JP2013197609A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感度の異なる受光素子の出力を撮像感度に応じて切り替えても、ユーザの違和感が少ない撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像装置は、複数の画素を有する撮像部と、撮像時の撮像感度を変更する感度変更部と、制御部と、ノイズ低減処理部とを備える。各々の画素は、第1画像信号を生成する第1受光素子と、同一条件下で第1画像信号よりも高感度の第2画像信号を生成する第2受光素子とを含む。制御部は、撮像感度に応じて画素からの出力信号を選択する。ノイズ低減処理部は、現在の撮像感度での出力信号のSN比が撮像感度を上げたときに切り替わる画像信号の初期SN比よりも低くなる場合に、出力信号に対するノイズ低減処理を施す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来から、1画素につき1組の受光素子で異なる感度の画像信号を生成する撮像素子を適用し、広いダイナミックレンジで撮像を行う電子カメラが公知である。
特開2005−72965号公報
一般的な電子カメラでは、画像信号のSN比は撮像感度の増加に応じて低下する関係にある。一方、上記の電子カメラにおいて、低感度の受光素子の出力と高感度の受光素子の出力とを撮像感度に応じて切り替えると、両者の出力が切り替わるときに撮像感度を増加させたにも拘わらずSN比が大きく上昇し、ユーザに違和感を与えうる。
上記事情に鑑み、感度の異なる受光素子の出力を撮像感度に応じて切り替えても、ユーザの違和感が少ない撮像装置を提供する。
一の態様の撮像装置は、複数の画素を有する撮像部と、撮像時の撮像感度を変更する感度変更部と、制御部と、ノイズ低減処理部とを備える。各々の画素は、第1画像信号を生成する第1受光素子と、同一条件下で第1画像信号よりも高感度の第2画像信号を生成する第2受光素子とを含む。制御部は、撮像感度に応じて画素からの出力信号を選択する。ノイズ低減処理部は、現在の撮像感度での出力信号のSN比が撮像感度を上げたときに切り替わる画像信号の初期SN比よりも低くなる場合に、出力信号に対するノイズ低減処理を施す。
上記の一の態様において、画素は、第1画像信号および第2画像信号を加算する回路をさらに含んでいてもよい。また、制御部は、第1画像信号、第2画像信号、第1画像信号および第2画像信号の加算画像信号のうちから、出力信号を選択してもよい。
上記の一の態様において、ノイズ低減処理部は、出力信号のSN比と、撮像感度を増加させたときに切り替わる画像信号の初期SN比との差の大きさに応じて、ノイズ低減処理でのノイズ除去の度合いを変化させてもよい。
上記の一の態様において、制御部は、現在の撮像感度で選択可能な画像信号のうちからSN比が最も高い画像信号を出力信号として選択してもよい。また、ノイズ低減処理部から出力される信号のSN比は、撮像感度の増加に応じて低下してもよい。
現在の撮像感度で選択された出力信号でのSN比が撮像感度を上げたときに切り替わる画像信号の初期SN比よりも低くなる場合に、出力信号に対するノイズ低減処理が施される。これにより、受光素子の出力を切り替えるときに画像信号のSN比の不連続性が緩和されるので、ユーザの違和感は少なくなる。
一実施形態の電子カメラの構成例を示すブロック図 一実施形態の第1受光素子および第2受光素子の例を示す図 一実施形態での撮像部の回路構成例を示す図 一実施形態でのデータテーブルの例を示す模式図 第1画像信号、第2画像信号、加算画像信号でのMTFと空間周波数との関係例を示す図
<一実施形態の説明>
図1は、撮像装置の一例である一実施形態の電子カメラ11の構成例を示すブロック図である。電子カメラ11は、撮像レンズ12と、撮像部13と、AFE14と、画像処理部15と、第1メモリ16と、第2メモリ17と、記録I/F18と、CPU19と、操作部20と、バス21とを備えている。ここで、画像処理部15、第1メモリ16、第2メモリ17、記録I/F18、CPU19は、バス21を介してそれぞれ接続されている。また、撮像部13、AFE14、操作部20は、それぞれCPU19と接続されている。
撮像部13は、撮像レンズ12による結像を撮像する撮像デバイスである。一実施形態での撮像部13は、任意の受光素子の画像信号をランダムアクセスで読み出し可能なCMOS型の固体撮像素子である。なお、撮像部13の出力はAFE14に接続されている。
この撮像部13の受光面上には、複数の画素がマトリクス状に配列されている。また、撮像部13の各画素には、赤色(R)、緑色(Gr,Gb)、青色(B)のカラーフィルタが公知のベイヤ配列で配置されている。
また、撮像部13の各画素は、第1受光素子PD1と第2受光素子PD2との2つの受光素子をそれぞれ有している。なお、同一条件下において、第1受光素子PD1は相対的に低感度の画像信号(第1画像信号)を生成し、第2受光素子PD2は相対的に高感度の画像信号(第2画像信号)を生成する。
図2は、一実施形態の第1受光素子PD1および第2受光素子PD2の例を示す図である。図2では、2×2個分の画素(PX)を部分的に示すが、実際の撮像部13の受光面にはさらに多数の画素が配列されることはいうまでもない。
一実施形態の各画素において、第2受光素子PD2の受光面積は第1受光素子PD1の受光面積よりも大きく設定されている。したがって、同一条件下では第2受光素子PD2の方が第1受光素子PD1よりも単位時間当たりの受光量が多くなり、第2画像信号は相対的に第1画像信号よりも高感度となる。
また、図3は、一実施形態での撮像部13の回路構成例を示す図である。撮像部13は、複数の画素PXと、垂直走査部13aと、水平走査部13bと、信号蓄積部13cと、横方向に延長する複数の走査線13dと、画素PXの列ごとにそれぞれ設けられた信号読み出し線13eとを有している。
垂直走査部13aには、各走査線13dの一端がそれぞれ接続されている。垂直走査部13aは、読み出し対象の行を指定するパルス(選択パルス、リセットパルス、転送パルスなど)を走査線13dから各画素に与える。水平走査部13bは、信号蓄積部13cに対して、読み出し対象の列を指定するパルスを出力する。信号蓄積部13cには、信号読み出し線13eの下端が接続されている。この信号蓄積部13cは、信号読み出し線13eを介して各画素から画像信号を読み出すとともに、読み出した画像信号を後段のAFE14に順次出力する。
また、図3に示す画素PXは、第1受光素子PD1と、第1受光素子PD1に接続された転送トランジスタTX1と、第2受光素子PD2と、第2受光素子PD2に接続された転送トランジスタTX2と、フローティングディフュージョンFDと、リセットトランジスタRESと、増幅トランジスタAMPと、選択トランジスタSELとを有している。なお、図3の例では、2組分の受光素子および転送トランジスタについて、フローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタRES、増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSELがそれぞれ共有化されている。
第1受光素子PD1および第2受光素子PD2は、それぞれ入射光の光量に応じて信号電荷を生成する。転送トランジスタTX1、TX2は、それぞれ接続されている受光素子に蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタRESは、フローティングディフュージョンFDを電源電圧にリセットする。増幅トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDの電圧値に応じて、選択トランジスタSELを介して出力端子に読み出し電流を出力する。選択トランジスタSELは、増幅トランジスタAMPのソースを出力端子に接続する。
ここで、一実施形態の撮像部13は、転送トランジスタTX1、TX2のいずれか一方を動作させることで、画素の出力信号として第1画像信号または第2画像信号を読み出すことができる。
また、一実施形態の撮像部13は、画素の出力信号として第1画像信号および第2画像信号の加算画像信号を読み出すこともできる。なお、第1画像信号および第2画像信号を加算して読み出す場合、撮像部13は、第1受光素子PD1および第2受光素子PD2の信号電荷をフローティングディフュージョンFDに一旦蓄積してから出力すればよい。
また、以下の説明において、各画素から第1画像信号を出力させる撮像部13の動作モードを「第1読み出しモード」と称する。また、各画素から第2画像信号を出力させる撮像部13の動作モードを「第2読み出しモード」と称する。また、各画素から加算画像信号を出力させる撮像部13の動作モードを「加算読み出しモード」と称する。なお、撮像部13の各動作モードの切り替えは、制御部の一例であるCPU19の指示に応じて行われる。
図1に戻って、AFE14は、撮像部13の出力に対してアナログ信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE14は、相関二重サンプリングや、画像信号のゲインの調整や、画像信号のA/D変換を行う。そして、AFE14の出力は画像処理部15に接続されている。なお、AFE14は、感度変更部の一例として、CPU19の指示に応じて画像信号のゲインを調整し、ISO感度に相当する撮像感度の変更を行う。
画像処理部15は、AFE14から出力されたデジタルの画像信号に対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、ホワイトバランス調整など)を施す。また、画像処理部15は、画像信号に対してノイズ低減処理を施すノイズ低減処理部15aを含む(ノイズ低減処理部15aの動作例については後述する)。
第1メモリ16は、画像処理の前工程や後工程で画像のデータを一時的に記憶する。例えば、第1メモリ16は、揮発性の記憶媒体であるSDRAMである。また、第2メモリ17は、CPU19によって実行されるプログラムや、各画像信号でのSN比と撮像感度の値との対応関係(図4参照)を示すデータテーブルを記憶する不揮発性のメモリである。
記録I/F18は、不揮発性の記憶媒体22を接続するためのコネクタを有している。そして、記録I/F18は、コネクタに接続された記憶媒体22に対して画像のデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体22は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体22の一例としてメモリカードを図示する。
CPU19は、電子カメラ11の動作を統括的に制御するプロセッサである。例えば、CPU19は、被写体の撮影を行うための撮影モードにおいて、ユーザの撮像指示入力に応じて撮像部13を駆動させて、不揮発性の記憶媒体22への記録を伴う静止画像の撮像処理を実行する。
また、撮影モードでのCPU19は、静止画像の撮像に先立って公知の自動露出演算を実行し、撮像条件の1パラメータである撮像感度を設定する。また、CPU19は、ユーザの入力に基づいて上記の撮像感度を設定してもよい。そして、撮影モードでのCPU19は、上記の撮像感度の値に応じて、撮像部13の動作モード(第1読み出しモード、第2読み出しモード、加算読み出しモード)を選択する。
操作部20は、ユーザの操作を受け付ける複数のスイッチを有している。この操作部20は、例えば、本画像の撮像指示を受け付けるレリーズ釦や、十字状のカーソルキーや、決定釦などを含む。
次に、一実施形態での電子カメラ11の動作例を説明する。撮影モードでのCPU19は、第2メモリ17のデータテーブルを参照し、撮像感度の値に応じて撮像部13の動作モードを変更する。このとき、CPU19は、画素から出力される画像信号のSN比が最も高くなるように、撮像部13の動作モードを選択する。そして、撮像部13は、CPU19が選択した動作モードに応じて、撮影モードで出力する画像信号を切り替える。
ここで、一実施形態での各画像信号のSN比について説明する。受光素子のノイズには、光ショットノイズの成分と、暗黒時の読み出し回路で発生するベースラインノイズ(以下「B」と表記する)の成分とが含まれる。なお、光ショットノイズは、受光素子に入射する光子の平方根で求めることができる。
例えば、第2受光素子PD2の感度が、第1受光素子PD1の約4倍である場合を考える。第1受光素子PD1での1ルクス当たりの電荷発生量を「A[e/lx・s]」とし、第2受光素子PD2での1ルクス当たりの電荷発生量を「4A[e/lx・s]」とし、かつベースラインノイズBがゼロとみなせるほど十分に小さいと仮定する。かかる条件下では、第1画像信号のSN比(S/N)は以下の式(1)で求めることができる。同様に、第2画像信号のSN比(S/N)は以下の式(2)で求めることができる。
Figure 2013197609
上記の式(1)、(2)を比べると、S/Nの方がS/Nよりも値が大きくなる。したがって、同一条件下では、相対的に高感度の受光素子から取得した画像信号の方がSN比に優れることが分かる。なお、第1画像信号および第2画像信号を加算すると、加算画像信号における単位時間当たりの電荷発生量は第1画像信号および第2画像信号よりも大きくなる。よって、同一条件下では加算画像信号の方が第2画像信号よりもSN比が高くなる。
また、図4は、一実施形態でのデータテーブルの例を示す模式図である。図4のデータテーブルは、撮像感度(ISO感度)の値を変化させながら、それぞれ同じ明るさの信号値(例えば12bitの階調範囲で100LSB)を取得したときの各画像信号(第1画像信号、第2画像信号、加算画像信号)でのSN比を示している。便宜上、図4において、撮像感度の値は低い順にA〜Iの符号で示している。
図4において、撮像感度の値が高くなるほど撮影時の電荷蓄積時間は短くなる。また、同一種類の画像信号で撮像感度を高くすると、電荷蓄積時間が短くなって信号成分が少なくなり、また相対的にベースラインノイズの影響も大きくなる。その結果、図4では、同一種類の画像信号でも撮像感度を高くするとSN比は低下してゆくこととなる。
また、撮像感度の値が低くなると撮影時の電荷蓄積時間は長くなるので、撮像部13の受光素子は高感度になるほど低い撮像感度で飽和して白トビを起こしやすくなる。よって、図4において、ISO感度がD未満となる範囲では第2画像信号の値がなく、かかる範囲(A〜C)での第2読み出しモードの選択が不能化されている。同様に、図4において、ISO感度がF未満となる範囲では加算画像信号の値がなく、かかる範囲(A〜E)での加算読み出しモードの選択が不能化されている。
撮影モードでのCPU19は、図4のデータテーブルを参照し、ISO感度が最も低いときは撮像部13の動作モードとして第1読み出しモードを選択する。そして、CPU19は、ISO感度の増加に応じて、撮像部13の動作モードを第2読み出しモードから加算読み出しモードへ段階的に変更する。
すなわち、撮像感度の値がA〜Cである場合、データテーブルにおいて第1画像信号のみが出力信号として選択可能である。このとき、CPU19は、撮像部13の動作モードとして、第1画像信号に対応する第1読み出しモードを選択する。
撮像感度の値がD〜Eである場合、データテーブルにおいて第1画像信号および第2画像信号が出力信号として選択可能である。このとき、CPU19は、撮像部13の動作モードとして、2種類の画像信号のうちからSN比が最も高い第2画像信号に対応する第2読み出しモードを選択する。
撮像感度の値がF以上である場合、データテーブルにおいて第1画像信号、第2画像信号、加算画像信号が出力信号として選択可能である。このとき、CPU19は、撮像部13の動作モードとして、3種類の画像信号のうちからSN比が最も高い加算画像信号に対応する加算読み出しモードを選択する。
また、現在の撮像感度での出力信号のSN比が撮像感度を上げたときに切り替わる画像信号の初期SN比よりも低くなる場合、CPU19は、ノイズ低減処理部15aに対して出力信号のノイズ低減処理を指示する。例えば、ノイズ低減処理部は、例えば平滑化フィルタ、メディアンフィルタ、ガウシアンフィルタを用いて画像信号のノイズ成分を低減させる。これにより、受光素子の出力を切り替えるときに、撮像感度を増加させたにも拘わらずSN比が上昇する事態は生じにくくなる。
一例として、第1読み出しモードにおける撮像感度B、CでのSN比は、撮像感度を上げたときに切り替わる第2読み出しモードの初期SN比(第2画像信号の撮像感度DでのSN比)よりも低い。そのため、ノイズ処理部15aは、第1読み出しモードで撮像感度B、Cのときには、画像信号に対してノイズ低減処理を実行する。
同様に、第2読み出しモードにおける撮像感度EでのSN比は、撮像感度を上げたときに切り替わる加算読み出しモードの初期SN比(加算画像信号の撮像感度FでのSN比)よりも低い。そのため、ノイズ処理部15aは、第2読み出しモードで撮像感度Eのときには、画像信号に対してノイズ低減処理を実行する。
ここで、ノイズ低減処理部15aは、出力信号のSN比と、撮像感度を増加させたときに切り替わる画像信号の初期SN比との差の大きさに応じて、ノイズ除去の度合いを変化させてもよい。例えば、第1読み出しモードにおいて、ノイズ低減処理部15aは、撮像感度Cでのノイズ除去の度合いを撮像感度Bでのノイズ除去の度合いよりも大きくする。図4に示すように、本来の信号出力では第1読み出しモードから第2読み出しモードへの切り替え前に撮像感度で2段分SN比が落ち込む場合においても、ノイズ除去後の信号出力ではISO感度の増加に応じてSN比が低下するようになる。
また、一実施形態において、ノイズ除去の度合いの調整は以下の要領で行えばよい。例えば、平滑化フィルタまたはメディアンフィルタの場合、ノイズ低減処理部15aは、フィルタの参照範囲(窓の大きさ)を大きくすることでノイズ除去の度合いを大きくすればよい。また、ガウシアンフィルタの場合、ノイズ低減処理部15aは、ガウシアンフィルタの係数σの値を大きくすることでノイズ除去の度合いを大きくすればよい。
なお、図5は、第1画像信号、第2画像信号、加算画像信号でのMTFと空間周波数との関係例を示す図である。撮像部13において、第2受光素子PD2は第1受光素子PD1よりも見かけ上開口率が高くなることから、第2画像信号でのコントラストは第1画像信号よりも低くなる。第1画像信号にノイズ低減処理を施すと平滑化で画像のコントラストは低下する。しかし、第2画像信号は第1画像信号よりもコントラストが低いのでISO感度を切り替えたときにユーザに違和感を与えるおそれは少ないことが分かる。
同様に、第1受光素子PD1および第2受光素子PD2の出力を加算する場合には第2受光素子PD2のみを用いる場合よりも見かけ上開口率が高くなることから、加算画像信号でのコントラストは第2画像信号よりも低くなる。第2画像信号にノイズ低減処理を施すと平滑化で画像のコントラストは低下する。しかし、加算画像信号は第2画像信号よりもコントラストが低いので撮像感度を切り替えたときにユーザに違和感を与えるおそれは少ないことが分かる。
以下、一実施形態の電子カメラの作用効果を述べる。一実施形態の電子カメラ11によれば、相対的に低感度の第1受光素子PD1を用いて撮影を行うことで、低い撮像感度でも画像を取得できる。また、一実施形態の電子カメラ11は、撮像感度の設定に応じてSN比が良好な画像信号を用いて撮影を行うので、広い撮像感度の範囲においてそれぞれSN比の良好な画像を取得できる。
また、一実施形態の電子カメラでは、現在の撮像感度での出力信号のSN比が撮像感度を上げたときに切り替わる画像信号の初期SN比よりも低くなる場合に、出力信号に対するノイズ低減処理が施される。そのため、受光素子の出力を切り替えるときに画像信号のSN比の不連続性が緩和されるので、ユーザの違和感は少なくなる。
<実施形態の変形例>
(1)上記の一実施形態では、第1受光素子PD1と第2受光素子PD2との受光面積の差によって感度差を生じさせたが、本発明の第1受光素子および第2受光素子は上記構成に限定されるものではない。
例えば、第1受光素子と第2受光素子の上にそれぞれ集光率の異なるマイクロレンズを配置して、2つの受光素子間で感度差を生じさせてもよい。この場合には、一実施形態と同様の効果を奏するとともに、第1受光素子と第2受光素子とを同じ半導体プロセスで製造することも可能となる。
また、第1受光素子と第2受光素子の上にそれぞれ光の透過率の異なる同色のカラーフィルタを配置して、2つの受光素子間で感度差を生じさせてもよい。この場合も、一実施形態と同様の効果を奏するとともに、第1受光素子と第2受光素子とを同じ半導体プロセスで製造することも可能となる。
さらに、1画素に光電変換の効率が異なる2つの受光素子を配置して、第1受光素子および第2受光素子としてもよい。この場合も、一実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の第1受光素子および第2受光素子の構成は、上記の一実施形態および一実施形態の変形例で開示した技術の2以上の組み合わせによって実現されても勿論かまわない。
(2)上記実施形態では撮像装置が電子カメラである例を説明したが、本発明の撮像装置は、撮像部、感度変更部、制御部およびノイズ低減処理部を1つに集積した固体撮像素子であってもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
11…電子カメラ、13…撮像部、13a…垂直走査部、13b…水平走査部、14…AFE、15a…ノイズ低減処理部、17…第2メモリ、19…CPU、PD1…第1受光素子、PD2…第2受光素子、TX1…転送トランジスタ、TX2…転送トランジスタ、FD…フローティングディフュージョン、RES…リセットトランジスタ、AMP…増幅トランジスタ、SEL…選択トランジスタ

Claims (4)

  1. 複数の画素を有し、各々の前記画素は、第1画像信号を生成する第1受光素子と、同一条件下で前記第1画像信号よりも高感度の第2画像信号を生成する第2受光素子とを含む撮像部と、
    撮像時の撮像感度を変更する感度変更部と、
    前記撮像感度に応じて前記画素からの出力信号を選択する制御部と、
    現在の撮像感度での前記出力信号のSN比が前記撮像感度を上げたときに切り替わる画像信号の初期SN比よりも低くなる場合に、前記出力信号に対するノイズ低減処理を施すノイズ低減処理部と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画素は、前記第1画像信号および前記第2画像信号を加算する回路をさらに含み、
    前記制御部は、前記第1画像信号、前記第2画像信号、前記第1画像信号および前記第2画像信号の加算画像信号のうちから、前記出力信号を選択する撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記ノイズ低減処理部は、前記出力信号のSN比と、前記撮像感度を増加させたときに切り替わる画像信号の初期SN比との差の大きさに応じて、前記ノイズ低減処理でのノイズ除去の度合いを変化させる撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、現在の撮像感度で選択可能な画像信号のうちからSN比が最も高い画像信号を前記出力信号として選択し、
    前記ノイズ低減処理部から出力される信号のSN比は、前記撮像感度の増加に応じて低下する撮像装置。
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