JP2013199035A - 枚葉基材の切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】枚葉基材の先端部の余白および後端部の余白を支障なく切断して排出すること。
【解決手段】枚葉基材の切断装置30は印刷済の枚葉基材1を排出させる一対の排出ローラ18、18と、一対の排出ローラ18、18の下流側に設けられたカッタ19と、一対の排出ローラ18、18とカッタ19の下方に配置されたカス受け31とを備えている。カッタ19により基材1の後端部の余白3を切断する際、一対の排出ローラ18、18を正転させて余白3の下流端3aをカッタ19までもってきて一対の排出ローラ18、18を停止させ、カッタ19により余白3を切断して除去する。次に一対の排出ローラ18、18を逆転させてカッタ19に残る余白3を下方へ落下させる。
【選択図】図18

Description

本発明は、印刷が施された印刷済の枚葉基材を切断する枚葉基材の切断装置に係り、特に印刷済の枚葉基材の少なくとも後端部の余白を切断して除去する枚葉基材の切断装置に関する。
従来より印刷が施された印刷済の枚葉基材に対し、その余白部分を切断して除去する枚葉基材の切断装置が知られている。
このような枚葉基材の切断装置において、印刷済枚葉基材は排出ローラにより外方へ排出される。この間、印刷済枚葉基材の先端部の余白がカッタにより切断される。
特許第3882420号
ところで、上述のように印刷済枚葉基材は排出ローラにより外方へ排出され、この間枚葉基材の先端部の余白がカッタにより切断される。
枚葉基材の先端部の余白をカッタにより切断する場合、基材の先端部はカッタから先方へ突出するため先端部の余白はカッタからスムースに排出される。しかしながら枚葉基材の後端部に形成された余白をカッタにより切断する場合、後端部の余白は排出ローラ側へ延びるため、切断カスがカッタに残ってしまうことがある。この場合は、カッタ内に残る切断カスにより後続の枚葉基材をスムースにカッタ内に進入させることができず、枚葉基材の排出および切断作用に支障が生じてしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、枚葉基材をカッタにより切断した際にカッタに残る切断カスをスムースに外方へ排出することができ、これにより枚葉基材の排出および切断作用を支障なく行なうことができる枚葉基材の切断装置を提供することを目的とする。
本発明は、印刷済の枚葉基材を排出させる排出ローラと、排出ローラの下流側に設けられ少なくとも枚葉基材の後端部の余白を切断して除去するカッタと、排出ローラおよびカッタの下方に配置され、枚葉基材からの切断カスを受けるカス受けと、排出ローラおよびカッタを駆動制御する制御装置とを備え、制御装置はカッタにより枚葉基材の後端部の余白を切断する際、排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させ、後端部の余白の下流端がカッタに対応する位置にきたとき、排出ローラを停止してカッタを駆動させ後端部の余白を切断して除去し、その後排出ローラを逆転させて後端部の余白をカス受け内に落下させることを特徴とする枚葉基材の切断装置である。
本発明は、印刷済の枚葉基材には、両面印刷が施され、カッタは枚葉基材の先端部の余白および後端部の余白を切断して除去することを特徴とする枚葉基材の切断装置である。
本発明は、カス受けは、底壁と、前方壁と、後方壁と、一対の側壁とを有し、後方壁は上方に向って後方側へ傾斜することを特徴とする枚葉基材の切断装置である。
本発明は、排出ローラの上流側に、底板と上板とを有する基材搬送路が設けられ、排出ローラと底板との間に切断された後端部の余白が通過する隙間が形成されていることを特徴とする枚葉基材の切断装置である。
本発明は、印刷済の枚葉基材を排出させる排出ローラと、排出ローラの下流側に設けられ少なくとも枚葉基材の後端部の余白を切断して除去するカッタと、排出ローラおよびカッタの下方に配置され、枚葉基材からの切断カスを受けるカス受けと、を備えた枚葉基材の切断装置を用いた枚葉基材の切断方法において、排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させる工程と、枚葉基材のうち後端部の余白の下流端がカッタに対応する位置にきたとき排出ローラを停止してカッタを駆動させ後端部の余白を切断して除去する工程と、排出ローラを逆転させて後端部の余白をカス受け内に落下させる工程とを備えたことを特徴とする枚葉基材の切断方法である。
本発明は、印刷済の枚葉基材には、両面印刷が施され、排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させる工程の前に、枚葉基材のうち先端部の余白の上流端がカッタに対応する位置にきたとき排出ローラを停止してカッタを駆動させ先端部の余白を切断して除去し、カス受け内に落下させることを特徴とする枚葉基材の切断方法である。
以上のように本発明によれば、排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させ、印刷済基材のうち後端部の余白の下流端がカッタに対応する位置にきたとき、排出ローラを停止してカッタを駆動させ、後端部の余白を切断して除去し、その後排出ローラを逆転させて後端部の余白をカス受け内へ落下させる。このことにより、後端部の余白をスムースにカッタ外方へ排出することができ、枚葉基材の排出および切断作用を支障なく行なうことができる。
図1は、本発明による枚葉基材の切断装置が組込まれた枚葉型プリンタを示す概略側面図。 図2は、枚葉型プリンタの反転機構を示す詳細図。 図3は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図4は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図5は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図6は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図7は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図8は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図9は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図10は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図11は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図12は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図13は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図14は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図15は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図16は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図17は、枚葉型プリンタの作用を示す動作説明図。 図18(a)−(e)は、本発明による枚葉基材の切断装置の作用を示す動作説明図。 図19(a)は印刷済の枚葉基材の一方の面を示す図であり、図19(b)は印刷済の枚葉基材の他方の面を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図17は本発明による枚葉基材の切断装置が組込まれた枚葉型プリンタを示す図である。
このうち図1は枚葉型プリンタを示す概略側面図、図2は枚葉型プリンタの反転機構を示す図、図3乃至図17は枚葉型プリンタの動作図である。また、図18(a)−(e)は本発明による枚葉基材の切断装置の作用を示す動作説明図であり、図19(a)は印刷済の枚葉基材の一方の面を示す図であり、図19(b)は印刷済の枚葉基材の他方の面を示す図である。
まず、図1および図2により、本発明による枚葉基材の切断装置が組込まれた枚葉型プリンタについて説明する。図1および図2に示すように、枚葉型プリンタ10は両面に受容層を有する枚葉基材1を搬送させて、サーマルヘッド12からなる印刷部によって枚葉基材(以下、基材ともいう)1に対して両面印刷を施すものであり、昇華型プリンタからなっている。
このような枚葉型プリンタ10は、枚葉基材(基材)1の両面に対して印刷を施すサーマルヘッド12からなる印刷部と、基材1を貯えておき、この基材1を供給する基材供給部25と、基材供給部25から供給された基材1をサーマルヘッド12側へ搬送する基材搬送路15とを備えている。
このうち基材搬送路15はサーマルヘッド12の一側に位置する一側基材搬送路15aと、サーマルヘッド12の他側に位置する他側基材搬送路15bとからなっている。また基材1を挟んでサーマルヘッド12に対向する位置に基材1を保持するプラテンローラ13が設けられている。
さらに基材搬送路15の一側基材搬送路15aに基材1を一方向に走行させながら、一方の面1aがサーマルヘッド12に向う基材1を他方の面1bがサーマルヘッド12に向うよう反転させる反転機構20が接続されている。この反転機構20はループ状反転搬送路20aからなり、このループ状反転搬送路20aは、一側基材搬送路15aに端部21を介して接続されている。
この場合、ループ状反転搬送路20aの端部21は、ループ状反転搬送路20aの入口および出口としての機能をもつ。
またループ状反転搬送路20a内には、基材1を搬送させる搬送ローラ23が設けられている。
さらにまた、基材供給部25と、ループ状反転搬送路20aとの間には、基材供給部25から供給された基材1をループ状反転搬送路20a側へ導く案内搬送路24が設置されている。
さらに、基材供給部25の下方には、基材供給部25内の昇降板25b上に載置された基材1を上方へ持上げるピックアップレバー25aが設けられ、ピックアップレバー25aによって持上げられた基材1のうち最上層の基材1がピックアップローラ26により案内搬送路24側へ送られるようになっている。
すなわち案内搬送路24の入口側には、分離ローラ27と給紙ローラ28が設けられ、ピックアップレバー25aによって持上げられた基材1のうち最上層の基材1がピックアップローラ26によって分離ローラ27と給紙ローラ28側へ送られる。このとき最上層の基材1より下方の基材1も最上層の基材1とともに分離ローラ27と給紙ローラ28側へ送られることも考えられるが、この場合、最上層の基材1の下方の基材1は分離ローラ27に当接するため、案内搬送路24側へ送られることはない。
また基材搬送路15のうち一側基材搬送路15aには、ループ状反転搬送路20a側から順に搬送ローラ16、17が設けられている。
さらに他側基材搬送路15bの出口側には、排出ローラ18が設けられ、排出ローラ18の更に出口側(下流側)にはカッタ19が設置されている。この場合、排出ローラ18は上方および下方に位置する一対の排出ローラ18、18からなっている。
カッタ19は印刷済の基材1のうち前端部の余白2と後端部の余白3を除去するものであり(図19参照)、固定刃19bと、固定刃19bとの間で基材1を切断する可動刃19aとからなっている。
さらにまた印刷部となるサーマルヘッド12には、昇華転写を行なう昇華転写用リボン5がリボン巻出部6から供給される。リボン巻出部6から供給されたリボン5はサーマルヘッド12において、昇華転写印刷を施す際使用され、その後使用済リボン5はリボン巻取部7に巻取られる。
ところで、枚葉型プリンタ10のうちループ状反転搬送路20aは全体として円形の外形をもち、サーマルヘッド12、一側基材搬送路15aと他側基材搬送路15bとを有する基材搬送路15、基材供給部25、排出ローラ18、およびカッタ19は、各々ループ状反転搬送路20aの外周に沿って配置されている。
さらにまた、上記構成部材、例えばサーマルヘッド12、リボン巻出部6、リボン巻取部7、搬送ローラ16、17、排出ローラ18、カッタ19、ピックアップレバー25a、ピックアップローラ26、分離ローラ27、給紙ローラ28はすべて、制御装置11により同期されて駆動制御され、これら構成部材および制御装置11は、すべて筐体10A内に収められている。
次に本発明による枚葉基材の切断装置30について述べる。上述のように、印刷済の基材1のうち一方の面1aと他方の面1bに対して両面印刷が施されている。この場合、基材1の一方の面1aに対する印刷方向と、他方の面1bに対する印刷方向は互いに逆方向となるため、基材1の一方の面1aおよび他方の面1bには排出ローラ18により外方へ排出される排出方向を基準として、先端部の余白2と、後端部の余白3が形成され、先端部の余白2と後端部の余白3との間に印刷領域4が形成される。
本発明による枚葉基材の切断装置30は、このような基材1の先端部の余白2と後端部の余白3を切断して除去するものである。
すなわち、枚葉基材の切断装置30は、図1乃至図17および図18(a)−(e)に示すように、上述した構成要素のうち、印刷済の基材1を排出される一対の排出ローラ18、18と、排出ローラ18、18の出口側(下流側)に設けられ、基材1の先端部の余白2および後端部の余白3を切断するとともに、固定刃19bと可動刃19aとを有するカッタ19と、を備えている。
また一対の排出ローラ18、18、および固定刃19bと可動刃19aとからなるカッタ19の下方には、基材1からの切断された余白2、3(切断カス)を受けるカス受け31が設けられている。
カス受け31は底壁32と、前方壁33と、後方壁34と、一対の側壁35とを有している。このうちカス受け31の後方壁34は、上方に向って後方側へ傾斜し、このことによりカッタ19によって切断された後端部の余白3をスムースにカス受け31内に導くことができる。
ところで基材搬送路15のうち他側基材搬送路15bは、一対の排出ローラ18、18の上流側に位置しており、この他側基材搬送路15bは底板37aと、底板37aとの間で基材1をガイドする上板37bとを有している。そして一対の排出ローラ18、18と底板37aとの間に隙間38が形成され、カッタ19によって切断された後端部の余白3は、この隙間38からカス受け31の後方壁34上へ落下するようになっている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について、図3乃至図17を参照して説明する。
まず枚葉型プリンタ全体の作用について述べる。図3に示すように、基材供給部25内に多数の基材1が積層されている。
この状態からピックアップレバー25aが基材供給部25内の昇降板25bを持上げる。このとき昇降板25b上に載置された基材1も同様に持上げられる。
その後、昇降板25b上に載置された基材1のうち最上層の基材1がピックアップローラ26により分離ローラ27および給紙ローラ28側へ送られる。
このとき、ループ状反転搬送路20a内の搬送ローラ23は、ピックアップローラ26、分離ローラ27および給紙ローラ28と同期して回転する。
次に図4に示すように、ピックアップローラ26により分離ローラ27および給紙ローラ28側へ送られた基材1は、その後、案内搬送路24を通ってループ状反転搬送路20a側へ送られる。このとき、基材供給部25内の基材1のうち最上層の基材1以外の下方の基材1も分離ローラ27および給紙ローラ28側へ送られることも考えられるが、最上層の基材1以外の下方の基材1は分離ローラ27に当接するため最上層の基材1のみが案内搬送路24側からループ状反転搬送路20a側へ送られる。
このとき、案内搬送路24に設けられた検出センサー(図示せず)で基材1が検出されると同時にピックアップレバー25aが降下し、これに伴なって基材供給部25内の昇降板25bおよび昇降板25b上の基材1も降下する(図5参照)。
次にループ状反転搬送路20a内の基材1は、搬送ローラ16、17によって基材搬送路15側へ送られる。
その後、図6に示すように、基材1は基材搬送路15から排出ローラ18側へ送られる。
また、ピックアップローラ26、分離ローラ27、給紙ローラ28はいずれも停止する。
次に図7に示すように、基材1の一方の面に対してサーマルヘッド12により昇華転写による印刷が施される。
この間、排出ローラ18の外方へ排出されていた基材1が排出ローラ18により逆方向へ基材搬送路15側へ搬送され、基材1は搬送ローラ16、17によって基材搬送路15の他側基材搬送路15bから一側基材搬送路15a側へ向う。またリボン巻出部6から昇華転写用のリボン5がサーマルヘッド12側へ供給され、サーマルヘッド12からの熱により、リボン5側の染料又は顔料を基材1の一方の面1aに転写させることができる。
昇華転写用リボン5は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、OP(オーバーコート)の各領域をもち、最初にリボン5のY領域によってY印刷が施される。
このようにしてサーマルヘッド12において、昇華転写用リボン5によって基材1の一方の面1aにY印刷が施される。Y印刷が施された印刷済の基材1は、基材搬送路15の一側基材搬送路15aに送られ、その後基材1は入口および出口の機能をもつ端部21からループ状反転搬送路20a内に入る(図8参照)。
次に、ループ状反転搬送路20a内の基材1は、再び基材搬送路15の一側基材搬送路15aから他側基材搬送路15b側へ送られる。その後上記と同様にしてサーマルヘッド12において、昇華転写用リボン5を用いて基材1の一方の面1aに、M印刷、C印刷が順次施され、その後に基材1の一方の面1aにオーバーコート層が形成される(図9参照)。
このようにしてサーマルヘッド12により、基材1の一方の面1aに対する昇華転写による印刷が施され、基材1の一方の面1aに対する印刷は終了する。
その後図10に示すように、ループ状反転搬送路20a内における基材1の反転動作が行なわれる。
すなわち、一方の面に印刷が施された基材1は、ループ状反転搬送路20a内に送られ、このループ状反転搬送路20a内で搬送ローラ23によって一方向に走行する(図10参照)。
このとき、分離ローラ27、給紙ローラ28および排出ローラ18も、搬送ローラ23と同期して回転する。
ループ状反転搬送路20a内において、一方向に走行する基材1はループ状反転搬送路20a内を走行する間に、その向きが反転し、一方の面1aがサーマルヘッド12側を向いていた状態から、基材1の他方の面1bがサーマルヘッド12側を向く状態に変わる。
図11に示すように、ループ状反転搬送路20a内で一方向に走行しながらその向きが反転した基材1は、その後端部21を経て基材搬送路15の一側基材搬送路15a内に入る。
その後、図12に示すように、基材1は基材搬送路15の他側基材搬送路15bから排出ローラ18側へ送られる。このようにして基材1の反転動作が終了する。
その後、図13に示すように、上述と同様にして、サーマルヘッド12により基材1の他方の面1bに対して、昇華転写用リボン5を用いてはじめにY印刷が施される。
その後、図14に示すように、昇華転写用リボン5を用いて基材1の他方の面1bに対して、M印刷、C印刷が順次施され、その後に基材1の他方の面1bにオーバーコート層が形成され、このようにして基材1の他方の面1bに対する印刷が終了する。この場合、基材1の他方の面1bに対する印刷方向は一方の面1aに対する印刷方向と逆方向となる。
次に図15に示すように、両面1a、1bに印刷が施された基材1は、基材搬送路15の他側基材搬送路15bから排出ローラ18側へ送られる。次に基材1のうち、印刷されていない先端部の余白2がカッタ19により除去される。
さらに基材1は排出ローラ18によって外方へ排出され(図16参照)、次に基材1の後端部の余白3がカッタ19により除去される(図17参照)。
次に図15、図17および図18により、基材1の先端部の余白2と後端部の余白3をカッタ19により切断して除去する枚葉基材の切断方法について更に詳述する。
基材1の一方の面1aと他方の面1bには、上述のように両面印刷が施されるが、基材1の一方の面1aに対する印刷方向と、他方の面1bに対する印刷方向は互いに逆方向となっている。このため基材1の一方の面1aと他方の面1bには排出ローラ18による排出方向を基準として、先端部の余白2と後端部の余白3が設けられ、これら基材1の余白2、3をカッタ19により切断して除去することにより、基材1の一方の面1aと他方の面1bの全面を印刷領域4とすることができる(全面印刷)。
まず、基材1の先端部の余白2を切断する方法について述べる。
図18(a)に示すように、両面1a、1bに印刷が施された基材1は他側基材搬送路15bから排出ローラ18、18側へ送られる。このとき制御装置11により排出ローラ18、18を正転させ、基材1の先端部の余白2の上流端2a(図19(a)(b)参照)がカッタ19に対応する位置まできたとき、排出ローラ18、18が停止する。制御装置11は次にカッタ19の可動刃19aを駆動して先端部の余白2を切断して除去する。このとき切断された先端部の余白2は落下してカス受け31内に入る。
次に図18(b)に示すように、制御装置11により排出ローラ18、18を正転させ、基材1を外方へ排出させる。その後、基材1のうち後端部の余白3の下流端3a(図19(a)(b)参照)がカッタ19に対応する位置まできたとき、排出ローラ18、18が停止する。制御装置11は次にカッタ19の可動刃19aを駆動して後端部の余白3を切断して除去する。
このとき、基材1はカッタ19の外方に排出されるが、切断された後端部の余白3はカッタ19と一対の排出ローラ18、18間に残る。
その後、図18(c)に示すように、制御装置11により一対の排出ローラ18、18が逆転して、切断された後端部の余白3が上流側へ戻される。このことにより、後端部の余白3は一対の排出ローラ18、18と他側基材搬送路15bの底板37aとの間に形成された隙間38を通って下方へ落下し、カス受け31の後方壁34内面に案内されてカス受け31内に収納される(図18(d))。
このように制御装置11により一対の排出ローラ18、18を逆転させることにより、カッタ19と一対の排出ローラ18、18間に残る後端部の余白3をカッタ19から確実に排出することができる。
ところで、カッタ19と一対の排出ローラ18、18間に後端部の余白3を残したまま、一対の排出ローラ18、18を正転させた場合、他側基材搬送路15bから搬送される後続の基材1はカッタ19内にスムースに進入することができず、基材1の排出および切断作用に支障が生じることも考えられる(図18(e)参照)。
これに対して、本発明によれば、制御装置11により一対の排出ローラ18、18を逆転させることにより、カッタ19と一対の排出ローラ18、18間に残る後端部の余白3をカッタ19から排出することができるので、他側基材搬送路15bから後続の基材1が搬送されても、この後続の基材1の排出および切断作用に支障が生じることはない(図18(c)(d)参照)。
このようにして、一方の面1aおよび他方の面1bの両面に印刷が施され、先端部の余白2と後端部の余白3が除去され全面に印刷領域4を有する基材1は、排出ローラ18により外方へ排出されて製品として取出される。
以上のように本実施の形態によれば、制御装置11によりカッタ19を駆動させて基材1の後端部の余白3を切断して除去した後、一対の排出ローラ18、18を逆転させて、カッタ19と一対の排出ローラ18、18間に残る後端部の余白3をカッタ19から排出することができるので、他側基材搬送路15bから後続の基材1が搬送されても、この後続の基材1の排出および切断作用に支障が生じることはない。
また、枚葉基材1を反転機構20のループ状反転搬送路20a内を一方向に走行させるだけで、容易かつ確実に基材1の向きを反転させることができ、このようにして反転させた基材1の両面1a、1bに対してサーマルヘッド12により容易に昇華転写印刷を施すことができる。
またループ状反転搬送路20aは全体として円形の外形をもち、サーマルヘッド12、基材搬送路15、基材供給部25、排出ローラ18およびカッタ19を各々ループ状反転搬送路20aの外周に沿って配置したので、枚葉型プリンタ10全体としての形状をコンパクトな構成とすることができる。このように枚葉型プリンタ10は、全体としてコンパクトな構成をもつため、基材1が詰まってしまったとしても、筐体10Aを開くことにより、筐体10A内部において基材1の場所を容易に確認して抜き出すことができる。
なお、上記実施の形態において、サーマルヘッド12により基材1に対して両面印刷を施し、カッタ19により基材1の先端部の余白2および後端部の余白3を切断して除去する例を示したが、これに限らず、基材1に対して片面のみ、例えば一方の面1aのみに印刷を施し、カッタ19により基材1の後端部の余白3のみを切断して除去してもよい。
また、基材1の反転機構20としてループ状反転搬送路20aを用いた例を示したが、反転機構20はループ状反転搬送路20a以外の構造を有していてもよい。
1 枚葉基材
1a 一方の面
1b 他方の面
2 先端部の余白
2a 上流端
3 後端部の余白
3a 下流端
4 印刷領域
5 昇華転写用リボン
6 リボン巻出部
7 リボン巻取部
10 枚葉型プリンタ
10A 筐体
11 制御装置
12 サーマルヘッド
13 プラテンローラ
15 基材搬送路
15a 一側基材搬送路
15b 他側基材搬送路
16 搬送ローラ
17 搬送ローラ
18 排出ローラ
19 カッタ
20 反転機構
20a ループ状反転搬送路
21 端部
23 搬送ローラ
24 案内搬送路
25 基材供給部
25a ピックアップレバー
26 ピックアップローラ
27 分離ローラ
28 給紙ローラ
30 枚葉基材の切断装置
31 カス受け
32 底壁
33 前方壁
34 後方壁
35 一対の側壁
37a 底板
37b 上板
38 隙間

Claims (6)

  1. 印刷済の枚葉基材を排出させる排出ローラと、
    排出ローラの下流側に設けられ少なくとも枚葉基材の後端部の余白を切断して除去するカッタと、
    排出ローラおよびカッタの下方に配置され、枚葉基材からの切断カスを受けるカス受けと、
    排出ローラおよびカッタを駆動制御する制御装置とを備え、
    制御装置はカッタにより枚葉基材の後端部の余白を切断する際、排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させ、後端部の余白の下流端がカッタに対応する位置にきたとき、排出ローラを停止してカッタを駆動させ後端部の余白を切断して除去し、その後排出ローラを逆転させて後端部の余白をカス受け内に落下させることを特徴とする枚葉基材の切断装置。
  2. 印刷済の枚葉基材には、両面印刷が施され、カッタは枚葉基材の先端部の余白および後端部の余白を切断して除去することを特徴とする請求項1記載の枚葉基材の切断装置。
  3. カス受けは、底壁と、前方壁と、後方壁と、一対の側壁とを有し、後方壁は上方に向って後方側へ傾斜することを特徴とする請求項1又は2記載の枚葉基材の切断装置。
  4. 排出ローラの上流側に、底板と上板とを有する基材搬送路が設けられ、排出ローラと底板との間に切断された後端部の余白が通過する隙間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の枚葉基材の切断装置。
  5. 印刷済の枚葉基材を排出させる排出ローラと、
    排出ローラの下流側に設けられ少なくとも枚葉基材の後端部の余白を切断して除去するカッタと、
    排出ローラおよびカッタの下方に配置され、枚葉基材からの切断カスを受けるカス受けと、を備えた枚葉基材の切断装置を用いた枚葉基材の切断方法において、
    排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させる工程と、
    枚葉基材のうち後端部の余白の下流端がカッタに対応する位置にきたとき排出ローラを停止してカッタを駆動させ後端部の余白を切断して除去する工程と、
    排出ローラを逆転させて後端部の余白をカス受け内に落下させる工程とを備えたことを特徴とする枚葉基材の切断方法。
  6. 印刷済の枚葉基材には、両面印刷が施され、
    排出ローラを正転させて枚葉基材を外方へ排出させる工程の前に、枚葉基材のうち先端部の余白の上流端がカッタに対応する位置にきたとき、排出ローラを停止してカッタを駆動させ先端部の余白を切断して除去し、カス受け内に落下させることを特徴とする請求項5記載の枚葉基材の切断方法。
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