JP2013195146A - 尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム - Google Patents

尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013195146A
JP2013195146A JP2012060650A JP2012060650A JP2013195146A JP 2013195146 A JP2013195146 A JP 2013195146A JP 2012060650 A JP2012060650 A JP 2012060650A JP 2012060650 A JP2012060650 A JP 2012060650A JP 2013195146 A JP2013195146 A JP 2013195146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correlation
test
probability
determined
urine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012060650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5860738B2 (ja
Inventor
Koji Fujimoto
浩司 藤本
Kosuke Kubo
高輔 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkray Inc
Original Assignee
Arkray Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkray Inc filed Critical Arkray Inc
Priority to JP2012060650A priority Critical patent/JP5860738B2/ja
Publication of JP2013195146A publication Critical patent/JP2013195146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5860738B2 publication Critical patent/JP5860738B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

【課題】尿検査において、クロスチェックの信頼性の低下と検査効率の低下とを抑制し得る、尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】尿検査装置100は、検体に対して第1の尿検査を実行し、その後、一定条件下で第2の尿検査を実行する尿検査部10と、第1及び第2の尿検査が実行された場合に、第1及び第2の尿検査のそれぞれの検査結果の間に、相関性が存在しているかどうかを判断する検査結果判断部21と、検査済みの検体の数と、そのうちの相関性が存在していないと判断された検体の数とに基づいて、統計処理を実行して、相関性が存在していないと判断される確率を算出する統計処理部22と、統計処理部22による確率の算出後に、相関性が存在していないと判断された場合に、算出された確率に基づいて、第1及び第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する異常判定部23と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラムに関する。
従来から、尿検査として、尿定性検査と尿沈査検査とが知られている。このうち、尿定性検査は、試験紙を用いて、尿の比重、pH、尿中の液体成分、例えば、蛋白、潜血、クレアチニン、アルブミン等を定性的に調べる検査である。尿沈査検査は、尿中の有形成分、例えば、バクテリア、赤血球、白血球、尿円柱等の存在を光学的に調査する検査である。
そして、尿定性検査と尿沈査検査との間には相関関係があることから、両者の検査結果の信頼生を高めるため、いわゆるクロスチェックが行なわれることがある。クロスチェックでは、尿定性検査と尿沈査検査との互いに対応する検査項目について、検査結果が対比され、両者に食い違いが発生していないかどうかの判定が行なわれる。
例えば、特許文献1は、尿定性検査装置及び尿沈査検査装置それぞれの検査結果に対してクロスチェックを実行する装置を開示している。特許文献1に開示された装置は、まず、クロスチェックの対象となる尿定性検査及び尿沈査検査それぞれの検査項目の入力を受付け、一方の検査項目を縦軸、他方の検査項目を横軸とする2次元マップを生成し、これを画面に表示させる。
具体的には、尿定性検査の検査項目として、「潜血」が入力され、尿沈査検査の検査項目として、「赤血球円柱」が入力されたとする。この場合は、縦軸には、「(−)、(+−)、(1+)、(2+)、(3+)」といった潜血のランクが設定され、横軸には、「(<1/HF)、(1−2/5HF)、(1−2/10HF)、(1−2/WF)、(1−4/HF)、(5−9/HF)、・・・」といった赤血球のランクが設定される。
更に、特許文献1に開示された装置は、この2次元マップ上に、両方の検査項目において相関が認められる領域(相関領域)を設定する。そして、各検査装置の実際の検査結果が入力されると、特許文献1に開示された装置は、検査結果に対応する位置を2次元マップ上にプロットし、プロットした位置が相関領域にある場合は、問題なしと判定し、そうでない場合は、問題ありと判定する。
このように、特許文献1に開示された装置によれば、検査担当者は、簡単に、クロスチェックを実行でき、また、クロスチェックの結果に問題が発生していないかどうかを即座に判断できる。結果、尿定性検査と尿沈査検査との信頼性が向上すると考えられる。
特許第3256450号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、尿定性検査装置及び尿沈査検査装置が共に正常に動作していることが前提となるため、いずれか又は両方の検査装置が正常に動作していない場合は、クロスチェック自体の信頼性が低下してしまう。
また、クロスチェックの結果に問題が発生している場合は、検査担当者は、別の検査を行なったり、検査装置を確認したり、といった作業を行なう必要があり、検査効率が低下する。このため、このような場合に、検査効率の低下を抑制することが求められている。
本発明の目的は、上記問題を解消し、尿検査において、クロスチェックの信頼性の低下と検査効率の低下とを抑制し得る、尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明における尿検査装置は、検体に対して第1の尿検査を実行し、その後、一定条件下で第2の尿検査を実行する、尿検査部と、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、検査結果判断部と、前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、異常判定部と、を備えていることを特徴とする。
上記本発明における尿検査装置によれば、相関性が存在していないと判断される確率が算出される。そして、算出された確率によれば、相関性が存在していないと判断されやすい状況と、相関性が存在していると判断されやすい状況とが区別できる。このため、相関性が存在していると判断されやすい状況であるにも拘わらず、実際には相関性が存在していないと判断されている場合を特定できるので、尿検査そのものに異常がある場合を特定できる。結果、尿検査において、クロスチェックの信頼性の低下と検査効率の低下とを抑制することができる。
上記本発明における尿検査装置は、前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、に基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、統計処理部を更に備え、前記異常判定部が、前記統計処理部による前記確率の算出後に、前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、態様であるのが好ましい。この態様であれば、簡単に確率を求めることができる。
また、上記態様においては、前記統計処理部が、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、のが好ましい。この場合は、テーブルに基づき、相関性が存在していないと判断されやすい状況と、相関性が存在していると判断されやすい状況とを、より確実に区別できる。
また、上記の場合では、前記統計処理部が、検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、のが好ましい。このような算出方法によれば、算出にかかる処理負担の増加が抑制される。
更に、上記の場合では、前記統計処理部が、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、のが好ましい。これにより、判定精度の向上を図ることが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明におけるデータ処理装置は、検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、検査結果判断部と、前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、異常判定部と、を備えていることを特徴とすることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるデータ処理方法は、(a)検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、ステップと、(b)前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、ステップと、を有することを特徴とする。
上記本発明におけるデータ処理方法は、(c)前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数とに基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、ステップを更に有し、前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップによる前記確率の算出後に、前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、態様であるのが好ましい。
また、上記態様では、前記(c)のステップにおいて、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、のが好ましい。
また、上記の場合では、前記(c)のステップにおいて、検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、のが好ましい。
更に、上記の場合では、前記(c)のステップにおいて、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、のが好ましい。
更に、上記目的を達成するため、本発明におけるプログラムは、コンピュータに、(a)検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、ステップと、(b)前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、ステップと、を実行させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、尿検査において、クロスチェックの信頼性の低下と検査効率の低下とを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における尿検査装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1における尿検査装置の設定動作時の処理を示すフロー図である。 図3は、本発明の実施の形態1において作成されるテーブルの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1において作成されるテーブルの他の例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1における尿検査装置の判定動作時の処理を示すフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態2における尿検査装置の構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法及びプログラムについて、図1〜図4を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態1における尿検査装置の構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における尿検査装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、尿検査装置100は、尿検査部10と、データ処理部20とを備えている。このうち、尿検査部10は、検体に対して第1の尿検査を実行し、その後、一定条件下で第2の尿検査を実行する。また、図1に示すように、データ処理部20は、検査結果判断部21と、統計処理部22と、異常判定部23とを備えている。本実施の形態では、データ処理部20は、これらの構成により、データ処理装置として機能する。
検査結果判断部21は、第1の尿検査及び第2の尿検査が実行された場合に、第1の尿検査の検査結果と第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する。検査結果判断部21は、いわゆるクロスチェックを実行する。なお、以降において、相関性が存在していることを「クロスチェックOK」と表記し、相関性が存在していないことを「クロスチェックNG」と表記する。
また、統計処理部22は、第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの検体の数と、そのうちの、クロスチェックNGと判断された検体の数とに基づいて、統計処理を実行する。そして、統計処理部22は、統計処理によって、クロスチェックNGと判断される確率を算出する。
異常判定部23は、統計処理部22による確率の算出後に、検査結果判断部21によって、クロスチェックNGと判断された場合に、先に算出された確率に基づいて、第1の尿検査及び第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する。
このように、本実施の形態1では、統計データ(即ち、検査済みの検体の数、クロスチェックNGと判断された検体の数)に基づいて、クロスチェックNGと判断される確率が算出される。そして、算出された確率によれば、クロスチェックNGが発生しやすい状況と、クロスチェックNGが発生しにくい状況とが区別できる。
このため、例えば、クロスチェックNGが発生しにくい状況であるにも拘わらず、実際にはクロスチェックNGが発生している場合を特定でき、結果、尿検査そのものに異常がある場合を特定できる。本実施の形態1によれば、尿検査において、クロスチェックの信頼性の低下と検査効率の低下とを抑制することができる。
なお、上述の例では、確率は統計処理部22によって算出されているが、本実施の形態では、確率は外部から入力されていても良い。この場合、尿検査装置100は、統計処理部22を備えていなくても良い。
ここで、尿検査装置100の構成について更に具体的に説明する。まず、本実施の形態では、尿検査装置100は、更に、表示部30及び入力部40も備えている。このうち、表示部30は、液晶表示パネルといった表示装置である。入力部40は、キーボード、タッチパネル、マウスといった入力機器である。入力部40は、検査担当者からの各種入力を受付け、受付けた入力に応じた情報を、尿検査部10及びデータ処理部20に入力する。
また、本実施の形態1では、第1の尿検査としては、尿定性検査が挙げられ、第2の検査としては尿沈査検査が挙げられる。図1に示すように、尿検査部10は、尿定性検査を実行する尿定性検査実行部11と、尿沈査検査を実行する尿沈査検査実行部12とを備えている。
但し、本実施の形態1では、第1の尿検査及び第2の尿検査は、検査項目が異なるのであれば、共に尿定性検査であっても良い。この場合は、尿検査部10は、尿定性検査実行部11のみを備える態様であっても良い。
また、本実施の形態1において、尿定性検査実行部11は、一般的な尿定性検査装置と同様の構成部品を備えているのが良い。構成部品としては、例えば、検体を試験セルに分注するための分注ユニット、各種試験紙を自動的に供給するための供給ユニット、処理済みの試験紙の色を特定するための光学ユニット、光学ユニットからの出力データに基づいて判定を行なう演算ユニット等が挙げられる。
更に、本実施の形態1において、尿沈査検査実行部12は、一般的な尿沈査検査装置と同様の構成部品を備えているのが良い。構成部品としては、例えば、検体を試験セルに分注するための分注ユニット、試験セルへの設定波長の光の照射する光源ユニット、試験セルからの反射光、散乱光を受光する受光ユニット、受光ユニットからの出力データに基づいて判定を行なう演算ユニット、顕微鏡検査を実行するための顕微鏡ユニット等が挙げられる。
本実施の形態1において、第1の尿検査の実行後に、第2の尿検査が実行される条件は、特に限定されるものではなく、検体の状態、尿定性検査に用いられる試験紙の種類等に応じて適宜設定される。また、第2の尿検査は、検査担当者の指示があった場合にのみ実行されても良く、この場合は、尿検査部10は、検査担当者の指示が入力部40に入力されると、第2の尿検査を実行する。
検査結果判断部21は、本実施の形態1では、尿定性検査実行部11による尿定性検査が実行された後に、同一の検体に対して、尿沈査検査実行部12による尿沈査検査が実行されると、クロスチェックを実行する。
ここで、クロスチェックの具体例について説明する。検査結果判断部21は、例えば、以下の(1)〜(4)それぞれに記載された2つ検査項目の検査結果を対比して、両者に相関性が存在しているかどうかを判断する。なお、(4)は、第1の尿検査及び第2の尿検査が、共に尿定性検査である場合である。
(1)尿定性検査の検査項目「潜血」/尿沈査検査の検査項目「赤血球」
(2)尿定性検査の検査項目「白血球」/尿沈査検査の検査項目「WBC(白血球)」
(3)尿定性検査の検査項目「蛋白質」/尿沈査検査の検査項目「円柱」
(4)尿定性検査の検査項目「PH」/尿定性検査の検査項目「蛋白質」
具体的には、検査結果判断部21は、上記(1)であれば、例えば、尿定性検査の検査項目「潜血」の検査結果が(2+)〜(3+)であり、尿沈査検査の検査項目「赤血球」の検査結果が(<1/HF)〜(1−4/HF)である場合に、クロスチェックOKと判断する。
検査結果判断部21は、上記(2)であれば、例えば、尿定性検査の検査項目「白血球」の検査結果が(2+)〜(3+)であり、尿沈査検査の検査項目「WBC」の検査結果が(<1/HF)〜(1−5/HF)である場合に、クロスチェックOKと判断する。
また、検査結果判断部21は、上記(3)であれば、例えば、尿定性検査の検査項目「蛋白質」の検査結果が(1+)〜(4+)であり、尿沈査検査の検査項目「円柱」の検査結果が(3+)〜(4+)である場合に、クロスチェックOKと判断する。
更に、検査結果判断部21は、上記(4)であれば、例えば、尿定性検査の検査項目「PH」の検査結果が8〜9であり、尿定性検査の検査項目「蛋白質」の検査結果が(2+)〜(3+)である場合に、クロスチェックOKと判断する。
また、本実施の形態1では、データ処理部22は、統計データ記憶部24を更に備えている。統計データ記憶部24は、検査結果判断部21によるクロスチェックの判断結果を記録している。具体的には、統計データ記憶部24は、既に検査済みとなった検体の数と、これらの検査済みの検体のうち、クロスチェックNGと判断された検体の数とを記録する。
統計処理部22は、本実施の形態1では、検体の数jと、クロスチェックNGと判断される回数kと、によって規定される場面毎に、確率を算出する。例えば、統計処理部22は、検体の数が100個あるときに、クロスチェックNGと2回判断される場合の確率を算出する。
具体的には、統計処理部22は、まず、統計データ記憶部24にアクセスして、ある期間中に検査が実行された検査済みの検体の数tと、そのうちのクロスチェックNGと判断された検体の数nとを特定し、これらから発生率α(=n/t)を求める。
次に、統計処理部22は、上述した場面毎に、発生率αと、各場面での検体の数jと、各場面でのクロスチェックNGと判断される回数kとを、確率関数に適用して、確率P(k)を算出する。確率変数の例としては、下記の数1に示すポアソン分布の確率関数が挙げられる。なお、下記の数1において、λは、発生率αと検体の数jとの積である(λ=α×j)。
Figure 2013195146
そして、統計処理部22は、場面毎に算出した確率を用いて、テーブル(後述の図3及び図4参照)を作成する。また、この場合、統計処理部22は、検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成することができる。
また、上述の例では、統計処理部22は、ポアソン分布の確率関数を利用して確率を算出しているが、本実施の形態において、確率の算出方法は、特に限定されるものではない。その他の算出方法としては、正規分布、二項分布、指数分布、多項分布、超幾何分布、等が挙げられる。
また、異常判定部23は、本実施の形態1では、テーブルの作成後に検査済みとなった検体の数と、テーブルの作成後にクロスチェックNGと判断された回数とを、テーブルに当てはめ、対応する確率を特定する。そして、異常判定部23は、特定した確率が閾値未満又は閾値以下がどうかを判定し、イエスと判定する場合に、第1の尿検査及び第2の尿検査に異常が発生していると判定する。
更に、異常判定部23は、複数のテーブルが作成されている場合は、テーブルの作成後に第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数を特定し、特定した数に応じて、複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択することもできる。なお、この点については、後述する。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態1における尿検査装置100の動作について図2〜図5を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図1を参酌する。また、本実施の形態1では、尿検査装置100装置を動作させることによって、データ処理方法が実施される。よって、本実施の形態におけるデータ処理方法の説明は、以下の尿検査装置100の動作説明に代える。
図2を用いて、尿検査装置10における設定動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1における尿検査装置の設定動作時の処理を示すフロー図である。
図2に示すように、まず、入力部40は、検査担当者からの条件の入力を受付け、受付けた条件を統計処理部22に入力する(ステップA1)。条件としては、後述の発生率の算出に必要な検査済みの検体の数tを特定するための情報、例えば、検査が実施された期間(○月○日〜△月△日、本日以前○日分等)が挙げられる。
次に、データ処理部20において、統計処理部22は、統計データ記憶部24にアクセスして、ステップA1で入力された条件に合致している検体の数tと、そのうちのクロスチェックNGと判断された検体の数nとを特定し、これらから発生率α(=n/t)を算出する(ステップA2)。
次に、統計処理部22は、場面毎に、上記数1に示した式に、ステップA2で算出した発生率αを適用して、テーブルを作成する(ステップA3)。具体的には、検体の数jが、50、100、150、250、250に設定され、クロスチェックNGと判断される回数kが、1〜15に設定されているとすると、75の場面が想定される。
この場合、テーブルは、例えば、図3に示す通りとなる。図3は、本発明の実施の形態1において作成されるテーブルの一例を示す図である。なお、図3においては、t=1400、n=40、α=2.9%であるとする。
また、ステップA3では、統計処理部22は、図3に示すテーブルに加え、図4に示すテーブルも作成することができる。図4の例では、検体の数jは、1〜5に設定され、クロスチェックNGと判断される回数kは、1〜5に設定されている。図4は、本発明の実施の形態1において作成されるテーブルの他の例を示す図である。
次に、統計処理部22は、各テーブルにおいて閾値を設定する(ステップA4)。図3及び図4の例では、閾値は5%に設定されている。図3及び図4において破線は、閾値以下か否かを示している。また、本実施の形態において、閾値は、発生率αの値、尿検査の種類等によって適宜設定されても良いし、検査担当者によって入力された値であっても良い。ステップA4の実行により、尿検査装置10において設定動作は終了する。
続いて、図5を用いて、尿検査装置10における判定動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態1における尿検査装置の判定動作時の処理を示すフロー図である。
図5に示すように、まず、検査結果判断部21は、第1の尿検査の実行後に第2の尿検査が実行されると、クロスチェックを実行する(ステップB1)。また、検査結果判断部21は、クロスチェックの結果を統計データ記憶部24に出力し、記録させる。
次に、ステップB1が実行されると、異常判定部23は、統計デ−タ記憶部24にアクセスして、ステップB1でのクロスチェックがNGかどうかを判定する(ステップB2)。ステップB2の判定の結果、クロスチェックがNGでない場合は、ステップB3は実行されず、再度ステップB1が実行される。一方、ステップB2の判定の結果、クロスチェックNGである場合は、異常判定部23は、ステップB3を実行する。
ステップB3では、異常判定部23は、統計デ−タ記憶部24にアクセスして、ステップA1〜A4の実行後に検査済みとなった検体の数、同じくステップA1〜A4の実行後にクロスチェックNGと判断された回数とを特定し、これらをテーブルに当てはめ、対応する確率を特定する。
このとき、異常判定部23は、図3に示すテーブル及び図4に示すテーブルのいずれかを選択するが、選択の基準としては、例えば、検査済みとなった検体の数を用いることができる。また、多数の検体に対して短時間で尿検査が行なわれる場合は、異常判定部23は、テーブルの作成後に第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、テーブルを選択することもできる。
次に、異常判定部23は、ステップB3で特定された確率が閾値未満であるかどうかを判定する(ステップB4)。そして、ステップB4の判定の結果、確率が閾値未満である場合は、異常判定部23は、第1の尿検査及び第2の尿検査に異常が発生していると判定する(ステップB5)。一方、ステップB4の判定の結果、確率が閾値未満でない場合は、異常判定部23は、第1の尿検査及び第2の尿検査には異常は発生していないと判定する(ステップB6)。
例えば、検査済みとなった検体の数が4個で、クロスチェックNGと判断された回数が今回を含めて2回である場合は、図4に示したテーブルから、確率は「0.3%」となるので、閾値未満である。つまり、検査済みの検体が4個の場合に、クロスチェックNGが2回発生することは、発生率から考えてあり得ないので、異常判定部23は、第1の尿検査及び第2の尿検査に異常が発生していると判定する。
一方、検査済みとなった検体の数が4個で、クロスチェックNGと判断された回数が今回を含めて1回である場合は、図4に示したテーブルから、確率は「10.2%」となるので、閾値以上である。つまり、検査済みの検体が4個の場合に、クロスチェックNGが1回発生することは、発生率から考えてあり得るので、異常判定部23は、第1の尿検査及び第2の尿検査には異常は発生していないと判定する。
その後、異常判定部23は、ステップB5又はステップB6での判定結果を、表示部30の画面に表示する(ステップB7)。これにより、検査担当者は、クロスチェックに異常が発生していたどうかを確認できる。
以上のように、本実施の形態1によれば、テーブルに値を当てはめるだけで、クロスチェックNGが発生しやすい状況であるのか否かが判定でき、簡単に、尿検査そのものに異常がある場合を特定できる。よって、クロスチェックの信頼性の向上が図られる。
また、従来であれば、尿検査の異常によってクロスチェックNGが頻繁に発生していても、検査担当者は、尿検査の異常の発生を知ることができないため、結果、検査効率が低下した状態が継続してしまう。しかし、本実施の形態1によれば、尿検査の異常を簡単に特定できるので、検査効率の低下も抑制される。
また、本実施の形態1におけるプログラムは、尿検査装置に備えられたコンピュータに、図2に示すステップA1〜A4、図5に示すステップB1〜B7を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における尿検査装置100とデータ処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、検査結果判断部21、統計処理部22、異常判定部23として機能し、処理を行なう。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラムについて、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態2における尿検査装置の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施の形態2における尿検査装置110は、尿定性検査装置51と、尿沈査検査装置52と、データ処理装置60とを備えている。このうち、尿定性検査装置51は、図1に示した尿定性検査部11と同様の構成を備えた、一般的な尿定性検査装置である。尿沈査検査装置52は、図1に示した尿沈査検査部12と同様の構成を備えた、一般的な尿沈査検査装置である。
また、図6に示すように、データ処理装置60は、図1に示したデータ処理部20と同様に、検査結果判断部21と、統計処理部22と、異常判定部23と、統計データ記憶部24とを備えている。更に、本実施の形態2におけるデータ処理方法は、データ処理装置60を動作させることによって実行される。
具体的には、データ処理装置60は、パーソナルコンピュータといった汎用のコンピュータに、図2に示すステップA1〜A4、図5に示すステップB1〜B7を実行させる本実施の形態2におけるプログラムをインストールし、これを実行することによって実現される。また、データ処理装置60には、液晶表示装置といった表示装置80と、キーボード、タッチパネル、マウスといった入力装置70とが接続されている。
このように、本実施の形態2では、図1に示した、尿定性検査実行部11、尿沈査検査実行部12、及びデータ処理部20が、それぞれ独立した装置となっている。そして、本実施の形態2における尿検査装置110は、尿定性検査装置51と尿沈査検査装置52とに接続されたコンピュータに、プログラムをインストールし、これを実行することによって実現できる。本実施の形態2は、既存の尿検査装置とコンピュータとを用いて、簡単、且つ、低コストで実現できる。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記20)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
検体に対して第1の尿検査を実行し、その後、一定条件下で第2の尿検査を実行する、尿検査部と、
前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、検査結果判断部と、
前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、異常判定部と、
を備えていることを特徴とする尿検査装置。
(付記2)
前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、に基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、統計処理部を更に備え、
前記異常判定部が、前記統計処理部による前記確率の算出後に、前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、
付記1に記載の尿検査装置。
(付記3)
前記統計処理部が、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、
前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、
付記2に記載の尿検査装置。
(付記4)
前記統計処理部が、
検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、
前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、
付記3に記載の尿検査装置。
(付記5)
前記統計処理部が、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、
前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、
付記3または4に記載の尿検査装置。
(付記6)
検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、検査結果判断部と、
前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、異常判定部と、
を備えていることを特徴とするデータ処理装置。
(付記7)
前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、に基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、統計処理部を更に備え、
前記異常判定部が、前記統計処理部による前記確率の算出後に、前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出した前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、
付記6に記載のデータ処理装置。
(付記8)
前記統計処理部が、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、
前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、
付記7に記載のデータ処理装置。
(付記9)
前記統計処理部が、
検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、
前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、
付記8に記載のデータ処理装置。
(付記10)
前記統計処理部が、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、
前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、
付記8または9に記載のデータ処理装置。
(付記11)
(a)検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、ステップと、
(b)前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、ステップと、
を有することを特徴とするデータ処理方法。
(付記12)
(c)前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数とに基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、ステップを更に有し、
前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップによる前記確率の算出後に、前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、
付記11に記載のデータ処理方法。
(付記13)
前記(c)のステップにおいて、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、
前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、
付記12に記載のデータ処理方法。
(付記14)
前記(c)のステップにおいて、
検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、
前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、
付記13に記載のデータ処理方法。
(付記15)
前記(c)のステップにおいて、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、
前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、
付記13または14に記載のデータ処理方法。
(付記16)
コンピュータに、
(a)検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、ステップと、
(b)前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、ステップと、
を実行させるプログラム。
(付記17)
(c)前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数とに基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、ステップを更に有し、
前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップによる前記確率の算出後に、前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、
付記16に記載のプログラム。
(付記18)
前記(c)のステップにおいて、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、
前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、
付記17に記載のプログラム。
(付記19)
前記(c)のステップにおいて、
検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、
前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、
付記18に記載のプログラム。
(付記20)
前記(c)のステップにおいて、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、
前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、
付記18または19に記載のプログラム。
以上のように、本発明によれば、尿検査において、クロスチェックの信頼性の低下と検査効率の低下とを抑制することができる。本発明は、尿検査の分野において有用である。
10 検査部
11 尿定性検査実行部
12 尿沈査検査実行部
20 データ処理部
21 検査結果判断部
22 統計処理部
23 異常判定部
24 統計データ記憶部
30 表示部
40 入力部
51 尿定性検査装置
52 尿沈査検査装置
60 データ処理装置
70 表示装置
80 入力装置
100 尿検査装置

Claims (12)

  1. 検体に対して第1の尿検査を実行し、その後、一定条件下で第2の尿検査を実行する、尿検査部と、
    前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、検査結果判断部と、
    前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
    前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
    前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、異常判定部と、
    を備えていることを特徴とする尿検査装置。
  2. 前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、に基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、統計処理部を更に備え、
    前記異常判定部が、前記統計処理部による前記確率の算出後に、前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、
    請求項1に記載の尿検査装置。
  3. 前記統計処理部が、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、
    前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、
    請求項2に記載の尿検査装置。
  4. 前記統計処理部が、
    検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、
    前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、
    請求項3に記載の尿検査装置。
  5. 前記統計処理部が、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、
    前記異常判定部が、前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、
    請求項3または4に記載の尿検査装置。
  6. 検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、検査結果判断部と、
    前記検査結果判断部によって、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
    前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
    前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、異常判定部と、
    を備えていることを特徴とするデータ処理装置。
  7. (a)検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、ステップと、
    (b)前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
    前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
    前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、ステップと、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  8. (c)前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数とに基づいて、統計処理を実行して、前記相関性が存在していないと判断される確率を算出する、ステップを更に有し、
    前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップによる前記確率の算出後に、前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、算出された前記確率に基づいて、前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、
    請求項7に記載のデータ処理方法。
  9. 前記(c)のステップにおいて、前記検体の数と、前記相関性が存在していないと判断される回数と、によって規定される場面毎に、前記確率を算出し、算出した前記場面毎の確率を用いて、テーブルを作成し、
    前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に検査済みとなった前記検体の数と、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記相関性が存在していないと判断された回数とを、前記テーブルに当てはめて、対応する確率を特定し、特定した確率が閾値未満又は閾値以下の場合に、異常が発生していると判定する、
    請求項8に記載のデータ処理方法。
  10. 前記(c)のステップにおいて、
    検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から発生率を求め、
    前記場面毎に、求めた発生率と、当該場面での前記検体の数と、当該場面での前記相関性が存在していないと判断される回数とを、確率関数に適用して、前記確率を算出する、
    請求項9に記載のデータ処理方法。
  11. 前記(c)のステップにおいて、前記検体の数の範囲が異なる複数のテーブルを作成し、
    前記(b)のステップにおいて、前記(c)のステップでの前記テーブルの作成後に前記第1の尿検査が実行された検体の単位時間当たりの数に応じて、前記複数のテーブルの中から、確率を特定するために用いるテーブルを選択する、
    請求項9または10に記載のデータ処理方法。
  12. コンピュータに、
    (a)検体に対して第1の尿検査が実行され、その後、一定条件下で第2の尿検査が実行された場合に、前記第1の尿検査の検査結果と前記第2の尿検査の検査結果との間に、設定された相関性が存在しているかどうかを判断する、ステップと、
    (b)前記(a)のステップが実行されて、前記相関性が存在していないと判断された場合に、
    前記第1の尿検査が少なくとも実行されている検査済みの前記検体の数と、そのうちの、前記相関性が存在していないと判断された検体の数と、から求められる、前記相関性が存在していないと判断される確率に基づいて、
    前記第1の尿検査及び前記第2の尿検査に異常が発生しているかどうかを判定する、ステップと、
    を実行させるプログラム。
JP2012060650A 2012-03-16 2012-03-16 尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム Active JP5860738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060650A JP5860738B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060650A JP5860738B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013195146A true JP2013195146A (ja) 2013-09-30
JP5860738B2 JP5860738B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49394291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012060650A Active JP5860738B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5860738B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110120252A (zh) * 2018-11-08 2019-08-13 希森美康医用电子(上海)有限公司 一种临床实验室尿液常规检验自动审核系统及方法
CN112071378A (zh) * 2020-08-17 2020-12-11 迪瑞医疗科技股份有限公司 一种尿液指标数据检测处理方法及系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01129166A (ja) * 1987-11-16 1989-05-22 Hitachi Ltd 疑惑項目判別装置
JPH09218197A (ja) * 1995-12-06 1997-08-19 Toa Medical Electronics Co Ltd データチェック装置
JP2001221804A (ja) * 2000-01-13 2001-08-17 Ortho Clinical Diagnostics Inc 臨床分析を行う分析器における不良を検出する方法
JP2006098219A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Sysmex Corp 測定結果チェック方法、測定結果チェックシステム、測定結果チェック装置、及びコンピュータプログラム
JP2010054425A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toyobo Co Ltd データの精度を向上する方法、および、そのためのシステム
JP2012032353A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Sysmex Corp 尿検査装置及び尿検体測定結果処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01129166A (ja) * 1987-11-16 1989-05-22 Hitachi Ltd 疑惑項目判別装置
JPH09218197A (ja) * 1995-12-06 1997-08-19 Toa Medical Electronics Co Ltd データチェック装置
JP2001221804A (ja) * 2000-01-13 2001-08-17 Ortho Clinical Diagnostics Inc 臨床分析を行う分析器における不良を検出する方法
JP2006098219A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Sysmex Corp 測定結果チェック方法、測定結果チェックシステム、測定結果チェック装置、及びコンピュータプログラム
JP2010054425A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toyobo Co Ltd データの精度を向上する方法、および、そのためのシステム
JP2012032353A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Sysmex Corp 尿検査装置及び尿検体測定結果処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110120252A (zh) * 2018-11-08 2019-08-13 希森美康医用电子(上海)有限公司 一种临床实验室尿液常规检验自动审核系统及方法
CN110120252B (zh) * 2018-11-08 2020-04-07 崔巍 一种临床实验室尿液常规检验自动审核系统
CN112071378A (zh) * 2020-08-17 2020-12-11 迪瑞医疗科技股份有限公司 一种尿液指标数据检测处理方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5860738B2 (ja) 2016-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8050888B2 (en) Automated hypothesis testing
US9038030B2 (en) Methods for predicting one or more defects in a computer program and devices thereof
JP5583766B2 (ja) 時間的に変化する欠陥分類性能の監視のための方法、システムおよびコンピュータ可読媒体
CN110334816B (zh) 一种工业设备检测方法、装置、设备及可读存储介质
JP2014106032A (ja) 自動分析装置、自動分析方法
EP3432314A1 (en) Techniques for determining coagulation results
JP5860738B2 (ja) 尿検査装置、データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム
Wieczorek et al. Five simple yet essential steps to correctly estimate the rate of false differentially abundant proteins in mass spectrometry analyses
US9021308B2 (en) Analyzing a process of software defects handling using percentile-based metrics
CN112183555A (zh) 焊接质量的检测方法、系统、电子设备和存储介质
CN111858377A (zh) 测试脚本的质量评价方法、装置、电子设备及存储介质
JP6176752B2 (ja) 抗核抗体画像解析システム、抗核抗体画像解析方法および抗核抗体画像解析プログラム
He et al. A study of the moving rate of positive results for use in a patient‐based real‐time quality control program on a procalcitonin point‐of‐care testing analyzer
CN115269389A (zh) 一种项目质量确定方法、装置、电子设备及存储介质
CN111538656B (zh) 梯度检查的监控方法、装置、设备及存储介质
JP6747161B2 (ja) ソフトウェア品質判定方法
CN111128775A (zh) 集成电路制程异常的定位方法和装置
CN114372003A (zh) 测试环境监控方法、装置与电子设备
CN111143220B (zh) 一种软件测试的训练系统及方法
KR20140055292A (ko) 원자력발전소의 기능적중요도결정 기기목록을 활용한 고장설비와 정비효과성감시모듈 성능기준간 자동 연계 시스템 및 그 방법
US9007377B2 (en) System and method for displaying parameter independence in a data analysis system
JP2003084034A (ja) 電気部品テストシステムおよび電気部品テスト方法
WO2019142266A1 (ja) テストケース生成装置、テストケース生成方法およびテストケース生成プログラム
US10325361B2 (en) System, method and computer program product for automatically generating a wafer image to design coordinate mapping
JP3643818B2 (ja) プラント保守最適化プログラム、プラント保守最適化システム、及びプラント運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5860738

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250