JP2013203500A - 印刷機およびウエブの断裁方法 - Google Patents

印刷機およびウエブの断裁方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットからカッター胴や断裁部までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができ、このことにより、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができるため、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できる印刷機およびウエブの断裁方法を提供する。
【解決手段】第1の検出部50によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p1、第2の検出部52によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p2、および記憶部56に記憶された各基準位相p1´、p2´に基づいて、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷機およびウエブの断裁方法に関する。
従来から、輪転印刷機には、印刷されたウエブをインラインで所定の大きさに断裁して折り畳むための折機が設けられている。このような折機では、絵柄が印刷されたウエブが、三角板、ニッピングローラ、カッター胴、折胴、くわえ胴、チョッパー等を経て、印刷折丁となるようになっている。より具体的に説明すると、絵柄が印刷された、連続的に搬送されるウエブは、当該ウエブの搬送方向に沿った折り目を形成するよう三角板により半分に折られ、三角板により半分に折られたウエブは、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿ってカッター胴により断裁される。そして、くわえ胴で、断裁された折丁(ウエブ片)の中央位置をくわえ胴でチャックすることにより、カッター胴による断裁方向と平行に延びる折り目を形成するよう折丁が折られ、その後、折丁はチョッパーにより、カッター胴による断裁方向と直交する方向に延びる折り目を形成するよう更に折られる。また、ウエブの搬送方向における三角板の上流側にはコンペンセータローラが設けられており、このようなコンペンセータローラにより、印刷ユニットとカッター胴との間のウエブ経路長さを調整することにより、カッター胴でのウエブの断裁位置を調整するようになっている。
このような従来の印刷機の構成の一例を図6に示す。図6は、従来の印刷機における断裁見当制御装置の構成図である。図6に示すように、従来の印刷機には、連続的に搬送されるウエブWに付された見当マーク(以下、マークともいう)を光学的に検出するマーク検出器80、カッター胴82の位相を検出するロータリエンコーダ84、カッター胴82でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出するコントローラ86、およびコンペンセータローラ88の位置を調整するモータ90がそれぞれ設けられている。このような印刷機では、ウエブWに付されたマークがマーク検出器80により検出されたときの、ロータリエンコーダ84により検出されたカッター胴82の位相に係る情報がコントローラ86に送られるようになっている。そして、コントローラ86は、カッター胴82によりウエブWが適切に断裁されるときの、マーク検出器80によりマークが検出されたときのカッター胴82の位相(予め設定された基準位相)と、ロータリエンコーダ84によるカッター胴82の実際の位相(検出位相)との偏差により、カッター胴82でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出し、このようなカッター胴82でのウエブWの断裁位置のずれ量に基づいてモータ90の制御量を算出して制御信号を出力する。モータ90は、コントローラ86により出力された制御信号に基づいてコンペンセータローラ88の位置を調整し、印刷ユニットとカッター胴82との間のウエブ経路長さを調整する。
しかしながら、上述したような従来の印刷機では以下のような問題がある。具体的には、一般的に、輪転印刷機等の印刷機において、生産ごとで印刷の絵柄、ウエブの種類、ウエブのテンション、印刷速度等の印刷条件が異なるため、印刷ユニットからカッター胴までのウエブ経路長さが変化し、カッター胴で断裁される位相における絵柄位置が変化してしまう。このように、従来の印刷機ではウエブ経路長さの変化を検出することができないため、良品となる断裁位置になるまで手動でコンペンセータローラの位置を調整し、その時点のマーク検出器によるマークの検出信号とカッター胴の回転信号をもとに制御値を更新する必要がある。ここで、手動による見当合わせ作業は、目視確認とコンペンセータローラの位置の調整を繰り返し行うため、良品となるまでに時間がかかり、印刷ロスが発生してしまう。
このような問題を解決するため、ウエブの断裁位置を自動で合わせる方法として、特許文献1乃至3等に開示される方法が知られている。特許文献1には、ウエブ上の印刷絵柄の伸縮を検出し、ウエブ経路長さの伸縮を算出して制御を行う装置が開示されている。また、特許文献2には、印刷開始時でのウエブの断裁位置の絶対位置(断裁位置を調整するモータの位置)を記憶し、印刷再開時にプリセットした状態で制御することにより、自動制御開始状態に近い状態とし、速やかに自動制御を開始できるようにする装置が開示されている。また、特許文献3には、断裁後の印刷折丁に付された断裁見当マークを読み取り、断裁位置のずれ量を算出して制御する装置が開示されている。
特開2004−18192号公報 特許第4388321号 特開2008−238504号公報
特許文献1に開示される方法では、ウエブ上の印刷絵柄の伸縮を検出することで、ウエブ経路長さの変化を算出することができる。しかしながら、ウエブ経路長さの変化は、ウエブの伸縮以外にも、デラミネーション、ガイドローラ間のウエブのばたつき(特に、ガイドローラが無い熱風乾燥装置内のウエブのばたつき)等が影響し、カッター胴で断裁される絵柄位置が大きく変動するという問題がある。また、特許文献2に開示される方法では、記憶していない印刷条件のプリセット値ではプリセットが合わないため、少なくとも初回の印刷では効果が得られないという問題がある。また、特許文献3に開示される方法では、断裁済みの折丁に付された見当マークを検出するため、ウエブパス経路長の変化によらず断裁位置のずれ量の計測が可能である。しかしながら、断裁見当マークが折丁で計測可能な位置に印刷されている必要があり、近年用紙の余白部分を極力少なくすることが求められているということもあり、特許文献3に開示される方法は用途が限られてしまうという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットからカッター胴や断裁部までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができ、このことにより、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができるため、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できる印刷機およびウエブの断裁方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷機は、連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿って断裁するカッター胴と、ウエブの搬送方向における前記カッター胴の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付されたマークを検出する第1の検出部と、ウエブの搬送方向において前記カッター胴の上流側かつ前記第1の検出部の下流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを検出する第2の検出部と、前記カッター胴に設けられ、当該カッター胴の位相を検出するロータリエンコーダと、前記カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記カッター胴の各位相をそれぞれ基準位相として記憶する記憶部と、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、および前記記憶部に記憶された各基準位相に基づいて、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するコントローラと、を備えている。
このような印刷機によれば、第1の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによるカッター胴の検出位相、第2の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによるカッター胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、第1の検出部および第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときのカッター胴の各基準位相に基づいて、カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するようになっている。このように、2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットからカッター胴までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができるため、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができ、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できるようになる。
本発明の印刷機においては、ウエブの搬送方向における前記カッター胴の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に沿った折り目を形成するよう半分に折る三角板と、前記三角板の位置を検出する三角板位置検出部と、を更に備え、前記コントローラは、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、および前記記憶部に記憶された各基準位相に加えて、前記三角板位置検出部により検出された前記三角板の位置を参照して、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するようになっていてもよい。
本発明の印刷機においては、ウエブの搬送方向において前記カッター胴の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブの経路長さを調整するコンペンセータローラと、前記コントローラにより算出された、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量に基づいて前記コンペンセータローラの位置を調整する制御装置と、を更に備えていてもよい。
この際に、ウエブの搬送方向において、前記第1の検出部は前記コンペンセータローラの上流側に設けられており、前記第2の検出部は前記コンペンセータローラの下流側に設けられていてもよい。
本発明の印刷機においては、前記カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの前記カッター胴の各基準位相を入力して前記記憶部に記憶させる入力装置を更に備えていてもよい。
本発明の印刷機は、連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿って断裁する断裁部と、ウエブの搬送方向における前記断裁部の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付されたマークを検出する第1の検出部と、ウエブの搬送方向において前記断裁部の上流側かつ前記第1の検出部の下流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを検出する第2の検出部と、ウエブの搬送方向における前記断裁部の上流側に設けられ、ウエブの搬送を行う版胴と、前記版胴に設けられ、当該版胴の位相を検出するロータリエンコーダと、前記断裁部によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記版胴の位相をそれぞれ基準位相として記憶する記憶部と、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、および前記記憶部に記憶された各基準位相に基づいて、前記断裁部でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するコントローラと、を備えている。
このような印刷機によれば、第1の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、第2の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、断裁部によりウエブが適切に断裁されるときの、第1の検出部および第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの版胴の各基準位相に基づいて、断裁部でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するようになっている。このように、2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットから断裁部までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができるため、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができ、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できるようになる。
本発明のウエブの断裁方法は、連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿ってカッター胴により断裁するウエブの断裁方法において、連続的に搬送されるウエブに付されたマークを第1の検出部により検出する工程と、前記カッター胴に設けられたロータリエンコーダにより、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記カッター胴の位相を検出する工程と、ウエブの搬送方向における前記第1の検出部の下流側において、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを第2の検出部により検出する工程と、前記ロータリエンコーダにより、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記カッター胴の位相を検出する工程と、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、前記カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの前記カッター胴の各基準位相に基づいて、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出する工程と、を備えている。
このようなウエブの断裁方法によれば、第1の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによるカッター胴の検出位相、第2の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによるカッター胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、第1の検出部および第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときのカッター胴の各基準位相に基づいて、カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するようになっている。このように、2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットからカッター胴までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができるため、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができ、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できるようになる。
本発明のウエブの断裁方法は、連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿って断裁部により断裁するウエブの断裁方法において、連続的に搬送されるウエブに付されたマークを第1の検出部により検出する工程と、ウエブの搬送方向において前記断裁部の上流側でウエブの搬送を行う版胴に設けられたロータリエンコーダにより、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記版胴の位相を検出する工程と、ウエブの搬送方向における前記第1の検出部の下流側において、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを第2の検出部により検出する工程と、前記ロータリエンコーダにより、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記版胴の位相を検出する工程と、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、前記断裁部によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの前記版胴の各基準位相に基づいて、前記断裁部でのウエブの断裁位置のずれ量を算出する工程と、を備えている。
このようなウエブの断裁方法によれば、第1の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、第2の検出部によりマークが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、断裁部によりウエブが適切に断裁されるときの、第1の検出部および第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの版胴の各基準位相に基づいて、断裁部でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するようになっている。このように、2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットから断裁部までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができるため、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができ、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できるようになる。
本発明の印刷機およびウエブの断裁方法によれば、2つの検出部によるマークの検出情報に基づいて、印刷ユニットからカッター胴や断裁部までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブの断裁位置のずれ量を算出することができ、このことにより、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができるため、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できる。
本発明の実施の形態による印刷機の全体の構成を示す概略構成図である。 図1に示す印刷機における折機の構成を示す斜視図である。 図1に示す印刷機における断裁見当制御装置の構成図である。 図3に示す断裁見当制御装置の各撮像カメラにより検出されたマークの検出位相および基準位相を示す説明図である。 図1に示す印刷機のカッター胴における、各撮像カメラにより検出されたマークの検出位相および基準位相を示す図である。 従来の印刷機における断裁見当制御装置の構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態に係る印刷機およびその断裁見当制御装置を示す図である。このうち、図1は、本発明の実施の形態による印刷機の全体の構成を示す概略構成図であり、図2は、図1に示す印刷機における折機の構成を示す斜視図であり、図3は、図1に示す印刷機における断裁見当制御装置の構成図である。また、図4は、図3に示す断裁見当制御装置の各撮像カメラにより検出されたマークの検出位相および基準位相を示す説明図であり、図5は、図1に示す印刷機のカッター胴における、各撮像カメラにより検出されたマークの検出位相および基準位相を示す図である。
最初に、本実施の形態における印刷機の全体の構成について図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施の形態の印刷機1は、ウエブWを給紙する給紙部10と、給紙部10により給紙されたウエブWに各色の印刷を施す印刷ユニット12と、印刷ユニット12により各色の印刷が施されたウエブWを乾燥する乾燥装置14と、乾燥装置14により乾燥したウエブWの経路長さ(以下、ウエブ経路長さともいう)をコンペンセータローラ17で調整するウエブパス部16と、ウエブパス部16によりウエブ経路長さが調整されたウエブWを断裁して折り畳むための折機20と、を備えている。
図1に示すように、給紙部10には、ウエブWが巻かれたロール11が設けられており、このロール11からウエブWが連続的に巻き出されるようになっている。給紙部10のロール11から巻き出されたウエブWは、印刷ユニット12により所定の絵柄がオフセット印刷されるようになっている。また、乾燥装置14の下流側には、複数のクーリングローラ15aを有するクーリング部15が設けられている。ウエブパス部16では、コンペンセータローラ17が図1における左右方向に移動自在となっており、このコンペンセータローラ17の位置を制御することによりウエブWの経路長さを調整するようになっている。
次に、折機20の具体的な構成について図2および図3を用いて説明する。
図2等に示すように、折機20には三角板(フォーマ)22が設けられており、この三角板22により、ウエブパス部16から搬送されたウエブWを、ウエブWの搬送方向に沿った折り目を形成するよう半分に折るようになっている。また、ウエブWの搬送方向における三角板22の下流側には折込ローラ24が設けられており、三角板22により半分に折られたウエブWは折込ローラ24により折り込まれるようになっている。また、ウエブWの搬送方向における折込ローラ24の下流側には第1ニッピングローラ26および第2ニッピングローラ28がそれぞれ設けられており、三角板22により半分に折られたウエブWは、これらのニッピングローラ26、28により挟持されながら連続的に搬送されるようになっている。また、三角板22は、図2の参照符号Aに示すような方向に沿って移動することができるようになっている。このような三角板22の移動により、印刷ユニット12から後述するカッター胴30までのウエブ経路長さが変化するようになる。また、図3に示すように、三角板22の近傍には、当該三角板22の位置を検出する三角板位置検出センサ70が設けられている。この三角板位置検出センサ70により検出された三角板22の位置情報は後述するコントローラ54に送られるようになっている。
また、図2等に示すように、折機20にはカッター胴30、折胴32およびくわえ胴34が設けられている。カッター胴30は、三角板22により半分に折られたウエブWを、当該ウエブWの搬送方向に直交する方向(図2におけるカッター胴30の長手方向)に沿って断裁するようになっている。折胴32の外周面には把持部(図示せず)が設けられており、カッター胴30により断裁されたウエブ片の先端部が把持部により把持されるようになっている。また、くわえ胴34にも把持部34aが設けられており、くわえ胴34の把持部34aは、折胴32の把持部により把持されたウエブ片の中央位置をチャック(把持)することにより、カッター胴30による断裁方向と平行に延びる折り目を形成するようウエブ片が中央で折られるようになっている。くわえ胴34の把持部34aにより把持されたウエブ片W1は、搬送ベルト36により搬送される。また、折機20にはチョッパー38が設けられており、搬送ベルト36により搬送されたウエブ片W1は、チョッパー38により、カッター胴30による断裁方向と直交する方向に延びる折り目を形成するよう更に半分に折られる。チョッパー38により半分に折られたウエブ片は、折ローラ40に送られてこの折ローラ40によって折り込まれることにより最終的な印刷折丁が形成されるようになる。
また、図2および図3に示すように、カッター胴30にはロータリエンコーダ60が設けられており、このロータリエンコーダ60は、カッター胴30の周長を1回転とする回転信号を検出するようになっている。このようなロータリエンコーダ60により、カッター胴30の位相が検出されるようになっている。ロータリエンコーダ60により検出されたカッター胴30の位相情報は後述するコントローラ54に送られるようになっている。
また、本実施の形態の印刷機1では、図3に示すように、クーリング部15の出口近傍の位置に第1の撮像カメラ50が設けられている。この第1の撮像カメラ50は、連続的に搬送されるウエブWに付された見当マーク(以下、マークともいう。このようなマークの詳細については後述する)を検出するようになっている。また、ウエブWの搬送方向において三角板22の上流側かつコンペンセータローラ17の下流側の位置には第2の撮像カメラ52が設けられている。この第2の撮像カメラ52は、連続的に搬送されるウエブWに付され第1の撮像カメラ50により検出されたマークを検出するようになっている。これらの第1、第2の撮像カメラ50、52によるマークの検出情報は後述するコントローラ54に送られるようになっている。
図3に示すように、本実施の形態の印刷機1の断裁見当制御装置にはコントローラ54が設けられており、このコントローラ54は、各撮像カメラ50、52、ロータリエンコーダ60、三角板位置検出センサ70等に接続されている。このようなコントローラ54により、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出するようになっている。コントローラ54によるウエブWの断裁位置のずれ量の算出方法の詳細については後述する。
また、コントローラ54には記憶部56が接続されている。この記憶部56には、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークが検出されたときのカッター胴30の各位相をそれぞれ基準位相として記憶するようになっている。また、記憶部56にはデータ入力装置58が接続されている。操作者は、このデータ入力装置58により、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークが検出されたときのカッター胴30の各基準位相をそれぞれ入力して記憶部56に記憶させることができるようになっている。
また、図3に示すように、コントローラ54には制御装置62が接続されており、このコントローラ54により算出された、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量に関する信号が制御装置62に送られるようになっている。また、図3に示すように、コンペンセータローラ17にはモータ64が設けられており、このモータ64は、コンペンセータローラ17を移動させて当該コンペンセータローラ17の位置を調整するようになっている。ここで、制御装置62は、コントローラ54から送られた、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量に基づいて、このずれ量が0となるよう、モータ64を制御してコンペンセータローラ17の位置を調整するようになっている。
次に、このような構成からなる印刷機1の動作、具体的にはウエブWの断裁方法について以下に説明する。
本実施の形態の印刷機1では、図4に示すように、ウエブWの幅方向における一方の端部近傍にマークMが付されるようになっている。このようなマークMは、例えば印刷機1の印刷ユニット12によりウエブW上に付けられるようになっている。
また、前述したように、記憶部56には、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのカッター胴30の各位相をそれぞれ基準位相p1´、基準位相p2´として記憶するようになっている(図4および図5参照)。このような基準位相p1´、基準位相p2´は、操作者が前もってデータ入力装置58により入力して記憶部56に記憶させるようになっている。
本実施の形態の印刷機1では、連続的に搬送されるウエブWに付されたマークMが第1の撮像カメラ50により検出されたときに、ロータリエンコーダ60によりカッター胴30の位相が検出されるようになっている。このような位相を「検出位相p1」とする。そして、第1の撮像カメラ50によりウエブW上のマークMが検出された時点からウエブWが更に搬送され、第1の撮像カメラ50により検出されたマークMが第2の撮像カメラ52により検出されたときに、ロータリエンコーダ60によりカッター胴30の位相が検出されるようになっている。このような位相を「検出位相p2」とする(図4および図5参照)。そして、コントローラ54は、第1の撮像カメラ50によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p1、第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p2、および記憶部56に記憶された基準位相p1´、基準位相p2´に基づいて、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出する。コントローラ54における断裁位置のずれ量の算出方法について以下に詳述する。
まず、第1の撮像カメラ50によるマークMの検出位相p1と、適切な断裁位置となるときの第1の撮像カメラ50によるマークMの基準位相p1´との差Δp1と、ロータリエンコーダ60の分解能rとを積算し、印刷ユニット12から第1の撮像カメラ50までのウエブ経路長さの変化量ΔL0を算出する。すなわち、印刷ユニット12から第1の撮像カメラ50までのウエブ経路長さの変化量ΔL0は、下記式により算出される。
ΔL0=(p1−p1´)×r
次に、第1の撮像カメラ50によるマークMの検出位相p1と、第2の撮像カメラ52によるマークMの検出位相p2との位相差Δp(図5参照)を算出する。
次に、位相差Δpから、適切な断裁位置となるときの第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によるマークMの基準位相p1´および基準位相p2´の位相差Δp´を減算し、ロータリエンコーダ60の分解能rを積算することで、第1の撮像カメラ50と第2の撮像カメラ52との間におけるウエブWの伸縮量ΔL12を算出する。すなわち、第1の撮像カメラ50と第2の撮像カメラ52との間におけるウエブWの伸縮量ΔL12は、下記式により算出される。
ΔL12=(Δp−Δp´)×r
次に、第1の撮像カメラ50と第2の撮像カメラ52との間の幾何学的なウエブ経路長さに対する、第1の撮像カメラ50とカッター胴30との間の幾何学的なウエブ経路長さの比Kを算出する。コンペンセータローラ17が設けられている場合には、コンペンセータローラ17の現在値LCと基準値LC´により、コンペンセータローラ17の移動による幾何学的なウエブ経路長さの変化を算出して補正する。
次に、第1の撮像カメラ50と第2の撮像カメラ52との間におけるウエブWの伸縮量ΔL12と、比Kとを積算し、第1の撮像カメラ50とカッター胴30との間におけるウエブWの伸縮量ΔL1を算出する。すなわち、第1の撮像カメラ50とカッター胴30との間におけるウエブWの伸縮量ΔL1は、下記式により算出される。
ΔL1=K×ΔL12
次に、三角板22について、三角板位置検出センサ70により、基準位置からの三角板22の移動量ΔL3を検出する。
次に、ΔL0、ΔL1、および基準位置からの三角板22の移動量ΔL3を加算することにより、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLを算出する。すなわち、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLは、下記式により算出される。
ΔL=ΔL0+ΔL1+ΔL3
このようにして算出された、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLは、コントローラ54から制御装置62に送られる。制御装置62は、コントローラ54から送られた、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLに基づいてコンペンセータローラ17の制御量を算出する。そして、制御装置62は、算出されたコンペンセータローラ17の制御量に基づいてモータ64を制御し、コンペンセータローラ17の位置を調整する。このようにして、カッター胴30でのウエブWの断裁位置が適切な位置となるよう調整される。
以上のように本実施の形態の印刷機1およびウエブWの断裁方法によれば、連続的に搬送されるウエブWに付されたマークMを第1の撮像カメラ50により検出し、ロータリエンコーダ60により、第1の撮像カメラ50によりマークMが検出されたときのカッター胴30の位相を検出する。また、ウエブWの搬送方向における第1の撮像カメラ50の下流側において、連続的に搬送されるウエブWに付され第1の撮像カメラ50により検出されたマークMを第2の撮像カメラ52により検出し、ロータリエンコーダ60により、第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのカッター胴30の位相を検出する。そして、第1の撮像カメラ50によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p1、第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p2、および記憶部56に予め記憶されている、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークMがそれぞれ検出されたときのカッター胴30の各基準位相p1´、p2´に基づいて、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLを算出するようになっている。このように、2つの撮像カメラ50、52によるマークMの検出情報に基づいて、印刷ユニット12からカッター胴30までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブWの断裁位置のずれ量を算出することができるため、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができ、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できるようになる。
また、本実施の形態の印刷機1では、ウエブWの搬送方向におけるカッター胴30の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブWを、当該ウエブWの搬送方向に沿った折り目を形成するよう半分に折る三角板22と、三角板22の位置を検出する三角板位置検出センサ70とがそれぞれ設けられている。そして、コントローラ54は、第1の撮像カメラ50によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p1、第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダ60によるカッター胴30の検出位相p2、および記憶部56に予め記憶されている、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークMがそれぞれ検出されたときのカッター胴30の各基準位相p1´、p2´に加えて、三角板位置検出センサ70により検出された三角板22の位置(具体的には、基準位置からの三角板22の移動量ΔL3)を参照して、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLを算出するようになっている。
また、本実施の形態の印刷機1では、ウエブWの搬送方向においてカッター胴30の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブWの経路長さを調整するコンペンセータローラ17と、コントローラ54により算出された、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLに基づいてコンペンセータローラ17の位置を調整する制御装置62とがそれぞれ設けられている。この際に、図3に示すように、ウエブWの搬送方向において、第1の撮像カメラ50はコンペンセータローラ17の上流側に設けられており、第2の撮像カメラ52はコンペンセータローラ17の下流側に設けられている。
また、本実施の形態の印刷機1では、図3に示すように、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークMがそれぞれ検出されたときのカッター胴30の各基準位相p1´、p2´を入力して記憶部56に記憶させるデータ入力装置58が設けられている。
なお、本実施の形態による印刷機1やウエブWの断裁方法は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、本実施の形態による印刷機1は、三角板22が移動可能となっている態様のものに限定されることはない。他の態様として、三角板22の位置が固定されていたり、あるいはカッター胴30の上流側において三角板22の設置が省略されたりするようになっていてもよい。この場合には、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLは、ΔL0およびΔL1を加算することにより算出される。すなわち、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量ΔLは、下記式により算出される。
ΔL=ΔL0+ΔL1
また、連続的に搬送されるウエブWを、当該ウエブWの搬送方向に直交する方向に沿って断裁する機構としては、図2および図3に示すようなカッター胴30に限定されることはない。連続的に搬送されるウエブWを、当該ウエブWの搬送方向に直交する方向に沿って断裁することができる構成のものであれば、カッター胴30以外の構成の断裁部を用いることもできる。この場合には、ウエブWの搬送方向における断裁部の上流側に設けられた、ウエブWの搬送を行う版胴(例えば、図2における折込ローラ24、第1ニッピングローラ26、第2ニッピングローラ28等)に、当該版胴の位相を検出するロータリエンコーダが設けられるようになる。そして、コントローラ54は、第1の撮像カメラ50によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、および記憶部56に予め記憶されている、断裁部によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークMがそれぞれ検出されたときの版胴の各基準位相に基づいて、断裁部でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出するようになっている。この場合でも、2つの撮像カメラ50、52によるマークMの検出情報に基づいて、印刷ユニット12からカッター胴30までのウエブ経路長さの変化を算出し、精度良くウエブWの断裁位置のずれ量を算出することができるため、印刷条件が変化しても自動で断裁見当位置を合わせることができ、従来の手動による作業がなくなり印刷ロスを低減できるようになる。
また、連続的に搬送されるウエブWをカッター胴30により断裁する場合でも、カッター胴30にロータリエンコーダ60を設ける代わりに、ウエブWの搬送方向におけるカッター胴30の上流側に設けられた、ウエブWの搬送を行う版胴(例えば、図2における折込ローラ24、第1ニッピングローラ26、第2ニッピングローラ28等)に、当該版胴の位相を検出するロータリエンコーダが設けられるようになっていてもよい。この場合には、コントローラ54は、第1の撮像カメラ50によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、第2の撮像カメラ52によりマークMが検出されたときのロータリエンコーダによる版胴の検出位相、および記憶部56に予め記憶されている、カッター胴30によりウエブWが適切に断裁されるときの、第1の撮像カメラ50および第2の撮像カメラ52によりマークMがそれぞれ検出されたときの版胴の各基準位相に基づいて、カッター胴30でのウエブWの断裁位置のずれ量を算出するようになる。
1 印刷機
10 給紙部
11 ロール
12 印刷ユニット
14 乾燥装置
15 クーリング部
15a クーリングローラ
16 ウエブパス部
17 コンペンセータローラ
20 折機
22 三角板
24 折込ローラ
26 第1ニッピングローラ
28 第2ニッピングローラ
30 カッター胴
32 折胴
34 くわえ胴
34a 把持部
36 搬送ベルト
38 チョッパー
40 折ローラ
50、52 撮像カメラ
54 コントローラ
56 記憶部
58 データ入力装置
60 ロータリエンコーダ
62 制御装置
64 モータ
70 三角板位置検出センサ
80 マーク検出器
82 カッター胴
84 ロータリエンコーダ
86 コントローラ
88 コンペンセータローラ
90 モータ

Claims (8)

  1. 連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿って断裁するカッター胴と、
    ウエブの搬送方向における前記カッター胴の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付されたマークを検出する第1の検出部と、
    ウエブの搬送方向において前記カッター胴の上流側かつ前記第1の検出部の下流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを検出する第2の検出部と、
    前記カッター胴に設けられ、当該カッター胴の位相を検出するロータリエンコーダと、
    前記カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記カッター胴の各位相をそれぞれ基準位相として記憶する記憶部と、
    前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、および前記記憶部に記憶された各基準位相に基づいて、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するコントローラと、
    を備えた、印刷機。
  2. ウエブの搬送方向における前記カッター胴の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に沿った折り目を形成するよう半分に折る三角板と、
    前記三角板の位置を検出する三角板位置検出部と、
    を更に備え、
    前記コントローラは、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、および前記記憶部に記憶された各基準位相に加えて、前記三角板位置検出部により検出された前記三角板の位置を参照して、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するようになっている、請求項1記載の印刷機。
  3. ウエブの搬送方向において前記カッター胴の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブの経路長さを調整するコンペンセータローラと、
    前記コントローラにより算出された、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量に基づいて前記コンペンセータローラの位置を調整する制御装置と、
    を更に備えた、請求項1または2記載の印刷機。
  4. ウエブの搬送方向において、前記第1の検出部は前記コンペンセータローラの上流側に設けられており、前記第2の検出部は前記コンペンセータローラの下流側に設けられている、請求項3記載の印刷機。
  5. 前記カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの前記カッター胴の各基準位相を入力して前記記憶部に記憶させる入力装置を更に備えた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷機。
  6. 連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿って断裁する断裁部と、
    ウエブの搬送方向における前記断裁部の上流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付されたマークを検出する第1の検出部と、
    ウエブの搬送方向において前記断裁部の上流側かつ前記第1の検出部の下流側に設けられ、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを検出する第2の検出部と、
    ウエブの搬送方向における前記断裁部の上流側に設けられ、ウエブの搬送を行う版胴と、
    前記版胴に設けられ、当該版胴の位相を検出するロータリエンコーダと、
    前記断裁部によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記版胴の位相をそれぞれ基準位相として記憶する記憶部と、
    前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、および前記記憶部に記憶された各基準位相に基づいて、前記断裁部でのウエブの断裁位置のずれ量を算出するコントローラと、
    を備えた、印刷機。
  7. 連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿ってカッター胴により断裁するウエブの断裁方法において、
    連続的に搬送されるウエブに付されたマークを第1の検出部により検出する工程と、
    前記カッター胴に設けられたロータリエンコーダにより、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記カッター胴の位相を検出する工程と、
    ウエブの搬送方向における前記第1の検出部の下流側において、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを第2の検出部により検出する工程と、
    前記ロータリエンコーダにより、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記カッター胴の位相を検出する工程と、
    前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記カッター胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、前記カッター胴によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの前記カッター胴の各基準位相に基づいて、前記カッター胴でのウエブの断裁位置のずれ量を算出する工程と、
    を備えた、ウエブの断裁方法。
  8. 連続的に搬送されるウエブを、当該ウエブの搬送方向に直交する方向に沿って断裁部により断裁するウエブの断裁方法において、
    連続的に搬送されるウエブに付されたマークを第1の検出部により検出する工程と、
    ウエブの搬送方向において前記断裁部の上流側でウエブの搬送を行う版胴に設けられたロータリエンコーダにより、前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記版胴の位相を検出する工程と、
    ウエブの搬送方向における前記第1の検出部の下流側において、連続的に搬送されるウエブに付され前記第1の検出部により検出されたマークを第2の検出部により検出する工程と、
    前記ロータリエンコーダにより、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記版胴の位相を検出する工程と、
    前記第1の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、前記第2の検出部によりマークが検出されたときの前記ロータリエンコーダによる前記版胴の検出位相、および記憶部に予め記憶されている、前記断裁部によりウエブが適切に断裁されるときの、前記第1の検出部および前記第2の検出部によりマークがそれぞれ検出されたときの前記版胴の各基準位相に基づいて、前記断裁部でのウエブの断裁位置のずれ量を算出する工程と、
    を備えた、ウエブの断裁方法。
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