JP2013195202A - 渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法 - Google Patents

渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013195202A
JP2013195202A JP2012061918A JP2012061918A JP2013195202A JP 2013195202 A JP2013195202 A JP 2013195202A JP 2012061918 A JP2012061918 A JP 2012061918A JP 2012061918 A JP2012061918 A JP 2012061918A JP 2013195202 A JP2013195202 A JP 2013195202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
eddy current
assumed
current
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012061918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5946086B2 (ja
Inventor
Hisashi Endo
久 遠藤
Akira Nishimizu
亮 西水
Noriyuki Sadaoka
紀行 定岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012061918A priority Critical patent/JP5946086B2/ja
Priority to CA2807917A priority patent/CA2807917C/en
Priority to EP13157958.3A priority patent/EP2642282B1/en
Priority to US13/787,953 priority patent/US9274085B2/en
Publication of JP2013195202A publication Critical patent/JP2013195202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5946086B2 publication Critical patent/JP5946086B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/83Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws by investigating stray magnetic fields
    • G01N27/87Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws by investigating stray magnetic fields using probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
    • G01N27/9013Arrangements for scanning
    • G01N27/902Arrangements for scanning by moving the sensors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】被検査体のより深部の欠陥を検出することができる渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法を提供する。
【解決手段】想定円周線64上に3個以上かつ奇数個の励磁コイル61a〜61eを周方向に等間隔に配置し、想定円周線64の周方向両側に隣り合う励磁コイル61a〜61eに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイル61a〜61eについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるようにし、想定円周線64を含む想定面63上であって想定円周線64よりも内側に配置した検出器62によって、励磁電流の励磁コイル61a〜61eへの印加により生じる磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、検査対象物(被検査体)の表面又は内部の傷や材質変化等の特性変化を検出する渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法に関する。
渦電流検査法は、被検査体の表面に近づけた励磁コイルに時間的に変動する電流(励磁電流)を印加することにより時間的に変化する磁束を生成させ、その磁束によって被検査体に生じる渦電流の変化を検出することにより、被検査体の表面又は内部の傷や材質変化等の特性変化(以下、欠陥と称する)を検出するものである。
渦電流検査法を用いた従来技術として、例えば、特許文献1(特開平05−99901号公報)には、金属の平板等における欠陥の有無及び方向を検出することを目的として、磁心に装着されて一定角度毎に配置される複数個の励磁コイルと、これらの励磁コイルを交流電圧にて振幅変調した信号により励磁し、被検体に対して回転磁束を発生させる手段と、上記各励磁コイルに対応して上記磁心に設けられ、上記被検体から発生する渦電流に基づく磁界を検出する複数個の検出コイルと、これらの検出コイルの出力信号に基づいて被検体の欠陥を検出する探傷手段とを具備した渦電流探傷装置に関する技術が開示されている。
特開平05−99901号公報
ところで、被検査体に生じる欠陥は表面或いは表面付近の内部のみならず、より深部に形成されることも考えられる。したがって、被検査体に対する欠陥検査の信頼性のさらなる向上のために、被検査体のより深部での欠陥検査が求められている。
励磁コイルからの磁束により被検査体に生じる渦電流は、励磁電流の周波数が低くなるほどより深くまで生じるという性質を有しているが、しかしながら、より低い周波数においても被検査体の表面付近からの磁場情報に対して深部の磁場情報が著しく乏しいという課題があり、したがって、被検査体の深部の欠陥検査は非常に困難であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、被検査体のより深部の欠陥を検出することができる渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号を生成し出力する機能を有する本体部と、想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルと、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置され、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器とを有し、前記本体部に対して別体に前記被検査体の表面を移動走査可能に設けられた渦電流検査プローブと、前記基本信号に基づいて、前記渦電流検査プローブにおける前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように励磁電流を生成する励磁電流生成手段とを備えたものとする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記信号生成機能部は、前記本体部と一体的に設けられたものとする。
(3)また、上記(1)において、好ましくは、前記信号生成機能部は、前記渦電流検査プローブと一体的に設けられたものとする。
(4)また、上記(1)において、好ましくは、前記信号生成機能部は、前記本体部あるいは前記渦電流検査プローブと分離して設けるものとする。
(5)さらに、上記(1)において、好ましくは、前記渦電流検査プローブの前記検出器は、前記想定円周線の中心に配置されたものとする。
(6)また、上記(1)において、好ましくは、前記渦電流検査プローブの前記検出器は、前記想定円周線の中心からずれた位置に配置されたものとする。
(7)上記目的を達成するために、本発明は、想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルと、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置され、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器とを有する検出機能部と、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号の出力機能を有する本体部からの前記基本信号に基づいて、前記渦電流検査プローブにおける前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように励磁電流を生成する励磁電流生成手段とを備えたものとする。
(8)また、上記目的を達成するために、本発明は、想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルと、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置され、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器とを有する検出機能部とをそなえた渦電流検査プローブであって、前記複数の励磁コイルには、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号の出力機能を有する本体部からの前記基本信号に基づいて、前記渦電流検査プローブにおける前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように生成された励磁電流が印加されるものとする。
(9)上記(7)又は(8)において、好ましくは、前記検出器は、前記想定円周線の中心に配置されたものとする。
(10)また、上記(7)又は(8)において、好ましくは、前記検出器は、前記想定円周線の中心からずれた位置に配置されたものとする。
(11)上記目的を達成するために、本発明は、想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルに、前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように生成された励磁電流を印加し、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置された検出器により、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出するものとする。
本発明によれば、被検査体のより深部の欠陥を検出することができる。
第1の実施の形態に係る渦電流検査装置の全体構成の概略を示す機能ブロック図である。 渦電流検査装置の渦電流検査プローブにおける励磁コイル及び検出コイルの配置関係を模式的に示す斜視図である。 渦電流検査装置の渦電流検査プローブにおける励磁コイル及び検出コイルの配置関係を模式的に示す平面図である。 渦電流検査プローブの励磁コイルのそれぞれに印加される励磁電流の相対的な関係を示す図である。 時間(0)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す上面図である。 時間(T/6)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す上面図である。 時間(T/3)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す上面図である。 時間(T/2)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す上面図である。 時間(0)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す斜視図である。 時間(T/6)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す斜視図である。 時間(T/3)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す斜視図である。 時間(T/2)において渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す斜視図である。 時間(0)において渦電流検査プローブの下方に配置した検査対象物に生じる渦電流の方向と強さを示す上面図である。 時間(T/6)において渦電流検査プローブの下方に配置した検査対象物に生じる渦電流の方向と強さを示す上面図である。 時間(T/3)において渦電流検査プローブの下方に配置した検査対象物に生じる渦電流の方向と強さを示す上面図である。 時間(T/2)において渦電流検査プローブの下方に配置した検査対象物に生じる渦電流の方向と強さを示す上面図である。 検査体表面からの深さと渦電流強度の関係を示す図である。 被検査体に対する渦電流検査プローブの走査の様子を模式的に示す斜視図である。 被検査体に対する渦電流検査プローブの走査の様子を模式的に示す縦断面図である。 検出信号電圧の実数成分及び虚数成分を走査位置との対応で示す図である。 検出信号電圧の実数成分及び虚数成分をリサージュ図で示す図である。 検出信号の振幅と欠陥深さに関する検量線を示す図である。 第2の実施の形態に係る渦電流検査装置の構成の要部を概略的に示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る渦電流検査装置の全体構成の概略を示す機能ブロック図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る渦電流検査装置の全体構成の概略を示す機能ブロック図である。また、図2は渦電流検査装置の渦電流検査プローブにおける励磁コイル及び検出コイルの配置関係を模式的に示す図であり、図2は斜視図、図3は平面図である。
図1において、本実施の形態の渦電流検査装置は、基本信号の周波数に関する情報を生成し出力する周波数情報出力部1と、周波数情報出力部1からの周波数情報に基づいて、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号を生成し出力する発振器2とを有する基本信号生成手段7と、発振器2からの基本信号に基づいて励磁信号を生成し出力する励磁信号生成手段3と、励磁信号生成手段3からの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成する磁場生成手段4と、磁場生成手段4で生成された磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出手段5とを備えている。
励磁信号生成手段3は、発振器2からの基本信号に基づいて複数(本実施の形態では5つ)の励磁コイル61a〜61e(図2,3参照)のそれぞれに対応して励磁信号を生成する複数の信号生成部3A〜3C,・・・を備えている。なお、図1では、複数の信号生成部3A〜3C,・・・のうち、励磁コイル61a〜61cに対応するもののみ代表して図示している。
励磁信号生成部3Aは、発振器2からの基本信号の振幅を調整する振幅調整部31aと、基本信号の位相を調整して励磁信号として出力する位相調整部32aと、後述する励磁電流測定部43aからの測定結果に基づいて、振幅調整部31a及び位相調整部32aの動作を制御する振幅・位相制御部33aとを備えている。
その他の励磁信号生成部3B,3C,・・・も同様の構成を備えている。すなわち、励磁信号生成部3B,3C,・・・は、それぞれ、発振器2からの基本信号の振幅を調整する振幅調整部31b,31c,・・・と、基本信号の位相を調整して励磁信号として出力する位相調整部32b,32c,・・・と、後述する励磁電流測定部43b,43c,・・・からの励磁電流測定結果に基づいて、振幅調整部31b,31c,・・・及び位相調整部32b,32c,・・・の動作を制御する振幅・位相制御部33b,33c,・・・とを備えている。
磁場生成手段4は、磁場信号生成手段3の励磁信号生成部3A〜3C,・・・からの励磁信号に基づいて、それぞれ磁場を生成する複数の磁場生成部4A〜4C,・・・を備えている。なお、図1では、複数の磁場生成部4A〜4C,・・・のうち、励磁コイル61a〜61cに対応するもののみ代表して図示している。
磁場生成部4Aは、励磁電流に応じた磁場を生成する励磁コイル61aと、励磁信号生成部3Aからの励磁信号の電力を増幅し励磁電流として励磁コイル61aに印加する電力増幅器41aと、電力増幅器41aから励磁コイル61aに印加される励磁電流の振幅成分及び位相成分を検出する励磁電流検出部42aと、励磁電流検出部42aの検出結果から励磁電流の振幅及び位相を測定し、その励磁電流測定結果を励磁信号生成部3Aの位相・振幅制御部33aに出力する励磁電流測定部43aとを備えている。
その他の磁場生成部4B,4C,・・・も同様の構成を備えている。すなわち、磁場生成部4B,4C,・・・は、それぞれ、励磁電流に応じた磁場を生成する励磁コイル61b,61c,・・・と、励磁信号生成部3B,3C,・・・からの励磁信号の電力を増幅し励磁電流として励磁コイル61b,61c,・・・に印加する電力増幅器41b,41c,・・・と、電力増幅器41b,41c,・・・から励磁コイル61b,61c,・・・に印加される励磁電流の振幅成分及び位相成分を検出する励磁電流検出部42b,42c,・・・と、励磁電流検出部42b,42c,・・・の検出結果から励磁電流の振幅及び位相を測定し、その励磁電流測定結果を励磁信号生成部3B,3C,・・・の位相・振幅制御部33b,33c,・・・に出力する励磁電流測定部43b,43c,・・・とを備えている。
検出手段5は、励磁電流の励磁コイル61a〜61c,・・・への印加により生じる磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器としての磁場検出素子62(本実施の形態では、検出コイル)と、磁場検出素子62での検出結果から、被検査体の表面又は内部の傷や材質変化等の特性変化(以下、欠陥と称する)によって生じる磁場分布の変化を抽出する磁場分布評価部51と、磁場分布評価部51での抽出結果を表示する表示部52と、磁場分布評価部51での抽出結果を記憶する記憶部53とを備えている。
なお、本実施の形態では、磁場検出素子62として、検出対象である磁場の変化が急峻となるほど(言い換えると、時間当たりの変化量が大きくなるほど)検出信号(出力電圧)が大きくなる特性を持つコイルを例示したが、これに換えて、磁場の強さをそのまま出力電圧に変換するホールセンサ、MIセンサ(Magneto-Impedance Sensor)、GMRセンサ(Giant Magneto-Resistive Sensor)、AMRセンサ(Anisotropic-Magneto-Resistance Sensor)、TMRセンサ(Tunnel Magneto-Resistance Sensor)、FGセンサ(Flux Gate Sensor)、SQUIDセンサ(Superconducting QUantum Interference Device Sensor)などを用いても良い。
以上において、励磁信号生成手段3、及び、磁場生成手段4の電力増幅器41a〜41c,・・・、励磁電流検出部42a〜42c,・・・、励磁電流測定部43a〜43c,・・・は、基本信号に基づいて励磁電流を生成する励磁電流生成手段を構成している。また、励磁電流生成手段に加え、基本信号生成手段7、及び、検出手段5の磁場分布評価部51、表示部52、記憶部53は、本体部を構成している。さらに、励磁コイル61a〜61b,・・・、及び、磁場検出素子62は、本体部に対して別体に被検査体の表面を移動走査可能に設けられた渦電流検査プローブ6を構成している。
図2において、本実施の形態の渦電流検査プローブ6は、想定円周線64上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個(本実施の形態では5個)の励磁コイル61a〜61eと、想定円周線64を含む想定面63上であって想定円周線64よりも内側に配置され、励磁電流の励磁コイル61a〜61eへの印加により生じる磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器としての検出コイル62とを備えている。
図2では、想定円周線64上に周方向に等間隔に5個の励磁コイル61a〜61eを配置し、想定面63上の想定円周線64の中心に検出コイル62を配置した場合を示している。つまり、想定円周線64の中心から見て、各励磁コイル61a〜61eまでは等距離であり、中心になす角度θ=360(度)÷5(個)=72(度)をもって配置されている。なお、励磁コイルの個数が3個の場合は角度θ=120(度)、励磁コイルの個数が7個の場合は角度θ≒51.4(度)、励磁コイルの個数が9個の場合は角度θ=40(度)となる。
図4は、渦電流検査プローブ6の励磁コイル61a〜61eのそれぞれに印加される励磁電流の相対的な関係を示す図であり、励磁信号生成手段3から磁場生成手段4の電力増幅器41a,41b,・・・に送られる各励磁信号の相対関係も同様の関係となる。なお、図4においては、縦軸に励磁電流(又は、励磁信号)の振幅を示し、横軸に時間を示しているが、各励磁コイル61a〜61eに印加される励磁電流(又は、励磁信号)の相対的関係を示すものであり、絶対値については説明を省略する。
図4に示すように、各励磁コイル61a〜61eには、それぞれ、励磁電流161a〜161eが印加される。つまり、渦電流検査プローブ6の各励磁コイル61a〜61eには、想定円周線64の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流161a〜161eの位相が、各励磁コイルについて励磁コイル各励磁コイル61a〜61eの個数(本例では5個)分の1周期(T/5)だけずれるように制御された励磁電流が印加される。
例えば、励磁コイル61aに印加される励磁電流161aの周期をTとすると、励磁コイル61bに印加される励磁電流161bの周期はTで、かつ、励磁電流161aよりも5分の1周期(T/5)だけ遅れて印加される。同様に、励磁コイル61c,61d,61eに印加される励磁電流161c,161d,161eの周期はTで、かつ、励磁電流161b,161c,161eよりも5分の1周期(T/5)だけ遅れて印加される。なお、励磁コイル61aに印加される励磁電流161aは、励磁電流161eよりも5分の1周期(T/5)だけ遅れて印加されることと同義である。
すなわち、励磁コイルの個数を任意の数のNとした同様は、励磁コイルに印加される励磁電流の周期はTで、かつ、想定円周線64上で隣り合う励磁コイルの励磁電流よりもN分の1周期(T/N)だけ遅れて印加される。
図5〜図12は、渦電流検査プローブにより生じる磁場の方向と強さを示す図であり、図5〜図8は上面図、図9〜図12は斜視図である。図中において、磁場の方向を矢印の方向、磁場の強さを矢印の濃淡で示しており、矢印が濃い(黒に近い)ほど磁場が強く、矢印が淡い(白に近い)ほど磁場が弱いことを示している。
図5,図9は、図4における時間(0)に相当する場合の磁場の様子を示す図であり、図6,図10は時間(T/6)、図7,図11は時間(T/3)、図8,図12は時間(T/2)に相当する場合の磁場の様子をそれぞれ示す図である。
例えば、図5,図9では、時間(0)において、印加される励磁電流の変化率が大きい励磁コイル61b付近に生じる磁場が上向き方向に強くなっており、次に、逆向きに励磁電流の変化率の大きい励磁コイル61d,61e付近に生じる磁場が下向き方向に強くなっていることがわかる。また、図6,図10では、時間(T/2)において、印加される励磁電流の変化率が大きい励磁コイル61c付近に生じる磁場が上向き方向に強くなっており、次に、逆向きに励磁電流の変化率の大きい励磁コイル61e,61a付近に生じる磁場が下向き方向に強くなっていることがわかる。同様に、図7,図11では、時間(T/3)において、印加される励磁電流の変化率が大きい励磁コイル61d付近に生じる磁場が上向き方向に強くなっており、次に、逆向きに励磁電流の変化率の大きい励磁コイル61a,61b付近に生じる磁場が下向き方向に強くなっていることがわかる。また、図8,図12では、時間(T/3)において、印加される励磁電流の変化率が大きい励磁コイル61e付近に生じる磁場が上向き方向に強くなっており、次に、逆向きに励磁電流の変化率の大きい励磁コイル61b,61c付近に生じる磁場が下向き方向に強くなっていることがわかる。
このように、磁場が励磁コイル61a,・・・,61eの順に生じるよう動作している。また、励磁コイル61a〜61eの中心、すなわち、想定円周線64の中心であり検出コイル62の配置された位置においては、z方向(上下方向)の磁場が各励磁コイル励磁コイル61a〜61e間で相殺されており、著しく弱まっていることがわかる。
図13〜図16は、図4で示したように励磁電流を制御し、図5〜図12で示したような磁場を生成する場合に、渦電流検査プローブ6の下方に配置した検査対象物(被検査体)に生じる渦電流の様子を示す図である。図13は、図4における時間(0)に相当する場合の渦電流の様子を示す図であり、図14は時間(T/6)、図15は時間(T/3)、図16は時間(T/2)に相当する場合の渦電流の様子をそれぞれ示す図である。図中において、渦電流の方向を矢印の方向、渦電流の強さを矢印の濃淡で示しており、矢印が濃い(黒に近い)ほど渦電流が強く、矢印が淡い(白に近い)ほど渦電流が弱いことを示している。
渦電流検査プローブ6の各励磁コイル61a〜61eに生じる磁場の変化により被検査体面内部に生じる渦電流は、磁場と同様にz方向(上下方向)には相殺されている。
一方、x−y平面方向(被検査体面に沿う方向)には、各時刻ともに強い渦電流が生じており、また、時間の経過とともに、言い換えると、励磁コイル61a〜61eのそれぞれに生じる磁場の変化とともに、その渦電流の流れる方向が回転的に変化している。すなわち、図13では、時間(0)において、励磁コイル61b付近から励磁コイル61d,61e間方向に渦電流が生じておいる。また、図14では、時間(T/2)において、励磁コイル61c付近から励磁コイル61e,61a間方向に渦電流が生じている。同様に、図15では、時間(T/3)において、励磁コイル61d付近から励磁コイル61a方向に渦電流が生じておいる。また、図17では、時間(T/2)において、励磁コイル61d,61e間付近から励磁コイル61b方向に渦電流が生じている。
ここで、渦電流の被検査体における深さ方向(z方向)での強さの違いについて図17を参照しつつ説明する。
図17は、検査体表面からの深さと渦電流強度の関係を示す図であり、縦軸には検査体表面での渦電流強度を1として正規化した場合の渦電流の強度比、横軸には検査体表面からの深さをそれぞれ示している。図17では、想定円周線64上に配置する励磁コイルの数を1個、3個、および5個とした場合の、想定円周線64の中心位置下方における渦電流強度をそれぞれ示して比較する。図17に示すように、励磁コイル数が1個の場合と比較して、励磁コイル数が3個の場合が、検査体表面からの深さに対して渦電流強度比が小さくなりにくく、励磁コイル数が5個の場合が検査体表面からの深さに対してさらに渦電流強度比が小さくなりにくいことがわかる。また、励磁コイル数が1個の場合と3個の場合の差に比べて、3個の場合と5個の場合の差が小さくなっており、励磁コイル数が5個、或いは、7個程度が費用対効果の面で効率的であることが推測される。
続いて、以上のように構成した渦電流検査装置および渦電流検査プローブ6における渦電流検査について説明する。ここでは、裏面から人工的に欠陥(人工欠陥)を設けた実験用の被検査体を用いた場合について説明する。
図18及び図19は、被検査体に対する渦電流検査プローブの走査の様子を模式的に示す図であり、図18は斜視図、図19は縦断面図である。
図18及び図19に示すように、被検査体70には、裏面から人工欠陥70a〜70cが設けられている。人工欠陥70a〜70cは、それぞれ、被検査体の表面からの深さが異なるように設けられており、表面からの深さが浅い順に人工欠陥70a,70b,70cとなっており、渦電流プローブ6による走査方向に沿って人工欠陥70a,70b,70cの順となるよう設けられている。つまり、渦電流プローブ6は、人工欠陥70a,70b,70cの順にその上方を横切るように走査される。
図20及び図21は、渦電流検査プローブにより被検査体を走査した場合の磁場検出素子62による検出結果を磁場分布評価部51により演算した結果を示すものである。図20は、検出信号電圧の実数成分(Vx)及び虚数成分(Vy)を走査位置との対応で示す図であり、図21は、縦軸に虚数成分(Vy)、横軸に実数成分(Vx)をとったリサージュ図として示す図である。
渦電流プローブ6による被検査体の走査中において、人工欠陥以外の位置、すなわち、欠陥の無い位置においては、図20に示すように、検出信号電圧は、実数成分(Vx)及び虚数成分(Vy)ともにほぼ0(ゼロ)であり、したがって、図21に示すリサージュ図においても、中心点(実数成分(Vx)及び虚数成分(Vy)ともに0(ゼロ))のみの描画となる。
また、渦電流プローブ6による被検査体の走査中において、人工欠陥70a,70b,70cの上方位置を通過した場合においては、それぞれの人工欠陥70a,70b,70cに対応して、図20に示すような検出信号電圧の変化部71a、71b、71cのように、実数成分(Vx)及び虚数成分(Vy)ともに変化する。図21に示すリサージュ図においても、それぞれの人工欠陥70a,70b,70cに対応した描画の変化72a,72b,72cが表れる。
以上のような検出結果から実際の被検査体の表面内部における欠陥の有無及びその深さを測定するには、図22に示すように、人工欠陥70a〜70cの測定結果から、検出信号の振幅と欠陥深さに関する検量線を作成し、実際の被検査体に対する検出結果と比較して推定することにより、欠陥の有無及び欠陥の深さを測定する。
以上のように構成した本実施の形態における効果を説明する。
被検査体に生じる欠陥は表面或いは表面付近の内部のみならず、より深部に形成されることも考えられる。したがって、被検査体に対する欠陥検査の信頼性のさらなる向上のために、被検査体のより深部での欠陥検査が求められている。
励磁コイルからの磁束により被検査体に生じる渦電流は、励磁電流の周波数が低くなるほどより深くまで生じるという性質を有しており、被検査体における深さ方向の特性変化の測定可能範囲は、表皮深さδ(m)として次式(1)により求められている。
δ=(πfσμ)^(1/2) ・・・(式1)
上記(式1)において、πは円周率(3.14159・・・)、σは被検査体の導電率(S/m)、μは被検査体の透磁率(H/m)、fは検査信号の周波数(Hz)である。
上記(式1)において、被検査体の導電率σおよび透磁率μは固定となるので、周波数fが小さくなれば、表示深さδが大きくなることがわかる。この表皮深さδは、検査対象物表面における渦電流強度の1/e(eは自然対数:2.73・・・)倍となる深さである。
しかしながら、より低い周波数においても被検査体の表面付近からの磁場情報に対して深部の磁場情報が著しく乏しいという課題があり、したがって、被検査体の深部の欠陥検査は非常に困難であった。
これに対し、本実施の形態においては、想定円周線上に3個以上かつ奇数個(本実施の形態では5個)の励磁コイルを周方向に等間隔に配置し、想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるようにし、想定円周線を含む想定面上であって想定円周線よりも内側に配置した検出器によって、励磁電流の励磁コイルへの印加により生じる磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出するように構成したので、被検査体のより深部の欠陥を検出することができる。
また、回転的な磁場および渦電流により、被検査体表面内部の欠陥の検出を検出するように構成したので、欠陥の方向に依存しない検出感度を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、想定円周線64上に周方向に等間隔に5個の励磁コイル61a〜61eを配置し、想定面63上の想定円周線64の中心に検出コイル62を配置した場合を示したが、想定円周線64の内部であってその中心よりもずれた位置に検出コイル62を配置するよう構成してもよい。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態は、第1の実施の形態における励磁信号生成手段を多段形式としたものである。
図23は、本実施の形態に係る渦電流検査装置のうち、励磁信号生成手段、磁場生成手段、及び、励磁コイルの概略を示す機能ブロック図である。第1の実施の形態における検出手段に対応する構成については、図示及び説明を省略する。また、図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し説明を省略する。
図23に一部を示すように、本実施の形態の渦電流検査装置は、基本信号の周波数に関する情報を生成し出力する周波数情報出力部1と、周波数情報出力部1からの周波数情報に基づいて、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号を生成し出力する発振器2とを設けた基本信号生手段7と、発振器2からの基本信号に基づいて励磁信号を生成し出力する励磁信号生成部103Aと、励磁信号生成部103Aからの出力信号に基づいて励磁信号を生成し出力する励磁信号生成部103Bと、励磁信号生成部103Bからの出力信号に基づいて励磁信号を生成し出力する励磁信号生成部103Cと、励磁信号生成部103Cからの出力信号に基づいて励磁信号を生成し出力するその他の励磁信号生成部(図示せず)と、励磁信号生成部103Aからの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成する磁場生成部104Aと、励磁信号生成部103Bからの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成する磁場生成部104Bと、励磁信号生成部103Cからの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成する磁場生成部104Cと,その他の磁場生成部からの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成するその他の磁場生成部(図示せず)と、磁場生成部104A,104B,104C,・・・で生成された磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出手段5(図1参照)とを備えている。
励磁信号生成部103A,103B,103C,・・・は、発振器2からの基本信号に基づいて励磁信号を生成し出力する励磁信号生成手段103を構成し、磁場生成部104A,104B,104C,・・・は、励磁信号生成手段103からの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成する磁場生成手段104を構成している。なお、図23では、複数の信号生成部103A,103B,103C,・・・、及び、磁場生成部104A,104B,104C,・・・のうち、励磁コイル61a〜61cに対応するもののみ代表して図示している。
励磁信号生成部103Aは、発振器2からの基本信号の振幅を調整する振幅調整部31aと、基本信号の位相を調整して励磁信号として出力する位相調整部32aと、励磁電流測定部43aからの測定結果に基づいて、振幅調整部31a及び位相調整部32aの動作を制御する振幅・位相制御部33aとを備えている。
また、励磁信号生成部103B,103C,・・・は、それぞれ、前段の励磁信号生成部103A,103B,・・・からの励磁信号を基本信号として入力し、その基本信号の振幅を調整する振幅調整部31b,31c,・・・と、基本信号の位相を調整して励磁信号として出力する位相調整部32b,32c,・・・と、励磁電流測定部43b,43c,・・・からの励磁電流測定結果に基づいて、振幅調整部31b,31c,・・・及び位相調整部32b,32c,・・・の動作を制御する振幅・位相制御部33b,33c,・・・とを備えている。
磁場生成部104Aは、励磁電流に応じた磁場を生成する励磁コイル61aと、励磁信号生成部103Aからの励磁信号の電力を増幅し励磁信号として励磁コイル61aの一方(正相側)に印加する電力増幅器411aと、励磁信号生成部3Aからの励磁信号の位相を反転する位相反転器413aと、位相反転器413aからの励磁信号の電力を増幅し励磁信号として励磁コイル61aの他方(逆相側)に印加する電力増幅器412aと、電力増幅器411aから励磁コイル61aの正相側に印加される励磁電流の振幅成分及び位相成分を検出する励磁電流検出部42aと、励磁電流検出部42aの検出結果から励磁電流の振幅及び位相を測定し、その励磁電流測定結果を励磁信号生成部103Aの位相・振幅制御部33aに出力する励磁電流測定部43aとを備えている。
その他の磁場生成部104B,104C,・・・も同様の構成を備えている。すなわち、磁場生成部104B,104C,・・・は、それぞれ、励磁電流に応じた磁場を生成する励磁コイル61b,61c,・・・と、励磁信号生成部103B,103C,・・・からの励磁信号の電力を増幅し励磁信号として励磁コイル61b,61c,・・・の一方(正相側)に印加する電力増幅器411b,411c,・・・と、励磁信号生成部103B,103C,・・・からの励磁信号の位相を反転する位相反転器413b,413c,・・・と、位相反転器413b,413c,・・・からの励磁信号の電力を増幅し励磁信号として励磁コイル61b,61c,・・・の他方(逆相側)に印加する電力増幅器412b,412c,・・・と、電力増幅器411b,411c,・・・から励磁コイル61b,61c,・・・の正相側に印加される励磁電流の振幅成分及び位相成分を検出する励磁電流検出部42b,42c,・・・と、励磁電流検出部42b,42c,・・・の検出結果から励磁電流の振幅及び位相を測定し、その励磁電流測定結果を励磁信号生成部103B,103C,・・・の位相・振幅制御部33b,33c,・・・に出力する励磁電流測定部43b,43c,・・・とを備えている。
本実施の形態では、電力増幅器411a,411b,411c,・・・,412a,412b,412c,・・・および位相反転器413a,413b,413c,・・・により、励磁コイル61a,61b,61c,・・・の両端に差動で励磁電流を印加する構成とし、一端の接地を不要とする構成としたので、励磁コイル61a,61b,61c,・・・のインピーダンス変動によって電流値が変動した場合の接地電位の変動を抑制することができる。これは、各磁場生成部104A,104B,104C,・・・間での干渉を防止する干渉回避機能を構成している。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態は、第1の実施の形態における励磁電流生成手段を渦電流検査プローブ6と一体的に設けた構成としたものである。
図24は、本実施の形態に係る渦電流検査装置の全体構成を概略的に示す機能ブロック図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し説明を省略する。
図24において、本実施の形態の渦電流検査装置は、基本信号の周波数に関する情報を生成し出力する周波数情報出力部1と、周波数情報出力部1からの周波数情報に基づいて、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号を生成し出力する発振器2とを有する基本信号生成手段7と、発振器2からの基本信号に基づいて励磁信号を生成し出力する励磁信号生成手段3と、励磁信号生成手段3からの励磁信号に基づいて検査に用いる磁場を生成する磁場生成手段4と、磁場生成手段4で生成された磁場によって被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出手段5Aと、検出手段5Aで検出された磁場の検出結果を評価し記憶する検出結果評価部8とを備えている。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上において、基本信号生成手段7と検出結果評価部8は、本体部を構成している。また、励磁信号生成手段3、及び、磁場生成手段4の電力増幅器41a〜41c,・・・、励磁電流検出部42a〜42c,・・・、励磁電流測定部43a〜43c,・・・は、基本信号に基づいて励磁電流を生成する励磁電流生成手段を構成している。また、励磁コイル61a〜61b,・・・、及び、磁場検出素子62は、センサ部6Aを構成している。そして、励磁電流生成手段に加え、センサ部6A、及び、磁場検出素子62を有する検出手段5Aは、本体部に対して別体に被検査体の表面を移動走査可能に設けられた渦電流検査プローブを構成している。
以上のように構成した本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
1 周波数情報出力部
2 発振器
3 励磁信号生成手段
3A,3B,3C 励磁信号生成部
31a,31b,31c 振幅調整部
32a,32b,32c 位相調整部
33a,33b,33c 振幅・位相調整部
4 磁場生成手段
4A,4B,4C 磁場生成部
41a,41b,41c 電力増幅器
42a,42b,42c 励磁電流検出部
43a,43b,43c 励磁電流測定部
5 検出手段
51 磁場分布評価部
52 表示部
53 記憶部
6 渦電流検査プローブ
61a〜61e 励磁コイル
62 磁場検出素子

Claims (11)

  1. 被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号を生成し出力する機能を有する本体部と、
    想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルと、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置され、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器とを有し、前記本体部に対して別体に前記被検査体の表面を移動走査可能に設けられた渦電流検査プローブと、
    前記基本信号に基づいて、前記渦電流検査プローブにおける前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように励磁電流を生成する励磁電流生成手段と
    を備えたことを特徴とする渦電流検査装置。
  2. 請求項1記載の渦電流検査装置において、
    前記信号生成機能部は、前記本体部と一体的に設けられたことを特徴とする渦電流検査装置。
  3. 請求項1記載の渦電流検査装置において、
    前記信号生成機能部は、前記渦電流検査プローブと一体的に設けられたことを特徴とする渦電流検査装置。
  4. 請求項1記載の渦電流検査装置において、
    前記信号生成機能部は、前記本体部あるいは前記渦電流検査プローブと分離して設けることを特徴とする渦電流検査装置。
  5. 請求項1記載の渦電流検査装置において、
    前記渦電流検査プローブの前記検出器は、前記想定円周線の中心に配置されたことを特徴とする渦電流検査装置。
  6. 請求項1記載の渦電流検査装置において、
    前記渦電流検査プローブの前記検出器は、前記想定円周線の中心からずれた位置に配置されたことを特徴とする渦電流検査装置。
  7. 想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルと、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置され、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器とを有する検出機能部と、
    被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号の出力機能を有する本体部からの前記基本信号に基づいて、前記渦電流検査プローブにおける前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように励磁電流を生成する励磁電流生成手段と
    を備えたことを特徴とする渦電流検査プローブ。
  8. 想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルと、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置され、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出する検出器とを有する検出機能部とをそなえた渦電流検査プローブであって、前記複数の励磁コイルには、被検査体の検査に用いる励磁電流を生成する基になる基本信号の出力機能を有する本体部からの前記基本信号に基づいて、前記渦電流検査プローブにおける前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように生成された励磁電流が印加されることを特徴とする渦電流検査プローブ。
  9. 請求項7又は8記載の渦電流検査プローブにおいて、
    前記検出器は、前記想定円周線の中心に配置されたことを特徴とする渦電流検査プローブ。
  10. 請求項7又は8記載の渦電流検査プローブにおいて、
    前記検出器は、前記想定円周線の中心からずれた位置に配置されたことを特徴とする渦電流検査プローブ。
  11. 想定円周線上に周方向に等間隔に配置され、励磁電流の印加により励磁される3個以上かつ奇数個の励磁コイルに、前記想定円周線の周方向両側に隣り合う励磁コイルに印加される励磁電流の位相が、各励磁コイルについて励磁コイルの個数分の1周期だけずれるように生成された励磁電流を印加し、前記想定円周線を含む想定面上であって前記想定円周線よりも内側に配置された検出器により、前記励磁電流の前記励磁コイルへの印加により生じる磁場によって前記被検査体に生じる渦電流に基づいた磁場を検出することを特徴とする渦電流検査方法。
JP2012061918A 2012-03-19 2012-03-19 渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法 Active JP5946086B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061918A JP5946086B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法
CA2807917A CA2807917C (en) 2012-03-19 2013-03-04 Eddy current inspection device, eddy current inspection probe, and eddy current inspection method
EP13157958.3A EP2642282B1 (en) 2012-03-19 2013-03-06 Device and method for eddy current inspection
US13/787,953 US9274085B2 (en) 2012-03-19 2013-03-07 Eddy current inspection device, eddy current inspection probe, and eddy current inspection method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061918A JP5946086B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013195202A true JP2013195202A (ja) 2013-09-30
JP5946086B2 JP5946086B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=47827025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012061918A Active JP5946086B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9274085B2 (ja)
EP (1) EP2642282B1 (ja)
JP (1) JP5946086B2 (ja)
CA (1) CA2807917C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108680642A (zh) * 2018-05-17 2018-10-19 天津工业大学 一种基于多频涡流检测技术的缺陷识别分类方法
JP2020197479A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 国立研究開発法人物質・材料研究機構 小型で超高感度の磁気インピーダンスセンサ、及びこれを用いた非破壊検査装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5829930B2 (ja) * 2012-01-27 2015-12-09 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 渦電流探傷システム及び渦電流探傷方法
DE102013216019A1 (de) * 2013-08-13 2015-02-19 Magnetische Prüfanlagen Gmbh Mehrschicht-Wirbelstromsonde, Verfahren zur Herstellung einer Mehrschicht-Wirbelstromsonde und Prüfgerät mit Mehrschicht-Wirbelstromsonde
JP5922633B2 (ja) * 2013-10-22 2016-05-24 三菱重工業株式会社 渦電流探傷プローブ、及び、渦電流探傷方法
EP3450970B1 (en) * 2016-04-28 2021-04-28 National University Corporation Kobe University Measurement device and measurement method
WO2018080764A1 (en) * 2016-10-28 2018-05-03 Applied Materials, Inc. Core configuration with alternating posts for in-situ electromagnetic induction monitoring system
WO2019155424A1 (en) * 2018-02-08 2019-08-15 Eddyfi Ndt Inc. Probe for eddy current non-destructive testing
US11962971B2 (en) 2019-09-13 2024-04-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Acoustic lens and speaker system
CN110865118B (zh) * 2019-10-15 2022-10-21 东北大学 基于交错式探头和脉冲涡流的缺陷深度检测装置及方法
CN111665293B (zh) * 2020-07-20 2023-12-19 浙江树人学院(浙江树人大学) 高含硫气田弱磁油管双层管柱缺陷的电涡流检测方法
CN116068044B (zh) * 2023-03-21 2023-07-28 辽宁锂想科技有限公司 一种多通道多频率焊缝探伤检测装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4107605A (en) * 1975-10-15 1978-08-15 British Gas Corporation Eddy current flaw detector utilizing plural sets of four planar coils, with the plural sets disposed in a common bridge
JPS5420786A (en) * 1977-07-15 1979-02-16 Nippon Steel Corp Magnetizing device for magnetic inspecter
JPS62172259A (ja) * 1986-01-24 1987-07-29 Hara Denshi Sokki Kk 渦流探傷装置
JPH04221757A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Hitachi Ltd 欠陥検出装置及び方法
JPH0599901A (ja) * 1991-10-03 1993-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 渦電流探傷装置
JP2003066009A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Daido Steel Co Ltd 渦流探傷装置
US6636037B1 (en) * 2000-03-31 2003-10-21 Innovative Materials Testing Technologies Super sensitive eddy-current electromagnetic probe system and method for inspecting anomalies in conducting plates
JP2006226884A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Hitachi Ltd 渦電流探傷プローブ及び渦電流探傷装置
JP2009257794A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Univ Nihon 回転渦電流探傷プローブ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4649343A (en) 1983-12-27 1987-03-10 The Babcock & Wilcox Company Electromagnetic flux leakage inspection system for ferromagnetic tubes
JPH10197493A (ja) 1997-01-14 1998-07-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 渦電流探傷プローブ
JP2000009696A (ja) 1998-06-23 2000-01-14 Daido Steel Co Ltd 渦流探傷装置
US7319452B2 (en) * 2003-03-25 2008-01-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Shift register and display device having the same
CA2504908A1 (en) * 2004-04-23 2005-10-23 Innovative Materials Testing Technologies, Inc. Apparatus and method for eddy-current magnetic scanning a surface to detect sub-surface cracks around a boundary
EP2434279B1 (en) * 2009-05-22 2016-11-02 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Rotating eddy current test probe

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4107605A (en) * 1975-10-15 1978-08-15 British Gas Corporation Eddy current flaw detector utilizing plural sets of four planar coils, with the plural sets disposed in a common bridge
JPS5420786A (en) * 1977-07-15 1979-02-16 Nippon Steel Corp Magnetizing device for magnetic inspecter
JPS62172259A (ja) * 1986-01-24 1987-07-29 Hara Denshi Sokki Kk 渦流探傷装置
JPH04221757A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Hitachi Ltd 欠陥検出装置及び方法
JPH0599901A (ja) * 1991-10-03 1993-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 渦電流探傷装置
US6636037B1 (en) * 2000-03-31 2003-10-21 Innovative Materials Testing Technologies Super sensitive eddy-current electromagnetic probe system and method for inspecting anomalies in conducting plates
JP2003066009A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Daido Steel Co Ltd 渦流探傷装置
JP2006226884A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Hitachi Ltd 渦電流探傷プローブ及び渦電流探傷装置
JP2009257794A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Univ Nihon 回転渦電流探傷プローブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108680642A (zh) * 2018-05-17 2018-10-19 天津工业大学 一种基于多频涡流检测技术的缺陷识别分类方法
JP2020197479A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 国立研究開発法人物質・材料研究機構 小型で超高感度の磁気インピーダンスセンサ、及びこれを用いた非破壊検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2642282B1 (en) 2015-01-14
CA2807917A1 (en) 2013-09-19
US9274085B2 (en) 2016-03-01
EP2642282A1 (en) 2013-09-25
CA2807917C (en) 2016-10-11
JP5946086B2 (ja) 2016-07-05
US20130241541A1 (en) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5946086B2 (ja) 渦電流検査装置、渦電流検査プローブ、及び渦電流検査方法
JP4487082B1 (ja) 漏洩磁束探傷方法及び装置
JP5483268B2 (ja) 表面特性検査方法
JP6289732B2 (ja) ロープ損傷診断検査装置およびロープ損傷診断検査方法
WO2006109382A1 (ja) 磁気的インピーダンス計測装置
Ye et al. Differential sensor measurement with rotating current excitation for evaluating multilayer structures
JP6083613B2 (ja) 磁気的非破壊検査装置
JP6178961B2 (ja) 磁場計測装置及びこの磁場計測装置を用いた非破壊検査装置
He et al. Multi-frequency ECT with AMR sensor
Cheng Nondestructive testing of back-side local wall-thinning by means of low strength magnetization and highly sensitive magneto-impedance sensors
JP2010048552A (ja) 非破壊検査装置及び非破壊検査方法
US20160003775A1 (en) Apparatus and Circuit
JP2013170869A (ja) 渦流探傷方法および装置
JP6551885B2 (ja) 非破壊検査装置及び非破壊検査方法
JP2005127963A (ja) 非破壊検査方法及びその装置
Postolache et al. Uniform eddy current probe based on GMR sensor array and image processing for NDT
KR20120015566A (ko) 이중코아를 이용한 도체두께 탐상장치
JP2011257223A (ja) 焼入れ品質検査装置
Hayashi et al. Magnetic image detection of the stainless-steel welding part inside a multi-layered tube structure
JPH05203629A (ja) 電磁気探傷方法およびその装置
Kanamori et al. 2-D Image of Eddy-Current Testing and Dependence of Shape for Notch inside of Narrow Hole by Needle-Type Probe
JP5011056B2 (ja) 渦流検査プローブ及び渦流検査装置
RU2672978C1 (ru) Способ обнаружения дефектов в длинномерном ферромагнитном объекте
JP3924626B1 (ja) 非破壊検査装置及びこの装置による検査方法
JP2011252787A (ja) 焼入れ品質検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140904

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5946086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150