JP2013200610A - 緊急車両接近報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両が交差点で左折又は右折することで他車両と遭遇しない場合などの不必要な報知を除外でき、的確な報知を行うことができる緊急車両接近報知装置を提供すること
【解決手段】本発明の緊急車両接近報知装置は、制御部30が、受信部10で受信する他車位置、他車速度、及び他車進行方向と、ナビゲーションユニッ20トが有する自車位置、自車速度、及び自車進行方向とから、他車両と自車両とが遭遇する接点位置を予測する接点位置予測部36と、自車位置から接点位置までの間における自車設定ルートが、直進のみか否かを判定するルート判定部37とを備え、ルート判定部37において、直進のみが判定されると、制御部30は報知部40に対して報知指示を行い、直進以外が判定されると、制御部30は報知40部に対して報知指示を行わないことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は緊急車両接近報知装置に関するものである。
緊急車両が緊急走行を行う場合には、サイレンを鳴らして他の一般車両のドライバに注意を促すようにしている。また、赤色灯やスピーカを用いて音声による報知も行うようにしている。
しかし、最近の自動車はエアコンの標準搭載による窓の閉めきり、車室密閉性の向上などから、外部からの音が車室内に届き難く、緊急車両の接近認知が遅れがちである。
このような状況に対して、通信装置を用いて、交差点の通過履歴情報から緊急車両の進行方向を予測し、自車ルートと交差する可能性のある場合に報知するシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−56495号公報
しかしながら、特許文献1に開示された緊急車両の接近報知システムでは、自車との距離が十分離れている場合や、自車が先に交差点を左折(右折)して、緊急車両の予測ルートから外れる場合など、報知する必要がないケースについても報知してしまう。
その為、不必要な報知が増えてしまい返って交通渋滞を招く結果となってしまう。
本発明は、自車両が交差点で左折又は右折することで他車両と遭遇しない場合などの不必要な報知を除外でき、的確な報知を行うことができる緊急車両接近報知装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の緊急車両接近報知装置は、他車位置、他車速度、他車進行方向に関する他車両のデータを受信する受信部と、目的地に対する自車設定ルートが設定できる自車両のナビゲーションユニットと、前記受信部で受信する前記他車両の前記データと前記ナビゲーションユニットの自車両のデータとから緊急車両の接近を判定する制御部とを備えた緊急車両接近報知装置であって、前記制御部が、前記受信部で受信する前記他車位置、前記他車速度、及び前記他車進行方向と、前記ナビゲーションユニットが有する自車位置、自車速度、及び自車進行方向とから、前記他車両と前記自車両とが遭遇する接点位置を予測する接点位置予測部と、前記自車位置から前記接点位置までの間における前記自車設定ルートが、直進のみか否かを判定するルート判定部とを備え、前記ルート判定部において、直進のみが判定されると、前記制御部は報知部に対して報知指示を行い、直進以外が判定されると、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行わないことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の緊急車両接近報知装置において、前記制御部が、前記他車位置と前記自車位置とが所定距離内か否かを判定する距離判定部を備え、前記ルート判定部において直進のみが判定されると、前記距離判定部で所定距離か否かを判定し、前記距離判定部において、所定距離内であると判定されると、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行い、所定距離外であると判定されると、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行わないことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の緊急車両接近報知装置において、前記制御部が、前記自車両の前方に渋滞が発生しているか否かを判定する渋滞判定部を備え、前記渋滞判定部において渋滞が判定されると、前記接点位置予測部による予測を行うことなく、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行うことを特徴とする。
請求項4請求項1から請求項3に記載の緊急車両接近報知装置において、前記制御部が、前記他車位置と前記自車位置とが所定距離内か否かを判定する車両接近判定部と、前記他車両の前記データから前記他車両が前記緊急車両か否かを判定する緊急車両判定部と、前記他車位置及び前記他車進行方向と、前記自車位置及び前記自車進行方向とから、前記他車両と前記自車両とが遭遇する接点の有無を判定する接点判定部とを備え、前記車両接近判定部で所定距離内であると判定され、前記緊急車両判定部で前記緊急車両であると判定され、かつ前記接点判定部で前記接点が有ると判定されると、前記接点位置予測部及び前記ルート判定部で判定を行い、前記車両接近判定部で所定距離外であると判定され、前記緊急車両判定部で前記緊急車両でないと判定され、又は前記接点判定部で前記接点が無いと判定されると、前記接点位置予測部及び前記ルート判定部で判定を行わないことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の緊急車両接近報知装置において、前記距離判定部で判定する所定距離が、前記車両接近判定部で判定する所定距離よりも短いことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5に記載の緊急車両接近報知装置において、前記受信部で受信する前記データが、前記他車両から送信されることを特徴とする。
本発明によれば、自車両が交差点で左折又は右折することで他車両と遭遇しない場合には、報知指示を行わないため、不必要な報知を除外でき、的確な報知を行うことができる。
本発明の実施の形態における緊急車両接近報知装置の構成を示すブロック図 同装置の処理流れを示すフローチャート 同装置の動作を示す説明図 同装置の他の動作を示す説明図
本発明の第1の実施の形態による緊急車両接近報知装置は、制御部が、受信部で受信する他車位置、他車速度、及び他車進行方向と、ナビゲーションユニットが有する自車位置、自車速度、及び自車進行方向とから、他車両と自車両とが遭遇する接点位置を予測する接点位置予測部と、自車位置から接点位置までの間における自車設定ルートが、直進のみか否かを判定するルート判定部とを備え、ルート判定部において、直進のみが判定されると、制御部は報知部に対して報知指示を行い、直進以外が判定されると、制御部は報知部に対して報知指示を行わないものである。本実施の形態によれば、自車両が交差点で左折又は右折することで他車両と遭遇しない場合には、報知指示を行わないため、不必要な報知を除外でき、的確な報知を行うことができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による緊急車両接近報知装置において、制御部が、他車位置と自車位置とが所定距離内か否かを判定する距離判定部を備え、ルート判定部において直進のみが判定されると、距離判定部で所定距離か否かを判定し、距離判定部において、所定距離内であると判定されると、制御部は報知部に対して報知指示を行い、所定距離外であると判定されると、制御部は報知部に対して報知指示を行わないものである。本実施の形態によれば、所定距離に近づいた場合だけ報知を行うことで、不必要な報知を除外でき、的確な報知を行うことができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による緊急車両接近報知装置において、制御部が、自車両の前方に渋滞が発生しているか否かを判定する渋滞判定部を備え、渋滞判定部において渋滞が判定されると、接点位置予測部による予測を行うことなく、制御部は報知部に対して報知指示を行うものである。本実施の形態によれば、渋滞時に的確な報知が妨げられることを防止して確実な報知を行うことができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3の実施の形態による緊急車両接近報知装置において、制御部が、他車位置と自車位置とが所定距離内か否かを判定する車両接近判定部と、他車両のデータから他車両が緊急車両か否かを判定する緊急車両判定部と、他車位置及び他車進行方向と、自車位置及び自車進行方向とから、他車両と自車両とが遭遇する接点の有無を判定する接点判定部とを備え、車両接近判定部で所定距離内であると判定され、緊急車両判定部で緊急車両であると判定され、かつ接点判定部で接点が有ると判定されると、接点位置予測部及びルート判定部で判定を行い、車両接近判定部で所定距離外であると判定され、緊急車両判定部で緊急車両でないと判定され、又は接点判定部で接点が無いと判定されると、接点位置予測部及びルート判定部で判定を行わないものである。本実施の形態によれば、接点位置予測部及びルート判定部での判定に先だって、緊急車両であるか否か、緊急車両が接近しているか否か、緊急車両との遭遇があるか否かを判定することで、不必要な報知指示を減らし、的確な報知を行うことができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による緊急車両接近報知装置において、距離判定部で判定する所定距離が、車両接近判定部で判定する所定距離よりも短いこものである。本実施の形態によれば、報知を行う最終判定での緊急車両との距離を短くすることで不要な報知指示を減らし、的確な報知を行うことができる。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第5の実施の形態による緊急車両接近報知装置において、受信部で受信するデータが、他車両から送信されるものである。本実施の形態によれば、他車両から送信されるデータを用いることで、不要な報知指示を減らし、的確な判定と報知を行うことができる。
以下、本発明の一実施例による緊急車両接近報知装置について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例における緊急車両接近報知装置の構成を示すブロック図である。
緊急車両接近報知装置は、他車両のデータを受信する受信部10と、自車両のナビゲーションユニット20と、受信部10で受信する他車両のデータとナビゲーションユニット20の自車両のデータとから緊急車両の接近を判定する制御部30と、制御部30からの報知指示によって報知を行う報知部40とを備えている。
受信部10では、送信元車両識別番号、他車位置、他車速度、他車進行方向に関する他車両のデータを、所定タイミング毎に受信する。
受信部10で受信するデータは、700MHz帯の電波による、他車両から直接送信される車車間通信データであることが好ましい。受信部10は、受信用のアンテナ11を備えている。
ナビゲーションユニット20は、既知のナビゲーションシステムの装置であり、地図データ21、加速度センサーなどからの車速パルス22、渋滞情報23が入力される。また、ナビゲーションユニット20には、操作部24によって入力が可能であり、目的地を入力することで、目的地に対する自車設定ルートを設定できる。
ナビゲーションユニット20には、GPS測位部25からのデータが入力され、自車位置を特定することができる。GPS測位部25は、GPSアンテナ26を備えている。自車速度は、車速パルス22又はGPS測位部25によって演算される。
制御部30は、受信部10で受信する他車両のデータから必要とするデータを検出するデータ分離部31を有している。
データ分離部31は、位置検出部31a、車両ID検出部31b、速度情報検出部31c、及び進行方向検出部31dとを少なくとも有している。
位置検出部31aは、送信時の他車両の現在位置データを、他車位置として検出する。
車両ID検出部31bは、他車両の送信元車両識別番号を緊急車両識別番号(車両ID)として検出する。
速度情報検出部31cは、送信時の他車両の速度データを、他車速度として検出する。
進行方向検出部31dは、送信時の他車両の進行方向データを、他車進行方向として検出する。
制御部30は、また、車両接近判定部32、緊急車両判定部33、接点判定部34、渋滞判定部35、接点位置予測部36、ルート判定部37、及び距離判定部38を有している。
車両接近判定部32は、他車位置と自車位置とが所定距離内か否かを判定する。ここでは所定距離として例えば300mを設定し、他車位置と自車位置との直線距離を演算し、演算された直線距離が設定した300m内か否かを判定する。
緊急車両判定部33は、車両ID検出部31bで検出した他車両の送信元車両識別番号から、他車両が緊急車両か否かを判定する。
接点判定部34は、他車位置及び他車進行方向と、自車位置及び自車進行方向とから、他車両と自車両とが遭遇する接点の有無を判定する。他車両は他車位置から他車進行方向に直進するものとして他車ルートを演算し、自車両は自車位置から自車進行方向に直進するものとして自車仮ルートを演算し、この演算した他車ルートと自車仮ルートとが接点を生じるか否かが判定される。
渋滞判定部35は、ナビゲーションユニット20に入力された渋滞情報23から、自車両の前方に渋滞が発生しているか否かを判定する。渋滞発生は、自車両の前方、すなわち、自車両の進行方向と自車設定ルートとから、自車速度に影響を与えるか否かが判断される。ここで、渋滞判定部35で判定する渋滞発生は、自車位置から接点判定部34で判定された接点の方向、又は接点位置予測部36で予測した接点位置を自車両の前方として判定することもできる。ここで、渋滞判定部35で判定する渋滞発生は、接点位置予測部36で予測した接点位置を越える範囲を対象とすることが好ましい。
接点位置予測部36は、位置検出部31aで検出する他車位置、速度情報検出部31cで検出する他車速度、及び進行方向検出部31dで検出する他車進行方向と、ナビゲーションユニット20が有する自車位置、自車速度、及び自車進行方向とから、他車両と自車両とが遭遇する接点位置を予測する。ここで、他車両については、他車位置から他車進行方向を他車ルートとし、自車両については、自車位置から自車進行方向を自車仮ルートとし、他車ルートに他車速度を加味し、自車仮ルートに自車速度を加味して接点位置を予測する。
ルート判定部37は、自車位置から接点位置までの間における自車設定ルートが、直進のみか否かを判定する。ルート判定部37では、接点位置までの自車仮ルートと自車設定ルートとが一致しているか否かで、直進のみか否かを判定してもよい。
距離判定部38は、他車位置と自車位置とが所定距離内か否かを判定する。ここでは所定距離として例えば100mを設定し、他車位置と自車位置との直線距離を演算し、演算された直線距離が設定した100m内か否かを判定する。
距離判定部38で判定する所定距離は、車両接近判定部32で判定する所定距離よりも短くする。
なお、本実施例では、車両接近判定部32と距離判定部38とを機能実現手段として別個のものとして説明しているが、判定基準とする所定距離を複数持たせて単一の判定部として構成してもよい。
報知部40は、音声制御部41と映像制御部42とを有する。
音声制御部41では、制御部30(距離判定部38)から報知指示が行われると、スピーカー43より報知音を出力する。
映像制御部42では、制御部30(距離判定部38)から報知指示が行われると、表示部44に報知情報を表示する。
なお、音声制御部41及び映像制御部42の一方だけを備えたものでもよい。
図2は本実施例における緊急車両接近報知装置の処理流れを示すフローチャートである。
まず、受信部10によって、車車間通信によるデータ受信を開始する(ステップ1)。
受信部10で受信された他車両のデータの中から、他車位置を位置検出部31aで、車両IDを車両ID検出部31bで、他車速度を速度情報検出部31cで、他車進行方向を進行方向検出部31dでそれぞれ検出する(ステップ2)。
ステップ2で位置検出部31aが検出した他車位置と、ナビゲーションユニット20が有する自車位置とから、車両接近判定部32で他車位置と自車位置とが所定距離(300m)内か否かを判定する(ステップ3)。
ステップ3において、車両接近判定部32が、自車位置に対して所定距離内に他車両が接近していないと判定した場合には、緊急車両の接近を報知しない(ステップ4)。この場合には、ステップ1に戻って受信部10によるデータ受信を継続する。
ステップ3において、車両接近判定部32が、自車位置に対して所定距離内に他車両が接近していると判定した場合には、緊急車両判定部33によって、車両ID検出部31bで検出した車両IDが緊急車両か否かを判定する(ステップ5)。
ステップ5において、緊急車両判定部33が、緊急車両でないと判定した場合には、緊急車両の接近を報知しない(ステップ4)。
ステップ5において、緊急車両判定部33が、緊急車両と判定した場合には、接点判定部34で他車両と自車両とが遭遇する接点の有無を判定する(ステップ6)。
ステップ6において、接点判定部34が、接点が無いと判定した場合には、緊急車両の接近を報知しない(ステップ4)。
ステップ6において、接点判定部34が、接点が有ると判定した場合には、ナビゲーションユニット20から渋滞情報23を取得する(ステップ7)。
ステップ7における渋滞情報23を元に、渋滞判定部35において渋滞が判定される(ステップ8)。
ステップ8において、渋滞判定部35が、渋滞が無いと判定した場合には、接点位置予測部36において、緊急車両と自車両とが遭遇する接点位置を予測する(ステップ9)。
そして、ルート判定部37によって、自車位置から接点位置までの間における自車設定ルートが、直進のみか否かを判定する(ステップ10)。
ステップ10において、直進のみでないと判定された場合には、緊急車両の接近を報知しない(ステップ4)。
ステップ10において、直進のみと判定された場合には、距離判定部38によって、他車位置と自車位置とが所定距離(100m)内か否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11において、所定距離(100m)外と判定された場合には、緊急車両の接近を報知しない(ステップ4)。
ステップ11において、所定距離(100m)内と判定された場合には、報知部40に報知指示を出力する(ステップ12)。
また、ステップ8において、渋滞判定部35が、渋滞が有ると判定した場合には、報知部40に報知指示を出力する(ステップ12)。
図3は本実施例における緊急車両接近報知装置の動作を示す説明図である。
図3では、緊急車両Aが50km/h、緊急車両接近報知装置を搭載した自車両Bが30km/hで走行し、緊急車両Aは、自車両Bの後方から、同一方向に走行しているものとする。
緊急車両Aと自車両Bとの距離が300mとなった場合には、車両接近判定部32で緊急車両Aの接近を判定する(ステップ3)。
緊急車両Aと自車両Bとは同一方向に走行しており、緊急車両Aが自車両Bよりも早いため接点判定部34において接点有りと判断される(ステップ6)。
渋滞情報23が無い場合には、接点位置予測部36にて、緊急車両Aと自車両Bとが遭遇する接点位置が予測される(ステップ9)。本実施例では、自車両Bの現在位置から450m先が接点位置Cとして予測される。
しかし、自車両Bのナビゲーションユニット20であらかじめ設定した自車設定ルートによって、自車両Bが現在位置から200m先で左折する予定である場合には、ルート判定部37で直進のみでないことを判定する(ステップ10)。
従って、図3の状態では、警報は出力されない。
このように、自車両Bが緊急車両Aに追いつかれる前に、緊急車両Aの走行ルート(他車ルート)から外れる場合には、待避行動の必要がないため報知を行わない。
図4は本実施例における緊急車両接近報知装置の他の動作を示す説明図である。
図4は、図3の条件に加えて、自車両Bの前方に、渋滞が発生している状況を示している。
図4に示すように、渋滞が発生している場合には、自車両Bの走行速度の低下が予測されるため、接点位置予測部36にて予測した接点位置Cより手前で緊急車両に追いつかれる可能性がある。
従って、渋滞が発生していることを渋滞判定部35が判定すると(ステップ8)、報知指示が出力される(ステップ12)。
このように、渋滞が発生している場合には、通常の報知距離(100m)よりも早めの所定距離(300m)で報知出力を行うことで、迅速な待避を促すことができる。
以上のように本実施例による緊急車両接近報知装置は、ルート判定部37において、直進のみが判定されると、制御部30は報知部40に対して報知指示を行い、直進以外が判定されると、制御部30は報知部40に対して報知指示を行わないことで、自車両が交差点で左折又は右折することで他車両と遭遇しない場合には、報知指示を行わず、的確な報知を行うことができる。
また本実施例による緊急車両接近報知装置は、ルート判定部37において直進のみが判定されると、距離判定部38で所定距離か否かを判定し、距離判定部38において、所定距離内であると判定されると、制御部30は報知部40に対して報知指示を行い、所定距離外であると判定されると、制御部30は報知部40に対して報知指示を行わないことで、所定距離に近づいた場合だけ報知を行うため、不必要な報知を除外でき、的確な報知を行うことができる。
また本実施例による緊急車両接近報知装置は、渋滞判定部35において渋滞が判定されると、接点位置予測部36による予測を行うことなく、制御部30は報知部40に対して報知指示を行うことで、渋滞時に的確な報知が妨げられることを防止して確実な報知を行うことができる。
また本実施例による緊急車両接近報知装置は、車両接近判定部32で所定距離内であると判定され、緊急車両判定部33で緊急車両であると判定され、かつ接点判定部34で接点が有ると判定されると、接点位置予測部36及びルート判定部37で判定を行い、車両接近判定部32で所定距離外であると判定され、緊急車両判定部33で緊急車両でないと判定され、又は接点判定部34で接点が無いと判定されると、接点位置予測部36及びルート判定部37で判定を行わず、接点位置予測部36及びルート判定部37での判定に先だって、緊急車両であるか否か、緊急車両が接近しているか否か、緊急車両との遭遇があるか否かを判定することで、不必要な報知指示を減らし、的確な報知を行うことができる。
また本実施例による緊急車両接近報知装置は、距離判定部38で判定する所定距離を、車両接近判定部32で判定する所定距離よりも短くし、報知を行う最終判定での緊急車両との距離を短くすることで不要な報知指示を減らし、的確な報知を行うことができる。
また本実施例による緊急車両接近報知装置は、受信部10で受信するデータを、他車両から送信されるデータを用いることで、不要な報知指示を減らし、的確な判定と報知を行うことができる。
本発明は、特に、救急車、消防自動車などの緊急車両に対する接近報知に適している。
10 受信部
20 ナビゲーションユニット
30 制御部
32 車両接近判定部
33 緊急車両判定部
34 接点判定部
35 渋滞判定部
36 接点位置予測部
37 ルート判定部
38 距離判定部
40 報知部

Claims (6)

  1. 他車位置、他車速度、他車進行方向に関する他車両のデータを受信する受信部と、目的地に対する自車設定ルートが設定できる自車両のナビゲーションユニットと、前記受信部で受信する前記他車両の前記データと前記ナビゲーションユニットの自車両のデータとから緊急車両の接近を判定する制御部とを備えた緊急車両接近報知装置であって、
    前記制御部が、
    前記受信部で受信する前記他車位置、前記他車速度、及び前記他車進行方向と、前記ナビゲーションユニットが有する自車位置、自車速度、及び自車進行方向とから、前記他車両と前記自車両とが遭遇する接点位置を予測する接点位置予測部と、
    前記自車位置から前記接点位置までの間における前記自車設定ルートが、直進のみか否かを判定するルート判定部と
    を備え、
    前記ルート判定部において、
    直進のみが判定されると、前記制御部は報知部に対して報知指示を行い、
    直進以外が判定されると、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行わないことを特徴とする緊急車両接近報知装置。
  2. 前記制御部が、前記他車位置と前記自車位置とが所定距離内か否かを判定する距離判定部を備え、
    前記ルート判定部において直進のみが判定されると、前記距離判定部で所定距離か否かを判定し、
    前記距離判定部において、
    所定距離内であると判定されると、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行い、
    所定距離外であると判定されると、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行わないことを特徴とする請求項1に記載の緊急車両接近報知装置。
  3. 前記制御部が、前記自車両の前方に渋滞が発生しているか否かを判定する渋滞判定部を備え、
    前記渋滞判定部において渋滞が判定されると、前記接点位置予測部による予測を行うことなく、前記制御部は前記報知部に対して報知指示を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の緊急車両接近報知装置。
  4. 前記制御部が、
    前記他車位置と前記自車位置とが所定距離内か否かを判定する車両接近判定部と、
    前記他車両の前記データから前記他車両が前記緊急車両か否かを判定する緊急車両判定部と、
    前記他車位置及び前記他車進行方向と、前記自車位置及び前記自車進行方向とから、前記他車両と前記自車両とが遭遇する接点の有無を判定する接点判定部と
    を備え、
    前記車両接近判定部で所定距離内であると判定され、前記緊急車両判定部で前記緊急車両であると判定され、かつ前記接点判定部で前記接点が有ると判定されると、前記接点位置予測部及び前記ルート判定部で判定を行い、
    前記車両接近判定部で所定距離外であると判定され、前記緊急車両判定部で前記緊急車両でないと判定され、又は前記接点判定部で前記接点が無いと判定されると、前記接点位置予測部及び前記ルート判定部で判定を行わないことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の緊急車両接近報知装置。
  5. 前記距離判定部で判定する所定距離が、前記車両接近判定部で判定する所定距離よりも短いことを特徴とする請求項4に記載の緊急車両接近報知装置。
  6. 前記受信部で受信する前記データが、前記他車両から送信されることを特徴とする請求項1から請求項5に記載の緊急車両接近報知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017129980A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 富士通テン株式会社 車両認識装置および車両認識方法
WO2019167247A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム

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