JP2013207737A - 位相検出回路、半導体装置及び位相検出方法 - Google Patents

位相検出回路、半導体装置及び位相検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の入力信号に対する第2の入力信号の位相の進みまたは遅れを、小規模な回路で検出できるようにする。
【解決手段】遅延部11が、第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する。余弦値生成部12が、第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、遅延信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する。そして、差分値生成部13が、第1の余弦値と第2の余弦値との差分値を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相検出回路、半導体装置及び位相検出方法に関する。
入力信号と基準信号との位相差を検出する位相検出回路は、たとえば、受信回路、復調回路、反射波検出回路、自動整合回路、シンセサイザなど、様々な装置で用いられている。
位相検出回路は、ミキサとローパスフィルタを有し、ミキサで入力信号と基準信号との積を出力し、ローパスフィルタで低域成分を取り出すことで、入力信号と基準信号との位相差の余弦に比例する出力を得ることができる。ただ、位相差の余弦に比例する出力を得るだけでは、位相差の検出範囲が0〜180度の範囲となり、基準信号に対して入力信号の位相が進んでいるのか、遅れているのかが検出できない。
0〜360度の位相差を検出するため、基準信号をもとに、位相が90度ずれた2つの信号を生成して、それらと入力信号とのミキシングにより、位相差の余弦に比例する出力以外に、位相差の正弦に比例する出力を求めることが考えられる。
特開平6−77737号公報 特開2011−4062号公報 特開平3−172024号公報
しかしながら、ある入力信号(たとえば基準信号)に対する他の入力信号の位相の進みまたは遅れを検出する位相検出回路は、回路面積が大きくなってしまうという問題があった。
たとえば、位相差の余弦に比例する出力だけでなく正弦に比例する出力を得るために、位相が90度ずれた2つの信号を生成するには、基準信号源を増やすか、90度の位相回転回路を設けることが考えられるが、回路面積の増大につながる。
発明の一観点によれば、第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する遅延部と、前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する余弦値生成部と、前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する差分値生成部と、を有する位相検出回路が提供される。
また、発明の一観点によれば、第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する遅延部と、前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する余弦値生成部と、前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する差分値生成部と、前記第1の余弦値、前記第2の余弦値、または前記差分値から、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との位相差に比例する値を出力する演算処理部と、を有する半導体装置が提供される。
開示の位相検出回路、半導体装置及び位相検出方法によれば、ある入力信号に対する他の入力信号の位相の進みまたは遅れを、小規模な回路で検出できる。
第1の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。 φが0より大きい場合の入力信号、基準信号及び遅延信号の例を示す図である。 φが0より小さい場合の入力信号、基準信号及び遅延信号の例を示す図である。 第1の実施の形態の位相検出回路の動作の一例の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。 切り替え部SW1〜SW3を切り替えた状態を示す図である。 第2の実施の形態の位相検出回路の動作の一例の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。 第3の実施の形態の位相検出回路の動作の一例の流れを示すフローチャートである。 第4の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。 位相検出回路を有する半導体装置の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。
位相検出回路10は、端子IN1から入力される入力信号と、端子IN2から入力される入力信号との間の位相差を検出する回路である。
位相検出回路10は、遅延部11、余弦値生成部12、差分値生成部13、演算処理部14を有している。
遅延部11は、端子IN1から入力される入力信号を遅延して遅延信号を出力する。図1の例では、遅延部11は、バッファ111を有しているが、これに限定されない。たとえば、遅延部11は、コイルとコンデンサを用いた遅延回路を有していてもよいし、伝送線路を用いて入力信号を遅延させる回路を有していてもよいし、インバータ列を有していてもよい。
余弦値生成部12は、2つの余弦値を生成して出力する。第1の余弦値として、余弦値生成部12は、端子IN1から入力される入力信号と端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する値を生成して出力する。第2の余弦値として、余弦値生成部12は、遅延部11で生成された遅延信号と、端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する値を生成して出力する。
余弦値生成部12は、たとえば、ミキサ121,122、ローパスフィルタ(LPFと図示している)123,124を有しており、上記2つの余弦値を生成することができる。ミキサ121は、端子IN1,IN2から入力される2つの入力信号を乗算する。ミキサ122は、遅延信号と端子IN2から入力される入力信号を乗算する。ローパスフィルタ123,124は、ミキサ121,122の出力から高周波数成分を除去する。
ローパスフィルタ123から出力される信号が、上記の第1の余弦値となり、ローパスフィルタ124から出力される信号が、上記の第2の余弦値となる。
差分値生成部13は、余弦値生成部12から出力される2つの余弦値の差をとり、差分値を生成する。差分値生成部13は、たとえば、差動増幅器131を有している。図1の例では、ローパスフィルタ123から出力される第1の余弦値が差動増幅器131の反転入力端子に入力され、ローパスフィルタ124から出力される第2の余弦値が差動増幅器131の非反転入力端子に入力される。
演算処理部14は、第1の余弦値と、差分値生成部13から出力される差分値とから、端子IN1,IN2に入力される入力信号の位相差に比例する値を出力する。演算処理部14は、たとえば、逆余弦変換回路141、リミッタアンプ142、ミキサ143を有している。
逆余弦変換回路141は、入力信号の逆余弦に比例する値を出力する。逆余弦変換回路141は、たとえば、増幅器や減衰器を有し、入力信号の電圧を適切な範囲に調整した後、デジタル化し、予め有しているテーブルによって入力信号の逆余弦に比例する電圧を出力する。また、逆余弦変換回路141は、必要な位相精度に応じて、y=(π/2)−xや、y=(π/2)−x−(x3/6)などの特性をもつ回路を、乗算器や加算器または、非線形特性をもつ増幅器などを用いて実現することもできる。
リミッタアンプ142は、入力信号が閾値以上であれば正の値、閾値以下であれば負の値を出力する。
ミキサ143は、逆余弦変換回路141の出力信号と、リミッタアンプ142の出力信号とを乗算することで、端子IN1,IN2に入力される入力信号の位相差に比例した値を出力する。
以下、位相検出回路10の動作例を説明する。なお、以下では、端子IN2から入力される入力信号を基準信号として説明するが、端子IN1から入力される入力信号を基準信号としてもよい。
(位相検出回路10の動作例)
端子IN1から入力される入力信号と、基準信号の位相差をφとする。
その場合、基準信号をcos(ωt)とすると、端子IN1から入力される入力信号は、cos(ωt+φ)と表せる。ωは角周波数であり、tは時間である。
遅延部11での遅延量をδ(δ/ωの遅延時間)とすると、遅延部11の出力はcos(ωt+φ−δ)と表せる。δは、5度、10度などの小さい値とすることで、小さい遅延部11にて実現できる。
図2は、φが0より大きい場合の入力信号、基準信号及び遅延信号の例を示す図である。横軸は時間t、縦軸は電圧Vを示している。上から、入力信号、基準信号、遅延信号の例が示されている。
φ>0の場合、入力信号は、時間軸上では基準信号に対してφ/ωだけ進んでいることになる。また、遅延信号は、入力信号に対してδ/ωだけ遅れることになる。
図3は、φが0より小さい場合の入力信号、基準信号及び遅延信号の例を示す図である。横軸は時間t、縦軸は電圧Vを示している。上から、入力信号、基準信号、遅延信号の例が示されている。
φ<0の場合、入力信号は、時間軸上では基準信号に対してφ/ωだけ遅れることになる。また、遅延信号は、入力信号に対してδ/ωだけ遅れることになる。
差動増幅器131の反転入力端子に入力される信号は、ミキサ121に入力される2種類の信号の位相差の余弦に比例するため、比例定数をk1(k1>0)として、k1cos(φ)となる。一方、差動増幅器131の非反転入力端子に入力される信号は、ミキサ122に入力される2種類の信号の位相差の余弦に比例するため、ミキサ121とミキサ122の特性が同じであるとするとk1cos(φ−δ)となる。
φ>0の場合、k1cos(φ)<k1cos(φ−δ)となり、φ<0の場合、k1cos(φ)>k1cos(φ−δ)となる。
このとき差分値生成部13の出力の値は、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ)となる。
ここで加法定理により、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ)=2k1sin(δ/2)sin(φ+δ/2)となる。ここで、φ>>δ/2と仮定することで、2k1sin(δ/2)sin(φ+δ/2)≒k2sin(φ)と表すことができる。k2は比例定数である。
すなわち、差分値生成部13から出力される差分値は、位相差φの正弦に比例する値に近似される。
図1には、余弦値生成部12から出力されるk1cos(φ)で表される余弦値と、差分値生成部13から出力される差分値の例が、横軸が位相差φ、縦軸が電圧Vのグラフで示されている。図1の例では、差分値は、ほぼ正弦関数となっている。
たとえば、電圧V=V1のとき、余弦値から位相差の絶対値|φ1|が検出できる。ただ、図1のように、余弦値から検出できる位相差はφ1と−φ1があり、基準信号に対し、端子IN1から入力される入力信号の位相が進んでいるのか、遅れているのかがわからない。一方、k2sin(φ)の正弦関数に近似できる差分値は、図1のように、k2sin(φ1)であれはプラスの値となり、k2sin(−φ1)であれはマイナスの値となる。そのため、上記余弦値と、差分値とから、−180度〜+180度(0度〜360度)の範囲で位相差を検出でき、基準信号に対し、端子IN1から入力される入力信号の位相が進んでいるのか、位相が遅れているのかを検出できる。
演算処理部14は、上記余弦値と差分値から、たとえば、以下のようにして位相差に比例する電圧値を得る。
差分値生成部13から出力される差分値がk2sin(φ)で表され、リミッタアンプ142の閾値が0とすると、リミッタアンプ142の出力信号は、k3sig(φ)で表される。sig(φ)は、φの符号を示す。k3は所定の係数である。前述したようにφ=+φ1であれば、リミッタアンプ142の出力信号は、k3となり、φ=−φ1であれば、リミッタアンプ142の出力信号は、−k3となる。
たとえば、逆余弦変換回路141は、図示しない乗算器及び加算器を有した、y=k4{π/2−(x/k1)−(x/k13/6}の特性をもつ回路であるとする。k4は所定の比例定数である。そのような特性をもつ逆余弦変換回路141は、余弦値生成部12から出力されるk1cos(φ)で表される余弦値を入力すると、k4|φ|を出力する。
ミキサ143は、逆余弦変換回路141とリミッタアンプ142から出力される電圧を乗算することで、端子OUTの電圧は、k3sig(φ)k4|φ|=k34φとなる。たとえば、φ=φ1の場合、k34φ=k34φ1となり、正の値となり、φ=−φ1の場合、k34φ=−k34φ1となり、負の値となる。
これにより、−180度<φ≦180度の範囲で位相差φに比例した出力を得ることができ、360度の範囲での位相検出が可能になる。
また、本実施の形態では、k2sin(φ)に近似される差分値を生成するため、遅延部11での遅延量を、たとえば、φ>>δ/2となるように、小さくできる。そのため、遅延部11の面積を小さくでき、結果として位相検出回路10の回路面積を小さくできる。
以上のように、本実施の形態の位相検出回路10によれば、ある入力信号(上記の例では基準信号)に対する他の入力信号の位相の進みまたは遅れを、小規模な回路で検出することができる。
また、本実施の形態の位相検出回路10では、ミキサ121,122、バッファ111、ローパスフィルタ123,124といった、フリップフロップなどより比較的高速動作が可能な素子を用いる。そのため、高周波数の入力信号にも対応でき、高速な位相検出が可能である。
以下、第1の実施の形態の位相検出回路10の動作をフローチャートで簡単にまとめる。
図4は、第1の実施の形態の位相検出回路の動作の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS1:遅延部11が、端子IN1から入力される入力信号を遅延する。
ステップS2:余弦値生成部12が、端子IN1から入力される入力信号と端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値を生成する。さらに、余弦値生成部12が、遅延部11で生成された遅延信号と、端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を生成する。
ステップS3:差分値生成部13が、第1の余弦値と第2の余弦値との差分値を生成する。
ステップS4:演算処理部14が、位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、差分値とから位相差の演算を行い、位相差に比例する値を出力する。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の要素については同一符号を付してある。
第2の実施の形態の位相検出回路10aは、可変遅延器15を有している。可変遅延器15は、バッファ111aを有する遅延部11aと切り替え部SW1,SW2を有している。切り替え部SW1,SW2は、余弦値生成部12aに対し、端子IN1から入力された入力信号を入力するか、その入力信号が遅延部11aで遅延されることで得られる遅延信号を、入力するか切り替える。切り替え部SW1,SW2は、制御部16により制御される。
余弦値生成部12aは、第1の実施の形態の位相検出回路10の余弦値生成部12と同じ機能を有している。すなわち、2つの余弦値を生成して出力する。第1の余弦値として、余弦値生成部12aは、端子IN1から入力される入力信号と端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する値を生成して出力する。第2の余弦値として、余弦値生成部12aは、遅延部11aで生成された遅延信号と、端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する値を生成して出力する。
ただし、切り替え部SW1,SW2により、端子IN1から入力された入力信号と遅延信号は、余弦値生成部12aには異なるタイミングで入力されるため、余弦値生成部12aは、2つの余弦値を、異なるタイミングで出力する。そのため、余弦値生成部12aは、ミキサ125と、ローパスフィルタ126がそれぞれ1つで済む。
また、第2の形態の位相検出回路10aは、切り替え部SW3と、保持部17を有している。保持部17は、余弦値生成部12aから出力される2つの余弦値の少なくとも1つを保持する。保持部17は、たとえば、容量C1,C2を有している。容量C1の一方の端子は、差動増幅器131の反転入力端子に接続され、容量C2の一方の端子は差動増幅器131の非反転入力端子に接続されている。容量C1,C2の他方の端子は、接地されている。たとえば、上記の第1の余弦値は、容量C1に保持され、第2の余弦値は、容量C2に保持される。
切り替え部SW3も、制御部16で制御される。余弦値生成部12aから、第1の余弦値が出力される場合、切り替え部SW3は、容量C1と余弦値生成部12aとを接続し、容量C1に第1の余弦値を保持させる。余弦値生成部12aから、第2の余弦値が出力される場合、切り替え部SW3は、容量C2と余弦値生成部12aとを接続し、容量C2に第2の余弦値を保持させる。
差分値生成部13は、保持部17に保持された2つの余弦値の差分値を生成し出力する。
なお、余弦値生成部12aと演算処理部14の間の信号経路に接続された平均値出力部18は、余弦値生成部12aから出力される2つの余弦値の平均の値(平均電圧)を出力する。平均値出力部18は、たとえば、ローパスフィルタを有している。
以下、位相検出回路10aの動作例を説明する。なお、以下では、端子IN2から入力される入力信号を基準信号として説明するが、端子IN1から入力される入力信号を基準信号としてもよい。
(位相検出回路10aの動作例)
端子IN1から入力される入力信号と基準信号の位相差をφとする。
その場合、基準信号をcos(ωt)とすると、端子IN1から入力される入力信号は、cos(ωt+φ)と表せる。ωは角周波数であり、tは時間である。
まず、制御部16は、たとえば、図5のように端子IN1を余弦値生成部12aのミキサ125に接続するように、切り替え部SW1,SW2を制御する。また、制御部16は、余弦値生成部12aと容量C1が接続されるように、切り替え部SW3を制御する。
このとき、可変遅延器15の遅延量は0となり、差動増幅器131の反転入力端子に入力される値は、比例定数をk1として、k1cos(φ)となる。この値は容量C1に保持される。
制御部16は、容量C1にk1cos(φ)が保持された後、端子IN1を、遅延部11aを介して余弦値生成部12aのミキサ125に接続するように、切り替え部SW1,SW2を制御する。また、制御部16は、余弦値生成部12aと容量C2が接続されるように、切り替え部SW3を制御する。制御部16が切り替え部SW1〜SW3を切り替えるタイミングは、容量C1にk1cos(φ)が確実に保持された後になるように調整されている。
図6は、切り替え部SW1〜SW3を切り替えた状態を示す図である。
このとき、可変遅延器15の遅延量はバッファ111aによる遅延量(ここでもδとする)となり、差動増幅器131の非反転入力端子に入力される値は、k1cos(φ−δ)となる。余弦値生成部12aは、1つのミキサ125、ローパスフィルタ126を用いているため、2つの余弦値を生成する際の比例定数のばらつきはない。
容量C1には、k1cos(φ)が保持されているので、差分値生成部13から出力される差分値は、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ)となる。前述したように、φ>>δ/2のとき、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ)≒k2sin(φ)と近似することができる。
一方、平均値出力部18は、余弦値生成部12aから出力される2つの余弦値の平均の値(平均電圧)を出力する。平均値出力部18がローパスフィルタを備える場合、直流でのローパスフィルタの電圧利得がAとすると、平均値出力部18の出力は、比例定数をA1として、A1(k1cos(φ)+k1cos(φ−δ))=2A1k1cos(δ/2)cos(φ+δ/2)となる。ここで、φ>>δ/2と仮定すると、平均値出力部18の出力は、cos(φ)に比例する値として近似できる。
演算処理部14の動作は、第1の実施の形態の位相検出回路10と同じである。演算処理部14は、平均値出力部18からのcos(φ)に比例する値と、差分値生成部13から出力されるk2sin(φ)に近似される差分値から、位相差φに比例する値を端子OUTから出力することができる。
これにより、位相検出回路10aは、第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の効果を有するとともに、余弦値生成部12aを、図1に示したような余弦値生成部12より小さくできるので、位相検出回路10aの回路規模をさらに縮小できる。
以下、第2の実施の形態の位相検出回路10aの動作をフローチャートで簡単にまとめる。
図7は、第2の実施の形態の位相検出回路の動作の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS10:余弦値生成部12aが、端子IN1から入力される入力信号と端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値を生成して出力する。第1の余弦値は、容量C1に保持される。
ステップS11:遅延部11aが、端子IN1から入力される第1の入力信号を遅延する。
ステップS12:余弦値生成部12aが、遅延部11で生成された遅延信号と、端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を生成する。
ステップS13:差分値生成部13が、第1の余弦値と第2の余弦値の差分値を生成する。
ステップS14:演算処理部14が、平均値出力部18から出力される位相差の余弦に比例する値と、差分値とから位相差の演算を行い、位相差に比例する値を出力する。
なお、制御部16による切り替え部SW1〜SW3の制御により、ステップS10の処理より前に、ステップS11,S12の処理が行われるようにしてもよい。その場合、第2の余弦値が容量C2に保持された後に、第1の余弦値を生成するステップS10の処理が行われる。
(第3の実施の形態)
図8は、第3の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の要素については同一符号を付してある。
第3の実施の形態の位相検出回路10bは、端子IN2から入力される入力信号を、遅延部11と同じ遅延量で遅延する遅延部19を更に有している。図8の例では、遅延部19は、バッファ191を有しているが、これに限定されない。たとえば、遅延部19は、コイルとコンデンサを用いた遅延回路を有していてもよいし、伝送線路を用いて入力信号を遅延させる回路を有していてもよいし、インバータ列を有していてもよい。遅延部19で遅延された入力信号は、余弦値生成部12のミキサ121に入力される。
これにより、余弦値生成部12は、端子IN1から入力された入力信号と、遅延部19で遅延された端子IN2から入力された入力信号との位相差の余弦に比例した第1の余弦値を出力する。第2の余弦値については、第1の実施の形態の位相検出回路10で生成されるものと同様である。
以下、位相検出回路10bの動作例を説明する。なお、以下では、端子IN2から入力される入力信号を基準信号として説明するが、端子IN1から入力される入力信号を基準信号としてもよい。
(位相検出回路10bの動作例)
端子IN1から入力される入力信号と基準信号の位相差をφとする。
その場合、基準信号をcos(ωt)とすると、端子IN1から入力される入力信号は、cos(ωt+φ)と表せる。ωは角周波数であり、tは時間である。
遅延部11,19での遅延量をδとすると、遅延部11の出力信号の値は、cos(ωt+φ−δ)、遅延部19の出力信号の値は、cos(ωt−δ)となる。
このとき、差動増幅器131の反転入力端子に入力される信号は、ミキサ121に入力される2種類の信号の位相差の余弦に比例するため、比例定数をk1として、k1cos(φ+δ)となる。一方、差動増幅器131の非反転入力端子に入力される信号は、ミキサ122に入力される2種類の信号の位相差の余弦に比例するため、ミキサ121とミキサ122の特性が同じであるとするとk1cos(φ−δ)となる。
このとき差分値生成部13から出力される差分値は、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ+δ)となる。
ここで加法定理により、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ+δ)=2k1sin(δ)sin(φ)となり、2k1sin(δ)=k2とおくと、k1cos(φ−δ)−k1cos(φ+δ)=k2sin(φ)と表すことができる。つまり、φ>>δ/2でなくても、差分値は、位相差φの正弦に比例する値となる。
演算処理部14において、リミッタアンプ142の閾値が0とすると、リミッタアンプ142の出力信号は、k3sig(φ)で表される。sig(φ)は、φの符号を示す。k3は所定の係数である。
以降は、第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の演算処理部14の動作が行われる。
第3の実施の形態の位相検出回路10bでは、δの大きさによらず、差分値が位相差φの正弦に比例する値となるため、sig(φ)は、δに依存しない。そのため、位相差φに比べてδの大きさが無視できないときにも、検出される位相差の符号がδにより変わってしまうことを防止できる。
また、第3の実施の形態の位相検出回路10bでは、2つの遅延部11,19が設けられているが、本実施の形態においても、遅延部11,19での遅延による位相回転で90度位相回転した正弦波形を生成するものではないため、遅延量を少なくでき、小さい回路面積で実現できる。
以下、第3の実施の形態の位相検出回路10bの動作をフローチャートで簡単にまとめる。
図9は、第3の実施の形態の位相検出回路の動作の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS20:遅延部11,19が、端子IN1,IN2から入力される入力信号を同じ遅延量で遅延する。
ステップS21:余弦値生成部12が、端子IN1から入力される入力信号と、遅延部19で遅延された端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値を生成する。さらに、余弦値生成部12が、遅延部11で生成された遅延信号と、端子IN2から入力される入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を生成する。
ステップS22:差分値生成部13が、第1の余弦値と第2の余弦値の差分値を生成する。
ステップS23:演算処理部14が、位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、差分値とから位相差の演算を行い、位相差に比例する値を出力する。
(第4の実施の形態)
図10は、第4の実施の形態の位相検出回路の一例を示す図である。第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の要素については同一符号を付してある。
第4の実施の形態の位相検出回路10cでは、演算処理部14aは、補償部144を有している。補償部144は、たとえば、位相検出回路10c内の遅延部11以外の部分での固定遅延による誤差を、補償するものである。
図10の例では、補償部144は、加算器144aと補償用の電圧値Vδeを記憶する記憶部144bとを有しており、加算器144aは、ミキサ143と端子OUTの間に設けられている。加算器144aは、ミキサ143から出力される電圧値に、電圧値Vδeを加算することで補償を行う。
これにより、第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の効果が得られるとともに、位相差の検出精度を高められる。
なお、補償部144は、逆余弦変換回路141とミキサ143の間に設けてもよい。
また、補償部144は、前述の第2及び第3の実施の形態の位相検出回路10a,10bにも適用できる。第3の実施の形態の位相検出回路10bでは、余弦値生成部12から出力される余弦値のうち、逆余弦変換回路141に入力される信号の値は、cos(φ+δ)に比例する値となるので、補償部144は、この遅延量δによる誤差分を補償するようにしてもよい。
また、第1、第2及び第4の実施の形態において、補償部144を、差動増幅器131とリミッタアンプ142の間に設け、遅延部11,11aでの遅延量δによる正弦波からのずれを補償するようにしてもよい。
以上、第1乃至第4の実施の形態の位相検出回路10,10a,10b,10cの一例を説明してきたが、回路構成は上記の例に限定されるものではない。
たとえば、差動増幅器131とリミッタアンプ142の代わりに比較器を用いるようにしてもよい。
また、入力信号及び基準信号は、矩形波であってもよい。
また、たとえば、ミキサ、遅延回路(または可変遅延回路の状態数)などを増やし、電圧検出器などを設けて、各要素で検出した電圧値を平均化して出力する回路などを設けることで、位相検出精度を向上させるようにしてもよい。
余弦値生成部12についても入力信号が矩形波の場合には、ExOR回路を用いてもよい。また、演算処理部14,14aは位相検出回路10,10a,10b,10cの外に設けられていてもよい。
以下、位相検出回路を含む半導体装置の一例を説明する。
(半導体装置の一例)
図11は、位相検出回路を有する半導体装置の一例を示す図である。
半導体装置100は、たとえば、通信装置の受信回路、復調回路、反射波検出回路、自動整合回路、シンセサイザ、などである。
半導体装置100は、たとえば、遅延部11、余弦値生成部12、差分値生成部13を有する位相検出回路10dのほか、受信部101、基準信号生成部102、演算処理部14を備えている。位相検出回路10dにおいて、第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の要素については同一符号を付している。図11の例では、演算処理部14は、位相検出回路10dの外部に設けられている。
受信部101は、半導体装置100の外部から信号を受信し、位相検出回路10dの端子IN1に入力する。
基準信号生成部102は、たとえば、cos(ωt)の基準信号を生成し、位相検出回路10dの端子IN2に入力する。
このような半導体装置100によれば、第1の実施の形態の位相検出回路10と同様の効果を得ることができる。すなわち、小規模の回路で、基準信号に対する端子IN1から入力される入力信号の位相の進みまたは遅れを検出できる。
なお、図11では、第1の実施の形態の位相検出回路10dと同様の要素を有する半導体装置100を示したが、他の実施の形態の位相検出回路10a,10b,10cを有する半導体装置としてもよいことは言うまでもない。たとえば、第2の実施の形態の位相検出回路10aでは、制御部16などを位相検出回路10aの外部に設けてもよい。
なお、各入力信号をサンプリングして、前述した位相検出回路10,10a,10b,10cの一部(たとえば、演算処理部14などの部分)または、全部の要素で行われる処理を、デジタル信号処理技術により実現してもよい。その場合、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現することもできる。
以上、実施の形態に基づき、本発明の位相検出回路、半導体装置及び位相検出方法の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
以上説明した複数の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する遅延部と、
前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する余弦値生成部と、
前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する差分値生成部と、
を有する位相検出回路。
(付記2) 前記余弦値生成部に対し、前記第1の入力信号を入力するか、前記遅延信号を入力するか切り替える切り替え部と、
前記第1の余弦値または前記第2の余弦値を保持する保持部と、を有し、
前記余弦値生成部は、異なるタイミングで前記第1の余弦値と前記第2の余弦値を出力する、付記1に記載の位相検出回路。
(付記3) 前記余弦値生成部から異なるタイミングで出力される前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との平均値を出力する平均値出力部を有する、付記2に記載の位相検出装置。
(付記4) 前記保持部に、前記第1の余弦値を保持させるか、前記第2の余弦値を保持させるか切り替える他の切り替え部を有する付記2または3に記載の位相検出回路。
(付記5) 前記遅延部は、所定の遅延量で前記第1の入力信号を遅延し、
前記第2の入力信号を、前記所定の遅延量で遅延する他の遅延部を有し、
前記余弦値生成部は、前記第1の入力信号と遅延された第2の入力信号との位相差から前記第1の余弦値を生成する、付記1に記載の位相検出回路。
(付記6) 前記遅延部での遅延量、または位相検出回路で発生する他の遅延量による誤差分を補償する補償部を更に有する、付記1乃至5の何れか1つに記載の位相検出回路。
(付記7) 前記第1の余弦値、前記第2の余弦値、または前記差分値から、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との位相差に比例する値を出力する演算処理部、を有する付記1乃至6の何れか1つに記載の位相検出回路。
(付記8) 第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する遅延部と、
前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する余弦値生成部と、
前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する差分値生成部と、
前記第1の余弦値、前記第2の余弦値、または前記差分値から、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との位相差に比例する値を出力する演算処理部と、
を有する半導体装置。
(付記9) 第1の入力信号を遅延して遅延信号を生成し、
前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を生成し、
前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する、位相検出方法。
10 位相検出回路
11 遅延部
12 余弦値生成部
13 差分値生成部
14 演算処理部
111 バッファ
121,122,143 ミキサ
123,124 ローパスフィルタ
131 差動増幅器
141 逆余弦変換回路
142 リミッタアンプ
IN1,IN2,OUT 端子

Claims (6)

  1. 第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する遅延部と、
    前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する余弦値生成部と、
    前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する差分値生成部と、
    を有する位相検出回路。
  2. 前記余弦値生成部に対し、前記第1の入力信号を入力するか、前記遅延信号を入力するか切り替える切り替え部と、
    前記第1の余弦値または前記第2の余弦値を保持する保持部と、を有し、
    前記余弦値生成部は、異なるタイミングで前記第1の余弦値と前記第2の余弦値を出力する、請求項1に記載の位相検出回路。
  3. 前記遅延部は、所定の遅延量で前記第1の入力信号を遅延し、
    前記第2の入力信号を、前記所定の遅延量で遅延する他の遅延部を有し、
    前記余弦値生成部は、前記第1の入力信号と遅延された第2の入力信号との位相差から前記第1の余弦値を生成する、請求項1に記載の位相検出回路。
  4. 前記遅延部での遅延量、または位相検出回路で発生する他の遅延量による誤差分を補償する補償部を更に有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の位相検出回路。
  5. 第1の入力信号を遅延して遅延信号を出力する遅延部と、
    前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を出力する余弦値生成部と、
    前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する差分値生成部と、
    前記第1の余弦値、前記第2の余弦値、または前記差分値から、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との位相差に比例する値を出力する演算処理部と、
    を有する半導体装置。
  6. 第1の入力信号を遅延して遅延信号を生成し、
    前記第1の入力信号と第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第1の余弦値と、前記遅延信号と前記第2の入力信号との位相差の余弦に比例する第2の余弦値を生成し、
    前記第1の余弦値と前記第2の余弦値との差分値を生成する、位相検出方法。
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