JP2013204609A - 高温流体用メカニカルシール - Google Patents

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Abstract

【課題】高温流体をシールする場合において、静止密封環を二次シールするOリングの熱劣化を可及的に防止することができ、Oリングが熱劣化により機能不良状態となった場合にもこれを的確に検知できるようにする。
【解決手段】シールケース3とこれに嵌合保持された静止密封環5との対向周面部3a,5b間に、高温流体領域Hの流体と接触する高温側Oリング8aとこれに隣り合うOリング8bとを装填すると共に両Oリング8a,8bでシールされた環状の冷却空間11を形成する。冷却空間11に高温流体領域の流体圧力より高圧の冷却液19を供給することにより高温側Oリング8aを冷却すると共に、冷却空間11から排出される冷却液19aの圧力及び温度を検出して、その検出圧力及び検出温度が設定圧力以下となり且つ設定温度以上になることにより高温側Oリング8aの熱劣化による機能不良状態を検知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱水、熱油又は蒸気等の高温流体を扱う回転機器(プロセスポンプ、ブロワ、圧縮機、タービン又は攪拌機等)の軸封手段として使用される高温流体用メカニカルシールに関するものである。
メカニカルシールとして、シールケースに二次シール部材を介して軸線方向移動可能に嵌合保持された静止密封環とシールケースを洞貫する回転軸に固定された回転密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用により高圧流体領域と低圧流体領域とを遮蔽シールするように構成されたものが周知であるが、かかるメカニカルシールにあっては、一般に、シールケースと静止密封環との間をシール(二次シール)する二次シール部材として1個のOリングが使用されているのが普通である。すなわち、静止密封環を、これとシールケースとの対向周面部間に1個のOリングを装填させた状態で、シールケースに二次シール状態で軸線方向移動可能に嵌合保持させている(例えば、特許文献1の図1及び特許文献2の図2を参照)。
特開2010−270865公報 特開2002−098237公報
しかし、静止密封環を1個のOリングを介してシールケースに嵌合保持させたメカニカルシールでは、これを熱水、熱油又は蒸気等の高温流体を扱う回転機器の軸封手段として使用した場合、つまり高圧流体領域及び/又は低圧流体領域が高温流体領域である条件下で使用した場合、次のような問題があった。
すなわち、シールケースと静止密封環との対向周面部間に装填された1個のOリングは、高圧流体領域及び低圧流体領域の流体と常時接触するゴム部材であるから、高圧流体領域又は低圧領域が高温流体領域である場合には、高温流体の接触による熱劣化を生じ、当該Oリングが耐熱性ゴムで構成されている場合にも、長期使用のうちには当該Oリングのシール性や弾性ないし柔軟性が低下することになる。このようにOリングが劣化すると、静止密封環の相手密封環への追従性が低下して両密封端面の相対回転によるシール機能(メカニカルシール機能)が不良となったり、シールケースと静止密封環との嵌合部分におけるOリングによるシール機能(二次シール機能)が不良となり、高圧流体領域の流体が低圧流体領域へと漏洩することになる。
また、Oリングが熱劣化により機能不良状態となった場合には、メカニカルシールつまり回転機器を緊急停止する必要があるが、このようなOリングの機能不良状態は外部から検知することが不可能であるから、往々にして回転機器の停止時期を誤り、大事故につながる危険があった。すなわち、熱劣化によるOリング機能不良状態を放置すると、静止密封環の追従性が損なわれることにより、密封端面の相対回転作用によるメカニカルシール機能が損なわれて、密封端面から大量漏れを生じたり、或いはOリングによる二次シール機能が損なわれることにより、シールケースと静止密封環との嵌合部分から大量漏れを生じるといった重大なトラブルを招くことになる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、高圧流体領域及び/又は低圧流体領域が高温流体領域である場合において、静止密封環とシールケースとの嵌合部分における二次シール部材として使用されるOリングの熱劣化を可及的に防止することができ、Oリングが熱劣化により機能不良状態となった場合にもこれを的確に検知して、当該Oリングの機能不良に起因するトラブルの発生を未然に回避できるように工夫された高温流体用メカニカルシールを提供するものである。
本発明は、シールケースに二次シール部材を介して軸線方向移動可能に嵌合保持された静止密封環とシールケースを洞貫する回転軸に固定された回転密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用により高圧流体領域と低圧流体領域とを遮蔽シールするように構成されたメカニカルシールであって、高圧流体領域及び/又は低圧流体領域が高温流体領域となる条件下で使用される高温流体用メカニカルシールにおいて、上記の目的を達成すべく、特に、前記二次シール部材を、シールケースと静止密封環との対向周面部間に並列状に装填された複数のOリングで構成して、当該対向周面部間に高温流体領域の流体と接触する高温側Oリングとこれに隣り合うOリングとでシールされた環状の冷却空間を形成し、冷却空間に高温流体領域の流体圧力より高圧の冷却液を供給する冷却液供給装置を設けると共に、冷却空間内の冷却液又は冷却空間から排出される冷却液の圧力及び/又は温度を検出して、その検出圧力が設定圧力以下になること及び/又はその検出温度が設定温度以上になることにより高温側Oリングの熱劣化による機能不良状態を検知するように構成されたOリング機能検知装置を設けておくことを提案するものである。
かかる高温流体用メカニカルシールにあっては、シールケースと静止密封環との対向周面部の少なくとも一方に高温側Oリングとこれに隣り合うOリングとの間に位置する環状凹溝を形成することにより、冷却室を拡張するように構成しておくことが好ましい。また、冷却液供給装置は、シールケースに形成された給排液通路であって冷却液を冷却空間に供給する給液通路及び冷却液を冷却空間から排出する排液通路を具備するものに構成しておくことが好ましい。かかる給排液通路を設けておく場合においては、給液通路の下流端及び排液通路の上流端を、冷却空間の直径線上における上下対向位置に配して、冷却空間に開口させておくことが好ましい。また、冷却液供給装置を、シールケースに形成された給排液通路であって冷却液を冷却空間に供給する給液通路及び冷却液を冷却空間から排出する排液通路と、排液通路の下流端に接続された排液ラインとを具備するものに構成すると共に、Oリング機能検知装置を、排液ラインに配設された圧力検出器及び/又は温度検出器を具備して、圧力検出器による検出圧力が設定圧力以下になること及び/又は温度検出器による検出温度が設定温度以上になることにより高温側Oリングの熱劣化による機能不良状態を検知するように構成しておくことが好ましい。かかるOリング機能検知装置にあっては、排液ラインに配設された圧力検出器及び/又は温度検出器と、圧力検出器による検出圧力が設定圧力以下になること及び/又は温度検出器による検出温度が設定温度以上になることにより視覚的及び/又は聴覚的な警報を発する警報器とを具備して、警報により高温側Oリングが熱劣化を生じていることが検知されるように構成しておくことが好ましい。
本発明の高温流体用メカニカルシールによれば、シールケースと静止密封環との対向周面部間に二次シール部材として複数のOリングを並列状に装填させると共に高温側Oリングとこれに隣り合うOリングとでシールされる冷却空間に冷却液を供給させるようにしたから、両流体領域の何れが高温流体領域である使用条件下においても、高温側Oリングの熱劣化が冷却液による直接的な冷却効果によって可及的に防止される。また、高温側Oリングが熱劣化して所定の機能(静止密封環の二次シール機能ないし追従機能)が不良となった場合にも、これを前記冷却空間内の冷却液又は冷却空間から排出される冷却液の圧力及び/又は温度を検出することによって的確に検知することができるから、高温側Oリングの熱劣化を看過、放置することにより前述したような大事故が発生する危険を未然に且つ確実に回避することができる。しかも、高温側Oリングが熱劣化による機能不良となった場合にも、二次シール機能が他のOリングにより発揮、維持されることから、つまり上記した冷却液の圧力及び/温度による高温側Oリングの機能不良が検知された時点から或る程度の期間は高温側Oリング以外のOリングによる静止密封環のシール機能及び追従機能が発揮される状態が維持されることになるから、メカニカルシールないし回転機器を安全に停止することができる。
したがって、本発明の高温流体用メカニカルシールは、両流体領域の一方が高温流体領域であるためにOリングで構成される二次シール部材が熱劣化による機能不良になり易い高温条件下においても、冒頭で述べたような問題を生じることなく、回転機器の軸封を長期に亘って良好且つ安全に行うことができるものであり、その実用的価値極めて大なるものである。
図1は本発明に係る高温流体用メカニカルシールの一例を示す縦断側面図である。 図2は図1のII−II線に沿う縦断正面図である。 図3は本発明に係る高温流体用メカニカルシールの変形例を示す縦断側面図である。 図4は本発明に係る高温流体用メカニカルシールの他の変形例を示す縦断側面図である。 図5は本発明に係る高温流体用メカニカルシールの更に他の変形例を示す縦断側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る高温流体用メカニカルシールの一例を示す縦断側面図であり、図2は図1のII−II線に沿う縦断正面図であるが、図1に示す高温流体用メカニカルシール(以下「本発明第一シール」という)は、熱水、熱油、蒸気等の高温流体を扱う回転機器(プロセスポンプ、ブロワ、圧縮機、タービン、攪拌機等)の軸封手段として使用されるもので、当該回転機器の水平な回転軸1が同心状に洞貫する状態で当該回転軸のハウジング(機器ハウジング)2に取り付けられた金属製(ステンレス鋼等)の円筒状部材であるシールケース3と、回転軸1に固定された回転密封環4と、回転密封環4に直対向してシールケース3に軸線方向移動可能に嵌合保持された静止密封環5と、シールケース3と静止密封環5との間に介装されて、静止密封環5を回転密封環4へと押圧附勢するスプリング部材6とを具備して、両密封環4,5の対向端面である密封端面4a,5aの相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分4a,5aの内周側領域である高圧流体領域Hと外周側領域である低圧流体領域Lとを遮蔽シールするように構成された端面接触形メカニカルシールである。この例では、高圧流体領域Hは、機器ハウジング2内の機内領域であって、高圧の熱水、熱油、蒸気等の高温流体が充満する高温流体領域であり、低圧流体領域Lは機器ハウジング2外の機外領域であって大気領域である。
回転密封環4は、図1に示す如く、先端面を軸線に直交する平滑な環状平面である密封端面4aに構成したもので、回転軸1に挿通固定されたスリーブ7に嵌合固定されている。
静止密封環5は、図1に示す如く、先端面を軸線に直交する平滑な環状平面である密封端面5aに構成した密封環本体5Aと、先端部に密封環本体5Aを固着した円筒状の保持体5Bとからなり、保持体5Bをシールケース3に二次シール部材8を介して内嵌させることにより、シールケース3にこれとの間を二次シール部材8によりシール(二次シール)された状態で且つドライブピン9により相対回転を阻止された状態で軸線方向移動可能に保持されている。なお、保持体5Bの外径つまり後述するOリング8a,8bが接触する外周面部5bの径(バランス径)は、両密封端面4a,5aの相対回転摺接部分の外径(シール面の外径)より小径となるように設定されている。また、回転密封環4及び密封環本体5Aは周知の密封環構成材(カーボン、セラミックス、超硬合金等)で構成されており、保持体5Bはステンレス鋼等の金属材で構成されている。
二次シール部材8は、図1に示す如く、シールケース3と静止密封環5との対向周面部間つまりシールケース3の内周面部3aと保持体5Bの外周面部5bとの間に、軸線方向に所定間隔を隔てて並列状に装填された2個の耐熱性ゴム製(フッ素ゴム等)のOリング8a,8bで構成されている。一方のOリング8aは高圧流体領域である高温流体領域Hの流体つまり高温流体と接触する高温側Oリングであり、他方のOリング8bは低圧流体領域である大気領域の流体つまり大気と接触する低温側Oリングである。この例では、両Oリング8a,8bは材質及び形状を同一とするものであり、図1に示す如く、シールケース3の内周面部3aに形成した環状凹溝であるOリング溝10a,10bに係合保持されている。
シールケース3と静止密封環5との対向周面部3a,5b間には、図1に示す如く、両Oリング8a,8bでシールされた冷却空間11が形成されている。この例では、図1及び図2に示す如く、シールケース3の内周面部3aに両Oリング8a,8b間(より正確には両Oリング溝10a,10b間)に位置する環状凹溝11aを形成して、冷却空間11の容積が拡張されるように工夫してある。環状凹溝11aの溝深さ(径方向幅)は、後述する高温側Oリング8aの冷却効果を高めるために、シールケース3の強度等に支障を来さない範囲において可及的に大きく設定しておくことが好ましく、少なくともOリング溝10a,10bの溝深さより大きく設定しておくことが好ましい。
而して、本発明第一シールにあっては、上記構成に加え、高温側Oリング8aの熱劣化を可及的に防止するための冷却液供給装置12及び高温側Oリング8aの熱劣化による機能不良状態を検知するためのOリング機能検知装置13を設けてある。
冷却液供給装置12は、図1に示す如く、シールケース3に形成した給排液通路14,15と、両通路14,15と冷却液循環器16とを接続する給排液ライン17,18とを具備してなる。
給液通路14は、下流端14aを冷却空間11に開口させると共に上流端を給液ライン17を介して冷却液循環器16に接続させたものである。排液通路15は、上流端15aを冷却空間11に開口させると共に下流端を排液ライン18を介して冷却液循環器16に接続させたものである。この例では、給液通路14の下流端14a及び排液通路15の上流端15aを、図2に示す如く、冷却空間11の直径線上における上下対向位置に配して、冷却空間11に開口させている。すなわち、給液通路14の下流端14aが冷却室11の最上位部分(環状凹溝11aの最上位部分)に開口されており、排液通路15の上流端15aが冷却室11の最下位部分(環状凹溝11aの最下位部分)に開口されている。
冷却液循環器16は循環ポンプ及びクーラを具備するものであり、所定圧力P且つ所定温度Tの冷却液19を給液ライン17から給液通路14を経て冷却空間11に供給し、冷却空間11から排液通路15に排出された冷却液19(以下「冷却済液19a」という)を上記温度Tに冷却した上で給液ライン17へと循環させるものである。冷却液19としては、両流体領域H,Lの流体に混入しても支障を生じない性状の清水等が使用される。また、冷却空間11に供給させる冷却液19の圧力P(上記循環ポンプによる吐出圧力)は高温流体領域である高圧流体領域Hの流体圧力より高圧となるように設定されており、当該冷却液19の温度T(上記クーラによる冷却温度)は高温流体より低温で高温側Oリング8aを冷却しうるに充分な温度(例えば常温又はこれより低温)に設定されている。なお、循環ポンプ及びクーラとしては周知のものが使用される。
冷却液供給装置12によれば、冷却液19が冷却空間11に循環供給されることから、常時、高温側Oリング8aが冷却液19と接触して直接的な熱交換が行われることになる。したがって、高温側Oリング8aの熱劣化が可及的に防止され、所定のOリング機能(静止密封環5の二次シール機能及び追従機能)が損なわれることによるトラブルの発生はこれが可及的に回避される。また、冷却空間11の容積を上記した環状凹溝11aにより拡張させておくと、この拡張部分11aがシールケース3の冷却ジャケットとして機能し、つまり高温側Oリング8aと接触しているシールケース部分をも効果的に冷却することから、高温側Oリング8aが更に冷却されて、熱劣化の発生をより効果的に防止することができる。また、給液通路14の下流端14aと排液通路15の上流端15aとを、冷却空間11の直径線上における上下対向位置に配して冷却空間11に開口させているから、給液通路14から冷却空間11に流入された冷却液19が冷却空間11内をその全周に亘って均等に通過して排液通路15へと流出することになり、これによって冷却液19による高温側Oリング8aがその全周に亘って均等に冷却され、高温側Oリング8aの冷却による熱劣化防止効果がより良好に発揮される。
Oリング機能検知装置13は、図1に示す如く、排液ライン18に配設された圧力検出器20及び温度検出器21とOリング機能検知器22とを具備してなる。
圧力検知器20は冷却空間11から排液ライン18に排出された冷却液たる冷却済液19aの圧力Paを検出するものであり、温度検出器21は当該冷却済液19aの温度Taを検出するものである。Oリング機能検知器22は、圧力検知器20により検出された冷却済液19aの圧力(検出圧力)Pa及び温度検出器21による当該冷却済液19aの温度(検出温度)Taを常時モニタリングして、検出圧力Paが設定圧力Po以下になること及び/又は検出温度Taが設定温度To以上になることにより高温側Oリング8aが熱劣化による機能不良状態にあることを視覚的及び/又は聴覚的に検知するものである。この例では、Oリング機能検知器22が、検出圧力Pa及び検出温度Taを常時表示(モニタリング)すると共にPa≦Po及び/又はTa≧Toとなった場合に視覚的な警報を発する画像機器とPa≦Po及び/又はTa≧Toとなった場合に聴覚的な警報(警音)を発する警音機器とを具備するものに構成されている。なお、各検出器20,21、画像機器及び警音機器としては周知のものが使用される。
ところで、高温側Oリング8aが熱劣化しておらず所定のOリング機能(特に、静止密封環5の二次シール機能)が発揮されている状態では、冷却済液19aの圧力Paは冷却空間11に供給される冷却液19の圧力(以下「供給液圧」という)Pと同一ないし略同一に維持されるが、高温側Oリング8aの弾性ないし柔軟性が熱劣化により低下すると、これによるシール機能が低下して冷却液19が冷却空間11から高温流体領域Hに漏れ出して、冷却済液19aの圧力Paは供給液圧Pより顕著に低下することになる。したがって、冷却済液19aの圧力Paが供給液圧Pより一定圧ΔP以上低下していることを検出することにより、高温側Oリング8aが熱劣化していることを間接的に検知することができる。すなわち、設定圧力PoをPo=P−ΔPとして、圧力検出器20により冷却済液19aの圧力(検出圧力)Paが設定圧力Po以下(Pa≦Po)であることが検出されることにより、高温側Oリング8aが熱劣化していることを検知することができる。
また、高温側Oリング8aの熱劣化により上記した漏洩(冷却液19の冷却空間11から高温流体領域Hへの漏洩)が生じると、冷却空間11内の圧力が低下して、高温流体領域Hの流体(高温流体)が冷却空間11に侵入し、その結果、冷却空間11内における冷却液19の温度ないし冷却済液19aの温度が、給液通路14から冷却空間11に供給される冷却液19の温度(以下「供給温度」という)Tより大幅に上昇することになる。したがって、冷却済液19aの温度Taが供給温度Tより一定温度ΔT以上上昇していることを検出することにより、高温側Oリング8aが熱劣化していることを間接的に検知することができる。すなわち、設定温度ToをTo=T+ΔTとして、温度検出器21により冷却済液19aの温度(検出温度)Taが設定温度To以上(Ta≧To)であることが検出されることにより、高温側Oリング8aが熱劣化していることを検知することができる。なお、高温側Oリング8aが熱劣化しておらず適正なOリング機能を発揮している状態においても、冷却空間11内における冷却液19の温度ないし冷却済液19aの温度は被冷却部材(高温側Oリング8a及びシールケース3)との熱交換により供給温度Tより上昇するが、その温度上昇量ΔTaは熱劣化状態における上記温度上昇量ΔTに比して極めて小さい(ΔTa≪ΔT)から、両者は明瞭に区別され、適正なOリング機能が発揮されている場合における検出温度Taが設定温度To以上となるような錯誤は生じない。
したがって、Oリング機能検知装置13によれば、検出圧力Pa及び/又は検出温度Taをモニタリングすることにより、高温側Oリング8aによる機能(シール機能及び追従機能)が適正に発揮されているかどうかを検知することができ、検出圧力Paが設定圧力Po以下となること及び/又は検出温度Taが設定温度To以上となることにより高温側Oリング8aが熱劣化により機能不良状態となっていることを的確に検知することができる。かかる機能不良状態の検知は、作業者が上記画像機器により検出圧力Pa及び検出温度Taをモニタリングすることにより行うことができるが、上記した如く、Oリング機能検知器22をPa≦Po及び/又はTa≧Toとなった場合に視覚的な警報を発する画像機器及び/又は聴覚的な警報を発する警音機器を具備するものに構成しておくことにより、作業者が熟練者である場合は勿論、未熟練者である場合にも高温側Oリング8aの機能不良を看過することなく的確に検知することができる。
このように高温側Oリング8aの機能不良を検知できることから、Oリング機能不良が発生した時点でメカニカルシールないし回転機器を緊急停止することができ、冒頭で述べた如きOリング機能不良状態を看過、放置することによる重大なトラブルの発生を未然に回避することができる。
ところで、高温側Oリング8aの機能不良を検知した時点(Oリング機能不良が発生した時点)で直ちにメカニカルシールないし回転機器を停止したとしても、その停止操作時点からメカニカルシールないし回転機器が完全に停止する完全停止時点まで或る程度の時間を要することから、この間(停止操作時点から完全停止時点に至る間)において、高温側Oリング8aの熱劣化ないしOリング機能不良状態が進行して、重大なトラブルを招く虞れがある。
しかし、本発明第一シールでは、二次シール部材8を並列する2個のOリング8a,8bで構成してあるから、高温側Oリング8aが機能不良状態となった場合にも、低温側Oリング8bにより静止密封環5のシール機能及び追従機能が維持されている。したがって、上記した停止操作時点から完全停止時点に至る間において、高温側Oリング8aの機能不良状態が進行しても、これが低温側Oリング8bにより充分に補われることになり、上記したトラブルが発生する虞れはない。
このように、本発明第一シールにあっては、高温側Oリング8aの熱劣化を冷却液19による冷却作用によって可及的に防止して、その寿命を大幅に向上させることができ、長期に亘って良好なメカニカルシール機能を発揮させることができる。しかも、高温側Oリング8aが熱劣化して機能不良状態となった場合にも、これを冷却済液19aの圧力及び温度を検出することにより的確に検知することができ、重大なトラブルの発生を未然に回避することができる。これらの点から、本発明第一シールによれば、高温流体を扱う回転機器の軸封を長期に亘って良好且つ安全に行うことができる。
なお、本発明の構成は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良、変更することができる。
例えば、本発明第一シールでは、排液ライン16に圧力検出器20及び温度検出器21を配設して、冷却済液19aの圧力Pa及び温度Taを検出することにより高温側Oリング8aの機能不良を検知するようにしたが、Oリング機能不良を検知する上で、検出圧力Paが設定圧力Po以上となることと検出温度Taが設定圧力To以上となることとは上記した如く密接に関連するものであるから、排液ライン16には圧力検出器20及び温度検出器21の何れか一方のみを配設して、検出圧力Pa又は検出温度TaによりOリング機能不良を検知するようにすることもできる。また、高温側Oリング8aの機能不良による冷却液19の圧力変化及び温度変化は、上記した如く、冷却空間11から排出される冷却液(冷却済液)19aと冷却空間11内の冷却液19とで大差なく略同一であるから、圧力検出器20及び/又は温度検出器21は冷却空間11内における冷却液19の圧力及び/又は温度を検出するものであってもよい。
本発明第一シールでは、Oリング機能検知装置13を、高温側Oリング8aの熱劣化を検知した場合に視覚的及び聴覚的に警報を発するように構成したが、何れか一方の警報を発するように構成してもよく、或いはこれらの警報を発することなく検出圧力Pa及び/又は検出温度Taをモニタリングすることで熱劣化を検知するように構成してもよい。さらに、Oリング機能検知装置13は、高温側Oリング8aに熱劣化による機能不良が生じた場合に、検出圧力Pa及び/又は検出温度Taに基づいてメカニカルシールないし回転機器を自動的に緊急停止する制御器を具備するものに構成することも可能である。
また、本発明第一シールでは、シールケース3の内周面部3aに環状凹溝11aを形成することよって冷却空間11を拡張し、この拡張部分11aを冷却ジャケットとして機能させることにより、高温側Oリング8aをシールケース3側からも冷却するようにしたが、かかる拡張部分11aはシールケース3と静止密封環5との対向周面部3a,5bの一方又は両方に形成しておくことが可能であり、シールシールケース3の形状や高温流体領域の温度条件等によっては必ずしも設けておく必要がないものである。例えば、図3に示す高温流体用メカニカルシール(以下「本発明第二シール」という)では、上記した拡張部分11aは設けず、高温側Oリング8aが主として冷却液19に接触することによって冷却される構成としている。また、本発明第二シールでは、図3に示す如く、高温側Oリング8aを本発明第一シールのようなOリング溝10aに係合保持させず、シールケース3の内周面部3aに形成した係止段部3bと静止密封環5の保持体5Bの外周面部5bに形成した係止段部5cとの間に保持させるようにして、冷却空間11に供給された冷却液19の圧力(高圧流体領域Hより高圧)によって静止密封環5にこれを回転密封環4へと押圧させる方向への推力が作用するように構成してあり、このように構成しておくことにより高圧流体領域Hが負圧となる逆圧条件下においても良好なメカニカルシール機能が発揮される。なお、本発明第二シールの構成は、上記した点を除いて本発明第一シールと同一であるから、本発明第一シールの構成部材と同一の構成部材については図3に同一の符号を付することによって、その詳細は省略する。
また、本発明第一シール及び本発明第二シールは、高圧流体領域Hが高温流体領域である条件下で使用されるものであるが、低圧流体領域Lが高温流体領域である条件下においても好適に使用することができる。この場合、冷却空間11に供給させる冷却液19の圧力(供給圧力)Pは低圧流体領域Lの流体圧力より高圧とされるが、高圧流体領域Hの流体圧力より低圧であっても高圧であっても何れでもよい。しかし、供給圧力Pを高圧流体領域Hの圧力より高圧としておくと、冷却液19による上記推力が逆圧条件下においても正圧条件下においても作用することになり、スプリング部材6の附勢力を軽減できるメリットがある。
また、本発明第一シール及び本発明第二シールでは、二次シール部材8を2個のOリング8a,8bで構成したが、図4又は図5に示す如く、二次シール部材8を3個以上のOリング8a,8b,8cで構成することもできる。
例えば、図4に示す高温流体用メカニカルシール(以下「本発明第三シール」という)及び図5に示す高温流体用メカニカルシール(以下「本発明第四シール」という)では、二次シール部材8が軸線方向に並列する3個の第一、第二及び第三Oリング8a,8b,8cで構成されている。各Oリング8a,8b,8cは、図4又は図5に示す如く、シールケース8の内周面部3aに形成したOリング溝10a,10b,10cに係合保持されている。
而して、本発明第三シールは、高圧流体領域Hが高温流体領域である条件下で使用されるもので、図4に示す如く、高温側Oリングである第一Oリング8aとこれに隣り合う第二Oリング8bとでシールされた冷却空間11に高圧流体領域Hの流体圧力より高圧の冷却液19を供給するように構成されている。また、本発明第四シールは、低圧流体領域Lが高温流体領域である条件下で使用されるもので、図5に示す如く、高温側Oリングである第一Oリング8aとこれに隣り合う第二Oリング8bとでシールされた冷却空間11に低圧流体領域Lの流体圧力より高圧(或いは高圧流体領域Hの流体圧力より高圧)の冷却液19を供給するように構成されている。本発明第三シール及び本発明第四シールにあって、高温側Oリング8aの冷却及び熱劣化検知は本発明第一メカニカルシール(及び本発明第二シール)と同一であるが、高温側Oリング8aが熱劣化した場合、静止密封環5の二次シール機能及び追従機能が第二Oリング8b及び第三Oリング8cによって維持されることから、二次シール部材8を2個のOリングで構成する場合に比して、高温側Oリング8aの熱劣化時における安全性をより高めることができる。なお、本発明第三シール及び本発明第四シールの構成は、上記した点を除いて本発明第一シールと同一であるから、本発明第一シールの構成部材と同一の構成部材については図4及び図5に同一の符号を付することによって、その詳細は省略する。
また、本発明第三シール及び本発明第四シールにあって、両領域H,Lが高温流体領域となる場合には、第二Oリング8bと第三Oリング8cとの間にも冷却液19を供給させる冷却空間11を形成するように構成することも可能である。
また、本発明のメカニカルシールは、上記した本発明第一シール、本発明第二シール、本発明第三シール及び本発明第四シールのようなシングルシールとして使用される他、複数のメカニカルシールを並列配置してなるタンデムシールやトリプルシール等における一次シールや二次シール等としても好適に使用することができる。かかる場合における使用条件(各流体領域H,Lの流体の性状等)は必要に応じて任意に設定できるものであり、例えば、各流体領域H,Lの流体が気液何れの流体であっても、流体領域H,Lの何れが高温流体領域となってもよい。
1 回転軸
2 機器ハウジング
3 シールケース
3a シールケースの内周面部
3b 係止段部
4 回転密封環
4a 回転密封環の密封端面
5 静止密封環
5A 密封環本体
5B 保持体
5a 静止密封環の密封端面
5b 静止密封環の外周面部
5c 係止段部
6 スプリング部材
7 スリーブ
8 二次シール部材
8a Oリング(高温側Oリング)
8b Oリング
8c Oリング
9 ドライブピン
10a Oリング溝
10b Oリング溝
10c Oリング溝
11 冷却空間
11a 環状凹溝
12 冷却液供給装置
13 Oリング機能検知装置
14 給液通路
14a 給液通路の下流端
15 排液通路
15a 排液通路の上流端
16 冷却液循環器
17 給液ライン
18 排液ライン
19 冷却液
19a 冷却済液(冷却空間から排出された冷却液)
20 圧力検出器
21 温度検出器
22 Oリング機能検知器
H 高圧流体領域
L 低圧流体領域

Claims (6)

  1. シールケースに二次シール部材を介して軸線方向移動可能に嵌合保持された静止密封環とシールケースを洞貫する回転軸に固定された回転密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用により高圧流体領域と低圧流体領域とを遮蔽シールするように構成されたメカニカルシールであって、高圧流体領域及び/又は低圧流体領域が高温流体領域となる条件下で使用される高温流体用メカニカルシールにおいて、
    前記二次シール部材を、シールケースと静止密封環との対向周面部間に並列状に装填された複数のOリングで構成して、当該対向周面部間に高温流体領域の流体と接触する高温側Oリングとこれに隣り合うOリングとでシールされた環状の冷却空間を形成し、
    冷却空間に高温流体領域の流体圧力より高圧の冷却液を供給する冷却液供給装置を設けると共に、
    冷却空間内の冷却液又は冷却空間から排出される冷却液の圧力及び/又は温度を検出して、その検出圧力が設定圧力以下になること及び/又はその検出温度が設定温度以上になることにより高温側Oリングの熱劣化による機能不良状態を検知するように構成されたOリング機能検知装置を設けてあることを特徴とする、高温流体用メカニカルシール。
  2. シールケースと静止密封環との対向周面部の少なくとも一方に高温側Oリングとこれに隣り合うOリングとの間に位置する環状凹溝を形成することにより、冷却室を拡張するように構成したことを特徴とする、請求項1に記載する高温流体用メカニカルシール。
  3. 冷却液供給装置が、シールケースに形成された給排液通路であって冷却液を冷却空間に供給する給液通路及び冷却液を冷却空間から排出する排液通路を具備するものであることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する高温流体用メカニカルシール。
  4. 冷却液供給装置が、シールケースに形成された給排液通路であって冷却液を冷却空間に供給する給液通路及び冷却液を冷却空間から排出する排液通路を具備するものであり、給液通路の下流端及び排液通路の上流端を、冷却空間の直径線上における上下対向位置に配して、冷却空間に開口させてあることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載する高温流体用メカニカルシール。
  5. 冷却液供給装置が、シールケースに形成された給排液通路であって冷却液を冷却空間に供給する給液通路及び冷却液を冷却空間から排出する排液通路と、排液通路の下流端に接続された排液ラインとを具備するものであり、
    Oリング機能検知装置が、排液ラインに配設された圧力検出器及び/又は温度検出器を具備して、圧力検出器による検出圧力が設定圧力以下になること及び/又は温度検出器による検出温度が設定温度以上になることにより高温側Oリングの熱劣化による機能不良状態を検知するように構成されたものであることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載する高温流体用メカニカルシール。
  6. 冷却液供給装置が、シールケースに形成された給排液通路であって冷却液を冷却空間に供給する給液通路及び冷却液を冷却空間から排出する排液通路と、排液通路の下流端に接続された排液ラインとを具備するものであり、
    Oリング機能検知装置が、排液ラインに配設された圧力検出器及び/又は温度検出器と、圧力検出器による検出圧力が設定圧力以下になること及び/又は温度検出器による検出温度が設定温度以上になることにより視覚的及び/又は聴覚的な警報を発する警報器とを具備して、警報により高温側Oリングが熱劣化を生じていることが検知されるように構成したことを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載する高温流体用メカニカルシール。
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