 A JP2013207774 A JP 2013207774A JP 2012078137 A JP2012078137 A JP 2012078137A JP 2012078137 A JP2012078137 A JP 2012078137A JP 2013207774 A JP2013207774 A JP 2013207774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- forming apparatus
- information
- job
- storage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】初期設定に必要な設定情報及びジョブで使用するジョブ使用情報を格納した記憶装置とネッ設定情報取得部トワーク通信する画像形成装置の起動時間を短縮する。
【解決手段】画像形成装置1は、電源ONを確認するとネットワーク接続した情報記憶装置50から設定情報を取得する設定情報取得部33と、該設定情報に基づき画像形成装置1を起動させる起動部31と、起動後にジョブを実行できることを確認すると情報記憶装置50からジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得部34とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置1は、電源ONを確認するとネットワーク接続した情報記憶装置50から設定情報を取得する設定情報取得部33と、該設定情報に基づき画像形成装置1を起動させる起動部31と、起動後にジョブを実行できることを確認すると情報記憶装置50からジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得部34とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、記憶装置とネットワーク通信可能な画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、画像形成装置は、画像形成装置に備えられた不揮発性メモリから起動に必要な情報やアプリケーションを実行するための情報を読み出していた。このような画像形成装置における記憶装置の使用に関して、例えば特許文献1には、省電力モードの移行時に、画像形成装置が備えるSRAMにプログラム及び設定データを退避させ、復帰時にワークメモリに展開する技術が開示されている。また、例えば特許文献2には、画像形成装置にトラブルが発生すると、外部装置のメモリに画像データを退避させ、トラブルが解消されると画像データを返送してプリントを再開する技術が開示されている。
ところで、近年の画像形成装置には多様な機能が搭載されており、それらの機能を実行するプログラム等を記憶させるために、不揮発性メモリの容量を増やす必要があり、コスト増となっている。そこで、コスト削減のため、画像形成装置の不揮発性メモリの容量を小さくする場合、あるいは画像形成装置に不揮発性メモリを備えない場合には、画像形成装置とネットワーク接続した記憶装置に、画像形成装置の初期設定に必要な情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用する情報を格納しておき、これら情報を受信することが考えられる。
しかしながら、画像形成装置の初期設定に必要な情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用する情報を、画像形成装置の起動時にネットワーク接続した記憶装置から受信すると、これら情報の受信にマシン負荷が大きくかかり、画像形成装置の起動が遅くなるという問題がある。画像形成装置の起動時には、画像形成装置のハードウェアを初期化するが、この初期化の時間がかることになる。ハードウェアの初期化後には、OSの起動が行われ、その後、ジョブで実行するアプリケーションの起動が行われるが、これらも順次遅れることになる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされ、その目的は、画像形成装置の初期設定に必要な情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用する情報を格納した記憶装置とネットワーク通信する画像形成装置の起動時間を短縮することにある。
本発明に係る自走式掃除システムは、上記課題を解決するために、画像形成装置の初期設定に必要な設定情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納した情報記憶装置とネットワーク通信可能な画像形成装置であって、自装置へ電源が投入されたことを確認すると、上記情報記憶装置から上記設定情報を取得する設定情報取得手段と、取得した上記設定情報に基づき自装置を起動させる起動手段と、自装置の起
動後に上記ジョブを実行できる状態になったことを確認すると、上記情報記憶装置から上記ジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得手段と、を備えたことを特徴としている。
動後に上記ジョブを実行できる状態になったことを確認すると、上記情報記憶装置から上記ジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得手段と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によると、画像形成装置の電源が投入されると、つまり電源ONになると、ネットワーク接続した情報記憶装置から、画像形成装置の初期設定に必要な設定情報を取得して、取得した設定情報に基づき画像形成装置を起動させる。そして、画像形成装置の起動後に画像形成装置でのジョブが実行できる状態になると、情報記憶装置からジョブで使用するジョブ使用情報を取得する。このように、上記設定情報と上記ジョブ使用情報とを異なるタイミングで取得するため、画像形成装置の起動時の情報の受信による負荷を低減させ、起動時間を短縮することが可能となる。
なお、画像形成装置が実行するジョブとしては、例えば、刷、コピー、スキャン、FAX送受信、イメージ送信等が挙げられるが、これらに限定されない。
ここで、上記ジョブ使用情報は、ルックアップテーブル(LUT)として格納された情報であってもよい。ルックアップテーブルとして格納された情報はデータ量が多いため、ネットワーク接続した情報記憶装置に格納しておくことで、画像形成装置の不揮発性メモリの容量を減らすのに効果的である。あるいは画像形成装置が不揮発性メモリを備えないことに貢献できる。
ルックアップテーブルとして格納されたジョブ使用情報として、例えば、ジョブとして画像処理を行う場合の画質を調整するためのLUTデータ(データを変換するためのテーブル設定値)、ジョブとしてデータ送信を行うための、アドレス、電話番号データ等が挙げられる。もちろんこれらは単なる例示であり、他のジョブで使用する他の情報であっても構わない。
また、ジョブ使用情報として、ルックアップテーブルとして格納された情報でなくてもよく、情報量の多い(例えば、1kバイト以上)情報をネットワーク接続した情報記憶装置に格納しておくことで、画像形成装置の不揮発性メモリの容量を減らすための高い効果が得られる。例えば、画像形成装置が画像読取装置を有している場合、この画像読取装置で読み取った画像データをジョブ使用情報として情報記憶装置に記憶しておき、必要に応じて情報記憶装置から読み出して画像形成装置から出力(印刷)するようにしてもよい。このように、ジョブ使用情報とは、画像形成装置が実行するジョブで使用する情報であればどのような情報であってもよい。
本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加え、自装置への電源が切られる際、電源投入中に取得した上記ジョブの実行に関連する情報に基づき上記ジョブ使用情報を更新して上記情報記憶装置に送信するジョブ情報更新手段を備えていてもよい。
上記構成によると、画像形成装置の電源OFFの際に、電源ON中に画像形成装置が取得したジョブの実行に関する情報に基づき、情報記憶装置に格納されるジョブ使用情報を更新できる。よって、画像形成装置は、次回の電源ON後の起動後、更新されたジョブ使用情報を取得し、その更新されたジョブ使用情報を使用してジョブを実行することができる。このように常に最新のジョブ使用情報を使用してジョブを実行することができるため、ユーザに使い勝手のよい使用環境を与えることができる。
本発明に係る通信システムは、上記課題を解決するために、上記本発明に係る画像形成装置のいずれかと、当該画像形成装置の初期設定に必要な設定情報及び当該画像形成装置にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納した情報記憶装置とが、ネットワーク接続していることを特徴としている。
上記通信システムによると、当該システムに含まれる情報記憶装置とネットワーク通信する画像形成装置の起動時間を短縮することが可能となる。ここで、情報記憶装置とネットワーク通信する画像形成装置は1つであっても複数であっても構わない。
本発明に係る画像形成装置の起動方法は、上記課題を解決するために、画像形成装置の初期設定に必要な設定情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納した情報記憶装置とネットワーク通信可能な画像形成装置の起動方法において、上記画像形成装置へ電源が投入されたことを確認すると、上記情報記憶装置から上記設定情報を取得する設定情報取得ステップと、取得した上記設定情報に基づき上記画像形成装置を起動させる起動ステップと、上記画像形成装置の起動後に上記画像形成装置がジョブを実行できる状態になったことを確認すると、上記情報記憶装置から上記ジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得ステップと、を含むことを特徴としている。
上記方法によると、起動時における初期設定に必要な設定情報と、ジョブで使用する情報とを別々にネットワーク接続した情報記憶装置から取得するため、画像形成装置の起動時の負荷を低減させ、起動時間を短縮することが可能となる。
なお、本発明に係る画像形成装置を、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを画像形成装置の上記各手段として動作させることにより、画像形成装置をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る画像形成装置は、自装置へ電源が投入されたことを確認すると、上記情報記憶装置から上記設定情報を取得する設定情報取得手段と、取得した上記設定情報に基づき自装置を起動させる起動手段と、自装置の起動後に上記ジョブを実行できる状態になったことを確認すると、上記情報記憶装置から上記ジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得手段と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によると、画像形成装置の電源が投入されると、つまり電源ONになると、ネットワーク接続した情報記憶装置から、画像形成装置の初期設定に必要な設定情報を取得して、取得した設定情報に基づき画像形成装置を起動させる。そして、画像形成装置の起動後に画像形成装置でのジョブが実行できる状態になると、情報記憶装置からジョブで使用するジョブ使用情報を取得する。このように、上記設定情報と上記ジョブ使用情報とを異なるタイミングで取得するため、画像形成装置の起動時の情報の受信による負荷を低減させ、起動時間を短縮することが可能となる。
本発明に係る実施形態について、図を参照して説明すれば、以下の通りである。
(通信システム)
図1は、本実施形態の通信システム100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、通信システム100は、画像形成装置1と情報記憶装置50とがネットワーク60を介して接続され、通信可能となっている。本実施形態では1つの情報記憶装置
50に1つの画像形成装置1が接続しているが、複数の画像形成装置が接続していてもよい。
図1は、本実施形態の通信システム100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、通信システム100は、画像形成装置1と情報記憶装置50とがネットワーク60を介して接続され、通信可能となっている。本実施形態では1つの情報記憶装置
50に1つの画像形成装置1が接続しているが、複数の画像形成装置が接続していてもよい。
ネットワーク60は、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、ネットワーク60を構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
(画像形成装置の機能的構成)
画像形成装置1は、本実施形態では、ジョブとして、印刷、コピー、スキャン、FAX送受信、イメージ送信等の複数のジョブを実行する機能(機能部)を有するデジタルカラー複合機(MFP)である。なお、イメージ送信には、スキャンジョブにて原稿を読み取って生成した画像データのe-mailでの送信(scan to e-mail)やusbメモリへの格納(scan to usb)が含まれる。なお、画像形成装置1は、上記の全てのジョブを実行する機能のうちいくつかの機能を有していない構成でもよく、また、上記以外のジョブを実行する機能を有していてもよい。
画像形成装置1は、本実施形態では、ジョブとして、印刷、コピー、スキャン、FAX送受信、イメージ送信等の複数のジョブを実行する機能(機能部)を有するデジタルカラー複合機(MFP)である。なお、イメージ送信には、スキャンジョブにて原稿を読み取って生成した画像データのe-mailでの送信(scan to e-mail)やusbメモリへの格納(scan to usb)が含まれる。なお、画像形成装置1は、上記の全てのジョブを実行する機能のうちいくつかの機能を有していない構成でもよく、また、上記以外のジョブを実行する機能を有していてもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、電源部2、制御部3、ROM(Read Only memory)4、RAM(Random access memory)5、画像形成ユニット20、画像読取ユニット30、通信部6を備えている。
電源部2は、外部の商用電源等から電力を受電するブロックである。電源部2にはユーザが電源を入切できるようにスイッチが備えられており、このスイッチを入れる(電源を投入する、電源ON)と、画像形成装置1に電力が供給される。また、スイッチを切る(電源を切る、電源OFF)と、画像形成装置1への電力供給が停止する。
制御部3は、画像形成装置1全体を制御するブロックである。
ROM4には、制御部3が実行するプログラム、画像形成装置1に入力される各種データ、および画像形成装置1にておいて作成される各種データのうちデータ量が少ないものを記憶される。情報量の多いものは、ネットワーク60を介して情報記憶装置50から転送する。ROM4の情報、情報記憶装置50から転送(受信)した情報はRAM5にて展開して使用する。
通信部6は、外部との通信を行うブロックである。データ通信部6は、例えば、通信プロトコル通信するためのインターフェースであるLAN端子と、シリアル通信のためのシリアルインターフェース端子とを有して構成される。
通信部6は、制御部3からの指示に従って、LAN端子またはシリアルインターフェース端子に接続された外部機器との間でデータを送受信する。LAN端子にはネットワーク60に接続するためのケーブルが接続されており、データ通信部6は、ネットワーク60を介して外部装置と通信する。外部装置には、情報記憶装置50の他、例えば、他の画像形成装置、FAX専用装置、サーバ装置、あるいは、パーソナルコンピュータ等が挙げられる。外部装置はネットワーク60に接続可能な装置であればよく、これらには限定されない。
シリアルインターフェース端子は、フラッシュメモリを内蔵したメモリカードが接続可能になっており、画像形成装置1は、このメモリカードからの情報を読み取り、また、このメモリカードに情報を書き込むことができる。
画像読取ユニット30は、原稿画像を読み取り、画像データを作成するブロックである。画像形成ユニット20は、画像読取ユニット30から入力される画像データ、あるいは情報記憶装置50やパーソナルコンピュータ等の外部装置から受信した画像データ、あるいはROM4に記憶されている画像データに、各種のデータ処理を施した後、印刷出力、あるいは、通信部6を介して外部に送信するブロックである。
また、画像形成装置は、画像読取ユニット30あるいは画像形成ユニット20に操作パネルを備えている。操作パネルはユーザインターフェースであり、画像形成装置についてユーザに提示する情報、各種設定情報、画像データに関する情報等を表示する表示部と、ユーザの操作による各種の指示入力を受け付ける操作部とを有する。
本実施形態では、制御部3は、画像形成装置1の各デバイスの起動を制御するブロックである起動部(起動手段)31、外部と通信を行う通信部6を制御するブロックである通信制御部32を備えている。
通信制御部32は、設定情報取得部(設定情報取得手段)、ジョブ情報取得部(ジョブ情報取得手段)、ジョブ情報更新部(ジョブ情報更新手段)を備えている。
設定情報取得部33は、電源部2において電源が投入されたこと(電源ON)を確認すると、ネットワーク60を介して情報記憶装置50から画像形成装置1の初期設定に必要な設定情報を取得するブロックである。設定情報取得部33が設定情報を情報記憶装置50から取得すると、起動部31は、この取得した設定情報に基づき画像形成装置1を起動する。
ジョブ情報取得部34は、画像形成装置1の起動後にジョブを実行できる状態になったことを確認すると、ネットワーク60を介して情報記憶装置50からジョブの実行で使用されるジョブ使用情報を取得する。
本実施形態では、画像形成装置1の電源投入時に、通信部6を介してネットワーク60に接続し、設定情報取得部33は情報記憶装置50から、画像形成装置の初期設定に必要な設定情報を受信する。設定情報は、例えば、画像読取装置の初期値(モータ速度、各センサの入切設定)を転送する。このような初期設定に必要な設定情報は、データ量が小さいため画像形成装置1の起動に影響を与えずに受信できる。
そして、画像形成装置1の起動が確立した後、ジョブを実行できる状態になったことを確認すると、ジョブ情報取得部34は、ジョブで使用するジョブ使用情報を情報記憶装置50から取得する。ジョブを実行できる状態になったことの確認は、例えば、ジョブで実行するアプリケーションが起動したことを確認することによって行えばよい。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1では、電源部2での電源ONを確認すると、ネットワーク60に接続した情報記憶装置50から設定情報を取得して、取得した設定情報に基づき画像形成装置1を起動させる。そして、画像形成装置1の起動後に画像形成装置1でのジョブが実行できる状態になると、情報記憶装置50から画像形成装置1にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を取得する。このように、設定情報とジョブ使用情報とを異なるタイミングで取得するため、本実施形態では、画像形成装置1の起動時の情報の受信による負荷を低減させ、起動時間を短縮することが可能となる。
画像形成装置1の起動時には、画像形成装置1の各デバイス(ハードウェア)を初期化するが、この初期化の時間を短縮することができる。なお、ハードウェアの初期化後には、通常、画像形成装置のOSの起動が行われ、その後、ジョブで実行するアプリケーションの起動が行われることになる。
本実施形態の画像形成装置1では、設定情報およびジョブ使用情報(これらを合わせてマシン情報と称する)を情報記憶装置50から受信するため、マシン情報をバックアップしておくため不揮発性メモリが不要となる。あるいは、不揮発性メモリの容量を小さくすることができる。なお、マシン情報は情報記憶装置50から受信するとRAM5に展開される。
上記ジョブ使用情報とは、画像形成装置1が行うジョブ(印刷、コピー、スキャン、FAX送受信、イメージ送信等)で使用する情報であればどのような情報であってもよい。例えば、ジョブがコピーであれば、ジョブ使用情報は、画像処理を実行するためのパラメータ情報であってもよい。パラメータ情報としては、画像処理の画質を調整するためのルックアップテーブル(LUT)データ(データを変換するためのテーブル設定値)が挙げられる。あるいはジョブが、FAXやデータ送信であれば、ジョブ使用情報は、アドレスや電話番号のデータ等であってもよい。なお、これらは単なる例示であり、限定されない。
ジョブ使用情報が、ルックアップテーブルの情報であると、データ量が多いため、ネットワーク接続した情報記憶装置に格納しておくことで、画像形成装置1のマシン情報を格納する不揮発性メモリの容量を減らす、あるいは画像形成装置1がマシン情報を格納する不揮発性メモリを備えないことに、貢献できる。ルックアップテーブルとして格納されたジョブ使用情報として、例えば、ジョブとして画像処理を行う場合の画質を調整するためのLUTデータ(データを変換するためのテーブル設定値)、ジョブとしてFAX送信やイメージ送信等のデータ送信を行うための、アドレス、電話番号データ等が挙げられる。もちろんこれらは単なる例示であり、他のジョブで使用する他の情報であっても構わない。
また、ジョブ使用情報として、ルックアップテーブルとして格納された情報でなくてもよく、情報量の多い(例えば、1kバイト以上)情報をネットワーク接続した情報記憶装置に格納しておくことで、画像形成装置1のマシン情報を格納するための不揮発性メモリの容量を減らすための高い効果が得られる。ジョブ使用情報として画像読取ユニット30で読み取った画像データを情報記憶装置50に記憶しておき、必要に応じて情報記憶装置50から読み出して画像形成装置1から印刷出力するようになっていてもよい。
ジョブ情報更新部35は、画像形成装置1の電源が切られる際、電源投入中に取得したジョブの実行に関連する情報に基づき上記ジョブ使用情報を更新して情報記憶装置50に通信部6を介して送信するブロックである。
画像形成装置1では、電源部2のスイッチが切られる(電源OFF)と、制御部3が、設定情報およびジョブ使用情報(これらを合わせてマシン情報と称する)をネットワーク60を介して送信し、送信完了を確認してから稼働停止する。ジョブ情報更新部35は、電源投入中に取得したジョブの実行に関連する情報に基づきジョブ使用情報を更新してRAM5に記憶しておき、電源OFF時の際、RAM5に記憶してある更新されたジョブ使用情報を、情報記憶装置50に送信する。
よって、画像形成装置1の電源OFFの際に、電源ON中に画像形成装置1が取得した
ジョブの実行に関する情報に基づき、情報記憶装置50に格納されるジョブ使用情報を更新することができる。よって、画像形成装置1は、次回の電源ON後の起動後、更新されたジョブ使用情報を情報記憶装置50から取得し、その更新されたジョブ使用情報を使用してジョブを実行することができる。このように常に最新のジョブ使用情報を使用してジョブを実行することができるため、ユーザに使い勝手のよい使用環境を与えることができる。
ジョブの実行に関する情報に基づき、情報記憶装置50に格納されるジョブ使用情報を更新することができる。よって、画像形成装置1は、次回の電源ON後の起動後、更新されたジョブ使用情報を情報記憶装置50から取得し、その更新されたジョブ使用情報を使用してジョブを実行することができる。このように常に最新のジョブ使用情報を使用してジョブを実行することができるため、ユーザに使い勝手のよい使用環境を与えることができる。
(画像形成装置の構造)
図2は、本実施形態の画像形成装置1の概略構造の一例を示す縦断面図である。図2に示すように、画像形成装置1は、画像形成ユニット20と画像読取ユニット30とを備える。画像形成装置1の構成は例示であり、さらに、例えば、画像形成ユニット20から出力された印刷物を、仕分けしたり、ステイプラー止めしたりする周辺機器を備えていてもよい。
図2は、本実施形態の画像形成装置1の概略構造の一例を示す縦断面図である。図2に示すように、画像形成装置1は、画像形成ユニット20と画像読取ユニット30とを備える。画像形成装置1の構成は例示であり、さらに、例えば、画像形成ユニット20から出力された印刷物を、仕分けしたり、ステイプラー止めしたりする周辺機器を備えていてもよい。
画像読取ユニット30は、主として、原稿読取部90、原稿載置台92および原稿搬送装置29を備えている。原稿載置台92に載置された原稿は、原稿読取部90により画像が読み取られる。原稿搬送装置29の載置台に載置された原稿は、順次、原稿読取部90の上部へ供給され、原稿の読み取りが行われる。
画像形成ユニット20は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに対応した4つの画像形成ステーションP1〜P4を備えている。4つの画像形成ステーションP1〜P4は基本的に同一の構成を有しており、感光体ドラム3と、その周囲に配設された、帯電器500、現像装置200、転写ローラ64、クリーナユニット400等を備えている。
画像形成ステーションP1〜P4の下方には、露光ユニット8が配置され、画像形成ステーションP1〜P4の上方には、中間転写ベルト機構600が配設されている。露光ユニット8が、帯電器500にて帯電された感光体ドラム3の表面を画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム300の表面に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置200がトナーを供給することでトナー像とする。感光体ドラム300の表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト機構600により、画像形成ステーションP1〜P4それぞれの転写ローラ64を内側に内設するように巻回された中間転写ベルト61上に重畳して転写される。
中間転写ベルト機構600における、中間転写ベルト61の進行方向前方には、転写装置10が配設されており、該転写装置10にて中間転写ベルト61上のトナー像は、給紙カセット81や手差し給紙カセット82より給紙された用紙(シート材)に転写される。さらに、用紙の搬送方向前方には、定着部7が配設されており、該定着部7を通過することで、トナー像が用紙上に固化され定着され、その後、排紙トレイ91上に排出される。
(情報記憶装置)
情報記憶装置50は、ネットワーク60を介して画像形成装置1と通信可能に設けられている。情報記憶装置50は、画像形成装置1の初期設定に必要な設定情報及び画像形成装置1にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納している。情報記憶装置50は複数の画像形成装置とネットワーク60を介して接続している場合、各画像形成装置に対応付けて設定情報及びジョブ使用情報を格納する。情報記憶装置50は、画像形成装置1からの要求に応じて、設定情報とジョブ使用情報とを送信する。また、画像形成装置1から更新されたジョブ使用情報を受信して更新して格納する。設定情報の変更やジョブ使用情報の更新は、画像形成装置1からだけでなく、例えば、ネットワーク接続したパーソナルコンピュータ等の他の外部装置から行われてもよい。
情報記憶装置50は、ネットワーク60を介して画像形成装置1と通信可能に設けられている。情報記憶装置50は、画像形成装置1の初期設定に必要な設定情報及び画像形成装置1にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納している。情報記憶装置50は複数の画像形成装置とネットワーク60を介して接続している場合、各画像形成装置に対応付けて設定情報及びジョブ使用情報を格納する。情報記憶装置50は、画像形成装置1からの要求に応じて、設定情報とジョブ使用情報とを送信する。また、画像形成装置1から更新されたジョブ使用情報を受信して更新して格納する。設定情報の変更やジョブ使用情報の更新は、画像形成装置1からだけでなく、例えば、ネットワーク接続したパーソナルコンピュータ等の他の外部装置から行われてもよい。
(プログラムおよび記録媒体)
本実施形態の画像形成装置1の特に制御部3は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
本実施形態の画像形成装置1の特に制御部3は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、画像形成装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである画像形成装置1の各制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、画像形成装置1にそれぞれ供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、PLD(Programmable logic device)等の論理回路類などを用いることができる。
また、画像形成装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、記憶装置とネットワーク通信可能な画像形成装置、例えば、複合機、複写機、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ装置に適用することができる。
1 画像形成装置
2 電源部
3 制御部
4 ROM
5 RAM
6 通信部
20 画像形成ユニット
30 画像読取ユニット
31 起動部
32 通信制御部
33 設定情報取得部(設定情報取得手段)
34 ジョブ情報取得部(ジョブ情報取得手段)
35 ジョブ情報更新部(ジョブ情報更新手段)
50 情報記憶装置
100 通信システム
2 電源部
3 制御部
4 ROM
5 RAM
6 通信部
20 画像形成ユニット
30 画像読取ユニット
31 起動部
32 通信制御部
33 設定情報取得部(設定情報取得手段)
34 ジョブ情報取得部(ジョブ情報取得手段)
35 ジョブ情報更新部(ジョブ情報更新手段)
50 情報記憶装置
100 通信システム
Claims (7)
- 画像形成装置の初期設定に必要な設定情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納した情報記憶装置とネットワーク通信可能な画像形成装置であって、
自装置へ電源が投入されたこと確認すると、上記情報記憶装置から上記設定情報を取得する設定情報取得手段と、
取得した上記設定情報に基づき自装置を起動する起動手段と、
自装置の起動後に上記ジョブを実行できる状態になったことを確認すると、上記情報記憶装置から上記ジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 上記ジョブ使用情報は、ルックアップテーブルとして格納された情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 自装置への電源が切られる際、電源投入中に取得した上記ジョブの実行に関連する情報に基づき上記ジョブ使用情報を更新して上記情報記憶装置に送信するジョブ情報更新手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置と、当該画像形成装置の初期設定に必要な設定情報及び当該画像形成装置にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納した情報記憶装置とが、ネットワーク接続していることを特徴とする通信システム。
- 画像形成装置の初期設定に必要な設定情報及び画像形成装置にて実行されるジョブで使用するジョブ使用情報を格納した情報記憶装置とネットワーク通信可能な画像形成装置の起動方法において、
上記画像形成装置へ電源が投入されたことを確認すると、上記情報記憶装置から上記設定情報を取得する設定情報取得ステップと、
取得した上記設定情報に基づき上記画像形成装置を起動させる起動ステップと、
上記画像形成装置の起動後に上記画像形成装置がジョブを実行できる状態になったことを確認すると、上記情報記憶装置から上記ジョブ使用情報を取得するジョブ情報取得ステップと、を含むことを特徴とする画像形成装置の起動方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記画像形成装置として機能させるための制御プログラム。
- 請求項6に記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012078137A JP2013207774A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012078137A JP2013207774A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013207774A true JP2013207774A (ja) | 2013-10-07 |
Family
ID=49526413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012078137A Pending JP2013207774A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013207774A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9813584B2 (en) | 2014-11-28 | 2017-11-07 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image processing apparatus capable of performing image processing immediately after starting to be supplied with an external voltage |
-
2012
- 2012-03-29 JP JP2012078137A patent/JP2013207774A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9813584B2 (en) | 2014-11-28 | 2017-11-07 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image processing apparatus capable of performing image processing immediately after starting to be supplied with an external voltage |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220217242A1 (en) | Apparatus, method of controlling the same, and storage medium | |
JP2010157967A (ja) | 画像形成装置、及び初期画面表示方法 | |
JP2008003863A (ja) | ネットワーク機器及びネットワークシステム | |
JP2017208752A (ja) | 画像形成装置、中継装置、遠隔操作システムおよび遠隔操作方法 | |
JP2009300544A (ja) | 設定情報付与装置、画像処理装置及び設定情報付与方法 | |
JP4281736B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP5989632B2 (ja) | 電子機器及び電源制御プログラム | |
JP6173933B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2013207774A (ja) | 画像形成装置、通信システム、画像形成装置の起動方法、プログラム及び記録媒体 | |
US9152111B2 (en) | Electronic equipment | |
JP5622788B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017038171A (ja) | 画像読取装置、及び画像読取装置の制御方法 | |
JP5262433B2 (ja) | 画像形成装置、制御装置、およびプログラム | |
JP4889784B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20150350478A1 (en) | Method and apparatus for controlling a backlight in a display unit of an image processing apparatus | |
JP2010056659A (ja) | 画像形成装置、制御装置、およびプログラム | |
JP2014191573A (ja) | 電子機器およびファームウェア更新プログラム | |
JP2017170843A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6264223B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP5989631B2 (ja) | 画像形成システム、画像形成方法、及び制御プログラム | |
JP2020108924A (ja) | 画像形成装置、処理実行方法及びプログラム | |
JP5268526B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成システム | |
JP5972246B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 | |
JP2015197529A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014235705A (ja) | 画像形成装置 |