JP2017507319A - 原子炉冷却材ポンプのための緊急的なシャフトシールを行うための方法ならびにシャフトシールアセンブリ - Google Patents

原子炉冷却材ポンプのための緊急的なシャフトシールを行うための方法ならびにシャフトシールアセンブリ Download PDF

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Abstract

本発明は、原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法、ならびに、シャフトシールアセンブリ、を開示する。本発明による方法においては、受動的なストップシール部材(5)を、第1シールアセンブリ内に配置し、通常の動作状況下においては、開口を形成させて、第1シールアセンブリのシールに対して悪影響を及ぼすことがなく、電源喪失状況下においては、第1シールアセンブリ内へと高温流体が流入したことを検出した際に、受動的なストップシール部材(5)の誘導駆動部分(52)が、シールリング(51)を移動させ、これにより、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト(1)を緊密に閉塞するとともにその閉塞状態を維持する。

Description

本発明は、原子力発電の分野に関するものであり、より詳細には、原子炉冷却材ポンプのための緊急的なシャフトシールを行うための方法や、シャフトシールアセンブリに関するものである。
加圧水型の原子力発電所においては、原子炉の冷却材ポンプは、通常、メインポンプと称される。液体静水圧シャフトシールタイプの原子炉メインポンプは、三相誘電タイプのモータによって駆動される単一ステージの単一吸引型の剛直な混合フローポンプである。図1は、典型的な第二世代の改良型の原子力発電所におけるメインポンプを概略的に示す図である。メインポンプは、上から下にかけて、モータと、シャフトシールアセンブリと、水力部材と、から構成されている。原子炉冷却材ポンプのシャフト(簡略的に、ポンプシャフトと称される)が、ポンプ全体の中心にわたって延在している。原子炉冷却材は、ポンプシャフトの下端部に設置されたインペラーによって、流体の態様でポンピングされる。冷却材は、ポンプハウジングの底部を通して吸引され、インペラーを使用して上向きに流れ、その後、ガイドベーンによって案内され、ポンプハウジングの側壁上の導出パイプを通して排出される。
図2は、図1に示すメインポンプにおける静水圧シャフトシールアセンブリを概略的に示す図であり、図3は、第1シールアセンブリを概略的に示す図である。シャフトシールアセンブリは、3ステージのシャフトシールを使用している。すなわち、下から上に向かって、第1シールアセンブリ(No.1シールとも称される)と、第2シールアセンブリ(No.2シールとも称される)と、第3シールアセンブリ(No.3シールとも称される)と、を使用している。通常の動作条件下では、第1シールアセンブリの冷却は、化学的な容量式制御システム(簡略的に、RCVと称される)内に設けられた充填水によって保証される。電源喪失(簡略的に、SBOと称される)状況下においては、RCVシステムは、その機能を失い、メインポンプ内のシャフトシールアセンブリのための通常の冷却を提供することができない。これとともに、設備冷却水システム(簡略的に、RRIと称される)も、また、その機能を失い、メインポンプ内のシャフトシールアセンブリのための待機冷却を提供することができない。この場合、ループ内の高温流体が、メインポンプ内のシャフトシールアセンブリを急激に脅かし、その熱応力が、メインポンプのシャフトシール機能を喪失させかねず、それによって、ループ圧力境界を損傷しかねない。
図4に示すように、従来技術においては、通常は、緊急シール注入を使用することにより、SBO状況下におけるメインポンプシャフトシールの完全性問題を解決することができる。SBOの発生後には、油圧テストポンプディーゼル発電機セットが、ループ油圧テストポンプ RIS011P0 に対して電源を供給する。緊急時には、起動指示の受領後に、油圧テストポンプディーゼル発電機セットは、2分以内で使用可能とされ、これにより、油圧テストポンプが、メインポンプシャフトシールアセンブリに対して緊急的に水を注入して、第1シールアセンブリのところにおける冷却および潤滑を維持することを、確保することができる。これとともに、第1シールアセンブリの下流側において冷却材が高温高圧となることを制限して、第1シールアセンブリのところにおける温度が、第1シールアセンブリの動作に関して要求される範囲内となることを確保することができ、メインポンプシャフトシールアセンブリの冷却材喪失事故(簡略的に、LOCAと称される)を防止することができ、これにより、ループ圧力境界の完全性を確保することができる。
しかしながら、現在の第二世代の改良型の原子力発電所は、多くの場合、二重の原子炉構成とされている。二組のユニットが、1つの油圧テストポンプを共有している。この構成は、単一の組をなすユニットの電源喪失事故のみを考慮しているに過ぎず、油圧テストポンプの公称流量は、6m3/hであり、この流量は、とりわけ三組のメインポンプユニットのうちの、一組のメインポンプユニットのシャフトシール水の注入量に対応したものに過ぎない。SBOの発生時には、他の組のユニットのメインポンプの緊急的なシャフトシール注入を行うことができず、シールLOCAが発生してしまう。すべての水供給手段が喪失した後には、1つのループのリークを補給することができず、水量を確保することができず、そのため、原子炉コアが徐々に露出されていき、最終的にはメルトしてしまう。
本明細書には、先行技術文献は記載されていない。
本発明の様々な実施形態によって解決すべき課題は、緊急的なシャフトシール注入態様が原子力発電所のメインポンプのシャフトシールの完全性に関する要求に適合していないという従来技術の欠点を克服することであり、また、緊急的なシャフトシール注入システムに依存することがないような、原子炉冷却ポンプおよびシャフトシールアセンブリのための緊急的なシャフトシールの実施方法を提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明の様々な実施形態は、シャフトシールアセンブリであって、このシャフトシールアセンブリが、通常の動作状況下において、原子炉冷却材ポンプをシールするために流体静水圧によって形成された液体メンブランを使用する第1シールアセンブリを具備し、シャフトシールアセンブリが、さらに、第1シールアセンブリ内に配置された受動的なストップシール部材を具備し、この受動的なストップシール部材が、電源喪失状況下においては、原子炉冷却材ポンプをシールするものであり、受動的なストップシール部材が、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトの周縁方向に設けられた、誘導駆動部分とシールリングとを備え、シールリングが、開口を有し、電源喪失状況下において第1シールアセンブリ内を流れる高温流体を検出した際には、誘導駆動部分が、シールリングを移動させ、これにより、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトが緊密に閉塞されるとともにその閉塞状態に維持され、さらに、第1シールアセンブリと原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトとの間のギャップが、閉塞され、これにより、ポンプシャフトに沿っての原子炉冷却材のリークが防止される、シャフトシールアセンブリを提供する。
誘導駆動部分は、融解可能な支持リングと、弾性押圧リングと、を備え、融解可能な支持リングは、その融解温度が高温流体の温度よりも低い融解材料から形成される。通常の動作状況下においては、融解可能な支持リングは、弾性押圧リングがシールリングに対して径方向圧力を印加することを阻止する。電源喪失状況下においては、高温流体によって融解可能な支持リングが融解され、弾性押圧リングは、シールリングに対して径方向圧力を印加し、これにより、シールリングを閉塞する。
第1シールアセンブリは、水力部材とモータとの間において順次的に配置された、第1シール部材と、第1シールインサートと、第1シールインサート支持体と、を備え、受動的なストップシール部材は、第1シールインサート支持体の一端部に隣接して第1シールインサート内に配置されている。
誘導駆動部分は、さらに、シールリングの周縁まわりに配置されたピストン駆動リングを備え、融解可能な支持リングの一端部は、第1シールインサート支持体に対して当接し、融解可能な支持リングの他端部は、ピストン駆動リングに対して当接し、弾性押圧リングは、ピストン駆動リングのうちの、融解可能な支持リングとは反対側の側部上に、配置され、シールリングの第1傾斜部分は、ピストン駆動リングに対向し、ピストン駆動リングのうちの、シールリングに対向した部分は、第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とされ、ピストン駆動リングの直径は、弾性押圧リングから融解可能な支持リングへと向かう向きにおいて、徐々に低減しており、通常の動作状況下においては、融解可能な支持リングは、この融解可能な支持リングと第1シールインサート支持体との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リングとピストン駆動リングとの間の摩擦力を使用することにより、弾性押圧リングの径方向圧力をオフセットし、電源喪失状況下においては、融解可能な支持リングは、高温流体によって融解され、弾性押圧リングは、ピストン駆動リングに対して径方向圧力を印加し、これにより、ピストン駆動リングを第1シールインサート支持体に向けて移動させることができ、シールリングの開口を閉塞する。
第1シールアセンブリは、水力部材とモータとの間において順次的に配置された、第1シール部材と、第1シールインサートと、第1シールインサート支持体と、を備え、受動的なストップシール部材は、第1シールインサートの一端部に隣接して第1シールインサート内に配置されている。
誘導駆動部分は、さらに、シールリングの周縁まわりに配置されたピストン駆動リングを備え、弾性押圧リングは、ピストン駆動リングのうちの、融解可能な支持リングとは反対側の側部上に、配置され、シールリングの第1傾斜部分は、ピストン駆動リングに対向し、ピストン駆動リングのうちの、シールリングに対向した部分は、第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とされ、ピストン駆動リングの直径は、弾性押圧リングから融解可能な支持リングへと向かう向きにおいて、徐々に低減しており、通常の動作状況下においては、融解可能な支持リングの一端部は、第1シールインサート支持体に対して当接し、融解可能な支持リングの他端部は、ピストン駆動リングに対して当接し、電源喪失状況下においては、融解可能な支持リングは、高温流体によって融解され、ピストン駆動リングは、弾性押圧リングの押圧力の作用によって、シールリングを上向きに押し上げ、これにより、シールリングを内向きに移動させ、その結果、シールリングは、ポンプシャフトを緊密に保持し、これにより、シール機能を得る。
受動的なストップシール部材は、さらに、融解可能な制限リングを有し、この融解可能な制限リングは、通常の動作状況下においては、ピストン駆動リングから離間する向きにおけるシールリングの移動を、制限し、融解可能な制限リングは、その融解温度が高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成される。
融解可能な制限リングは、融解可能な支持リングと一体的に形成される。
弾性押圧リングは、傾斜スプリングである。
シールリングの開口の一端部には、円弧状の挿入部分が設けられ、シールリングの開口の他端部には、その挿入部分を受領するための挿入スロットが設けられ、通常の動作状況下においては、挿入部分は、挿入スロット内へと部分的に挿入され、電源喪失状況下においては、挿入部分は、挿入スロット内へと完全に挿入され、シールリングの全体は、ポンプシャフトを完全に緊密に保持する。
他方において、本発明の一実施形態は、さらに、原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法であって、受動的なストップシール部材を、第1シールアセンブリ内に配置し、受動的なストップシール部材のシールリングは、通常の動作状況下においては、開口を形成しており、これにより、原子炉冷却材がポンプシャフトに沿ってリークすることを防止するために流体静水圧によって形成された液体フィルムを使用している第1シールアセンブリに対して悪影響を及ぼすことがなく、電源喪失状況下においては、第1シールアセンブリ内へと高温流体が流入したことを検出した際に、受動的なストップシール部材の誘導駆動部分は、シールリングを移動させ、これにより、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトを緊密に閉塞するとともにその閉塞状態を維持し、さらに、第1シールアセンブリと原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトとの間のギャップを、閉塞し、これにより、ポンプシャフトに沿っての原子炉冷却材のリークを防止する、という方法を提供する。
誘導駆動部分を、融解可能な支持リングと、弾性押圧リングと、を備えたものとし、融解可能な支持リングを、その融解温度が高温流体の温度よりも低い融解材料から形成し、通常の動作状況下においては、融解可能な支持リングは、弾性押圧リングがシールリングに対して径方向圧力を印加することを阻止し、電源喪失状況下においては、高温流体が融解可能な支持リングを融解し、弾性押圧リングは、シールリングに対して径方向圧力を印加し、これにより、シールリングを閉塞する。
第1シールアセンブリを、水力部材とモータとの間において順次的に配置された、第1シール部材と、第1シールインサートと、第1シールインサート支持体と、を備えたものとする。
受動的なストップシール部材を第1シールアセンブリ内に配置するに際しては、受動的なストップシール部材を、第1シールインサート支持体の一端部に隣接して第1シールインサート内に配置する。
誘導駆動部分を、さらに、シールリングの周縁まわりに配置されたピストン駆動リングを備えたものとし、融解可能な支持リングの一端部を、第1シールインサート支持体に対して当接させ、融解可能な支持リングの他端部を、ピストン駆動リングに対して当接させ、弾性押圧リングを、ピストン駆動リングのうちの、融解可能な支持リングとは反対側の側部上に、配置し、シールリングの第1傾斜部分を、ピストン駆動リングに対向させ、ピストン駆動リングのうちの、シールリングに対向した部分を、第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とし、ピストン駆動リングの直径を、弾性押圧リングから融解可能な支持リングへと向かう向きにおいて、徐々に低減するものとし、通常の動作状況下においては、融解可能な支持リングは、この融解可能な支持リングと第1シールインサート支持体との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リングとピストン駆動リングとの間の摩擦力を使用することにより、弾性押圧リングの径方向圧力をオフセットし、電源喪失状況下においては、融解可能な支持リングは、高温流体によって融解され、弾性押圧リングは、ピストン駆動リングに対して径方向圧力を印加し、これにより、ピストン駆動リングを第1シールインサート支持体に向けて移動させることができ、シールリングの開口を閉塞する。
第1シールアセンブリを、水力部材とモータとの間において順次的に配置された、第1シール部材と、第1シールインサートと、第1シールインサート支持体と、を備えたものとする。
受動的なストップシール部材を第1シールアセンブリ内に配置するに際しては、受動的なストップシール部材を、第1シールインサートの一端部に隣接して第1シールインサート支持体内に配置する。
誘導駆動部分を、さらに、シールリングの周縁まわりに配置されたピストン駆動リングを備えたものとし、融解可能な支持リングの一端部を、第1シールインサートに対して当接させ、融解可能な支持リングの他端部を、ピストン駆動リングに対して当接させ、弾性押圧リングを、ピストン駆動リングのうちの、融解可能な支持リングとは反対側の側部上に、配置し、シールリングの第1傾斜部分を、ピストン駆動リングに対向させ、ピストン駆動リングのうちの、シールリングに対向した部分を、第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とし、ピストン駆動リングの直径を、弾性押圧リングから融解可能な支持リングへと向かう向きにおいて、徐々に低減するものとし、通常の動作状況下においては、融解可能な支持リングは、この融解可能な支持リングと第1シールインサート支持体との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リングとピストン駆動リングとの間の摩擦力を使用することにより、弾性押圧リングの径方向圧力をオフセットし、電源喪失状況下においては、融解可能な支持リングは、高温流体によって融解され、弾性押圧リングは、ピストン駆動リングに対して径方向圧力を印加し、これにより、ピストン駆動リングを第1シールインサート支持体に向けて移動させることができ、シールリングの開口を閉塞する。
受動的なストップシール部材を、さらに、融解可能な制限リングを有したものとしたものとし、この融解可能な制限リングを、その融解温度が高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成し、通常の動作状況下においては、融解可能な制限リングは、ピストン駆動リングから離間する向きにおけるシールリングの移動を、制限する。
本発明の様々な実施形態は、以下のような様々な利点を有している。受動的なストップシール部材が、第1シールアセンブリ内に設けられていて、電源喪失状況下においては、第1シールアセンブリ内へと高温流体が流入することを検出することができ、そのような検出時には、第1シールアセンブリと原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトとの間のギャップを閉塞し、これにより、原子炉冷却材ポンプをシールすることができる。本発明は、第二世代のさらにデュアル原子炉型の原子力発電所においてSBO条件下でメインポンプのシャフトシールのリークという問題点を効果的に解決し、原子力発電所の原子炉コア損傷の可能性を低減する。受動的なストップシール部材が、通常の動作状況下においては、連結解除されていることのために、受動的なストップシール部材は、通常の動作状況下においては、メインポンプの性能には悪影響を与えることはない。
本発明の様々な実施形態における様々な技術的特徴点をより明瞭に説明するために、以下においては、様々な実施形態を説明するために必要な添付図面を参照する。添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を図示しているけれども、当業者であれば、添付図面とは他の態様を採用し得ることは、理解されるであろう。
従来技術における典型的な第二世代の改良型の原子力発電所のメインポンプを概略的に示す図である。 図1のメインポンプにおける静水圧シャフトシールアセンブリを示す断面図である。 図1のメインポンプにおける第1シールアセンブリを示す断面図である。 従来技術における典型的な第二世代の改良型の原子力発電所のメインポンプにおけるシャフトシール補助システムを概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態による第1シールインサート内に配置された受動的なストップシール部材を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による第1シールインサート内に配置された受動的なストップシール部材を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による第1シールインサート内に配置された受動的なストップシール部材を示す断面図である。
以下の説明は、本発明の様々な実施形態を図示している添付図面を参照して、本発明の様々な実施形態における様々な技術的特徴点を、明瞭に説明している。説明された様々な実施形態は、本発明の様々な実施形態のすべてではなく、一部に過ぎない。本発明の様々な実施形態に基づき創造的な努力を必要とすることなく当業者によって得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に属するものである。
原子炉冷却システムのシャフトシールアセンブリは、通常、互いに直列に連結された3段のシャフトアセンブリを備えているとともに、ポンプシャフトの先端部に配置されている。シャフトシールアセンブリの機能は、原子力発電所の通常の動作時にセキュリティハウジングに向けてのポンプシャフトに沿っての原子炉冷却システムのリーク量が、実質的にゼロであることを確保することである。シャフトシールの第1段は、制御可能な液体メンブランシールであり、第2段および第3段は、摩擦表面シールである。
シャフトシールの第1段は、第1シールアセンブリであって、バランスタイプの流体静水圧的な制御可能なリークシールである。図3に示すように、第1シールアセンブリは、ポンプシャフト1の周縁方向に設けられている。第1シールアセンブリは、第1シール部材2と、第1シールインサート3と、第1シールインサート支持体4と、を備えている。第1シールインサート支持体4は、水力部材とモータとの間に配置されている。ここで、第1シールインサート3と第1シールインサート支持体4との双方は、ポンプシャフト1に対して、ギャップを有したままとされている。第1シール部材2は、可動リング21と、静止リング22と、を有している。可動リング21は、ポンプシャフト1上において回転可能に配置されている。静止リング22は、回転不可能ではあるものの、ポンプの軸線方向においてあるいは斜め方向において小さな程度にわたって上下に移動可能とされている。これにより、可動リング21の動きに追従することができる。通常の動作状況下においては、静止リング22は、静水圧力によってバランスされており、可動リング21と静止リング22との間には、極度に小さなギャップが制御されており、これにより、液体メンブランが形成されている。その結果、可動リング21および静止リング22の対向面どうしは、薄い水メンブラン層の両サイドにおいて互いに対してスライドし、動作時に互いに対して直接的に接触することがない。よって、シャフトシールアセンブリのリーク量および水量が制御される。O−リングおよび補助部材が、静止リング22と構造部材との間に設けられており、高圧領域と低圧領域との間に、スライド可能な補助シールが形成されている。
シャフトシールの第2段は、第2シールアセンブリであって、圧力バランスタイプの端面シールに属している。その機能は、第1シールアセンブリの背圧を構成することであり、RCVシステムに対しての戻り流をなすリーク水を案内することである。第2シールアセンブリは、システムのすべての動作圧力を負担することができ、他の主要な機能は、第1シールアセンブリの損傷時のための待機シールとして機能することである。
シャフトシールの第3段は、第3シールアセンブリであって、ダムタイプのデュアル端面シールである。第3シールアセンブリは、構造的には第2シールアセンブリと実質的に同じではあるけれども、システムのすべての圧力を負担する必要はない。濯ぎ水が、鉛直方向チューブを通して静止リング22の中央にまで充填され、シールのために2つの端面を潤滑して冷却するとともに、ホウ素結晶の沈着が防止される。
図5,7に示すように、電源喪失状況の発生時にポンプシャフト1の迅速なシールを行い得るよう、本発明の一実施形態においては、第1シールアセンブリに、受動的なストップシール部材5が設けられる。通常の動作条件下においては、受動的なストップシール部材のシールリング51は、第1シールアセンブリの通常のシャフトシール機能に悪影響を与えることなく、開口を形成する。特に、流体静水圧によって形成された液体フィルムを使用することにより、第1シールアセンブリに悪影響を与えることなく、開口を形成する。これにより、ポンプシャフト1に沿って原子炉冷却材がリークすることを防止することができる。電源喪失状況下においては、第1シールアセンブリ内へと流入する高温流体を検出した際には、受動的なストップシール部材の誘導駆動部分52が、シールリング51を駆動し、これにより、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト1を緊密に閉塞して保持することができる。第1シールアセンブリと原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト1との間のギャップは、閉塞される。したがって、原子炉冷却材がポンプシャフト1に沿ってリークすることが防止される。
受動的なストップシール部材5は、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト1の周縁方向に設けられたような、誘導駆動部分52とシールリング51とを備えることができる。シールリング51は、開口を有している。誘導駆動部分52を使用することにより、電源喪失状況下において第1シールアセンブリ内へと流入する高温流体(例えば、高温となった原子炉冷却材)が検出された際には、シールリング51を閉塞することができる。これにより、原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト1を緊密に閉塞して保持することができる。第1シールアセンブリと原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト1との間のギャップは、閉塞される。したがって、原子炉冷却材がポンプシャフト1に沿ってリークすることが防止される。
ここで、シールリング51の開口は、当業者に周知であるような様々な開口構造とすることができる。例えば、シールリング51の開口の一端部には、円弧状の挿入部分が設けられており、シールリング51の開口の他端部には、その挿入部分を受領するための挿入スロットが設けられている。通常の動作状況下においては、挿入部分は、挿入スロット内へと部分的に挿入されている。電源喪失状況下においては、挿入部分は、挿入スロット内へと完全に挿入され、シールリング51の全体が、ポンプシャフト1を完全に緊密に保持する。
本発明の様々な実施形態においては、SBO条件下で原子炉冷却材ポンプおよびシャフトシールアセンブリにおいて緊急のシャフトシールを行うための方法において、受動的なストップシール部材が、第1シールアセンブリ内に設けられており、電源喪失状況下で第1シールアセンブリ内へと流入する高温流体を検出して、その検出後には、第1シールアセンブリと原子炉冷却材ポンプのポンプシャフトとの間のギャップが閉塞され、これにより、原子炉冷却材ポンプがシールされる。本発明は、第二世代のさらにデュアル原子炉型の原子力発電所においてSBO条件下でメインポンプのシャフトシールのリークという問題点を効果的に解決し、原子力発電所の原子炉コア損傷の可能性を低減する。受動的なストップシール部材が、通常の動作状況下においては、連結解除されていることのために、受動的なストップシール部材は、通常の動作状況下においては、メインポンプの性能には悪影響を与えることはない。
受動的なストップシール部材5は、第1シールインサート支持体4の一端部に隣接させて第1シールインサート3内に配置することができる、あるいは、第1シールインサート3の一端部に隣接させて第1シールインサート支持体4内に配置することができる。
図5,7に示す一実施形態においては、誘導駆動部分52は、バッテリが内部に組み込まれた電子的デバイスとすることができる、あるいは、対応する機能を有した機械的構造アセンブリとすることができる。例えば、誘導駆動部分52は、様々なセンサ(例えば、温度センサ、流体センサ、流れセンサ)と、センサに対して通信可能に接続された駆動ロッドと、を有することができる。センサが高温流体を検出した際には、駆動ロッドが制御されて、シールリング51を押し込んで、シールリング51の開口を閉塞させる。
しかしながら、高温流体の温度が比較的高温である場合には、誘導駆動部分52としてそのような電子的デバイスを使用することは、適切ではない。原子力発電所が安全性に関して大きな要求を有していることのために、誘導駆動部分52として、機械的構造アセンブリを使用することが好ましい。例えば、図6に示すように、誘導駆動部分52は、融解可能な支持リング521と、弾性押圧リング522と、を有することができる。融解可能な支持リング521は、その融解温度が高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成される。通常の動作状況下においては、融解可能な支持リング521を使用することにより、弾性押圧リング522がシールリング51に対して径方向圧力を印加することを防止することができる。電源喪失状況下においては、融解可能な支持リング521は、高温流体によって融解され、弾性押圧リング522は、シールリング51に対して径方向圧力を印加する。これにより、シールリング51を閉塞することができる。例えば、受動的なストップシール部材5が、第1シールインサート支持体4の一端部に隣接して第1シールインサート3内に配置されている場合には、シールリング51と融解可能な支持リング521と弾性押圧リング522とは、内側から外側に向けて、ポンプシャフト1を囲むようにして配置される。融解可能な支持リング521の内径は、シールリング51の内径と比較して、かなり大きなものとされ、融解可能な支持リング521の一端部は、第1シールインサート支持体4上に固定される。これにより、弾性押圧リング522の径方向圧力に対抗することができる。弾性押圧リング522は、融解可能な支持リング521上に固定される、あるいは、ポンプシャフト1上に少なくとも部分的に固定される。通常の動作状況下においては、シールリング51は、開口を有しており、弾性押圧リング522は、融解可能な支持リング521を緊密に保持している。電源喪失状況下においては、融解可能な支持リング521は、高温流体(特に、高温となった原子炉冷却材)によって融解される。これにより、弾性押圧リング522が内向きに収縮し、シールリング51に対して作用する径方向圧力を生成することができる。これにより、シールリング51の開口を閉塞することができる。受動的なストップシール部材5を、第1シールインサート
3の一端部に隣接させて第1シールインサート支持体4内に配置し得る場合には、受動的なストップシール部材5は、同様の構造を有することができる。しかしながら、当業者であれば、これが、本発明の一実施形態に過ぎないことは、理解されるであろう。本発明の他の実施形態においては、当業者に周知の様々なスキームを使用することにより、融解可能な支持リング521によって弾性押圧リング522の位置を制限することができるとともに、融解可能な支持リング521の融解後には、弾性押圧リング522によってシールリング51の開口を付勢してシールリング51の開口を閉塞することができる。以下においては、図6を参照して、他の好ましい実施形態について説明する。
図6に示すように、好ましい実施形態においては、受動的なストップシール部材5は、第1シールインサート支持体4の一端部に隣接させて第1シールインサート3内に配置される。誘導駆動部分52は、融解可能な支持リング521と、弾性押圧リング522と、ピストン駆動リング523と、を有している。融解可能な支持リング521は、その融解温度が高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成される。融解可能な支持リング521の一端部は、第1シールインサート支持体4に対して当接しており、他端部は、ピストン駆動リング523に対して当接している。弾性押圧リング522は、ピストン駆動リング523のうちの、融解可能な支持リング521とは反対側の側部上に、配置されている。例えば、弾性押圧リング522は、傾斜スプリングとすることができる。シールリング51の第1傾斜部分は、ピストン駆動リング523に対向している。ピストン駆動リング523のうちの、シールリング51に対向した部分は、第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とされている。ピストン駆動リング523の直径は、弾性押圧リング522から融解可能な支持リング521へと向かう向きにおいて、徐々に低減している。通常の動作状況下においては、融解可能な支持リング521は、この融解可能な支持リング521と第1シールインサート支持体4との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リング521とピストン駆動リング523との間の摩擦力を使用することにより、弾性押圧リング522の径方向圧力をオフセットする。電源喪失状況下においては、融解可能な支持リング521は、高温流体によって融解され、弾性押圧リング522は、ピストン駆動リング523に対して径方向圧力を印加する。これにより、ピストン駆動リング523を第1シールインサート支持体4に向けて移動させることができ、シールリング51の開口を閉塞することができる。
受動的なストップシール部材5を、第1シールインサート3の一端部に隣接させて第1シールインサート支持体4内に配置し得る場合には、受動的なストップシール部材5は、同様の構造を有することができる。より詳細には、この場合には、融解可能な支持リング521の一端部は、第1シールインサート3に対して当接しており、他端部は、ピストン駆動リング523に対して当接している。弾性押圧リング522は、ピストン駆動リング523のうちの、融解可能な支持リング521とは反対側の側部上に、配置されている。例えば、弾性押圧リング522は、傾斜スプリングとすることができる。シールリング51の第1傾斜部分は、ピストン駆動リング523に対向している。ピストン駆動リング523のうちの、シールリング51に対向した部分は、第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とされている。ピストン駆動リング523の直径は、弾性押圧リング522から融解可能な支持リング521へと向かう向きにおいて、徐々に低減している。通常の動作状況下においては、融解可能な支持リング521は、この融解可能な支持リング521と第1シールインサート支持体4との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リング521とピストン駆動リング523との間の摩擦力を使用することにより、弾性押圧リング522の径方向圧力をオフセットする。電源喪失状況下においては、融解可能な支持リング521は、高温流体によって融解され、弾性押圧リング522は、ピストン駆動リング523に対して径方向圧力を印加する。これにより、ピストン駆動リング523を第1シールインサート支持体4に向けて移動させることができ、シールリング51の開口を閉塞することができる。
上記の2つの好ましい実施形態においては、融解可能な支持リング521は、シールリング51の軸線方向移動を十分には制限することができない。このため、シールリング51の無用の移動を引き起こしかねず、原子炉冷却材ポンプの通常動作に悪影響を及ぼしかねない。したがって、好ましくは、図6に示すように、受動的なストップシール部材5は、さらに、融解可能な制限リング524を有することができる。この融解可能な制限リング524は、通常の動作状況下においては、ピストン駆動リング523から離間する向きにおけるシールリング51の移動を、制限することができる。融解可能な制限リング524は、その融解温度が高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成される。より好ましくは、融解可能な制限リング524は、融解可能な支持リング521と一体的に形成することができる。
本発明による実施形態が実施された際には、通常の動作状況下において、シールリング51は、自然な開放状態とされ(開口を形成した状態とされ)、ギャップが、シールリング51とポンプシャフト1との間に存在したままである。第1シールのリーク(とりわけ、高温とされた原子炉冷却材)は、通常、第1シールインサート3とポンプシャフト1との間を流れ、第1シールリークパイプライン内へと流入する。電源喪失状況下においては、充填水、および、メインポンプのシャフトシールのための冷却水は、同時に機能しなくなり、高温高圧の原子炉冷却材は、上向きに流れる。融解可能な支持リングのところにおける温度が、融解可能な支持リングの融解温度に達したときには、融解可能な支持リングは、相変化を受け、これにより、ピストン駆動リングは、弾性押圧リングの押圧力の作用によって、シールリングを上向きに押し上げ、これにより、シールリングを内向きに移動させ(開口を閉塞しながら)、その結果、シールリングが、ポンプシャフトを緊密に保持し、これにより、シール機能を得ることができる。この時、原子炉冷却材は、シールリング51の外側へと流入し、シールリングを緊密に押圧し、これにより、シールリングをシール状態とする。
上記の説明は、本発明の様々な実施形態を例示するものに過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。当業者であれば、上記の様々な実施形態の全部の実施あるいは部分的な実施を理解されるであろう。したがって、本発明の特許請求の範囲に対する均等物は、本発明の保護範囲内に属するものである。
1 ポンプシャフト
3 第1シールインサート
4 第1シールインサート支持体
5 受動的なストップシール部材
51 シールリング
52 誘導駆動部分
521 融解可能な支持リング
522 弾性押圧リング
523 ピストン駆動リング
524 融解可能な制限リング

Claims (15)

  1. シャフトシールアセンブリであって、
    このシャフトシールアセンブリが、通常の動作状況下において、原子炉冷却材ポンプをシールするために流体静水圧によって形成された液体メンブランを使用する第1シールアセンブリを具備し、
    前記シャフトシールアセンブリが、さらに、前記第1シールアセンブリ内に配置された受動的なストップシール部材(5)を具備し、
    この受動的なストップシール部材(5)が、電源喪失状況下においては、前記原子炉冷却材ポンプをシールするものであり、
    前記受動的なストップシール部材(5)が、前記原子炉冷却材ポンプのポンプシャフト(1)の周縁方向に設けられた、誘導駆動部分(52)とシールリング(51)とを備え、
    前記シールリング(51)が、開口を有し、
    電源喪失状況下において前記第1シールアセンブリ内を流れる高温流体を検出した際には、前記誘導駆動部分(52)が、前記シールリング(51)を移動させ、これにより、前記原子炉冷却材ポンプの前記ポンプシャフト(1)が緊密に閉塞されるとともにその閉塞状態に維持され、さらに、前記第1シールアセンブリと前記原子炉冷却材ポンプの前記ポンプシャフト(1)との間のギャップが、閉塞され、これにより、前記ポンプシャフトに沿っての前記原子炉冷却材のリークが防止される、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  2. 請求項1記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記誘導駆動部分(52)が、融解可能な支持リング(521)と、弾性押圧リング(522)と、を備え、
    前記融解可能な支持リング(521)が、その融解温度が前記高温流体の温度よりも低い融解材料から形成され、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、前記弾性押圧リング(522)が前記シールリング(51)に対して径方向圧力を印加することを阻止し、
    電源喪失状況下においては、前記高温流体によって前記融解可能な支持リング(521)が融解され、前記弾性押圧リング(522)が、前記シールリング(51)に対して径方向圧力を印加し、これにより、前記シールリング(51)を閉塞する、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  3. 請求項2記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記第1シールアセンブリが、水力部材とモータとの間において順次的に配置された、第1シール部材と、第1シールインサートと、第1シールインサート支持体と、を備え、
    前記受動的なストップシール部材(5)が、前記第1シールインサート支持体の一端部に隣接して前記第1シールインサート内に配置されている、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  4. 請求項3記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記誘導駆動部分(52)が、さらに、前記シールリング(51)の周縁まわりに配置されたピストン駆動リング(523)を備え、
    前記融解可能な支持リング(521)の一端部が、前記第1シールインサート支持体に対して当接し、
    前記融解可能な支持リング(521)の他端部が、前記ピストン駆動リング(523)に対して当接し、
    前記弾性押圧リング(522)が、前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記融解可能な支持リング(521)とは反対側の側部上に、配置され、
    前記シールリング(51)の第1傾斜部分が、前記ピストン駆動リング(523)に対向し、
    前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記シールリング(51)に対向した部分が、前記第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とされ、
    前記ピストン駆動リング(523)の直径が、前記弾性押圧リング(522)から前記融解可能な支持リング(521)へと向かう向きにおいて、徐々に低減しており、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、この融解可能な支持リング(521)と前記第1シールインサート支持体との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リング(521)と前記ピストン駆動リング(523)との間の摩擦力を使用することにより、前記弾性押圧リング(522)の径方向圧力をオフセットし、
    電源喪失状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、前記高温流体によって融解され、前記弾性押圧リング(522)が、前記ピストン駆動リングに対して径方向圧力を印加し、これにより、前記ピストン駆動リング(523)を前記第1シールインサート支持体に向けて移動させることができ、前記シールリングの開口を閉塞する、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  5. 請求項3記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記誘導駆動部分(52)が、さらに、前記シールリング(51)の周縁まわりに配置されたピストン駆動リング(523)を備え、
    前記弾性押圧リング(522)が、前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記融解可能な支持リング(521)とは反対側の側部上に、配置され、
    前記シールリング(51)の第1傾斜部分が、前記ピストン駆動リング(523)に対向し、
    前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記シールリング(51)に対向した部分が、前記第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とされ、
    前記ピストン駆動リング(523)の直径が、前記弾性押圧リング(522)から前記融解可能な支持リング(521)へと向かう向きにおいて、徐々に低減しており、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)の一端部が、前記第1シールインサート支持体(4)に対して当接し、前記融解可能な支持リング(521)の他端部が、前記ピストン駆動リング(523)に対して当接し、
    電源喪失状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、前記高温流体によって融解され、前記ピストン駆動リング(523)が、前記弾性押圧リング(522)の押圧力の作用によって、前記シールリング(51)を上向きに押し上げ、これにより、前記シールリング(51)を内向きに移動させ、その結果、前記シールリング(51)が、前記ポンプシャフト(1)を緊密に保持し、これにより、シール機能を得る、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  6. 請求項4または5記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記受動的なストップシール部材(5)が、さらに、融解可能な制限リング(524)を有し、
    この融解可能な制限リング(524)が、通常の動作状況下においては、前記ピストン駆動リング(523)から離間する向きにおける前記シールリング(51)の移動を、制限し、
    前記融解可能な制限リング(524)が、その融解温度が前記高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成される、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  7. 請求項6記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記融解可能な制限リング(524)が、前記融解可能な支持リング(521)と一体的に形成される、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  8. 請求項4または5記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記弾性押圧リング(522)が、傾斜スプリングである、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  9. 請求項4または5記載のシャフトシールアセンブリにおいて、
    前記シールリング(51)の前記開口の一端部には、円弧状の挿入部分が設けられ、
    前記シールリング(51)の前記開口の他端部には、その挿入部分を受領するための挿入スロットが設けられ、
    通常の動作状況下においては、前記挿入部分が、前記挿入スロット内へと部分的に挿入され、
    電源喪失状況下においては、前記挿入部分が、前記挿入スロット内へと完全に挿入され、前記シールリング(51)の全体が、前記ポンプシャフト(1)を完全に緊密に保持する、
    ことを特徴とするシャフトシールアセンブリ。
  10. 原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法であって、
    受動的なストップシール部材(5)を、第1シールアセンブリ内に配置し、
    前記受動的なストップシール部材(5)のシールリング(51)が、通常の動作状況下においては、開口を形成しており、これにより、原子炉冷却材がポンプシャフト(1)に沿ってリークすることを防止するために流体静水圧によって形成された液体フィルムを使用している前記第1シールアセンブリに対して悪影響を及ぼすことがなく、
    電源喪失状況下においては、前記第1シールアセンブリ内へと高温流体が流入したことを検出した際に、前記受動的なストップシール部材(5)の誘導駆動部分(52)が、前記シールリング(51)を移動させ、これにより、前記原子炉冷却材ポンプの前記ポンプシャフト(1)を緊密に閉塞するとともにその閉塞状態を維持し、さらに、前記第1シールアセンブリと前記原子炉冷却材ポンプの前記ポンプシャフト(1)との間のギャップを、閉塞し、これにより、前記ポンプシャフトに沿っての前記原子炉冷却材のリークを防止する、
    ことを特徴とする原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法。
  11. 請求項10記載の原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法において、
    前記誘導駆動部分(52)を、融解可能な支持リング(521)と、弾性押圧リング(522)と、を備えたものとし、
    前記融解可能な支持リング(521)を、その融解温度が前記高温流体の温度よりも低い融解材料から形成し、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、前記弾性押圧リング(522)が前記シールリング(51)に対して径方向圧力を印加することを阻止し、
    電源喪失状況下においては、前記高温流体が前記融解可能な支持リング(521)を融解し、前記弾性押圧リング(522)が、前記シールリング(51)に対して径方向圧力を印加し、これにより、前記シールリング(51)を閉塞する、
    ことを特徴とする原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法。
  12. 請求項11記載の原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法において、
    前記第1シールアセンブリを、水力部材とモータとの間において順次的に配置された、第1シール部材と、第1シールインサートと、第1シールインサート支持体と、を備えたものとし、
    前記受動的なストップシール部材(5)を前記第1シールアセンブリ内に配置するに際しては、前記受動的なストップシール部材(5)を、前記第1シールインサート支持体の一端部に隣接して前記第1シールインサート内に配置する、
    ことを特徴とする原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法。
  13. 請求項12記載の原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法において、
    前記誘導駆動部分(52)を、さらに、前記シールリング(51)の周縁まわりに配置されたピストン駆動リング(523)を備えたものとし、
    前記融解可能な支持リング(521)の一端部を、前記第1シールインサート支持体に対して当接させ、
    前記融解可能な支持リング(521)の他端部を、前記ピストン駆動リング(523)に対して当接させ、
    前記弾性押圧リング(522)を、前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記融解可能な支持リング(521)とは反対側の側部上に、配置し、
    前記シールリング(51)の第1傾斜部分を、前記ピストン駆動リング(523)に対向させ、
    前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記シールリング(51)に対向した部分を、前記第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とし、
    前記ピストン駆動リング(523)の直径を、前記弾性押圧リング(522)から前記融解可能な支持リング(521)へと向かう向きにおいて、徐々に低減するものとし、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、この融解可能な支持リング(521)と前記第1シールインサート支持体との間の摩擦力、および、この融解可能な支持リング(521)と前記ピストン駆動リング(523)との間の摩擦力を使用することにより、前記弾性押圧リング(522)の径方向圧力をオフセットし、
    電源喪失状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、前記高温流体によって融解され、前記弾性押圧リング(522)が、前記ピストン駆動リングに対して径方向圧力を印加し、これにより、前記ピストン駆動リング(523)を前記第1シールインサート支持体に向けて移動させることができ、前記シールリングの開口を閉塞する、
    ことを特徴とする原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法。
  14. 請求項12記載の原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法において、
    前記誘導駆動部分(52)を、さらに、前記シールリング(51)の周縁まわりに配置されたピストン駆動リング(523)を備えたものとし、
    前記弾性押圧リング(522)を、前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記融解可能な支持リング(521)とは反対側の側部上に、配置し、
    前記シールリング(51)の第1傾斜部分を、前記ピストン駆動リング(523)に対向させ、
    前記ピストン駆動リング(523)のうちの、前記シールリング(51)に対向した部分を、前記第1傾斜部分に対して接線方向をなす第2傾斜部分とし、
    前記ピストン駆動リング(523)の直径を、前記弾性押圧リング(522)から前記融解可能な支持リング(521)へと向かう向きにおいて、徐々に低減するものとし、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)の一端部を、前記第1シールインサート支持体(4)に対して当接させ、前記融解可能な支持リング(521)の他端部を、前記ピストン駆動リング(523)に対して当接させ、
    電源喪失状況下においては、前記融解可能な支持リング(521)が、前記高温流体によって融解され、前記ピストン駆動リング(523)が、前記弾性押圧リング(522)の押圧力の作用によって、前記シールリング(51)を上向きに押し上げ、これにより、前記シールリング(51)を内向きに移動させ、その結果、前記シールリング(51)を、前記ポンプシャフト(1)を緊密に保持し、これにより、シール機能を得る、
    ことを特徴とする原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法。
  15. 請求項13または14記載の原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法において、
    前記受動的なストップシール部材(5)を、さらに、融解可能な制限リング(524)を有したものとしたものとし、
    この融解可能な制限リング(524)を、その融解温度が前記高温流体の温度よりも低温であるような融解可能材料から形成し、
    通常の動作状況下においては、前記融解可能な制限リング(524)が、前記ピストン駆動リング(523)から離間する向きにおける前記シールリング(51)の移動を、制限する、
    ことを特徴とする原子炉冷却材ポンプの緊急的なシャフトシールを行うための方法。
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