JP2013196658A - 遠隔操作による障害対応支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明では、遠隔地に存在するATMへの障害対応について、複数の対応方法をオペレータに適切に判断させる、特に、早急に判断させることを目的とする。
【解決手段】
上記の課題を解決するために、障害対応に利用するオペレータ端末に、入力画面を複数用意しておき、対応状況等に応じて、各画面(の活性化・非活性化)や対応状況を管理する情報を制御するものである。
より具体的には、入力画面として、オペレータでのリモート対応画面(コマンドでの対応)、警備員が対応する警備対応画面、より特殊な保守員での対応である保守対応画面および店舗対応画面を用意しておき、オペレータの入力や対応状況に応じて、リモート画面、警備対応画面、保守対応画面、店舗対応画面の順序で画面を活性化するものである。
【選択図】 図1
本発明では、遠隔地に存在するATMへの障害対応について、複数の対応方法をオペレータに適切に判断させる、特に、早急に判断させることを目的とする。
【解決手段】
上記の課題を解決するために、障害対応に利用するオペレータ端末に、入力画面を複数用意しておき、対応状況等に応じて、各画面(の活性化・非活性化)や対応状況を管理する情報を制御するものである。
より具体的には、入力画面として、オペレータでのリモート対応画面(コマンドでの対応)、警備員が対応する警備対応画面、より特殊な保守員での対応である保守対応画面および店舗対応画面を用意しておき、オペレータの入力や対応状況に応じて、リモート画面、警備対応画面、保守対応画面、店舗対応画面の順序で画面を活性化するものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、現金自動取引機(ATM)などの装置について、遠隔地からオペレータ等の作業により、故障などへの対応を可能にするための技術に関する。
現在、ATMを利用しての取引が行われている。ATMで故障、障害が発生した場合、オペレータに連絡し、オペレータが遠隔操作や警備員を派遣して対応することが行われている。このような場合、どのような対応を行うかをオペレータが判断する必要があった。
このことを開示した背景技術として、特許文献1がある。特許文献1では、出金取引で障害が発生しても無人で現金を支払えるよう、障害の生じたATMでの取引情報を、他のATMに転送し、他のATMで本人確認できた場合、支払いを行うことが開示されている。
しかし、上記の背景技術では、以下の問題がある。つまり、特許文献1では、警備員対応など複数の対応方法が前提であることが考慮されておらず、オペレータが適切な判断ができない恐れがある。
本発明では、複数の対応方法をオペレータに適切に判断させる、特に、早急に判断させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、障害対応に利用するオペレータ端末に、入力画面を複数用意しておき、対応状況等に応じて、各画面(の活性化・非活性化)や対応状況を管理する情報を制御するものである。
より具体的には、入力画面として、オペレータでのリモート対応画面(コマンドでの対応)、警備員が対応する警備対応画面、より特殊な保守員での対応である保守対応画面および店舗対応画面を用意しておき、オペレータの入力や対応状況に応じて、リモート画面、警備対応画面、保守対応画面、店舗対応画面の順序で画面を活性化するものである。
ここで、警備対応においては、人を派遣する必要がある。このため、早急に警備対応ができるよう、警備対応画面での入力を早める必要がある。そこで、本発明では、複数のオペレータ端末を用意しておき、第1のオペレータ端末でリモート対応を行い、この際に、警備対応が必要な状況になった場合、この点を検知し、第2のオペレータ端末で、警備対応画面から入力作業が可能となるよう制御を行うものである。
二画面(入力画面と情報(状態)参照画面)の両方を分けて表示することも、本発明の一態様に含まれる。この場合、情報参照画面について、特定のエリアないし情報を指定した場合、対応する入力画面の入力エリアを区別して表示することも、本発明に含まれる。また、本発明には、入力画面をペンタブレットとし、これを机上に並行に配置することも本発明の一態様に含まれる。
本発明によれば、オペレータにおける複数の対応をより効率的に行うことを可能にする。
以下、本発明の一実施形態を図面を使って説明する。
まず、本実施形態の前提について、説明する。ATM等で障害が発生した場合、オペレータがそれへの対応を行う。この際、対応としては、ATM利用者からの電話を受電し、応対すること、ATMからの障害情報に基づいて、障害回復のためのコマンドを送信すること、保守員を派遣すること、警備員を派遣することなどがある。本実施形態では、これらを支援するためのシステム、方法等を開示している。
まず、本実施形態の前提について、説明する。ATM等で障害が発生した場合、オペレータがそれへの対応を行う。この際、対応としては、ATM利用者からの電話を受電し、応対すること、ATMからの障害情報に基づいて、障害回復のためのコマンドを送信すること、保守員を派遣すること、警備員を派遣することなどがある。本実施形態では、これらを支援するためのシステム、方法等を開示している。
図1に、本実施形態の対象となるシステム構成図を示す。本実施形態では、ATM100を、オペレータ端末A300、オペレータ端末B400を使って、障害対応行うものとなっている。なお、図1ではATMを1台記載しているが、通常複数台のATMが接続されることになっている。また、オペレータ端末も図示した以上の数が接続されていてよい。ここで、ATM100とオペレータ端末A300、B400は、制御サーバ200とともにネットワークを介し互いに接続されている。制御サーバ200は、ATMの稼動状況の監視や動作制御を行うものであり、そのための情報が格納されたオペレータ管理DB250が接続されている。なお、本システムの各装置は、いわゆるコンピュータで実現され、下記に示す処理内容を、プログラムに従ってCPUの如き演算装置が実行する。
このオペレータ管理DB250の内容を、図2に示す。オペレータ管理DB250は、少なくとも、(1)ATMでの障害に関する情報であるATM障害情報、(2)オペレータに関する情報を格納するであるオペレータIDテーブル、(3)オペレータ毎の障害への対応内容を記録するオペレータ対応業務テーブルを有する。
次に、図3以降の図面を用いて、本実施形態の処理内容を説明する。
まず、図3に示すステップ1において、ATMで故障(障害)は発生したものとする。これを受け、ステップ2においては制御サーバ200は、この故障を検知する。そして、ステップ3において、制御サーバ200は、故障通知を実行する。故障通知とは、その故障の内容、故障が発生したATMを特定する情報、つまり、図2に示す(1)ATM障害情報を、オペレータ端末A300およびB400に送信する。ここで、オペレータ端末A300は、警備対応や電話での応対が可能なオペレータが利用するものであり、オペレータ端末B400は、データ入力処理等を行うオペレータが利用するものである。
まず、図3に示すステップ1において、ATMで故障(障害)は発生したものとする。これを受け、ステップ2においては制御サーバ200は、この故障を検知する。そして、ステップ3において、制御サーバ200は、故障通知を実行する。故障通知とは、その故障の内容、故障が発生したATMを特定する情報、つまり、図2に示す(1)ATM障害情報を、オペレータ端末A300およびB400に送信する。ここで、オペレータ端末A300は、警備対応や電話での応対が可能なオペレータが利用するものであり、オペレータ端末B400は、データ入力処理等を行うオペレータが利用するものである。
これを受け、ステップ4ににおいて、オペレータ端末A300は、ATM障害情報を受信し、しばらく待機状態となる(ステップ12の受電まで)。また、ステップ5において、オペレータ端末B400は、ATM障害情報を受信し、これまでに存在している障害も含めATM障害情報についてリスト表示する(ステップ6)。
そして、ステップ7において、オペレータ端末B400は、オペレータから警備対象となる障害情報の選択を受付け、そのデータアクセスを行う。つまり、図4に示すようなコマンド(リモート)対応の対処を実行する。そして、後述するように、ステップ17で、警備画面を早急に活性化し、警備対応が可能になるようにしている。つまり、オペレータ端末A300でリモート対応を行い、この際に、警備対応が必要な状況になった場合、この点を検知し、オペレータ端末B400で、警備対応画面から入力作業が可能にしている。
このステップ7の処理を受け、ステップ8において、制御サーバ200は、選択された情報を、オペレータ管理DB250から検索し、検索された障害情報に関し、先行警備エリアの活性化を行う(ステップ9)。つまり、当該障害を「警備」対象とし、警備対応可能なオペレータへ対応させると共に、オペレータ端末の画面で先行して入力可能な状態に制御(活性化)する。そして、ステップ11において、オペレータ端末B400は、作業、入力を行う。なお、ステップ9の活性化処理については、図4を用いた説明で後述するように、所定の条件を満たすことを条件に活性化をしてもよい。
また、ATM100においては、設置された電話から利用者からの発信がされ(ステップ11)、これをステップ12において、オペレータ端末A300が受電する。なお、この受電に関しては、いわゆるIP電話を意図し、オペレータ端末が受電する構成としているが、通常の電話で受電する構成としてもよい。
この受電を受け、ステップ13において、オペレータ端末A300は、当該オペレータが実行する障害の選択を受付け、該当データへのアクセスを行う。
この結果、ステップ14において、制御サーバ200は、ステップ9で先行警備エリアが活性かされたものかを判断する。これは、ステップ9において、活性化した場合、オペレータ管理DB250に保持されたATM障害情報のうち、該当するものに活性化フラグを付与するようにしてもよいし、オペレータ対応業務テーブルの「警備」欄に「○」のような活性化済みを示す情報を記録しておき、これを用いて判断する。ここで、活性化案件の場合、ステップ15に進み、そうでない場合、ステップ16に進む。
この結果、ステップ14において、制御サーバ200は、ステップ9で先行警備エリアが活性かされたものかを判断する。これは、ステップ9において、活性化した場合、オペレータ管理DB250に保持されたATM障害情報のうち、該当するものに活性化フラグを付与するようにしてもよいし、オペレータ対応業務テーブルの「警備」欄に「○」のような活性化済みを示す情報を記録しておき、これを用いて判断する。ここで、活性化案件の場合、ステップ15に進み、そうでない場合、ステップ16に進む。
次に、ステップ15において、制御サーバ200は、先行警備エリアの作業データを特定する。そして、ステップ16において、制御サーバ200は、問診エリアを活性化する。この結果、オペレータ端末A300でも、ステップ17において、作業、入力が可能になる。以下、図3での処理の具体適用例をを、図4を用いて説明する。
図4の例は、キャッシュカードと紙幣の両方がATM100に詰まり、キャッシュカード詰まりをリモート操作で、紙幣詰まりを警備員対応で対処するものである。
まず、ステップ21において、オペレータ端末A200は、オペレータの操作に応じて、カード詰まりに対応するためのコマンドを送信する。これは、前提として、コマンド(リモート)画面が活性化していることになっている。そして、制御サーバ200はステップ22でコマンドを受信する。
これを受け、制御サーバ200は、係員がATM100を操作しているかを判断する。操作をしている場合には、制御サーバ200からのその旨の通知に応じて、ステップ24において、オペレータ端末A300は、コマンドの実行が失敗した旨の情報を表示する。これを受け、ステップ25では、コマンド画面を非活性化する。
また、ステップ23で操作していないと判断した場合、ステップ26において、制御サーバ200は、ATM100に対して、受信したコマンドに応じた処理を実行する。
このステップ26の処理を受け、ステップ27ではATM100が、復旧処理を実行する。そして、ステップ28において、制御サーバ200は、復旧処理の結果(成功、失敗等)を受信する。続いて、ステップ29において、制御サーバ200は、受信した結果を判定する。この判定の結果、成功つまりカード排出に成功した場合、オペレータ端末A300に成功した旨の情報を送信し、失敗した場合、オペレータ端末A300に失敗した旨の情報を送信する。
これらを受信し、オペレータ端末A300では、受信結果を表示する(ステップ210および212)。この表示内容については、図4に示すとおりである。そして、コマンド画面の活性化に続き、警備画面の活性化を行う。これについては、ステップ210、212の表示がされること、ないし、成功(失敗)の情報が送信されること(つまり、コマンド対応終了を検知し)を条件、に、ステップ211や213では、オペレータ端末A300の警備画面を活性させる。この活性化の制御は、制御サーバ200が行ってもよいし、オペレータ端末A300が行ってもよい。さらに、活性化自体はこれ以前に行っておき、表示をこのタイミングで行うようにしても構わない。
また、図示しないが、各画面の活性化順序を示す規則情報が制御サーバ200が保持しておき、これに従って、各画面がその規則情報が示す順序に沿って活性化を行う。この規則情報には、上述したような条件を規定しておくことも可能である。
また、オペレータ端末A300、B400の外観を、図5に示す。このように、各オペレータ端末は、参照画面と入力画面から構成される。そして、その入力画面は、参照画面の手前により傾けた形で配置してもよいし(案1)、それぞれ並べて配置してもよい(案2)。このように、参照画面と入力画面を分けることで、それぞれについて、より多くの情報を得られるようになる。
さらに、これら参照画面と入力画面の詳細を、図6および7に示す。それぞれ各種エリアが用意されており、各種情報が表示、入力されるようになっている。
100…ATM、200…制御サーバ、250オペレータ管理DB、300…オペレータ端末A、400…オペレータ端末B
Claims (4)
- 遠隔地にある対象装置に対する複数の端末装置での遠隔操作での障害対応を支援するための遠隔操作による障害対応支援方法において、
前記複数の端末装置それぞれは、前記障害対応のための入力画面として、リモート対応画面、警備員が対応するための警備対応画面、より特殊な保守員での対応である保守対応画面および店舗対応画面を有し、
前記端末装置それぞれへの入力および対応状況に応じて、前記リモート画面、前記警備対応画面、前記保守対応画面、前記店舗対応画面の順序で画面を活性化するものであって、
前記活性化は、前記複数の端末装置に含まれる第1の端末装置でリモート対応画面を活性化し、当該活性化に応じて対応を行い、当該対応において、警備対応が必要な状況になった場合、前記複数の端末装置に含まれる第2の端末装置において、前記警備対応画面を活性化することを特徴とする遠隔操作による障害対応支援方法。 - 遠隔地にある対象装置に対する端末での遠隔操作での障害対応を支援するための遠隔操作による障害対応支援方法において、
前記端末には、前記障害対応の種類毎の入力画面を表示しておき、
前記対象装置からの障害を検知した場合、前記対応状況および前記対象装置の状況に応じて、前記入力画面のいずれを活性化するかを特定し、
特定された入力画面に対する入力に応じて、前記障害対応を支援することを特徴とする遠隔操作による障害対応支援方法。 - 請求項2に記載の遠隔操作による障害対応支援方法において、
前記各画面の活性化順序を規定する規則情報を記憶しておき、
前記特定は、前記規則情報に従った順序で活性化することを特徴とする障害対応支援方法。 - 請求項3に記載の遠隔操作による障害対応支援方法において、
前記規則情報には、前記画面の活性化させる条件がさらに記録されていることを特徴とする遠隔操作による障害対応支援方法。
Priority Applications (1)
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JP2012066533A JP2013196658A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 遠隔操作による障害対応支援方法 |
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JPH0495160A (ja) * | 1990-08-08 | 1992-03-27 | Fujitsu Ltd | 集中監視制御システムの監視方式 |
JP2003296799A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-17 | Hitachi Ltd | 自動機監視システムおよび監視方法 |
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