JP2011244645A - リニアモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】リニアモータの推力を向上させること、およびリニアモータの構造を簡略化することにある。
【解決手段】往復動ロッド11に設けられた非磁性金属製のパイプ13に、複数の永久磁石18を同極性の端面を相互に突き当てた状態で収容することにより、磁石組立体17を形成する。また、パイプ13の外周面に接触する支持内周面21cが軸方向全体に形成された樹脂製のボビン21の外周面に、磁石組立体17を囲むように複数のコイル25を巻き付けることにより、コイル組立体26を形成する。このボビン21を樹脂材料により形成することで、パイプ13とボビン21とが摺動接触しないようにパイプ13とボビン21との間に所定の空隙を設ける必要がなく、ボビン21の支持内周面21cをパイプ13の外周面に接触させて、ボビン21によりパイプ13が往復動自在に支持されるようにする。
【選択図】図1

Description

往復動ロッドが軸方向に往復動するリニアモータに関する。
リニアモータは、高速駆動が可能であるとともに位置決め精度が高いため、例えば、工業製品の生産ラインや組立ラインにおける位置決め装置や搬送装置などの駆動源として用いられている。シャフトタイプのリニアモータは、複数の永久磁石を直線方向に並べて形成される磁石組立体と、磁石組立体を囲むように複数の円筒状のコイルを直線方向に並べて形成されるコイル組立体とを有している。複数の永久磁石は同極性の端面を相互に対向させて配置され、端面相互を突き当てて磁石組立体を形成している。そして、コイル組立体の各コイルに通電することで磁石組立体とコイル組立体との電磁気力により、磁石組立体とコイル組立体とを直線方向に相対駆動するようになっている。例えば、特許文献1には、可動子側の往復動ロッドに磁石組立体が設けられ、固定子側の収容ケースにコイル組立体が設けられたロッド式のリニアモータが記載されている。
特開2008−86144号公報
ところで、ロッド式のリニアモータでは、往復動ロッドに設けられた非磁性金属製のパイプ内に複数の永久磁石を収容することで、磁石組立体を形成するようにしたものがある。また、往復動ロッドが挿通される円筒状のボビンの外周面に複数のコイルを巻き付けることで、コイル組立体を形成するようにしたものがある。このボビンは、コイルの発熱に対する放熱性を向上させるために非磁性金属材料により形成されるようになっている。
このようにボビンを非磁性金属材料により形成した場合には、それぞれ金属材料により形成されたパイプとボビンとが摺動接触することで焼き付きを生じるおそれがあるため、ボビンの両端部の軸方向外方に軸受部材を収容ケースに取り付け、パイプをボビンの内周面に接触させないようにパイプとボビンとの間に所定の空隙(エアギャップ)を設けている。したがって、パイプとボビンとの間に所定の空隙を設けた分だけ磁石組立体とコイル組立体との距離が大きくなる。このため、磁石組立体とコイル組立体とに作用する電磁気力が小さくなり、リニアモータの推力が低下することになる。また、ボビンとパイプとの金属材料同士の摺動接触による焼き付きを防止するために収容ケースに軸受部材を設けると、リニアモータの部品点数が多くなり、リニアモータの構造が複雑となる。
本発明の目的は、リニアモータの推力を向上させることにある。
本発明の他の目的は、リニアモータの構造を簡略化することにある。
本発明のリニアモータは、収容ケースに往復動自在に装着された往復動ロッドを前記収容ケースから突出させて軸方向に往復動するリニアモータであって、複数の永久磁石を同極性の端面を相互に突き当てた状態で収容し、前記往復動ロッドを構成する非磁性の金属材料からなるパイプと、前記収容ケースに固定され、前記パイプの外周面に接触する支持内周面が軸方向全体に形成され前記パイプを往復動自在に支持するパイプ状の樹脂製のボビンと、それぞれの前記永久磁石を囲むように前記ボビンの外周面に巻き付けられる複数のコイルとを有し、金属製の前記パイプの外周面を樹脂製の前記ボビンの内周面全体で支持することを特徴とする。
本発明のリニアモータは、前記複数のコイルを相互に仕切る複数の仕切り部材を前記ボビンに一体に形成することを特徴とする。
本発明のリニアモータは、放熱性を有する樹脂材料により前記複数のコイルを樹脂モールドすることを特徴とする。
本発明によれば、樹脂製のボビンの支持内周面を非磁性金属製のパイプの外周面に接触させるようにしたので、それぞれ金属材料により形成されたパイプとボビンとが摺動接触しないようにパイプとボビンとの間に所定の空隙を設けた場合と比べて、永久磁石とコイルとの距離を小さくすることができる。これにより、永久磁石とコイルとに作用する電磁気力が大きくなり、リニアモータの推力を向上させることができる。また、ボビンによりパイプを往復動自在に支持するようにしたので、軸受部材をボビンと別体に設ける必要がなく、リニアモータの部品点数を減らして、リニアモータの構造の簡略化やコストダウンを図ることができる。
本発明によれば、仕切り部材をボビンと一体に形成するようにしたので、仕切り部材をボビンと別体に設けた場合に比べて、リニアモータの部品点数を減らすことができ、リニアモータの構造の簡略化やコストダウンを図ることができる。
本発明によれば、放熱性を有する樹脂(放熱性樹脂)により各コイルを樹脂モールドするようにしたので、コイルの発熱に対する放熱性を向上することができる。したがって、金属材料によりボビンを形成した場合に比べて、樹脂材料によりボビンを形成した場合には、コイルの発熱に対する放熱性が低下することになるが、放熱性樹脂により各コイルを樹脂モールドすることで、コイルの発熱に対する放熱性を十分に確保することが可能となる。
本発明の一実施の形態であるリニアモータの断面図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図1におけるB−B線に沿う断面図である。 比較例としてのリニアモータを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。このモータ10は、図1に示すように、往復動ロッド11をその軸方向つまり直線方向に一定のストロークで往復動するロッド式のリニアモータである。モータ10は、軸方向に延びる可動子としての往復動ロッド11と、往復動ロッド11を往復動自在に装着する固定子としての収容ケース12とを有している。
往復動ロッド11は、ステンレス鋼等の非磁性金属材料により形成されたパイプ13を有している。往復動ロッド11を構成するパイプ13は、往復動ロッド11の軸方向に延びる薄肉円筒形状をしており、その両端側に開口して形成されている。パイプ13の一端部には、ジュラルミン等の非磁性金属製の突出軸部14がカシメにより固定されており、パイプ13の一端側が突出軸部14により閉塞されている。略円柱形状に形成された突出軸部14の一端面には、図示しない被駆動部材を往復動ロッド11に連結するための連結孔14aが形成されている。この連結孔14aに締結されるねじ部材により被駆動部材が往復動ロッド11に連結されて、被駆動部材が往復動ロッド11とともに軸方向に往復動されるようになっている。
また、パイプ13の他端部には、ステンレス鋼等の非磁性金属製の環状部材15が溶接により固定されている。環状部材15は、その外径がパイプ13の外径よりも大きく形成されるとともに、その内径がパイプ13の内径よりも僅かに大きく形成されており、パイプ13は環状部材15を介して他端側に開口している。この環状部材15の内周面には雌ねじ部15aが形成されており、環状部材15にねじ軸部材16がねじ固定されている。ねじ軸部材16はアルミ合金等の非磁性金属材料により形成されており、環状部材15の雌ねじ部15aにねじ結合される雄ねじ部16aと、パイプ13内に突出される押付部16bとを備える段付き円柱形状をしている。
これら突出軸部14とねじ軸部材16との間に位置して、パイプ13内には磁石組立体17が設けられている。磁石組立体17は、軸方向に着磁された複数の中実状(円柱形状)の永久磁石18を備えており、複数の永久磁石18を相互に磁極の向きを逆向きにして交互に軸方向に並べて配置している。そして、これら複数の永久磁石18の相互に対向された同極性の磁石端面に作用する磁気反発力に抗して、複数の永久磁石18が突出軸部14とねじ軸部材16との間で締め付けられることにより、複数の永久磁石18が同極性の磁石端面を相互に突き当てた状態でパイプ13内に収容されている。つまり、等しい軸方向長さに形成された複数の永久磁石18は、磁気反発力に抗して同極性となる磁石端面を相互に突き当てた状態で締結されて磁石組立体17を形成している。これにより、各永久磁石18の相互に突き当てられた磁石端面の近傍で半径方向に磁束が集中し、半径方向に高い磁束密度を生じている。なお、本実施の形態においては、パイプ13内に挿入された複数の永久磁石18を突出軸部14とねじ軸部材16との間で締め付けることにより、パイプ13内に磁石組立体17を形成するようにしたが、往復動ロッド11の構造としてはこれに限られることはない。
一方、アルミ合金等の非磁性金属製の収容ケース12は、往復動ロッド11の軸方向に延びる断面略長方形の矩形状をしており、その軸心には軸方向に貫通するコイル収容孔20が形成されている。コイル収容孔20には、収容ケース12の一端側に位置させて樹脂製のボビン21が設けられており、ボビン21は往復動ロッド11の軸方向に延びる薄肉円筒形状(パイプ状)をしている。ボビン21の一端部21aは、コイル収容孔20の一端部にねじ結合された円筒状の締結部材22の内周面に嵌合されている。往復動ロッド11の一端部は、この締結部材22を貫通して収容ケース12の一端部から突出されている。また、ボビン21の他端部21bは、コイル収容孔20の軸方向中央部において、コイル収容孔20の内周面から径方向内側に突出したストッパ23の内周面に嵌合されている。そして、ボビン21は締結部材22とストッパ23との間で締め付けられることにより、収容ケース12に固定されている。
ボビン21には、往復動ロッド11のパイプ13の外周面に接触する支持内周面21cが軸方向全体に形成されており、パイプ13がボビン21に挿通されてボビン21により往復動ロッド11が往復動自在に支持されている。すなわち、ボビン21の支持内周面21cとパイプ13の外周面とは、ボビン21とパイプ13とが相互に摺動接触するような微小な空隙を介して径方向に対向されている。このボビン21には、外周面から径方向外側に突出する複数の環状の仕切り部材24が一体に形成されている。複数の仕切り部材24はボビン21の軸方向にほぼ等間隔に設けられており、ボビン21の外周側には、仕切り部材24の相互間において複数のコイル溝が区画形成されている。
ボビン21の外周面には、往復動ロッド11に設けられた磁石組立体17を取り囲むように、複数のコイル25が仕切り部材24の相互間つまりコイル溝にそれぞれ巻き付けられている。各コイル25は仕切り部材24により相互に軸方向に仕切られており、仕切り部材24を介して各コイル25のコイル端面を相互に突き当てた状態でボビン21に巻装されている。そして、各永久磁石18のほぼ半分の軸方向長さに形成された複数の円筒状のコイル25を軸方向に並べて配置することにより、コイル収容孔20内にコイル組立体26が形成されている。
コイル組立体26の各コイル25は、収容ケース12に設けられたコネクタ27に電気的に接続されている。このコネクタ27を介して各コイル25に通電することで、相互に隣接するコイル端面が同極性となるような磁極が各コイル25に形成される。これにより、各コイル25の相互に隣接するコイル端面の近傍で半径方向に磁束が集中し、半径方向に高い磁束密度が生じることになる。そして、各コイル25への通電を順次増減することで、磁石組立体17の各永久磁石18とコイル組立体26の各コイル25との電磁気力により、往復動ロッド11を収容ケース12の一端から突出させて軸方向に往復動するようになっている。
また、コイル組立体26の各コイル25は、放熱性を有する樹脂材料(放熱性樹脂28)により一体に樹脂モールドされている。各コイル25の樹脂モールドは、各コイル25が巻装されたボビン21をコイル収容孔20内に固定した状態で、コイル収容孔20内に溶融した放熱性樹脂28を注入した後、放熱性樹脂28を冷却して固化させることで行われる。このように放熱性樹脂28により各コイル25を樹脂モールドすることで、コイル25で発生した熱が放熱性樹脂28を介して収容ケース12に伝達されやすくなるため、コイル25の発熱に対する放熱性が向上されている。
このモータ10では、往復動ロッド11のストロークが磁石組立体17の軸方向長さとコイル組立体26の軸方向長さとの関係で設定され、往復動ロッド11が軸方向に往復動する際に磁石組立体17とコイル組立体26とが対向する軸方向範囲が往復動ロッド11のストロークとなる。つまり、磁石組立体17の軸方向長さとコイル組立体26の軸方向長さとの差により、往復動ロッド11のストロークが設定されている。
コイル収容孔20の内周面には、収容ケース12の他端側に位置させてガイド孔30が形成されている。ガイド孔30の径は環状部材15の外径よりも大きく形成されており、往復動ロッド11の往復動に伴って環状部材15がガイド孔30内を往復動する。このガイド孔30は、コイル収容孔20の他端部に設けられてコイル収容孔20の他端側を閉塞するカバー31とストッパ23との間で形成されており、ガイド孔30の軸方向長さは往復動ロッド11のストロークよりも僅かに長く形成されている。すなわち、往復動ロッド11が突出限位置まで移動したときには、環状部材15の一端面がストッパ23に所定の隙間を隔てて対向される。また、往復動ロッド11が後退限位置まで移動したときには、図1に示すように、環状部材15の他端面がカバー31に所定の隙間を隔てて対向される。
このようなストッパ構造を設けることで、各コイル25への通電が停止された場合や、往復動ロッド11に掛かる負荷が大きすぎたり往復動ロッド11に異常な負荷が掛かったりした場合などには、環状部材15の端面がストッパ23またはカバー31に当接されて、往復動ロッド11の軸方向への移動が規制される。したがって、上記の場合に、往復動ロッド11が収容ケース12から落下したり、往復動ロッド11により駆動されるワークがワーク台から落下したりすることが防止されるようになっている。なお、環状部材15の端面がストッパ23またはカバー31に当接される際の衝撃を吸収するために、環状部材15の両端面にそれぞれゴム等の緩衝部材を取り付けるようにしても良い。
また、収容ケース12の外周面には複数の取付孔が形成されており、当該取付孔に挿入されるねじ部材によりモータ10が図示しない搬送装置等に装着されるようになっている。さらに、図2および図3に示すように、収容ケース12の外周面には、収容ケース12の軸方向に沿ってセンサ溝12aが形成されており、往復動ロッド11の位置を検出するための図示しないセンサをセンサ溝12aに取付可能となっている。さらに、収容ケース12の外周面には、収容ケース12の軸方向に沿ってケーブル溝12bが形成されており、コネクタ27に電気的に接続されるケーブル32がケーブル溝12b内に挿通されるようになっている。
次に、図4に示す比較例としてのリニアモータと本発明のリニアモータとを比較して説明する。図4は比較例としてのリニアモータを示す断面図である。図4において図1に示す部材と同様の部材には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すモータ40では、ステンレス鋼等の非磁性金属製のボビン41の外周面に複数のコイル25を巻き付けることで、コイル組立体26が形成されている。ボビン41は往復動ロッド11の軸方向に延びる薄肉円筒形状をしており、ボビン41には往復動ロッド11のパイプ13が往復動自在に挿通されている。このボビン41の内周面とパイプ13の外周面とは、ボビン41とパイプ13とが相互に摺動接触しないように所定の空隙42を介して径方向に対向されている。これにより、それぞれ金属材料により形成されたボビン41とパイプ13とが摺動接触することで焼き付きを生じることが防止されている。
ボビン41には、ボビン41の外周面から径方向外側に延びる複数の環状の仕切り部材43が別体に設けられている。複数の樹脂製の仕切り部材43はボビン41の軸方向にほぼ等間隔に接着等により固定されており、ボビン41の外周側には、仕切り部材43の相互間において複数のコイル溝が区画形成されている。このボビン41の外周面には、往復動ロッド11に設けられた磁石組立体17を取り囲むように、複数のコイル25がそれぞれ仕切り部材43の相互間つまりコイル溝に巻き付けられている。各コイル25は仕切り部材43により相互に軸方向に仕切られており、仕切り部材43を介して各コイル25のコイル端面を相互に突き当てた状態でボビン41に巻装されている。そして、各永久磁石18のほぼ半分の軸方向長さに形成された複数の円筒状のコイル25を軸方向に並べて配置することにより、コイル収容孔20内にコイル組立体26が形成されている。
また、ボビン41の両端部の軸方向外方側に位置させて、コイル収容孔20には樹脂製の軸受部材44a,44bが設けられている。軸受部材44a,44bは、アルミ合金等の非磁性金属材料により形成された円筒状の軸受ハウジング45の内周面に嵌合され、ボビン41の両端部に軸受ハウジング45がそれぞれ突き当てられている。これら軸受ハウジング45およびボビン41は、締結部材22とストッパ23との間で締め付けられることにより、収容ケース12に固定されている。そして、ボビン41の一端側に配置される軸受部材44aにより往復動ロッド11(パイプ13)の一端側が往復動自在に支持されるとともに、ボビン41の他端側に配置される軸受44bにより往復動ロッド11(パイプ13)の他端側が往復動自在に支持されている。
このように、図4に示す比較例としてのモータ40においては、ボビン41を非磁性金属材料により形成しているので、パイプ13とボビン41との金属材料同士の摺動接触による焼き付きを防止するために、パイプ13の外周面とボビン41の内周面との間に0.5mm程度の空隙42を設ける必要がある。一方、本発明のモータ10においては、ボビン21を樹脂材料により形成したので、パイプ13とボビン21との間に所定の空隙42を設ける必要がない。すなわち、金属製のパイプ13と樹脂製のボビン21とを摺動接触させても焼き付きを生じるおそれがないため、パイプ13の外周面とボビン21の支持内周面21cとが摺動接触するような0.05mm程度の微小な空隙を設けて、ボビン21の支持内周面21cの軸方向全体でパイプ13を往復動自在に支持することが可能となる。したがって、ボビン21の支持内周面21cをパイプ13の外周面に接触させることで、図4に示すモータ40のようにパイプ13とボビン41との間に所定の空隙42を設けた場合と比べて、磁石組立体17とコイル組立体26との径方向の距離を小さくすることができる。これにより、磁石組立体17とコイル組立体26とに作用する電磁気力が大きくなり、モータ10の推力を向上させることができる。
また、ボビン21によりパイプ13を往復動自在に支持することで、図4に示すモータ40のように軸受部材44a,44bをボビン41と別体に設ける必要がなく、モータ10の部品点数を減らすことができる。そして、モータ10の部品点数の削減により、モータ10の構造の簡略化やコストダウンを図ることができる。さらに、図4に示すモータ40のようにボビン41の両端部の軸方向外方にそれぞれ軸受部材44a,44bを別体に設ける必要がないため、モータ10を小型化することが可能となる。すなわち、図4に示すモータ40の軸方向長さL1に比べて、軸受部材44a,44b等を設けない分だけモータ10の軸方向長さL2を小さくすることが可能となる。さらに、ボビン21の支持内周面21cの軸方向全体でパイプ13の外周面を支持するため、図4に示すようにボビン41の両端部の軸方向外方にそれぞれ軸受部材44a,44bを別体に設けた場合に比べて、往復動ロッド11に掛かる荷重を分散して支持することができる。これにより、往復動ロッド11を往復動自在に支持する軸受部材としてのボビン21の支持内周面21cの摩耗が低減され、モータ10のメンテナンス頻度を抑えることが可能となる。
また、ボビン21を樹脂材料により形成したので、各コイル25を相互に仕切るための樹脂製の仕切り部材24をボビン21と一体に形成することが可能となる。したがって、仕切り部材24をボビン21と一体に形成することで、図4に示すモータ40のように仕切り部材43をボビン41と別体に設けた場合に比べて、モータ10の部品点数を減らすことができる。そして、モータ10の部品点数の削減により、モータ10の構造の簡略化やコストダウンを図ることができる。
また、放熱性樹脂28により各コイル25を樹脂モールドしたので、コイル25の発熱に対する放熱性を向上することができる。したがって、図4に示すモータ40のように金属材料によりボビン41を形成した場合に比べて、樹脂材料によりボビン21を形成した場合には、コイル25の発熱に対する放熱性が低下することになるが、放熱性樹脂28により各コイル25を樹脂モールドすることで、コイル25の発熱に対する放熱性を十分に確保することが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前記実施の形態においては、締結部材22とストッパ23との間でボビン21を締め付けることにより、ボビン21を収容ケース12に固定するようにしたが、他の構造によりボビン21を収容ケース12に固定するようにしても良い。
10 モータ(リニアモータ)
11 往復動ロッド
12 収容ケース
13 パイプ
18 永久磁石
21 ボビン
21c 支持内周面
24 仕切り部材
25 コイル
28 放熱性樹脂

Claims (3)

  1. 収容ケースに往復動自在に装着された往復動ロッドを前記収容ケースから突出させて軸方向に往復動するリニアモータであって、
    複数の永久磁石を同極性の端面を相互に突き当てた状態で収容し、前記往復動ロッドを構成する非磁性の金属材料からなるパイプと、
    前記収容ケースに固定され、前記パイプの外周面に接触する支持内周面が軸方向全体に形成され前記パイプを往復動自在に支持するパイプ状の樹脂製のボビンと、
    それぞれの前記永久磁石を囲むように前記ボビンの外周面に巻き付けられる複数のコイルとを有し、
    金属製の前記パイプの外周面を樹脂製の前記ボビンの内周面全体で支持することを特徴とするリニアモータ。
  2. 請求項1記載のリニアモータにおいて、前記複数のコイルを相互に仕切る複数の仕切り部材を前記ボビンに一体に形成することを特徴とするリニアモータ。
  3. 請求項1または2記載のリニアモータにおいて、放熱性を有する樹脂材料により前記複数のコイルを樹脂モールドすることを特徴とするリニアモータ。
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