JP2013196247A - コンテンツ作成支援装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアントとデザイナとが段階的に合意を形成しながらクライアントが納得のいく成果物を得ることが可能なコンテンツ作成支援装置を提供する。
【解決手段】クライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定手段11aと、選定したデザインパートナーに制作物概要情報とともに見積依頼を送信し、選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、ユーザへ送信する見積処理手段11dと、ユーザから見積合意可否情報を受け付けて合意を確定させる合意確定支援手段11bと、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正手段11cと、を有する。
【選択図】図3
【解決手段】クライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定手段11aと、選定したデザインパートナーに制作物概要情報とともに見積依頼を送信し、選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、ユーザへ送信する見積処理手段11dと、ユーザから見積合意可否情報を受け付けて合意を確定させる合意確定支援手段11bと、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正手段11cと、を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、コンテンツ作成支援装置、方法及びプログラムに関し、特に、デザインコンテンツの作成を支援する装置に関する。
近時、クラウドコンピューティングという概念が提唱されており、そのコンセプトには、ネットワークの向こう側の仮想空間上にあるサービスやコンピュータ資源を、ユーザが必要な分だけ利用するという新しい利用形態が含まれていると考えられる。
ところで、コンピュータを利用した出版や商業印刷の技術分野においては、ライター、フォトグラファー、編集者らが作成した原稿を、デザイナと呼ばれる職種の者が加工・デザインして仕上げるという工程がある。マスに向けた出版や商業的な利用に堪えうる品質を維持するためには、各工程において専門的な技術や知識が必要であるため、このような専門分化が行われている。
しかしながら、中小企業や資力に乏しい個人が上記のようないわゆる「プロ仕様のドキュメント」を作成するには、プロフェッショナル人材や企業とのマッチングが簡単ではない。コンピュータを利用した出版や商業印刷の技術分野になじみがない中小企業や個人が利用しやすい「プロ仕様のドキュメント」を作成するための仲介システムの提供が必要である。
利用者の企業規模が大きい場合であっても、限定されたカスタマーに向けた少部数の配布を目的とした印刷であった場合、コストに見合った価格で提供することが難しいため、印刷業者が印刷を請け負いたがらないのが実情である。
特許文献1では、ユーザが入力したデータに基づいて複数のデザイナによるデザインのコンペティションを行い、その提示された結果の中からユーザが1つのデザインを選択することでデザイナが選択され、当該デザイン及びデザイナを採用するシステムが開示されている。
しかしながら、上記従来技術には、以下に示すような問題点がある。
あるデザインを決定するときに、依頼者であるクライアントがデザイン作成に必要な情報を熟知し、デザイナが必要とする情報をすべて把握している場合であればよいが、一般的にはクライアント自身はデザイン作成に関するリテラシーが高くない場合がほとんどであり、デザイナがデザインを作成するために充分な情報が得られない場合が予想される。そのようなクライアントが入力した初期情報に基づいてデザイン・コンペティションを行ったとすると、クライアントの希望するデザインが全く得られず、さらにはデザイナは作成した意義が失われるといった、クライアント及びデザイナ双方に不利益が生ずる場合が考えられる。
上述のような不利益の発生を防ぐためには、完成されたデザインの中からクライアントが一つを選ぶというようなスキームではなく、クライアントとデザイナが見積もりとラフデザインにより受発注の合意を行う段階を経てからデザイン制作のやりとりを進めていくスキームを、仲介するシステムが提供する必要がある。
また、従来は、デザインという明瞭でない情報をどのように制作側に伝えるかが困難であった。デザインという捉え方次第でイメージが変化するという制作物の特性上、依頼者の意図とデザイン制作側の捉え方の溝が埋まりづらいため、一度に情報を入力させてしまうと、依頼者側の意図通りに行かないことがしばしば発生する。従来技術であるようなコンペティション方式も、その不安定要素を数で補っているだけで、ある1つの制作者側は始めに入力された条件に従って制作しているだけであり、依頼者側の意向に沿うものかどうかは、選ばれて初めて分かるというものであった。
本発明によって、コミュニケーションを段階化し、不安定性を排除して、デザインという受け取り方によって変わりうる情報を、依頼者であるクライアントから制作側であるデザイナへ、より精度よく伝えることを実現する。コミュニケーションの段階化においては、現時点(各段階)にて必要とする情報が制作側に提示されることで、ブレをなくす。また、デザイン制作に必要な情報の深度を段階的に深くして、複数回クライアントに入力させることにより、従来ではマッチさせることが難しかったデザインの希望の、クライアントからデザイナへの伝達を容易にする。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、クライアントとデザイナとが段階的に合意を形成しながらクライアントが納得のいく成果物を得ることが可能なコンテンツ作成支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1の態様として、クライアントに入力ユーザインターフェイスを提供するユーザインターフェイス提供手段と、前記入力ユーザインターフェイスにより得られたクライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定手段と、前記選定したデザインパートナーに対して前記制作物の要件を定義した制作物概要情報を見積依頼とともに送信し、前記選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、クライアントへ送信する見積処理手段と、クライアントから見積合意可否情報を受け付けて当該可否情報に基づき合意を確定させる合意確定支援手段と、見積合意後にクライアントから受信した、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正手段と、を有することを特徴とするコンテンツ作成支援装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、第2の態様として、コンピュータシステムによるコンテンツ作成支援方法であって、クライアントに入力ユーザインターフェイスを提供するユーザインターフェイス提供工程と、前記入力ユーザインターフェイスにより得られたクライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定工程と、前記選定したデザインパートナーに対して前記制作物の要件を定義した制作物概要情報を見積依頼とともに送信し、前記選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、クライアントへ送信する見積処理手段と、クライアントから見積合意可否情報を受け付けて当該可否情報に基づき合意を確定させる合意確定支援工程と、見積合意後にクライアントから受信した、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正工程と、を含むことを特徴とするコンテンツ作成支援方法を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、第3の態様として、コンピュータシステムに、クライアントに入力ユーザインターフェイスを提供するユーザインターフェイス提供処理と、前記入力ユーザインターフェイスにより得られたクライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定処理と、前記選定したデザインパートナーに対して前記制作物の要件を定義した制作物概要情報を見積依頼とともに送信し、前記選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、クライアントへ送信する見積処理と、クライアントから見積合意可否情報を受け付けて当該可否情報に基づき合意を確定させる合意確定支援処理と、見積合意後にクライアントから受信した、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正処理と、を実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明によれば、クライアントとデザイナとが段階的に合意を形成しながらクライアントが納得のいく成果物を得ることが可能なコンテンツ作成支援装置を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
[システム構成]
図1に、インフラストラクチャレイヤの観点から見た本実施形態のネットワーク概略構成を示す。図1に示すように、本実施形態に係るクラウドプリンティングシステム100は、利用者であるクライアントと、クライアントの顧客等との間に介在し、印刷物を媒体としたクライアントと顧客とのコミュニケーションをサポート・支援するコンピュータシステムである。また、印刷物を顧客の手元に届けるまでの間に、デザインパートナーやプリントパートナーといったプロフェッショナル人材や機材の利用も支援する。
図1に、インフラストラクチャレイヤの観点から見た本実施形態のネットワーク概略構成を示す。図1に示すように、本実施形態に係るクラウドプリンティングシステム100は、利用者であるクライアントと、クライアントの顧客等との間に介在し、印刷物を媒体としたクライアントと顧客とのコミュニケーションをサポート・支援するコンピュータシステムである。また、印刷物を顧客の手元に届けるまでの間に、デザインパートナーやプリントパートナーといったプロフェッショナル人材や機材の利用も支援する。
クラウドプリンティングシステム100は、特に、クライアントによるデザインパートナーの選定を支援する。そのために、システム内部に、少なくとも、ウェブサーバ101とパートナー選定サーバ102を有する。パートナー選定サーバ102は、デザインパートナーに関する情報がデータベース化されたストレージにアクセスする。また、デザインパートナーの選定や選定後の印刷物の保管に用いるためのストレージにもアクセス可能である。
図1に示したインフラストラクチャは、クラウドプリンティングシステム100をウェブアプリケーションとして実施した場合の例である。ウェブサーバとアプリケーションサーバを用いずに、以下で開示するような本実施形態の各機能を実現してもよい。
図2に、アプリケーションレイヤの観点から見た本実施形態のネットワーク概略構成を示す。アプリケーションレイヤ、すなわち、機能構成の観点から、図1のクライアントとデザインパートナーとの関わりに絞って本システムを見ると、本システムは、クライアントとデザイナとの間をつなぐセンタシステム10として認識される。
センタシステム10は、クラウドプリンティングシステム100のクライアントとデザインパートナーとの間を接続するシステムであって、コンテンツ作成支援システムとして機能する。センタシステム10の各機能は、1台以上の汎用のコンピュータによる情報処理によって実現される。センタシステム10は、機能として、基盤システム11とユーザ連携機能12とデザイン連携機能13とを有するように構成される。
基盤システム11は、クラウドプリンティングシステム100内に存在する各種データベースに接続し情報の入出力を行う。そのようなデータベースとしては、ユーザデータベース14、デザイナデータベース15、印刷データベース16がある。
ユーザデータベース14は、クラウドプリンティングシステム100の利用者であって、デザイナに発注を行う発注者であるクライアントの情報が記憶されている。デザイナデータベース15は、クラウドプリンティングシステム100に登録を行ったデザイナであるデザインパートナーの情報が記憶されている。印刷データベース16は、クラウドプリンティングシステム100に登録を行った印刷業者である印刷パートナーの情報が記憶されている。
センタシステム10には、クライアント又はデザイナが各々、ネットワークを介してクライアントデバイス20により接続する。クライアントデバイス20としては、典型的にはパーソナルコンピュータが利用できるが、いわゆるスマートフォンやタッチパッドで操作するスレート状のスマートデバイスなども利用できる。クライアントデバイス20uは、クライアントが使用するクライアントデバイス20である。同様に、デザイナAが使用するクライアントデバイス20をクライアントデバイス20aと呼び、デザイナBが使用するクライアントデバイス20をクライアントデバイス20bと呼び、デザイナCが使用するクライアントデバイス20をクライアントデバイス20cと呼ぶ。
ユーザ連携機能12は、クライアントデバイス20uにユーザインタフェース及び同ユーザインタフェースに表示する情報を出力し、同ユーザインタフェースに基づいて入力された情報をセンタシステム10に入力する機能を備える。デザイン連携機能13は、クライアントデバイス20a,b,cにユーザインタフェース及び同ユーザインタフェースに表示する情報を出力し、同ユーザインタフェースに基づいて入力された情報をセンタシステム10に入力する機能を備える。
なお、ユーザ連携機能12とデザイン連携機能13が入出力する情報を媒介する具体的実施例としては、電子メールを用いてもよい。
基盤システム11は、ユーザ連携機能12とデザイン連携機能13により入出力された情報と、各種データベースにアクセスして入出力した情報とに基づいて情報処理を行う。そのような情報処理には少なくとも、クライアントとデザインパートナーとのマッチング(デザインパートナーの選定処理)が含まれる。
図3に、基盤システム11とユーザ連携機能12とデザイン連携機能13によって提供される機能の構成を示す。図3に示すように、ユーザ連携機能12とデザイン連携機能13は、各々ユーザインターフェイス提供手段(12a,13a)を有し、基盤システム11は、デザインパートナー選定手段11aと、合意確定支援手段11bと、デザイン修正手段11cと、見積処理手段11dを有する。
図3に示す各機能は、概略次のような情報処理をする。クライアントが所望する制作物に関する簡単な情報である制作物情報を、ユーザがセンタシステム10に送ると、センタシステム10のデザインパートナー選定手段11aが当該制作物情報に基づき、適切なデザインパートナーを1つ選定する。あるいは、適切なデザインパートナーの候補を選び、クライアントに選択させ、選択結果に応じてデザインパートナーを1つ選定する。
次に、センタシステム10の見積処理手段11dは、クライアントに見積に必要な情報である見積情報を入力させ、入力項目(見積情報)を受信したら、それを選定したデザインパートナーに送信する。
次に、センタシステム10の合意確定支援手段11bは、当該デザインパートナーが返信した見積に対してクライアントが合意したか否かを表す情報である見積合意可否情報を受け付ける。そして、見積合意可否情報に基づき合意を確定させる。さらに、見積合意後も必要な場合にデザイン修正手段11cがオンライン会議を行って同期的にデザインの修正作業を行う。これら情報処理について、以下、さらに詳しく説明する。
[情報処理]
以下、センタシステム10による情報処理の流れについて説明する。本実施形態においては、(1)デザインパートナーの決定、(2)見積確定、(3)細かいデザインの詰め、という3段階で発注者であるクライアントの発注を校了まで持っていく。
以下、センタシステム10による情報処理の流れについて説明する。本実施形態においては、(1)デザインパートナーの決定、(2)見積確定、(3)細かいデザインの詰め、という3段階で発注者であるクライアントの発注を校了まで持っていく。
図4に、デザインパートナーの決定から見積決定まで行い、初稿のデザインの確認をするまでの流れを示す。また、図5に、初稿のデザインの確認から校了までの流れを示す。
まず、図4を参照して、見積もり依頼のフロー(クライアント→システム→デザインパートナー)について説明する。図4において、センタシステム10は、クライアントデバイス20uにユーザインターフェイスを提供している状態から始まる。システムは、まず、何を作成するのかをユーザインターフェイスを介してクライアントに選択させる。クライアントはまず「制作物」を選択する(不図示)。
すると、システムは、制作物に関連付けられた入力項目を表示するので、クライアントはその入力項目について希望のもので埋めていく(あるいは選択する)(図4におけるS101)。入力項目の例としては、タイトル、目的、使用方法、客層、希望納期、等である。さらに、具体的内容の項目としては、サイズ、色、用途、指定方法、希望納期、等である。これらは、作成依頼する作成物によって変わりうる。
S101においてクライアントが入力を行うユーザインターフェイスを制作物情報入力画面と呼ぶ。図6に制作物情報入力画面の例を示す。
制作物情報の入力とともにデザイナを探す旨の指示を受けたセンタシステム10は、まず、デザインパートナーの候補を選択肢としてクライアントに提示するか否か判断する(S202)。1のデザインパートナーのみを選定する場合は、さらに具体的な見積情報の入力を促す画面をクライアントに提示する(S102のNo、S105、S106)。
一方で、デザインパートナーの候補を選択肢としてユーザに提示する場合は、クライアントにデザインパートナーの候補を選択肢として提示した後、クライアントによる選択を待って、入力された選択に基づいて1のデザインパートナーを選定し、さらに具体的な見積情報の入力を促す画面をクライアントに提示する(S102のYes、S103〜S106)。
S106で入力される見積情報は、制作物概要情報であって、制作物のデザインに取りかかれる程度に具体的な、デザインの制作に必要な情報である。制作物概要情報は、制作物の要件を定義した情報である。図7に、入力された見積情報の内容確認を行う画面の例を示す。
見積情報の入力を受け付けたシステムは、受け付けた情報を、所定のデザインパートナーに受け渡す(S107)。このとき、デザインパートナーに受け渡す情報は、クライアントの情報、クライアントから受け付けた見積依頼、及びそれに関連付けられた作成物とそれに関連付けられた入力項目に入力された情報である。受け渡しの具体的方法としては、情報をメール等で送信しても良いし、デザインパートナー専用画面にその旨を新着として表示する形でも良い。
デザインパートナーは受け渡された情報をもとに、デザイン見積もりを行う。よって、この受け渡される情報はラフ図作成及び見積もりを行うに足る情報である必要がある。そして、それらの情報に基づいてデザインパートナーは自らの技術によりラフ図を作成する(S108〜S110)。
引き続き図4を参照して、ラフ図・見積結果の送付フロー(デザインパートナー→システム→クライアント)について説明する。図4において、デザインパートナーがシステムに対して作成したラフ図と見積もりを登録すると、センタシステム10がこれを登録する(S111)。
ここでデザインパートナーに提供するユーザインターフェイスとしては、ラフ図(JPG等の画像ファイル、もしくはPDF等)を貼り付ける(添付できる)機能と、その説明欄となるテキストボックス、及び見積もり情報(結果)を記入する欄が必要である。見積もり情報(結果)は、例えば納期(工数)、金額、その他必要な何かである。基本的にシステムを介してクライアントに通知するので、現物を送るようなことは考えられていない。
システムは、デザインパートナーから受け付けたラフ図及びその付帯情報一式を、クライアントに対して表示するための情報を持つ。クライアントに見せるため、ラフ図と見積もり結果が登録された旨をメールなどで通知して当該ラフ図等の画面に誘導してもよいし、クライアントの個人ページに新着として表示させることも考えられる。添付ファイルとして表示してもよいし、直接画面に表示してクライアントに見せても良い(S112)。
なお、複数のデザインパートナーに見積依頼を送付したときは、その専用フローが必要となる。ラフ図の登録までの制限時間を設ける、登録された順に表示、待ってから表示などいろいろバリエーションが考えられる。
見積を行ったデザインパートナーには、図8に示すような見積確認画面を表示してもよい。
引き続き図4を参照して、クライアントによるラフ図の確認の通知のフロー(クライアント→システム→デザインパートナー)について説明する。図4において、クライアントは、登録されて通知された、デザインパートナーが作成したラフ図について内容を確認する(S113)。
システムは、見積を返信したデザインパートナーの中からクライアントが1を選ぶことのできるユーザインターフェイスである「選択確認画面」を表示する。表示画面の中に、クライアントによる確認機能を備えるボタンを表示させ、押されると確認処理が完了し、確認された旨がシステムへ送信される。確認ボタンと共にコメント入力欄があっても良い(S114、S115)。図9に、選択確認画面の例を示す。
なお、確認は承認機能と連動されてもよく、決済権限を持つ人へ承認依頼をする機能を合わせて備えることができる。また、確認でNGの場合もあるので、了承する場合のボタンと了承しない場合のボタンを設ける必要がある。クライアントが見積に合意しない場合(S115のNo)、再びクライアントにデザインパートナーを探させる画面(制作物情報入力画面(図6))に遷移する。
了承する場合のボタンがクライアントによって押されると、システムはその旨の情報及びそれに関係付けられたコメント情報を受け付ける(S115のYes)。クライアントが見積に合意した場合、その旨を示す情報である見積合意可否情報がセンタシステム10に送信される。見積合意の通知をクライアントデバイス20uから受信したセンタシステム10は、選択されたデザインパートナーを「合意パートナー」として登録する(S116)。
そして、了承したラフ図・見積もりを出したデザインパートナーに対し、了承を得た旨の情報及び制作物詳細情報を送信する。これが正式発注となる(S117)。情報の受け渡しは、電子メールによる直接的な送信、あるいは、システムが用意しているデザインパートナー専用画面に通知して表示する形などが検討される。
制作物詳細情報は、S106にてクライアントがシステムを介して選定されたデザインパートナーに渡した制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した情報である。
引き続き図4を参照して、デザインパートナーによる確認とその後の制作と登録(デザインパートナー→システム→クライアント)について説明する。
デザインパートナーは、クライアントにより了承を得た旨の情報をシステムからの通知(あるいはログインしたデザインパートナー専用画面)により確認し、その確認処理(ボタンを押すと確認したフラグが立つ)を行った後(S118)、実際の作成物のデザイン制作にとりかかる(S119)。なお、確認ボタンを推して制作段階に入ると、その旨の情報をシステムが受付けて、クライアントに何らかの形で通知することができる。
デザインパートナーは、基本的には出した見積もりにて作業を行うこととなる。デザインパートナーは制作が完了すると、納品物をシステムに登録する(S120)。納品物についてはコメントを付記することができる。システムが表示する項目としては、登録のための機能(添付ファイルとして登録する機能)、及びテキスト入力用のテキストボックスが少なくとも必要である。
センタシステム10に初稿にあたるデザイン及びそれに付帯する情報が入力されると、センタシステム10がそれを登録する(S121)。センタシステム10は、登録された旨及び登録されたデザインをクライアントに送信ないし通知する。クライアントはそれを確認する(S122)。このようにして初稿が確認される。
次に、初稿確認後の細かいデザインの詰めについて、図5を参照しながら説明する。図5において、デザイン確認後のクライアントは、修正がある場合(S123のYes)、修正指示を行うか否かを決定させるためのユーザインターフェイス画面が表示されるのでそれに従って修正指示を行うか否かを決定する(S124)。
修正指示を行う場合、クライアントは、ユーザインターフェイス画面に修正指示を入力する。その結果、センタシステム10に修正コメントが送信されるため、センタシステム10は修正コメントを受け付けてデザインパートナーに送信する(S125)。デザインパートナーはデザインを修正した後、修正したデザインを登録する(S126)。修正されたデザインは、クライアントにより再び確認されるところとなる(S122)。
修正指示を行わない場合、クライアントは、オンライン会議を開始する選択肢が与えられる(S127)。オンライン会議を開始する場合(S126のYes)、その旨がセンタシステム10に入力・送信される。受信したセンタシステム10は、オンライン会議の参加依頼をデザインパートナーに送信し、オンライン会議を開始する(S128)。
見積までの処理、初稿の作成、デザイン修正処理(S126)がいずれも非同期の処理(クライアントとデザインパートナーが同時に行う必要のある作業ではない)であるのに対し、オンライン会議は、同期処理である。オンライン会議を「リアルタイム・コミュニケーション」とも呼ぶ。図10に、リアルタイム・コミュニケーション・サポート画面の例を示す。
図10に示すようなリアルタイムのやりとりを経て、同期的に修正依頼及びデザイン修正を行い、校了に至る(S132)。
なお、初稿又は非同期的なデザイン修正(S126)によって修正がないと判断された場合も(S123のNo)、それで校了となる(S131)。
本実施形態によれば、クライアントが所望する制作物に関する簡単な情報である制作物情報を、クライアントがセンタシステム10に送ると、センタシステム10のデザインパートナー選定手段11aが当該制作物情報に基づき、適切なデザインパートナーを1つ選定する。あるいは、適切なデザインパートナーの候補を選び、クライアントに選択させ、選択結果に応じてデザインパートナーを1つ選定する。
次に、センタシステム10の見積処理手段11dは、クライアントに見積に必要な情報である見積情報を入力させ、入力項目(見積情報)を受信したら、それを選定したデザインパートナーに送信する。
次に、センタシステム10の合意確定支援手段11bは、当該デザインパートナーが返信した見積に対してクライアントが合意したか否かを表す情報である見積合意可否情報を受け付ける。そして、見積合意可否情報に基づき合意を確定させる。さらに、見積合意後も必要な場合にデザイン修正手段11cがオンライン会議を行って同期的にデザインの修正作業を行う。したがって、本実施形態によるクライアントとデザイナの仲介をするセンタシステム10によれば、クライアントとデザイナとが段階的に合意を形成しながらクライアントが納得のいく成果物を得ることが可能である。
なお、クライアントデバイス20uには、クライアント向けのユーザインターフェイスを表示するクライアントアプリケーションがインストールされている。一方で、クライアントデバイス20a,b,cには、デザインパートナー向けのユーザインターフェイスを表示するクライアントアプリケーションがインストールされている。ただし、クラウドプリンティングシステム100のユーザインターフェイスをウェブアプリケーションとして構成した場合はこの限りではない。
10 センタシステム
11 基盤システム
11a デザインパートナー選定手段
11b 合意確定支援手段
11c デザイン修正手段
11d 見積処理手段
12 ユーザ連携機能
13 デザイン連携機能
14 ユーザデータベース
15 デザイナデータベース
16 印刷データベース
20 クライアントデバイス
11 基盤システム
11a デザインパートナー選定手段
11b 合意確定支援手段
11c デザイン修正手段
11d 見積処理手段
12 ユーザ連携機能
13 デザイン連携機能
14 ユーザデータベース
15 デザイナデータベース
16 印刷データベース
20 クライアントデバイス
Claims (5)
- クライアントに入力ユーザインターフェイスを提供するユーザインターフェイス提供手段と、
前記入力ユーザインターフェイスにより得られたクライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定手段と、
前記選定したデザインパートナーに対して前記制作物の要件を定義した制作物概要情報を見積依頼とともに送信し、前記選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、クライアントへ送信する見積処理手段と、
クライアントから見積合意可否情報を受け付けて当該可否情報に基づき合意を確定させる合意確定支援手段と、
見積合意後にクライアントから受信した、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ作成支援装置。 - 前記デザインパートナー選定手段が選定するデザインパートナーが複数であって、
前記ユーザインターフェイス提供手段は、選定した複数のデザインパートナーの情報を前記クライアントに表示し、そのうち1つを選択させる入力ユーザインターフェイスを提供することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ作成支援装置。 - クライアントによるデザインの修正指示を受け付け、前記合意が確定されたデザインパートナーに対して、当該修正指示を送信する修正コメント受付手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツ作成支援装置。
- コンピュータシステムによるコンテンツ作成支援方法であって、
クライアントに入力ユーザインターフェイスを提供するユーザインターフェイス提供工程と、
前記入力ユーザインターフェイスにより得られたクライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定工程と、
前記選定したデザインパートナーに対して前記制作物の要件を定義した制作物概要情報を見積依頼とともに送信し、前記選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、クライアントへ送信する見積処理手段と、
クライアントから見積合意可否情報を受け付けて当該可否情報に基づき合意を確定させる合意確定支援工程と、
見積合意後にクライアントから受信した、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正工程と、
を含むことを特徴とするコンテンツ作成支援方法。 - コンピュータシステムに、
クライアントに入力ユーザインターフェイスを提供するユーザインターフェイス提供処理と、
前記入力ユーザインターフェイスにより得られたクライアントの入力による制作物情報に基づいて複数のデザインパートナーからデザインパートナーを選定するデザインパートナー選定処理と、
前記選定したデザインパートナーに対して前記制作物の要件を定義した制作物概要情報を見積依頼とともに送信し、前記選定したデザインパートナーによる見積結果情報を受信し、クライアントへ送信する見積処理と、
クライアントから見積合意可否情報を受け付けて当該可否情報に基づき合意を確定させる合意確定支援処理と、
見積合意後にクライアントから受信した、前記制作物概要情報よりも詳細な要件を定義した制作物詳細情報に基づいて制作されたデザイン情報に対するクライアントの修正指示及びデザインパートナーの修正反映を同期的に実行するデザイン修正処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (2)
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2012
- 2012-03-19 JP JP2012061438A patent/JP2013196247A/ja active Pending
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