JP2013205353A - レーザレーダ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザレーダ装置の向き調整を極めて簡単に行うようにする。
【解決手段】装置ケース4において回転ミラー9の平坦面9bに映る映像をレーザ光の入射光軸Laと同軸方向から検知可能な視認部12を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】装置ケース4において回転ミラー9の平坦面9bに映る映像をレーザ光の入射光軸Laと同軸方向から検知可能な視認部12を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ光を利用して目標とするエリアに人体や物体が侵入したことなどを検出するレーザレーダ装置に関する。
この種のレーザレーダ装置は、レーザ光を照射するレーザ光照射口(これはレーザ戻り口を兼用する)を目標とするエリアに向けた状態で、建物の壁や、装置取付用ポールなどの設置部に取り付けられる。この従来のレーザレーダ装置の構成を図15〜図18に示す。このレーザレーダ装置51は、装置本体52に、レーザ光照射口53を有する装置ケース54を装着しており、このレーザ光照射口53には、レーザ光を透過可能なカバー53aが装置ケース54と一体又は別体で設けられている。
さらに、前記装置ケース54内には、投光部55、反射ミラー56、孔開き反射ミラー57、回転ミラー58、受光部59が設けられており、前記投光部55から出たレーザ光は、反射ミラー56で反射し、孔開き反射ミラー57の中心部に形成した孔57aを通過し、そして回転ミラー58で360°(全周方向)に展開する。この展開されたレーザ光が前記レーザ光照射口53(開口角度K、図16参照)から出射されて対象物をスキャンし、対象物で反射したレーザ光が前記レーザ光照射口53から戻ってきて前記回転ミラー58及び孔開き反射ミラー57の反射面57bで屈曲されて受光部59で受光される。
前記レーザレーダ装置51は壁取付具51aにより例えば建物の壁Wに取り付けられるものであり、この場合壁取付具51aに対してレーザレーダ装置51を向き調整可能に取り付けることができる。
前記レーザレーダ装置51は壁取付具51aにより例えば建物の壁Wに取り付けられるものであり、この場合壁取付具51aに対してレーザレーダ装置51を向き調整可能に取り付けることができる。
図16に示すように、上述のレーザレーダ装置51から出射されるレーザ光の展開範囲(前記開口角度K)の仮想中心軸を符号Cで示している。図17では、この仮想中心軸Cを真横から示している。
上述したレーザレーダ装置51を前記壁Wに取り付ける場合、目標とする検出エリアに対してレーザレーダ装置51の向きが適正となるように向き調整される。すなわち、レーザレーダ装置51の向き調整の要素としては、水平方向の角度(図16の矢印S方向)の向きや上下方向の角度(図17の矢印V)、さらには、図18に示すようにレーザレーダ装置51の傾き角度θや、地面や床面などの設置面からの設置高さHがある。
上述したレーザレーダ装置51を前記壁Wに取り付ける場合、目標とする検出エリアに対してレーザレーダ装置51の向きが適正となるように向き調整される。すなわち、レーザレーダ装置51の向き調整の要素としては、水平方向の角度(図16の矢印S方向)の向きや上下方向の角度(図17の矢印V)、さらには、図18に示すようにレーザレーダ装置51の傾き角度θや、地面や床面などの設置面からの設置高さHがある。
そして、レーザレーダ装置51の向きを設置現場で調整する場合、レーザ光は見えないから、作業者はどこを照射しているか分からない。このため、通常は、例えばレーザレーダ装置51の設置業者であるセキュリティ会社の2人の作業者が次のような調整作業を行う。図19に示すような駐車場のエリアE1を検出すべく、レーザレーダ装置51を設置地点P1で、向き調整する場合、一方の作業者M1がレーザレーダ装置51の向きを調整する役割であり、他方の作業者M2がエリアE1の目印となる役割となる。作業者M1はレーザレーダ装置51に検出エリアE1のモニターとなるパソコン60を接続して、パソコン60のディスプレイ60aに表示される検出エリアE1´における作業者M2相当の検出物の有無及び位置を調べる。つまり、作業者M1は、例えば、作業者M2に、目標とする検出エリアE1の右上隅の地点a、右下隅の地点b、左下隅の地点c、左上隅の地点dに順に立ってもらい、その都度、パソコン60のディスプレイ60aの検出エリアE1´に作業者M2相当の検出物M2´が表示されるかどうかを確認する。
この場合、作業者M2が静止すると、作業者M2相当の検出物が、他の静止物(車とか立木など)との区別が難しくなってしまうため、作業者M2には少しづつ動いてもらうことになる。
図20のケースでは、地点aにおいて動いた作業者M2の検出物M2´(a)が現出し、次に地点bにおいて動いた作業者M2の検出物M2´(b)が現出し、他の地点c、dでは作業者M2の検出物を確認できなかった例を示している。この場合、地点c、dに立った作業者M2を検出できる向きにレーザレーダ装置51の向き、つまり前記角度S、V、傾き角度θ、設置高さHの少なくともひとつを調整し、最終的に図21で示すように、前記各地点a〜dで作業者M2の検出物M2´(a)〜M2´(d)が順次現出するまで調整する。
この場合、前記角度S、V、傾き角度θ、設置高さHの一つを調整した場合、その都度、再度確認のために最初から同様に作業者M2に動いてもらう必要がある。
このように、レーザレーダ装置51の向き調整は、レーザレーダ装置51設置側でパソコン60で向き調整する作業者M1と検出エリア側に立つ作業者M2とで行うが、調整が面倒でかなり時間を要し、熟練度の高い作業者でも、半日から1日はかかってしまう。しかも、2人がかりで行わなければならない。なお、一人で調整を行うことは不可能ではないが、赤外線カメラなどの別の機器を使用する必要があり、しかもこの場合も、向き調整にはかなりの時間がかかってしまう。
このように、レーザレーダ装置51の向き調整は、レーザレーダ装置51設置側でパソコン60で向き調整する作業者M1と検出エリア側に立つ作業者M2とで行うが、調整が面倒でかなり時間を要し、熟練度の高い作業者でも、半日から1日はかかってしまう。しかも、2人がかりで行わなければならない。なお、一人で調整を行うことは不可能ではないが、赤外線カメラなどの別の機器を使用する必要があり、しかもこの場合も、向き調整にはかなりの時間がかかってしまう。
この他にも、現場でのレーザレーダ装置51の向き調整に手間取るケースも種々ある。
例えば、その一事例を図22〜図24を参照して述べる。この事例では、図22に示すように、レーザレーダ装置51から見て開けた視野に検出エリアE2がある。そしてこの検出エリアE2から若干離れた部位に、当該レーザレーダ装置51を設置する場合を示している。この場合も、前述と同じやり方で、作業者M2に検出エリアE2の適宜地点に立ってもらって作業者M1がパソコン60のディスプレイ60aを確認する。ところが、この事例では、図23に示すように、ディスプレイ60aの検出エリアE2´の全体が何か大きな検出物Xで埋め尽くされる事象が発生した。ここで作業者M1は、このような開けた場所で大きな検出物Xが現出することはレーザレーダ装置51の故障であると推察し、レーザレーダ装置51を点検した。しかし、レーザレーダ装置51に故障は発見できず、レーザレーダ装置51の検出エリアE2方向を作業者が確認したところ、レーザレーダ装置51の前方に細いロープR(通常この程度のロープは障害物とはならない)があり、これがレーザレーダ装置51の障害物となっていたことがようやく分かった。つまり、レーザレーダ装置51から出射されたレーザ光の走査方向(展開方向)が、横に張られたこのロープRと偶然一致していたために、予想した検出エリア画像が得られなかったものであり、この場合、レーザレーダ装置51の高さ位置を調整することで解決できたが、レーザレーダ装置51の調整完了までにかなり手間取ることとなった。
例えば、その一事例を図22〜図24を参照して述べる。この事例では、図22に示すように、レーザレーダ装置51から見て開けた視野に検出エリアE2がある。そしてこの検出エリアE2から若干離れた部位に、当該レーザレーダ装置51を設置する場合を示している。この場合も、前述と同じやり方で、作業者M2に検出エリアE2の適宜地点に立ってもらって作業者M1がパソコン60のディスプレイ60aを確認する。ところが、この事例では、図23に示すように、ディスプレイ60aの検出エリアE2´の全体が何か大きな検出物Xで埋め尽くされる事象が発生した。ここで作業者M1は、このような開けた場所で大きな検出物Xが現出することはレーザレーダ装置51の故障であると推察し、レーザレーダ装置51を点検した。しかし、レーザレーダ装置51に故障は発見できず、レーザレーダ装置51の検出エリアE2方向を作業者が確認したところ、レーザレーダ装置51の前方に細いロープR(通常この程度のロープは障害物とはならない)があり、これがレーザレーダ装置51の障害物となっていたことがようやく分かった。つまり、レーザレーダ装置51から出射されたレーザ光の走査方向(展開方向)が、横に張られたこのロープRと偶然一致していたために、予想した検出エリア画像が得られなかったものであり、この場合、レーザレーダ装置51の高さ位置を調整することで解決できたが、レーザレーダ装置51の調整完了までにかなり手間取ることとなった。
さらに又、レーザレーダ装置51の向き調整に手間取った別の事例を図25(a)、(b)を参照して述べる。この場合、検出エリアE3はトラック専用の細長い駐車場であり、この駐車場の長手方向の一方側(右側)の地点にレーザレーダ装置51を設置する。前記駐車場は左右方向にかなり長い。この駐車場の地面は水はけを考慮して左右方向の中央から左右方向へ極めて緩やかに下降傾斜している。作業者M2に検出エリアE3の地点a、bに立ってもらったときには作業者M2相当の検出物が現出するのに対して、作業者M2が地面が下降傾斜する方向に歩いていくときに(地点c又はdに向かうときに)作業者M2相当の検出物が現出しないことがあった。この場合その原因が最初は分らなかったが、レーザ光の走査面が作業者M2の上になっていたことが分かり、この場合レーザレーダ装置51の高さを高くことでこの問題を解決した。
上述したように、従来のレーザレーダ装置51では、目に見えないレーザ光を出射するため、レーザレーダ装置51の向き調整を一人で行うことは困難であり、しかも複数人で行ったとしても、パソコン60のディスプレイ60aでの確認では向き調整に手間取ることが多い。さらに、上記レーザレーダ装置51は、今後、レーザレーダ装置51を購入した一般ユーザーに設置を委ねることも考えられ、そうすると、前述した調整の方法では、一般ユーザーでは実質的に向き調整が困難であり、この向き調整を極めて容易にできるようにすることが要望されている。
なお、特許文献1に記載された技術は、トンネル工事での切羽面の掘削領域を示すために、目に見えるレーザ光によるポインタ光を切羽面に照射し、このポインタ光の位置のずれをパソコンにより修正して基準方向に向けるようにレーザ照射軸を調整し、切羽面に照射されたポインタ光をペンキなどで印をつけるようにした工法技術であり、このような工法技術は、目に見えるレーザ光であり、セキュリティのために目に見えないレーザ光を用いるレーザレーダ装置での課題解決には参考とはならない。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、目に見えないレーザ光を出射するレーザレーダ装置の向き調整を極めて簡単に行うことができるレーザレーダ装置を提供することにある。
本発明者は、レーザレーダ装置の向き調整の改善のために、種々の調査、考察を試みた。まず、従前のパソコンのディスプレイの画像での検出エリアの確認では、画像がレーザ光の反射箇所の輪郭の波形であるため、検出エリアを特定し難い。そこでターゲットスコープをレーザレーダ装置に並設して検出エリアを確認する方式も試みたが、レーザレーダ装置とのずれがあり、又並設すること自体が困難であった。ここでレーザレーダ装置の構造をみると、レーザ光の出力段のミラーとして回転ミラーがあり、この回転ミラーでは、反射させるレーザ光の減衰を極力抑えるべく、反射面として極めて平面精度及び表面精度の高い平坦面(鏡面)を備えている。この回転ミラーの平坦面はそのまま風景を映し出せるほど精度が高い平坦面となっている。この回転ミラーの平坦面に映し出される風景を、作業者がレーザ光の光軸と同じ目線で見ることができれば、一人の作業者で、その風景を参考にしてレーザレーダ装置の向き調整を行うことが可能となる。
この点に着目し、請求項1の発明においては、次の構成とした。すなわち、装置ケースを有して設置部に設置される装置本体を備えると共に、前記装置ケースの内部に、レーザ光を出射する投光部、及び対象物で反射したレーザ光を受光する受光部を備え、さらに出力段のミラーとして、平坦面を有する回転ミラーを備え、前記投光部から出射された後の出射方向レーザ光が前記回転ミラーの前記平坦面で反射して装置ケース外へ出射され、且つ対象物で反射した戻り方向レーザ光が前記回転ミラーで反射した後前記受光部で受光される構成であり、前記回転ミラーの前記平坦面に入射する前記出射方向レーザ光の入射光軸と、前記回転ミラーの平坦面で反射した戻り方向レーザ光の戻り光軸とが同じ光軸であるレーザレーダ装置であって、前記回転ミラーの前記平坦面に映る映像を前記入射光軸と同軸方向から検知する検知手段を設けた。
これによれば、設置作業者が前記検知手段により前記回転ミラーの前記平坦面に映る映像を入射光軸と同じ方向から検知すると、この平坦面には必ずレーザ光の出射方向の風景が映っていることになる。これにより、設置作業者は、この平坦面に目標とする検出エリアの風景が映る向きにレーザレーダ装置を調整すれば良く、簡単且つ正確に、しかも一人で向き調整を行うことができる。この結果、設置作業者がセキュリティ会社などの専門設置業者でなくても、つまり一般ユーザーであってもレーザレーダ装置の向きを簡単に行うことができる。
請求項2の発明は、前記検知手段が前記装置ケースに設けられた透視可能な視認部からなるところに特徴を有する。これによれば、前記平坦面を直接視認することができる。
請求項3の発明は、前記視認部に、出射方向レーザ光の照射範囲を判別するためのマーカーを付設したところに特徴を有する。これによれば、レーザレーダ装置に出射方向レーザ光の照射範囲を把握することができる。
請求項3の発明は、前記視認部に、出射方向レーザ光の照射範囲を判別するためのマーカーを付設したところに特徴を有する。これによれば、レーザレーダ装置に出射方向レーザ光の照射範囲を把握することができる。
請求項4の発明は、前記マーカーが、前記入射光軸の位置を示す基準点表示部と、この基準点表示部を中心とした同心円形をなす照射範囲確認用の円形表示部とを備えてなるところに特徴を有する。これによれば、平坦面に映った風景に重なる基準点表示部により当該風景内での入射光軸の位置が分り、そして円形表示部により前記入射光軸を中心とした出射方向レーザ光の照射範囲が分る。すなわち、出射方向レーザ光はレーザレーダ装置からの距離が長くなるほど光軸を中心として広がるように拡散し、この拡散範囲に対象物があれば受光部でこれが検出される。従って、前記拡散範囲(照射範囲)を円形表示部の半径で示すようにしておくことで、円形表示部をもって出射方向レーザ光の一つの光軸での照射範囲つまり検出範囲を知ることができる。
請求項5の発明は、前記視認部が、不透明部材からなる蓋により開閉されるところに特徴を有する。これによれば、向き調整後に蓋で視認部を隠しておくことができて、第3者がレーザレーダ装置の内部構成や検出エリアを知ることがないようにできる。
請求項6の発明は、前記装置ケースにおいて前記入射光軸と同軸上となる部分に開口を有し、前記視認部が前記装置ケースと別部材であって当該装置ケースの前記開口に着脱可能に装着され、この視認部と同じ形状で且つ不透明部材からなる交換部材を備え、前記視認部を前記装置ケースから取り外したときに当該視認部に代えて前記交換部材を前記装置ケースに取り付ける構成としたところに特徴を有する。これによれば、向き調整後に前記交換部材を装置ケースに取り付けることで、第3者がレーザレーダ装置の内部構成や検出エリアを知ることがないようにできる。
請求項7の発明は、ハーフミラーと、一面に反射面を有すると共に中心部に孔を有する孔開き反射ミラーとを備え、前記投光部から出射された後の出射方向レーザ光は、前記ハーフミラーにより反射されて前記孔開き反射ミラーの前記孔を通過し前記回転ミラーの前記平坦面に入射し、前記戻り方向レーザ光は、前記回転ミラーの前記平坦面で反射した後前記孔開き反射ミラーの前記反射面で前記受光部方向へ反射されるところに特徴を有する。これによれば、視認部からこのハーフミラー及び前記孔開き反射ミラーの前記孔を通して前記回転ミラーの平坦面を目視できる。つまり、投光部、ハーフミラー、孔開き反射ミラー、回転ミラー、受光部の配置位置を変更せずに、視認部を追加するだけで良い。
請求項8の発明は、前記装置ケースにおいて前記入射光軸と同軸上となる部分に開口を有し、この開口に着脱可能で装着時に当該開口を閉鎖する不透明部材からなるミラー取付部材を設け、このミラー取付部材には、一面に反射面を有して前記投光部から出射されたレーザ光を当該反射面で前記回転ミラーの前記平坦面方向へ反射させる投光側反射ミラーを設け、前記視認部を、前記ミラー取付部材と同じ形状に形成して、前記ミラー取付部材と択一的に前記開口に取り付けるところに特徴を有する。
これによれば、レーザレーダ装置の向きを調整する場合には、前記視認部を前記開口に取り付ければ良く、そして向き調整後は前記ミラー取付部材を前記開口に取り付けることでレーザレーダ装置として動作する。
これによれば、レーザレーダ装置の向きを調整する場合には、前記視認部を前記開口に取り付ければ良く、そして向き調整後は前記ミラー取付部材を前記開口に取り付けることでレーザレーダ装置として動作する。
請求項9の発明は、前記装置ケースにおいて前記入射光軸と同軸上となる部分に開口を有し、この開口に着脱可能で装着時に当該開口を閉鎖する不透明部材からなる投光部取付部材を設け、この投光部取付部材には、前記投光部を、この投光部取付部材の装着状態で前記回転ミラーの前記平坦面に指向する状態に設け、前記視認部を、前記投光部取付部材と同じ形状に形成して、前記投光部取付部材と択一的に前記開口に取り付けるところに特徴を有する。
これによれば、レーザレーダ装置の向きを調整する場合には、前記視認部を前記開口に取り付ければ良く、そして向き調整後は前記投光部取付部材を前記開口に取り付けることでレーザレーダ装置として動作する。
請求項10の発明は、前記検知手段を撮像手段から構成したところに特徴を有する。これによれば、撮像手段により平坦面に映る映像を撮像し、この撮像映像からレーザ光の出射方向の風景を間接的に認識できる。
請求項10の発明は、前記検知手段を撮像手段から構成したところに特徴を有する。これによれば、撮像手段により平坦面に映る映像を撮像し、この撮像映像からレーザ光の出射方向の風景を間接的に認識できる。
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図6を参照して説明する。第1実施形態のレーザレーダ装置1は、装置本体2を備えている。この装置本体2は本体ベース3と装置ケース4とを有する。装置ケース4には、レーザ光照射口5が形成されており、このレーザ光照射口5には、レーザ光を透過可能なカバー5aが装置ケース4と一体又は別体で設けられている。
さらに、前記装置ケース4内には、レーザ光を出射する投光部6、ハーフミラー7、孔開き反射ミラー8、回転ミラー9、対象物で反射したレーザ光を受光する受光部10が設けられている。
さらに、前記装置ケース4内には、レーザ光を出射する投光部6、ハーフミラー7、孔開き反射ミラー8、回転ミラー9、対象物で反射したレーザ光を受光する受光部10が設けられている。
前記投光部6は図1において例えば水平方向へレーザ光を出射する向きに本体ベース3に配設されており、又、前記ハーフミラー7は、前記投光部6から出射されたレーザ光(以下出射方向レーザ光という)を受ける部位に設けられている。このハーフミラー7は前記出射方向レーザ光を直進光と所定角度で反射する反射光に分岐させ、前記反射した出射方向レーザ光は図1では下方に指向する。この反射した出射方向レーザ光を通過させる位置に前記孔開き反射ミラー8が配設され、さらにその通過後に当該出射方向レーザ光を受ける位置に前記回転ミラー9が配設されている。
前記孔開き反射ミラー8は、一面に反射面8aを有すると共に、中心に前記出射方向レーザ光を通過させる孔8bを有する。
前記回転ミラー9は出力段のミラーであり、これは前記出射方向レーザ光の入射光軸Laと同じ軸心の回転軸9aで回転するように、本体ベース3に回転可能に設けられている。そして、この回転ミラー9は前記回転軸9aに対して例えば45°傾斜した形態となっている。さらに、この回転ミラー9において前記出射方向レーザ光を受ける面(一面)は平面精度及び表面精度の高い平坦面9bとされている。この回転ミラー9は駆動モータ11により回転駆動される。
前記回転ミラー9は出力段のミラーであり、これは前記出射方向レーザ光の入射光軸Laと同じ軸心の回転軸9aで回転するように、本体ベース3に回転可能に設けられている。そして、この回転ミラー9は前記回転軸9aに対して例えば45°傾斜した形態となっている。さらに、この回転ミラー9において前記出射方向レーザ光を受ける面(一面)は平面精度及び表面精度の高い平坦面9bとされている。この回転ミラー9は駆動モータ11により回転駆動される。
この回転ミラー9の前記平坦面9bに入射した出射方向レーザ光はこの平坦面9bで反射されて前記レーザ光照射口5から装置ケース4外部に出射される。この場合、回転ミラー9が回転することで、この出射方向レーザ光は360度展開される。そして、前記レーザ光照射口5が、前記回転ミラー9の回転軸9aを中心として水平方向に所定の開口角度(これは検出可能角度でもある)で開口していることでその開口角度範囲で展開されて出射される。
前記レーザ光照射口5から出て対象物で反射されたレーザ光(これを戻り方向レーザ光という)は前記回転ミラー9の平坦面9bに入射し反射される。そして、反射された戻り方向レーザ光は前記孔開き反射ミラー8の反射面8aで前記受光部10方向へ反射される。
前記レーザ光照射口5から出て対象物で反射されたレーザ光(これを戻り方向レーザ光という)は前記回転ミラー9の平坦面9bに入射し反射される。そして、反射された戻り方向レーザ光は前記孔開き反射ミラー8の反射面8aで前記受光部10方向へ反射される。
図4に示すように、上述のレーザレーダ装置1から出射される出射方向レーザ光の展開範囲(前記レーザ光照射口5の開口角度)の仮想中心軸を符号Cで示している。
なお、前記装置ケース4内には、図示しない制御装置が設けられていて、この制御装置は、この受光部10で受光された戻り方向レーザ光の量又は受光パターンが、この受光時点の展開周回とこれ以前の展開周回とで変化したか否かを判断していて、変化すれば検出エリアに人体あるいは物体が侵入した(存在する)と判断する。
なお、前記装置ケース4内には、図示しない制御装置が設けられていて、この制御装置は、この受光部10で受光された戻り方向レーザ光の量又は受光パターンが、この受光時点の展開周回とこれ以前の展開周回とで変化したか否かを判断していて、変化すれば検出エリアに人体あるいは物体が侵入した(存在する)と判断する。
前述の光学系の構成において、前記孔開き反射ミラー8を通過して前記回転ミラー9の平坦面9bに入射する前記出射方向レーザ光の入射光軸(平坦面9bに対する入射光軸)Laと、前記回転ミラー9の平坦面9bで反射した戻り方向レーザ光の戻り光軸Maとが同じ光軸である。但し図面では説明上の便宜から入射光軸Laと戻り光軸Maとを離して示している。
さて、このレーザレーダ装置1では、視認部12が設けられている。この視認部12は、前記回転ミラー9の前記平坦面9bに映る映像を前記入射光軸Laと同軸方向から検知可能な検知手段に相当する。
この視認部12は装置ケース4において前記入射光軸Laの仮想延長線La´上となる部位に、図1では装置ケース4の上部壁4a中央部に設けられている。
この視認部12は、透明板から構成されており、前記装置ケース4において前記入射光軸Laの仮想延長線La´上にある中央部に形成された開口4bに嵌め込まれて固定されている。
この視認部12は装置ケース4において前記入射光軸Laの仮想延長線La´上となる部位に、図1では装置ケース4の上部壁4a中央部に設けられている。
この視認部12は、透明板から構成されており、前記装置ケース4において前記入射光軸Laの仮想延長線La´上にある中央部に形成された開口4bに嵌め込まれて固定されている。
この視認部12には、図2に示すようにマーカー13が付されている。このマーカー13は十字状に直交する線13a、13bと、この両線13a、13bの交点で示される基準点表示部13cと、この基準点表示部13cを中心とした同心円形をなす照射範囲確認用の円形表示部13d、13eとからなる。
前記線13aが指向する方向が平面的にみて前記仮想中心軸Cと一致するものであり、この線13aの指向方向が、このレーザレーダ装置1のレーザ光照射口5が真正面を向く方向となる。
前記線13aが指向する方向が平面的にみて前記仮想中心軸Cと一致するものであり、この線13aの指向方向が、このレーザレーダ装置1のレーザ光照射口5が真正面を向く方向となる。
又、上記基準点表示部13cは、視認部12における前記入射光軸Laの位置を示す。又、前記円形表示部13d、13eは、出射方向レーザ光の照射範囲確認用である。すなわち、図5に示すように、出射方向レーザ光は拡散するものであり、この場合、レーザレーダ装置1からの距離が長くなるほど光軸Lを中心として広がるように拡散する。例えば、レーザレーダ装置1からの15m離れたところでは、拡散範囲つまり照射範囲はF15となり、又30m離れたところでは、F30となる。円形表示部13dは視認部12上で照射範囲F15に相当する照射範囲を示し、又、円形表示部13eは同じく視認部12上で前記照射範囲F30に相当する照射範囲を示す。
さらに、前記装置ケース4の前記上壁部4a外面には前記視認部12を不透明部材からなる蓋14が開閉可能に設けられている。
前記レーザレーダ装置1は壁取付具1aにより設置部例えば建物の壁Wに取り付けられるものであり、この場合壁取付具1aはレーザレーダ装置1を検出エリア方向への向きを調整可能に取り付けることができる。
この場合、レーザレーダ装置51の向き調整の要素としては、図4に示すように、水平方向の角度(矢印S方向)の向きや上下方向の角度(矢印V方向)、さらには、正面から見たときのレーザレーダ装置1の傾き角度θや、地面や床面などの設置面からの設置高さHがある。
前記レーザレーダ装置1は壁取付具1aにより設置部例えば建物の壁Wに取り付けられるものであり、この場合壁取付具1aはレーザレーダ装置1を検出エリア方向への向きを調整可能に取り付けることができる。
この場合、レーザレーダ装置51の向き調整の要素としては、図4に示すように、水平方向の角度(矢印S方向)の向きや上下方向の角度(矢印V方向)、さらには、正面から見たときのレーザレーダ装置1の傾き角度θや、地面や床面などの設置面からの設置高さHがある。
次に、レーザレーダ装置1の向きを調整する場合について述べる。
設置作業者が、レーザレーダ装置1の正面の向きを確認する場合について説明する。この場合、図4及び図6に示すように、回転ミラー9の向き(これを当該回転ミラー9から反射された出射方向レーザ光の光軸Lで示す)を仮想中心軸Cに合わせておくと良い。
設置作業者が、レーザレーダ装置1の正面の向きを確認する場合について説明する。この場合、図4及び図6に示すように、回転ミラー9の向き(これを当該回転ミラー9から反射された出射方向レーザ光の光軸Lで示す)を仮想中心軸Cに合わせておくと良い。
そして、図3に示すように、蓋14を開けて、矢印Qで示すように、視認部12から孔開き反射ミラー8の孔8bを通して回転ミラー9の平坦面9bを目視すれば、この視認部12が出射方向レーザ光の入射光軸Laの仮想延長線La´上となる部位に設けられているから、その視線方向は、出射方向レーザ光の入射光軸Laと合うようになる。なお、マーカー13の基準点表示部13cを目安で前記孔開き反射ミラー8の孔8bの中心に合うようにすると視線方向をさらに正確に前記光軸Laと合致させることができる。
従って、設置作業者が見るこの平坦面9bにはレーザ光の出射方向の風景が映る(図6参照)。この場合、マーカー13は、基準点表示部13cをもって出射レーザ光の光軸Lを推測することができ、そして、円形表示部13d、13eにより前記光軸Lを中心とした出射方向レーザ光の照射範囲が分る。つまり、小径の円形表示部13dで15m先の照射範囲が分り、大径の円形表示部13dで30m先の照射範囲が分る。詳述すると、例えば図5に示すように、作業者が実視野を見ることで目分量で略15m先に物体1があると推測し、又略30mに物体U2があると推測しているとすると、15m先にあると推測できる物体U1が、視認部12での15m照射範囲用の円形表示部13d内に映っていないことで、当該物体U1はこのレーザレーダ装置1の検出可能視野には無いと判定できる。又、30m先にあることが推測できる物体U2が、視認部12で30m照射範囲用の円形表示部13e内にあることで、この物体U2がこのレーザレーダ装置1の検出可能視野に入ると判定できる。
上述では、回転ミラー9を正面に向けた場合を説明したが、この回転ミラー9を、目標とする検出エリアの少なくとも両端方向を向かせ、各方向で上述と同様に視認部12を覗くことで、検出エリアの両端の風景を確認でき、この風景をもとにレーザレーダ装置1の向きを調整できる。
このように本実施形態によれば、回転ミラー9の平坦面9bに映る映像を入射光軸Laと同軸方向から検知する検知手段として視認部12を設けたから、設置作業者が視認部12により回転ミラー9の平坦面9bに映る映像を入射光軸Laと同じ方向から見る(検知する)と、この平坦面9bには必ずレーザ光の出射方向の風景が映っていることになる。これにより、設置作業者は、この平坦面9bに目標とする検出エリアの風景が映る向きにレーザレーダ装置1を調整すれば良く、簡単且つ正確に、しかも一人で向き調整を行うことができる。この結果、設置作業者がセキュリティ会社などの専門設置業者でなくても、つまり一般ユーザーであってもレーザレーダ装置1の向きを簡単に行うことができる。
ちなみに、図22に示した事例の場合では、作業者が視認部12を目視したときに平坦面9bの中央にロープRが映るから、特にはこのロープRと前記基準点表示部13cが合致するから、出射方向レーザ光がまともにこのロープRに当たってしまうことを認識でき、すぐさま、これに応じた向きあるいは高さ調整を行うことができる。又、図25に示した事例の場合では、作業者が視認部12を目視したときに、平坦面9bに映るべき遠くの風景が手前側の地面Gに隠れてしまうことが分る。従ってこの場合も、すぐさま、これに応じた向きあるいは高さ調整を行うことができる。
又、本実施形態によれば、検知手段を装置ケース4に設けられた透視可能な視認部12から構成したから、前記平坦面9bを直接視認することができる。
又、本実施形態によれば、前記視認部12に、マーカー13を付設したから、レーザレーダ装置1の出射方向レーザ光の照射範囲を把握することができる。
又、本実施形態によれば、前記視認部12に、マーカー13を付設したから、レーザレーダ装置1の出射方向レーザ光の照射範囲を把握することができる。
この場合、前記マーカー13が、入射光軸Laの仮想延長線La´の位置を示す基準点表示部13cと、この基準点表示部13cを中心とした同心円形をなす照射範囲確認用の円形表示部13d、13eとを備えているから、平坦面9bに映った風景に重なる基準点表示部13cにより風景内での出射方向レーザ光の入射光軸Laの位置が分り、そして円形表示部13d、13eにより前記光軸Lを中心とした出射方向レーザ光の照射範囲が分る。この結果、円形表示部13d、13eをもって検出範囲を知ることができる。
又、本実施形態によれば、前記視認部12を、不透明部材からなる蓋14により開閉するようにしたから、向き調整後に蓋14で視認部12を隠しておくことができ、よって、第3者が本レーザレーダ装置1の内部構成や検出エリアを知ることがないようにできる。
又、本実施形態によれば、ハーフミラー7、孔開き反射ミラー8を備え、投光部6から出射されたレーザ光が、当該ハーフミラー7により反射されて孔開き反射ミラー8の孔8bを通過するようにした。これによれば、視認部12からこのハーフミラー7及び孔開き反射ミラー8の孔8bを通して回転ミラー9の平坦面9bを目視できる。つまり、投光部6、ハーフミラー7、孔開き反射ミラー8、回転ミラー9、受光部10の配置位置を変更せずに、視認部12を追加するだけで良い。
次に図7及び図8は第2実施形態を示している。この第2実施形態では、次の点が第1実施形態と異なる。すなわち、図7に示すように、視認部21が前記装置ケース4と別部材であって当該装置ケース4の開口4bに着脱可能に装着されている。そして、図8に示すように、この視認部21と同じ形状で且つ不透明部材からなる交換部材22を備え、前記視認部21を前記装置ケース4から取り外したときに当該視認部21に代えて前記交換部材22を前記装置ケース4の開口4bに取り付ける構成としている。
この第2実施形態によれば、向き調整後に前記交換部材22を装置ケース4に取り付けることで、第3者がレーザレーダ装置1の内部構成や検出エリアを知ることがないようにできる。
この第2実施形態によれば、向き調整後に前記交換部材22を装置ケース4に取り付けることで、第3者がレーザレーダ装置1の内部構成や検出エリアを知ることがないようにできる。
次に図9及び図10は第3実施形態を示し、次の点が第1実施形態と異なる。すなわち、図9に示すように、前記装置ケース4の開口4bに着脱可能で装着時に当該開口4bを閉鎖する不透明部材からなるミラー取付部材31を設け、このミラー取付部材31には、投光側反射ミラー32を取付フレーム33を介して取り付けている。この投光側反射ミラー32は一面(下面)に全反射する反射面32aを有しており、前記投光部6から出射されたレーザ光を当該反射面32aで回転ミラー9の平坦面9b方向へ反射させる構成である。さらに、この第3実施形態では、視認部34を前記ミラー取付部材31と同じ形状に形成し、この視認部34と前記ミラー取付部材31とを択一的に前記開口4bに取り付けるようにしている。
この第3の実施形態によれば、レーザレーダ装置の向きを調整する場合には、前記視認部34を前記開口4bに取り付ければ良く、そして向き調整後は前記ミラー取付部材33を前記開口4bに取り付けることでレーザレーダ装置1として動作する。
この第3の実施形態によれば、レーザレーダ装置の向きを調整する場合には、前記視認部34を前記開口4bに取り付ければ良く、そして向き調整後は前記ミラー取付部材33を前記開口4bに取り付けることでレーザレーダ装置1として動作する。
次に図11及び図12は第4実施形態を示しており、次の点が第1実施形態と異なる。すなわち、図11に示すように、前記装置ケース4の開口4bに着脱可能で装着時に当該開口4bを閉鎖する不透明部材からなる投光部取付部材41を設け、この投光部取付部材41には、前記投光部6を、取付フレーム42を介して、この投光部取付部材41の装着状態で前記回転ミラー9の前記平坦面9bに指向する状態に設けている。そして、図12に示すように、視認部43を、前記投光部取付部材41と同じ形状に形成して、この投光部取付部材41と択一的に前記開口4bに取り付ける構成とした。
これによれば、レーザレーダ装置1の向きを調整する場合には、前記視認部43を前記開口4bに取り付ければ良く、そして向き調整後は前記投光部取付部材41を前記開口4bに取り付けることでレーザレーダ装置1として動作する。又、ハーフミラー7を設けない構成とすることができる。
なお、前記視認部12としては開口4bに接眼レンズを装着しても良いし、投光スクリーンを用いる構成としても良い。
又、図13は第5実施形態を示しており、次の点が第1実施形態と異なる。すなわち、前記開口4b、視認部12及び蓋14が無く、これに代えて、検知部として撮像手段、例えばCCDカメラ45を設けている。このCCDカメラ45はその中心光軸が入射光軸Laの仮想延長線La´上にある。これによれば、CCDカメラ45により平坦面9bに映る映像を撮像することで、この撮像映像からレーザ光の出射方向の風景を間接的に認識できる。
又、図13は第5実施形態を示しており、次の点が第1実施形態と異なる。すなわち、前記開口4b、視認部12及び蓋14が無く、これに代えて、検知部として撮像手段、例えばCCDカメラ45を設けている。このCCDカメラ45はその中心光軸が入射光軸Laの仮想延長線La´上にある。これによれば、CCDカメラ45により平坦面9bに映る映像を撮像することで、この撮像映像からレーザ光の出射方向の風景を間接的に認識できる。
図14は第6実施形態を示しており、次の点が第4実施形態(図11及び図12)と異なる。この第6実施形態においては、図12に示す視認部43に代えて、開口4bに着脱可能なカメラ取付部材46を設け、このカメラ取付部材46に、CCDカメラ47を取付フレーム48を介して設ける構成とし、図11の投光部6を備えた投光部材取付部材41と、このカメラ取付部材46とを交換するようにしても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1はレーザレーダ装置、2は装置本体、3は本体ベース、4は装置ケース、4bは開口、5はレーザ光照射口、6は投光部、7はハーフミラー、8は孔開き反射ミラー8、9は回転ミラー、9aは回転軸、9bは平坦面、10は受光部、12は視認部(検知部)、13はマーカー、13cは基準点表示部、13d、13eは円形表示部、Laは入射光軸、Maは戻り光軸、La´は仮想延長線、14は蓋、Cは仮想中心軸、21は視認部、22は交換部材、31はミラー取付部材、32は投光側反射ミラー、34は視認部、41は投光部取付部材、43は視認部、45はCCDカメラ(撮像手段、検知手段)を示す。
Claims (10)
- 装置ケース(4)を有して設置部に設置される装置本体(2)を備えると共に、前記装置ケース(4)の内部に、レーザ光を出射する投光部(6)、及び対象物で反射したレーザ光を受光する受光部(10)を備え、さらに出力段のミラーとして、平坦面(9b)を有する回転ミラー(9)を備え、
前記投光部(6)から出射された後の出射方向レーザ光が前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)で反射して装置ケース(4)外へ出射され、且つ対象物で反射した戻り方向レーザ光が前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)で反射した後前記受光部(10)で受光される構成であり、
前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)に入射する前記出射方向レーザ光の入射光軸(La)と、前記回転ミラー(9)の平坦面(9b)で反射した戻り方向レーザ光の戻り光軸(Ma)とが同じ光軸であるレーザレーダ装置であって、
前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)に映る映像を前記入射光軸(La)と同軸方向から検知可能な検知手段(12、21、34、43、45、47)を設けたことを特徴とするレーザレーダ装置。 - 前記検知手段は前記装置ケースに設けられた透視可能な視認部(12、21、34、43)からなることを特徴とする請求項1に記載のレーザレーダ装置。
- 前記視認部(12、21、34、43)には、出射方向レーザ光の照射範囲を判別するためのマーカー(13)を付設したことを特徴とする請求項2に記載のレーザレーダ装置。
- 前記マーカー(13)は、前記入射光軸(La)の位置を示す基準点表示部(13c)と、この基準点表示部(13c)を中心とした同心円形をなす照射範囲確認用の円形表示部(13d、13e)とを備えてなることを特徴とする請求項2又は3に記載のレーザレーダ装置。
- 前記視認部(12、21、34、43)は、不透明部材からなる蓋(14)により開閉されることを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載のレーザレーダ装置。
- 前記装置ケース(4)において前記入射光軸(La)と同軸上となる部分に開口(4b)を有し、
前記視認部(12、21、34、43)は前記装置ケース(4)と別部材であって前記開口に着脱可能に装着され、
この視認部(12、21、34、43)と同じ形状で且つ不透明部材からなる交換部材(22)を備え、
前記視認部(12、21、34、43)を前記装置ケース(4)から取り外したときに当該視認部(12、21、34、43)に代えて前記交換部材(22)を前記装置ケース(4)の前記開口(4b)に取り付ける構成としたことを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載のレーザレーダ装置。 - ハーフミラー(7)と、一面に反射面(8a)を有すると共に中心部に孔(8b)を有する孔開き反射ミラー(8)とを備え、
前記投光部(6)から出射された後の出射方向レーザ光は、前記ハーフミラー(7)により反射されて前記孔開き反射ミラー(8)の前記孔(8b)を通過し前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)に入射し、前記戻り方向レーザ光は、前記回転ミラー(9)で反射した後前記孔開き反射ミラー(8)の前記反射面(8b)で前記受光部(10)方向へ反射されることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のレーザレーダ装置。 - 前記装置ケース(4)において前記入射光軸(La)と同軸上となる部分に開口(4b)を有し、この開口(4b)に着脱可能で装着時に当該開口(4b)を閉鎖する不透明部材からなるミラー取付部材(31)を設け、
このミラー取付部材(31)には、一面に反射面(32a)を有して前記投光部(6)から出射されたレーザ光を当該反射面(32a)で前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)方向へ反射させる投光側反射ミラー(32)を設け、
前記視認部(12、21、34、43)を、前記ミラー取付部材(31)と同じ形状に形成して、前記ミラー取付部材(31)と択一的に前記開口(4b)に取り付けることを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載のレーザレーダ装置。 - 前記装置ケース(4)において前記入射光軸(La)と同軸上となる部分に開口(4b)を有し、この開口(4b)に着脱可能で装着時に当該開口(4b)を閉鎖する不透明部材からなる投光部取付部材(41)を設け、
この投光部取付部材(41)には、前記投光部(6)を、この投光部取付部材(41)の装着状態で前記回転ミラー(9)の前記平坦面(9b)に指向する状態に設け、
前記視認部(12、21、34、43)を、前記投光部取付部材(41)と同じ形状に形成して、前記投光部取付部材(41)と択一的に前記開口(4b)に取り付けることを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載のレーザレーダ装置。 - 前記検知手段は撮像手段(45、47)から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザレーダ装置。
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-
2012
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