JP2013195297A - てんぷ構造体及び機械式時計 - Google Patents

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    • G04B18/00Mechanisms for setting frequency
    • G04B18/006Mechanisms for setting frequency by adjusting the devices fixed on the balance

Abstract

【課題】 てん輪の往復回動における温度依存性の影響を確実に低減できるてんぷ構造体及びこれを備えた機械式時計を提供する。
【解決手段】 温度補償型てんぷ2をてんぷ構造体無端環状のリム部3と、複数のアームからなるアーム部4と、面がアーム部4の下面と重なり合うように配置され、リム部3及びアーム部4よりも線膨張率の大きい熱変形部5と、アーム及び熱変形部5を上下方向に貫通する貫通孔と、各々が貫通孔に配置された重錘部6と、を備え、重錘部6は、貫通孔を径方向に貫く軸9によって回動可能に軸支される支柱7と、当該支柱7と接続され貫通孔の上部より突出した重錘8と、を有するように構成した。
【選択図】図2

Description

機械式時計の調速機に関し、特に温度補償機能を備えたてんぷ構造体及び当該てんぷ構造体を備えた機械式時計に係る。
てんぷ構造体を構成するてん輪の往復回動の角振動数に係る温度要因は、てん輪の線膨張率、ひげぜんまいの線膨張率、およびひげぜんまいのヤング率の温度係数である。ここで、一般に、線膨張率は正の値、ヤング率の温度係数は負の値となる。
したがって、てん輪は、熱膨張した場合、径が大きくなって慣性モーメントの増大を招き、振動(往復回動)周期が長くなる。また、てん輪は、ヤング率の低下によっても周期が長くなる。つまり、一般の材料でこれらてんぷの構成部品を作製した場合、時計の歩度は遅れとなる。
これら課題を改善する発明の一例として、非特許文献1記載のように、線膨張率の違う2種の材料を貼り合わせ、熱によって変形することで慣性モーメントを変化させるバイメタルてんぷがあった。この文献によると、バイメタルてんぷは、てん輪を完全な閉ループをなす円形にする代わりに、二箇所で分断された円弧状にすると共に、各円弧状てん輪部をバイメタルで形成する。更に、本バイメタルてんぷは、各円弧状てん輪部の一端をてんぷの半径方向延在腕部に固定し、各円弧状てん輪部の他端側を自由端とした構造を有する。
上述の通り、従来のてんぷ構造体では、温度が上がると通常は熱膨張により径が大きくなり、てん輪の実効的な慣性モーメントが増大するのに対して、このバイメタルてんぷでは、温度が上がると円弧状てん輪部の自由端がてんぷの径方向内側に曲がる。その結果、このバイメタルてんぷは、てん輪の実効的な慣性モーメントをひげぜんまいのヤング率の温度係数と相殺する程度に変化させる。したがって、上記バイメタルてんぷは、てん輪の往復回動の角振動数に係る温度要因のうち、線膨張係数があたかも負であるかの如き挙動を示し、全体として、温度の影響がゼロ(0)に近付くため、てんぷ振動の温度依存性の影響を最低限に抑え得る。
しかしながら、このバイメタルてんぷの場合、慣性モーメントの温度依存性の影響が高精度に抑えられるように、二種の材料を選び、当該材料を組み合わせることは容易でない。しかも、当該バイメタルてんぷは、冷間圧延やめっきによって作製されるため製造も容易でない。また、バイメタルてんぷは、てん輪が二箇所で切断された円弧状(切てんぷ)であるので、バランスが取り難い。従って、実際のバイメタルてんぷは、非特許文献1にも示されているように、各円弧状てん輪部にいわゆるチラねじが多数取付けられていて、該チラねじを調整して、てん輪のバランス等を調整する必要がある。結局のところ、当該バイメタルてんぷでは、温度補償に極めて手間がかかり、回転対称性の低下や空気抵抗の増大等に伴う性能の低下を招く虞があった。
Hans Jendritzki著「Watch Adjustment」第2版,2006年,p8
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、てん輪の往復回動における温度依存性の影響を確実に低減できるてんぷ構造体及びこれを備えた機械式時計を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のてんぷ構造体は、無端環状のリム部と、前記リム部を構成する環の径方向に延伸し、両端が当該リム部の内周面に接続され、各々が前記環の中心で交差する複数のアームからなるアーム部と、上面が前記アーム部の下面と重なり合うように配置され、前記リム部及びアーム部よりも線膨張率の大きい熱変形部と、平面視で各々が前記環の中心に対して対称となる位置関係で配置され、前記アーム及び前記熱変形部を上下方向に貫通する貫通孔と、各々が前記貫通孔に配置された重錘部と、を備え、前記重錘部は、前記貫通孔の長手方向に沿って設けられ当該貫通孔を径方向に貫く軸によって回動可能に軸支されるとともに、前記貫通孔の上端近傍に支点を有する支柱と、当該支柱と接続され前記貫通孔の上部より突出した重錘と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に記載のてんぷ構造体は、前記熱変形部、前記リム部、および前記アーム部は、前記環の中心に配置されるてん真軸部において圧入により固定され、二つの線膨張率の異なる部材が積層されてなることを特徴とする。
また、請求項3に記載のてんぷ構造体は、前記重錘部が、てこの原理によって前記熱変形部の熱変形による変形方向と逆の方向に傾くことを特徴とする。
また、請求項4に記載のてんぷ構造体は、前記重錘部が前記熱変形部よりも密度の大きい材料で構成されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記重錘部の支柱が、前記貫通孔に遊挿されてなることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、機械式時計であって、請求項1から4の何れか一項に記載のてんぷ構造体を備えたことを特徴とする。
本発明によると、アーム及び熱変形部を貫通する貫通孔に重錘部が配置されており、重錘部が、軸によって回動可能に軸支され、貫通孔の上端近傍に支点を有する支柱と、貫通孔の上部より突出した重錘と、で構成される。つまり、リム部やアーム部よりも線膨張率の大きい熱変形部が熱膨張すると、熱膨張によってリム部の環の径外周方向へ質量分布が偏って慣性モーメントが変化する。すると、当該熱変形部の熱膨張に応じて、支柱が径外周方向へ引っ張られるので、てこの原理によって支柱が軸を中心に回動して重錘が径内周方向に傾く。その結果、質量分布が内側に偏るように変化するので、慣性モーメントの熱膨張による変化が相殺され、振動周期の温度依存性の影響を軽減することができる。
したがって、本発明は、てん輪の往復回動における温度依存性の影響を確実に低減できるてんぷ構造体及びこれを備えた機械式時計を提供できる。
また、材料の特性を変化させるとき、組成の精密なコントロールが必要であり、また材料の特性は加工率や熱処理の影響を受けやすく、開発までに莫大な時間を要するが、構造的工夫であれば、比較的容易に所望の特性を付加することができる。また特性を変化させることも容易になる。
また、本発明によると、熱変形部とリム部およびアーム部はてん真軸部において圧入により固定され、2つの線膨張率の違う部材が層状に積み重ねられている(接合されてはいない)。つまり、一般にバイメタル材を製造する場合、2種の材料を冷間圧延したり、めっきしたり、手間のかかる工程が必要となる。一方、本発明のてんぷ構造体は、圧入により固定されるとともに積層構造からなるので接合する必要が無く上記した工程が不要であり、製造が比較的容易になる。
また、本発明によると、重錘部がてこの原理によって熱変形部の熱変形による(主たる)変形方向とは逆方向に動くことができる。つまり、一般に物質に熱を加えたとき、その物質は膨張する。このため従来のてん輪は、温度上昇とともに慣性モーメントを増大させる方向へ変形する。一方、重錘部はその膨張の方向と逆方向に傾くため、逆方向に質量分布が偏る結果、慣性モーメントを小さくすることができる。
また、本発明によると、重錘部は熱変形部よりも密度の大きい材料で構成される。つまり、重錘部に熱変形部よりも密度の大きい材料を用いることで、熱変形部の熱膨張によるリム部の環の径外周方向への質量分布の変化(慣性モーメントの変化)を上回る径内周方向への質量分布の変化(慣性モーメントの変化)を与えることができる。
また、本発明によると、支柱が貫通孔に遊挿されることで、熱変形部に重錘部の支柱の可動域が設けられるので、重錘部の支柱が温度変化によって動くだけでなく、熱変形部のてん輪外周部分における質量を小さくすることができ、熱変形による外周付近の質量分布の変化を小さくすることができる。
また、本発明の機械式時計は、前述のような温度補償型てんぷ構造体を備えるので、温度依存性が確実に低減され、てんぷが温度にかかわらず一定周期で振動され得る。従って、機械式時計が温度変化にかかわらず正確な時を刻み得る。
本発明に係る温度補償型てんぷを組込んだ機械式時計の模式図である。 本発明に係る温度補償型てんぷの斜視図である。 本発明に係る温度補償型てんぷの図2中のA−A線に沿った断面図である。 図3に示す温度補償型てんぷの熱膨張によって変形した状態を模式的に示す図である。
以下、図1〜図4を参照して、本発明に係る温度補償型てんぷ及び機械式時計の実施の形態について説明する。
まず、図1は、本発明に係る温度補償型てんぷ2(てんぷ構造体)を備えた機械式時計1を模式的に示した図である。図1に示すように、温度補償型てんぷ2は、機械式時計1における輪列の最終部分に設けられる。そして、温度補償型てんぷ2は、ぜんまいに蓄えられた駆動力によって回転する輪列の速度を一定な振動によって制御し、秒針に1分間に1回転、分針に1時間に1回転の正確な回転速度を与える。
次に、図2は、本実施の形態における温度補償型てんぷ2の斜視図であり、図3は、図2に示すA−A断面線に沿った縦断面図である。なお、便宜上、図2〜図4では、アーム部の中心上部に備わるてん真の図示を省略する。
本実施の形態における温度補償型てんぷ2は、図2及び図3に示すように、環状のリム部3と、当該リム部3の環内部に備わるアーム部4と、そのアーム部4の下部に層状に配置された熱変形部5と、熱変形部5を幅方向に亘って貫く軸9に接続され、上部がアーム部4の上面から突出する重錘部6と、を備えて構成される。
リム部3は、無端環状に形成された部材であり、スーパーインバー材やセラミックス材等の線膨張係数の小さな(もしくは負の)材料によって形成される。
アーム部4は、リム部3の内周面に向かって放射状に延伸した形状からなる2本のアームである。当該2本のアームは、リム部3の環の中心で交差して一体化されるとともに、両端がリム部3の内周面に接続されることで、リム部3と一体に形成されてなる。また、アーム部4の中心部には、上下方向にわたって延伸したてん真軸部11が備わる。
なお、アーム部4は、アーム各々を別体で形成した後、接合・固着して形成しても良い。また、アーム部4は、リム部3と同様に線膨張率の小さな材料で形成されることが望ましい。また、アーム部4を構成するアームの本数は、形状を保てる強度を確保できれば何本であっても良い。さらに、アーム部4は、後述する重錘部6の軸部分を貫通させるための貫通孔が上下面に亘って設けられる。当該貫通孔には、てこの支点となり且つ重錘部6を把持するための支点10が形成されてなる。当該支点10は、例えば図3に示すように、貫通孔の径方向中心に向かって突出し、支柱7と点接触可能な断面視三角形状の部材からなる。ここで、貫通孔は、平面視でリム部3の環の中心に対して対称となる位置関係で対になって配置される。
熱変形部5は、アーム部4の下部に沿うように配置される。つまり、熱変形部5は、アーム部4と同様に、リム部3の内周面に向かって放射状に延伸した形状からなる複数のアームである。当該熱変形部5は、例えば、黄銅やニッケル鋼(20%ニッケル鋼)などの線膨張率の大きな材料によって構成される。そして、熱変形部5と該リム部3およびアーム部4は、てん真軸部11のみにおいて圧入により固定される。なお、熱変形部5には、アーム部4と噛合するガイド等を設けても良い。
また、熱変形部5には、後述する重錘部6の支柱7を遊挿させるための貫通孔が上下方向に対して形成される。当該貫通孔は、アーム部4の貫通孔と上下に連接される。また、貫通孔は、支柱7が軸9まわりに回動可能なように、支柱7の外形よりも大きく形成されることで、支柱7の可動域が確保される。
重錘部6は、アーム部4の上面から一部が突出するとともに、当該アーム部4を貫通して熱変形部5と接続されるように配置される。当該重錘部6は、例えば、図2に図示される通り、アーム部4や熱変形部5の貫通孔の長手方向に沿って設けられた四角柱状の支柱7と、当該支柱7の上面に接続された円柱状の重錘8と、で構成される(つまり、図3に示すような断面図でT字状からなる)。そして、支柱7は、アーム部4や熱変形部5の貫通孔内に配置されるとともに、貫通孔を径方向に貫く軸9により回動可能に軸支される。
ここで、支柱7と重錘8とは、一体成形されたものであっても良いし、各々を別体で成形した後に接合・固着して一体化しても良い。なお、支柱7と重錘8の形状は、特に上述の形状に限られるものではなく、重錘部6としての機能を満たし、てこの動きに対する強度が保たれる形状であれば良い。具体的には、例えば、支柱7を円柱状とし、重錘8を球状としても良い。
また、重錘部6は、例えば、金やプラチナ、タングステン等の熱変形部5よりも密度の高い材料によって構成される。これは、重錘部6の傾きによる質量分布の変化が、熱変形部5の膨張または収縮による質量分布の変化を上回る必要があるためである。つまり、重錘部6は、支柱7の長さと重錘8の質量によって、温度補償効果が変わるため、取付けるひげぜんまいの特性によって適宜に、最適な材料選択や寸法設計をする必要がある。ここで、支柱7と重錘8を別体で成形する場合においては、各々の構成材料を変えても良い。
具体的には、例えば、重錘8を密度の高い材料とし、支柱7を鉄鋼材料等の強度の高い材料とすることもできる。さらに、重錘部6は、熱変形部5を水平に貫通する軸9で、この軸9を中心に回動可動なように軸支されているので、熱変形部5の膨張・収縮に伴いアーム部4の貫通孔の上端近傍を支点10として角度を変化させることができる。このため、熱による熱変形部5の膨張・収縮で重錘部6の角度が変わることを利用して、てんぷ構造体の振動(往復回動)周期がなるべく一定になるように、てん輪全体の慣性モーメントを温度で変化させることができる。
(温度補償機構について)
以下に、温度補償型てんぷ2によるてんぷ構造体の振動(往復回動)周期の補正機構について図3及び図4を用いて説明する。
図3で示した通り、温度変化前の状態において、重錘部6は、支柱7がアーム部4及び熱変形部5の貫通孔に遊挿され、軸9によって熱変形部5に軸支される。また、重錘部6は、支柱7の一部が支点10によって把持されている。
そのため、図4に示すように、温度変化によって熱変形部5が膨張すると、支柱7の軸9との接続部分がリム部3の環の径外周方向に引っ張られるので、てこの原理によって重錘8が径内周方向(図4に示す矢印の方向)に傾く。その結果、温度補償型てんぷ2全体の質量分布が内側に偏るように変化するので、温度補償型てんぷ2は、てん輪の慣性モーメントが小さくなって振動周期が短くなる。
逆に、温度変化によって熱変形部5が収縮したとき、支柱7の軸9との接続部分はリム部3の環の径内周方向に引っ張られるので、てこの原理によって重錘8が径外周方向(図4に示す矢印と反対の方向)へと傾く。この結果、温度補償型てんぷ2全体の質量分布が外側に偏るように変化するので、温度補償型てんぷ2は、てん輪の慣性モーメントが大きくなり、温度補償型てんぷ2の振動周期が長くなる。
1 機械式時計
2 温度補償型てんぷ
3 リム部
4 アーム部
5 熱変形部
6 重錘部
7 支柱
8 重錘
9 軸
10 支点
11 てん真軸部

Claims (6)

  1. 無端環状のリム部と、
    前記リム部を構成する環の径方向に延伸し、両端が当該リム部の内周面に接続され、各々が前記環の中心で交差する複数のアームからなるアーム部と、
    上面が前記アーム部の下面と重なり合うように配置され、前記リム部及びアーム部よりも線膨張率の大きい熱変形部と、
    平面視で各々が前記環の中心に対して対称となる位置関係で配置され、前記アーム及び前記熱変形部を上下方向に貫通する貫通孔と、
    各々が前記貫通孔に配置された重錘部と、
    を備え、
    前記重錘部は、前記貫通孔の長手方向に沿って設けられ当該貫通孔を径方向に貫く軸によって回動可能に軸支されるとともに、前記貫通孔の上端近傍に支点を有する支柱と、当該支柱と接続され前記貫通孔の上部より突出した重錘と、を有することを特徴とするてんぷ構造体。
  2. 前記熱変形部、前記リム部、および前記アーム部は、前記環の中心に配置されるてん真軸部において圧入により固定され、二つの線膨張率の異なる部材が積層されてなることを特徴とする請求項1に記載のてんぷ構造体。
  3. 前記重錘部は、てこの原理によって前記熱変形部の熱変形による変形方向と逆の方向に傾くことを特徴とする請求項1又は2に記載のてんぷ構造体。
  4. 前記重錘部は前記熱変形部よりも密度の大きい材料で構成されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のてんぷ構造体。
  5. 前記重錘部の支柱は、前記貫通孔に遊挿されてなることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のてんぷ構造体。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のてんぷ構造体を備えたことを特徴とする機械式時計。
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