JP2013193808A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送装置は、被搬送部材を搬送する搬送装置であって、被搬送部材に搬送力を印加する押圧部材と、押圧部材に所定の負荷より大きい負荷がかかったことを検出する負荷検出手段と、を備える。押圧部材は、移動させられることによって被搬送部材に当接し、負荷検出手段によって、押圧部材に所定の負荷より大きい負荷がかかったことが検出された場合に、押圧部材の移動を停止させる移動制御手段をさらに備える。
【選択図】図4
Description
第2の位置は、第1の位置に位置する被搬送部材に対応して設定された押圧部材の位置である。これにより、押圧部材が、被搬送部材の搬送を実施する動作をしたにもかかわらず、被搬送部材が搬送されていない状態が発生した場合に、当該状態であることを検出することができる。
最初に、被搬送部材としてのマーキング対象物について、図1を参照して説明する。図1は、マーキング対象物と、マーキング対象物に描画されたマーキング画像とを示す説明図である。図1(a)は、マーキング画像が描画された半導体パッケージを示す説明図であり、図1(b)は、半導体パッケージが保持基板上に整列させられたパッケージ描画体を示す説明図であり、図1(c)は、半導体チップに描画されたマーキング画像を示す説明図であり、図1(d)は、半導体チップが保持基板上に整列させられた状態を示す説明図である。
図1(b)に示したように、半導体パッケージ11を保持基板12の上に整列させて仮固定し、パッケージ描画体10を構成する。パッケージ描画体10に描画する画像を、パッケージ描画画像110Aと表記する。パッケージ描画体10を、液滴吐出装置101(図2参照)の媒体載置台31(図2参照)に載置して、パッケージ描画体10にパッケージ描画画像110Aを描画することで、半導体パッケージ11にパッケージ画像110を描画する。
図1(d)に示したように、半導体チップ16を保持基板17の上に整列させて仮固定し、チップ描画体15を構成する。チップ描画体15に描画する画像を、チップ描画画像150Aと表記する。チップ描画体15を、液滴吐出装置101の媒体載置台31に載置して、チップ描画体15にチップ描画画像150Aを描画することで、半導体チップ16にチップ画像150を描画する。
次に、上述したチップ描画体15のような描画対象に、チップ描画画像150Aのような画像を描画する描画装置ユニットについて、図2を参照して説明する。図2は、描画装置ユニットの構成を示す説明図である。
チップ描画体15などは、所定の格納棚21(図3参照)に装着される。チップ描画体15などが装着された格納棚21をロード装置105に装填することで、チップ描画体15などが、描画装置ユニット100に供給される。
描画装置ユニット100における処理が終了したチップ描画体15などは、アンロード装置106の待機テーブル154上に移動され、アンロード装置106に装填された格納棚21に装着される。当該格納棚21をアンロード装置106から取り出すことによって、処理済みのチップ描画体15などが、描画装置ユニット100から除材される。
入出力装置108は、描画ユニット制御装置107に接続されている。入出力装置108は、描画ユニット制御装置107の記憶装置に記憶させるプログラムやデータなどを入力するための入力手段として機能する。描画ユニット制御装置107は、記憶装置に記憶されたプログラムやデータなどにしたがって、上記した各装置などを制御する。また、入出力装置108は、各装置などの稼働にともなって取得されるデータの出力手段としても、機能する。
表示装置109は、各装置などの稼働状態などを表示する手段として機能する。
次に、ロード装置105について、図3を参照して説明する。図3は、ロード装置の要部の概略構成を示す説明図である。
図3に示したように、ロード装置105は、押出装置51と、格納棚支持装置52と、待機テーブル54と、を備えている。
チップ描画体15などは、格納棚21に装着され、格納棚21を格納棚支持装置52上に装填することで、描画装置ユニット100に供給される。
格納棚21は、略直方体形状の筐体である。略直方体形状の側面は、隣り合わない2面が、側壁22で形成されている。残りの2面は開口している。側壁22の内面には桟突起24が形成されている。
格納棚21が格納棚支持装置52上に装填された状態において、桟突起24は、略水平方向(図3のX軸方向)に延在している。対向する位置に配設された桟突起24は、鉛直方向(図3のZ軸方向)において略同じ高さに形成されている。
チップ描画体15などは、開口から格納棚21に挿入され、対向する位置に配設された桟突起24に差し渡される状態で、保持される。開口は、X軸方向からチップ描画体15などを挿入可能に開口している。格納棚21には、対向する位置に配設された桟突起24の組が複数形成されており、複数のチップ描画体15などを収容可能である。
格納棚支持装置52は、装填された格納棚21を、Z軸方向に移動自在であって、任意の位置に保持可能に支持している。
次に、押出装置51の構成について、図4を参照して説明する。図4は、押出装置の構成を示す模式図である。図4(a)は、押出装置の構成を示す模式平面図であり、図4(b)は、押出装置の構成を示す模式側面図である。図4に示したX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、図3に示したX軸方向、Y軸方向、又はZ軸方向と一致している。
図4に示したように、押出装置51は、押圧枠56と、押圧移動枠57と、加圧ユニット58と、ガイドレール59と、押圧枠センサー81と、媒体センサー82と、相対位置センサー83と、図示省略したロードシリンダーと、を備えている。
押圧移動枠57は、ガイドレール59に、摺動自在に支持されている。押圧移動枠57における格納棚支持装置52の反対側の端は、図示省略したロードシリンダーに固定されている。ロードシリンダーは、エアーシリンダーである。押圧移動枠57は、ロードシリンダーによって、X軸方向、すなわち格納棚支持装置52に支持された格納棚21に対する離接方向に、自在に移動可能である。また、任意の位置に保持可能である。
押圧枠56における格納棚支持装置52の側の端を押圧端63と表記し、反対側の端を加圧端64と表記する。押圧枠56は、押圧移動枠57から格納棚支持装置52側に、押圧端63が突き出された状態で保持されている。押圧枠56が、押圧部材に相当し、押圧移動枠57が、押圧基材に相当する。
ロッド支持枠76は、押圧移動枠57に立設されている。ロッド支持枠76は、押圧枠56の加圧端64側で、押圧枠56とX軸方向に並んでいる。ロッド支持枠76には、軸方向がX軸方向である孔が形成されている。
加圧ロッド72は、円柱形状のロッド部73と、ロッド部73の一端に一体に形成された円板形状のロッド基部74と、を有している。加圧ロッド72は、ロッド部73がロッド支持枠76の孔に遊嵌して、X軸方向に摺動自在に支持されている。ロッド基部74は、ロッド支持枠76に対して、押圧枠56の反対側に位置している。ロッド基部74の外径はロッド支持枠76の孔径より大きくなっており、加圧ロッド72の押圧枠56側への移動が規制されている。ロッド部73の先端は、押圧枠56の加圧端64に固定されている。ロッド支持枠76と押圧枠56とは、一体で、押圧移動枠57に対してX軸方向に相対移動可能に支持されている。
バネ力調整機構78と、バネ支持枠77と、加圧バネ71と、加圧ロッド72及びロッド支持枠76と、押圧枠56とは、押圧移動枠57上で、この順序でX軸方向に並んでいる。
加圧バネ71は、負荷によって長さが変わる圧縮コイルバネである。加圧バネ71の力による押圧力によって、加圧ロッド72のロッド基部74がロッド支持枠76に押し付けられており、加圧ロッド72の押圧移動枠57に対する相対位置が定まっている。すなわち、加圧ロッド72に固定された押圧枠56の押圧移動枠57に対する相対位置が定まっている。押圧移動枠57から、加圧ユニット58を介して押圧枠56に印加可能な力の大きさは、加圧バネ71による押圧力によって規定される。加圧バネ71による押圧力は、バネ力調整機構78によってバネ支持枠77のX軸方向の位置を調整することによって調整可能である。バネ力調整機構78が、圧力調整手段に相当する。加圧ユニット58が、加圧手段に相当する。
押圧枠56に、押圧移動枠57に対して押圧枠56をロッド支持枠76の方向に相対移動させる力であって、加圧バネ71による押圧力より大きい力が印加されると、押圧枠56は押圧枠56に対して、ロッド基部74がロッド支持枠76から離間する方向に、相対移動する。
押圧移動枠57は、ロードシリンダーによって押圧されると、ガイドレール59に沿って摺動し、格納棚支持装置52側に移動する。押圧移動枠57に支持された押圧枠56も格納棚支持装置52側に移動し、押圧端63がチップ描画体15の端面に当接する。さらに押圧移動枠57が移動することによって、チップ描画体15が格納棚21から押出され、待機テーブル54上に載置される。押圧枠56が、押圧部材に相当する。
押圧枠センサー81は、押圧枠56が、チップ描画体15を待機テーブル54上に押出した位置から、さらにX軸方向に移動した位置に位置したことを検出できる位置に配設されている。押圧枠56が、チップ描画体15を待機テーブル54上に押出した位置から、さらにX軸方向に移動した位置が、第2の位置に相当する。押圧枠センサー81が、押圧部材検出手段に相当する。
押圧移動枠57と押圧枠56の相対位置が、ロッド基部74がロッド支持枠76に当接している場合の相対位置である場合、移動部84と固定部85とは離れており、相対位置センサー83からは、検出信号は出力されない。押圧枠56に加圧バネ71がさらに圧縮されるような力が作用すると、押圧移動枠57と押圧枠56とは、ロッド基部74がロッド支持枠76から離間する方向に、相対移動する。押圧移動枠57に固定された固定部85に対して、押圧枠56に固定された移動部84が相対移動し、移動部84が固定部85のスリットに挿入されて、相対位置センサー83から、検出信号が出力される。
このように、相対位置センサー83によって、押圧枠56に加圧バネ71がさらに圧縮されるような力が作用していることが検出できる。相対位置センサー83が、負荷検出手段に相当する。加圧バネ71がさらに圧縮される力の大きさは、バネ力調整機構78によって、押圧移動枠57(ロッド支持枠76)に対するバネ支持枠77の相対位置を調整することによって調整することができる。
次に、押出装置51によって、格納棚21に収容されているチップ描画体15を待機テーブル54上に押出す押出工程について、図5、図6、図7、及び図8を参照して説明する。図5は、押出工程の各工程を示すフローチャートである。図6は、相対位置センサーが過負荷を検出した状態を示す説明図である。図7は、媒体センサーがチップ描画体を検出した状態を示す説明図である。図8は、押圧枠センサーが押圧枠を検出した状態を示す説明図である。図6(a)、図7(a)、及び図8(a)は平面図であり、図6(b)、図7(b)、及び図8(b)は側面図である。
次に、ステップS2では、格納棚支持装置52によって、格納棚21の位置を調整する。格納棚支持装置52によって、格納棚21をZ軸方向に移動させて、格納棚21に収容されているチップ描画体15のZ軸方向の位置が、押圧枠56の押圧端63のZ軸方向の位置と略一致する位置に、格納棚21の位置を調整する。
次に、ステップS3では、押出装置51によるチップ描画体15の押出を開始する。上述したように、押圧移動枠57は、ロードシリンダーによって押圧されると、ガイドレール59に沿って摺動し、格納棚支持装置52側に移動する。押圧移動枠57に支持された押圧枠56も格納棚支持装置52側に移動し、押圧端63がチップ描画体15の端面に当接する。さらに押圧移動枠57が移動することによって、チップ描画体15が格納棚21から押出され、待機テーブル54上に載置される。ステップS3では、この押出動作を開始する。
相対位置センサー83から、検出信号が出力されていた場合(ステップS4でYES)には、ステップS5に進む。相対位置センサー83から、検出信号が出力されていなかった場合(ステップS4でNO)には、ステップS7に進む。
タイムアウトが発生していた場合(ステップS7でYES)には、ステップS5に進む。タイムアウトが発生していなかった場合(ステップS7でNO)には、ステップS8に進む。
上述したように、押圧枠センサー81は、押圧枠56が、チップ描画体15を待機テーブル54上に押出した位置から、さらにX軸方向に移動した位置に位置したことを検出できる位置に配設されている。図7に示したように、押圧枠56が、チップ描画体15を待機テーブル54上に押出した場合には、媒体センサー82がチップ描画体15を検出し、押出動作は停止される。図8に示したように、押圧枠56が、チップ描画体15を待機テーブル54上に押出した位置から、さらにX軸方向に移動した場合に、押圧枠センサー81が押圧枠56を検出する。
したがって、押圧枠センサー81が押圧枠56を検出する場合は、押出装置51は正常に動作している可能性が高い。何らかの理由、例えば、格納棚21のチップ描画体15が欠落していた(チップ描画体15の格納棚21への装填ミス)ことによって、押出装置51は正常に動作したが、チップ描画体15は搬送されなかった可能性が高い。この場合は、再度ステップS2を実施して、チップ描画体15のZ軸方向の位置が、押圧枠56の押圧端63のZ軸方向の位置と略一致する位置に、格納棚21の位置を調整することで、正常な押出工程を実施することができる。
ステップS9でNOとなる場合は、押出装置51が正常に稼働しておりチップ描画体15を押出す工程を実施している途中である場合である。媒体センサー82がチップ描画体15を検出した場合は、図7に示したように、押出装置51が正常に稼働して、チップ描画体15の押出が正常に実施された場合である。
媒体センサー82がチップ描画体15を検出していた場合(ステップS9でYES)には、ステップS10に進む。媒体センサー82がチップ描画体15を検出していなかった場合(ステップS9でNO)には、ステップS4に戻り、ステップS4からステップS9を繰り返す。
ステップS10を実施して、チップ描画体15を待機テーブル54上に押出す押出工程を終了する。
待機テーブル54上に押出されたチップ描画体15は、搬送ロボット102によって、次の処理を実施する装置(例えば、前処理装置103)に搬送される。待機テーブル54上のチップ描画体15が搬送されたところで、ロード装置105に装填された格納棚21にチップ描画体15が残っている場合には、次の押出工程を実施する。この場合には、ステップS1の押圧力の調整は省略してもよい。
(1)押圧枠56は、押圧移動枠57に対して、X軸方向に相対移動可能に支持されており、加圧バネ71によって付勢されることによって、所定の相対位置に保持されている。このため、押圧枠56に、加圧バネ71の付勢力より大きな負荷がかかると、押圧枠56は、押圧移動枠57に対して、X軸方向に相対移動する。当該相対移動距離が所定の距離になると、相対位置センサー83がONになる。これにより、相対位置センサー83によって、押圧枠56に所定の大きさ以上の負荷がかかったことを検出することができる。
Claims (6)
- 被搬送部材を搬送する搬送装置であって、
前記被搬送部材に搬送力を印加する押圧部材と、
前記押圧部材に所定の負荷より大きい負荷がかかったことを検出する負荷検出手段と、を備える、
ことを特徴とする搬送装置。 - 前記押圧部材は、移動させられることによって前記被搬送部材に当接し、
前記負荷検出手段によって、前記押圧部材に所定の負荷より大きい負荷がかかったことが検出された場合に、前記押圧部材の移動を停止させる移動制御手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。 - 前記押圧部材を摺動自在に支持する押圧基材と、
前記押圧基材又は前記押圧部材に固定された加圧手段と、をさらに備え、
前記搬送力は、前記加圧手段を介して前記押圧基材から前記押圧部材に伝えられ、
前記加圧手段は、前記押圧部材と前記押圧基材との摺動方向における長さが、前記押圧部材にかかっている負荷に対応する長さであり、
前記負荷検出手段は、前記摺動方向における前記押圧基材と前記押圧部材との相対位置が特定の相対位置になったことを検出する、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の搬送装置。 - 前記加圧手段を介して伝達可能な力の大きさを調整する圧力調整手段をさらに備えることを特徴とする、請求項3に記載の搬送装置。
- 前記被搬送部材を第1の位置に搬送し、
前記被搬送部材が前記第1の位置に位置することを検出する被搬送部材検出手段と、
前記押圧部材が、前記第1の位置に位置する前記被搬送部材に対応して設定された第2の位置に位置することを検出する押圧部材検出手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記被搬送部材に搬送力を印加するために前記押圧基材を移動させる搬送信号が発信された時点から所定の時間が経過した時点において、前記被搬送部材検出手段及び前記押圧部材検出手段によって前記被搬送部材及び前記押圧部材が検出されない場合に、前記押圧基材の移動を停止させる基材移動制御手段をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の搬送装置。
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JP2012059878A JP2013193808A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 搬送装置 |
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Family
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2012
- 2012-03-16 JP JP2012059878A patent/JP2013193808A/ja not_active Withdrawn
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