JP2013204858A - 空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下側に空気の吸込口11が形成され上側に空気の吹出口12が形成された筺体13と、筺体13内の空気を吹出口12から筺体13の外に出すファン14とを備えた室内機15を有する空調装置10において、吸込口11から筺体13内に取り込んだ空気を下向きに案内するガイド部材32と、下向きに進行中の空気が通過するフィルタ28とを筺体13内に設ける。
【選択図】図1
Description
特許文献1の室内機や特許文献2の空調装置のように、筺体を縦長に設計することにより、例えば、筺体を床置きする場合に設置スペースの省力化を図ることができる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、筺体内に空気を上昇させる流路がある筺体の内側にフィルタを取り付け、フィルタの上面でダストを捕捉する空調装置を提供することを目的とする。
また、フィルタを、開口部Aを介して、筺体の外側に取り出し可能にする場合、筺体を移動することなく、フィルタの取り外しを行うことができる。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る空調装置10は、空気の吸込口11及び空気の吹出口12が形成された筺体13と、筺体13内の空気を吹出口12から筺体13の外に出すファン14とを備えた室内機15を有している。以下、詳細に説明する。
室内機15は内側にファン14が取り付けられた筺体13を備え、筺体13内にはファン14に加えて熱交換器16が設けられている。熱交換器16は図示しない冷媒循環回路を介して室外機に接続され、冷媒循環回路内を流れる冷媒の流れの切り替えによって、蒸発器として機能するか、凝縮器として機能するかが決定される。
ここで、吸込口11が設けられた背面パネル17の下側とは、背面パネル17の下側半分の範囲を示す。また、本実施の形態では、吹出口12が筺体13の上面パネル18に設けられているが、吹出口12を設ける位置は、筺体13の上側半分の範囲であればよく、例えば、筺体13の背面パネル17であってもよい。
そして、吹出口12から外に出た空気は被空調空間である室内に供給され、室内を冷暖房する。
従って、熱交換器16と室外機を連結する冷媒循環回路内の冷媒の流れを切り替えることにより、室内を冷房するか暖房するかを選択することができる。なお、本実施の形態では、冷媒循環回路内の冷媒の流れの切り替えが、周知の方法である四方弁を用いた方法によって行われている。
なお、本実施の形態では、壁面19と背面パネル17の間隔は、5〜50cmの範囲である。
本実施の形態では、吹出口12に、吹出口12から吹き出された空気を室内に導くダクト20が接続されているので、吹出口12を介して筺体13の外側に漏れるファン14の作動音の大きさはダクト20によって抑制されている。
また、筺体13には、開口部22から筺体13内に抜き差しされる枠体23が設けられている。枠体23は、図1、図2に示すように、枠体23が筺体13に差し込まれた状態で、開口部22を閉じる、開口部22より大きい閉鎖板24と、閉鎖板24に連結され、平面視してコ字状のフィルタ支持材25を備えている。
フィルタ支持材25は左右及び後側に側壁部を備えている。そして、閉鎖板24に連結され、フィルタ支持材25の前側を構成する2つの垂直板部25a、25bが互いに間隔を空けて設けられ、フィルタ支持材25の左右の側壁部の下部にはそれぞれ内側に突出し前後に長い水平板部が連結されている。なお、2つの水平板部も互いに間隔を空けて配置されている。
フィルタ支持材25は、枠体23を筺体13に差し込んだ状態で、全体が筺体13の内側に配置される。
また、筺体13に差し込まれた枠体23は、前方(背面パネル17から前面パネル21の方向)に引かれることで、筺体13の前方側に抜き出される。
なお、図1に示すように、筺体13には、枠体23の抜き差し動作を案内するガイド金具26、26aが取り付けられている。
本実施の形態では、開口部27はフィルタ支持材25の2つの水平板部の間の空間を示し、エアフィルタ28は開口部27の後側半分を覆っている。
以下、開口部27のエアフィルタ28によって覆われる領域を第1の領域29とし、開口部27のエアフィルタ28によって覆わない領域、即ち、開口部27の前側半分を第2の領域30とする。
エアフィルタ28はフィルタ支持材25に固定されているので、枠体23を筺体13から抜き出すことで、エアフィルタ28を、開口部22を介して筺体13から外側に取り出すことが可能である。
なお、仕切部材31は、折り曲げられた一側及び他側が水平に配置された状態で、フィルタ支持材25に固定されている。
ガイド部材32は、折り曲げ加工された側の反対側(他側)が背面パネル17の吸込口11の上位置に固定されている。ガイド部材32は、筺体13内において、前方斜め下に延びて形成され、ガイド部材32の折り曲げられた折り曲げ部33は、垂直(鉛直)に配置され、折り曲げ部33には、シール材34が貼り付けられている。
このため、ファン14の作動により吸込口11から筺体13内に取り込まれた空気は、ガイド部材32によって下向きに案内され流路35に沿って進み、下向き(鉛直方向だけでなく斜め下向きを含む)に進みながらエアフィルタ28を通過する。従って、吸込口11から筺体13内に進入した空気に含まれるダストは、エアフィルタ28の上面に付着し、エアフィルタ28により捕捉される。
以下、室内機15の変形例である室内機40について説明する。なお、室内機15と同一の構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
前方斜め上方に折り曲げられた折り曲げ部42にはシール材44が貼り付けられ、仕切部材41は、45°に折り曲げられた面をシール材44を介して折り曲げ部42に当接することで、ガイド部材43と一体となり、吸込口11からエアフィルタ28に続く流路35を形成する。
例えば、空調装置は、室内の温度調整を行うものに限定されず、加湿装置や除湿装置、あるいは空気浄化装置やイオン発生装置等であってもよく、本発明はフィルタを備える空調装置全般に適用可能である。
また、空調装置は、筺体内に圧縮器や凝縮器、蒸発器を収納した一体型の、所謂パッケージタイプのものであっても良い。
そして、フィルタ支持材は、例えば、金属製のものでもよいし、樹脂製のものでもよい。
更に、吹出口は筺体の上面ではなく、側壁に設けることができ、そもそも本発明は筺体内に空気が上側に進行する空気流のある空調装置に対して適用可能であり、そのような空気流を筺体内に備えていれば吹出口を筺体の下側に設け吸込口を筺体の上側に設けていてもよい。
また、シール材はガイド部材に取り付けられる代わりに、仕切部材に取り付けることができる。
特許文献1の室内機や特許文献2の空調装置のように、筺体を縦長に設計することにより、例えば、筺体を床置きする場合に設置スペースの省力化を図ることができる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、筺体内に空気を上昇させる流路がある筺体の内側にフィルタを取り付け、フィルタの上面でダストを捕捉する空調装置を提供することを目的とする。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る空調装置10は、空気の吸込口11及び空気の吹出口12が形成された筺体13と、筺体13内の空気を吹出口12から筺体13の外に出すファン14とを備えた室内機15を有している。以下、詳細に説明する。
室内機15は内側にファン14が取り付けられた筺体13を備え、筺体13内にはファン14に加えて熱交換器16が設けられている。熱交換器16は図示しない冷媒循環回路を介して室外機に接続され、冷媒循環回路内を流れる冷媒の流れの切り替えによって、蒸発器として機能するか、凝縮器として機能するかが決定される。
ここで、吸込口11が設けられた背面パネル17の下側とは、背面パネル17の下側半分の範囲を示す。また、本実施の形態では、吹出口12が筺体13の上面パネル18に設けられているが、吹出口12を設ける位置は、筺体13の上側半分の範囲であればよく、例えば、筺体13の背面パネル17であってもよい。
そして、吹出口12から外に出た空気は被空調空間である室内に供給され、室内を冷暖房する。
従って、熱交換器16と室外機を連結する冷媒循環回路内の冷媒の流れを切り替えることにより、室内を冷房するか暖房するかを選択することができる。なお、本実施の形態では、冷媒循環回路内の冷媒の流れの切り替えが、周知の方法である四方弁を用いた方法によって行われている。
なお、本実施の形態では、壁面19と背面パネル17の間隔は、5〜50cmの範囲である。
本実施の形態では、吹出口12に、吹出口12から吹き出された空気を室内に導くダクト20が接続されているので、吹出口12を介して筺体13の外側に漏れるファン14の作動音の大きさはダクト20によって抑制されている。
また、筺体13には、開口部22から筺体13内に抜き差しされる枠体23が設けられている。枠体23は、図1、図2に示すように、枠体23が筺体13に差し込まれた状態で、開口部22を閉じる、開口部22より大きい閉鎖板24と、閉鎖板24に連結され、平面視してコ字状のフィルタ支持材25を備えている。
フィルタ支持材25は左右及び後側に側壁部を備えている。そして、閉鎖板24に連結され、フィルタ支持材25の前側を構成する2つの垂直板部25a、25bが互いに間隔を空けて設けられ、フィルタ支持材25の左右の側壁部の下部にはそれぞれ内側に突出し前後に長い水平板部が連結されている。なお、2つの水平板部も互いに間隔を空けて配置されている。
フィルタ支持材25は、枠体23を筺体13に差し込んだ状態で、全体が筺体13の内側に配置される。
また、筺体13に差し込まれた枠体23は、前方(背面パネル17から前面パネル21の方向)に引かれることで、筺体13の前方側に抜き出される。
なお、図1に示すように、筺体13には、枠体23の抜き差し動作を案内するガイド金具26、26aが取り付けられている。
本実施の形態では、開口部27はフィルタ支持材25の2つの水平板部の間の空間を示し、エアフィルタ28は開口部27の後側半分を覆っている。
以下、開口部27のエアフィルタ28によって覆われる領域を第1の領域29とし、開口部27のエアフィルタ28によって覆わない領域、即ち、開口部27の前側半分を第2の領域30とする。
エアフィルタ28はフィルタ支持材25に固定されているので、枠体23を筺体13から抜き出すことで、エアフィルタ28を、開口部22を介して筺体13から外側に取り出すことが可能である。
なお、仕切部材31は、折り曲げられた一側及び他側が水平に配置された状態で、フィルタ支持材25に固定されている。
ガイド部材32は、折り曲げ加工された側の反対側(他側)が背面パネル17の吸込口11の上位置に固定されている。ガイド部材32は、筺体13内において、前方斜め下に延びて形成され、ガイド部材32の折り曲げられた折り曲げ部33は、垂直(鉛直)に配置され、折り曲げ部33には、シール材34が貼り付けられている。
このため、ファン14の作動により吸込口11から筺体13内に取り込まれた空気は、ガイド部材32によって下向きに案内され流路35に沿って進み、下向き(鉛直方向だけでなく斜め下向きを含む)に進みながらエアフィルタ28を通過する。従って、吸込口11から筺体13内に進入した空気に含まれるダストは、エアフィルタ28の上面に付着し、エアフィルタ28により捕捉される。
以下、室内機15の変形例である室内機40について説明する。なお、室内機15と同一の構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
前方斜め上方に折り曲げられた折り曲げ部42にはシール材44が貼り付けられ、仕切部材41は、45°に折り曲げられた面をシール材44を介して折り曲げ部42に当接することで、ガイド部材43と一体となり、吸込口11からエアフィルタ28に続く流路35を形成する。
例えば、空調装置は、室内の温度調整を行うものに限定されず、加湿装置や除湿装置、あるいは空気浄化装置やイオン発生装置等であってもよく、本発明はフィルタを備える空調装置全般に適用可能である。
また、空調装置は、筺体内に圧縮器や凝縮器、蒸発器を収納した一体型の、所謂パッケージタイプのものであっても良い。
そして、フィルタ支持材は、例えば、金属製のものでもよいし、樹脂製のものでもよい。
更に、吹出口は筺体の上面ではなく、側壁に設けることができ、そもそも本発明は筺体内に空気が上側に進行する空気流のある空調装置に対して適用可能であり、そのような空気流を筺体内に備えていれば吹出口を筺体の下側に設け吸込口を筺体の上側に設けていてもよい。
また、シール材はガイド部材に取り付けられる代わりに、仕切部材に取り付けることができる。
Claims (5)
- 空気の吸込口及び該空気の吹出口が形成された筺体と、前記筺体内の空気を前記吹出口から該筺体の外に出すファンとを備えた室内機を有する空調装置において、
前記吸込口から前記筺体内に取り込んだ前記空気を下向きに案内するガイド部材と、下向きに進行中の前記空気が通過するフィルタとを前記筺体内に設けることを特徴とする空調装置。 - 請求項1記載の空調装置において、前記筺体を壁面に近接配置し、該筺体に、前記壁面を向いて配置され前記吸込口が形成された背面パネルと、前記背面パネルに対向配置され開口部Aが形成された前面パネルとを設け、前記フィルタを、前記開口部Aを介して、前記筺体の外側に取り出し可能にすることを特徴とする空調装置。
- 請求項2記載の空調装置において、前記フィルタが取り付けられ、前記開口部Aを介して前記筺体の前記前面パネル側から該筺体に抜き差しされ、前記フィルタによって一部が覆われる開口部Bが形成された枠体と、前記枠体に取り付けられて、前記フィルタによって覆われる前記開口部Bの第1の領域と該フィルタによって覆われない該開口部Bの第2の領域を分ける仕切部材とを備え、前記仕切部材は、前記フィルタを通過後に進行方向を上向きに変えた前記空気を、前記第2の領域を通過させて上方に向かわせることを特徴とする空調装置。
- 請求項3記載の空調装置において、前記仕切部材は、前記枠体が前記筺体内に差し込まれることによって、前記ガイド部材に当接し該ガイド部材と一体となって前記吸込口から前記フィルタに続く流路を形成することを特徴とする空調装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調装置において、前記ガイド部材は板材であることを特徴とする空調装置。
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