JP2013197763A - 画像形成装置及び同装置における起動処理方法 - Google Patents

画像形成装置及び同装置における起動処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013197763A
JP2013197763A JP2012061272A JP2012061272A JP2013197763A JP 2013197763 A JP2013197763 A JP 2013197763A JP 2012061272 A JP2012061272 A JP 2012061272A JP 2012061272 A JP2012061272 A JP 2012061272A JP 2013197763 A JP2013197763 A JP 2013197763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
start request
energization start
main control
boot
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012061272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5853792B2 (ja
Inventor
Taketoshi Nakao
竹寿 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012061272A priority Critical patent/JP5853792B2/ja
Publication of JP2013197763A publication Critical patent/JP2013197763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5853792B2 publication Critical patent/JP5853792B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】省電力状態において制御手段への通電を遮断する画像形成装置において、省電力状態からの復帰に際しての消費電力の抑制と起動時間の短縮の両者を満足させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】通電開始要求が入力されたときに、複数の機能モジュール21〜23のうち通電開始要求の種類に応じた機能モジュールに通電を行う起動処理を主制御手段101に実行させるための複数のブートプログラム105〜108が、メモリ104に記憶されている。電力供給が遮断されている状態で、通電開始要求が入力されると、主制御手段への通電が行われ、通電開始要求の種類に応じたブートプログラムがブートプログラム選択手段103により選択される。選択されたブートプログラムによって主制御手段が起動処理を実行するように、選択されたブートプログラムが主制御手段に提供される。
【選択図】 図3

Description

この発明は、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備えた多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像形成装置、同装置における起動処理方法に関する。
上記のような画像形成装置において、メインスイッチである電源スイッチがオンされると、各部の全体制御を行うCPUを備えた制御部は、ブートプログラム(以下、ブートをBootと記す場合もある)に基づいて起動するものとなされている。即ち、通電開始により前記CPUのリセットを解除した後に、CPUはCPUローカルバスの先頭アドレスにあるBootプログラムを用いて起動し、CPUの初期化を行った後に、Bootプログラムはメインプログラムを不揮発性メモリからメインメモリに読み込み、メインプログラムを起動させる。
メインプログラムは起動後に各種要求信号に応じて、操作パネルモジュール、プリンタモジュール、スキャナモジュール等の各機能モジュールの制御を行うため、メインスイッチのオンによる起動時には、起動時間を優先するためBootプログラムで各機能モジュールの通電を開始し、メインプログラムの起動時には各モジュールを使用可能とさせる。
一方、画像形成装置が一定時間使用されないときは、消費電力の低減のため、画像形成装置を省電力状態であるスリープモードに移行させることが行われている。
従来、この省電力状態では、CPUは通電状態となされて画像形成装置の状態を検出することが可能となっており、省電力状態からの復帰条件(通電開始要求)に応じて、必要な機能モジュールを通電復帰させることができるようになっている。
しかし、省電力状態においてもCPUに電力供給が行われるのでは、その分消費電力の低減が図れない。このため最近では、省電力状態でのさらなる節電のため、CPUへの通電をも遮断して、制御部の消費電力を0Wにする省電力制御が行われている。
この場合、メインスイッチのオン時と同様に、CPUは通電開始から起動することになる。ここで記載した省電力状態での制御部の0Wとは、CPUを含む画像形成装置の主制御部の通電を遮断して電力を消費しないようにし、消費電力が少ない電源制御部だけを2次電池の電源で通電しておいて、例えば操作パネルの操作やネットワークからのプリント指令等の通電開始要求の入力の監視を行うことで、電源コンセントからの消費電力を0Wにする技術である。
なお、特許文献1には、電源起動時や省電力状態からの復帰時間を短縮するため、ユーザーがパネルのキーを操作して電源起動する際に、CPUが操作されたキーに対応するプログラムを優先的に起動制御する技術が開示されている。
また、特許文献2には、複数の制御ブロックを制御する複数のデバイスコントローラと、画像形成システムを統括するシステムコントローラとを相互接続し、電力の給電を制御する電源管理手段を備えたシステムにおいて、省電力状態から復帰する際に、デバイスコントローラが必要なブロックの初期化処理を行う技術が開示されている。
特開2011−151806号公報 特開2008−122752号公報
ところで、通電開始要求によって、画像形成装置を省電力状態から復帰させる場合、通電開始要求の種類に応じて必要な機能モジュールのみに通電するのが、消費電力の抑制の観点から望まれる。たとえば、パーソナルコンピュータからのネットワークを介してのプリント指示に基づく通電開始要求に対しては、操作パネルモジュールやスキャナモジュールへの通電は不要である。
しかるに、省電力状態でのCPUへの通電が遮断されていると、CPUが起動するまで通電開始要求の種類を判断できないため、通電開始から画像形成装置が使用可能になるまでの時間を優先する場合は、通電開始要求の種類を判断することなく、通電開始要求の種類によっては使用しない機能モジュールへの通電も開始されることになり、無駄に電力を消費することになる。
一方、消費電力の抑制を優先するために、起動後のCPUに通電開始要求の種類を判断させるようにすると、CPU以外の機能モジュールへの通電開始はCPU起動後になるため、使用可能になるまでの時間が遅くなるという課題がある。
上記CPUの起動処理をより具体的に説明すると、CPUはメインスイッチオンと省電力状態からの復帰のどちらの場合も、通電遮断状態からの通電開始となるため、Bootプログラムを用いて起動することになる。
しかるに、従来のBootプログラムはメインスイッチのオン時の起動処理を実行させるためのものであり、メインスイッチのオンから操作可能になる起動時間短縮を優先して作られている。そのため、CPUの通電を遮断した省電力状態から復帰する場合も、メインスイッチのオンと同じように、通電開始要求の種類とは関係なく、操作パネルモジュールやスキャナモジュールやプリンタモジュール等への通電を開始することになり、省電力のためCPUの通電を遮断していたにもかかわらず、省電力状態から復帰するときに従来より消費電力が増えることになる。
また、Bootプログラムによって各機能モジュールへの通電処理制御を実行させる方法も考えられるが、CPUへの通電開始からBootプログラムの起動処理が完了するまでに数秒必要であり、この場合は、メインスイッチオン時の起動時間がその分だけ遅くなるという問題がある。
このように、省電力状態においてCPUへの通電を遮断する従来の画像形成装置では、メインスイッチのオン時の起動時間に影響を与えることなく、省電力状態からの復帰に際しての消費電力の抑制と起動時間の短縮の両者を満足させることができないという問題があった。
このような問題は、前記特許文献1及び2の技術によっても解決することはできなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、省電力状態において制御手段への通電を遮断する画像形成装置において、メインスイッチのオン時の起動時間に影響を与えることなく、省電力状態からの復帰に際しての消費電力の抑制と起動時間の短縮の両者を満足させることができる画像形成装置を提供し、さらには同画像形成装置の起動処理方法を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)プログラムを実行することにより複数の機能モジュールを制御する主制御手段と、前記各機能モジュール及び前記主制御手段への通電及びその遮断を制御するとともに、通電が遮断されている状態で通電開始要求が入力されると、前記主制御手段への通電を行う給電制御手段と、前記通電開始要求が入力されたときに、前記複数の機能モジュールのうち通電開始要求の種類に応じて必要とされる機能モジュールに通電を行う起動処理を、前記主制御手段に実行させるための複数のブートプログラムを記憶するメモリと、前記通電開始要求が入力されたときに通電開始要求の種類を判断する判断手段と、前記複数のブートプログラムの中から、前記判断手段で判断された通電開始要求の種類に応じたブートプログラムを選択するとともに、該ブートプログラムによって前記主制御手段が前記起動処理を実行するように、選択したブートプログラムを前記制御手段に提供するブートプログラム選択手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記複数の通電開始要求は、電源スイッチのオンに基づく通電開始要求、外部装置からのネットワークを介してのアクセスに基づく通電開始要求、電話回線によるファクシミリデータの受信指示に基づく通電開始要求、パネル操作に基づく通電開始要求、人体検出装置による近接ユーザの検出に基づく通電開始要求のうちの少なくともいずれかである前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記複数のブートプログラムは、通電開始要求の種類に依存しない処理を前記主制御手段に実行させるための1個の共通プログラムと、通電開始要求の種類に応じた異なる処理を前記主制御手段に実行させるための複数個の専用プログラムからなり、前記ブートプログラム選択手段は、前記共通プログラムと通電開始要求の種類に応じた1個の専用プログラムとを選択し、前記主制御手段に提供する前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)前記複数のブートプログラムは、通電開始要求の種類に依存しない処理を前記主制御手段に実行させるための1個の共通プログラムと、前記各機能モジュール毎の通電処理を前記主制御手段に実行させるための複数個の専用プログラムからなり、前記ブートプログラム選択手段は、前記共通プログラムと、通電開始要求の種類に応じて通電すべき機能モジュールに対応する1個または複数個の専用プログラムとを選択し、前記主制御手段に提供する前項1または2に記載の画像形成装置。
(5)プログラムを実行することにより複数の機能モジュールを制御する主制御手段と、前記各機能モジュール及び前記主制御手段への通電及びその遮断を制御するとともに、通電が遮断されている状態で通電開始要求が入力されると、前記主制御手段への通電を行う給電制御手段と、前記通電開始要求が入力されたときに、前記複数の機能モジュールのうち通電開始要求の種類に応じて必要とされる機能モジュールに通電を行う起動処理を、前記主制御手段に実行させるための複数のブートプログラムを記憶するメモリと、を備えた画像形成装置において実行される起動処理方法であって、前記通電開始要求が入力されたときに通電開始要求の種類を判断する判断ステップと、前記複数のブートプログラムの中から、前記判断ステップにおいて判断された通電開始要求の種類に応じたブートプログラムを選択するとともに、該ブートプログラムによって前記主制御手段が前記起動処理を実行するように、選択したブートプログラムを前記主制御手段に提供するブートプログラム選択ステップと、を備えたことを特徴とする画像形成装置における起動処理方法。
前項(1)に記載の発明によれば、通電開始要求が入力されたときに、複数の機能モジュールのうち通電開始要求の種類に応じて必要とされる機能モジュールに通電を行う起動処理を主制御手段に実行させるための複数のブートプログラムが、予めメモリに記憶されている。各機能モジュール及び前記主制御手段への電力供給が遮断されている状態で、通電開始要求が入力されると、前記主制御手段への通電が行われる。そして、通電開始要求の種類に応じたブートプログラムがブートプログラム選択手段によって選択されるとともに、この選択されたブートプログラムによって前記主制御手段が起動処理を実行するように、選択されたブートプログラムが主制御手段に提供される。
つまり、通電開始要求の種類に応じたブートプログラムによって、必要な機能モジュールのみに通電がなされることから、従来のブートプログラムを用いて省電力状態(スリープモード)から起動(復帰)する場合のように、起動時間を速くするため全ての機能モジュールに通電する不都合を防止でき、省電力状態からの起動時の消費電力を抑制することができる。勿論、省電力状態では主制御手段への通電は遮断されているから、省電力状態において無駄な消費電力が発生することもない。
また、CPUが起動した後に通電開始要求の種類をCPUが判断して、必要な機能モジュールのみに通電を行う場合のように、画像形成装置の機能を使用できる状態になるまでの起動時間が長くなるという不都合もなくすことができ、省電力状態からの復帰に際しての消費電力の抑制と起動時間の短縮の両者を満足させることができる画像形成装置となし得る。
しかも、メインスイッチのオンに基づく起動に際しては、メインスイッチのオンに対応して各機能モジュールに通電を行うブートプログラムを用意しておけばよいから、メインスイッチのオン時の起動時間に影響を与えることもない。
前項(2)に記載の発明によれば、複数の通電開始要求は、電源スイッチのオンに基づく通電開始要求、外部装置からのネットワークを介してのアクセスに基づく通電開始要求、電話回線によるファクシミリデータの受信指示に基づく通電開始要求、パネル操作に基づく通電開始要求、人体検出装置による近接ユーザの検出に基づく通電開始要求のうちの少なくともいずれかであるから、各通電開始要求に応じたブートプログラムが選択され、これらの各通電開始要求に伴う起動処理を低消費電力かつ短時間で行うことができる。
前項(3)に記載の発明によれば、複数のブートプログラムは、通電開始要求の種類に依存しない処理を主制御手段に実行させるための1個の共通プログラムと、通電開始要求の種類に応じた異なる処理を前記主制御手段に実行させるための複数個の専用プログラムからなるから、各ブートプログラムの構成を簡素化することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、複数のブートプログラムは、通電開始要求の種類に依存しない処理を主制御手段に実行させるための1個の共通プログラムと、各機能モジュール毎の通電処理を前記主制御手段に実行させるための複数個の専用プログラムからなるから、各ブートプログラムの構成を簡素化することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、従来のブートプログラムを用いて省電力状態(スリープモード)から起動(復帰)する場合のように、起動時間を速くするため全ての機能モジュールに通電するという不都合を防止でき、省電力状態からの起動時の消費電力を抑制することができる。また、CPUが起動した後に通電開始要求の種類をCPUが判断して、必要な機能モジュールのみに通電を行う場合のように、画像形成装置の機能を使用できる状態になるまでの起動時間が長くなるという不都合をなくすことができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要部を示すブロック図である。 主制御モジュールの構成図である。 CPUのローカルバスのアドレス構成を示す図である。 Bootセレクト回路によるBootプログラムの選択処理を示すフローチャートである。 この発明の他の実施形態を示すもので、Bootプログラムを共通部分と専用部分に分割した際のアドレス構成を示す図である。 Bootプログラムを図5のように分割構成した場合のBootセレクト回路によるBootプログラムの選択処理を示すフローチャートである。 Bootプログラムの分割を更に細分化した実施形態を示す図である。 人体検出装置による近接ユーザの検出処理を説明するための図である。 同じく、人体検出装置による近接ユーザの検出処理を説明するための図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要部を示すブロック図である。なお、この実施形態では、画像形成装置として前述したMFPが用いられている。以下、画像形成装置をMFPともいう。
このMFPは、商用電源1の交流電圧を直流低電圧に降圧する電源2と、給電制御部3と、二次電池5と、主制御モジュール10と、操作パネルモジュール21と、プリンタモジュール22と、スキャナモジュール23等を備えている。
前記給電制御部3は、電源2の電力に基づく各機能モジュールへの通電及び遮断を、主制御モジュール10のCPU101からの指示等に基づいて制御するものである。
前記電池5は、電源2から給電制御部3への通電が遮断された状態で、給電制御部3が通電開始要求が入力されたことを検知できるように、バックアップするものである。
前記主制御モジュール10はMFPの全体動作を制御するものであり、CPU101と、メインメモリ102と、ブート(Boot)セレクト回路103と、不揮発メモリ104等を備えている。
前記CPU101は、Bootプログラムを実行することにより、通電遮断状態からの起動処理を実行するとともに、起動後はメインプログラムを実行することにより、MFPの各種機能を使用可能に制御するものである。
前記メインメモリ102は、不揮発メモリ104から読み出されたメインプログラム等が読み込まれるものである。
前記Bootセレクト回路103は、MFPに入力される通電開始要求の種類を判断するとともに、判断した種類に応じて、不揮発メモリに予め格納されている複数のBootプログラムの中から対応するものを選択し、CPU103がこの選択されたBootプログラムを実行できるようにするためのものである。
前記不揮発メモリ104は、複数のBootプログラムやメインプログラムを格納するものである。
操作パネルモジュール21は、ハードウェアとしての操作パネル等を備えたモジュールであり、プリンタモジュール22は印刷に係る露光部、現像部、感光体ドラム、転写部、定着部等のハードウェアを備えたモジュールである。また、スキャナモジュールは原稿画像を読み取るためのハードウェアとしてのスキャナ部等を備えている。
この実施形態では、機能モジュールの一例として、操作パネルモジュール21、プリンタモジュール22、スキャナモジュール23を挙示しているが、これらに限定されることはない。
なお、図1において、給電制御部3から主制御モジュール10、操作パネルモジュール21、プリンタモジュール22、スキャナモジュール23へ向かう実線は、電力供給経路を示し、主制御モジュール10のCPU101から給電制御部3へ向かう破線は、制御信号の経路を示している。
図2は、主制御モジュールの構成図である。
Bootセレクト回路103は、CPU101のローカルバスの先頭アドレスに接続し、Bootセレクト回路103のセカンダリバスに接続した不揮発性メモリ104に格納されているBootプログラムを、CPU101のローカルバスの先頭アドレスから連続して読み出すことができるアドレスに変換して接続する回路である。
ここで、不揮発メモリ104に格納されているBootプログラムについて説明する。
Bootプログラム1(105)は、MFPのメインスイッチのオンに基づく通電開始要求に対応したプログラムである。
Bootプログラム2(106)は、操作パネルの操作に基づく通電開始要求に対応したプログラムである。
Bootプログラム3(107)は、パーソナルコンピュータ(PC)からネットワークを介してなされたプリント指示等、ネットワークを介してのアクセス(ネットワークアクセス)に基づく通電開始要求に対応したプログラムである。
Bootプログラム4(108)は、FAX受信に基づく通電開始要求に対応したプログラムである。
MFPのメインスイッチがオフになると、MFPの各部への通電は遮断される。また、MFPの起動後一定時間使用されないときは、省電力状態(スリープモード)に移行し、電源2は動作を停止し、電源2から主制御モジュール10、操作パネルモジュール21、プリンタモジュール22、スキャナモジュール23への通電も遮断される。ただし、給電制御部3の電源は電池5によってバックアップされ、通電開始要求の入力を検知できるようになっている。
給電制御部3によって、少なくともいずれかの通電開始要求の入力が検知されると、給電制御部3は、主制御モジュール10へ通電を開始する。
前記Bootセレクト回路103は、通電開始された時に、通電開始要求の種類を判断し、セカンダリバスに接続している各Bootプログラムの中から、通電開始要求の種類に適合したBootプログラムのセカンダリアドレスを、CPU101のプライマリバスの先頭アドレスに接続し、その後CPU101のリセットを解除する。CPU101はリセットが解除されると、ローカルバスの先頭アドレスにアクセスし、そのBootプログラムに応じた動作を開始する。
図3は、CPU101のローカルバスのアドレス構成を示すものである。
CPU101から、Bootセレクト回路103のアドレスとしてローカルバスの先頭アドレスである0000hから始まる64KByteが設定される。ここで記載した64KByteは一例であり、サイズおよび先頭アドレスは設計する機器毎に異なるものである。
Bootセレクト回路103のセカンダリバスにはCPU101から直接アクセスすることはできず、Bootセレクト回路103を経由してのアクセスとなる。このセカンダリバスには、不揮発性メモリ104に格納された複数のBootプログラムが接続可能となされている。
例えば、メインスイッチがオンされることにより、通電開始要求が入力される場合、短時間でMFPの全ての機能を使用できるように、各機能モジュールに通電を行う必要がある。その起動処理を実施するBootプログラムが、Bootプログラム1(メインSW用)としてセカンダリバスの0000h〜FFFFhに格納されているので、このセカンダリバスのアドレスをCPU101のプライマリアドレスバスの0000hに接続する処理を、CPU101のリセット解除前にBootセレクト回路103が行い、接続完了後にCPU101のリセットを解除する。
また、ユーザによる操作パネルへの操作に基づいて通電開始要求が入力される場合、ユーザが操作する可能性として、コピー機能、スキャン機、ファクシミリ(FAX)送信機能、記憶領域であるボックス(BOX)内保存データのプリントなどがあり、それらの機能を全て起動処理終了と同時に使用可能にする必要がある。そのため、上記機能を短時間で使用可能となるようにMFPを起動する必要がある。
その起動処理を実施するBootプログラムが、Bootプログラム2(操作パネル用)としてセカンダリバスの10000h〜1FFFFhに格納されているので、このセカンダリバスのアドレスをCPU101のプライマリアドレスバスの0000hに接続する処理を、CPU101のリセット解除前にBootセレクト回路103が行い、接続完了後にCPU101のリセットを解除する。
また、通電開始要求がネットワークアクセスによる場合、ユーザが使用する機能はPCプリント機能、BOXアクセスによるファイル操作がある。この場合は操作パネルの操作に基づく通電開始要求とは異なり、操作パネルやスキャナやFAX機能は使用することはないため、これらの機能モジュールを起動する必要はない。このため、これらの機能モジュールへの通電を行うことなく、プリント機能モジュールやBOXとして使用するハードディスク(HDD)等に通電して短時間で使用できるようにすることになる。
このネットワークアクセスによる通電開始要求に対して、起動処理を行うBootプログラムがBootプログラム3(ネットワーク用)としてセカンダリバスの20000h〜2FFFFhに格納されているので、このセカンダリバスのアドレスをCPU101のプライマリアドレスバスの0000hに接続する処理を行う。
通電開始要求がFAX受信に基づく場合は、セカンダリバスアドレスの30000h〜3FFFFhに格納しているBootプログラム4(FAX受信用)を選択し、FAX受信に必要な受信データの保存機能とプリント機能を実行する機能モジュールに通電して起動し、操作パネルやスキャナには通電しない処理を行う。
図4は、Bootセレクト回路103によるBootプログラムの選択処理を示すフローチャートである。
ステップS101で、ユーザによるMFPへのアクセス、つまり通電開始要求の入力により、給電制御部3は主制御モジュール10への通電を開始する。
次に、ステップS102で、Bootセレクト回路103は通電開始要求の種類を判断し、通電開始要求がメインスイッチのオンに基づくものか否かを確認する。メインスイッチのオンに基づく通電開始要求であれば(ステップS102でYES)、ステップS103で、Bootセレクト回路103はメインスイッチのオンに対応したBootプログラム1のセカンダリバスアドレスをCPU101のプライマリバスアドレスの先頭番地に接続する。Bootプログラム接続後は、ステップS109で、Bootセレクト回路103によりCPU101のリセットを解除して、CPU101を起動させる。CPU101はBootセレクト回路103で選択したプログラムに従って起動処理を実行する。
通電開始要求がメインスイッチのオンに基づくものではなく(ステップS102でNO)、操作パネル操作に基づく省電力状態からの復帰の場合は(ステップS104でYES)、Bootセレクト回路103はステップS105で、操作パネル操作に基づく省電力状態からの復帰時の起動処理に対応したBootプログラム2が格納されたセカンダリバスアドレスを、CPU101のプライマリバスアドレスの先頭番地に接続する。その後、ステップS109で、先ほどと同様にCPU101のリセットを解除してCPU101を起動させる。
通電開始要求が操作パネル操作に基づくものではなく(ステップS104でNO)、ネットワークアクセスに基づくものである場合は(ステップS106でYES)、Bootセレクト回路103はステップS107で、ネットワークアクセスに基づく省電力状態からの復帰時の起動処理に対応したBootプログラム3が格納されたセカンダリバスアドレスを、CPU101のプライマリバスアドレスの先頭番地に接続する。その後ステップS109で、CPU101のリセットを解除してCPU101を起動させる。
通電開始要求の種類が上記以外である場合は(ステップS106でNO)、FAX受信に基づく通電開始要求と判断し、Bootセレクト回路103はステップS108で、FAX受信による省電力状態からの復帰時の起動処理に対応したBootプログラム4が格納されたセカンダリバスアドレスを、CPU101のプライマリバスアドレスの先頭番地に接続する。その後ステップS109で、CPU101のリセットを解除してCPU101を起動させる。
なお、各Bootプログラムによる起動処理の完了後は、従来のBootプログラムによる起動処理の場合と同様に、メインプログラムが起動される。
このように、この実施形態では、通電開始要求の種類に応じたBootプログラムがBootセレクト回路103によって選択されるとともに、この選択されたBootプログラムによってCPU101が起動処理を実行するように、選択されたBootプログラムがCPU101に接続される。
つまり、通電開始要求の種類に応じたBootプログラムによって、必要な機能モジュールのみに通電がなされることから、従来のBootプログラムを用いて省電力状態(スリープモード)から起動(復帰)する場合のように、起動時間を速くするため全ての機能モジュールに通電する不都合を防止でき、省電力状態からの起動時の消費電力を抑制することができる。勿論、省電力状態ではCPU101への通電は遮断されているから、省電力状態において無駄な消費電力が発生することもない。
また、CPU101が起動した後に通電開始要求の種類をCPU101が判断して、必要な機能モジュールのみに通電を行う場合のように、MFPの機能を使用できる状態になるまでの起動時間が長くなるという不都合もなくすことができ、省電力状態からの復帰に際しての消費電力の抑制と起動時間の短縮の両者を満足させることができるMFPとなる。
しかも、メインスイッチのオンに基づく起動に際しては、メインスイッチのオンに対応して各機能モジュールに通電を行うBootプログラム1が用意されているから、メインスイッチのオン時の起動時間に影響を与えることもない。
図5は、この発明の他の実施形態を示すもので、Bootプログラムを共通部分と専用部分に分割した際のアドレス構成を示す。
CPU101から、Bootセレクト回路103のアドレスとしてローカルバスの先頭アドレスである0000hから始まる64KByteが設定される。ここで記載した64KByteは一例であり、サイズおよび先頭アドレスは設計する機器毎に異なるものである。ここまでの構成は図3の場合と同じである。
Bootセレクト回路103のセカンダリバスにはCPU101から直接アクセスすることはできず、Bootセレクト回路103を経由してのアクセスとなる。このセカンダリバスには、不揮発性メモリ104に格納された複数のBootプログラムが接続可能となされている。
図3に示した各Bootプログラムには、通電開始要求の種類により起動処理が異なる部分と、MFPのメインプログラムを起動等するための共通した起動処理を行う部分があり、この実施形態では、前記共通部分をBootプログラム1(111)としてまとめ、通電開始要求の種類に応じて通電する機能モジュールが異なる部分を、それぞれ専用のBootプログラム2〜5(112〜115)として構成し、図3に示した各Bootプログラムを分割する。Bootプログラム1(共通部分)は、通電開始要求の種類が異なっても同じ処理を行う部分であるため、Bootセレクト回路103は通電開始時に、このBootプログラム1(共通部分)をCPU101のプライマリバスアドレスに接続する。
次に、通電開始要求の種類に応じた専用部分を選択して、CPU101のプライマリバスアドレス上では連続したアドレスになるよう接続する。つまり、Bootセレクト回路103は、別々の仮想アドレスに格納している専用プログラム部分と共通プログラム部分のBootプログラムを連続したCPU101の絶対アドレス空間になるように割り付ける。
この時の連続したアドレスになるための接続順は、Bootプログラム1(共通部分)をプライマリバスアドレスの先頭アドレスに接続して.も良いし、専用のBootプログラム2〜5をプライマリバスアドレスの先頭アドレスに接続しても良い。専用のBootプログラム2〜5の選択は、図3で説明した処理と同じであり、通電要求の種類に応じて行う。
図6は、Bootプログラムを図5のように分割構成した場合のBootセレクト回路103によるBootプログラムの選択処理を示すフローチャートである。
ステップS201で、ユーザによるMFPへのアクセス、つまり通電開始要求の入力により、給電制御部3は主制御モジュール10への通電を開始する。
なお、図3のフローチャートでは、主制御モジュールへ通電開始されたのち、通電開始要求の種類を判断し、次いでBootプログラムの選択を行った。
しかし、この実施形態では、Bootプログラムを分割したことで、共通のBootプログラム1と専用のBootプログラム2〜5ができ、共通のBootプログラム1は通電開始要求の種類を問わず、CPU101が起動時に読み込むプログラムであるため、通電開始後ステップS202で、セカンダリバスに接続しているBootプログラム1(共通部分)をCPU101のプライマリバスに接続する。
その後は、図3の処理と同様に通電開始要求の種類に応じて、専用部分のプログラムを選択してCPU101のプライマリバスに接続する。
つまり、ステップS203で、Bootセレクト回路103は通電開始要求の種類を判断し、通電開始要求がメインスイッチのオンに基づくものか否かを確認する。メインスイッチのオンに基づく通電開始要求であれば(ステップS203でYES)、ステップS204で、Bootセレクト回路103はメインスイッチのオンに対応した専用のBootプログラム2のセカンダリバスアドレスを、CPU101のプライマリバスアドレスに接続されている前記Bootプログラム1(共通部分)の後ろのアドレスに接続する。Bootプログラム接続後は、ステップS210で、Bootセレクト回路103によりCPU101のリセットを解除して、CPU101を起動させる。CPU101はBootセレクト回路103で選択したプログラム(Bootプログラム1及びBootプログラム2)に従って起動処理を実行する。
通電開始要求がメインスイッチのオンに基づくものではなく(ステップS203でNO)、操作パネル操作に基づく省電力状態からの復帰の場合は(ステップS205でYES)、Bootセレクト回路103はステップS206で、操作パネル操作に基づく省電力状態からの復帰時の起動処理に対応した専用のBootプログラム3が格納されたセカンダリバスアドレスを、前記Bootプログラム1(共通部分)の後ろのアドレスに接続する。その後、ステップS210で、先ほどと同様にCPU101のリセットを解除してCPU101を起動させる。
通電開始要求が操作パネル操作に基づくものではなく(ステップS205でNO)、ネットワークアクセスに基づくものである場合は(ステップS207でYES)、Bootセレクト回路103はステップS208で、ネットワークアクセスに基づく省電力状態からの復帰時の起動処理に対応した専用のBootプログラム4が格納されたセカンダリバスアドレスを、前記Bootプログラム1(共通部分)の後ろのアドレスに接続する。その後ステップS210で、CPU101のリセットを解除してCPU101を起動させる。
通電開始要求の種類が上記以外である場合は(ステップS207でNO)、FAX受信に基づく通電開始要求と判断し、Bootセレクト回路103はステップS209で、FAX受信による省電力状態からの復帰時の起動処理に対応した専用のBootプログラム5が格納されたセカンダリバスアドレスを、前記Bootプログラム1(共通部分)の後ろのアドレスに接続する。その後ステップS210で、CPU101のリセットを解除してCPU101を起動させる。
このように、この実施形態では、Bootプログラムを、通電開始要求の種類に依存しない処理をCPU101に実行させるための1個の共通プログラムと、通電開始要求の種類に応じた処理を前記CPU101に実行させるための複数個の専用プログラムに分割したから、各ブートプログラムの構成を簡素化することができる。
図7は、Bootプログラムの分割を更に細分化した実施形態を示す。
この実施形態では、Bootプログラム1(共通部分)の構成は変えることなく、専用部分について、通電開始要求の種類毎に分割していたものを、起動処理する機能ごとに分割したものである。
通電開始要求がネットワークアクセスに基づくものである場合、Bootセレクト回路103は、Bootプログラム1(共通部分)とBootプログラム4(プリンタ起動用)を選択する。また、通電開始要求がパネル操作に基づくものである場合は、Bootセレクト回路103は、Bootプログラム1(共通部分)とBootプログラム2(操作パネル起動用)とBootプログラム3(スキャナ起動用)とBootプログラム4(プリンタ起動用)を選択し、通電開始要求がメインスイッチのオンに基づくものである場合は、全てのBootプログラムを選択し、各選択したBootプログラムが連続したアドレスになるように、CPU101のプライマリバスの先頭アドレスに接続する。
このようなBootプログラムの分割によっても、Bootプログラムの構成を簡素化できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
例えば、通電開始要求の種類として、メインスイッチ(電源スイッチ)のオンに基づくもの、操作パネル操作に基づくもの、ネットワークアクセスに基づくもの、電話回線によるファクシミリデータの受信指示に基づくもの等を例示したが、MFPに設けられた人体検出装置による近接ユーザの検出に基づく通電開始要求であってもよい。
図8及び図9は、人体検出装置による近接ユーザの検出処理を説明するための図である。
これらの図において、MFP30のの正面パネルの下部に、図8に示されるように、センサ中心が斜め上を向くように人体検知センサ装置40が取り付けられている。
人体検知センサ装置40は、基板上に配置された人体検知センサと、この人体検知センサを被覆する態様で基板に設けられるとともに、縦横方向にほぼ同一の大きさの多数の単位レンズが形成されたフルネルレンズからなる複眼レンズとを備えている。また、人体検知センサは、入射する赤外線の変化量に応じて出力を発生する正負電極対を有する焦電型センサからなる。
このような複眼レンズを有する人体検知センサ装置40の取付により、図8に示すように、人体検知センサ装置40から斜め上方に向かって放射状に広がり遠くのエリアほどレンズの配光面積が大きくなる赤外線検知エリア50が、単位レンズの数だけ形成されている。従って、このような検知エリア50は、人のMFP30への接近方向を包含する水平面内においては、MFP30に接近するほど面積が小さくなり、接近方向と直交する方向つまりMFP30と平行な方向においては、ほぼ等しい面積となっている。
なお、この実施形態では、オフィス内の人の歩行速度+αである4.8km/時の速度で、身長Hが170cmの人がMFP30に接近したときに、MFP30への到着2秒前のMFP30までの距離Lが2.5mの位置で、その人の顔を最外側の検知エリアaで検知できるように、検知エリアa、b、c・・・が形成されている。
人が遠方から最外側の検知エリアaに進入すると、人体の赤外線を受けて人体検知センサから電圧が出力され、これにより、ユーザーの移動を検知して検知エリアa〜cの面積に応じた周期の波形が出力される。
人が更に接近して検知エリアbへ進入すると、検知エリアaよりピーク値の大きな出力が出る。これは赤外線強度が距離の2乗に反比例することと、検知エリアの面積に対する人の顔の大きさの割合が大きくなるためである。また、検知エリアが狭くなるため出力の周期が短くなる(周波数が高くなる)。人が更に接近し、最内側の検知エリアcへ進入すると更に距離が近くエリアが狭くなり、領域bよりピーク値が大きく周期が短い波形となる。
人がどの検知エリアに進入したかは、人体検知センサからの出力の大きさを検出することにより判断される。
このように、人体検知センサの信号変化から、MFP30の前を横切っているのか、近づいて来ているのか、MFP30の前で止まった等の情報を得ることができ、この情報に基づきMFP30の省電力状態の解除を行うことができる。
3 給電制御部
10 主制御モジュール
21 操作パネルモジュール
22 プリンタモジュール
23 スキャナモジュール
30 画像形成装置
101 CPU
102 メインメモリ
103 ブートセレクト回路
104 不揮発メモリ

Claims (5)

  1. プログラムを実行することにより複数の機能モジュールを制御する主制御手段と、
    前記各機能モジュール及び前記主制御手段への通電及びその遮断を制御するとともに、通電が遮断されている状態で通電開始要求が入力されると、前記主制御手段への通電を行う給電制御手段と、
    前記通電開始要求が入力されたときに、前記複数の機能モジュールのうち通電開始要求の種類に応じて必要とされる機能モジュールに通電を行う起動処理を、前記主制御手段に実行させるための複数のブートプログラムを記憶するメモリと、
    前記通電開始要求が入力されたときに通電開始要求の種類を判断する判断手段と、
    前記複数のブートプログラムの中から、前記判断手段で判断された通電開始要求の種類に応じたブートプログラムを選択するとともに、該ブートプログラムによって前記主制御手段が前記起動処理を実行するように、選択したブートプログラムを前記制御手段に提供するブートプログラム選択手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の通電開始要求は、電源スイッチのオンに基づく通電開始要求、外部装置からのネットワークを介してのアクセスに基づく通電開始要求、電話回線によるファクシミリデータの受信指示に基づく通電開始要求、パネル操作に基づく通電開始要求、人体検出装置による近接ユーザの検出に基づく通電開始要求のうちの少なくともいずれかである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数のブートプログラムは、通電開始要求の種類に依存しない処理を前記主制御手段に実行させるための1個の共通プログラムと、通電開始要求の種類に応じた異なる処理を前記主制御手段に実行させるための複数個の専用プログラムからなり、
    前記ブートプログラム選択手段は、前記共通プログラムと通電開始要求の種類に応じた1個の専用プログラムとを選択し、前記主制御手段に提供する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のブートプログラムは、通電開始要求の種類に依存しない処理を前記主制御手段に実行させるための1個の共通プログラムと、前記各機能モジュール毎の通電処理を前記主制御手段に実行させるための複数個の専用プログラムからなり、
    前記ブートプログラム選択手段は、前記共通プログラムと、通電開始要求の種類に応じて通電すべき機能モジュールに対応する1個または複数個の専用プログラムとを選択し、前記主制御手段に提供する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. プログラムを実行することにより複数の機能モジュールを制御する主制御手段と、
    前記各機能モジュール及び前記主制御手段への通電及びその遮断を制御するとともに、通電が遮断されている状態で通電開始要求が入力されると、前記主制御手段への通電を行う給電制御手段と、
    前記通電開始要求が入力されたときに、前記複数の機能モジュールのうち通電開始要求の種類に応じて必要とされる機能モジュールに通電を行う起動処理を、前記主制御手段に実行させるための複数のブートプログラムを記憶するメモリと、
    を備えた画像形成装置において実行される起動処理方法であって、
    前記通電開始要求が入力されたときに通電開始要求の種類を判断する判断ステップと、
    前記複数のブートプログラムの中から、前記判断ステップにおいて判断された通電開始要求の種類に応じたブートプログラムを選択するとともに、該ブートプログラムによって前記主制御手段が前記起動処理を実行するように、選択したブートプログラムを前記主制御手段に提供するブートプログラム選択ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置における起動処理方法。
JP2012061272A 2012-03-16 2012-03-16 画像形成装置及び同装置における起動処理方法 Active JP5853792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061272A JP5853792B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 画像形成装置及び同装置における起動処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061272A JP5853792B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 画像形成装置及び同装置における起動処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013197763A true JP2013197763A (ja) 2013-09-30
JP5853792B2 JP5853792B2 (ja) 2016-02-09

Family

ID=49396222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012061272A Active JP5853792B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 画像形成装置及び同装置における起動処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5853792B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198972A1 (en) * 2014-06-25 2015-12-30 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and recording medium

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08179937A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Canon Inc ブートプログラム切替え装置及びその方法
JP2007243307A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008003899A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法
JP2008122752A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011151806A (ja) * 2011-01-24 2011-08-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の起動方法、及び、プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08179937A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Canon Inc ブートプログラム切替え装置及びその方法
JP2007243307A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008003899A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法
JP2008122752A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011151806A (ja) * 2011-01-24 2011-08-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の起動方法、及び、プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198972A1 (en) * 2014-06-25 2015-12-30 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and recording medium
JP2016010024A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 株式会社リコー 情報処理装置、画像処理方法、プログラム、画像形成装置
US11210052B2 (en) 2014-06-25 2021-12-28 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus controlling screen to be displayed

Also Published As

Publication number Publication date
JP5853792B2 (ja) 2016-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6521558B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2013172379A (ja) 電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム
US8954772B2 (en) Data processing apparatus capable of controlling power supply, control method therefor, and storage medium
JP5141784B2 (ja) 電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム
JP2013034072A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び画像処理装置の制御プログラム
CN110730276B (zh) 打印装置及打印装置的控制方法
US10209664B2 (en) Printing system including printing apparatus and printing control apparatus
CN103516940A (zh) 信息处理装置及其控制方法
JP2011095916A (ja) 電子機器
CN103248784A (zh) 图像形成设备及其控制方法
EP2667256B1 (en) Image forming apparatus, control method for image forming apparatus, and storage medium
US10275191B2 (en) Information processing apparatus including nonvolatile storage device, and control method for same
JP6355464B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP2012155534A (ja) 電子機器及びその制御方法、並びにプログラム
KR101596095B1 (ko) 인쇄 장치 및 기록 매체
US10642626B2 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and storage medium
JP6108710B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
US20130222833A1 (en) Image forming apparatus, image forming apparatus control method, and storage medium
JP5853792B2 (ja) 画像形成装置及び同装置における起動処理方法
US10057433B2 (en) Image forming apparatus, operation control method and non-transitory computer-readable storage medium storing operation control program
JP2018106433A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP5959841B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
CN104754161A (zh) 打印装置以及打印装置的控制方法
JP2017059051A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
GB2583562A (en) Electronic apparatus including device configured to be shifted to power saving state and connected to PCI device, and control method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5853792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150