JP2013195412A - 板厚測定装置及び板厚測定方法 - Google Patents

板厚測定装置及び板厚測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で、作業者に負担をかけることなく板厚を測定することができる、板厚測定装置、及び板厚測定方法を提供する。
【解決手段】穴径を測定する測定部12を有し、前記測定部12が前記被加工材4に設けられた穴5に挿入された場合に、前記測定部12により穴径を測定し、穴径データを生成する、穴径測定機構11と、前記測定部12が前記穴5に挿入された場合に、前記被加工材4の主面26から前記測定部12までの深さを測定し、深さデータを生成する、深さ測定機構15と、前記穴径測定機構11を、前記測定部12が前記被加工材4の主面26側から裏面27側に到達するように、移動可能に支持する、支持機構14と、前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記被加工材4の板厚を算出し、板厚データを生成する、制御装置16とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、板厚測定装置及び板厚測定方法に関する。
複合材が、注目されている。複合材は、複数の材料が重ね合わされた材料である。例えば、航空機の機体に用いられる材料は、強度、及び重量等の観点から、アルミニウムから複合材(例えば、CFRP;炭素繊維強化プラスチック等)に切り替わりつつある。
しかしながら、複合材を製造する為には、複数の材料を重ね合わせる必要がある。そのため、複合材の厚みのばらつきは、金属材料のそれよりも大きくなりやすい。
図1は、航空機の機体製造に用いられる被加工材4の一部を概略的に示す断面図である。この被加工材4は、第1部材1、及び第2部材3を有している。第1部材1は、複合材であり、例えば、炭素繊維強化プラスチック材(CFRP材)である。第2部材3は、例えば、複合材、アルミニウム材、及びチタン材等である。第1部材1及び第2部材3は、それぞれ、板状である。第1部材1及び第2部材3は、積層されている。上述のように、複合材である第1部材1の厚みは、ばらつき易い。そこで、被加工材4の板厚を調節する為に、第1部材1と第2部材3との間には、シム2が挿入されている。被加工材1には、第1部材1と第2部材3とを結合させるため、ファスナー用穴5が設けられている。ファスナー用穴5には、ファスナー6が挿入されている。ファスナー6は、ナット7によって締め付けられている。これにより、第1部材1と第2部材3とが、結合されている。
機体重量を低減するために、ファスナー6の結合余長は、細かく決められている。したがって、製造時には、被加工材4にファスナー用穴5が設けられた後、被加工材4の厚さが測定される。図2は、厚さ測定時における被加工材4を示す概略断面図である。厚さを測定するために、グリップゲージ8が用いられる。すなわち、作業者は、グリップゲージ8をファスナー用穴5に挿入することにより、被加工材4の厚みを測定する。測定結果に基づいて、ファスナー用穴5に挿入した場合に予め決められた長さだけ突き出すようなサイズを有するファスナー6(結合余長が予め決められた長さになるようなファスナー6)が、選択される。選択されたファスナー6がファスナー用穴5に挿入され、ナットによって締め付けられる。これにより、被加工材4が締結される。
貫通穴の計測に関連する技術として、特許文献1(特開2005−283267号公報)には、貫通孔計測装置が開示されている。この貫通孔計測装置は、所定の厚みを有するワークに形成された貫通孔を撮影してステレオ画像を取得する画像取得装置と、この取得した画像を処理する画像処理装置を備える。画像処理装置は、ワークの画像取得面である表面側に位置する貫通穴の表面輪郭と、ワークの裏面側に位置する貫通穴の裏面側輪郭との三次元形状を抽出する輪郭形状抽出手段と、抽出した各輪郭形状の夫々対応する特徴点の三次元位置情報を検出する特徴点検出手段と、検出したそれぞれ対応する特徴点の三次元位置情報に基づいて貫通孔の位置およびその貫通方向を算出する貫通孔情報算出手段と、を備える。
特開2005−283267号公報
図2に示したように、グリップゲージ8を用いる場合には、作業者がグリップケージ8をファスナー用穴5に挿入しなければならず、作業者に加わる負担が大きくなってしまう。
一方、特許文献1には、複合材を有する被加工材の板厚を測定する点についての記載はない。また、特許文献1に記載された貫通孔計測装置は、画像処理装置が必要であり、高価になってしまう。
本発明に係る板厚測定装置は、複合材を含む被加工材の板厚を測定する装置である。板厚測定装置は、穴径を測定する測定部を有し、前記測定部が前記被加工材に設けられた穴に挿入された場合に、前記測定部により穴径を連続的に測定し、穴径データを生成する、穴径測定機構と、前記測定部が前記穴に挿入された場合に、前記被加工材の主面から前記測定部までの深さを測定し、深さデータを生成する、深さ測定機構と、前記穴径測定機構を、前記測定部が前記被加工材の主面側から裏面側に到達するように、移動可能に支持する、支持機構と、前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記被加工材の板厚を算出し、板厚データを生成する、制御装置を具備する。
本発明に係る板厚測定方法は、複合材を含む被加工材の板厚を測定する方法である。板厚測定方法は、穴径を測定する測定部を前記被加工材に設けられた穴に挿入し、前記被加工材の主面側から裏面側に到達するように、移動させることにより、穴の穴径を連続的に測定し、穴径データを生成するステップと、前記被加工材の主面から前記測定部までの深さを測定し、深さデータを生成するステップと、前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記被加工材の板厚を算出し、板厚データを生成するステップとを具備する。
本発明によれば、安価で、作業者に負担をかけることなく板厚を測定することができる、板厚測定装置、及び板厚測定方法が提供される。
航空機の機体製造に用いられる被加工材の一部を概略的に示す断面図である。 厚さ測定時における被加工材を示す概略断面図である。 実施形態に係る板厚測定装置を有する加工システムを示すブロック図である。 板厚測定装置を側方から見たときの概略図である。 板厚測定装置を、図4に示される方向Aから見たときの概略図である。 測定部の一例を示す断面図である。 測定部の高さがプレッシャフットの下面の高さに一致している状態を示す図である。 測定部の下降時における状態を示す断面図である。 下降時の測定部を、裏面側から見たときの図である。 回転後に、測定部を裏面側から見たときの図である。 穴径データと深さデータとの対応関係を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図3は、本実施形態に係る板厚測定装置9を有する加工システムを示すブロック図である。この加工システムは、航空機の機体に用いられる材料(以下、被加工材)を加工する為に用いられる。加工システムは、被加工材にファスナー用穴を形成し、ファスナー用穴にファスナーを挿入し、被加工材を締結する機能を有している。尚、被加工材は、図1に示した例と同様に、第1部材と第2部材とが積層された構造を有し、第1部材は複合材(炭素繊維強化プラスチック材)である。
図3に示されるように、加工システムは、穴あけ装置(板厚測定装置9)、品質管理サーバ22、ファスナー選択装置23、及びファスナー組みつけ装置24を備えている。穴あけ装置(板厚測定装置9)は、被加工材を加工し、ファスナー用穴を形成する。また、穴あけ装置(板厚測定装置9)は、ファスナー用穴の形状を測定し、形状データを生成する。穴あけ装置(板厚測定装置9)は、ファスナー用穴の形成後に、板厚データを生成する。更に、品質管理サーバ22は、板厚測定装置9から、板厚データ及び形状データを取得し、これらを穴計測データとしてファスナー選択装置23に通知する。ファスナー選択装置23は、穴計測データに基づいて、最適なサイズのファスナーを選択する。ファスナー組みつけ装置24は、選択されたファスナーを被加工材のファスナー用穴に挿入し、被加工材を締結する。
本実施形態では、このうち、板厚測定装置9が工夫されている。以下、板厚測定装置9の構成を詳述する。
図4は、板厚測定装置9を側方から見たときの概略図である。また、図5は、板厚測定装置9を、図4に示される方向Aから見たときの概略図である。図4及び図5に示されるように、板厚測定装置9は、支持機構14、プレッシャフット13、穴径測定機構11、リニアスケール15(深さ測定機構)、制御装置16(図4参照)、及びスピンドルドリル10(ドリル機構、図5参照)を備えている。
支持機構14は、プレッシャフット13、穴径測定機構11、リニアスケール15、及びスピンドルドリル10を支持する機能を有している。支持機構14は、プレッシャフット13、穴径測定機構11、及びスピンドルドリル10を、昇降可能に支持(第1方向に移動可能になるように支持)している。第1方向とは、被加工材に対して垂直になる方向である。また、図5に示されるように、支持機構14は、穴径測定機構11及びスピンドルドリル10を、横方向(第1方向に直交する第2方向)においても移動可能になるように、支持している。横方向に穴径測定機構11及びスピンドルドリル10を移動させることにより、穴径測定機構11をプレッシャフット13上に位置させることも可能であるし、スピンドルドリル10をプレッシャフット13上に位置させることも可能である。
プレッシャフット13は、被加工材4を押さえる部分である。図4に示されるように、被加工材4は、主面26及び裏面27を有している。プレッシャフット13は、支持機構14により、主面26に当接させられ、これによって被加工材4を押さえつける。また、プレッシャフット13には、開口25が設けられている。開口25は、スピンドルドリル10による加工、及び、穴径測定機構11による測定のために設けられている。
スピンドルドリル10(図5参照)は、被加工材4にファスナー用穴5を形成するために設けられている。スピンドルドリル10をプレッシャフット13の真上に移動させ、開口25に挿入することにより、被加工材4が加工される。これにより、主面26から裏面27に向けて貫通するように、ファスナー用穴5を形成することができる。
穴径測定機構11は、ファスナー用穴5の穴径を測定する機能を有している。穴径測定機構11は、ファスナー用穴5に挿入される測定部12を有している。穴径測定機構11は、測定部12が挿入された部分の穴径を連続的に測定する。すなわち、穴径測定機構11を、プレッシャフット13の真上に移動させ、開口25を介してファスナー用穴5に測定部12を挿入することにより、穴径を測定することができる。
図6は、測定部12の一例を示す断面図である。図6には、測定部12が、プランジャー機構を有している場合の例が示されている。図6に示される例において、測定部12は、筒部18、及び一対の板バネ19を有している。一対の板バネ19は、筒部18内に設けられ、筒部18によって支持されている。筒部18の側面には、一対の開口29が設けられている。一対の開口29は、互いに反対側を向くように、設けられている。一対の板バネ19には、それぞれ、突起部20が設けられている。一対の突起部20は、一対の開口29から突き出るように、伸びている。また、筒部18には、ロッド17が、第1方向に沿って移動可能となるように、支持されている。ロッド17の下端部には、テーパー部21が形成されている。テーパー部21においては、下端側ほどロッド17の径が小さくなっている。一対の板バネ19は、テーパー部21に当接している。
図6に示される例の場合、測定部12をファスナー用穴5に挿入すると、一対の突起部20が、ファスナー用穴5の内壁に押され、内側に変位する。その結果、一対の板バネ19が内側に押され、ロッド17が上昇する。ロッド17の変位量は、ファスナー用穴5の穴径に依存する。従って、第1方向におけるロッド17の変位量を、図示しないセンサにより測定することにより、ファスナー用穴5の穴径を求めることができる。
リニアスケール15(図4参照)は、測定部12がファスナー用穴5に挿入された場合に、測定部12の第1方向への移動距離を測定する為に設けられている。リニアスケール15は、プレッシャフット13に対する穴径測定機構11の相対的な高さを測定する機能を有している。図7は、測定部12の高さがプレッシャフット13の下面の高さに一致している状態を示す図である。このときの穴径測定機構11の位置が、基準位置に設定される。測定部12がファスナー用穴5に挿入されると、リニアスケール15により、穴径測定機構11の位置が基準位置からどれだけ変化したのかが、測定される。測定結果に基づいて、測定部12の深さ(主面26からの深さ)を求めることが可能である。
制御装置16は、支持機構14、スピンドルドリル10、プレッシャフット13、及び穴径測定機構11の動作を制御する機能を有している。また、制御装置16は、穴径測定機構11から穴径の測定結果を示すデータを、穴径データとして取得する。更に、リニアスケール15から、測定部12の深さを示すデータを、深さデータとして取得する。更に、制御装置16は、穴径データ及び深さデータに基づいて、被加工材4の板厚を算出し、板厚データを生成する機能を有している。
制御装置16は、例えば、コンピュータにより実現される。すなわち、例えば、図示しないCPUが、図示しないROMなどに格納された板厚測定プログラムを実行することにより、制御装置16が実現される。
続いて、本実施形態に係る板厚測定装置9の動作方法を説明する。
まず、板厚測定装置9が、被加工材4の主面26上に配置される。次いで、プレッシャフット13が主面26に当接するように、制御装置16により、支持機構14の動作が制御される。次いで、スピンドルドリル10を用いて、開口25を介して、被加工材4が加工され、ファスナー用穴5が形成される。
続いて、穴径測定機構11が、ファスナー用穴5の真上に位置するように、支持機構14の動作が制御される。更に、穴径測定機構11が下降するように、支持機構14の動作が制御される。これにより、測定部12が、主面26側から、ファスナー用穴5に挿入される。図8は、測定部12の下降時における状態を示す断面図である。図8に示されるように、制御装置16により支持機構14が制御され、測定部12が裏面27側から突き出るまで、穴径測定機構11が下降させられる。
下降時には、測定部12により、ファスナー用穴5の穴径が連続的に測定され、穴径データとして制御装置16に通知される。また、下降時には、リニアスケール15により測定部12の深さが測定され、深さデータとして制御装置16に通知される。
下降後、支持機構14は、穴径測定機構11を、第1方向を軸として、90°回転させる。図9Aは、下降時の測定部12を、裏面27側から見たときの図である。図9Aに示されるように、下降時には、一対の突起部20が、線aに沿って並んでいる。すなわち、下降時には、線aに沿う穴径が、連続的に測定される。一方、図9Bは、回転後の測定部12を裏面27側から見たときの図である。図9Bに示されるように、穴径測定機構11を90°回転させることにより、一対の突起部20は、線aに直交する線bに沿って並ぶことになる。
回転後、測定部12が主面26側から引き出されるように、穴径測定機構11が上昇させられる。この際、下降時と同様に、穴径および深さが連続的に測定され、穴径データ及び深さデータが制御装置16に通知される。上昇時には、線bに沿う穴径が測定されることになる。
上昇後、制御装置16が、穴径データ及び深さデータに基づいて、被加工材4の板厚を算出する。図10は、穴径と深さとの対応関係を示すグラフである。図10において、縦軸は穴径であり、横軸は、深さである。図10には、測定部12の下降時における測定結果(0°)と、上昇時における測定結果(90°)とが示されている。図10に示されるように、測定部12が裏面27から突き出ると、測定部12による測定結果の値がふりきれる。そこで、制御装置16は、穴径の測定値を予め定められたしきい値と比較し、しきい値を超えるような深さを求めることにより、被加工材4の板厚を算出する。制御装置16は、算出結果を示す板厚データを生成し、品質管理サーバ22に通知する。すなわち、図3に示したように、制御装置16を含む板厚測定装置9から、品質管理サーバ22に、板厚データが通知される。また、制御装置16(板厚測定装置9)は、上述の穴径データと深さデータとの対応関係を示すデータを形状データとして、生成し、品質管理サーバ22に通知する。
制御装置16は、図10に示したように、穴径データと深さデータとの対応関係を示すグラフを示す図形データを生成し、表示装置に表示することが好ましい。この際、制御装置16は、どの深さを板厚の測定結果として採用しているのかを示すバー28をグラフに追加し、表示することが好ましい。バー28を表示することにより、作業者は、適切な深さが板厚として算出されているか否かを、一目瞭然に知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、板厚測定装置9により、自動的に板厚を測定される。作業者に要する負担が軽減される。
また、本実施形態では、穴径の測定結果を用いて、板厚を測定することが可能である。すなわち、一工程で、穴径の測定(穴形状の測定)に加え、板厚の測定を行うことも可能となる。穴径の測定とは別工程で板厚の測定を行う場合と比較して、製造工程を短縮することができる。
更に、本実施形態では、支持機構14が、スピンドルドリル10と穴径測定機構11とを移動可能に支持している。そのため、スピンドルドリル10によりファスナー用穴5を形成した後、すぐに、穴径の測定及び板厚の測定を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、下降時及び上昇時のそれぞれにおいて、穴径が測定され、両方の測定結果に基づいて、板厚が算出される。下降時及び上昇時の何れか一方においてのみ穴径が測定される場合と比較して、測定結果の精度を高めることが可能になる。但し、必ずしも下降時及び上昇時のそれぞれにおいて穴径が測定される必要はなく、下降時及び上昇時の何れか一方においてのみ穴径が測定される場合であっても、本発明を適用することは可能である。
尚、本実施形態では、被加工材4が、航空機の機体材料として用いられるものである場合について説明した。但し、被加工材4は、必ずしも航空機用材料に限定されるものではない。被加工材4が複合材を含む材料であり、ファスナーにより締結される材料であれば、本発明を適用することが有効である。
更に、本実施形態では、測定部12が、プランジャー機構(図6参照)を有している場合について説明した。但し、測定部12は、図6に示した構造に限定されるものではない。昇降時に連続的に穴径を測定することが可能であれば、測定部12として、他の構造を有するものが用いられてもよい。
1 第1部材
2 シム
3 第2部材
4 被加工材
5 ファスナー用穴
6 ファスナー
7 ナット
8 グリップゲージ
9 板厚測定装置
10 スピンドルドリル
11 穴径測定機構
12 測定部
13 プレッシャフット
14 支持機構
15 リニアスケール(深さ測定機構)
16 制御装置
17 ロッド
18 筒部
19 板バネ
20 突起部
21 テーパー部
22 品質管理サーバ
23 ファスナー選択装置
24 ファスナー組み付け装置
25 開口
26 主面
27 裏面
28 バー
29 開口

Claims (11)

  1. 複合材を含む被加工材の板厚を測定する板厚測定装置であって、
    穴径を測定する測定部と、
    前記測定部が前記被加工材に設けられた穴に挿入された場合に、前記測定部により穴径を測定し、穴径データを生成する、穴径測定機構と、
    前記測定部が前記穴に挿入された場合に、前記被加工材の主面から前記測定部までの深さを測定し、深さデータを生成する、深さ測定機構と、
    前記穴径測定機構を、前記測定部が前記被加工材の主面側から裏面側に到達するように、移動可能に支持する、支持機構と、
    前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記被加工材の板厚を算出し、板厚データを生成する、制御装置と、
    を具備する
    板厚測定装置。
  2. 請求項1に記載された板厚測定装置であって、
    前記測定部は、昇降時に穴径を連続的に測定可能になるように構成されている
    板厚測定装置。
  3. 請求項1又は2に記載された板厚測定装置であって、
    前記制御装置は、前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、穴径が予め定められた閾値よりも大きくなる部分の深さを認識し、認識結果に基づいて、前記板厚を算出する
    板厚測定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された板厚測定装置であって、
    更に、
    前記支持機構により昇降可能に支持され、前記主面に当接する、プレッシャフット
    を具備し、
    前記深さ測定機構は、前記プレッシャフットの位置と前記穴径測定機構の位置とに基づいて、前記主面から前記測定部までの前記深さを測定する
    板厚測定装置。
  5. 請求項4に記載された板厚測定装置であって、
    前記制御装置は、更に、前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記穴径と前記深さとの関係を示すグラフを図形データとして生成し、前記図形データを表示装置に表示する
    板厚測定装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された板厚測定装置であって、
    前記測定部は、連続して穴径を測定する機構を有している
    板厚測定装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された板厚測定装置であって、
    更に、
    前記支持機構により支持され、前記被加工材に前記穴を形成する、ドリル機構
    を具備する
    板厚測定装置。
  8. 複合材を含む被加工材の板厚を測定する板厚測定方法であって、
    穴径を測定する測定部を前記被加工材に設けられた穴に挿入し、前記被加工材の主面側から裏面側に到達するように、移動させることにより、穴の穴径を連続的に測定し、穴径データを生成するステップと、
    前記穴径データを生成するステップを行ないながら、前記被加工材の主面から前記測定部までの深さを測定し、深さデータを生成するステップと、
    前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記被加工材の板厚を算出し、板厚データを生成するステップと、
    を具備する
    板厚測定方法。
  9. 請求項8に記載された板厚測定方法であって、
    前記板厚データを生成するステップは、前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、穴径が予め定められた閾値よりも大きくなる部分の深さを認識し、認識結果に基づいて、前記板厚を算出するステップを含む
    板厚測定方法。
  10. 請求項8又は9に記載された板厚測定方法であって、
    更に、
    前記穴径データ及び前記深さデータに基づいて、前記穴径と前記深さとの関係を示すグラフを図形データとして生成し、前記図形データを表示装置に表示するステップ、
    を具備する
    板厚測定方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれかに記載された板厚測定方法であって、
    前記測定部は、プランジャー機構を有している
    板厚測定方法。
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