JP2013204969A - 空気予熱器及び空気予熱器の制御方法 - Google Patents

空気予熱器及び空気予熱器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボイラの効率を向上させると共に、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントの硫酸腐食を抑制することを目的とする。
【解決手段】空気予熱器30は、エレメント34を流通する燃焼用空気の流量を調整する空気バイパスダンパ42と、排ガスの出口温度を検出する排ガス出口温度センサ48Gと、排ガス出口温度Tgの目標温度を硫酸露点Teから所定値αを減算した温度以上、かつ硫酸露点Te以下の範囲とする効率優先モード、又は排ガス出口温度Tgの目標温度を硫酸露点Teを超える範囲とするメンテナンス優先モードを設定し、設定した運転モードに応じた目標温度に排ガス出口温度センサ48Gの検出値が達するように空気バイパスダンパ42を制御する制御装置50と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気予熱器及び空気予熱器の制御方法に関するものである。
空気予熱器(例えば回転蓄熱式の空気予熱器)はボイラを構成する装置の一つであり、ボイラで生じた排ガスの熱を回収して燃焼用空気を予熱する熱交換器である。燃焼用空気は、ボイラ燃料を燃焼させる単数あるいは複数のバーナへ供給される酸化性ガスを指すが、バーナへ供給する酸化性ガスとしては、空気に限らず、酸化剤を含有するものであればよい。ここでは、酸化性ガスとして空気を使用する場合を例に説明する。空気予熱器を設置したボイラは、空気予熱器で予熱されて温度上昇した燃焼用空気をバーナに供給することで燃料の燃焼を助け、排ガスの排熱を回収してボイラ効率を高めることができる。このような空気予熱器には、排ガスと燃焼用空気とを熱交換させて燃焼用空気を予熱するエレメントが設けられている。
空気予熱器に設けられるエレメントは、燃焼用空気と熱交換する排ガスの温度が硫酸露点以下になると硫酸腐食が生じるので、排ガスによる硫酸腐食の影響を最も受けやすい消耗品である。具体的に、空気予熱器エレメントのメタル温度の低下で、硫酸露点以下になると燃焼ガス中に含まれる硫酸の凝縮などで、硫酸成分が凝縮してエレメント上に付着して腐食を発生させる。
このため、エレメントの硫酸腐食を抑制するために、エレメントを対腐食材で被覆することが考えられるが、このような構成は、伝熱特性で劣るため大型化を招くデメリットがある。
また、エレメントの腐食により、排ガス中の灰分が凝集し、エレメントが閉塞して伝熱性能が低下する。
以上のことから、エレメントには寿命があり、交換の必要がある。
そこで、エレメントの硫酸腐食を抑制するための技術として、特許文献1には、ケーシングとエレメントとの間に空気バイパス流路を形成し、空気バイパス流路、すなわち空気予熱器を流通する空気の流量を調整することで、腐食を低温側のエレメントのみとする技術が開示されている。
特開2009−192202号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ボイラの運転状態に基づいて、空気予熱器を流通する空気の流量調整に関する具体的な運用方法まで言及されていない。また、空気予熱器のエレメント腐食によるエレメント交換タイミングを、船舶の航行スケジュールや発電プラントのメンテナンス計画を考慮しつつ、ボイラの効率を極力高く維持する対策が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ボイラの効率を向上させると共に、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントの硫酸腐食を抑制できる、空気予熱器及び空気予熱器の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気予熱器及び空気予熱器の制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る空気予熱器は、ボイラに備えられ、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントがケーシング内に設けられた空気予熱器であって、前記エレメントを流通する前記酸化性ガスの流量を調整する流量調整手段と、前記燃焼ガスの出口温度を検出するガス出口温度検出手段と、前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点から所定値を減算した温度以上、かつ硫酸露点以下の範囲とする第1運転モード、又は前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点を超える範囲とする第2運転モードを設定し、設定した運転モードに応じた前記目標温度に前記ガス出口温度検出手段の検出値が達するように前記流量調整手段を制御する制御手段と、を備える。
本構成によれば、ボイラに備えられる空気予熱器は、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントがケーシング内に設けられており、エレメントを流通する酸化性ガスの流量を調整する流量調整手段と、燃焼ガスの出口温度を検出するガス出口温度検出手段を備える。
そして、制御手段によって、空気予熱器の運転モードが第1運転モード又は第2運転モードに設定され、設定された運転モードに応じた目標温度の範囲内にガス出口温度検出手段の検出値が達するように流量調整手段が制御される。
第1運転モードは、燃焼ガスの出口温度の目標温度を、硫酸露点から所定値を減算した温度以上、かつ硫酸露点以下の範囲とする運転モードである。第1運転モードでは、空気予熱器の燃焼ガスの出口温度がより低くなるので、すなわち、酸化性ガスと燃焼ガスとの熱交換量を多くすることで酸化性ガスの温度が上昇し、ボイラの効率がより高くなる。一方、第2運転モードは、燃焼ガスの出口温度の目標温度を、硫酸露点を超える範囲とする運転モードである。第2運転モードでは、空気予熱器の燃焼ガスの出口温度が硫酸露点を超えるので、空気予熱器のエレメントの硫酸腐食を抑制し、エレメントの交換間隔を長くすることができる。
このように、本構成は、ボイラの効率をより高くできる第1運転モード、又はエレメントの硫酸腐食を抑制できる第2運転モードに運転モードを設定し、設定した運転モードに応じた目標温度に燃焼ガスの出口温度が達するように流量調整手段を制御するので、ボイラの効率を向上させると共に、エレメントの硫酸腐食を抑制できる。
上記第一態様では、前記制御手段が、相対的に高負荷で前記ボイラが運転される場合に前記第1運転モードを設定し、相対的に低負荷で前記ボイラが運転される場合に前記第2運転モードを設定することが好ましい。
本構成によれば、相対的に高負荷でボイラが運転される場合、より高い効率が求められるので、制御手段によって第1運転モードが設定され、相対的に低負荷でボイラが運転される場合、高い効率は求められないので、制御手段によって第2運転モードが設定される。従って、本構成は、より適正な運転モードの設定が可能となる。
上記第一態様では、前記制御手段が、前記第1運転モード又は前記第2運転モードに応じた前記目標温度を満たし、かつ前記ボイラの運転条件に応じて決定されるセットポイントに、前記酸化性ガスの入口温度と前記燃焼ガスの出口温度の平均温度が達するように前記流量調整手段を制御することが好ましい。
本構成によれば、セットポイントは、空気予熱器の性能を十分に発揮させるために設定されるので、運転モードにかかわらず、空気予熱器を最適な状態で運転することができる。
上記第一態様では、前記ボイラで使用される燃料、前記ボイラの運用状態、及び前記第1運転モード又は前記第2運転モードの設定結果により示される前記ボイラの運転条件に応じたセットポイントを示すデータベースを記憶した記憶手段を備え、前記制御手段が、前記ボイラの運転条件に対応した前記セットポイントを前記記憶手段に記憶されたデータベースから読み出して設定することが好ましい。
本構成によれば、ボイラの運転条件は、ボイラで使用される燃料、ボイラの運用状態、及び第1運転モード又は第2運転モードの設定結果により示される。そして、制御手段によって、ボイラの運転条件に応じたセットポイントが記憶手段に記憶されたデータベースから読みだされるので、本構成は、セットポイント及び運転モードに応じた燃焼ガスの出口温度の目標温度を簡易に設定できる。
上記第一態様では、前記制御手段が、前記第1運転モード又は前記第2運転モードで運転した時間に基づいて、前記エレメントの交換時期を報知手段に報知させることが好ましい。
本構成によれば、第1運転モード又は第2運転モードで運転された時間に基づいてエレメントの交換時期が報知手段によって報知されるので、空気予熱器の管理者がエレメントの適正な交換時期を容易に把握することができる。
上記第一態様では、前記流量調整手段が、前記酸化性ガスの一部を前記エレメントへ流通させることなく前記ボイラへ流通させる空気バイパス流路に設けられ、該空気バイパス流路を流通する前記酸化性ガスの流量を調整することが好ましい。
本構成によれば、空気バイパス流路を流通する酸化性ガスの流量を変化させることで、エレメントを流通させる酸化性ガスの流量を変化させるので、ボイラへ供給する酸化性ガスの流量を保ったままで、簡易に燃焼ガスの出口温度を変化させることができる。
上記第一態様では、前記流量調整手段が、熱交換された前記酸化性ガスの一部を前記エレメントから抽出し、抽出した前記酸化性ガスを前記エレメントを流通する前の前記酸化性ガスと混合させる空気循環流路に設けられ、該空気循環流路を流通する前記酸化性ガスの流量を調整することが好ましい。
本構成によれば、エレメントを流通させる酸化性ガスの温度を直接的に調整できるので、簡易に燃焼ガスの出口温度を変化させることができる。
本発明の第二態様に係る空気予熱器の制御方法は、ボイラに備えられ、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントがケーシング内に設けられた空気予熱器の制御方法であって、前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点から所定値を減算した温度以上、かつ硫酸露点以下の範囲とする第1運転モード、又は前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点を超える範囲とする第2運転モードを運転モードとして設定する第1工程と、設定した前記運転モードに応じた前記目標温度に前記燃焼ガスの出口温度が達するように、前記エレメントを流通する前記酸化性ガスの流量を調整する流量調整手段を制御する第2工程と、を含む。
本発明によれば、ボイラの効率を向上させると共に、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントの硫酸腐食を抑制できる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る舶用ボイラの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る空気予熱器の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る硫酸露点、排ガスの温度、及び燃焼用空気の温度との関係を示したグラフである。 本発明の第1実施形態に係る空気予熱制御プログラムの流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空気予熱器の構成図である。
以下に、本発明に係る空気予熱器及び空気予熱器の制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態に係る舶用ボイラ10の構成図である。
図1に示される舶用ボイラ10は、火炉11の上部に形成された風箱12内に1または複数のバーナ13が設置されている。このバーナ13は、空気ダクト14を介して導入される燃焼用空気を用いてボイラ燃料を燃焼させ、高温の燃焼ガスを生成して下流の熱交換器に供給する。ここで使用する燃焼用空気は、詳細を後述する空気予熱器30を通過した後、空気ダクト14に供給される。
バーナ13で発生した燃焼ガスは、火炉11の下流に配設されている熱交換器を通過して熱交換される。図1に示される舶用ボイラ10の構成では、フロントバンクチューブ15、過熱器16及び蒸発管群(リアバンクチューブ)17の順番に熱交換器が配置され、燃焼ガスは、各熱交換器のチューブ内を流れる水等の流体を、熱交換により加熱する。こうして熱交換を終えた燃焼ガス(以下、「排ガス」という。)は、出口側ガスダクト18を通って空気予熱器30に導かれる。
なお、図中の符号19は水ドラム、20は蒸気ドラム、21及び22はヘッダ、23はエコノマイザである。
図2は、本第1実施形態に係る回転蓄熱式の空気予熱器30の構成図である。
舶用ボイラ10に装備される空気予熱器30は、図2に示されるように、ケーシング32内で回転する略円柱形状に組み立てられたエレメント34に燃焼用空気及び高温の排ガスが流通して熱交換させるものである。なお、燃焼用空気は、押込通風機36によって空気予熱器30へ導入される。
図2に示されるケーシング32は、内部にエレメント34を収納して回転する略円形断面のロータ38を収める。
また、空気予熱器30は、燃焼用空気の一部をエレメント34へ流通させることなく舶用ボイラ10へ流通させる空気バイパス流路40、及び空気バイパス流路40に設けられ、空気予熱器30を流通する燃焼用空気の流量を調整する空気バイパスダンパ42を備える。
エレメント34は、図示しない駆動源に連結された軸部44を中心に回転するので、出口側ガスダクト18の上部を通過する排ガスにより加熱され、空気ダクト14の上部を通過する燃焼用空気により冷却される。そして、このエレメント34は、略円筒形状を上下に二分割することにより、低温側エレメントと高温側エレメントとに分割されている。低温側エレメントは、排ガスの出口側及び燃焼用空気の入口側に位置し、高温側エレメントは、排ガスの入口側及び燃焼用空気の出口側に位置する。
また、空気予熱器30は、熱交換により温度上昇する前の燃焼用空気の温度である空気入口温度Taを検出する空気入口温度センサ46A、熱交換を終えて低下した排ガスの温度である排ガス出口温度Tgを検出する排ガス出口温度センサ48G、熱交換により上昇した燃焼用空気の温度である空気出口温度Ta’を検出する空気出口温度センサ46A’、熱交換が行われる前の排ガスの温度である排ガス入口温度Tg’を検出する排ガス入口温度センサ48G’を備える。
図3は、硫酸露点Te、排ガスの温度、及び燃焼用空気の温度との関係を示したグラフであり、横軸がエレメント位置を示し、縦軸が温度を示す。エレメント位置aは、エレメント34における燃焼用空気の入口及び排ガスの出口であり、エレメント位置bは、エレメント34における燃焼用空気の出口及び排ガスの入口である。
図3に示されるように、排ガスと燃焼用空気との熱交換により、燃焼用空気の温度は入口よりも出口の方が高くなり、排ガスの温度は入口よりも出口の方が低くなる。排ガス出口温度Tgが硫酸露点Teよりも低くなると、低温側エレメントに硫酸腐食が発生することとなる。
さらに、空気予熱器30は、空気バイパスダンパ42の開度を制御する制御装置50を備える。
制御装置50は、空気予熱器30の運転モードを、効率優先モード又はメンテナンス優先モードに設定し、設定した運転モードに応じた目標温度に排ガス出口温度センサ48Gの検出値が達するように空気バイパスダンパ42の開度を制御する。
効率優先モードは、排ガス出口温度Tgの目標温度を、硫酸露点Teから所定値αを減算した温度以上、かつ硫酸露点Te以下の範囲(Te≧Tg≧Te−α)とする。効率優先モードでは、空気予熱器30の排ガス出口温度Tgがより低くなるので、すなわち、燃焼用空気と排ガスとの熱交換量を多くすることで燃焼用空気の温度が上昇し、舶用ボイラ10の効率がより高くなる。一方、メンテナンス優先モードは、排ガス出口温度Tgの目標温度を、硫酸露点Teを超える範囲(Tg>Te)とする。メンテナンス優先モードでは、空気予熱器30の排ガス出口温度Tgが硫酸露点Teを超えるので、空気予熱器30のエレメント34の硫酸腐食を抑制し、エレメント34の交換間隔を長くすることができる。
例えば、制御装置50は、舶用ボイラ10を搭載した船舶が一定速度で航行する場合等、相対的に高負荷で舶用ボイラ10が運転される場合に効率優先モードを設定し、船舶が入港する場合等、相対的に低負荷で舶用ボイラ10が運転される場合にメンテナンス優先モードを設定する。すなわち、制御装置50は、舶用ボイラ10の負荷が予め定められた所定値以上の場合に、効率優先モードを設定し、所定値未満の場合に、メンテナンス優先モードを設定する。
効率優先モードの目標温度の範囲の上限温度は、硫酸露点Teから所定値αを減算した温度以上であれば、硫酸露点Te未満であってもよい。さらに、メンテナンス優先モードの上限温度は、排ガス入口温度Tg’未満であり、かつ硫酸露点Te以上の所定値βである。
なお、空気予熱器30の運転モードは、舶用ボイラ10の負荷に応じて制御装置50で設定されるだけでなく、管理者等によって手動で設定されてもよい。
また、制御装置50は、効率優先モード又はメンテナンス優先モードに応じた目標温度を満たし、かつ舶用ボイラ10の運転条件に応じて決定されるセットポイントTcに、空気入口温度Taと排ガス出口温度Tgの平均温度(以下、「低温端平均温度」という。)TLが達するように、例えばPID制御によって空気バイパスダンパ42の開度を制御する。
低温端平均温度TLは、制御装置50に入力された空気入口温度Taと排ガス出口温度Tgとの平均値(TL=(Ta+Tg)/2)であり、制御装置50によって算出される。この低温端平均温度TLは、例えば冬期に空気入口温度Taが低下した場合のように、運転中の外乱に対するバックアップ制御の管理基準温度としても使用される。
セットポイントTcは、空気予熱器30の性能を十分に発揮させるために設定されるものであって、例えば、低温端平均温度TLがセットポイントTcよりも低いと、燃焼用空気を十分に予熱できない。
また、空気予熱器30は、舶用ボイラ10で使用される燃料、舶用ボイラ10の運用状態、及び効率優先モード又はメンテナンス優先モードの設定結果により示される舶用ボイラ10の運転条件に応じたセットポイントTcを示す運用データベースを記憶した記憶装置52を備える。
舶用ボイラ10で使用される燃料とは、重油、LNG、及び重油とLNGの混合燃料等であり、舶用ボイラ10の運用状態とは、航行速度、及び舶用ボイラ10の負荷等である。
制御装置50は、舶用ボイラ10の運転条件に対応したセットポイントTcを、記憶装置52に記憶された運用データベースから読み出して設定する。
なお、制御装置50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。さらに、制御装置50は、表示装置54に各種処理結果等を表示(報知)させる。
図4は、本第1実施形態に係る制御装置50によって実行される空気予熱制御プログラムの流れを示すフローチャートである。該プログラムは、制御装置50が備えるRAM等の記憶手段に記憶され、舶用ボイラ10の運転開始と共に開始され、舶用ボイラ10の運転終了と共に終了される。
まず、ステップ100では、効率優先モード又はメンテナンス優先モードに運転モードを設定する。運転モードは、舶用ボイラ10の負荷に応じて制御装置50によって自動的に設定さてもよいし、管理者によって手動で設定されてもよい。具体的には、自動で設定される場合、負荷が所定値以上の高負荷時では効率優先モードに設定され、負荷が所定値未満の低負荷時ではメンテナンス優先モードに設定される。
次のステップ102では、低温端平均温度TLを算出する。
次のステップ104では、セットポイントTcを設定する。具体的には、制御装置50は、舶用ボイラ10で使用される燃料を示す使用燃料情報、舶用ボイラ10の運用状態を示す運用情報、設定した運転モードを示す性能情報に応じたセットポイントTcを、記憶装置52に記憶された運用データベースから読み出し、設定する。
なお、運転モードが効率優先モードに設定されている場合、セットポイントTcは、相対的に低い値に設定される。一方、運転モードがメンテナンス優先モードに設定されている場合、セットポイントTcは、相対的に高い値に設定される。
次のステップ106では、ステップ102で算出した低温端平均温度TLとステップ104で設定したセットポイントTcとに基づいて、低温端平均温度TLがセットポイントTcとなるように空気バイパスダンパ42の開度を制御する。
運転モードが効率優先モードに設定されている場合、セットポイントTcは相対的に低い値に設定されるので、制御装置50は、空気バイパスダンパ42を閉じる方向に制御して、エレメント34に流通する燃料用空気の流量をより多くして、排ガスとの熱交換量を多くし、低温端平均温度TLを低くする。一方、運転モードがメンテナンス優先モードに設定されている場合、セットポイントTcは相対的に高い値に設定されるので、制御装置50は、空気バイパスダンパ42を開く方向に制御して、エレメント34に流通する燃料用空気の流量をより少なくして、排ガスとの熱交換量を少なくし、低温端平均温度TLを高くする。
次のステップ108では、空気バイパスダンパ42の開度を制御した後の、低温端平均温度TLを算出する。
次のステップ110では、低温端平均温度TLがセットポイントTc以上であるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ112へ移行し、否定判定の場合は、ステップ106へ戻り、低温端平均温度TLがセットポイントTc以上となるまで、ステップ106からステップ110の処理を繰り返す。
ステップ112では、排ガス出口温度センサ48Gに排ガス出口温度Tgを検出させる。なお、このとき、排ガス入口温度Tg’、空気入口温度Ta、及び空気出口温度Ta’の検出、並びに舶用ボイラ10の効率の算出等を行い、セットポイントTcに応じた実測値として運用データベースへ入力してもよい。
次のステップ114では、設定した運転モードがメンテナンス優先モードであるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ116へ移行し、否定判定の場合、すなわち効率優先モードの場合は、ステップ118へ移行する。
ステップ116では、ステップ112で検出した排ガス出口温度Tgが硫酸露点Teを超えるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ120へ移行し、否定判定の場合は、ステップ104へ戻る。
ステップ116で否定判定の場合は、メンテナンス優先モードであるにもかかわらず排ガス出口温度Tgが硫酸露点Teよりも低いので、制御装置50は、セットポイントTcを所定温度高く再設定し、空気バイパスダンパ42の開度の制御を行う。
ステップ118では、ステップ112で検出した排ガス出口温度Tgが硫酸露点Teから所定温度αを減算した温度範囲以上であるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ120へ移行し、否定判定の場合は、ステップ104へ戻る。
ステップ118で否定判定の場合は、排ガス出口温度Tgが低すぎ、エレメント34の硫酸腐食がより進行してしまうので、制御装置50は、セットポイントTcを所定温度高く再設定し、空気バイパスダンパ42の開度の制御を行う。
ステップ120では、運転モードを変更するか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ104へ戻り、変更した運転モードに応じてセットポイントTcを再設定し、否定判定の場合は、ステップ114へ戻り、排ガス出口温度Tgが運転モードに応じた温度であるか否かの判定を繰り返す。
なお、上述した空気予熱制御プログラムでは、排ガス出口温度Tgが上限温度よりも高い場合の処理について省略しているが、排ガス出口温度Tgが上限温度よりも高い場合には、セットポイントTcをより低く再設定し、空気バイパスダンパ42の開度の制御を行う。
また、制御装置50は、効率優先モード又はメンテナンス優先モードで運転した時間に基づいて、エレメント34の交換時期を表示装置54に報知させる。具体的には、効率優先モード又はメンテナンス優先モードで運転した時間を累積して記憶装置52に記憶させ、累積した時間と低温側エレメントの寿命とを比較することで、低温側エレメントの交換予測時期を算出し、表示装置54に表示させる。
これにより、管理者は、低温側エレメントの交換予測時期を把握できる。このため、例えば、管理者は、交換予測時期をより伸ばしたい場合、メンテナンス優先モードで空気予熱器30を運転することができる一方、交換予測時期が当初予測していた時期よりも先である場合、効率優先モードで空気予熱器30を運転することができる。また、効率優先モードとメンテナンス優先モードでの運転を組合わせることで、船舶が入港するタイミングに低温側エレメントの交換メンテナンスが実施できるようにすることができる。
以上説明したように、本第1実施形態に係る空気予熱器30は、エレメント34を流通する燃焼用空気の流量を調整する空気バイパスダンパ42と、排ガス出口温度Tgを検出する排ガス出口温度センサ48Gと、排ガス出口温度Tgの目標温度を硫酸露点Teから所定値αを減算した温度以上、かつ硫酸露点Te以下の範囲とする効率優先モード、又は排ガス出口温度Tgの目標温度を硫酸露点Teを超える範囲とするメンテナンス優先モードを設定し、設定した運転モードに応じた目標温度に排ガス出口温度センサ48Gの検出値が達するように空気バイパスダンパ42を制御する制御装置50と、を備える。
このように、本第1実施形態に係る空気予熱器30は、舶用ボイラ10の効率をより高くできるメンテナンス優先モード、又はケーシング32の硫酸腐食を抑制できる効率優先モードを設定し、設定した運転モードに応じた目標温度に排ガス出口温度Tgが達するように空気バイパスダンパ42を制御するので、舶用ボイラ10の効率を向上させると共に、エレメント34の硫酸腐食を抑制できる。
また、本第1実施形態に係る制御装置50は、相対的に高負荷で舶用ボイラ10が運転される場合に効率優先モードを設定し、相対的に低負荷で舶用ボイラ10が運転される場合にメンテナンス優先モードを設定する。従って、本第1実施形態に係る制御装置50は、空気予熱器30の運転にあたり、より適正な運転モードの設定が可能となる。
また、本第1実施形態に係る制御装置50は、効率優先モード又はメンテナンス優先モードに応じた目標温度を満たし、かつ舶用ボイラ10の運転条件に応じて決定されるセットポイントTcに、低温端平均温度TLが達するように空気バイパスダンパ42を制御する。従って、本第1実施形態に係る制御装置50は、運転モードにかかわらず、空気予熱器30を最適な状態で運転できる。
また、本第1実施形態に係る空気予熱器30は、舶用ボイラ10で使用される燃料、舶用ボイラ10の運用状態、及び効率優先モード又はメンテナンス優先モードの設定結果により示される舶用ボイラ10の運転条件に応じたセットポイントTcを示す運用データベースを記憶した記憶装置52を備え、制御装置50は、舶用ボイラ10の運転条件に対応したセットポイントTcを記憶装置52に記憶された運用データベースから読み出して設定する。従って、本第1実施形態に係る制御装置50は、セットポイントTc及び運転モードに応じた排ガス出口温度Tgの目標温度を簡易に設定できる。
また、本第1実施形態に係る制御装置50は、効率優先モード又はメンテナンス優先モードで運転した時間に基づいて、エレメント34の交換時期を表示装置54に報知させる。従って、空気予熱器30の管理者は、エレメント34の適正な交換時期を容易に把握することができる。また、効率優先モードとメンテナンス優先モードでの運転を組合わせることで、船舶が入港するタイミングにメンテナンスが実施できるようにしながら、出来るだけ効率優先モードでの運転時間を長くする効率的な運用が可能となる。
また、本第1実施形態に係る空気バイパスダンパ42は、燃焼用空気の一部をエレメント34へ流通させることなく舶用ボイラ10へ流通させる空気バイパス流路40に設けられ、空気バイパス流路40を流通する空気の流量を調整する。そして、制御装置50は、空気バイパスダンパ42の開度を制御し、空気バイパス流路40を流通する空気の流量を変化させることで、エレメント34を流通させる空気の流量を変化させる。従って、制御装置50は、舶用ボイラ10へ供給する空気の流量を保ったままで、簡易に燃焼ガス出口温度Tgを変化させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係る舶用ボイラ10の構成は、図1に示す第1実施形態に係る舶用ボイラ10の構成と同様であるので説明を省略する。
図5は、本第2実施形態に係る空気予熱器30の構成を示す。なお、図5における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本第2実施形態に係る空気予熱器30は、空気バイパス流路40を備える代わりに、熱交換された燃焼用空気の一部をエレメント34から抽出し、抽出した燃焼用空気をエレメント34を流通する前の燃焼用空気と混合させる空気循環流路60を備える。なお、空気循環流路60は、例えば、低温側エレメントと高温側エレメントとの境目から燃焼用空気を抽出する。図5では、空気循環流路60は押込通風機36の上流側に戻しているが、流量調整弁62において圧力差を補償するファンを追加することで、押込通風機36の下流に戻すこととしてもよい。
また、本第2実施形態に係る空気予熱器30は、空気バイパスダンパ42を備える代わりに、空気循環流路60を流通する燃焼用空気の流量を調整する流量調整弁62を備える。
そして、本第2実施形態に係る制御装置50は、設定した運転モードに応じた目標温度に排ガス出口温度センサ48Gの検出値が達するように流量調整弁62の開度を制御する。
本第2実施形態に係る空気予熱器30は、エレメント34を流通させる燃焼用空気の温度を直接的に調整できるので、簡易に排ガス出口温度Tgを変化させることができる。
また、空気予熱器30の空気側には、上述した第1実施形態とは異なり、一定以上の流量の燃焼用空気がエレメント34に常に供給されることとなる。従って、エレメント34の局所的な温度分布が発生しにくく、この結果、局所的な硫酸腐食を抑制でき、エレメント34の交換時期の把握がより精度良くなり、エレメント34の管理が容易となる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、舶用ボイラ10に備えられる空気予熱器30の本発明を適用する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、舶用ボイラ10以外のボイラに本発明を適用する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、空気予熱器30を回転蓄熱式とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、排ガスと燃焼用空気とを熱交換する空気予熱器であれば、他の方式の空気予熱器であってもよい。また、舶用ボイラ10だけではなく、発電用ボイラ、ディーゼル発電機や、燃料電池発電装置などに適用できる。
また、上記各実施形態では、エレメント34の交換予測時期の報知を表示装置54によって行う形態について説明したが、本発明は、エレメント34の交換予測時期は、交換時期が近付いた場合に点灯する点灯装置、交換時期を音声により報知する音声出力装置、交換時期を紙媒体に表示する印刷装置等、他の装置で報知される形態としてもよい。
また、上記各実施形態で説明した空気予熱制御プログラムの処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 舶用ボイラ
30 空気予熱器
32 ケーシング
34 エレメント
40 空気バイパス流路
42 空気バイパスダンパ
48G 排ガス出口温度センサ
50 制御装置
52 記憶装置
54 表示装置
60 空気循環流路
62 流量調整弁

Claims (8)

  1. ボイラに備えられ、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントがケーシング内に設けられた空気予熱器であって、
    前記エレメントを流通する前記酸化性ガスの流量を調整する流量調整手段と、
    前記燃焼ガスの出口温度を検出するガス出口温度検出手段と、
    前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点から所定値を減算した温度以上、かつ硫酸露点以下の範囲とする第1運転モード、又は前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点を超える範囲とする第2運転モードを設定し、設定した運転モードに応じた前記目標温度に前記ガス出口温度検出手段の検出値が達するように前記流量調整手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする空気予熱器。
  2. 前記制御手段は、相対的に高負荷で前記ボイラが運転される場合に前記第1運転モードを設定し、相対的に低負荷で前記ボイラが運転される場合に前記第2運転モードを設定することを特徴とする請求項1記載の空気予熱器。
  3. 前記制御手段は、前記第1運転モード又は前記第2運転モードに応じた前記目標温度を満たし、かつ前記ボイラの運転条件に応じて決定されるセットポイントに、前記酸化性ガスの入口温度と前記燃焼ガスの出口温度の平均温度が達するように前記流量調整手段を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気予熱器。
  4. 前記ボイラで使用される燃料、前記ボイラの運用状態、及び前記第1運転モード又は前記第2運転モードの設定結果により示される前記ボイラの運転条件に応じたセットポイントを示すデータベースを記憶した記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記ボイラの運転条件に対応した前記セットポイントを前記記憶手段に記憶されたデータベースから読み出して設定することを特徴とする請求項3記載の空気予熱器。
  5. 前記制御手段は、前記第1運転モード又は前記第2運転モードで運転した時間に基づいて、前記エレメントの交換時期を報知手段に報知させることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項記載の空気予熱器。
  6. 前記流量調整手段は、前記酸化性ガスの一部を前記エレメントへ流通させることなく前記ボイラへ流通させる空気バイパス流路に設けられ、該空気バイパス流路を流通する前記酸化性ガスの流量を調整することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項記載の空気予熱器。
  7. 前記流量調整手段は、熱交換された前記酸化性ガスの一部を前記エレメントから抽出し、抽出した前記酸化性ガスを前記エレメントを流通する前の前記酸化性ガスと混合させる空気循環流路に設けられ、該空気循環流路を流通する前記酸化性ガスの流量を調整することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項記載の空気予熱器。
  8. ボイラに備えられ、酸化性ガス及び燃焼ガスが流通して熱交換させるエレメントがケーシング内に設けられた空気予熱器の制御方法であって、
    前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点から所定値を減算した温度以上、かつ硫酸露点以下の範囲とする第1運転モード、又は前記燃焼ガスの出口温度の目標温度を硫酸露点を超える範囲とする第2運転モードを運転モードとして設定する第1工程と、
    設定した前記運転モードに応じた前記目標温度に前記燃焼ガスの出口温度が達するように、前記エレメントを流通する前記酸化性ガスの流量を調整する流量調整手段を制御する第2工程と、
    を含む空気予熱器の制御方法。
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