JP2013205980A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示面に表示させた画像を簡単な操作で任意の大きさにまで拡大または縮小して表示させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】 表示装置1の制御部20は、ピンチアウト動作が行われたことが検出されると拡大縮小処理部21bに拡大処理を行わせ、ピンチイン動作が行われたことが検出されると拡大縮小処理部21bに縮小処理を行わせ、該拡大処理または該縮小処理に基づいた画像が表示面に表示されているとき、タッチパネル15に第1領域41と第2領域42とを設定する。第1領域41がタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに拡大処理を行わせ、第2領域42がタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに縮小処理を行わせる。
【選択図】 図5B

Description

本発明は、表示装置に関する。
スマートフォンなどの情報端末装置は、画像を表示させる表示面を有する表示部と表示面に重ねて配置されるタッチパネルとを有し、人間の指やタッチペンなどでタッチパネルを介して表示面をタッチすることで操作される。
特許文献1には、画像が表示された表示面にタッチパネルを介して接触させた指の移動履歴を検出し、指の移動履歴に基づいて、画像の拡大や縮小の操作を行う情報端末装置が開示されている。
特許文献1に開示の情報端末装置では、具体的に、タッチパネル上で2本の指を遠ざける動作を検出した場合には画像を拡大させる操作を行い、タッチパネル上で2本の指を近づける動作を検出した場合には画像を縮小させる操作を行う。このような操作で画像の拡大または縮小の操作を行うことで、情報端末装置の使い勝手を向上させている。
また、従来の情報端末装置として、上記のようにして画像の拡大または縮小の操作を行った直後にタッチパネルを介して表示面をダブルタップすることで、表示面に表示されている画像の大きさをさらに変更する技術がある。
図7は、従来の情報端末装置において表示部100の表示面に表示された画像を拡大または縮小させて表示させる操作を説明するための図である。
図7(a)に示すようにタッチパネル150上で接触させた2本の指30を、タッチパネル150に接触させたまま遠ざける動作を行うと、表示面に表示されている画像は、図7(b)に示すように拡大して表示される。
その後、図7(c)に示すような拡大後の画像が表示されている表示面をタッチパネル150を介してダブルタップすると、表示面には図7(d)に示すように画像が縮小されて表示される。具体的には、前記遠ざける動作を行う前、すなわち拡大して表示させる前の大きさの画像が表示される。このような画像が表示されている表示面を図7(e)に示すようにタッチパネルを介してダブルタップすると、表示面には図7(f)に示すように画像が拡大されて表示される。具体的には、前記遠ざける動作を行った直後に表示面に表示された大きさの画像が表示される。
すなわち、従来の情報端末装置では、タッチパネル150上で2本の指30を遠ざける動作によって表示面に表示されている画像を拡大した後は、最初のダブルタップで画像が縮小して表示され、次のダブルタップで画像が拡大して表示され、ダブルタップをするたびに画像が縮小と拡大とを交互に繰り返して表示される。
なお、タッチパネル150上で2本の指30を近づける動作を行い、表示面に表示されている画像を縮小して表示させる操作を行った後は、最初のダブルタップで画像が拡大して表示され、次のダブルタップで画像が縮小して表示され、ダブルタップをするたびに画像が拡大と縮小とを交互に繰り返して表示される。
特開2010−134938号公報
しかしながら、上記従来の情報端末装置では、ダブルタップという簡単な操作によって、表示面に表示されている画像を連続して拡大して表示させる、または、連続して縮小して表示させることができないので、簡単な操作で任意の大きさの画像を表示面に表示させることができないという問題がある。
上記従来の情報端末装置において任意の大きさの画像を表示面に表示させるためには、タッチパネル150上で2本の指30を遠ざける動作またはタッチパネル150上で2本の指30を近づける動作を連続して行わなければならず、操作が煩雑になる。
本発明の目的は、表示面に表示させた画像を簡単な操作で任意の大きさにまで拡大または縮小して表示させることができる表示装置を提供することである。
本発明は、画像を表示する表示面を有する表示部と、
表示部による画像の表示を制御する表示制御手段と、
表示面に重ねて設けられるタッチパネルと、
タッチパネルに対する物体の接触の開始と接触の終了とを検出する接触状態検出手段と、
タッチパネルに対する物体の接触箇所の位置および、接触箇所の数を検出する接触箇所検出手段と、
接触箇所検出手段の検出結果に基づいて、接触箇所の数が1つであり、接触の開始から終了まで接触箇所が同じ位置にあり、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間以下の場合は、第1接触動作が行われたと判断し、
接触箇所検出手段の検出結果に基づいて、接触箇所の数が2つであり、接触の開始から接触終了までに2つの接触箇所の位置が相対的に変化し、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間を超える場合であって、2つの接触箇所の位置が相対的に離反する場合は、第2接触動作が行われたと判断し、2つの接触箇所の位置が相対的に接近する場合は、第3接触動作が行われたと判断する接触動作判断手段と、
表示面に表示されている画像を拡大して表示させるための拡大処理および縮小して表示させるための縮小処理を行う拡大縮小処理手段と、
拡大縮小処理手段による拡大処理および縮小処理を制御する制御手段と、を含み、
制御手段は、
接触動作判断手段によって第2接触動作が行われたと判断されると拡大縮小処理手段に拡大処理を行わせ、第3接触動作が行われたと判断されると拡大縮小処理手段に縮小処理を行わせ、
該拡大処理または該縮小処理に基づいた画像が表示制御手段によって表示面に表示されているとき、タッチパネルに第1領域と第2領域とを設定し、
接触動作判断手段によって第1領域に対して第1接触動作が行われたことが判断されると拡大縮小処理手段に前記拡大処理を行わせ、接触動作判断手段によって第2領域に対して第1接触動作が行われたことが判断されると拡大縮小処理手段に前記縮小処理を行わせることを特徴とする表示装置である。
また本発明は、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネル上での物体の移動履歴を検出する入力検出手段をさらに含み、
制御手段は、入力検出手段が検出した第2接触動作または第3接触動作時の物体の移動履歴に基づいて、前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする。
また本発明は、制御手段は、
第2接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の終了時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第3接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の開始時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、
前記矩形の対角線に基づいて、前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする。
また本発明は、制御手段は、
第2接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の終了時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第3接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の開始時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、
前記第1領域と前記第2領域との境界となる境界線が前記矩形を構成する4つの辺のうち少なくとも1つの辺と平行になるように、前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする。
本発明によれば、表示装置は、画像を表示する表示面を有する表示部と、表示部による画像の表示を制御する表示制御手段と、表示面に重ねて設けられるタッチパネルと、接触状態検出手段と、接触箇所検出手段と、接触動作判断手段と、拡大縮小処理手段と、制御手段とを含む。
接触状態検出手段は、タッチパネルに対する物体の接触の開始と接触の終了とを検出する。接触箇所検出手段は、タッチパネルに対する物体の接触箇所の位置および、接触箇所の数を検出する。
接触動作判断手段は、接触箇所検出手段の検出結果に基づいて、接触箇所の数が1つであり、接触の開始から終了まで接触箇所が同じ位置にあり、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間以下の場合は、第1接触動作が行われたと判断する。また、接触箇所検出手段の検出結果に基づいて、接触箇所の数が2つであり、接触の開始から接触終了までに2つの接触箇所の位置が相対的に変化し、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間を超える場合であって、2つの接触箇所の位置が相対的に離反する場合は、第2接触動作が行われたと判断する。また、2つの接触箇所の位置が相対的に接近する場合は、第3接触動作が行われたと判断する。拡大縮小処理手段は、表示面に表示されている画像を拡大して表示させるための拡大処理および縮小して表示させるための縮小処理を行う。
制御手段は、拡大縮小処理手段による拡大処理および縮小処理を制御する。また制御手段は、接触動作判断手段によって第2接触動作が行われたと判断されると拡大縮小処理手段に拡大処理を行わせ、第3接触動作が行われたと判断されると拡大縮小処理手段に縮小処理を行わせ、該拡大処理または該縮小処理に基づいた画像が表示制御手段によって表示面に表示されているとき、タッチパネルに第1領域と第2領域とを設定する。接触動作判断手段によって第1領域に対して第1接触動作が行われたことが判断されると拡大縮小処理手段に拡大処理を行わせ、接触動作判断手段によって第2領域に対して第1接触動作が行われたことが判断されると拡大縮小処理手段に縮小処理を行わせる。
このように本発明の表示装置では、第2接触動作または第3接触動作が行われたと判断されて拡大処理または縮小処理に基づいた画像が表示面に表示されているとき、第1領域に対して第1接触動作が行われたと判断されると拡大処理を行わせて縮小処理を行わせず、第2領域に対して第1接触動作が行われたと判断されると縮小処理を行わせて拡大処理を行わせない。そのため、第1領域または第2領域に対して第1接触動作を行うという簡単な操作で、表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように拡大または縮小して表示させることができる。
また本発明によれば、入力検出手段は、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネル上での物体の移動履歴を検出する。制御手段は、入力検出手段が検出した第2接触動作または第2接触動作時の物体の移動履歴に基づいて、第1領域および第2領域を設定する。このように物体の移動履歴、たとえばユーザの指の動きに応じて第1領域および第2領域が設定されると、ユーザにとってタッチパネルにおいて第1領域および第2領域を認識しやすくなるので、誤動作を抑制して表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように確実に拡大または縮小して表示させることができる。
また本発明によれば、制御手段は、第2接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の終了時における、接触箇所検出手段によって検出される前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第3接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の開始時における、接触箇所検出手段によって検出される前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、前記矩形の対角線に基づいて、第1領域および第2領域を設定する。
これによって第1領域および第2領域は、第2接触動作または第3接触動作における物体たとえばユーザの指の動きに基づいて設定されるので、ユーザにとって第1領域および第2領域を認識しやすくなり、誤動作を抑制して表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように確実に拡大または縮小して表示させることができる。
また本発明によれば、制御手段は、第2接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の終了時における、接触箇所検出手段によって検出される前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第3接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の開始時における、接触箇所検出手段によって検出される前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第1領域と第2領域との境界となる境界線が前記矩形を構成する4つの辺のうち少なくとも1つの辺と平行になるように、第1領域および第2領域を設定する。
このように第1領域と第2領域との境界となる境界線がユーザからみて矩形領域を上下または左右に分割するように設定されることによって、ユーザにとって第1領域および第2領域を認識しやすくなるので、誤動作を抑制して表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように確実に拡大または縮小して表示させることができる。
表示装置1がテレビジョンである場合の表示装置1の外観を示す図である。 本発明の表示装置1の構成を示すブロック図である。 ピンチアウト動作またはピンチイン動作におけるユーザの指30の動作例を説明するための図である。 表示範囲座標記憶部28dに記憶される表示画像範囲位置座標を説明するための図である。 本実施形態の表示装置1において、画像を拡大または縮小させて表示させる処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の表示装置1において、画像を拡大または縮小させて表示させる処理手順を示すフローチャートである。 (a),(b),(c),(d),(e),(f)は本実施形態の表示装置1において、画像を拡大または縮小して表示面に表示させる処理を説明するための図である。 (g),(h),(i),(j)は本実施形態の表示装置1において、画像を拡大または縮小して表示面に表示させる処理を説明するための図である。 従来の情報端末装置において表示部100の表示面に表示された画像を拡大または縮小させて表示させる操作を説明するための図である。
1、表示装置の構成
本発明の実施の一形態である表示装置1は、スマートフォンなどの情報端末装置などにおいて、画像情報を出力することによって画像を表示面に表示する装置である。図1は、表示装置1がスマートフォンである場合の表示装置1の外観を示す図である。図2は、本発明の表示装置1の構成を示すブロック図である。
表示装置1は、表示部10と、タッチパネル15と、制御手段である制御部20と、記憶部25とを含む。
1)表示部10
表示部10は表示面を含む。表示面は液晶素子を有する透過型の液晶パネルなどによって構成され、液晶パネルは、平板状の形状に形成される。液晶パネルにおいて、厚み方向の2つの向きを前面側および背面側とする。表示装置1は前面側から見て画像を視認可能に表示する。表示部10は、表示制御部21により出力が制御され、表示制御部21から信号が出力されると、表示面全体または表示面の一部の領域に画像を表示させる。
2)タッチパネル15
タッチパネル15は、光学式、抵抗式、静電容量式、超音波式などの透明なパネルによって構成される。タッチパネル15は、表示部10の表示面に重なって設置されて一体化されている。タッチパネル15は、その表面をユーザの指、タッチペンなどの接触物(物体)で触れると、その接触位置に対応する座標データを出力する機能を有している。
このように表示部10の表面に透明なタッチパネル15が重ねて一体化されていることによって、タッチパネル15を介して表示面上にユーザの指による動作の入力やペン入力を行うことができる。
3)制御部20
制御部20は、表示制御手段である表示制御部21と、入力検出手段である入力検出部22と、時間測定部23とを含む。
制御部20は、タッチパネル15を介した表示面上でのユーザの指による動作の入力やペン入力の内容、記憶部25に記憶されているプログラムおよびデータなどに基づいて、表示装置1全体の制御や各種データ処理、後述する種々の制御を行うことによって、ユーザが指示した操作を実行する。また制御部20は、接触動作判断手段に相当する。
制御部20の機能は、CPU(CISC型、RISC型)、DSP、カスタム(ゲートアレーなど)IC、メモリなどのハードウエアによって実現できる。
<表示制御部21>
表示制御部21は、画像描画部21aと、拡大縮小処理手段である拡大縮小処理部21bと、表示範囲決定部21cとを含む。表示制御部21は、画像描画部21a、拡大縮小処理部21bおよび表示範囲決定部21cが行った処理に基づいて表示部10に出力する画像を生成し、生成した画像を表示部10の表示面に表示させることによって表示部10に対する画像の表示を制御する。画像の生成は、最大の解像度の画像データを保持し、縮尺に応じて当該画像データを間引きして生成する手法でもよいし、データをすべてベクトルデータとして持ち、必要に応じて演算を行い生成する手法でもよい。
画像描画部21aは、入力検出部22で検出された動作や操作に基づいて、表示面に表示されている画像に図形などを描画するために必要な処理を行う。
拡大縮小処理部21bは、入力検出部22で検出された動作や操作に基づいて、表示面に表示されている画像を拡大して表示させるための拡大処理および縮小して表示させるための縮小処理を行う。
表示範囲決定部21cは、入力検出部22で検出された動作や操作に基づいて、画像の表示面に表示させる表示範囲を決定する。
<入力検出部22>
入力検出部22は、接触状態検出手段である接触検出部22aと、位置検出部22bと、タップ検出部22cと、接触数検出部22dと、カウンター部22eとを含む。位置検出部22bおよび接触数検出部22dは、接触箇所検出手段に相当する。
入力検出部22は、位置検出部22bが検出した検出結果に基づいて、タッチパネル15上での接触物の移動履歴を検出する。
接触検出部22aは、タッチパネル15から送信された座標データに基づいて、タッチパネル15に対する接触物の接触の開始と接触の終了とを検出する。
位置検出部22bは、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触の開始を検出すると、タッチパネル15から送信された座標データに基づいて、タッチパネル15に対して接触物が接触した位置をタッチパネル15における位置座標(以下「タッチパネル位置座標」と記載する)として検出する。位置検出部22bは、検出したタッチパネル位置座標を後述する入力座標記憶部26に記憶する。
タッチパネル位置座標は、タッチパネル15の左下を原点としたときの位置座標であり、タッチパネル15に重ねて配置される表示面において、x軸方向の画素数がn個であり、y軸方向の画素数がm個である場合、(0,0)のタッチパネル位置座標の右隣のタッチパネル座標位置を(1,0)で表し、x軸方向に1つずれるにつれて、タッチパネル位置座標を順に(2,0)、(3,0)・・・(n−1,0)、(n,0)と表す。また、(0,0)のタッチパネル位置座標の上隣のタッチパネル位置座標を(0,1)と表し、y軸方向に1つずれるにつれて、タッチパネル位置座標を順に(0,2)、(0,3)・・・(0,m−1)、(0,m)と表す。
入力検出部22は、連続して検出されるタッチパネル位置座標に基づいて、タッチパネル15に対する接触物の移動履歴を検出する。
位置検出部22bは、タッチパネル15の複数の異なる位置に対して同時に接触物による接触が検出された場合、タッチパネル位置座標を同時に2つ以上検出することが可能である。
入力検出部22は、位置検出部22bがタッチパネル位置座標を同時に2つ検出すると、検出した2つのタッチパネル位置座標の間の距離を算出する。これによって、タッチパネル15の2つの異なる位置に対して同時に接触している接触物の間の距離が検出される。入力検出部22はこの距離を後述する距離記憶部27cに記憶する。
入力検出部22は、接触物の移動履歴などに基づきユーザが入力した操作内容を検出する。
たとえば、入力検出部22は、時間測定部23によって計測される、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触物の接触の開始を検出した時点から接触の終了を検出した時点までの時間が第1設定時間(たとえば1秒間)を超え、かつ前記距離が長くなり2つの接触物を遠ざける動作を示す移動履歴を検出した場合には、画像を拡大して表示させるための動作であるピンチアウト動作が行われたことを検出する。
また入力検出部22は、時間測定部23によって計測される、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触物の接触の開始を検出した時点から接触の終了を検出した時点までの時間が第1設定時間を超え、かつ前記距離が短くなり2つの接触物を近づける動作を示す移動履歴を検出した場合には、画像を縮小して表示させるための動作であるピンチイン動作が行われたことを検出する。
また入力検出部22は、時間測定部23によって計測される、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触物の接触の開始を検出した時点から接触の終了を検出した時点までの時間が第1設定時間を超え、かつ1つの接触物をタッチパネル15上で移動させる動作を示す移動履歴を検出した場合には、タッチパネル15上で接触物をスライドする動作が行われたことを検出する。ピンチアウト動作は第2接触動作に相当し、ピンチイン動作は第3接触動作に相当する。
タップ検出部22cは、カウンター部22eが検出した接触回数に基づいて、タッチパネル15に対してタップが行われたことを検出する。また、タップ検出部22cは、カウンター部22eによって検出される接触回数が1回であれば、タッチパネル15に対してシングルタップが行われたことを検出し、カウンター部22eによって検出される接触回数が2回であれば、タッチパネル15に対してダブルタップが行われたことを検出する。シングルタップおよびダブルタップは、第1接触動作に相当する。
接触数検出部22dは、位置検出部22bの検出結果に基づいて、タッチパネル15に対して接触している接触物の接触箇所の数を検出する。たとえば接触数検出部22dは、タッチパネル15の異なる位置に対して同時に2つの接触物が接触している場合、接触箇所の数が2つであることを検出することができる。
カウンター部22eは、接触検出部22aおよび位置検出部22bの検出結果、ならびに時間測定部23で計測される時間に基づいて、タッチパネル15に対する接触物の接触が検出された時点から第1設定時間内において、接触物がタッチパネル15の所定範囲内を接触した回数である接触回数を検出する。
<時間測定部23>
時間測定部23は、タッチパネル15に対する接触物の接触によって、表示装置1に含まれる上記検出部などが特定の状態になった時からの経過時間を計測する。この計測は、該特定の状態を維持しなくなる(特定の状態の解除)か、あるいは、所定の時間を経過するまで行われる。なお、「特定の状態になった時」とは、位置検出部22bがタッチパネル位置座標を検出した時などが挙げられる。
4)記憶部25
記憶部25は、画像を生成するためのデータ、プログラム、後述する種々の処理を行うために必要なデータなどを記憶するROM、入力検出部22で検出されたデータを書き換え可能に記憶するRAMなどで構成され、入力座標記憶部26と、入力情報記憶部27と、描画情報記憶部28とを含む。
<入力座標記憶部26>
入力座標記憶部26は、位置検出部22bが検出したタッチパネル位置座標を記憶する。また、後述する矩形領域位置座標を記憶する。
<入力情報記憶部27>
入力情報記憶部27は、接触数記憶部27aと、位置記憶部27bと、距離記憶部27cと、接触時間記憶部27dとを含む。
接触数記憶部27aは、カウンター部22eが検出した接触回数を記憶する。
位置記憶部27bは、矩形領域位置座標の位置を記憶する。
距離記憶部27cは、位置検出部22bがタッチパネル位置座標を同時に2つ検出した場合に入力検出部22が検出した、2つのタッチパネル位置座標の間の距離を記憶する。制御部20は、距離記憶部27cに記憶された距離のうち、最も長い距離に基づいて、タッチパネル15に後述する矩形領域を設定する。
接触時間記憶部27dは、時間測定部23によって検出される、タッチパネル15に対して接触物が接触している時間を記憶する。
また記憶部25には、第1設定時間が予め記憶されている。
以下、接触物がユーザの指である場合において、ユーザの指の動きと、入力検出部22の処理とを関連させてピンチアウト動作およびピンチイン動作について説明する。
図3は、ピンチアウト動作またはピンチイン動作におけるユーザの指30の動作例を説明するための図である。
<ピンチアウト動作>
表示面に表示されている画像を拡大して表示させたい場合、まず図3(a)に示すように親指30aと人差し指30bとを近づけた状態でタッチパネル15に接触させる。これによって、接触検出部22aはタッチパネル15に対する接触の開始を検出し、位置検出部22bは2つの異なるタッチパネル位置座標を同時に検出し、接触数検出部22dは接触箇所の数が2つであることを検出し、入力検出部22は2つの異なるタッチパネル位置座標の間の距離を算出する。また、入力座標記憶部26に同時に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶され、距離記憶部27cに距離が記憶される。さらに時間測定部23は時間の計測を開始し、接触時間記憶部27dに接触物が接触している時間を記憶する。
その後、親指30aと人差し指30bとを互いに遠ざける方向に動かす。この間、接触検出部22aはタッチパネル15に対する接触を検出し続け、位置検出部22bは2つの異なるタッチパネル位置座標を同時に検出し続け、接触数検出部22dは接触箇所の数が2つであることを検出し続け、入力検出部22は2つの異なるタッチパネル位置座標の間の距離を算出し続ける。また、入力座標記憶部26に同時に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶され続け、距離記憶部27cに異なる距離が記憶され続ける。
最後に、動かした親指30aおよび人差し指30bをタッチパネル15から離す。これによって、接触検出部22aはタッチパネル15に対する接触を検出しなくなり、接触の終了を検出する。また時間測定部23は経過時間の計測を終了する。入力検出部22は、2つの接触物を遠ざける動作が行われたという移動履歴を検出する。以上のような一連の動作がピンチアウト動作である。
入力検出部22は、接触物の移動履歴に基づいてピンチアウト動作が行われたことを検出する。すなわち、入力検出部22は、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間を超えて、入力座標記憶部26に同時に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶され続け、入力座標記憶部26に同時に2つの位置座標が記憶され続けている間、距離記憶部27cに異なる距離が記憶されていき、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触を検出しなくなったときに、距離記憶部27cに最初に記憶された距離が距離記憶部27cに最後に記憶された距離よりも長いとピンチアウト動作が行われたことを検出する。
なお、ピンチアウト動作を行うと画像が拡大されて表示面に表示されるが、動かした親指30aおよび人差し指30bがタッチパネル15から離れて最終的な拡大量が確定してから、その拡大量に応じて画像を拡大して表示面に表示させる。
<ピンチイン動作>
より広い範囲の画像を画面に表示させるために画像を縮小して表示したい場合、まず図3(b)に示すように親指30aと人差し指30bとを離した状態でタッチパネル15に接触させる。これによって、接触検出部22aはタッチパネル15に対する接触の開始を検出し、位置検出部22bは2つの異なるタッチパネル位置座標を同時に検出し、接触数検出部22dは接触箇所の数が2つであることを検出し、入力検出部22は2つの異なるタッチパネル位置座標の間の距離を算出する。また、入力座標記憶部26に同時に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶され、距離記憶部27cに距離が記憶される。さらに時間測定部23は経過時間の計測を開始し、接触時間記憶部27dに接触物が接触している時間を記憶する。
その後、親指30aと人差し指30bとを互いに近づける方向に動かす。この間、接触検出部22aはタッチパネル15に対する接触を検出し続け、位置検出部22bは2つの異なるタッチパネル位置座標を同時に検出し続け、接触数検出部22dは接触箇所の数が2つであることを検出し続け、入力検出部22は2つの異なるタッチパネル位置座標の間の距離を算出し続ける。また、入力座標記憶部26に同時に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶され続け、距離記憶部27cに異なる距離が記憶され続ける。
最後に、動かした親指30aおよび人差し指30bをタッチパネル15から離す。これによって、接触検出部22aはタッチパネル15に対する接触を検出しなくなり、接触の終了を検出する。また時間測定部23は経過時間の計測を終了する。入力検出部22は、2つの接触物を近づける動作が行われたという移動履歴を検出する。以上のような一連の動作がピンチイン動作である。
入力検出部22は、接触物の移動履歴に基づいてピンチイン動作が行われたことを検出する。すなわち、入力検出部22は、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間を超えて、入力座標記憶部26に同時に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶され続け、入力座標記憶部26に同時に2つの位置座標が記憶され続けている間、距離記憶部27cに異なる距離が記憶されていき、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触を検出しなくなったときに、距離記憶部27cに最初に記憶された距離が距離記憶部27cに最後に記憶された距離よりも短いとピンチイン動作が行われたことを検出する。
なお、ピンチイン動作を行うと画像が縮小されて表示面に表示されるが、動かした親指30aおよび人差し指30bがタッチパネル15から離れてから、その縮小量に応じて画像を縮小して表示面に表示させる。ピンチアウト動作およびピンチイン動作は、親指30aおよび人差し指30bを用いる構成に限定されず、その他の指30によって行われてもよい。
<描画情報記憶部28>
描画情報記憶部28は、表示面に表示される画像に関する情報を記憶する。描画情報記憶部28は、画像記憶部28aと、画像サイズ記憶部28bと、拡大縮小率記憶部28cと、表示範囲座標記憶部28dとを含む。
画像記憶部28aは、表示面に表示される画像の画像情報を記憶する。画像記憶部28aは、現在表示面に表示されている画像の画像情報および電源投入直後に表示面に表示させるための予め定められた画像情報などを記憶する。
画像サイズ記憶部28bは、拡大処理または縮小処理に基づいた画像が表示面に表示されているとき、拡大処理または縮小処理を行う前に表示面に表示されていた画像(以下「処理前画像」と記載する)に対して、現在表示面に表示されている画像が何倍に拡大または縮小されて表示されているか示す情報を記憶する。
拡大縮小率記憶部28cは、拡大処理または縮小処理に基づいて、画像がどの程度拡大または縮小されて表示されるかを示す拡大縮小率情報が予め記憶されている。具体的には、ピンチアウト動作が検出された場合の拡大率情報、ピンチイン動作が検出された場合の縮小率情報、後述する第1領域または第2領域がダブルタップされたことが検出された場合の拡大率情報および縮小率情報が記憶されている。
本実施形態では、ピンチアウト動作が検出された場合の拡大率情報として、矩形領域内の画像範囲が表示面全体の大きさと等しい大きさになるまで拡大して表示されるという情報などが記憶されている。また、ピンチイン動作が検出された場合の縮小率情報として、矩形領域内の画像範囲が1/2倍に縮小されて表示されるという情報が記憶されている。また、第1領域がダブルタップされたことが検出された場合の拡大率情報として、矩形領域内の画像範囲が2倍に拡大されて表示されるという情報が記憶されている。また、第2領域がダブルタップされたことが検出された場合の縮小率情報として、矩形領域内の画像範囲が1/2倍に縮小されて表示されるという情報が記憶されている。なお拡大率情報および縮小率情報として、上記とは異なる情報を記憶させておいてもよい。
表示範囲座標記憶部28dは、現在表示部に表示されている画像の画像範囲が、画像記憶部28aに記憶されている該画像の画像情報全体に対してどの範囲であるかを、位置座標として記憶する。以下、この位置座標を「表示画像範囲位置座標」と記載する。表示画像範囲位置座標は、制御部20によって検出される。
図4は、表示範囲座標記憶部28dに記憶される表示画像範囲位置座標を説明するための図である。
画像記憶部28aに記憶されている画像情報として、図4において実線で囲まれて示される画像情報50が記憶されている場合について記載する。画像情報50の左下を原点とし、この画像情報50のx軸方向の画素数をA個とし、y軸方向の画素数がB個として、(0,0)の位置座標の右隣の座標位置を(1,0)で表し、x軸方向に1つずれるにつれて、位置座標を順に(2,0)、(3,0)・・・(A−1,0)、(A,0)と表す。また、(0,0)の位置座標の上隣の位置座標を(0,1)と表し、y軸方向に1つずれるにつれて、位置座標を順に(0,2)、(0,3)・・・(0,B−1)、(0,B)と表す。
画像情報50をx軸およびy軸それぞれの真ん中で分割した4つの範囲のうち、右下にある(A,0)の位置座標を含む範囲(図4において点線で囲まれた範囲)50aが表示面に表示されている場合、表示範囲座標記憶部28dに記憶される表示画像範囲位置座標は、(A/2,0)、(A,0)、(A/2,B/2)、(A,B/2)となる。
表示画像範囲位置座標は、表示面に表示されている画像を他の画像に変更した後に、再度以前の画像を表示させるときに用いる。
ピンチアウト動作またはピンチイン動作を行って画像を拡大または縮小して表示させ、その後さらに画像を拡大または縮小して表示させるためには、従来であればピンチアウト動作またはピンチイン動作を連続して行う必要があった。
しかしながら、本実施形態の表示装置1を用いて以下に記載する処理を行うことによって、ピンチアウト動作またはピンチイン動作を連続して行うことなく、画像を拡大または縮小して表示面に表示させることができる。
3、制御方法
図5Aおよび図5Bは、本実施形態の表示装置1において、画像を拡大または縮小させて表示させる処理手順を示すフローチャートである。図6Aおよび図6Bは、本実施形態の表示装置1において、画像を拡大または縮小して表示面に表示させる処理を説明するための図である。表示装置1の電源が投入され、表示制御部21が画像記憶部28aに記憶されている、電源投入直後に表示させる画像の画像情報が表示部10に出力されるなどして、表示面に画像が表示されると本フローチャートが開始される。
ステップS1では、制御部20は、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触物(本フローチャートでは接触物をユーザの指30とする)による接触を検出したかどうか判断することによって、タッチパネル15による入力操作(以下「タッチ操作」と記載する)が行われたかどうかを判断する。
タッチ操作が行われていればステップS2に進み、タッチ操作が行われていなければステップS1に戻る。
ステップS2では、位置検出部22bはタッチパネル位置座標を検出し、検出したタッチパネル位置座標を入力座標記憶部26に記憶する。また、時間測定部23は、指30などがタッチパネル15に接触し続けている時間(以下「接触時間」と記載する)の計測を開始する。
ステップS3では、制御部20は、入力座標記憶部26に2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶されたかどうかを判断する。
2つの異なるタッチパネル位置座標が記憶されればステップS4に進み、記憶されなければステップS5に進む。
ステップS4では、制御部20は、タッチパネル15に対して図6A(a)に示すように異なる2つの位置に同時に指30の接触があると判断し、入力座標記憶部26は、記憶された2つの異なるタッチパネル位置座標に基づいて、2つの位置の間の距離35を検出する。検出された距離35は距離記憶部27cに記憶される。
ステップS5では、制御部20は、タッチパネル15に対して指30などが異なる2つの位置に同時に接触する操作以外の操作、たとえばタップやスライドなどの操作が行われたと判断し、それらの操作に対応した処理を行った後、入力座標記憶部26に記憶されているタッチパネル位置座標を消去し、本フローチャートの終了となる。
ステップS6では、制御部20は、ユーザの指30などがタッチパネル15から離れることによって位置検出部22bがタッチパネル位置座標を検出しなくなると、タッチ操作が終了したと判断し、距離記憶部27cに記憶された前記距離35に基づいて入力検出部22がピンチアウト動作を検出したかどうか判断する。
また制御部20は、タッチパネル15上において、距離記憶部27cに記憶された距離のうち最も長い距離に基づいて矩形領域40を設定する。具体的には、最も長い距離が検出されたときの2つのタッチパネル位置座標36a,36bを結ぶ直線を対角線37とし、四辺がタッチパネル15の四辺と平行または垂直となる矩形領域40を設定する。図6A,6Bにおいて、対角線37を点線で示し、矩形領域40の境界線を二点鎖線で示す。本実施形態では、対角線37および矩形領域40の境界線は表示面に表示されない。
その後、制御部20は、矩形領域40において、対角線37よりも下側の領域を第1領域、上側の領域を第2領域として設定する。すなわち、第1領域および第2領域は、入力検出部22によって検出された移動履歴に基づいて設定される。
なお、制御部20は、ピンチアウト動作が行われたことが検出された場合においては、入力座標記憶部26に最後に同時に記憶された2つの異なるタッチパネル位置座標を結ぶ直線を対角線37として矩形領域40を設定してもよい。
さらに制御部20は、矩形領域40内において、対角線37を境界線として第1領域41と第2領域42とを設定する。
ピンチアウト動作が行われたことが検出されるとステップS8に進み、検出されなければステップS7に進む。
ステップS7では、制御部20は、入力検出部22が、ピンチイン動作が行われたことを検出したかどうか判断する。
また制御部20は、タッチパネル15上において、距離記憶部27cに記憶された距離のうち最も長い距離に基づいて矩形領域40を設定する。さらに制御部20は、矩形領域40内において、対角線37を境界線として第1領域41と第2領域42とを設定する。
ピンチイン動作が行われたことが検出されるとステップS9に進み、検出されなければ有効なタッチ操作は行われなかったと判断してステップS24に進む。
ステップS8では、表示範囲決定部21cは、拡大縮小率記憶部28cから、ピンチアウト動作が検出された場合の拡大率情報を取得し、この拡大率情報に応じて、表示面に表示されている画像が拡大して表示された場合の画像範囲を決定する。制御部20は、この画像範囲に基づいて、拡大縮小処理部21bに拡大処理を行わせ、表示制御部21によって画像を拡大して表示させる。
ここで矩形領域40は、接触物の移動履歴に応じて、その長辺がタッチパネル15の長辺と平行または垂直となるように設定される。または正方形状となるように設定される。
ユーザが、表示装置1が横長となるように持って操作する場合において、タッチパネル15の短辺に対する対角線37の狭い方の角度が45℃を超えるようにピンチアウト動作またはピンチイン動作を行うと、矩形領域40の長辺がタッチパネル15の長辺と平行な矩形領域40が設定される。タッチパネル15の短辺に対する対角線37の狭い方の角度が45℃未満になるようにピンチアウト動作またはピンチイン動作を行うと、矩形領域40の長辺がタッチパネル15の長辺と垂直な矩形領域40が設定される。タッチパネル15の短辺に対する対角線37の狭い方の角度が45℃となるようにピンチアウト動作またはピンチイン動作を行うと、正方形状の矩形領域40が設定される。
本実施形態では、矩形領域40の長辺がタッチパネル15の長辺と平行であり、かつ矩形領域40の長辺に対する短辺の比率が表示面の長辺に対する短辺の比率と等しい場合、図6A(b)に示すように、矩形領域40内の画像範囲が表示面全体の大きさと等しい大きさになるまで拡大して表示される。このとき、制御部20は、矩形領域40が表示面全体の大きさと等しくなるように矩形領域40を再度設定する。なお、矩形領域40を再度設定する場合において、矩形領域40の長辺に対する短辺の比率は常に一定に保たれる。
また、矩形領域40の長辺がタッチパネル15の長辺と垂直の場合、矩形領域40内の画像範囲が、矩形領域40の長辺が表示面の短辺と等しい長さになるまで拡大して表示される。このとき、制御部20は、矩形領域40の長辺が表示面の短辺と等しい長さになるように矩形領域40を再度設定する。
矩形領域40が正方形状の場合、矩形領域40内の画像範囲が、矩形領域40の一辺が表示面の短辺と等しい長さになるまで拡大して表示される。このとき、制御部20は、矩形領域40の一辺が表示面の短辺と等しい長さになるように矩形領域40を再度設定する。
矩形領域40の長辺がタッチパネル15の長辺と平行であり、かつ矩形領域40の長辺に対する短辺の比率が、表示面の長辺に対する短辺の比率と異なる場合、矩形領域40内の画像範囲が、矩形領域40の長辺が表示面の長辺と等しい長さになるまで拡大して表示される。このとき、制御部20は、矩形領域40の長辺が表示面の長辺と等しい長さになるように矩形領域40を再度設定する。
ステップS9では、表示範囲決定部21cは、拡大縮小率記憶部28cから、ピンチイン動作が行われた場合の縮小率情報を取得し、この縮小率情報に応じて、表示面に表示されている画像が縮小して表示された場合の画像範囲を決定する。制御部20は、この画像範囲に基づいて、拡大縮小処理部21bに縮小処理を行わせ、表示制御部21によって画像を縮小して表示させる。
本実施形態では、矩形領域40内の画像範囲が1/2倍となるように画像を縮小して表示させる。また制御部20は、矩形領域40の四辺の長さが1/2倍になるように矩形領域40を再度設定する。なお、矩形領域40を再度設定する前後で、矩形領域40の中心位置は変化しない。
ステップS10では、制御部20は、表示範囲座標記憶部28dに表示画像範囲位置座標を記憶する。
ステップS11では、制御部20は、接触検出部22aがタッチパネル15に対する接触を検出したかどうか判断することで、タッチ操作が行われたかどうかを判断する。
タッチ操作が行われていればステップS12に進み、タッチ操作が行われていなければステップS11に戻る。
ステップS12では、位置検出部22bはタッチパネル位置座標を検出し、検出したタッチパネル位置座標を入力座標記憶部26に記憶する。また、時間測定部23は、継続時間の計測を開始する。
また、制御部20は、接触物の移動履歴に基づいて、以下式(1)のような矩形領域40の対角線37を示す座標保存配列式を設定し、記憶部25に記憶する。
Tp(xp)=yp …(1)
上記式(1)において、xpはx座標を示し、ypはy座標を示す。
ステップS13では、制御部20は、タップ検出部22cがタッチパネル15に対するするタップを検出したかどうか判断する。
タップを検出するとステップS15に進み、タップを検出しないとステップS14に進む。
ステップS14では、制御部20は、タップ以外の操作、たとえば画像のコピー、スライドなどの操作が行われたと判断し、これらの操作に応じたタッチ処理を行う。その後、入力座標記憶部26に記憶されているタッチパネル位置座標を消去し、本フローチャートの終了となる。
ステップS15では、制御部20は、カウンター部22eが検出し、接触数記憶部27aに記憶された接触回数に基づいて、タップ検出部22cがシングルタップを検出したかどうか判断する。その後、ステップS23に進む。
シングルタップが検出されればステップS16に進み、シングルタップが検出されなければダブルタップが検出されたと判断してステップS17に進む。なお、連続して3回以上タップが行われた場合、接触数記憶部27aには、接触回数は2回と記憶される。
ステップS16では、制御部20はシングルタップ処理を行い、シングルタップが行われた位置がメニューなどに対応する位置であれば、メニューの呼び出しなどを行う。その後、入力座標記憶部26に記憶されているタッチパネル位置座標を消去し、本フローチャートの終了となる。
ステップS17では、制御部20は、ステップS12で記憶されたタッチパネル位置座標が、矩形領域40内であるかどうか判断する。
矩形領域40内であればステップS18に進み、矩形領域40外であればステップS26に進む。
ステップS18では、制御部20は、ステップS12で記憶されたタッチパネル位置座標に対応する表示面にアイコンが表示されているかどうか判断する。
アイコンが表示されていればステップS19に進み、アイコンが表示されていなければステップS21に進む。
ステップS19では、制御部20は、アプリケーションの立ち上げなどアイコンに対する処理を行う。その後、入力座標記憶部26に記憶されているタッチパネル位置座標を消去し、本フローチャートの終了となる。
ステップS20では、制御部20は、ステップS12で入力座標記憶部26に記憶されたタッチパネル位置座標を、矩形領域40に対する位置座標(以下「矩形領域位置座標」と記載する)に変換する。矩形領域位置座標は記憶部25に記憶される。
ステップS21では、制御部20は、ステップS12で記憶部25に記憶した上記式(1)の座標保存配列式を用いて、矩形領域位置座標が第1領域41かどうか判断し、判断結果を位置記憶部27bに記憶する。
具体的には、制御部20は、記憶部25から座標保存配列式および矩形領域位置座標を取得し、矩形領域位置座標のx座標値がxdで、矩形領域位置座標のy座標値がydである場合、座標保存配列式におけるxpにxdを代入し、座標保存配列式におけるypにydを代入し、その結果がTp(xd)>ydとなる場合、対角線37より下側がダブルタップされたと判断し、図6A(c)のように第1領域41がダブルタップされたと判断する。Tp(xd)≦ydとなる場合、対角線37より上側がタップされたと判断し、図6A(e)のように第2領域42がダブルタップされたと判断する。
第1領域41がダブルタップされたと判断されるとステップS22に進み、第1領域41がダブルタップされない、すなわち第2領域42がダブルタップされたと判断すると、ステップS24に進む。
ステップS22では、表示範囲決定部21cは、拡大縮小率記憶部28cから第1領域41がダブルタップされたことが検出された場合の拡大率情報を取得し、この拡大率情報に応じて、表示面に表示されている画像が拡大して表示された場合の画像範囲を決定する。制御部20は、この画像範囲に基づいて、拡大縮小処理部21bに拡大処理を行わせ、表示制御部21によって画像を拡大して表示させる。
本実施形態では、図6A(f)のように、矩形領域40内の画像範囲が2倍となるように画像を拡大して表示させる。
ステップS23では、制御部20は、表示範囲座標記憶部28dに表示画像範囲位置座標を記憶する。
ステップS24では、表示範囲決定部21cは、拡大縮小率記憶部28cから第2領域42がダブルタップされたことが検出された場合の縮小率情報を取得し、この縮小率情報に応じて、表示面に表示されている画像が縮小して表示された場合の画像範囲を決定する。制御部20は、この画像範囲に基づいて、拡大縮小処理部21bに縮小処理を行わせ、表示制御部21によって画像を縮小して表示させる。
本実施形態では、図6A(d)のように、矩形領域40内の画像範囲が1/2倍となるように画像を縮小して表示させる。また制御部20は、矩形領域40の四辺の長さが1/2倍になるように矩形領域40を再度設定する。なお、矩形領域40を再度設定する前後で、矩形領域40の中心位置は変化しない。
ステップS25では、制御部20は、表示範囲座標記憶部28dに表示画像範囲位置座標を記憶する。
ステップS26では、制御部20は、接触数記憶部27aに記憶された接触回数を消去する。
ステップS27では、制御部20は、入力座標記憶部26に記憶されたタッチパネル位置座標を消去する。
ステップS28では、制御部20は、表示装置1の電源を切る指示があるかどうか判断する。電源を切る指示があれば本フローチャートの終了となる。電源を切る指示がなければステップS10に戻る。そして再びステップS10〜S28に示す処理が行われる。
ステップS10〜S28の再度の処理において、ステップS22で、図6B(g)に示すように第1領域41がダブルタップされ、第1領域41がダブルタップされたことが検出されると、図6B(h)に示すように矩形領域40内の画像範囲が2倍となるように拡大して画像が表示される。また制御部20は、矩形領域40の四辺の長さが2倍になるように矩形領域40を再度設定する。矩形領域40を再度設定する前後で矩形領域40の中心位置は変化しない。なお、矩形領域40が表示面の端に設定され、第1領域41をダブルタップして画像を拡大させる場合には、矩形領域40を再度設定する前後で矩形領域40の中心位置が変化することもある。
ステップS10〜S28の再度の処理において、ステップS24で、図6B(i)に示すように第2領域42がダブルタップされ、第2領域42がダブルタップされたことが検出されると、図6B(j)に示すように矩形領域40内の画像範囲が1/2倍となるように縮小して画像が表示される。また制御部20は、矩形領域40の四辺の長さが1/2倍になるように矩形領域40を再度設定する。矩形領域40を再度設定する前後で矩形領域40の中心位置は変化しない。
以上のような処理を繰り返すことによって、簡単な動作で画像を所望の大きさまで拡大または縮小して表示させることができる。
このように本発明の表示装置1では、ピンチアウト動作またはピンチイン動作が行われたことが検出されて拡大処理または縮小処理に基づいた画像が表示面に表示されているとき、第1領域41がダブルタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに拡大処理を行わせて縮小処理を行わせず、第2領域42がタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに縮小処理を行わせて拡大処理を行わせない。そのため、第1領域41または第2領域42をダブルタップするという簡単な操作で、表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように拡大または縮小して表示させることができる。
また本実施形態では、制御部20は、第1領域41がダブルタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに拡大処理を行わせ、第2領域42がダブルタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに縮小処理を行わせ、また、第1領域41または第2領域42がシングルタップされたと判断されると拡大縮小処理部21bに拡大処理および縮小処理を行わせない。
シングルタップされたと判断した場合に拡大縮小処理部21bに拡大処理または縮小処理を行わせると、第1領域41または第2領域42に接触物が誤って接触した場合でも画像が拡大または縮小されて表示されてしまう。接触物が誤って同じ位置に2回接触してしまうおそれは低いので、ダブルタップされたと判断された場合に拡大縮小処理部21bに拡大処理または縮小処理を行わせることによって、不所望に画像が拡大または縮小されて表示されることを防止することができる。
本実施形態では、第1領域41および第2領域42は、矩形領域40の対角線37を境界線として設定した。このように接触物の移動履歴に応じて第1領域41および第2領域42が設定されると、ユーザにとって第1領域41および第2領域42を認識しやすくなり、誤動作を抑制して表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように確実に拡大または縮小して表示させることができる。
また、第1領域41と第2領域42との境界となる境界線が矩形領域40を構成する4つの辺のうち少なくとも1つの辺と平行になるように、第1領域41および第2領域42を設定してもよい。この場合、第1領域41と第2領域42との境界となる境界線がユーザからみて矩形領域40を上下または左右に分割するように設定される。この場合でも、ユーザは第1領域41および第2領域42を認識しやすいので、誤動作を抑制して表示面に表示されている画像を任意の大きさになるように確実に拡大または縮小して表示させることができる。
また、タッチパネル15の長辺または短辺に対する対角線37の狭い方の角度に応じて、矩形領域40の対角線37が境界線となるように第1領域41および第2領域42を設定する、または境界線が矩形領域40を構成する4つの辺のうち少なくとも1つの辺と平行になるように第1領域41および第2領域42を設定してもよい。
また他の実施形態として、表示面に、矩形領域40と非矩形領域との境界線を表示させ、さらに第1領域41と第2領域42との境界線を表示させてもよい。これによって、タッチパネル15のどの領域をダブルタップすると、画像が拡大または縮小して表示されるか明確になり、誤動作を防止できる。
また他の本実施形態として、ピンチアウト動作またはピンチイン動作を行い、拡大された画像または縮小された画像が表示面に表示されているとき、タッチパネル15のどの領域をダブルタップすると画像が拡大または縮小して表示されるか明確となるような文字または記号を表示面に表示させてもよい。
たとえば、第1領域41の隅に「拡大」の文字、第2領域42の隅に「縮小」の文字を小さく表示させる。これによって、タッチパネル15のどの領域をダブルタップすると、画像が拡大または縮小して表示されるか明確になり、誤動作を防止できる。
上記の矩形領域40と非矩形領域との境界線および第1領域41と第2領域42との境界線、上記「縮小」または「拡大」の文字は、ピンチアウト動作またはピンチイン動作によって拡大または縮小された画像が表示面に表示されてから所定時間が経過すると、または拡大または縮小を行うためのダブルタップ以外の操作が検出されると表示面から消える構成としてもよい。時間の経過は、時間測定部23によって測定され、所定時間が経過したかどうかは制御部20によって判断される。
これによって、上記境界線および「拡大」、「縮小」などの文字によって、表示面に表示されている画像が見えにくくなることを抑制することができる。
また他の本実施形態として、第1領域41または第2領域42をダブルタップする位置によって、拡大量または縮小量を変更できる構成としてもよい。
たとえば、第1領域41および第2領域42においてそれぞれユーザからみて左側から右側にむけて倍率が大きくなるように設定された場合、第1領域41の右端をダブルタップすると、矩形領域40内の画像範囲が5倍の大きさになるように拡大されて表示面に表示され、第1領域41の左端をダブルタップすると、矩形領域40内の画像範囲が1.1倍の大きさになるように拡大されて表示面に表示される。これによって、所望の大きさの画像をより容易に表示面に表示させることができる。
このような構成とする場合には、拡大縮小率記憶部28cに、ピンチアウト動作が行われた場合の拡大率情報、およびピンチイン動作が行われた場合の縮小率情報を予め複数記憶しておき、表示範囲決定部21cは、矩形領域位置座標に応じて、拡大縮小率記憶部28cから、ピンチアウト動作が行われた場合の拡大率情報およびピンチイン動作が行われた場合の縮小率情報を取得する。
また他の本実施形態では、第1領域41または第2領域42をシングルタップした後、所定時間内にタッチパネル15に接触物を接触させ、その接触物をタッチパネル15上でスライドさせ、そのスライドに応じて、表示面に表示されている画像を拡大または縮小させて表示させてもよい。
たとえば、第1領域41および第2領域42においてユーザからみてそれぞれ左側から右側にむけて画像の拡大量または縮小量が大きくなるように設定し、スライドと同時にスライドを行った位置および方向に応じて、画像が縮小または拡大して表示されてもよい。また、スライドさせた接触物をタッチパネル15から離した後に、スライドを行った位置、方向および距離に応じて、画像の拡大量または縮小量が変更されて、それに応じて画像が縮小または拡大して表示されてもよい。これによって、表示面に表示させる画像の大きさをさらに微調整することができる。
1 表示装置
10 表示部
15 タッチパネル
20 制御部
21 表示制御部
21a 画像描画部
21b 拡大縮小処理部
21c 表示範囲決定部
22 入力検出部
22a 接触検出部
22b 位置検出部
22c タップ検出部
22d 接触数検出部
22e カウンター部
23 時間測定部
25 記憶部
26 入力座標記憶部
27 入力情報記憶部
27a 接触数記憶部
27b 位置記憶部
27c 距離記憶部
27d 接触時間記憶部
28 描画情報記憶部
28a 画像記憶部
28b 画像サイズ記憶部
28c 拡大縮小率記憶部
28d 表示範囲座標記憶部

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示面を有する表示部と、
    表示部による画像の表示を制御する表示制御手段と、
    表示面に重ねて設けられるタッチパネルと、
    タッチパネルに対する物体の接触の開始と接触の終了とを検出する接触状態検出手段と、
    タッチパネルに対する物体の接触箇所の位置および、接触箇所の数を検出する接触箇所検出手段と、
    接触箇所検出手段の検出結果に基づいて、接触箇所の数が1つであり、接触の開始から終了まで接触箇所が同じ位置にあり、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間以下の場合は、第1接触動作が行われたと判断し、
    接触箇所検出手段の検出結果に基づいて、接触箇所の数が2つであり、接触の開始から接触終了までに2つの接触箇所の位置が相対的に変化し、接触の開始から終了までの時間が第1設定時間を超える場合であって、2つの接触箇所の位置が相対的に離反する場合は、第2接触動作が行われたと判断し、2つの接触箇所の位置が相対的に接近する場合は、第3接触動作が行われたと判断する接触動作判断手段と、
    表示面に表示されている画像を拡大して表示させるための拡大処理および縮小して表示させるための縮小処理を行う拡大縮小処理手段と、
    拡大縮小処理手段による拡大処理および縮小処理を制御する制御手段と、を含み、
    制御手段は、
    接触動作判断手段によって第2接触動作が行われたと判断されると拡大縮小処理手段に拡大処理を行わせ、第3接触動作が行われたと判断されると拡大縮小処理手段に縮小処理を行わせ、
    該拡大処理または該縮小処理に基づいた画像が表示制御手段によって表示面に表示されているとき、タッチパネルに第1領域と第2領域とを設定し、
    接触動作判断手段によって第1領域に対して第1接触動作が行われたことが判断されると拡大縮小処理手段に前記拡大処理を行わせ、接触動作判断手段によって第2領域に対して第1接触動作が行われたことが判断されると拡大縮小処理手段に前記縮小処理を行わせることを特徴とする表示装置。
  2. 接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネル上での物体の移動履歴を検出する入力検出手段をさらに含み、
    制御手段は、入力検出手段が検出した第2接触動作または第3接触動作時の物体の移動履歴に基づいて、前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 制御手段は、
    第2接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の終了時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第3接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の開始時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、
    前記矩形の対角線に基づいて、前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 制御手段は、
    第2接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の終了時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、第3接触動作が行われたと判断されると、接触状態検出手段が検出したタッチパネルに対する物体の接触の開始時における、接触箇所検出手段が検出した前記位置に基づいてタッチパネルに矩形の領域を設定し、
    前記第1領域と前記第2領域との境界となる境界線が前記矩形を構成する4つの辺のうち少なくとも1つの辺と平行になるように、前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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