JP2013206930A - ワークトレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】供給された太陽電池セルの配列状態を維持しズレることなく太陽電池セルを保持することができるワークトレイを提供する。
【解決手段】短冊状の太陽電池セルをその縁部同士が上下に重なるようにして配列させた状態を保持する太陽電池モジュールのワークトレイであって、前記太陽電池セルをその縁部同士が上下に重なるようにして配列させた状態で載置させるセル載置部と、前記セル載置部の太陽電池セルを載置する表面側の反対側に配置されるマグネット部と、を有しており、前記マグネット部の磁力を発生させた状態で前記太陽電池セルの縁部同士が上下に重なるようにして前記セル載置部に載置されることにより、複数の太陽電池セルの縁部同士が上下に重なるように配列された状態でセル載置部の表面に吸着されて保持される構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池用のセルを複数枚並べて形成する太陽電池モジュールを製造するためのワークトレイに関する。
太陽電池モジュールとして、細長い太陽電池用のセルを複数枚並べて接続したスラット構造のものが知られており(例えば、特許文献1参照)、この太陽電池モジュールは、例えば、以下のようにして製造される。
帯状である金属材料の上に光電変換層等の各種製膜を行った後、所定長さに切断し、細長い太陽電池用のセル(太陽電池セル)を得る。そして、この太陽電池セルを複数枚、隣り合う太陽電池セルの長辺側の縁部同士が重なるようにしてワークトレイ上に並べ、重ね合わされた縁部同士を加熱装置で接合し、1枚の太陽電池モジュールとしている。このようにして製造された太陽電池モジュールは、複数枚の太陽電池セルが電気的に直列接続された状態となり、実用的な電圧を得ることができる。
上記太陽電池セルには、重なり合う長辺側端部に接合材が塗布されており、この接合材を加熱装置で溶融させることにより接合させるため、太陽電池セルは、ワークトレイ上で精度よく配列させておく必要がある。具体的には、ワークトレイには、真空ポンプに接続された吸着孔が複数形成されており、これらの吸着孔に吸引力を発生させて吸着させるようになっている。すなわち、搬送装置により1枚の太陽電池セルがワークトレイ上に載置されることによりワークトレイに吸着され、次の太陽電池セルがすでに載置された太陽電池セルの縁部同士が重なるように精度よく載置されることにより、ワークトレイ上に複数枚の太陽電池セルがその縁部同士が上下に重なるように配列された状態で吸着されて保持される。その後、ワークトレイを加熱装置に搬送され加熱、冷却されることにより1枚の太陽電池モジュールが形成される。
特開2009−010355号公報
しかし、上記ワークトレイでは、精度よく吸着保持することができない虞がある。すなわち、図6に示すように、ワークトレイ100には、多数の吸着孔101が形成されており、これらの吸着孔101が共通の真空ポンプに接続されているため、真空ポンプからの吸引力がすべての吸着孔101に伝達される。ところが、太陽電池セル102は、1枚ずつワークトレイ100の一方端から載置されるため、載置されていない部分は吸着孔101が開放したままになっている。そのため、太陽電池セル102が載置された部分よりも、太陽電池セル102が載置されていない部分の吸着孔101の方が積極的に吸引されることとなり、すでに太陽電池セル102が載置された部分の吸着孔101の吸引力が不足してしまい、搬送装置104で精度よく載置しても、吸着孔101の吸着力の弱さから太陽電池セル102の位置がズレてしまう虞があった。
一方、太陽電池セル102が載置されていない部分に太陽電池セル102が載置されるまで吸着孔101を閉じるシート部材103で覆うことにより、太陽電池セル102が載置された吸着孔101の吸引力の低下を抑えることも考えられる。しかし、この方法であっても、搬送装置104により太陽電池セル102が供給されると、その太陽電池セル102を載置する部分だけシート部材103をずらす必要があり、そのシート部材103をずらしたときにこれから載置される太陽電池セル102が1枚分だけ吸着孔101が開放したままになる。そして、その1枚の太陽電池セル102の載置動作が完了するまで開放した吸着孔101が存在することになるため、すでに載置された太陽電池セル102に対応する吸着孔101の吸引力は低下を抑えきれず、搬送装置104で精度よく載置しても、吸着孔101の吸引力の弱さから太陽電池セル102の位置がズレてしまう虞があるという問題を解消することは困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、供給された太陽電池セルの配列状態を維持しズレることなく太陽電池セルを保持することができるワークトレイを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明のワークトレイは、短冊状の太陽電池セルをその縁部同士が上下に重なるようにして配列させた状態を保持する太陽電池モジュールのワークトレイであって、前記太陽電池セルをその縁部同士が上下に重なるようにして配列させた状態で載置させるセル載置部と、前記セル載置部の太陽電池セルを載置する表面側の反対側に配置されるマグネット部と、を有しており、前記マグネット部の磁力を発生させた状態で前記太陽電池セルの縁部同士が上下に重なるようにして前記セル載置部に載置されることにより、複数の太陽電池セルの縁部同士が上下に重なるように配列された状態でセル載置部の表面に吸着されて保持されることを特徴としている。
上記ワークトレイによれば、前記セル載置部の表面側の反対側にマグネット部が設けられているため、マグネット部の磁力によりセル載置部に載置された太陽電池セルがセル載置部表面に吸着して保持される。すなわち、搬送装置によりワークトレイのセル載置部に太陽電池セルが1枚ずつ搬送されて載置されると、その載置された位置でマグネット部の磁力により確実に吸着される。したがって、従来の吸着孔により吸着させる場合に比べて、吸引力がセル載置部に載置された太陽電池セルの載置状態に影響を受けることがないため、載置後の太陽電池セルの位置がズレることはなく、搬送装置により配列された精度のよい配列状態を維持することができる。
また、前記マグネット部は、前記太陽電池セルの配列方向に延びる形状を有する構成にしてもよい。
この構成によれば、複数個配列された太陽電池セル全てに対して、マグネット部の磁力による吸着力を作用させることができる。
また、前記太陽電池セルの一方の長手方向端部から他方の長手方向端部に向かって前記太陽電池セルを前記セル載置部に載置するように、前記太陽電池セルがワークトレイに搬送される場合に、前記マグネット部は、太陽電池セルを置き始める載置開始部位を吸着できる位置に少なくとも配置されている構成にしてもよい。
この構成によれば、載置開始部位に対応する太陽電池セル、すなわち、最初にセル載置部に載置した太陽電池セルの一方の長手方向端部を確実に吸着させることができる。したがって、搬送装置により太陽電池セルの一方の長手方向端部をセル載置部に載置した後、太陽電池セルの一方の長手方向端部から他方の長手方向端部に沿って押さえ部材が太陽電池セルをセル載置部側に押さえる機構を有する場合であっても、載置された太陽電池セルがセル載置部上でズレるのを抑えることができる。
また、上記のワークトレイには、前記マグネット部を収容可能なマグネット収容部を有しており、前記マグネット部は、前記マグネット収容部に着脱自在に構成することも可能である。
本発明のワークトレイによれば、供給された太陽電池セルの配列状態を維持しズレることなく太陽電池セルを保持することができる。
本発明のワークトレイを備えた太陽電池モジュールの製造装置の概略構成及びその動作を示す側面図である。 本発明のワークトレイを備えた太陽電池モジュールの製造装置の概略構成及びその動作を示す側面図である。 本発明のワークトレイを備えた太陽電池モジュールの製造装置の概略構成を示す平面図である。 押さえ部材の説明図であり、下方へ揺動させた状態にあるヘッドを進退方向に見た図である。 太陽電池モジュールの説明図である。 従来のワークトレイを示す図である。
本発明のワークトレイを備えた太陽電池モジュールの製造装置に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1と図2は、太陽電池モジュールの製造装置1の概略構成及びその動作を示す側面図である。図3はこの製造装置1の平面図である。この製造装置1を含む製造システム(製造ライン)によって製造される太陽電池モジュール(以下、モジュールともいう)は、図5に示しているように、複数枚の細長い太陽電池用のセル2(太陽電池セル2。以下単にセル2ともいう)を並べて備えており、これら複数のセル2の両側に電極4が設けられている。セル2は短冊形状であり、セル2の長手方向と、セル2が並べられるセル2の配列方向とは直交している。なお、図5では、説明を容易とするためにセル2を3枚のみとしているが、実際のモジュールでは、3枚よりも多いセル2を備えている。
これらセル2及び電極4は、その両面からカバー部材5によって挟まれており、モジュールは一体のシート状を成している。カバー部材5は、可撓性を有し太陽光を透過させるフィルム状の樹脂部材から成り、セル2及び電極4の表面及び裏面に密着している。なお、図5では、カバー部材5をセル2から離した状態としている。
配列方向で隣り合うセル2,2の縁部3,3同士は、接合金属を介して上下重ね合わされた状態にあり、当該接合金属によって、セル2,2は重ね合わされた縁部3,3において電気的及び構造的に接続されている。接合金属は、例えば半田6から成り、半田6は、セル2の縁部3に沿ってセル2の長手方向に沿って点在又は線状にして設けられている。
このようなモジュールは、まず、帯状であるSUS430等の磁性体を有する金属材料(基材)の上に光電変換層等の各種製膜を行った後、これを所定長さに切断し、複数枚の細長いセル2を得る。そして、ワークトレイ10上で、これらセル2を、隣り合うセル2,2の長辺側の縁部3,3同士が重なるようにして前記配列方向に順に並べ、これら縁部3,3同士を接合することにより形成される。
本発明の太陽電池モジュールの製造装置1は、太陽電池セルを載置するワークトレイ10と、前記太陽電池セル2を搬送し、前記ワークトレイ10上に載置するベルトコンベアユニット20とを有しており、ワークトレイ10上において、隣り合うセル2,2の長辺側の縁部3,3同士が上下重なるようにして、前記配列方向にセル2を順に配列させるものである。
ワークトレイ10は、図3に太陽電池セル2を配列させて載置された状態で保持するものである。ワークトレイ10には、後述するように磁力を発生するマグネット部12が設けられており、このマグネット部12により載置された太陽電池セル2が吸着して保持されるようになっている。
ベルトコンベアユニット20は、セル2を1枚ずつワークトレイ10に搬送し、載置するためのものである。このベルトコンベアユニット20は、セル2を保持するセル保持部21と、搬送の際にセル2を載置するコンベア部22とを有している。
コンベア部22は、セル2をワークトレイ10まで搬送する際、セル2全体を載置することでセル2の姿勢を維持するものであり、固定プーリー61と、可動プーリー62とを有しており、これらに固定プーリー61及び可動プーリー62にエンドレスベルト30が架け渡されている。
固定プーリー61は、製膜処理が行われたセル2を搬送する搬送装置50に対し固定的に設けられている。具体的には、固定プーリー61は、搬送装置50のベルトの高さ位置が、固定プーリー61に架け渡されるエンドレスベルト30の高さ位置と共通の高さ位置になる位置に固定されている。これにより、搬送装置50により搬送されたセル2がスムーズにコンベア部22に乗り換えできるようになっている。
可動プーリー62は、固定プーリー61に対して接離する方向に移動可能に構成されており、固定プーリー61から離れる方向に移動することにより、セル2をワークトレイ10まで搬送することができる。具体的には、可動プーリー62は、セル保持部21と一体となって移動できるように構成されており、セル2をワークトレイ10に載置する場合には、セル保持部21とともに固定プーリー61から離れる側に移動し、セル2がワークトレイ10に載置されると、セル保持部21と共に固定プーリー61側に移動できるようになっている。この可動プーリー62の高さ位置は、可動プーリー62に架け渡されるエンドレスベルト30の高さ位置が固定プーリー61に架け渡されるエンドレスベルト30の高さ位置になるように配置されている。したがって、可動プーリー62と固定プーリー61との間に位置するエンドレスベルト30にセル2が載置された状態では、セル2がほぼ水平状態を保つ姿勢で保持されるようになっている。
セル保持部21は、コンベア部22に載置されたセル2を保持しつつ、ワークトレイ10の所定の位置まで先導するものである。セル保持部21は、セル2を吸着保持する吸着プレート11aと、この吸着プレート11aが取付けられるヘッド部7とを有している。
吸着プレート11aは、平板状部材であり、表面には複数の吸着孔が形成されている。この吸着孔には、吸引ポンプ(不図示)が接続されており、吸引ポンプを作動させることにより吸着孔に吸引力を発生させることができる。したがって、吸着プレート11aにセル2が載置された状態で吸引ポンプを作動させることにより、セル2の裏面を吸着プレート11aに吸着保持することができるようになっている。これにより、セル2の表面に損傷を与えることなくセル2を保持することができる。
ヘッド部7には、駆動機構(不図示)が設けられており、この駆動機構により吸着プレート11aを待機位置P1と、セル供給位置P2とに移動させることができる。また、本実施形態では、ヘッド部7には、可動プーリー62が連結されており、この駆動機構を動作させることにより吸着プレート11aと可動プーリー62とが共に同調して移動できるようになっている。ここで、待機位置P1とは、可動プーリー62が固定プーリー61に近接する位置であり、セル供給位置P2とは、可動プーリー62が固定プーリー61から離れてワークトレイ10にセル2を配置する位置である。すなわち、このヘッド部7の移動により、可動プーリー62及び吸着プレート11aを前進後退移動させることができ、前進後退移動を繰り返すことにより、搬送装置50から受け渡されたセル2を1枚ずつワークトレイ10の表面に供給できるようになっている。なお、前進移動とは、可動プーリー62又は吸着プレート11aが待機位置P1からセル供給位置P2に移動することであり、後退移動とは、可動プーリー62又は吸着プレート11aがセル供給位置P2から待機位置P1に移動することをいう。
また、ヘッド部7には、揺動機構が設けられている。この揺動機構により、搬送されるセル2の一部をワークトレイ10の表面に載置させることができるようになっている。具体的には、揺動機構は、伸縮アクチュエータの先端に設けられた減速機付モータ(不図示)を有しており、このモータの出力軸にヘッド部7が固定されることにより構成されている。そして、出力軸を制御することにより、図1(c)に示すように、軸C1を中心に吸着プレートが水平状態である搬送姿勢(図1(c)の状態)と、吸着プレートが下方に傾く載置姿勢(図2(a)の状態)とに姿勢変化できるようになっている。すなわち、搬送姿勢でセル2を吸着プレート11aから少し延長した状態で吸着し、ワークトレイ10のセル供給位置P2においてヘッド部7を載置姿勢に変化させることにより、セル2の延長部分をワークトレイ10の表面に載置することができる。そして、セル2の延長部分がワークトレイ10に載置されると、ワークトレイ10のマグネット部12によりセル2の延長部分が吸着保持される。なお、セル供給位置P2において、ヘッド部7が載置姿勢に変化し、太陽電池セル2を載置し始める延長部分を載置開始部位という。本実施形態では、この載置開始部位は、太陽電池セル2の長手方向端部位置が該当する。
また、ヘッド部7には、押さえ部材13が設けられている。この押さえ部材13は、ワークトレイ10に載置されたセル2の浮き上がりを防止するためのものである。押さえ部材13は、ローラで構成されており、その外周部分は、例えばスポンジ等の柔軟な素材で形成されている。ここで、図4は、押さえ部材13の説明図であり、揺動機構によって載置姿勢にあるヘッド部7を進退方向に見た図である。ヘッド部7には、ワークトレイ10上を転がるガイドローラ35が設けられており、ガイドローラ35は、押さえ部材13よりも半径が大きく、また、ガイドローラ35の回転中心と、押さえ部材13の回転中心とは一致している。そして、ヘッド部7が載置姿勢の状態で、ガイドローラ35がワークトレイ10の表面に接地すると、押さえ部材13と、理想的な状態でワークトレイ10に載ったセル2の上面との間には、僅かな隙間gが形成される。すなわち、ガイドローラ35の半径は、押さえ部材13の半径と、セル2の厚さと、前記隙間gとの和に設定されている。
したがって、図2(a)〜(c)に示すように、ヘッド部7が載置姿勢の状態で、ヘッド部7をセル供給位置P2から待機位置P1に後退させると、ガイドローラ35はワークトレイ10上を転がって移動し、この際、ガイドローラ35は、押さえ部材(押さえローラ)13を、一定の高さ位置に維持することができる。すなわち、押さえ部材13は、ワークトレイ10上に載置されていくセル2の上を走行させることができる。
この押さえ部材13によれば、ワークトレイ10上に載置したセル2の一部に浮き上がる部分が存在する場合であっても、ヘッド部7を後退させる際に、当該セル2の上を通過することにより、セル2の浮き上がり部分に当接して、当該浮き上がり部分をワークトレイ10側へ押さえることができる。
このワークトレイ10は、平板形状を有しており、太陽電池セル2を載置するセル載置部10aと、このセル載置部10aの裏面に配置されるマグネット部12とを有している。セル載置部10aは、表面が平坦状に形成されており、この表面上に太陽電池セル2が載置される。
マグネット部12は、磁力を発生させて太陽電池セル2を吸着保持するものである。本実施形態のマグネット部12は、電磁石が使用されており、磁力の発生をON−OFFできるようになっている。また、マグネット部12は、セル載置部10aの表面の反対側、すなわち、ワークトレイ10の内部であってセル載置部10aの裏面側に配置されている。そして、本実施形態では、太陽電池セル2の載置開始部位が吸着できる位置に配置されている。すなわち、太陽電池セル2の一方の長手方向端部が最初に載置される位置(セル供給位置P2近傍)に配置されている。ここで、マグネット部12の幅方向寸法は、マグネット部12の有する磁力によって太陽電池セル2の載置開始部位が吸着できる寸法に設定されている。そして、マグネット部12は、太陽電池セル2の一方の長手方向端部が最初に載置される位置から、太陽電池セル2の配列方向に沿って設けられている。これにより、コンベアユニット20により搬送されるすべての太陽電池セル2は、これらの載置開始部位がセル載置部10aに載置されるとマグネット部12により吸着されるようになっている。したがって、ヘッド部7が待機位置P1からセル供給位置P2に移動し、載置姿勢により太陽電池セル2の載置開始部位が載置されると太陽電池セル2の載置開始部位がセル載置部10aに吸着される。そして、押さえ部材13により太陽電池セル2を押さえつつ、ヘッド部7が載置姿勢の状態で待機位置P1に後退しても、太陽電池セル2はマグネット部12で吸着保持されていることにより、最初に載置された位置を維持することができるようになっている。
また、ワークトレイ10は、1枚のセル2が載せられる毎に、セル2の配列方向に、セル2の短手方向寸法に相当する1ピッチ(正確には短手方向寸法から重ね代を引いた寸法)、移動することができるようになっている。これにより、ワークトレイ10上に、複数の太陽電池セル2を配列して載置することができる。すなわち、1枚の太陽電池セル2がセル載置部10aに載置された後、ワークトレイ10が太陽電池セル2の配列方向に1ピッチ移動する。その後、次の1枚の太陽電池セル2の載置開始部位が載置された状態では、直前に載置された太陽電池セル2の長辺側の縁部3同士が所定寸法だけ重なる状態で載置され、載置開始部位がマグネット部12により吸着される。そして、押さえ部材13により一方の長手方向端部から他方の長手方向端部に向かって押さえられることにより、次の太陽電池セル2が載置される。これを繰り返すことにより、隣り合うセル2の長辺側の縁部3同士が上下重なるようにして、複数の太陽電池セル2が配列されて載置される。
次に、本実施形態における太陽電池モジュールの製造装置の動作について図1、図2を用いて説明する。なお、ワークトレイ10のマグネット部12については、当初よりONされている。
まず、図1(a)に示すように、ワークトレイ10に配置すべきセル2が搬送装置50により搬送されると、待機位置P1で待機しているコンベア部22にセル2の乗り換えが行われる。その際、ヘッド部7は、搬送姿勢になっている。
次に、図1(b)に示すように、搬送装置50によりセル2が吸着プレート11aから延長部分(載置開始部位)が形成される所定位置まで搬送され、その位置で吸着プレート11aにより吸着保持される。
次に、図1(c)に示すように、セル2をワークトレイ10上まで移動させる。具体的には、ヘッド部7を前進移動させて吸着プレート11aがセル供給位置P2まで移動させる。このヘッド部7の移動により可動プーリー62も前進移動する。
次に、図2(a)に示すように、吸着プレート11aがセル供給位置P2に到達するとヘッド部7が停止する。これに伴い、可動プーリー62の前進移動も停止し、エンドレスベルト30の走行も停止する。そして、ヘッド部7の揺動機構が作動することにより、搬送姿勢から載置姿勢に姿勢変化する。これにより、セル2の載置開始部位がワークトレイ10の表面に当接するため、その当接部分がマグネット部12の磁力により吸引されワークトレイ10に吸着される。
次に、図2(b)に示すように、セル2の載置開始部位が吸着されると吸着プレート11aの吸着が解除され、ヘッド部7がセル供給位置P2から待機位置P1に後退移動する。すなわち、ヘッド部7の後退移動とともに、押さえ部材13がセル2の表面を撫でることによりセル2の浮き上がりを防止しつつセル2をワークトレイ10の表面に確実に吸着保持させる。このヘッド部7の後退移動により可動プーリー62も後退移動する。
次に、図2(c)に示すように、吸着プレート11aが待機位置P1に到達することにより、1枚のセル2がワークトレイ10に載置される。その後、ワークトレイ10がセル2の配列方向に1ピッチ移動する。このようにして、これらの動作を繰り返して、次のセル2と載置されたセル2との縁部同士が上下に重なるようにして配置された状態で吸着保持される。
その後、ワークトレイ10を加熱装置に搬送し、所定の加熱工程、および冷却工程を行うことにより、太陽電池セル2に設けられた接合部材により隣接する太陽電池セル2同士が接合され、太陽電池モジュールを得ることができる。
このように、本発明のワークトレイ10によれば、前記セル載置部10aの表面側の反対側にマグネット部12が設けられているため、マグネット部12の磁力によりセル載置部10aに載置された太陽電池セルがセル載置部10a表面に吸着して保持される。すなわち、搬送装置によりワークトレイ10のセル載置部10aに太陽電池セルが1枚ずつ搬送されて載置されると、その載置された位置でマグネット部12の磁力により確実に吸着される。したがって、従来の吸着孔により吸着させる場合に比べて、吸引力がセル載置部10aに載置された太陽電池セルの載置状態に影響を受けることがないため、載置後の太陽電池セルの位置がズレることはなく、搬送装置により配列された精度のよい配列状態を維持することができる。
上記実施形態では、マグネット部12を太陽電池セル2の載置開始部位を吸着できる位置にのみ配置する例について説明したが、少なくとも載置開始部位に配置されていればよく、太陽電池セル2の配列方向と直交する方向に複数箇所設けるものであってもよい。この構成であれば、より太陽電池セル2を確実に吸着保持することができる。
上記実施形態では、マグネット部12が電磁石である場合について説明したが、機械的に磁力をON−OFFできる機構を有するものであってもよい。例えば、マグネットスタンドのように、マグネットを回転させることにより磁力をON−OFFできるものや、セル載置部10aに接近、離間させることによりON−OFFできるものであってもよい。このように機械的に磁力をON−OFFできるものであれば、電磁石の場合に比べて、太陽電池セル2を配列させた後、加熱装置に搬送する際に磁力をOFFさせる必要がなく、加熱装置への搬送中も太陽電池セル2の位置がズレるのを抑えることができる。
また、上記実施形態では、マグネット部12がワークトレイ10に固定された例について説明したが、ワークトレイ10からマグネット部12が取外し可能な構成であってもよい。具体的には、ワークトレイ10には、マグネット部12を収容できるマグネット収容部が形成されており、このマグネット収容部にマグネット部12が着脱できるように構成されている。すなわち、ワークトレイ10には、太陽電池セル2の一方の長手方向端部が最初に載置される位置から、太陽電池セル2の配列方向に沿ってマグネット部12の外形とほぼ同じ大きさのマグネット収容部が形成されている。そして、このマグネット収容部にマグネット部12が挿入された状態で、マグネット部12がロックされるように構成されている。したがって、ワークトレイ10上に太陽電池セル2が配列し終わった後、加熱装置に搬送する際に、マグネット部12をマグネット収容部から取り出した状態でワークトレイ10を搬送することができる。なお、この際、太陽電池セル2は、接合材料の粘性によりそれぞれ配置された位置を保持することができる。
1 太陽電池モジュールの製造装置
2 太陽電池セル
7 ヘッド部
10 ワークトレイ
10a セル載置部
11a 吸着プレート
12 マグネット部
20 コンベアユニット

Claims (4)

  1. 短冊状の太陽電池セルをその縁部同士が上下に重なるようにして配列させた状態を保持する太陽電池モジュールのワークトレイであって、
    前記太陽電池セルをその縁部同士が上下に重なるようにして配列させた状態で載置させるセル載置部と、
    前記セル載置部の太陽電池セルを載置する表面側の反対側に配置されるマグネット部と、
    を有しており、
    前記マグネット部の磁力を発生させた状態で前記太陽電池セルの縁部同士が上下に重なるようにして前記セル載置部に載置されることにより、複数の太陽電池セルの縁部同士が上下に重なるように配列された状態でセル載置部の表面に吸着されて保持されることを特徴とするワークトレイ。
  2. 前記マグネット部は、前記太陽電池セルの配列方向に延びる形状を有することを特徴とする請求項1に記載のワークトレイ。
  3. 前記太陽電池セルの一方の長手方向端部から他方の長手方向端部に向かって前記太陽電池セルを前記セル載置部に載置するように、前記太陽電池セルがワークトレイに搬送される場合に、前記マグネット部は、太陽電池セルを置き始める載置開始部位を吸着できる位置に少なくとも配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワークトレイ。
  4. 上記請求項1〜3のいずれかに記載のワークトレイには、前記マグネット部を収容可能なマグネット収容部を有しており、前記マグネット部は、前記マグネット収容部に着脱自在に構成されていることを特徴とするワークトレイ。
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