JP2013201282A - スクリーン、太陽電池の製造方法、および太陽電池 - Google Patents

スクリーン、太陽電池の製造方法、および太陽電池 Download PDF

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Abstract

【課題】スクリーン印刷法を用いて太陽電池の電極を形成する場合、電極部の銀の使用量を、電気的特性を劣化させない範囲で低減する。
【解決手段】スクリーン版21は、太陽電池のサブグリッド電極の形成に用いるスクリーン版21であって、前記スクリーン版21はマスク部材を備え、前記マスク部材21は前記サブグリッド電極に対応した開口部23を有し、所定の方向に向かって厚さが薄く、前記開口部23は幅が一定であるスクリーン版21である。
【選択図】図4

Description

本発明は、スクリーン、太陽電池の製造方法、および太陽電池、特に、太陽電池の電極形成に関する。
太陽光エネルギを直接電気エネルギに変換する太陽電池は、近年、特に地球環境問題の観点から、次世代のエネルギ源としての期待が急速に高まっている。太陽電池としては、化合物半導体または有機材料を用いたものなど様々な種類があるが、現在、主流となっているのは、シリコン結晶を用いたものである。
図11、図12は、特許文献1に記載の従来の太陽電池101の一例を表す図である。図11は断面図、図12は受光面側の平面図である。
n型単結晶シリコン基板102の受光面側には、i型非晶質シリコン層103、p型非晶質シリコン層104、透明導電膜105が形成されている。さらにその上には、フィンガー電極106a及びバスバー電極106bが形成されている。ここで、フィンガー電極は、発生したキャリアを収集する電極であり、バスバー電極は、フィンガー電極で収集したキャリアをさらに集め、太陽電池同士を接続する際に用いるインターコネクタを接続するための電極である。図11に示すように、フィンガー電極106aは、一定の幅、高さに形成されている。
また、n型単結晶シリコン基板2の裏面側には、i型非晶質シリコン層107およびn型非晶質シリコン層108が順番に形成されることにより、いわゆるBSF(Back Surface Field)構造が形成されている。その下には透明導電膜109が形成されている。さらにその下には、集電極110が形成されている。なお、本明細書において、シリコン基板に対して、入射光側を受光面、その反対側を裏面と表現する。
太陽電池の量産において、効率的に受光面銀電極を形成する方法としては、導電性ペーストである銀ペーストを用いたスクリーン印刷法が知られている。
図13は、スクリーン印刷法を説明する図である。スクリーン印刷法は、所定の形状の開口が形成されたスクリーン版201を用い、印刷したいペースト状の材料202をスキージ203で摺動させ、フラットなステージ204上に保持された基板205に上記開口の形状にペーストを印刷する方法である。
スクリーン版は、スクリーン紗に開口を形成するマスク部材が張り付けられている。マスク部材として乳剤、金属膜等が用いられる。マスク部材の存在しない部分、即ち開口部では、ペーストがスクリーン紗を通過して、被印刷物に付着する。
図14は、銀ペーストをスクリーン印刷法にて印刷するための、乳剤タイプのスクリーン版を示したものである。図14(a)は、スクリーン版401を上から見た図であり、図14(b)は、図14(a)で示したd−d′の断面である。バスバー電極開口部405は、バスバー電極106bを印刷する部分である。フィンガー電極開口部409は、フィンガー電極106aを印刷する部分である。402はスクリーン紗、403は乳剤部である。シリコン基板404は、図14(b)に示す乳剤部403の下に置かれ、スクリーン紗402の上に銀ペーストが載せられ、スキージにより銀ペーストはスクリーン紗402を通って印刷される。乳剤部403は一定の厚さd7であり、スクリーン紗402上のバスパー電極開口部405及びフィンガー電極開口部409の部分には形成されていない。これにより、厚さd7の電極形状の銀ペーストが、シリコン基板404に印刷される。フィンガー電極開口部409はバスバー電極開口部405より狭く、導電ペーストが通りにくい。このため、導電ペーストがスクリーン版401を通過しやすいよう、スキージ203は通常、フィンガー電極開口部409の延伸方向と平行に摺動させる。
スクリーン印刷法により銀ペーストを印刷した後は、熱処理をすることで、受光面銀電極が形成される。
特開2007−103473号広報
太陽光発電システムが急速に普及するにつれ、太陽電池の製造コストの低減は必要不可欠となっている。ここで、銀ペーストは高価な部材の一つであることから、銀ペーストを低減させることは、製造コスト低減に有効である。
しかし、必要以上に銀ペーストの使用量を低減させると、電極の抵抗値が上昇し、太陽電池の電気的特性の劣化を引き起こすという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、太陽電池の電極部の銀の使用量を、電気的特性を劣化させない範囲で低減することを目的とする。
本発明のスクリーン版は、太陽電池のサブグリッド電極の形成に用いるスクリーン版であって、前記スクリーン版はマスク部材を備え、前記マスク部材は前記サブグリッド電極に対応した開口部を有し、所定の方向に向かって厚さが薄く、前記開口部は幅が一定であるスクリーン版である。
ここで、本発明のスクリーン版は、前記マスク部材は、乳剤であっても良い。
また、本発明のスクリーン版は、前記マスク部材は、めっき箔であっても良い。
また、本発明のスクリーン版は、前記マスク部材は、金属板であっても良い。
本発明の太陽電池の製造方法は、半導体基板にサブグリッド電極を形成する太陽電池の製造方法であって、スクリーン版を用いて前記半導体基板に導電性ペーストを印刷する工程と、前記導電性ペーストが塗布された前記半導体基板を熱処理する工程を備え、前記スクリーン版はマスク部材を備え、前記マスク部材は前記サブグリッド電極に対応した開口部を有し、所定の方向に向かって厚さが薄く、前記開口部は幅が一定である。
本発明の太陽電池の製造方法は、導電性ペーストは、銀ペーストであっても良い。
本発明の太陽電池の製造方法は、サブグリッド電極は、前記半導体基板の受光面に形成されても良い。
本発明によれば、太陽電池の電極部の銀の使用量を、電気的特性を劣化させない範囲で低減することができる。
本発明の太陽電池の一例の模式的な受光面図である。 本発明の太陽電池の一例の模式的な断面構造図である。 本発明の太陽電池の製造フローの一例を示す図である。 本発明の実施形態1にかかる乳剤タイプのスクリーン版の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のサブグリッド電極の一部の形状を示す図である。 本発明の実施形態2にかかるサスペンドメタルマスクによるスクリーン版の一例を示す図である。 本発明の実施形態2のサブグリッド電極の一部の形状を示す図である。 本発明の実施形態3にかかるメタルマスクによるサブグリッド用スクリーン版の一例を示す図である。 本発明の実施形態3のサブグリッド電極の一部の形状を示す図である。 本発明のサブグリッド電極の先端部分の様々な厚さ方向の形状の例を示す図である。 従来技術の太陽電池の一例の模式的な断面構成図である。 従来技術の太陽電池の一例の模式的な受光面図である。 太陽電池の製造方法の一例のスクリーン印刷法を図解する模式的な図である。 従来技術のスクリーン版の一例を示す図である。
図1は、本発明の太陽電池の一例を受光面側から見た図である。太陽電池1には、受光面側に受光面銀電極4として、集電極2(特許文献1のバスバー電極106bに相当)とサブグリッド電極3(特許文献1のフィンガー電極106aに相当)が形成され、サブグリッド電極3は集電極2より延在している。サブグリッド電極3は、一定の幅で形成されている。
図2は図1で示したa−a′の断面図である。太陽電池1は、半導体基板であるp型シリコン基板5の受光面側にn型拡散層6が形成され、p型シリコン基板5の受光面には窒化シリコン膜等の反射防止膜7および受光面銀電極4がそれぞれ形成されている。受光面銀電極4は上記の通り集電極2とサブグリッド電極3からなるが、図2に現れているのは集電極2である。
また、p型シリコン基板5の受光面とは反対側の面である裏面側には、p層であるBSF(Back Surface Field)層8が形成されている。そして、p型シリコン基板5の裏面にはアルミニウム電極9および裏面銀電極10がそれぞれ形成されている。また、太陽電池の変換効率を高めるためにp型シリコン基板5の受光面側にテクスチャ構造と呼ばれる凹凸形状を形成する場合もある。
以下に、本発明の太陽電池の製造方法の一例を示す。図3は、本発明の太陽電池の製造フロー図である。まず、p型シリコン基板をエッチングすることで、ダメージ層を除去する(S1。「S」はステップを表す。以下同様。)。次に、リンの熱拡散により、p型シリコン基板の受光面となる面(以下「p型シリコン基板の受光面」という。)にn型拡散層を形成し、その上に反射防止膜としてプラズマCVD法で窒化シリコン膜を形成する(S2)。次に、p型シリコン基板の裏面となる面(以下「p型シリコン基板の裏面」という。)の一部に、銀ペーストをスクリーン印刷法により印刷し、乾燥する(S3)。次に、アルミニウムペーストを、部分的に銀ペーストに重なるように、p型シリコン基板の裏面のほぼ全面にスクリーン印刷法により印刷し、乾燥する(S4)。次に、反射防止膜の上に、図1に示す形状の受光面銀電極が形成されるように、銀ペーストをスクリーン印刷法により印刷し、乾燥する(S5)。次に、熱処理である焼成を行うことで、受光面銀電極、裏面銀電極、アルミニウム電極、BSF層が形成される。この際、S5でパターニングされた銀ペーストは、反射防止膜を突き抜けn型拡散層と接して、受光面銀電極が形成される(S6)。このようにして太陽電池が作製される。
<実施形態1>
以下に、図3のS5である受光面銀電極のための銀ペーストの印刷、乾燥工程の例を示す。
図4は、本実施形態で太陽電池の受光面銀電極の印刷に用いるスクリーン版21を示した図である。図4(a)は、スクリーン版21を上から見た図であり、図4(b)は、図4(a)で示したb−b′の断面である。スクリーン版21は、マスク部材として乳剤を使用した、乳剤タイプのスクリーン版である。集電極開口部22は、集電極を印刷する部分であり、サブグリッド電極開口部23は、サブグリッド電極を印刷する部分である。24はスクリーン紗、25は乳剤部である。p型シリコン基板26は、図4(b)に示す乳剤部25の下に置かれ、スクリーン紗24の上に銀ペーストが載せられ、スキージにより銀ペーストはスクリーン紗24を通って印刷される。サブグリッド電極開口部23の中央部分及び集電極開口部22付近の乳剤部25の厚さをd1、サブグリッド電極開口部23の先端部分の乳剤部25の厚さをd2とする。本実施形態では図4(b)の通り、スクリーン版のサブグリッド電極開口部23の乳剤部25の厚さを、集電極開口部22付近から先端に向けて連続的に薄くした。なお、右の集電極と左の集電極の間に位置するサブグリッド電極は、電極幅及び厚さが一定である。
図5に、上記のスクリーン版21によって印刷されたサブグリッド電極3の一部の形状を模式的に示す。図1において楕円11で囲んだ部分の形状を拡大して示したものである。図5(a)は平面図、図5(b)は側面図である。これらの図に示す通り、本実施形態ではサブグリッド電極3は、幅が一定で、集電極2からサブグリッド電極3の先端に向かって電極厚が連続的に薄くなるテーパ形状となる。
以上のように、スクリーン版21のサブグリッド電極開口部23の先端部分の乳剤部25を薄くすることで、印刷されるサブグリッド電極3は先端に向かって電極厚が連続的に薄くなるテーパ形状となり、使用する銀ペーストの量を低減することができる。また、サブグリッド電極開口部23の集電極開口部22付近の乳剤部25を厚くすることで、印刷されるサブグリッド電極3の集電極2付近も厚くなり、電気抵抗の上昇を抑えることができる。すなわち、スクリーン版21の構造及びそれによって印刷されるサブグリッド電極3の形状を上記のようにすることで、銀ペーストの使用量の低減と電気的特性の確保の両立が可能となる。
以上説明した本実施形態のスクリーン版を用い、図3の製造フローで作製した太陽電池を実施例1とした。また、乳剤部25の乳剤厚を一定にしたスクリーン版を用いて、同様に作製した太陽電池を比較例1とした。表1に実施条件及び実施結果を示す。
まず表1の各欄について説明する。
「スクリーン設計値」の欄は、実施例1及び比較例1の作製に用いたスクリーン版のサブグリッド電極開口部の寸法を記載している。
「焼成後」の欄には、焼成後のサブグリッド電極の実測寸法を記載している。また、焼成後のサブグリッド電極の平面形状、厚さ方向の形状を記載している。
「特性」の欄におけるJscは短絡電流密度、Vocは開放電圧、FFは曲線因子、Pmは最大出力である。比較例1での値をリファレンスとし、Jsc値、Voc値、FF値、Pm値をそれぞれ1.000とした。また、「ペースト使用量」の欄も、比較例1をリファレンスとし、1.00とした。
次に、実施条件及び実施結果について説明する。
表1の通り、スクリーン版のサブグリッド電極開口部23の乳剤の厚さは、実施例1ではサブグリッド電極の中央部分より先端部分のほうが薄い。これに対して、比較例1ではサブグリッド電極の中央部分も先端部分も同じ厚さである。一方、実施例1も比較例1も、サブグリッド電極開口部23の幅は、中央部分も先端部分も同じ幅である。
上記寸法のスクリーン版を用いて印刷したサブグリッド電極の焼成後の形状は以下の通りである。
実施例1では、焼成後のサブグリッド電極は、平面形状は一定の幅となり、厚さ方向は中央部分より先端部分のほうが薄くテーパ形状であった。一方、比較例1では、焼成後のサブグリッド電極は、平面形状の幅、厚さ方向の形状ともに概ね一定となった。
実施例1の特性においては、Jsc、Voc、FF、Pmのいずれも、比較例1と同等の結果が得られた。さらに実施例1は、比較例1に対してペースト使用量を8%低減できた。
したがって、太陽電池作製時において、乳剤タイプのスクリーン版21によるスクリーン印刷法でサブグリッド電極3を作製する際、スクリーン版21のサブグリッド電極開口部23の先端部分の乳剤部25を薄くすることで、印刷されるサブグリッド電極3は先端に向かって電極厚が連続的に薄くなるテーパ形状となり、使用する銀ペーストの量を低減することができた。また、サブグリッド電極開口部23の集電極開口部22付近の乳剤部25を厚くすることで、印刷されるサブグリッド電極3の集電極2付近も厚くなり、電気抵抗の上昇を抑えることができ、太陽電池の電気的特性の低下を抑えることができた。すなわち、銀ペーストの使用量の低減と電気的特性の確保の両立が実現できた。
さらに、新たな設備を導入する必要はなく、スクリーン版21の構造を変えるのみで、上記効果を得ることができる。
<実施形態2>
以下に、図3のS5である受光面銀電極のための銀ペーストの印刷、乾燥工程の別の例を示す。本実施形態では、スクリーン版として、サスペンドメタルマスクによるスクリーン版を使用し、マスク厚さを段階的に薄くした点が、実施形態1と異なる。
サスペンドメタルマスクによるスクリーン版は、Niめっき箔等の金属にパターンを形成し、それをステンレスメッシュ等のスクリーン紗に張り付けて作製したものである。サスペンドメタルマスクによるスクリーン版は、耐久性が高く使用回数を増やせることや、寸法安定性に優れること、ペースト透過性に優れることなどの点から、近年多用されつつある。なお、Niの代わりにNi合金やステンレスを用いてもよい。
図6は、本実施形態で太陽電池の受光面銀電極の印刷に用いるスクリーン版31を示した図である。図6(a)は、スクリーン版31を上から見た図であり、図6(b)は、図6(a)で示したb−b′の断面である。スクリーン版31は上記の通り、マスク部材としてNiめっき箔を使用した、サスペンドメタルマスクによるスクリーン版である。集電極開口部32は、集電極を印刷する部分であり、サブグリッド電極開口部33は、サブグリッド電極を印刷する部分である。34はスクリーン紗、35はNiめっき箔部である。p型シリコン基板26は、図6(b)に示すNiめっき箔部35の下に置かれ、スクリーン紗34の上に銀ペーストが載せられ、スキージにより銀ペーストはスクリーン紗34を通って印刷される。サブグリッド電極開口部33の中央部分及び集電極開口部32付近のNiめっき箔部35の厚さをd3、サブグリッド電極開口部33の先端部分のNiめっき箔部35の厚さをd4とする。本実施形態では図6(b)の通り、スクリーン版のサブグリッド電極開口部33のNiめっき箔部35は、集電極開口部32付近から先端に向かって厚さが2段になるように、略半分より先端部分を薄くした。この形成は、スクリーン版31のサブグリッド電極開口部33の先端部分のみを所望の厚さになるよう1000番のサンドペーパーで一定圧力で複数回研磨することにより行った。なお、これ以外の研磨法により形成してもかまわない。また、右の集電極と左の集電極の間に位置するサブグリッド電極は、電極幅及び厚さが一定である。
図6(b)において楕円で囲んだ部分が、上記の階段状に形成された部分である。拡大図を図6(c)に示す。本実施形態のようにスクリーン版のマスク部材がめっき箔である場合は、サブグリッド電極開口部33の中央部分から先端に向かうにつれて、マスク部材の厚さが連続的に薄くなるよう形成するのは加工の手間がかかり、途中に段差を設けて薄くなるよう形成する方が加工が容易である。
スクリーン版31により印刷されたサブグリッド電極は、上記の実施形態1のサブグリッド電極3とは形状が異なる。そこで、本実施形態におけるサブグリッド電極をサブグリッド電極3bとする。
図7に、上記のスクリーン版31によって印刷されたサブグリッド電極3bの一部の形状を示す。図1において楕円11で囲んだ部分の形状を拡大して示したものである。図7(a)は平面図、図7(b)は側面図である。これらの図に示す通り、本実施形態ではサブグリッド電極3bは、幅が一定で、集電極2からサブグリッド電極3bの先端に向かって電極厚が2段の階段形状となる。
以上のように、スクリーン版31のサブグリッド電極開口部33の先端部分のNiめっき箔部35を薄くすることで、印刷されるサブグリッド電極3bは先端に向かって電極厚が段階的に薄くなる階段形状となり、使用する銀ペーストの量を低減することができる。また、サブグリッド電極開口部33の集電極開口部32付近のNiめっき箔部35を厚くすることで、印刷されるサブグリッド電極3bの中央も厚くなり、電気抵抗の上昇を抑えることができる。すなわち、スクリーン版31の構造及びそれによって印刷されるサブグリッド電極3bの形状を上記のようにすることで、銀ペーストの使用量の低減と電気的特性の確保の両立が可能となる。
以上説明した本実施形態のスクリーン版を用い、図3の製造フローで作製した太陽電池を実施例2とした。また、Niめっき箔部35のめっき厚を一定にしたスクリーン版を用いて、同様に作製した太陽電池を比較例2とした。表2に実施条件及び実施結果を示す。
表2の「特性」及び「ペースト使用量」の欄は、比較例2をリファレンスとした値を示した。
表2の通り、スクリーン版のサブグリッド電極開口部33のNiめっき箔の厚さは、実施例2ではサブグリッド電極の中央部分より先端部分のほうが薄い。これに対して、比較例2ではサブグリッド電極の中央部分も先端部分も同じ厚さである。一方、実施例2も比較例2も、スクリーンにおけるサブグリッド電極を印刷する部分の開口の幅は、サブグリッド電極の中央部分も先端部分も同じ幅である。
上記寸法のスクリーン版を用いて印刷したサブグリッド電極の焼成後の形状は以下の通りである。
実施例2では、焼成後のサブグリッド電極は、平面形状は一定の幅となり、厚さ方向は中央部分より先端部分のほうが薄く2段の階段形状であった。一方、比較例2では、焼成後のサブグリッド電極は、平面形状の幅、厚さ方向の形状ともに概ね一定となった。
実施例2の特性においては、Jsc、Voc、FF、Pmのいずれも、比較例2と同等の結果が得られた。さらに実施例2は、比較例2に対してペースト使用量を4%低減できた。
したがって、太陽電池作製時において、サスペンドメタルマスクによるスクリーン版31によるスクリーン印刷法でサブグリッド電極3bを作製する際、スクリーン版31のサブグリッド電極開口部33の先端部分のNiめっき箔部35を薄くすることで、印刷されるサブグリッド電極3bは先端に向かって電極厚が段階的に薄くなる階段形状となり、使用する銀ペーストの量を低減することができた。また、サブグリッド電極開口部33の集電極開口部32付近のNiめっき箔部35を厚くすることで、印刷されるサブグリッド電極3bの集電極2付近も厚くなり、電気抵抗の上昇を抑えることができ、太陽電池の電気的特性の低下を抑えることができた。すなわち、銀ペーストの使用量の低減と電気的特性の確保の両立が実現できた。また、前記実施形態1のようにサブグリッド電極の厚さ方向の形状がテーパではなく、本実施形態のように階段形状であっても、このような効果が得られた。
さらに、新たな設備を導入する必要はなく、スクリーン版31の構造を変えるのみで、上記効果を得ることができる。
<実施形態3>
以下に、図3のS5である受光面銀電極のための銀ペーストの印刷、乾燥工程のさらに別の例を示す。本実施形態では、スクリーン版として、メタルマスクによるスクリーン版を使用し、マスク厚さを段階的に薄くした点が、実施形態1と異なる。
メタルマスクは、スクリーン紗を使用せず金属板のみで開口を形成したものである。Ni系金属が主に用いられるが、ステンレスや銅合金を用いることも可能である。メタルマスクによるスクリーン版は、耐久性が高く使用回数を増やせることや、寸法安定性に優れること、サスペンドメタルマスクによるスクリーン版よりさらにペースト透過性に優れること、などの利点を有する。一方、マスクパターンがメッシュで支えられていないため、抜きパターンのような島状部を形成するのは困難である。従って集電極とサブグリッド電極のように直交するパターンの形成は困難であり、2回に分けて各々印刷する等の工夫が必要である。本実施形態では、サブグリッド電極をメタルマスクによるスクリーン版を用いて、集電極をサスペンドメタルマスクによるスクリーン版を用いてスクリーン印刷した。
図8は、本実施形態で太陽電池の受光面銀電極の印刷に用いるスクリーン版41を示した図である。図8(a)は、スクリーン版41を上から見た図であり、図8(b)は、図8(a)で示したc−c′の断面である。スクリーン版41は上記の通り、Ni板を用いたメタルマスクによるスクリーン版である。上記の通りメタルマスクによるスクリーン版は直交パターンを形成できないため、図8(a)に示したスクリーン版41は、サブグリッド電極のみを印刷するためのスクリーン版である。サブグリッド電極開口部43は、サブグリッド電極を印刷する部分である。45はNi板部である。p型シリコン基板26は、図8(b)に示すNi板部43の下に置かれ、Ni板部45の上に銀ペーストが載せられ、スキージにより銀ペーストはNi板部45の開口部を通って印刷される。サブグリッド電極開口部43の中央部分及び集電極開口部42付近のNi板部45の厚さをd5、サブグリッド電極開口部43の先端部分のNi板部45の厚さをd6とする。本実施形態では図8(b)の通り、スクリーン版のサブグリッド電極開口部43のNi板部45は、集電極開口部42付近から先端に向かって厚さが2段となるように、略半分より先端部分を薄くした。この形成は、スクリーン版41のサブグリッド電極開口部43の先端部分のみを所望の厚さになるよう1000番のサンドペーパーで一定圧力で複数回研磨することにより行った。なお、これ以外の研磨法により形成してもかまわない。また、右の集電極と左の集電極の間に位置するサブグリッド電極は、電極幅及び厚さが一定である。
図8(b)において楕円で囲んだ部分が上記の階段状に形成された部分である。拡大図を図8(c)に示す。本実施例のようにスクリーン版のマスク部材が金属板である場合は、サブグリッド電極開口部43の中央部分から先端に向かうにつれて、マスク部材の厚さが連続的に薄くなるよう形成するのは加工の手間がかかり、途中に段差を設けて薄くなるよう形成する方が加工が容易である。
図9に、上記のスクリーン版41によって印刷されたサブグリッド電極3cの一部の形状を示す。図1において楕円11で囲んだ部分の形状を拡大して示したものである。図9(a)は平面図、図9(b)は側面図である。前記実施形態2と同様、本実施形態ではサブグリッド電極3cは、幅が一定で、集電極2からサブグリッド電極3cの先端に向かって電極厚が2段の階段形状となる。
以上のように、スクリーン版41のサブグリッド電極開口部43の先端部分のNi板部45を薄くすることで、印刷されるサブグリッド電極3cは先端に向かって電極厚が段階的に薄くなる階段形状となり、使用する銀ペーストの量を低減することができる。また、サブグリッド電極開口部43の集電極開口部42付近のNi板部45を厚くすることで、印刷されるサブグリッド電極3cの中央も厚くなり、電気抵抗の上昇を抑えることができる。すなわち、スクリーン版41の構造及びそれによって印刷されるサブグリッド電極3cの形状を上記のようにすることで、銀ペーストの使用量の低減と電気的特性の確保の両立が可能となる。
ここで、本実施形態では、さらに別の課題について検討した。
太陽電池の受光面側の電極は太陽光を遮るため、できるだけ細いことが望ましい。一方で電気抵抗によるロスを抑えるためには、所定の断面積が必要である。このため、サブグリッド電極は一般的に、幅が狭く厚さが厚いことが望ましい。このようなサブグリッド電極をスクリーン印刷法で形成するには、サブグリッド電極開口部の幅を狭くしマスク部材を厚くしたスクリーン版を用いればよい。
しかしながら、サブグリッド電極開口部の幅の狭い、あるいはマスク部材の厚いスクリーン版を用いてスクリーン印刷法でサブグリッド電極を形成しようとすると、スキージを摺動し始める部分でのサブグリッド電極開口部の先端部分では、銀ペーストが十分サブグリッド電極開口部に入り込まず、サブグリッド電極の先端がかすれて、あるいは細く印刷されることがあった。また、スキージを摺動し終わる部分でのサブグリッド電極開口部の先端部分では、余分な銀ペーストが逃げることができずに押し込まれて、サブグリッド電極の先端が延びて、あるいは太く印刷されることがあった。このように形成されたサブグリッド電極は、外観上問題がある。さらには、かすれ等により電気的特性の劣化を引き起こす懸念もある。このため、できる限り設計通りの形状に形成されることが望ましい。
本発明のスクリーン版は、この問題も解決するものである。上記のように、スクリーン版41のサブグリッド電極開口部43の先端部分のNi板部45を薄くすることで、スキージを摺動し始める部分でのサブグリッド電極開口部43の先端部分では銀ペーストがスクリーン版41を通りやすくなる。また、スキージを摺動し終わる部分でのサブグリッド電極開口部43の先端部分から銀ペーストが逃げやすくなる。従って、サブグリッド電極の先端部分を、設計した形状通りに正確に印刷することが可能となる。
以上説明した本実施形態のスクリーン版を用い、図3の製造フローで作製した太陽電池を実施例3とした。また、Ni板部45のNi板厚を一定にしたスクリーン版を用いて、同様に作製した太陽電池を比較例3とした。表3に結果を示す。
表3には「印刷後の電極の先端の状態」の欄を新たに追加した。これは、印刷後のサブグリッド電極3cの先端部分の状態を示し、その表記は以下の内容を表している。
○・・・サブグリッド電極3cの先端部分はサブグリッド電極開口部43の形状通り
△・・・サブグリッド電極3cの先端部分にかすれやはみ出しが少し発生
なお、「焼成後」の欄のサブグリッド電極の寸法は、サブグリッド電極に印刷のかすれやはみ出しが発生していた場合は、その部分を避けて計測した値である。
また、表3の「特性」及び「ペースト使用量」の欄は、比較例3をリファレンスとした値を示した。
表3の通り、スクリーン版のサブグリッド電極開口部43のNi板の厚さは、実施例3ではサブグリッド電極の中央部分より先端部分のほうが薄い。これに対して比較例3ではサブグリッド電極の中央部分も先端部分も同じ厚さである。一方、実施例3も比較例3も、スクリーンにおけるサブグリッド電極を印刷する部分の開口の幅は、サブグリッド電極の中央部分も先端部分も同じ幅である。
また、本実施形態は、上記の実施形態1および実施形態2と比べると、スクリーン版のサブグリッド電極開口部の幅がより狭く、スクリーン版のマスク部材の厚さがより厚い。従って、このスクリーン版で形成したサブグリッド電極の先端部分にかすれやはみ出しが発生しやすい条件となっている。
上記寸法のスクリーン版を用いて印刷したサブグリッド電極の焼成後の形状は以下の通りである。
実施例3では、焼成後のサブグリッド電極は、平面形状は一定の幅となり、厚さ方向は中央部分より先端部分のほうが薄く2段の階段形状であった。また、サブグリッド電極の先端部分は、スクリーン版のサブグリッド電極開口部の形状通りに印刷された。このように、実施例3では、電極の印刷に用いたスクリーン版の構造に対応した形状に形成された。
一方、比較例3では、焼成後のサブグリッド電極は、平面形状の幅、厚さ方向の形状ともに概ね一定となっている。しかし、サブグリッド電極の先端部分の状態を詳細に観察すると、銀ペーストの印刷のかすれやはみ出しが少し発生しており、スクリーン版のサブグリッド電極開口部の形状通りには印刷されなかった。
実施例3の特性においては、Jsc、Voc、FF、Pmのいずれも、比較例3と同等の結果が得られた。さらに実施例3は、比較例3に対してペースト使用量を2%低減できた。
したがって、太陽電池作製時において、メタルマスクによるスクリーン版41によるスクリーン印刷法でサブグリッド電極3cを作製する際、スクリーン版41のサブグリッド電極開口部43の先端部分のNi板部45を薄くすることで、印刷されるサブグリッド電極3bは先端に向かって電極厚が段階的に薄くなる階段形状となり、使用する銀ペーストの量を低減することができた。また、サブグリッド電極開口部43の集電極開口部42付近のNi板部45を厚くすることで、印刷されるサブグリッド電極3cの集電極2付近も厚くなり、電気抵抗の上昇を抑えることがでた。すなわち、銀ペーストの使用量の低減と電気的特性の確保の両立が実現できた。
さらに、スクリーン版41のサブグリッド電極開口部43の先端部分のNi板部45を薄くすることで、スキージを摺動し始める部分でのサブグリッド電極開口部43の先端部分では銀ペーストがスクリーン版41を通りやすくなり、スキージを摺動し終わる部分でのサブグリッド電極開口部43の先端部分から銀ペーストが逃げやすくなる。これにより、サブグリッド電極の先端部分を、設計した形状通りに正確に印刷することができた。
なお、前記実施形態1のようにサブグリッド電極の厚さ方向の形状がテーパではなく、本実施形態のように階段形状であっても、このような効果が得られた。
加えて、新たな設備を導入する必要はなく、スクリーン版41の構造を変えるのみで、上記効果を得ることができる。
なお、上記のように、サブグリッド電極の先端部分を、設計した形状通りに正確に印刷することができる効果を発揮するスクリーン版は、本実施形態にかかるスクリーン版41に限られない。前記実施形態1および2にかかるスクリーン版21およびスクリーン版31も同様に、サブグリッド電極開口部の幅をより狭く、マスク部材の厚さをより厚くしても、サブグリッド電極の先端部分を、設計した形状通りに正確に印刷することができる。
<サブグリッド電極のその他の形状の例>
上記の実施形態1〜3では、スクリーン印刷法によって形成されたサブグリッド電極3、3b、3cの形状は、厚さ方向の形状を先端に向かって厚さが薄くなるテーパ状、あるいは2段の階段状とした。これにより、サブグリッド電極の先端部分における銀ペーストの印刷のかすれやはみ出しの発生及びそれによる電気的特性の劣化を防止することが可能となる。しかし同様の効果を得られるサブグリッド電極の形状はこれに限られない。
図10は、同様の効果の得られるサブグリッド電極の厚さ方向の形状の例を示した図である。図1において楕円11で囲んだ部分の形状を拡大してその断面を示している。集電極2とサブグリッド電極3の下側にp型シリコン基板26(図10中には図示せず)がある。図10(a)は厚さが一定の割合で減少するテーパ形状であり、上記の実施形態1と同様の形状である。図10(b)は根元から徐々に厚さの減少率が大きくなるようなカーブのテーパ形状である。図10(c)は図10(b)とは逆に、根元から徐々に厚さの減少率が小さくなるようなカーブのテーパ形状である。図10(d)は根元から途中まで厚さ一定のストレート形状で、途中から厚さが一定の割合で減少するテーパ形状である。図10(e)は根元から途中までストレート形状で、途中から徐々に厚さの減少率が大きくなるようなカーブのテーパ形状である。図10(f)は根元から階段状に厚さが薄くなる形状である。上記実施形態2,3では2段の階段形状であったが、図10(f)では3段の階段形状である。また4段以上でも良い。図10(g)は図10(f)と同様根元から階段状に厚さが薄くなる形状であるが、さらに各段をテーパ形状にしている。この図では3段の階段形状であるが、段数はこれに限らず、2段でも4段以上でも良い。
上記の図10に示したように、本発明のサブグリッド電極3の厚さ方向の形状は、様々な例が考えられる。それらのいずれも同様の効果を発揮する。そしてそのような形状のサブグリッド電極3をスクリーン印刷するためのスクリーン版はいずれも、本発明の目的を達成するものである。
なお、サブグリッド電極3は太陽電池1で発生した光電流を出来るだけ損失なく集電するためのものであり、特に根元部分は集めた電流がすべて流れることから、少なくとも根元付近は太いほうが望ましい。
上記の実施形態1〜3では、それぞれ異なる種類のスクリーン版を用いた。このようにスクリーン版の種類が違ってもスクリーン版を同様の形状にすることで、同様の効果を得ることができる。
上記の実施形態1〜3では、左の集電極と右の集電極の間に位置するサブグリッド電極は、電極幅を一定にしている。しかし、集電極間に位置するサブグリッド電極を、各集電極から遠ざかるほど、すなわち中央部分に近いほど厚さを薄くしても良い。これにより銀ペーストの員数を減らす効果が得られる。一方、集電極間の中央部分では、サブグリッド電極にはそれほど電流が流れないことから、サブグリッド電極の厚さを薄くしても、電気的特性の劣化はほとんど発生しない。
上記の実施形態1〜3では、集電極とサブグリッド電極を有する太陽電池を対象として説明した。しかし、入射光によって発生したキャリアを収集する電極のみで形成された太陽電池であり、該電極が電極の先端方向に向かって電極の厚さを薄くした形状であっても同様の結果が得られる。
今回、銀ペーストを用いたスクリーン印刷法で電極を形成することに関して説明したが、アルミニウムペースト等の他の導電性ペーストを用いた場合も同様の結果が得られる。さらに、受光面と裏面に電極が形成された太陽電池について記載したが、裏面にのみ電極が形成された裏面電極型太陽電池に電極を形成する場合も同様である。
1 太陽電池
2 集電極
3、3b、3c サブグリッド電極
4 受光面銀電極
5 p型シリコン基板
6 n型拡散層
7 反射防止膜
8 BSF層
9 アルミニウム電極
10 裏面銀電極
21、31、41 スクリーン版
22、32、42 集電極開口部
23、33、43 サブグリッド電極開口部
24、34 スクリーン紗
25 乳剤部
26 p型シリコン基板
35 Niめっき箔部
45 Ni板部

Claims (7)

  1. 太陽電池のサブグリッド電極の形成に用いるスクリーン版であって、
    前記スクリーン版はマスク部材を備え、
    前記マスク部材は前記サブグリッド電極に対応した開口部を有し、所定の方向に向かって厚さが薄く、
    前記開口部は幅が一定である
    スクリーン版。
  2. 前記マスク部材は、乳剤である請求項1に記載のスクリーン版。
  3. 前記マスク部材は、めっき箔である請求項1に記載のスクリーン版。
  4. 前記マスク部材は、金属板である請求項1に記載のスクリーン版。
  5. 半導体基板にサブグリッド電極を形成する太陽電池の製造方法であって、
    スクリーン版を用いて前記半導体基板に導電性ペーストを印刷する工程と、
    前記導電性ペーストが塗布された前記半導体基板を熱処理する工程を備え、
    前記スクリーン版はマスク部材を備え、
    前記マスク部材は前記サブグリッド電極に対応した開口部を有し、所定の方向に向かって厚さが薄く、
    前記開口部は幅が一定である
    太陽電池の製造方法。
  6. 前記導電性ペーストは、銀ペーストである請求項5に記載の太陽電池の製造方法。
  7. 前記サブグリッド電極は、前記半導体基板の受光面に形成される請求項5又は6に記載の太陽電池の製造方法。
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