JP2013205431A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、定着装置および画像形成装置に関し、用紙上に、光沢が調整された定着トナー像を形成する。
【解決手段】
一対の回転部材611,612を備えた定着器61と、定着器61よりも搬送方向下流側において用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器62と、光沢度測定器62で測定された光沢度に基づいて、定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、一対の回転部材のうちの用紙Pの第1面に接する第1の回転部材611の、用紙Pの第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材612に対する相対速度を求める回転速度演算部63と、第2の回転部材612を回転駆動するとともに、第1の回転部材611が回転速度演算部63で求められた相対的な回転速度で回転するように第1の回転部材611を回転駆動する回転駆動部64とを有する。
【選択図】 図2
本発明は、定着装置および画像形成装置に関し、用紙上に、光沢が調整された定着トナー像を形成する。
【解決手段】
一対の回転部材611,612を備えた定着器61と、定着器61よりも搬送方向下流側において用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器62と、光沢度測定器62で測定された光沢度に基づいて、定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、一対の回転部材のうちの用紙Pの第1面に接する第1の回転部材611の、用紙Pの第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材612に対する相対速度を求める回転速度演算部63と、第2の回転部材612を回転駆動するとともに、第1の回転部材611が回転速度演算部63で求められた相対的な回転速度で回転するように第1の回転部材611を回転駆動する回転駆動部64とを有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、記録材上のトナーを加熱、加圧して記録材上に定着させる装置において、記録材がその装置内にない場合に、定着部材表面の移動速度を加圧部材表面の移動速度に対し速度差を持たせることが開示されている。
本発明は、用紙上に、光沢が調整された定着トナー像を形成する定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、未定着トナー像を保持して搬送されてきた用紙をさらに搬送する方向にそれぞれが回転し用紙を互いの間に挟んで加熱および加圧することにより未定着トナー像を用紙上に定着して用紙をさらに搬送方向下流側に送り出す一対の回転部材を備えた定着器と、
定着器よりも搬送方向下流側において用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器と、
光沢度測定器で測定された光沢度に基づいて、定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、一対の回転部材のうちの用紙の第1面に接する第1の回転部材の、用紙の第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材に対する相対速度を求める速度演算部と、
第2の回転部材を回転駆動するとともに、第1の回転部材が回転速度演算部で求められた相対的な回転速度で回転するように第1の回転部材を回転駆動する回転駆動部とを有する定着装置である。
定着器よりも搬送方向下流側において用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器と、
光沢度測定器で測定された光沢度に基づいて、定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、一対の回転部材のうちの用紙の第1面に接する第1の回転部材の、用紙の第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材に対する相対速度を求める速度演算部と、
第2の回転部材を回転駆動するとともに、第1の回転部材が回転速度演算部で求められた相対的な回転速度で回転するように第1の回転部材を回転駆動する回転駆動部とを有する定着装置である。
請求項2は、未定着トナー像を形成しその未定着トナー像を用紙に転写する像形成部と、
用紙に転写された未定着トナー像を用紙上に定着する定着部とを有し、
上記定着部が、
未定着トナー像を保持して搬送されてきた用紙をさらに搬送する方向にそれぞれが回転し用紙を互いの間に挟んで加熱および加圧することにより未定着トナー像を用紙上に定着して用紙をさらに搬送方向下流側に送り出す一対の回転部材を備えた定着器と、
定着器よりも搬送方向下流側において用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器と、
光沢度測定器で測定された光沢度に基づいて、定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、一対の回転部材のうちの用紙の第1面に接する第1の回転部材の、用紙の第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材に対する相対速度を求める速度演算部と、
第2の回転部材を回転駆動するとともに、第1の回転部材が回転速度演算部で求められた相対的な回転速度で回転するように第1の回転部材を回転駆動する回転駆動部とを有する画像形成装置である。
用紙に転写された未定着トナー像を用紙上に定着する定着部とを有し、
上記定着部が、
未定着トナー像を保持して搬送されてきた用紙をさらに搬送する方向にそれぞれが回転し用紙を互いの間に挟んで加熱および加圧することにより未定着トナー像を用紙上に定着して用紙をさらに搬送方向下流側に送り出す一対の回転部材を備えた定着器と、
定着器よりも搬送方向下流側において用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器と、
光沢度測定器で測定された光沢度に基づいて、定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、一対の回転部材のうちの用紙の第1面に接する第1の回転部材の、用紙の第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材に対する相対速度を求める速度演算部と、
第2の回転部材を回転駆動するとともに、第1の回転部材が回転速度演算部で求められた相対的な回転速度で回転するように第1の回転部材を回転駆動する回転駆動部とを有する画像形成装置である。
請求項3は、請求項2記載の画像形成装置において、上記像形成部が、光沢度測定用に図案化された未定着トナー像を形成する図案形成手段を有し、光沢度測定器は、図案形成手段により形成された未定着トナー像に由来する定着トナー像の光沢度を測定するものであることを特徴とする。
請求項1の定着装置および請求項2の画像形成装置によれば、用紙上に、光沢が調整された定着トナー像が形成される。
請求項3の画像形成装置によれば、本構成を有しない場合と比べ、光沢度の調整が容易である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色毎に画像形成部10Y,10M,10C,10Kを並列的に配置してなるタンデム型のカラープリンタであり、単色の画像をプリントすることができるほか、4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。トナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kには、YMCK各色のトナーが収容されている。
4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、ほぼ同様の構成を有しているため、これらを代表してイエローに対応する画像形成部10Yを取り上げて説明する。画像形成部10Yは、感光体ドラム11Y、帯電装置12Y、露光装置13Y、現像装置14Y、一次転写装置15Y、および感光体クリーナ16Yを備えている。画像形成部10Yのうち、感光体ドラム11Y、帯電装置12Y、および現像装置14Yは、プロセスカートリッジCRに備えられている。プロセスカートリッジCRは、画像形成装置1の本体1Hに対し着脱自在に装着される。
感光体ドラム11Yは円筒状の基体表面に感光層が設けられたものであり、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印A方向に回転する。帯電装置12Y、露光装置13Y、現像装置14Y、一次転写装置15Y、および感光体クリーナ16Yは、感光体ドラム11Yの周囲に矢印Aの向きの順に配置されている。
帯電装置12Yは、感光体ドラム11Yの表面を帯電させる装置である。この実施形態における帯電装置12Yは、感光体ドラム11Yの表面に接触する帯電ロールである。帯電装置12Yには電圧が印加されており、接触する感光体ドラム11Yの表面を帯電させる。露光装置13Yは、感光体ドラム11Yの表面を露光光で露光して、感光体ドラム11Yの表面に静電潜像を形成する装置である。この露光装置13Yは、画像形成装置1外部から供給される画像信号に応じたレーザ光を発光し、そのレーザ光で感光体ドラム11Yを走査する。現像装置14Yは、現像剤を用いて感光体ドラム11Yの表面に形成された静電潜像を現像して、感光体ドラム11Yの表面に未定着のトナー像を形成する。現像装置14Yにはトナーカートリッジ18Yからトナーが供給される。現像装置14Yは、磁性キャリアとトナーが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよび磁性キャリアを帯電し、帯電したトナーで感光体ドラム11Y表面を現像する。一次転写装置15Yは、中間転写ベルト30を挟んで感光体ドラム11Yに対向したロールである。一次転写装置15Yは、感光体ドラム11Yに対する電圧が印加されることで、感光体ドラム11Y上のトナー像を中間転写ベルト30に転写する。感光体クリーナ16Yは、感光体ドラム11Yの表面の、一次転写装置15Yで転写が行われた部分に残ったトナー等の不要物を除去することによって、感光体ドラム11Yの表面を清掃する。
画像形成装置1には、制御部1A、中間転写ベルト30、定着装置60、および用紙搬送部80も備えられている。制御部1Aは、この画像形成装置1の全体の制御を担っている。中間転写ベルト30は、ベルト支持ロール31〜35に架け渡された無端のベルトである。中間転写ベルト30は、画像形成部10Y,10M,10C,10K、および二次転写装置50を経由する矢印Bの方向に循環移動する。中間転写ベルト30には、画像形成部10Y,10M,10C,10Kから各色のトナー像が転写される。中間転写ベルト30は、これら各色のトナー像を保持しながら移動する。
二次転写装置50は、ベルト支持ロール31〜35の一つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト30および用紙Pを挟んで回転するロールである。二次転写装置50は、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙Pに転写する。
定着装置60は、トナー像を用紙P上に定着させる装置である。定着装置60は、加熱ロール611および加圧ロール612からなる定着器61を備えており、加熱ロール611内には加熱器が配置されている。加熱ロール611および加圧ロール612は、定着前の未定着トナー像を保持して搬送されてきた用紙Pをさらに搬送する方向にそれぞれが回転しその用紙Pを互いに間に挟んで加熱および加圧する。定着器61では、このようにして、その未定着トナー像が用紙P上に定着されてその用紙Pがさらに搬送方向下流側に送り出される。
用紙搬送部80は、用紙収容器Tに収容された用紙Pを取り出す取出ロール81、取り出された用紙Pを搬送する搬送ロール82、用紙Pを二次転写装置50に搬送するレジストレーションロール84、および、用紙Pを外部に排出する排出ロール86を備えている。用紙搬送部80は、用紙Pを、二次転写装置50および定着装置60を経由する用紙搬送路Rに沿って搬送する。
図1に示す画像形成装置1の基本動作を説明すると、イエローの画像形成部10Yでは、感光体ドラム11Yが矢印A方向に回転駆動され、感光体ドラム11Yの表面が帯電装置12Yによって帯電される。露光装置13Yは、感光体ドラム11Yに、画像信号中の各色に対応するデータに応じた露光光をそれぞれ照射する。露光装置13Yは、外部から供給される画像信号のうちのイエローに対応する画像信号に基づく露光光を感光体ドラム11Yの表面に照射することで、感光体ドラム11Yの表面に静電潜像を形成する。現像装置14Yには、トナーカートリッジ18Yからイエローのトナーが供給される。現像装置14Yは、感光体ドラム11Yの静電潜像をトナーで現像することで、トナー像を形成する。感光体ドラム11Yは、表面に形成されたイエローのトナー像を保持して回転する。感光体ドラム11Yの表面に形成されたトナー像は、一次転写装置15Yによって中間転写ベルト30に転写される。転写後、感光体ドラム11Yに残留したトナーは、感光体クリーナ16Yによって除去される。
中間転写ベルト30は、矢印B方向に巡回移動している。イエロー以外の色に対応する画像形成部10M,10C,10Kは、画像形成部10Yと同様、それぞれの色に対応するトナー像を形成し、中間転写ベルト30に、画像形成部10Yで転写されたトナー像に重ねて、それぞれの色のトナー像を転写していく。
用紙収容器Tからは、用紙Pが取出ロール81によって取り出される。用紙Pは、搬送ロール82およびレジストレーションロール84によって、用紙搬送路Rを二次転写装置50に向かう矢印C方向に搬送される。レジストレーションロール84は、用紙Pを、中間転写ベルト30上にトナー像が転写されるタイミングに基づいて二次転写装置50に送り込む。二次転写装置50は、中間転写ベルト30のトナー像を用紙Pに転写する。トナー像が転写された用紙Pは二次転写装置50から定着装置60に搬送され、用紙P上に転写されたトナー像がその用紙Pに定着される。このようにして、用紙P上に画像が形成される。画像が形成された用紙Pは排出ロール86によって画像形成装置1の外部に排出される。二次転写装置50による転写後、中間転写ベルト30に残留したトナーは、ベルトクリーナ90によって除去される。
図2は、図1に示す画像形成装置1に組み込まれた定着装置の構成図である。また、図3は、この定着装置を通過中の用紙を上方から見て示した平面図である。
図2に示すように、この定着装置60は、図1にも示した、加熱ロール611および加圧ロール612からなる定着器61、光沢度センサ62、および演算部63を備えておりさらに図1では図示省略した、回転駆動装置64を備えている。
ここで、加熱ロール611および加圧ロール612は、本発明にいう定着器を構成する一対の回転部材の一例に相当し、また、加熱ロール611および加圧ロール612は、本発明にいう一対の回転部材のうちの、それぞれ第1の回転部材および第2の回転部材の各一例に相当する。また、図2,図3に示す光沢度センサ62は、本発明にいう光沢度測定器の一例に相当し、演算部63は本発明にいう回転速度演算部の一例に相当する。さらに、図4に示す回転駆動装置64は、加熱ロール611を回転駆動する第1の駆動装置641と加圧ロール612を回転駆動する第2の駆動装置642とからなる。これら第1および第2の駆動装置641,642を合わせた回転駆動装置64が本発明にいう回転駆動部の一例に相当する。
前述の通り、加熱ロール611および加圧ロール612は、二次転写装置50(図1参照)により未定着トナー像の転写を受けて搬送されてきた用紙Pをさらに搬送する方向にそれぞれが回転する。そしてそれら加熱ロール611および加圧ロール612は、用紙Pを互いの間に挟んで加熱および加圧することにより未定着トナー像を用紙上に定着してその用紙をさらに搬送方向下流側に送り出す。
また、光沢度センサ62は、加熱ロール611および加圧ロール612からなる定着器よりも用紙搬送方向下流側において用紙P上に定着されたトナー像の光沢度を測定するセンサである。
また、演算部63では、光沢度センサ62で測定された光沢度に基づいて、あらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、加熱ロール611の、加圧ロール612に対する相対的な回転速度が求められる。
さらに、回転駆動装置64は加熱ロール611と加圧ロール612のそれぞれを回転駆動する。ここで、この回転駆動装置64を構成する第2の駆動装置642は、演算部63の指示を受けて、加圧ロール612をあらかじめ定められた表面速度が得られる回転速度で回転駆動する。
また、この回転駆動装置64のうちの第1の駆動装置641は、加熱ロール611が、演算部63で求められた上記の相対的な速度で回転するように加熱ロール611を回転駆動する。
この画像形成装置1では、例えば画像形成をあらかじめ決められた枚数行なうごと、環境の温湿度がしきい値を超えて変化するたび、ユーザによる指示など、いくつかの事象を契機として、各画像形成部10Y,10M,10C,10Kで、あらかじめ定められた光沢度測定用のトナー像が生成される。そしてそのトナー像が用紙P上に転写されて定着器61により定着され、図2,図3に一例を示す光沢度測定用のチャート70が作成される。この光沢度測定用のチャート70の作成時においては、加熱ロール611は加圧ロール612と同じ表面速度で回転するように制御される。
この図2,図3に示すチャート70には、矢印Dで示す搬送方向に3カ所、その搬送方向に交わる幅方向に3カ所の、合計9カ所に、光沢度測定用のパターン71が形成されている。
光沢度測定センサ62は、図2に示すように、光源621と受光器622を有し、光源621からの光でパターン71を照明し、受光器622でその反射光を受光し、その受光光量に基づいてパターン71の光沢度を測定する。
これら光源621と受光器622の組は、光沢度測定センサ62の、幅方向に並ぶ3つのパターン71それぞれに対応した3カ所に備えられている。
光沢度測定センサ62で得られた受光光量を表わす信号は、演算部63のインタフェース631を介してCPU633に入力される。
CPU633では、加圧ロール612の表面速度に対する加熱ロール611の相対的な表面速度が求められる。
図4は、加圧ロールに対する加熱ロールの相対速度を変化させて用紙P上のトナー像に僅かにずれを生じさせたときの、ずれの長さに対する光沢度の変化を示した図である。この図において「単色」はブラックのトナーのみのパターン、「CMY」はC,M,Yの3色のトナーを重ねたパターンを表わしている。「単色」と「CMY」のいずれについても、画像ずれを生じさせると光沢が向上していることが分かる。
図5は、演算部のメモリに記憶されているテーブルの内容を表わした図である。ここには、受光器の受光光量と加熱ロールの表面速度との関係が示されている。ここでは、チャート70のパターン71は、受光光量が60のときに目標の光沢度を有し、受光光量が低いほど同様の光沢度よりも光沢度が低下している。
演算部63のCPU633ではインタフェース631を介して入力されてきた受光光量の平均値が算出され、さらにメモリ632に記憶されているテーブル(図5参照)が参照されて、加熱ロール611の回転速度が算出される。
本実施形態では加圧ロール612はその加圧ロール612の表面速度が100mm/secとなるように回転速度が設定されている。
例えば、受光光量の平均値が45であったときは、加熱ロール611の表面速度が103mm/secとなるように、その加熱ロール611の回転速度が求められる。
この場合、演算部63は、回転駆動装置64に向けて、加圧ロール612をその表面速度が100mm/secとなるように回転駆動するよう指令を出すとともに、加熱ロール611に対しては、この時点以降、次回に光沢度測定用のチャート70を作成する直前まで、その表面速度が103mm/secとなるように回転駆動するよう指令を出す。回転駆動装置64を構成する第1の駆動装置641は、加熱ロール611を、その表面速度が103mm/secとなるように駆動し、第2の駆動装置642は、加圧ロール612を、その表面速度が100mm/secとなるように駆動する。
これにより、この定着器61を通過した用紙P上に形成された定着トナー像からなる画像は、目標の光沢度を持った画像となる。
尚、ここでは、加熱ロール611の速度制御に関し、単色の画像を形成する場合とカラー画像を形成する場合とを分けずに説明したが、図5に一例を示すテーブルとして、単色の場合のテーブルとカラーの場合のテーブルとの双方を記憶しておき、単色とカラーのそれぞれについて光沢度を測定し、単色の場合とカラーの場合とで加熱ロール611の速度制御を切り替えてもよい。
また、本実施形態では、図5に示すように、加熱ロール611は、加圧ロール612よりも表面速度を速める方向に制御される。ただし、加熱ロール611の表面速度を加圧ロール612の表面速度からずらせば光沢度が向上するため、加熱ロール611の表面速度を加圧ロール612よりも遅くする方向に制御してもよい。
また、本実施形態では、定着器61は加熱ロール611と加圧ロール612で構成されているが、加熱ロール611に代えて加熱ベルトを採用してもよく、加圧ロール612に代えて加圧ベルトを採用してもよい。
さらに本実施形態は、本発明の定着装置の一実施形態を、図1に示す、いわゆるタンデム型の画像形成装置に組み込んだものであるが、本発明は、タンデム型に代えて、いわゆるロータリ式の現像装置を備えた画像形成装置や単色(ブラック)のトナーのみを用いる画像形成装置にもそのまま適用することができる。
1 画像形成装置
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
60 定着装置
61 定着器
62 光沢度センサ
63 演算部
64 回転駆動装置
70 チャート
71 パターン
611 加熱ロール
612 加圧ロール
621 光源
622 受光器
631 インタフェース
633 CPU
641 第1の駆動装置
642 第2の駆動装置
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
60 定着装置
61 定着器
62 光沢度センサ
63 演算部
64 回転駆動装置
70 チャート
71 パターン
611 加熱ロール
612 加圧ロール
621 光源
622 受光器
631 インタフェース
633 CPU
641 第1の駆動装置
642 第2の駆動装置
Claims (3)
- 未定着トナー像を保持して搬送されてきた用紙をさらに搬送する方向にそれぞれが回転し該用紙を互いの間に挟んで加熱および加圧することにより該未定着トナー像を該用紙上に定着して該用紙をさらに搬送方向下流側に送り出す一対の回転部材を備えた定着器と、
前記定着器よりも前記搬送方向下流側において該用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器と、
前記光沢度測定器で測定された光沢度に基づいて、前記定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、前記一対の回転部材のうちの前記用紙の第1面に接する第1の回転部材の、該用紙の該第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材に対する相対的な回転速度を求める回転速度演算部と、
前記第2の回転部材を回転駆動するとともに、前記第1の回転部材が前記回転速度演算部で求められた前記相対的な回転速度で回転するように該第1の回転部材を回転駆動する回転駆動部とを有することを特徴とする定着装置。 - 未定着トナー像を形成し該未定着トナー像を用紙に転写する像形成部と、
前記用紙に転写された未定着トナー像を該用紙上に定着する定着部とを有し、
前記定着部が、
未定着トナー像の転写を受けて搬送されてきた用紙をさらに搬送する方向にそれぞれが回転し該用紙を互いの間に挟んで加熱および加圧することにより該未定着トナー像を該用紙上に定着して該用紙をさらに搬送方向下流側に送り出す一対の回転部材を備えた定着器と、
前記定着器よりも前記搬送方向下流側において該用紙上に定着されたトナー像の光沢度を測定する光沢度測定器と、
前記光沢度測定器で測定された光沢度に基づいて、前記定着器によりあらかじめ定められた光沢度を持つ定着トナー像が得られるように、前記一対の回転部材のうちの前記用紙の第1面に接する第1の回転部材の、該用紙の該第1面に対する裏面である第2面に接する第2の回転部材に対する相対的な回転速度を求める回転速度演算部と、
前記第2の回転部材を回転駆動するとともに、前記第1の回転部材が前記回転速度演算部で求められた前記相対的な回転速度で回転するように該第1の回転部材を回転駆動する回転駆動部とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記像形成部が、光沢度測定用に図案化された未定着トナー像を形成する図案形成手段を有し、
前記光沢度測定器は、前記図案形成手段により形成された未定着トナー像に由来する定着トナー像の光沢度を測定するものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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2012
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