JP2013198204A - リニアモータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リニアモータ20は、電機子部を固定子1とし、界磁部を直線移動する可動子2とする。リニアモータ20は、可動子2のシャフト7に連結されたガイドレール11と、このガイドレール11を固定子1に対して軸方向に移動可能に支持するガイドブロック12と、可動子2のガイドレール11に設けられたリニアスケール13と、リニアスケール13に対向配置された位置センサ14と、を備える。
【選択図】図1
Description
図1に示すように、実施形態に係るリニアモータ20は、電機子部となる固定子1(固定部)と、界磁部となる可動子2(可動部)と、リニアエンコーダ10とを備える。固定子1は、筐体3の内側に、電気装荷手段となる円筒状のコイル4を軸方向に複数個並べて構成される。可動子2は、固定子1の内側に同軸に配置されている。可動子2は、磁気装荷手段となる円筒状の永久磁石6を軸方向に複数並設し、シャフト7を軸方向に装着して構成される。永久磁石6の軸方向両側に突出したシャフト7は、固定子1の筐体3に軸方向に間隔を開けて設けられた一対の支持部材8に軸受9(リニアブッシュ、ボールスプライン等)を介して支持され、固定子1の軸方向に移動可能に設けられている。シャフト7の負荷側(図1中右端部)は、リニアモータ20の外に露出しており、図示しない被駆動機器に接続される。
上記のガイドレール11及びガイドブロック12は、可動子2の直動ガイドを構成する。この直動ガイドの通常の使用法は、図2の比較例に示すように、構成要素の1つのガイドレール11を固定子1の筐体3に固定し、構成要素の他の1つのガイドブロック12を可動子2のシャフト7に固定して、ガイドブロック12をガイドレール11に沿ってスライドさせることによりシャフト7を固定子1に対し軸方向に移動可能に支持するものである。そして、シャフト7にリニアスケール13を設け、当該リニアスケール13と対向した位置に位置センサ14を設ける。この比較例においては、可動子2に発生した推力により、シャフト7が図2に二点鎖線で示すように移動した場合、ガイドブロック12によるシャフト7の支持位置が位置センサ14に対向した位置から移動する。このため、シャフト7を含む可動子2の真直度が低い場合や反りが生じた場合には、位置センサ14とリニアスケール13との隙間距離が変動してしまい、シャフト7の真直度や反りの影響による検出不良を生じる可能性がある。
なお、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
上記実施形態では、ガイドレール11を可動子2のシャフト7と同軸に連結した場合を一例として説明したが、ガイドレール11を可動子2のシャフト7と軸心をずらして連結してもよい。図3に本変形例の一例を示す。なお、本変形例の構成要素が上記実施形態と同じものついては図示及び説明を省略し、異なる点について説明する。
上記実施形態では、リニアモータ20が1軸構造である場合を一例に説明したが、リニアモータ20は、可動子2と連動するガイドレール11を可動子2のシャフト7と平行に設け、ガイドレール11にリニアスケール13を設けて、リニアエンコーダ10を構成する2軸構造としてもよい。図4に本変形例の一例を示す。
上記実施形態では、固定部1に、シャフト7の軸方向両端部を直線移動可能に支持する軸受9を設けたが、この軸受9の少なくとも一方を直動ガイドとすることができる。本変形例の一例を図5に示す。
本変形例では、位置センサをガイドブロック内に設置する。本変形例の一例を図6に示す。図6に示すように、本変形例では、ガイドブロック32の内側は、欠損のない円筒状の中空部24に形成されている。可動子2のシャフト7は、平坦面7aを例えば上側にして中空部24に挿入されている。位置センサ14は、ガイドブロック32の中空部24の内周面上部に埋設され、リニアスケール13に対向配置されている。ガイドブロック32は、中空部24の内周面とシャフト7の外周面との間に形成された循環溝26内の球体27の転動により、シャフト7を軸方向に直線移動可能に支持する。
上記実施形態では、直動ガイドのガイドブロック12外に位置センサ14を設けたが、ガイドブロック12の凹部19の例えば底部とガイドレール11との間に隙間を形成し、その隙間に臨むガイドレール11の面にリニアスケール13を設け、上記変形例(4)と同様に、ガイドブロック12の凹部19の底部にリニアスケール13と対向する位置センサ14を埋設するようにしてもよい。
2 可動子(可動部)
3 筐体
4 コイル
6 永久磁石
7 シャフト(直動ガイド、直動案内機構)
7a 平坦面
9 軸受(直動案内機構)
10 リニアエンコーダ
11 ガイドレール(直動ガイド)
12 ガイドブロック(直動ガイド)
13 リニアスケール
14 位置センサ(位置検出部)
20 リニアモータ
32 ガイドブロック(直動ガイド、直動案内機構)
Claims (8)
- 界磁部と電機子部の何れか一方を固定部とし、他方を直線移動する可動部とするリニアモータであって、
前記可動部又はこれに連結されたガイドレール、及び、前記可動部又は前記ガイドレールを前記固定部に対して軸方向に移動可能に支持する少なくとも1個以上のガイドブロックを有する直動ガイドと、
前記可動部又は前記ガイドレールに設けられたリニアスケールと、
前記リニアスケールに対向配置された位置検出部と、を備える
ことを特徴とするリニアモータ。 - 前記位置検出部は、
前記ガイドブロックと略同一の軸方向位置において前記リニアスケールと対向するように配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。 - 前記ガイドブロックは、
前記可動部に連結された前記ガイドレールを支持し、
前記リニアスケールは、
前記ガイドレールの前記ガイドブロックによる支持部位に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアモータ。 - 前記リニアスケールは、
前記可動部に軸心をずらして連結した前記ガイドレールに設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載のリニアモータ。 - 前記固定部に前記可動部の軸方向両端部を支持する直動案内機構が設けられ、前記直動案内機構の少なくとも一方は、前記可動部を軸方向に移動可能に支持する前記直動ガイドを構成する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアモータ。 - 前記ガイドブロックの内側は、円筒状或いは矩形状であり、
前記リニアスケールが設けられた平坦面を有する前記可動部を支持する
ことを特徴とする請求項5に記載のリニアモータ。 - 前記ガイドブロックの内側は、その一部に欠損部を有する円筒状或いは矩形状であり、
前記リニアスケールが前記欠損部側に露出するように前記可動部を支持する
ことを特徴とする請求項5に記載のリニアモータ。 - 前記検出部は、
前記ガイドブロックの内部に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のリニアモータ。
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