JP2013204335A - 地下水槽用充填部材 - Google Patents

地下水槽用充填部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2013204335A
JP2013204335A JP2012075693A JP2012075693A JP2013204335A JP 2013204335 A JP2013204335 A JP 2013204335A JP 2012075693 A JP2012075693 A JP 2012075693A JP 2012075693 A JP2012075693 A JP 2012075693A JP 2013204335 A JP2013204335 A JP 2013204335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filling member
connection
horizontal
filling
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012075693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5992710B2 (ja
Inventor
Atsuya Mayama
淳哉 真山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP2012075693A priority Critical patent/JP5992710B2/ja
Publication of JP2013204335A publication Critical patent/JP2013204335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5992710B2 publication Critical patent/JP5992710B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

【課題】充填部材の連結部の位置関係を気にすることなく水平方向及び鉛直方向に配設可能な、施工性のよい地下水槽用充填部材を提供する。
【解決手段】充填部材10の側面同士が合わされて水平方向に配設されると共に、充填部材10の一方の水平面同士及び充填部材10の他方の水平面から突き出す脚部2の先端同士が合わされて、鉛直方向に配設される平面視略正n角形をしたもので、連結部5を備えた充填部材構成単位Tが、充填部材10の回転中心Oに(360/n)°ずつずれて隙間なくn個配置されることで構成されており、連結部5には、一対の連結凸部5aと連結凹部5bが含まれ、1つの充填部材構成単位Tに形成された連結凸部5aと連結凹部5bの、隣接する別の充填部材構成単位Tとの境界線L1を基準とした線対称の位置に、隣接する別の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部5bと連結凸部5aが位置する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、地下水槽用充填部材に関し、更に詳しくは、水平方向及び鉛直方向に配設されて地下水槽の内部の空隙構造体を形成する充填部材に関するものである。
地下水槽の内部の空隙構造体を構成する充填部材として、例えば、正方形の基盤部の四隅に4本の脚体を突設し、対角線の位置関係にある2本の脚体にそれぞれ凸部を形成すると共に、もう一方の対角線の位置関係にある2本の脚体にそれぞれ凹部を設けたユニット部材が知られている(特許文献1)。
上記特許文献1のユニット部材は、一方のユニット部材を上下反転させて互いの脚体の先端面同士を突き合わせ、脚体の凸部を凹部に嵌入することでユニット部材同士を連結して鉛直方向に配設するようになっている。
特開2000−352080号公報
しかしながら、上記特許文献1のユニット部材は、ユニット部材を上下反転させた際に、脚体の位置関係によって凸部と凸部或いは凹部と凹部が突き合わされる場合があり、そのようなときは、ユニット部材を90°平面回転しなければ上下のユニット部材同士を連結できないので、施工性があまりよいものではなかった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、充填部材の連結部の位置関係を気にすることなく水平方向及び鉛直方向に配設可能な、施工性のよい地下水槽用充填部材を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る地下水槽用充填部材は、水平方向及び鉛直方向に配設されて地下水槽の内部の空隙構造体を形成する充填部材であって、上記充填部材は、側面同士が合わされて水平方向に配設されると共に、水平面同士が合わされるか、又は、充填部材の一方の水平面同士及び充填部材の他方の水平面から突き出す脚部の先端同士が合わされて、鉛直方向に配設される平面視略正n角形(nは3以上の整数)をしたもので、連結部を備えた充填部材構成単位が、充填部材の回転中心に(360/n)°ずつずれて隙間なくn個配置されることで構成されており、上記連結部には、少なくとも一対の連結凸部と連結凹部が含まれ、1つの充填部材構成単位に形成された全ての連結凸部と連結凹部の、隣接する別の充填部材構成単位との境界線を基準とした線対称の位置に、隣接する別の充填部材構成単位に形成された全ての連結凹部と連結凸部が位置することを特徴とするものである。
本発明の地下水槽用充填部材においては、上記充填部材が、水平盤部と水平盤部の一方の水平面から突き出す複数の脚部を備えたものであり、該脚部は、充填部材構成単位ごとに少なくとも1本と、全ての充填部材構成単位に跨がる充填部材の略中央に1本が形成され、充填部材構成単位ごとに形成された脚部の先端面に、少なくとも一対の連結凸部と連結凹部が形成されると共に、略中央に形成された脚部の先端面に、少なくともn対の連結凸部と連結凹部が形成されていることが好ましく、n=4であることが最も好ましい形態である。
本発明の地下水槽用充填部材のように、連結部を備えた充填部材構成単位が、充填部材の回転中心に(360/n)°ずつずれて隙間なくn個配置されることで構成されており、且つ、上記連結部には、少なくとも一対の連結凸部と連結凹部が含まれ、1つの充填部材構成単位に形成された全ての連結凸部と連結凹部の、隣接する別の充填部材構成単位との境界線を基準とした線対称の位置に、隣接する別の充填部材構成単位に形成された全ての連結凹部と連結凸部が位置すると、連結部の方向性を気にせずに配設しても、連結凸部と連結凸部或いは連結凹部と連結凹部が対面することなく水平方向及び鉛直方向に充填部材同士を連結することができるので、施工性が非常に良好である。
また、上記充填部材が、水平盤部と水平盤部の一方の水平面から突き出す複数の脚部を備えたものであり、該脚部は、充填部材構成単位ごとに少なくとも1本と、全ての充填部材構成単位に跨がる充填部材の略中央に1本が形成され、充填部材構成単位ごとに形成された脚部の先端面に、少なくとも一対の連結凸部と連結凹部が形成されると共に、略中央に形成された脚部の先端面に、少なくともn対の連結凸部と連結凹部が形成された地下水槽用充填部材は、各充填部材構成単位が少なくとも1本の脚部に支持されるため、安定した地下水槽用充填部材が得られ、さらに略中央に形成された脚部によって充填部材構成単位全てが均等に支持されるため、安定性が増すと共に、十分な強度を得ることができる。
そして、n=4である地下水槽用充填部材、即ち、充填部材が正方形であると、地下水槽の内部の空隙構造体を形成する充填部材として最も好ましい形態であり、施工性もよい。
本発明の一実施形態に係る地下水槽用充填部材を示すものであって、(a)は平面からの斜視図、(b)は上下反転させた状態の斜視図である。 同充填部材の構成単位を示すものであって、(a)は平面図、(b)は底面図である。 同充填部材を水平方向及び鉛直方向に配設して形成される地下水槽の内部の空隙構造体の一例を示す概略側面図であって、一番前方に位置する連結凸部のみを破線で表したものである。 同充填部材の水平方向(縦横方向)の連結状態を輪郭線で示した概略平面図である。 同充填部材の連結凸部と連結凹部の別の形態を示す概略斜視図であって、(a)は充填部材構成単位ごとに設けられる脚部の連結凸部と連結凹部、(b)は充填部材の略中央に設けられる脚部の連結凸部と連結凹部である。 本発明の他の実施形態に係る地下水槽用充填部材の構成単位を示す平面図である。 同充填部材の部分斜視図である。 同充填部材と斜め方向に隣接する充填部材との連結状態を示す部分側面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る地下水槽用充填部材の実施形態を詳述する。
図1に示す本発明の地下水槽用充填部材10は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂で射出成形されたものであって、正方形の水平盤部1と複数本の脚部2を備えたものである。水平盤部1の平面形状は正n角形(nは3以上の整数)であれば正方形に限定されるものではなく、例えば正三角形や正五角形でもよいが、施工性等を考慮すると、本実施形態のように、正方形の水平盤部1が地下水槽内部の空隙構造体を形成する充填部材としては最も好ましい形状である。
上記水平盤部1は、図1の(a),(b)に示すように、正方形の四周枠部1aの内側に縦横方向に交差する格子部1bを形成したもので、この格子部1bの開口を通じて水が上下に移動できるようになっている。そして、格子部1bの四隅と中央の開口は閉塞されており、それぞれの閉塞部1cには、下方へ突き出す中空の脚部2が一体に形成されている。この脚部2の基端(上端)と先端(下端)が開口しているため、脚部2内も水が上下に移動できるようになっている。
尚、水平盤部1の閉塞部1cに脚部2を一体に形成しないで、閉塞部1cに嵌合穴を形成し、別途製作した脚部2を閉塞部1cの嵌合穴に嵌合固定してもよく、中空の脚部2の周壁に通水孔(不図示)を形成して、脚部2の内側と外側で水が自由に出入りできるようにしてもよい。また、水平盤部1は、正方形の平板に多数の通水孔を形成したものでもよい。
この実施形態の地下水槽用充填部材10は、図3、図4に示すように、水平盤部1の側面同士を合わせながら水平方向(縦横方向)に並べて配設すると共に、上下反転させた充填部材10と上下反転させない充填部材10を交互に積み重ねて、それぞれの水平盤部1の一方の水平面(上面)同士、及び、それぞれの水平盤部1の他方の水平面(下面)から突き出す脚部2の先端面同士を合わせながら鉛直方向(上下方向)に配設することによって、雨水貯溜槽や雨水浸透槽などの地下水槽の内部に空隙構造体を形成するものであり、それぞれの充填部材10は、後述する水平連結用(縦横連結用)の連結部3、鉛直連結用(上下連結用)の連結部4,5によって、水平方向及び鉛直方向に連結されるため、強固な空隙構造体を構築できるものである。
図2の(a),(b)に示すように、上記水平連結用(縦横連結用)の連結部3、及び、鉛直連結用(上下連結用)の連結部4,5は、充填部材構成単位Tに形成されたものであり、本発明の地下水槽用充填部材10は、この連結部3,4,5を備えた充填部材構成単位Tが、充填部材10の回転中心Oに(360/n)°ずつずれて隙間なくn個配置されることで構成されている。本実施形態の充填部材10は正方形、即ち、n=4であるので、連結部3,4,5を備えた充填部材構成単位Tが、充填部材10の回転中心Oに(360/4)°=90°ずつずれて隙間なく4個配置されることで構成されたものである。
各充填部材構成単位Tごとにそれぞれ形成された水平連結用(縦横連結用)の連結部3は、図1、図2の(a)に示すように、蟻ほぞ状の連結凸部3aと、これに対応した蟻溝状の連結凹部3bを備えたもので、連結凸部3aと連結凹部3bは、水平盤部1のコーナーを挟んだ両側の側面にそれぞれ形成されている。そして、この充填部材構成単位T(ここでは図2の(a)に実線で示す右上の充填部材構成単位Tをいう。)を充填部材10の回転中心Oを基点に反時計周りに90°回転させた際の、右上の充填部材構成単位Tの連結凸部3aと連結凹部3bの位置に左上の充填部材構成単位Tの連結凸部3aと連結凹部3bが、また、反時計周りに180°回転させた位置に左下の充填部材構成単位Tの連結凸部3aと連結凹部3bが、更に、反時計周りに270°回転させた位置に右下の充填部材構成単位Tの連結凸部3aと連結凹部3bがそれぞれ形成されている。
そして、この充填部材構成単位Tに形成された連結部3の連結凸部3aと連結凹部3bは、次のような関係にもなっている。即ち、図2の(a)に示すように、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部3aと連結凹部3bの、隣接する左上の充填部材構成単位Tとの境界線L1を基準とした線対称の位置に、左上の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部3bと連結凸部3aが位置するように形成されている。また、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部3aと連結凹部3bの、隣接する右下の充填部材構成単位Tとの境界線L2を基準とした線対称の位置に、右下の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部3bと連結凸部3aが位置するように形成されている。
次に、各充填部材構成単位Tにそれぞれ形成された鉛直連結用(上下連結用)の連結部4は、図1の(a)、図2の(a)に示すように、水平盤部1の四隅の閉塞部1cの上面に形成されたもので、円柱状の連結凸部4aと、これに対応した円穴状の連結凹部4bとを備える。この鉛直連結用の連結部4(連結凸部4a,連結凹部4b)も、上記水平連結用の連結部3と同様に、充填部材構成単位T(右上の充填部材構成単位T)を充填部材10の回転中心Oを基点に反時計周りに90°回転させた際の、右上の充填部材構成単位Tの連結部4(連結凸部4a,連結凹部4b)の位置に左上の充填部材構成単位Tの連結部4(連結凸部4a,連結凹部4b)が、また、反時計周りに180°回転させた位置に左下の充填部材構成単位Tの連結部4(連結凸部4a,連結凹部4b)が、更に、反時計周りに270°回転させた位置に右下の連結部4(連結凸部4a,連結凹部4b)がそれぞれ形成されている。
そして、この連結部4の連結凸部4aと連結凹部4bも、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部4aと連結凹部4bの、隣接する左上の充填部材構成単位Tとの境界線L1を基準とした線対称の位置に、隣接する左上の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部4bと連結凸部4aが位置するように、また、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部4aと連結凹部4bの、隣接する右下の充填部材構成単位Tとの境界線L2を基準とした線対称の位置に、右下の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部4bと連結凸部4aが位置するように形成されている。
一方、水平盤部1裏面の四隅に形成された脚部2の先端面には、図1の(b)に示すように、上記の連結凸部4aよりも小径の円柱状の連結凸部5aと、それに対応する円穴状の連結凹部5bを備えた連結部5が形成されている。この脚部2の先端面に形成された連結部5の連結凸部5aと連結凹部5bも、上記の連結部3,4と同様、図2の(b)に示すように、右上の充填部材構成単位Tを充填部材10の回転中心Oを基点に反時計周りに90°回転させた際の、右上の充填部材構成単位Tの連結凸部5aと連結凹部5bの位置に左上の充填部材構成単位Tの連結凸部5aと連結凹部5bが、また、反時計周りに180°回転させた位置に左下の充填部材構成単位Tの連結凸部5aと連結凹部5bが、更に、反時計周りに270°回転させた位置に右下の充填部材構成単位Tの連結凸部5aと連結凹部5bがそれぞれ形成されている。
そして、この連結部5の連結凸部5aと連結凹部5bも、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部5aと連結凹部5bの、隣接する左上の充填部材構成単位Tとの境界線L1を基準とした線対称の位置に、左上の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部5bと連結凸部5aが位置するように形成され、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部5aと連結凹部5bの、隣接する右下の充填部材構成単位Tとの境界線L2を基準とした線対称の位置に、右下の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部5bと連結凸部5aが位置するように形成されている。このように、右上の充填部材構成単位Tの連結凸部5a、連結凹部5bと、左上の充填部材構成単位Tの連結凹部5b、連結凸部5aは、境界線L1を基準とした線対称の位置関係に、左上の充填部材構成単位Tの連結凹部5b、連結凸部5aと、左下の充填部材構成単位Tの連結凸部5a、連結凹部5bは、境界線L2を基準とした線対称の位置関係に、左下の充填部材構成単位Tの連結凸部5a、連結凹部5bと、右下の充填部材構成単位Tの連結凹部5b、連結凸部5aは、境界線L1を基準とした線対称の位置関係に、右上の充填部材構成単位Tの連結凹部5b、連結凸部5aと、右下の充填部材構成単位Tの連結凸部5a、連結凹部5bは、境界線L2を基準とした線対称の位置関係になっている。
また、4つの充填部材構成単位Tに跨がる充填部材10の略中央に形成された脚部2の先端面には、図1の(b)、図2の(b)に示すように、連結凸部5aと連結凹部5bが複数形成されている。この連結凸部5aと連結凹部5bは、各充填部材構成単位Tに一対ずつ形成されており、地下水槽用充填部材10全体では合計4対の連結凸部5aと連結凹部5bが形成されている。この各充填部材構成単位Tに形成された一対の連結凸部5aと連結凹部5bも、充填部材10の回転中心Oを基点に(360/4)°=90°ずつ回転させると重なる位置に形成されると共に、境界線L1,L2を基準とした線対称の位置に連結凹部5b、連結凸部5aがそれぞれ位置するように形成されている。
尚、本実施形態では、脚部2の先端面に形成された連結部5は、円柱状の連結凸部5aと円穴状の連結凹部5bであるが、上記のように、90°ずつ回転させると重なる位置に形成され、且つ、線対称の位置関係にあって、脚部2,2の先端面同士が嵌合する形状であればこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、脚部2の先端面に凸凹を形成し、その凸凹を連結凸部5aと連結凹部5bにしてもよい。この図5の(a)に示す脚部2(2対の連結凸部5aと連結凹部5bが形成されたタイプ)は、水平盤部1の四隅に設けられるものであり、図5の(b)に示す脚部2(4対の連結凸部5aと連結凹部5bが形成されたタイプ)は、水平盤部1の中央に設けられるものであって、この脚部2の連結凸部5aには、通水用の開口が設けられている。
このような凸凹を連結凸部5aと連結凹部5bとした場合は、簡単に連結が外れないように円柱状の連結凸部5aの外周面に小さな凸部や凸条を形成し、それに対応して円穴状の連結凹部5bの内周面に小さな凹部や凹条を形成してもよいし、連結を容易にするために連結凸部5aの先端を細くしたり、半球状のドーム型にしてもよい。
以上のような構成の地下水槽用充填部材10は、既に図3を参照して説明したように、水平方向(縦横方向)及び鉛直方向(上下方向)に配設されて、地下水槽の内部の空隙構造体を構築するものであり、配設する際に、図4に示すように、水平連結用連結部3の蟻ほぞ状の連結凸部3aを、縦横方向(水平方向)に隣り合う水平連結用連結部3の蟻溝状の連結凹部3bに嵌合するだけで、充填部材10の水平盤部1,1を縦横に連結できるようになっている。
そして、上下連結用の円柱状の連結凸部4aと上下方向に重ねて配設された充填部材10の上下連結用の円穴状の連結凹部4bに嵌め込むと共に、脚部2の先端面の上下連結用の円柱状の連結凸部5aと上下方向に重ねて配設された充填部材10の上下連結用の円穴状の連結凹部5bに嵌め込むだけで、充填部材10,10の水平盤部1,1同士、及び、脚部2,2の先端同士を上下に連結できるようになっている。
このように、本発明の地下水槽用充填部材10は、充填部材10のどの側面が、それに隣接する充填部材10のどの側面に接していても、連結凸部3aと連結凸部3aが相対面することなく、連結凸部3aと連結凹部3bが嵌合するようになっている。また、方向性を一切気にすることなく充填部材10を上下反転させても、水平盤部1と水平盤部1の形状を合わせる(水平盤部1と水平盤部1の向きを平面視で一致させる)だけで、連結凸部4aと連結凸部4a又は連結凸部5aと連結凸部5aが相対面することなく、連結凸部4aと連結凹部4bが嵌合し、連結凸部5aと連結凹部5bが嵌合するようになっているので、施工性が極めて高い。
図6は本発明の他の実施形態に係る地下水槽用充填部材の構成単位を示す平面図、図7は同充填部材の部分斜視図、図8は同充填部材と斜め方向に隣接する充填部材との連結状態を示す部分側面図である。
この地下水槽用充填部材11は、水平盤部1のコーナーを挟んだ両側の側面にに、前述した水平連結用の連結凸部3aに代えて水平連結兼用の斜め連結用の連結凸部6aが形成されたものである。そして、水平連結兼用の斜め連結用の連結凸部6aの直前に位置する水平盤部1の上面には、斜め連結用の開口部6bが形成されている。
水平連結兼用の斜め連結用の連結凸部6aは、図7に示すように、前述した水平連結用の蟻ほぞ状の連結凸部3aを上方へL字状に屈曲させて形成されたものであり、その屈曲部60aの先端が水平盤部1より上方に出ている。そして、斜め連結用の開口部6bは、この屈曲部60aが嵌まり込む長方形の開口を備えた角穴状に形成されている。
この充填部材11も、前述した充填部材10と同様に、水平連結兼用の斜め連結用の連結凸部6aと、水平連結用の連結凹部3b及び斜め連結用の開口部6bが、充填部材11の回転中心Oを基点に(360/4)°=90°ずつ回転させると重なる位置に形成されると共に、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部6aと連結凹部3bの、隣接する左上の充填部材構成単位Tとの境界線L1を基準とした線対称の位置に、隣接する左上の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部3bと連結凸部6aが位置するように、また、右上の充填部材構成単位Tに形成された連結凸部6aと連結凹部3bの、隣接する右下の充填部材構成単位Tとの境界線L2を基準とした線対称の位置に、右下の充填部材構成単位Tに形成された連結凹部3bと連結凸部6aが位置するように形成されている。
この充填部材11の他の構成は、前述した図1〜図4に示す充填部材10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
上記構成の充填部材11は、図3に示すように、水平方向(縦横方向)及び鉛直方向(上下方向)に配設するだけで、水平連結兼用の斜め連結用の連結凸部6aが、水平方向に隣り合う充填部材11の水平連結用の連結凹部3bに嵌合すると共に、図8に示すように、その上に重ねられた充填部材11の斜め連結用の開口部6bに上記連結凸部6aの屈曲部60aが嵌まり込んで係合し、水平方向と斜め方向にそれぞれ隣接する充填部材11同士が連結される。そして、上下連結用の連結凸部4aと脚部2の先端面の連結凸部5aが、上下方向に重ねて配設された充填部材11の上下連結用の連結凹部4bと脚部2の先端面の連結凹部5bにそれぞれ嵌まり込んで、上下の充填部材11同士も連結される。従って、この地下水槽用充填部材11も、充填部材11の方向性を気にすることなく水平方向及び鉛直方向に配設するだけで、強固な空隙構造体を地下水槽の内部に施工性良く構築することができ、また、斜め方向の充填部材11同士も連結されるので、より強固な空隙構造体を構築できるものである。
以上の実施形態に係る地下水槽用充填部材10,11は、いずれも水平盤部1の下面(一方の水平面)から突き出す脚部2を備えたものであるが、脚部のない水平盤部1のみの充填部材、例えば、ある程度の高さを有する方形枠型の水平盤部1のみからなる充填部材とし、この方形枠型の水平盤部1の側面に、前述した水平連結用の蟻ほぞ状の連結凸部3aと蟻溝状の連結凹部3b、及び、方形枠型の水平盤部1の上下両面に、上下連結用の円柱状の連結凸部4aと円穴状の連結凹部4bを形成してもよい。
このような脚部のない水平盤部1のみからなる充填部材は、上下の方向性がないので、上下連結用の連結凸部4aと連結凹部4bは、水平盤部1の上面と下面の双方に形成するのがよい。
尚、この充填部材の方形枠型の水平盤部1には、多数の通水孔を形成して水が自由に出入りできるようにする必要がある。また、このような方形枠型の水平盤部1は、成形性を勘案して適宜分割して成形することが望ましい。
このような充填部材も、水平方向(縦横方向)及び鉛直方向に配設するだけで縦横、上下に連結されるため、強固な空隙構造体を地下水槽の内部に施工性良く構築することができる。
10,11 地下水槽用充填部材
T 充填部材構成単位
O 充填部材の回転中心
L1,L2 充填部材構成単位と充填部材構成単位の境界線
1 水平盤部
1a 四周枠部
1b 格子部
1c 閉塞部
2 脚部
3 水平連結用の連結部
3a 連結凸部
3b 連結凹部
4 鉛直連結用の連結部
4a 連結凸部
4b 連結凹部
5 鉛直連結用の連結部
5a 連結凸部
5b 連結凹部
6a 水平連結兼用の斜め連結用の連結凸部
60a 屈曲部
6b 斜め連結用の開口部

Claims (3)

  1. 水平方向及び鉛直方向に配設されて地下水槽の内部の空隙構造体を形成する充填部材であって、
    上記充填部材は、側面同士が合わされて水平方向に配設されると共に、水平面同士が合わされるか、又は、充填部材の一方の水平面同士及び充填部材の他方の水平面から突き出す脚部の先端同士が合わされて、鉛直方向に配設される平面視略正n角形(nは3以上の整数)をしたもので、
    連結部を備えた充填部材構成単位が、充填部材の回転中心に(360/n)°ずつずれて隙間なくn個配置されることで構成されており、
    上記連結部には、少なくとも一対の連結凸部と連結凹部が含まれ、1つの充填部材構成単位に形成された全ての連結凸部と連結凹部の、隣接する別の充填部材構成単位との境界線を基準とした線対称の位置に、隣接する別の充填部材構成単位に形成された全ての連結凹部と連結凸部が位置することを特徴とする地下水槽用充填部材。
  2. 上記充填部材が、水平盤部と水平盤部の一方の水平面から突き出す複数の脚部を備えたものであり、該脚部は、充填部材構成単位ごとに少なくとも1本と、全ての充填部材構成単位に跨がる充填部材の略中央に1本が形成され、充填部材構成単位ごとに形成された脚部の先端面に、少なくとも一対の連結凸部と連結凹部が形成されると共に、略中央に形成された脚部の先端面に、少なくともn対の連結凸部と連結凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の地下水槽用充填部材。
  3. n=4であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の地下水槽用充填部材。
JP2012075693A 2012-03-29 2012-03-29 地下水槽用充填部材 Active JP5992710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075693A JP5992710B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 地下水槽用充填部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075693A JP5992710B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 地下水槽用充填部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013204335A true JP2013204335A (ja) 2013-10-07
JP5992710B2 JP5992710B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=49523723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012075693A Active JP5992710B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 地下水槽用充填部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5992710B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10266313A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Tokyu Constr Co Ltd 雨水等の貯留及び浸透施設用充填体
JP2000087396A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Shinichiro Hayashi ユニット部材
JP2006045883A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Shinichiro Hayashi 雨水集積施設
JP2008231681A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Gifu Plast Ind Co Ltd 水貯留槽用の構造部材
JP2008248661A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Gifu Plast Ind Co Ltd 構造体用側板
JP2008248667A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Gifu Plast Ind Co Ltd 水貯留槽用の構造部材
JP2009013756A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Gifu Plast Ind Co Ltd 水貯留槽用の構造部材
JP2013108231A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 貯水槽用壁ユニット

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10266313A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Tokyu Constr Co Ltd 雨水等の貯留及び浸透施設用充填体
JP2000087396A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Shinichiro Hayashi ユニット部材
JP2006045883A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Shinichiro Hayashi 雨水集積施設
JP2008231681A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Gifu Plast Ind Co Ltd 水貯留槽用の構造部材
JP2008248661A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Gifu Plast Ind Co Ltd 構造体用側板
JP2008248667A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Gifu Plast Ind Co Ltd 水貯留槽用の構造部材
JP2009013756A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Gifu Plast Ind Co Ltd 水貯留槽用の構造部材
JP2013108231A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 貯水槽用壁ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP5992710B2 (ja) 2016-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102245463B1 (ko) 완구 조립 세트용 조립판 및 이러한 조립판을 구비하는 완구 조립 세트
JP6193235B2 (ja) 貯蔵容器
KR101415746B1 (ko) 블록완구
US8715030B2 (en) Toy building block
BR102013003461A2 (pt) Conjunto de palete
JP2013039976A (ja) 飲料用容器
ES2579128T3 (es) Dispositivo para la alineación de una pila de contenedores
US20100151765A1 (en) Tube connector for assembly toy
JP5992710B2 (ja) 地下水槽用充填部材
JP2013108231A (ja) 貯水槽用壁ユニット
TWM426433U (en) Building block
KR200468321Y1 (ko) 조립식 이중용기
JP5917949B2 (ja) 地下水槽用充填部材
JP6164559B2 (ja) 地下水槽用充填部材
JP2012148800A (ja) 仕切体
JP6771136B2 (ja) ユニット部材
KR101491599B1 (ko) 블록완구
JP6275458B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP4970577B2 (ja) スペーサー
JP3180291U (ja) 補強部材
JP6644235B2 (ja) ユニット部材
JP5783916B2 (ja) 貯水空間形成ブロック
JP2015054188A (ja) 脚部の伸縮構造、及び、テーブル
JP2019167773A (ja) 組立フェンス
JP2014009457A (ja) 地下水槽用充填部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5992710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250