JP2013194567A - コンクリートポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリートポンプは、油圧ポンプから送られた作動油により伸縮する駆動シリンダ23,24と、駆動シリンダに連結したポンプリンダ21,22と、中空の箱型で、一側面に駆動シリンダを、一側面に対向する側面にポンプシリンダを取り付けたセンターフレーム26と、センターフレームの一側面と一側面に対向する側面との間に着脱可能に取り付けたタイロッド281aとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明によれば、センターフレームの一側面と一側面に対向する側面との間にタイロッドを備えたため、一側面に固定した駆動シリンダや対向する側面に取り付けたポンプシリンダによりセンターフレームの対向した側面が変形してしまうことを抑制することができる。そして、タイロッドは着脱可能であるため、メンテナンス時には取り外すことでセンターフレーム内の空間を広く使うことができる。
これによると、駆動シリンダがセンターフレームから離れる方向に動く力を補強板を介してタイロッドに伝え、タイロッドが対向する側面に力を分散させるため、センターフレームをさらに補強することができる。
なお、ビームはその他の本数であってもよく、ブーム装置Bそのものを搭載しない配管車であってもよい。
図4はコンクリートポンプ本体2のうちセンターフレーム26部を拡大した図であり、図5は図4のB−B線断面図である。そして、図6はコンクリートポンプ本体2を模式的に示した図である。
センターフレーム26は、前板261と後板262と2枚の側板263と底板264と2枚の天板265とを溶接固定することで箱状に形成されている。2枚の側板263は、その平面を前板261および後板262の左右両端に当接して溶接固定している。底板264は、矩形状の鋼板であって、その4つの端部をそれぞれ前板261,後板262および側板263の側面に当接させた状態で溶接固定している。2枚の天板265は、略凹字状に切断した鋼板であって、凹みを対向するようにセンターフレーム26の上部に固定されている。具体的に説明すると、天板265は、前板261及び後板262の上側部に設けられた切欠に挿入されるとともに、その下面を側板263の上縁に当接した状態で溶接固定している。
センターフレーム26は、2枚の天板265の凹部に挟まれた箇所が開口部26aとして解放されている。そして、センターフレーム26の開口部26aは着脱可能な蓋266により閉鎖することができる。
第1タイロッド281aは両端をタッピングした丸棒であり、その一端は補強板267の第2取付孔267bを貫通し前板261のネジ孔261bに螺入するとともに、当該一端部に予め挿入されたナット281bを補強板267側に締め付けることにより固定されている。そして、第1タイロッド281aの他端は後板262の中央の取付孔262aに挿入し後板262の後面より突出させて、突出した箇所にダブルナット281cを締め付け固定している。これによりセンターフレーム26の前板261が前方に引っ張られた時には、第1タイロッド281aの一端も前方に引っ張られるが、他端はダブルナット281cにより後板262の前方への移動を制限されている。これにより前板261と後板262とが相対的に離れることを制限する。
まずブーム装置Bを動作させることでブームの先端135を打設位置まで展開する。そして、生コンクリートを圧送する場合には、まず、Sバルブ33及びポンプシリンダ21,22を作動させる。すなわち、右側のバルブ駆動シリンダ34bを伸長させてSバルブ33をバルブケーシング31内で右側に揺動させ、Sバルブ33の吸入口33bを右側のポンプシリンダ21の吐出端22bに接続し、吐出配管35と右側のポンプシリンダ22とを連通させる。
その状態で左側ポンプシリンダ21のポンプピストン21aを前方に移動させるとともに、右側のポンプシリンダ22のポンプピストン22aを後方に移動させて、左側のポンプシリンダ21内にバルブケーシング31内の生コンクリートを吸入する。
この状態で一対のポンプピストン21a,22aを前記と逆の作動をさせる。つまり、右側ポンプシリンダ22のポンプピストン22aを前方に移動させるとともに、左側のポンプシリンダ21のポンプピストン21aを後方に移動させる。これにより、右側のポンプシリンダ22は、その内部にバルブケーシング31内の生コンクリートを吸い込み、左側のポンプシリンダ21は、その内部に吸入しておいた生コンクリートをSバルブ33に押し出すとともに吐出配管35内に圧送する。この時作用力X1〜X3は前述とは左右が逆転しただけであり、同様に前板261と補強板267と後板262とで分散して受けている。
上記作動を繰り返すことによりバルブケーシング31内の生コンクリートを吐出配管35に連続的に圧送することができる。
ポンプシリンダ21,22はポンプピストン21a、22bの前後方向の往復運動により生コンクリートを吸入および吐出している。ポンプシリンダ21,22やポンプピストン21a,22aに生コンクリートが付着したまま放置すると生コンクリートが固着してしまう。そこで、生コンクリートの打設作業が終わると、ポンプシリンダ21,22やポンプピストン21a,22aを洗浄している。
また、ポンプピストン21a,22aは生コンクリートを圧送するときにポンプシリンダ21,22の内壁を摺動するため、その外周が磨耗する。摩耗が進行するとポンプピストン21a,22aとポンプシリンダ21,22との間のシール性が低下し、生コンクリートの吸入・圧送ができなくなったり、ポンプピストン21a,22aから漏れてしまったりする。そこでポンプピストン21a,22aが磨耗した時には新たなポンプピストン21a,22aに交換する必要がある。
ポンプピストン21a,22aは、ロッド25側からベース291,カラー293,2個のパッキン295,パッキン295の間に配置したスペーサ296,カバー297とを組み立てることで構成している。パッキン295は鋼製のリング295aに高分子材料製のパッキン部295bを接合している。パッキン部295bの外径はポンプシリンダ21,22の内径よりもやや大きく設定されており、パッキン部295bの弾性により隙間なくポンプピストン21a,22a内に挿入される。
段差を有したベース291は、ピストンロッド25の先端にナット292にて固定しており、カラー293は鋼鉄製のリングであり、貫通穴293aに通したボルト294をネジ孔291aに螺入することによりベース291に固定している。カラー293の外側には、1つ目のパッキン295(穴295c),スペーサ296(穴296a),2つ目のパッキン295の順に嵌める。2つ目のパッキン295の外側よりカバー297を当てて、複数のボルト298をカバーに設けた孔297aとカラーに設けた孔293bとを貫通しベース291のネジ孔291bに螺入することでパッキン295,スペーサ296,カバー297を固定する。
図4は両ポンプピストン21a,22aを最前端まで移動させた状態を示している。ポンプピストン21a,22aはセンターフレーム26の中央よりも前方に位置し、開口部26aから視認することができるようになっている。このときパッキン295を固定したボルト298も視認することができる。本実施例においてはボルト298は6角頭ボルトを用いているため、スパナT1を用いて回転させると取り外すことができる。センターフレーム26の内部には第1タイロッド281aが通っているため、スパナT1をまわすとスパナT1と第1タイロッド281aとが接触し、図5の一点鎖線で示すような範囲でしか旋回させることができなくなってしまう。
第1タイロッド281aは、センターフレーム26に着脱可能に取り付けているため、スパナT1を使用する時にはセンターフレーム26から取り外すことで、スパナT1と接触することを防ぎ、スパナT1の旋回範囲を広くすることができる。また、第1タイロッド281aは、その一端部を前板261のネジ孔261bに螺入し、他方は後板262に固定していないため、ネジ孔261bから取り外すことにより後方に移動させることができる。これにより、取り外し作業が容易になるとともに、メンテナンス終了後にはタイロッド281aを前方に移動させ、前板261に螺入するだけで固定することができ、固定作業も容易におこなうことができる。
第1タイロッド281aは、メンテナンスの際に前板261から外して後方に移動させるようにしたが、前板261に設けたネジ孔と後板262に設けた取付孔とを前後逆に配置し、第1タイロッド281aを前方に移動させるようにしても良い。
また、前後板261,262の両方を取付孔として、タイロッド281aを前後板261,262より外方に突出するようにし、タイロッド281aの突出した箇所にダブルナットを締めることで固定するようにしてもよい。この場合、前後いずれか一方のダブルナットを外せば第1タイロッド281aを前後いずれか一方に移動することができるため、作業者がよいと判断する方向に第1タイロッド281aを移動させることができる。
2 コンクリートポンプ本体
21 左側のポンプシリンダ
22 右側のポンプシリンダ
23 左側駆動シリンダ
23a 駆動ピストン
23e フランジ部
23f カバー
23g ボルト
23h ボルト
24 右側の駆動シリンダ
24a 駆動ピストン
24f カバー
24h ボルト
25 ピストンロッド
26 センターフレーム
26a 開口部、
261 前板
261a 取付孔、
261b ネジ孔、
261c 貫通穴、
262 後板、
262a 中央の取付孔、
262b 側部取付孔、
262c 連通孔、
263 側板、
264 底板、
265 天板、
267 補強板、
267a 第一取付孔、
267b 取付孔、
267c 貫通孔、
268 リブ、
27 ポンプフレーム、
28 タイロッド、
281a 第1タイロッド、
281b ナット、
281c ダブルナット、
282a 第2タイロッド、
282b ナット、
282c ダブルナット、
291 ベース、
292 ナット、
293 カラー、
294 ボルト、
295 パッキン、
295a リング、
295b パッキン部、
296 スペーサ、
297 カバー、
298 ボルト、
3 バルブ装置
33 Sバルブ
C 制御装置
H ホッパ
En エンジン
Claims (3)
- 油圧ポンプから送られた作動油により伸縮する駆動シリンダと、
駆動シリンダに連結したポンプリンダと、
中空の箱型で、一側面に駆動シリンダを、一側面に対向する側面にポンプシリンダを取り付けたセンターフレームと、
センターフレームの一側面と一側面に対向する側面との間に着脱可能に取り付けたタイロッドとを備えたことを特徴とするコンクリートポンプ。 - 前記センターフレームは、一側面に第1取付孔と第2取付孔とを備えた補強板を備え、前記第1取付孔を貫通するボルトにより前記駆動シリンダを固定し、前記第2取付孔に前記タイロッドを貫通させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンクリートポンプ。
- 前記センターフレームは、一側面にネジ穴を、対向する側面に貫通穴を備え、前記タイロッドは、前記ネジ穴に一端を螺入固定するとともに他端を前記貫通穴を通してナットにより締結したことを特徴とする請求項2記載のコンクリートポンプ。
Priority Applications (1)
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