JP2013202163A - イオン発生装置 - Google Patents

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Takaaki Nakasone
孝昭 中曽根
Satoshi Kagawa
聡 香川
Hideki Hayashi
英樹 林
Norihiko Hasegawa
徳彦 長谷川
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Abstract

【課題】電源電線から伝わった漏水、結露水等の水が接続端子に浸入することを防ぐことができることを目的とする。
【解決手段】制御回路ケース12の側面に制御回路11と電源電線28を接続する接続端子29を設け、接続端子29の挿入穴23を下方に向くように天板9に対して傾けたという構成にしたことにより、漏水、結露水が接続端子29と同様に下方に傾いた電源電線28を伝って、接続端子29内部へ流れずに外側へ流れるので、電源電線28から伝わった漏水、結露水等の水が接続端子29に浸入することを防ぐことができるイオン発生装置を得られる。
【選択図】図8

Description

本発明は、室内空間の除菌や脱臭を行うイオン発生装置に関するものである。
従来、この種のイオン発生装置は、マイナスイオン発生手段によって発生したイオンを、ファンによって生じさせた空気の流れにのせて流出させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのイオン発生装置について図8を参照しながら説明する。
図8に示すように、天井に本体を埋め込み、天井面からイオンを発生させるイオン発生装置であって、本体は、円筒状の本体ケース101内に仕切板102と、この仕切板102の下方に送風手段としてシロッコファン103と、仕切板102を貫通した開口に静電霧化手段104と、本体ケース101の下端に本体吸込み口105と本体吹出し口106を有するグリル107と、本体ケース101の上に設けられている、制御基板の入った制御ボックス108で構成されている。
上記構成により、本体ケース102内に螺旋状の空気流路を設けて旋回気流を作り出し、旋回気流を本体吹出し口107から吹出すことが出来る。
特開2011−253780号公報 特開2010−164202号公報
このような従来のイオン発生装置においては、電気接続するための電源電線から漏水、結露水等が伝って、水が接続端子に浸入してしまう恐れがある、という課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、電源電線から伝わった結露水等の水が接続端子に浸入することを防ぐことができるイオン発生装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、天井に本体を埋め込み、天井面からイオンを発生させるイオン発生装置であって、前記本体は、円筒状を有しており下方にはフランジを有し、前記本体の天面に、遠心ファンを回転させるための電動機を保持する天板と前記電動機を設け、前記天板の下方に前記電動機に接続する遠心ファンを設け、前記本体の下端に吸込み口と吹出し口を有するグリルとを備え、前記本体の前記天面に装着され、前記モーターを駆動制御する制御回路を収納した回路ケースとを備え、前記回路ケースの側面に前記制御回路と電源電線を接続する接続端子を設け、前記接続端子の挿入穴を下方に向くように天板に対して傾けたこととしたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、天井に本体を埋め込み、天井面からイオンを発生させるイオン発生装置であって、前記本体は、円筒状を有しており下方にはフランジを有し、前記本体の天面に、遠心ファンを回転させるための電動機を保持する天板と前記電動機を設け、前記天板の下方に前記電動機に接続する遠心ファンを設け、前記本体の下端に吸込み口と吹出し口を有するグリルとを備え、前記本体の前記天面に装着され、前記モーターを駆動制御する制御回路を収納した回路ケースとを備え、前記回路ケースの側面に前記制御回路と電源電線を接続する接続端子を設け、前記接続端子の挿入穴を下方に向くように天板に対して傾けたという構成にしたことにより、漏水、結露水が接続端子と同様に下方に傾いた電源電線を伝って、速結端子内部へ流れずに外側へ流れることとなるので、電源電線から伝わった漏水、結露水等の水が接続端子に浸入することにより発生するトラッキングを防ぐことができる、という効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1のイオン発生装置を天井に取付けた状態の断面図 同イオン発生装置の保護カバーと回路ケースの勘合部分の拡大断面図 同イオン発生装置の本体と回路ケースを結合する配線を示した断面図 同イオン発生装置の平面図 同イオン発生装置の分解斜視図 同イオン発生装置を天井に取付ける際の取付け状態を示す構成図 同イオン発生装置の接続端子の挿入穴方向からの拡大図 同イオン発生装置の接続端子と回路ケースの拡大断面図 従来のイオン発生装置の分解斜視図
本発明の請求項1記載のイオン発生装置は、天井に本体を埋め込み、天井面からイオンを発生させるイオン発生装置であって、前記本体は、円筒状を有しており下方にはフランジを有し、前記本体の天面に、遠心ファンを回転させるための電動機を保持する天板と前記電動機を設け、前記天板の下方に前記電動機に接続する遠心ファンを設け、前記本体の下端に吸込み口と吹出し口を有するグリルとを備え、前記本体の前記天面に装着され、前記モーターを駆動制御する制御回路を収納した回路ケースとを備え、前記制御回路ケースの側面に前記制御回路と電源電線を接続する接続端子を設け、前記接続端子の挿入穴を下方に向くように天板に対して接続端子を傾けた、という構成を有する。これにより、漏水、結露水が接続端子と同様に下方に傾いた電源電線を伝って、速結端子内部へ流れずに外側へ流れることとなるので、電源電線から伝わった漏水、結露水等の水が接続端子に浸入することを防ぐことができる、という効果を奏する。
また、接続端子の挿入穴の上方をひさしにて覆い、前記ひさしは接続端子から前方に向けて下方に傾いている、という構成にしてもよい。これにより、漏水、結露水がひさし上から前方に流れおち、挿入口に流れ込まなく、また、電源電線がひさしにより押し下げられ、電源電線の最下部が挿入口より低くなり結露水が電源電線を伝って最下部にて下方に流れ落ちることとなるので、電源電線から伝わる、または、ひさし上の漏水、結露水等の水が接続端子に浸入することを防ぐことができる、という効果を奏する。
また、接続端子に設けたボタンの上方を回路ケースの一部で完全に覆い、天板に対して傾いている速結端子の垂直面から前記ボタンを目視することができる、という構成にしてもよい。これにより、ボタンの上方からくる漏水、結露水が回路ケース上から前方に流れおち、ボタンや挿入口に流れ込まなく、また、ボタンをほぼ垂直に押せることとなるので、漏水、結露水等の水がボタンから接続端子の内部に浸入することを防ぐことができ、また、ボタンの位置が容易に確認できるとともにボタンを容易に押すことができることによりメンテナンス性を向上することができる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本体1は円筒状を有しており、下方にはフランジ2を有し、フランジ2の下方に、吸込み口3と吐出し口4を有するグリル5とを備え、本体1の天面6には、遠心送風手段であるターボファン7と、ターボファン7を回転させる電動機8を有し、電動機8を保持するための天板9を設け、天板9の下方には電動機8に接続するターボファン7を組み込んで構成されている。
また、図1に示すように、本体1の外郭にあたる天板9と電動機8の上方に、電動機8および静電霧化手段10のイオンの発生をコントロールする制御回路11を内部に納める長方形状の制御回路ケース12を配置し、制御回路ケース12は、円筒状である本体1の直径値(直径の長さ)よりも小さい大きさとし、また、長手方向が本体1の中心から片側に寄せて配置する構成としている。
また、天板9の上方に、制御回路ケース12内に配置した制御回路11と、本体1に取り付けた電動機8および静電霧化手段10をつなげる配線13を備え、天板9の上方に、配線13を覆う、外側に向けて下方に傾斜する斜め形状をした保護カバー14を備える構成とする。保護カバー14は制御回路ケース12の上方の一部に配置され、保護カバー14と制御回路ケース12は、図2に示すように、保護カバー14の下方に凸形状である凸部15と、制御回路ケース12の上面に設置した凸部15に対向する位置の凹部16によって勘合された構成となっている。
また、保護カバー14は、電動機8の上方と、制御回路ケース12から配線13が出てくる出口17の上方を覆うように配置され、本体1に、図4に示すように、制御回路ケース12および本体1の中心線18上の1箇所を含めた、2箇所で固定される構成とする。
また、保護カバー14は、本体1に設けられた、配線13を通すための制御回路ケース12に対抗する位置の開口部19を、本体1の外郭側からも覆う保護カバー14を備え、保護カバー14の直径値が本体1の直径値よりも小さくなるように構成されている。
また、図1に示すように、本体1の内部で、筒状の経路20の外周部に静電霧化手段10を設け、静電カバー21にて覆っており、筒状の経路20にも空気流路22にも属さない場所に静電霧化手段10が配置されている。静電霧化手段10が配置される空間への霧化のための空気の供給を、室内側の空気流路22からではなく、本体1の上方に設けた開口部19から取り入れる構成とする。
上記構成において、図6に示すように、本体1を天井に開けられた丸穴に挿入して施工する際、制御回路ケース12の大きさが本体1の直径値よりも小さく、制御回路ケース12の長手方向が片側に突き出していることから、天井の丸穴に斜めに挿入すれば、容易に制御回路ケース12を挿入することができ、また、保護カバー14が斜めの形状をしているため、保護カバー14が天井に開いた丸穴に接触せず、天井に開けられた丸穴に対して、本体1と制御回路ケース12とを結合する配線13を保護しながら容易に施工することができる。
また、保護カバー14の凸部15(図2参照)と制御回路ケース12の凹部16の勘合により、制御回路ケース12に対して、位置がずれることなく、保護カバー14を制御回路ケース12の上方から本体1に固定することとなるので、本体1の上面に配置した制御回路ケース12の、本体1への取り付け強度を上げることができる。
また、保護カバー14に備えたカバー部30により、外郭側から本体1の開口部19への下向き方向経路を遮断することとなるので、開口部19より本体1の内部に配置した静電霧化手段10に対して、下向き方向に天井裏からの異物が混入するのを防ぐことができる。
また、空気流路22からではなく、本体1の開口部19から空気を取り入れることで、風速の速いターボファン7の空気流路22ではなく、風速が遅い空間から静電霧化手段10の空気を取り入れる際、静電霧化手段10の空気取入口近傍の単位時間当たりの空気通過量が少なく、空気に含まれている埃の通過量をも少なくなることとなるので、静電霧化手段10に埃が堆積するのを抑制することができる。
また、図8に示すように前記制御回路ケース12の電動機8の側面に前記制御回路11と電源電線28を接続する接続端子29を設け、前記接続端子29の挿入穴23を下方に向くように天板9(図1参照)に対して接続端子29を傾けたという構成をしている。
また、接続端子29の挿入穴23の上方をひさし24にて覆い、前記ひさし24は接続端子29の上部から前方に向けて下方に傾いた板状の構成としている。
また、接続端子29の上部に電源電線28を外す際に接続を緩めるボタン25を備え、前記ボタン25の上方を制御回路ケース12に設けたボタン開口26で接続端子29の挿入穴23のある挿入側の端面より外側まで完全に覆い、また天板9に対して傾いている接続端子29に設けたボタン25のほぼ垂直面から前記ボタン25を目視することができるようにボタン25の上部には空間を設けた構成にしている。
上記構成において、図7、8に示すように、天井裏で発生した漏水、結露水が電源電線28を伝わってきたとき、漏水、結露水が接続端子29と同様に下方に傾いた電源電線28を伝って、接続端子29の挿入穴23へ流れずに外側へ流れることとなるので漏水、結露水等の水が接続端子29内部に浸入することを防ぐことができる。
また、天井裏で発生した漏水、結露水が制御回路ケース12の上部に落ちてきたとき、漏水、結露水がひさし上から前方に流れおち、挿入穴23に流れ込まなく、また、電源電線28がひさし24により押し下げられ、電源電線28の最下部27が挿入穴23より低くなり漏水、結露水が電源電線28を伝ってきたとき最下部27にて下方に流れ落ちることとなるので、電源電線28から伝わる、または、ひさし24上の漏水、結露水等の水が接続端子に浸入することを防ぐことができる。
また、制御回路ケース12に落ちた漏水、結露水がボタン開口26から接続端子29の挿入穴23より外側でひさし24へ流れ落ち、さらにひさし24を伝ってボタン25や挿入穴23に流れ込まず前方に流れおち流れることとなるので漏水、結露水等の水が接続端子29内部に浸入することを防ぐことができる。
また、電源電線28のメンテナンスの際は、接続端子29を傾けたことによりボタン25の上面も同様に傾き、さらにボタン25の上部に空間を設けたことによりボタンの位置が容易に確認できるとともにボタンを容易に押すことができることにより電源電線28のメンテナンス性を向上することができる。
本発明にかかるイオン発生装置は、天井に取り付けて広範囲にイオンを供給することができるため、イオンによってもたらすことができる効果や効能を居住空間に供給することに有用であり、また、クローゼットやバス、トイレ、または倉庫などの非居住空間においても有用である。
1 本体
2 フランジ
3 吸込み口
4 吐出し口
5 グリル
6 天面
7 ターボファン
8 電動機
9 天板
10 静電霧化手段
11 制御回路
12 制御回路ケース
13 配線
14 保護カバー
15 凸部
17 出口
16 凹部
19 開口部
20 経路
23 挿入穴
24 ひさし
25 ボタン
26 ボタン開口
28 電源電線
29 接続端子
30 カバー部

Claims (3)

  1. 天井に本体を埋め込み、天井面からイオンを発生させるイオン発生装置であって、前記本体は、円筒状を有しており下方にはフランジを有し、前記本体の天面に、遠心ファンを回転させるための電動機を保持する天板と前記電動機を設け、前記天板の下方に前記電動機に接続する遠心ファンを設け、前記本体の下端に吸込み口と吹出し口を有するグリルとを備え、前記本体の前記天面に装着され、モーターを駆動制御する制御回路を収納した回路ケースとを備え、前記回路ケースの側面に前記制御回路と電源電線を接続する接続端子を設け、前記接続端子の挿入穴を下方に向くように天板に対して傾けたことを特徴とするイオン発生装置。
  2. 接続端子の挿入穴の上方をひさしにて覆い、前記ひさしは接続端子から前方に向けて下方に傾いていることを特徴とする請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 接続端子に設けたボタンの上方を回路ケースの一部で完全に覆い、天板に対して傾いている速結端子の垂直面から前記ボタンを目視することができることを特徴とする請求項1または2に記載のイオン発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015187531A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置

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