JP2013193573A - 車両追従装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行状況に応じた適切な車両追従を行うこと。
【解決手段】制御目標時間演算部が、自車両と先行車両との車間距離の実測値からかかる車間距離の目標値を差し引いた差分値である車間偏差を0とするまでの目標時間を関数値として出力し、パラメータ調整部が、制御目標時間演算部におけるパラメータを、自車両からみた場合の先行車両の相対速度、自車両の車速および車間偏差に基づいて調整し、目標加減速値演算部が、制御目標時間演算部によって出力された関数値に基づいて自車両を加減速させる加減速値を演算し、加減速制御部が、加減速値に基づいて自車両を加減速させるように車両追従装置を構成する。
【選択図】 図3

Description

開示の実施形態は、車両追従装置に関する。
従来、車両に搭載され、運転者の運転を支援するアダプティブクルーズコントロール(Adaptive Cruise Control;以下、「ACC」と記載する)システムが知られている。また、かかるACCシステムに備えられ、ACCの一機能として、目標車間距離を保ちつつ自車両を先行車に追従させる車両追従機能を提供する車両追従装置が知られている。
かかる車両追従装置は、たとえば、実際の車間距離から目標車間距離を差し引いた差分値(以下、「車間偏差」と記載する)、および、自車両から先行車をみた場合の相対速度に基づいて必要となる加減速値を決定する。
なお、かかる加減速値の決定にあたっては、たとえば、横軸に車間偏差をとり、縦軸に相対速度をとって、かかる車間偏差および相対速度の組み合わせごとにあらかじめ加減速値を一意に定めた2次元マップなどが用いられる(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6−255391号公報
しかしながら、従来技術を用いた場合、走行状況によっては適切な車両追従を行いにくい場合があるという問題があった。たとえば、先行車が目標車間距離よりも遠方にあるが、その車速は自車両よりも遅い(すなわち、自車両へ近づいてくる)ものとする。
このとき、自車両は、車間偏差を埋め、目標車間距離を確保するために加速するべきなのか、近づいてくる先行車との衝突を回避するために減速するべきなのか、一概には定めにくい。
これらのことから、走行状況に応じた適切な車両追従を行うことができる車両追従装置をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、走行状況に応じた適切な車両追従を行うことができる車両追従装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る車両追従装置は、自車両を先行車両へ追従させる車両追従装置であって、前記自車両と前記先行車両との車間距離の実測値から該車間距離の目標値を差し引いた差分値である車間偏差を0とするまでの目標時間を関数値として出力する第1の演算部と、前記第1の演算部におけるパラメータを、前記自車両からみた場合の前記先行車両の相対速度、前記自車両の車速および前記車間偏差に基づいて調整する調整部と、前記第1の演算部によって出力された前記関数値に基づいて前記自車両を加減速させる加減速値を演算する第2の演算部と、前記加減速値に基づいて前記自車両を加減速させる加減速制御部とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、走行状況に応じた適切な車両追従を行うことができるという効果を奏する。
図1Aは、実施形態に係る車両追従制御手法の概要を示す図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係る車両追従制御手法の概要を示す図(その2)である。 図1Cは、実施形態に係る車両追従制御手法の概要を示す図(その3)である。 図2は、ガウス関数で用いるパラメータの概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る車両追従装置の構成を示すブロック図である。 図4は、車間偏差および相対速度の組み合わせによる走行状況の違いを示す図である。 図5Aは、各パラメータの説明図(その1)である。 図5Bは、各パラメータの説明図(その2)である。 図5Cは、各パラメータの説明図(その3)である。 図5Dは、各パラメータの説明図(その4)である。 図5Eは、各パラメータの説明図(その5)である。 図6は、変形例に係る制御目標時間演算の説明図である。 図7Aは、車両追従制御の制御例を示す図(その1)である。 図7Bは、車両追従制御の制御例を示す図(その2)である。 図7Cは、車両追従制御の制御例を示す図(その3)である。 図8は、車両追従装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施形態に係る車両追従装置の構成を示すブロック図である。 図10Aは、スイッチの構成例を示す図(その1)である。 図10Bは、スイッチの構成例を示す図(その2)である。 図10Cは、スイッチの構成例を示す図(その3)である。 図11は、第3の実施形態に係る車両追従装置の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する車両追従装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、実施形態に係る車両追従制御手法の概要について図1A〜図2を用いて説明した後に、実施形態に係る車両追従制御手法を適用した車両追従装置について、図3〜図11を用いて説明することとする。
まず、実施形態に係る車両追従制御手法の概要について図1A〜図2を用いて説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係る車両追従制御手法の概要を示す図である。また、図2は、ガウス関数で用いるパラメータの説明図である。
なお、ここで、以下の記載における理解を助けるために、用語の定義について確認しておく。図1Aに示すように、自車両MCの自車線前方を先行車LCが走行している状況が前提である。
そして、車両追従装置は、目標車間距離S(目標値)を保ちつつ自車両MCを先行車LCに追従して走行させる。ここで、車間偏差Devは、実際の車間距離(実測値)から目標車間距離Sを差し引いた差分値である。したがって、車間偏差Devは、先行車LCが目標車間距離Sよりも遠くを走行している場合には正の値をとり、先行車LCが目標車間距離Sよりも近くを走行している場合には負の値をとることとなる。
また、相対速度Rvは、自車両MCから先行車LCをみた場合の速度である。したがって、相対速度Rvは、先行車LCの車速が自車両MCの車速(以下、「自車速」と記載する)よりも速い場合には正の値をとり、先行車LCの車速が自車速よりも遅い場合には負の値をとることとなる。なお、図1Aに示す相対速度Rvの左向き矢印は、先行車LCが自車両MCから遠ざかる、すなわち、相対速度Rvが正の値をとっていることを示している。
なお、以下の説明で用いる各図では、目標車間距離S、車間偏差Devおよび相対速度Rvについてそれぞれ順に、「S」、「Dev」、「Rv」と単に符号のみで簡略的に図示する場合がある。
そして、図1Aに示すように、実施形態に係る車両追従制御手法では、制御目標時間Tt(関数値)を算出し、かかる制御目標時間Ttの経過後に車間偏差Devが0となるような自車両MCの加減速値を算出することとした(図中の「Dev→0」参照)。
そして、図1Bに示すように、実施形態に係る車両追従制御手法では、かかる制御目標時間Ttを、相対速度Rvおよび車間偏差Devに基づくガウス分布(以下、「ガウス関数」と記載する場合がある)を用いて演算することとした。
なお、実施形態に係る車両追従制御手法では、かかるガウス関数のパラメータを走行状況などに応じて調整することによって、ガウス関数が描くこととなるガウス分布の曲面の形状を変化させる。これにより、走行状況に応じた適切な制御目標時間Ttの算出が可能となるので、たとえば、自車両MCのドライバに不安感を与えるような急加速や急減速などを防ぐことができる。
ここで、ガウス関数のパラメータについて図2を用いて説明しておく。図2は、ガウス関数で用いるパラメータの概略図である。なお、図2では、説明を分かりやすくする観点から、ガウス分布の示す曲面を、相対速度軸および車間偏差軸を同軸とした2次元的表現としている。
図2に示すように、車両追従制御手法では、ガウス関数のパラメータとして、X、Y、α、βおよびσを用いる。XおよびYは、ガウス分布の中心からの距離を示すパラメータである。
ここで、Xは相対速度Rvに対応しており、自車速などに基づいて相対速度Rvを重み付けする役割を果たす。同様に、Yは車間偏差Devに対応しており、自車速などに基づいて車間偏差Devを重み付けする役割を果たす。
また、図2に示すように、αは、制御目標時間Ttの最大値を示すパラメータである。βは、制御目標時間Ttの最小値を示すパラメータである。σは、分散、すなわち、平均から変曲点までの距離を示すパラメータである。
実施形態に係る車両追従制御手法では、これらのパラメータを調整することによって、いわばガウス分布の曲面の形状を走行状況などに応じた適切な形状へ適宜変化させる。これにより、走行状況に応じた適切な制御目標時間Ttの算出が可能となる。なお、これらのパラメータの調整については、図5A〜図5Eを用いて後述する。
図1Bの説明に戻る。そして、実施形態に係る車両追従制御手法では、制御目標時間Ttを図1Bに示すようにガウス関数を用いて算出した後、算出された制御目標時間Tt、上述の相対速度Rvおよび車間偏差Devに基づいて自車両MCの加減速値を算出する。
かかる加減速値については、先行車LCが等加速度直線運動をしていると仮定して、いわゆる等加速度直線運動の公式を用いて算出する。したがって、図1Cに示すように、制御目標時間Ttと加減速値とは反比例の関係となる。すなわち、制御目標時間Ttが短ければ加減速値は大きくなる、いわば自車両MCは急な挙動を示すこととなり、制御目標時間Ttが長ければ加減速値は小さくなる、いわば自車両MCは緩やかな挙動を示すこととなる。
実施形態に係る車両追従制御手法は、走行状況などに応じた適切な制御目標時間Ttおよび加減速値を算出することによって、かかる自車両MCの急な挙動あるいは緩やかな挙動を使い分けた適切な車両追従を行うことを目的とするものである。
このように、実施形態に係る車両追従制御手法では、制御目標時間Tt経過後に車間偏差Devが0となるように、かかる制御目標時間Ttを、走行状況に応じてパラメータ調整したガウス関数を用いて算出することとした。また、算出された制御目標時間Ttなどに基づいて等加速度直線運動の公式を用いて自車両MCの加減速値を算出することとした。
したがって、走行状況に応じた適切な車両追従を行うことができる。以下では、図1を用いて説明した車両追従制御手法を適用した車両追従装置についての実施形態を「第1の実施形態」として、図3〜図8を用いて詳細に説明する。
なお、上述したガウス関数のパラメータ調整にあたっては、走行状況だけでなく、ドライバによるスイッチ入力操作に基づいてもよい。以下では、かかる場合の実施形態を「第2の実施形態」として、図9〜図10Cを用いて詳細に説明する。
また、同様に、ドライバによる運転操作に基づいてパラメータ調整を行うこととしてもよい。以下では、かかる場合の実施形態を「第3の実施形態」として、図11を用いて詳細に説明する。
なお、以下では、Xなどのパラメータが異なる値をとる場合については、XやXのように、下付きの添字を付して識別する場合がある。
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態に係る車両追従装置10の構成を示すブロック図である。なお、図3では、車両追従装置10の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図3に示すように、車両追従装置10は、制御部11と、記憶部12とを備える。制御部11は、初期情報取得部11aと、パラメータ調整部11bと、制御目標時間演算部11cと、目標加減速値演算部11dと、加減速制御部11eとをさらに備える。記憶部12は、パラメータ情報12aを記憶する。
また、図3に示すように、車両追従装置10の外部には、レーダ20や車速センサ30などの検出デバイスが配設されている。また、同様に車両追従装置10の外部には、電子スロットル40と、ブレーキ50とが配設されている。
まず、これら車両追従装置10の外部に配設される各種デバイスについて説明する。レーダ20は、周波数変調した送信信号を自車両MCの前方へ射出して、かかる送信信号に基づく反射波を受信信号として受信するデバイスである。なお、受信された受信信号は、初期情報取得部11aへ受け渡される。
車速センサ30は、自車速を検出し、検出した車速を初期情報取得部11aへ通知するデバイスである。なお、走行状況を検出する検出デバイスは、これらレーダ20や車速センサ30に限られるものではないが、ここでの記載を省略している。
電子スロットル40は、電子制御を介してエンジンのスロットルを開閉するユニットである。ブレーキ50は、自車両MCを制動するユニットである。
次に、車両追従装置10の内部の構成要素について説明する。制御部11は、車両追従装置10の全体制御を行う。初期情報取得部11aは、車両追従制御に必要となる初期情報を取得する。
具体的には、初期情報取得部11aは、たとえば、レーダ20から受け取った受信信号を解析して自車両MCの周囲に存在する物標に関する情報である物標情報を取得する。また、取得した物標情報に基づいて先行車LCが存在するか否かを判定する。
ここで、先行車LCが存在した場合、初期情報取得部11aは、物標情報に含まれる先行車LCの距離(すなわち、実際の車間距離)に基づいて車間偏差Devを算出する。このとき、かかる算出に必要となる目標車間距離Sは、あらかじめ初期情報取得部11aが取得済みであるものとする。
なお、車速センサ30によって検出される自車速に基づき、初期情報取得部11aにおいてかかる目標車間距離Sを算出することとしてもよい。たとえば、通常、高速道路など車両追従が行われる機会が多い状況では、自車速が高いときほど車間距離が大きく、自車速が低いときほど車間距離が小さくなる傾向にあることから、目標車間距離Sを、自車速が高いほど大きく、自車速が低いほど小さくなるように算出してもよい。
また、初期情報取得部11aは、物標情報に含まれる先行車LCの相対速度Rvを抽出する。そして、初期情報取得部11aは、車間偏差Dev、相対速度Rvおよび車速センサ30によって検出された自車速をパラメータ調整部11bへ受け渡す。
パラメータ調整部11bは、初期情報取得部11aから受け取った車間偏差Dev、相対速度Rvおよび自車速に基づいてガウス関数のパラメータ調整を行う。また、パラメータ調整部11bは、あらかじめ各パラメータが格納されているパラメータ情報12aを調整後の各パラメータで更新する。また、パラメータ調整部11bは、車間偏差Devおよび相対速度Rvを制御目標時間演算部11cへ受け渡す。
ここで、かかるパラメータ調整に関連して、車間偏差Devおよび相対速度Rvの組み合わせによる走行状況の違いについて説明しておく。図4は、車間偏差Devおよび相対速度Rvの組み合わせによる走行状況の違いを示す図である。
なお、図4には、車間偏差Devが正の値をとるか否か、および、相対速度Rvが正の値をとるか否かによって組み合わせた4つの走行状況を示している。以下の説明では、かかる組み合わせのそれぞれを指す際に、紙面を上面視した場合の左上、右上、左下、右下といった表現をとることがある。
図4に左上の組み合わせとして示すように、車間偏差Devおよび相対速度Rvのいずれも正の値をとる場合(図中の「Dev>0」および「Rv>0」参照)とは、先行車LCが目標車間距離Sよりも遠くにあり、かつ、さらに遠ざかる場合である。
かかる場合、車両追従装置10は、車間偏差Devを埋め、かつ、相対速度Rvが0となるように、自車両MCを自明として「加速」させることとなる。このとき、パラメータ調整部11bは、車間偏差Devや相対速度Rvなどに応じて、かかる「加速」における緩急といった特性が適切なものとなるようにパラメータ調整を行う。
また、図4に右下の組み合わせとして示すように、車間偏差Devおよび相対速度Rvのいずれも負の値をとる場合(図中の「Dev<0」および「Rv<0」参照)とは、先行車LCが目標車間距離Sよりも近くにあり、かつ、さらに近づく場合である。
かかる場合、車両追従装置10は、自車両MCを自明として「減速」させることとなる。このとき、パラメータ調整部11bは、車間偏差Devや相対速度Rvなどに応じて、かかる「減速」における緩急といった特性が適切なものとなるようにパラメータ調整を行う。なお、ここでは、衝突の危険性を回避する観点から、制御目標時間Ttを他の組み合わせよりも短くする、すなわち、急減速させる調整を行うことが好ましい。
また、図4に左下の組み合わせとして示すように、車間偏差Devが負の値をとり、相対速度Rvが正の値をとる場合(図中の「Dev<0」および「Rv>0」参照)とは、先行車LCが目標車間距離Sよりも近くにあるが、遠ざかる場合である。
かかる場合には、「加速」あるいは「減速」の選択肢があるといえる。たとえば、車間偏差Devがなくなるように自車両MCを「減速」させてもよいし、相対速度Rvが0となるように自車両MCを「加速」させてもよい。かかる点は、「加速」あるいは「減速」にどのような緩急をつけるかといった特性によって定めることができる。すなわち、パラメータ調整部11bは、車間偏差Dev、相対速度Rvおよび自車速のとる値に応じてかかる特性が適切なものとなるようにパラメータ調整を行う。
この点は、図4に右上の組み合わせとして示す、車間偏差Devが正の値をとり、相対速度Rvが負の値をとる場合(図中の「Dev>0」および「Rv<0」参照)についても同様である。
なお、図4に破線の閉曲線M1で囲んで示す左下の組み合わせについては、図7A〜図7Cを用いつつ、具体的な車両追従制御の一例を挙げて後述する。
ここで、パラメータ調整部11bが各パラメータを調整することによってガウス分布の曲面の形状にどう影響を与えるか、すなわち、ガウス関数にどのような特性を与えるかについて、図5A〜図5Eを用いて説明する。
図5A〜図5Eは、各パラメータの説明図である。なお、図5A〜図5Eにはそれぞれ順に、X、Y、α、βおよびσの説明図を示している。
図5Aに示すように、Xは、相対速度Rvに応じて重み付けられるガウス分布の中心からの距離である。かかるXは、たとえば、式「X=相対速度Rv×係数値」によって算出される。ここで、パラメータ調整部11bは、相対速度Rvがとる値の正負によって重み付けを変える。
具体的には、図5Aに示すように、前述の式の係数値を調整することによって、相対速度Rv≧0の場合のXよりも、相対速度Rv<0の場合のXを大きくする。これにより、ガウス関数に対して、たとえば、相対速度Rv≧0の場合に比べて衝突の危険性の高い相対速度Rv<0の場合に、より「急」に加減速を行わせるという特性を与えることができる。
車間偏差Devの場合も同様である。すなわち、図5Bに示すように、車間偏差Devに応じて重み付けられるガウス分布の中心からの距離であるYは、たとえば、式「Y=車間偏差Dev×係数値」によって算出される。
そして、パラメータ調整部11bは、前述の式の係数値を調整することによって、車間偏差Dev≧0の場合のYよりも、車間偏差Dev<0の場合のYを大きくする。これにより、たとえば、車間偏差Dev≧0の場合に比べて衝突の危険性の高い車間偏差Dev<0の場合に、より「急」に加減速を行わせるという特性をガウス関数に対して与えることができる。
また、図5Cに示すように、αは、制御目標時間Ttの最大値である。かかるαは、パラメータ調整部11bにより、たとえば、自車速に応じて調整される。
具体的には、図5Cに示すように、自車速が低速の場合のαよりも、自車速が高速の場合のαを大きくする。これにより、ガウス分布の頂をより押し上げることとなるので、自車速が低速の場合よりも、自車速が高速の場合に、より「緩」やかに加減速を行わせるという特性をガウス関数に対して与えることができる。
βの場合も同様である。すなわち、図5Dに示すように、制御目標時間Ttの最小値であるβは、パラメータ調整部11bにより、たとえば、自車速に応じて調整される。
具体的には、図5Dに示すように、自車速が低速の場合のβよりも、自車速が高速の場合のβを大きくする。これにより、ガウス分布の曲面の裾(すそ)にあたる部分をより押し上げることとなるので、自車速が低速の場合よりも、自車速が高速の場合に、より「緩」やかに加減速を行わせるという特性をガウス関数に対して与えることができる。
なお、図5Cおよび図5Dで説明した特性は、上述のように自車速が高いときほど車間距離が大きく、自車速が低いときほど車間距離が小さくなる傾向にある点に基づく。
また、図5Eに示すように、σは、平均から変曲点までの距離である。言い換えるならば、ガウス分布の裾の広がりを示す。かかるσもまた、パラメータ調整部11bにより、たとえば、自車速に応じて調整される。
具体的には、図5Eに示すように、自車速が低速の場合のσよりも、自車速が高速の場合のσを大きくしてガウス分布の裾を広くなだらかにする。これにより、相対速度Rvあるいは車間偏差Devのとる値v1について、自車速が高速の場合と低速の場合とで、それぞれの制御目標時間Tt,Ttに「Tt>Tt」の差異をつけることができる。すなわち、自車速が低速の場合よりも、自車速が高速の場合に、より緩やかに加減速を行わせるという特性をガウス関数に対して与えることができる。
そして、パラメータ調整部11bは、これまで説明してきた各パラメータの調整を組み合わせることによって、走行状況に応じた特性をガウス関数に対して与えることとなる。
図3の説明に戻り、制御目標時間演算部11cについて説明する。制御目標時間演算部11cは、パラメータ情報12aに含まれる各パラメータであるX、Y、α、βおよびσに基づき、下記の式(1)であらわされるガウス関数を用いて制御目標時間Ttを算出する。
Figure 2013193573
また、制御目標時間演算部11cは、算出した制御目標時間Ttと、パラメータ調整部11bから受け取った車間偏差Devおよび相対速度Rvとを、目標加減速値演算部11dへ受け渡す。
目標加減速値演算部11dは、制御目標時間演算部11cから受け取った制御目標時間Tt、車間偏差Devおよび相対速度Rvに基づき、等加速度直線運動の公式を用いて自車両MCの加減速値を算出する。なお、このときの算出式は、「加減速値={2*(相対速度Rv*制御目標時間Tt+車間偏差Dev)}/制御目標時間Tt」であらわされる。
また、目標加減速値演算部11dは、算出した加減速値を加減速制御部11eへ受け渡す。
加減速制御部11eは、目標加減速値演算部11dから受け取った加減速値に基づいて電子スロットル40およびブレーキ50を制御する。また、加減速制御部11eは、電子スロットル40およびブレーキ50の制御後、初期情報取得部11aへ制御を移す。
そして、初期情報取得部11aは、あらたな初期情報を取得してこれまで説明してきた以降の処理を繰り返すこととなる。
記憶部12は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、レジスタといった記憶デバイスで構成される記憶部であり、パラメータ情報12aを記憶する。
パラメータ情報12aは、既に述べたが、各パラメータの最新値が含まれる情報である。なお、パラメータ情報12aは、車両追従装置10の出荷前の段階で、かかる車両追従装置10が搭載される自車両MCの種別や特性などに応じた各パラメータを初期値として含んであらかじめ格納される。
ところで、これまでは、左右対称となるガウス分布(すなわち、正規分布)が示すガウス関数を用いて制御目標時間Ttを演算する場合について説明したが、これに限られるものではない。そこで、かかる制御目標時間Tt演算の変形例について、図6を用いて説明する。
図6は、変形例に係る制御目標時間Tt演算の説明図である。図6に示すように、制御目標時間演算部11cは、用いる関数が左右非対称な分布(たとえば、ガンベル分布など)を示すものであってもよい。したがって、ガウス関数に限られない。
たとえば、図6に示す分布曲線の場合、相対速度Rvあるいは車間偏差Devの原点から等距離(すなわち、絶対値が同一)の値であるv、vにつき、負の値であるvについては制御目標時間Ttを出力することができる。また、正の値であるvについては、制御目標時間Ttよりも大きい制御目標時間Ttを出力することができる。
これにより、たとえば、絶対値の同一な車間偏差Devであっても、目標車間距離Sより手前に先行車LCがある(すなわち、車間偏差Dev<0である)ことによってドライバへ恐怖心を与えやすい場合に、急な加減速でかかる恐怖心を解消させることができる。
次に、これまで説明した車両追従制御の制御例について、図7A〜図7Cを用いて説明する。図7A〜図7Cは、車両追従制御の制御例を示す図である。
図7Aには、制御例の対象となるケースを示している。図7Aに示すように、自車両MCが先行車LCの走行している車線にカットインしたものとする。また、カットイン直後には、目標車間距離Sに対して車間偏差Devは負の値(図中の「Dev<0」参照)、相対速度Rvは正の値(図中の「Rv>0」参照)をそれぞれとっていたものとする。
これは、既に図4に破線の閉曲線M1で囲んで示したケースに相当する。かかる場合、カットイン直後の自車両MCは、「減速」するか「加速」するかのいずれの挙動も示すことができる。
ここで、パラメータ調整部11bによってβのパラメータにつき、βおよびβの2通りの値を想定する。そして、図7Aに示すように、「β<β」であるものとする。また、かかるβおよびβについて制御目標時間演算部11cがそれぞれ出力した制御目標時間Tt,Ttは、「制御目標時間Tt<制御目標時間Tt」の関係にあるものとする。
図7Bには、β=βの場合を示している。図7Bに示すように、かかる場合、たとえば、一定の先行車速で走行する先行車LCに対して、自車両MCは一旦自車速を減速した後、自車速を先行車速まで上げてゆき、相対速度Rvを0にする。
また、図7Cには、β=βの場合を示している。図7Cに示すように、かかる場合、たとえば、自車両MCは自車速を減速させることなく、徐々に自車速を先行車速まで上げてゆき、相対速度Rvを0にする。
ここで、図7Bおよび図7Cそれぞれの場合には、各々特有の利点がある。すなわち、図7Bの場合には、一旦減速することによってドライバの恐怖心を解消させることができる。また、比較的短い時間で理想的な車両追従状態へ移行することができる。
また、図7Cの場合には、減速することなく比較的長い時間をかけて徐々に加速することによって理想的な車両追従状態へ移行するので、自車両MCの機構にかけるストレスが少ない。また、急な加減速によってドライバに与えるストレスを抑えることができる。
このように、βほか各パラメータを調整することによって、走行状況に応じた適切な車両追従を行うことが可能となる。
次に、第1の実施形態に係る車両追従装置10が実行する処理手順について説明する。図8は、車両追従装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、初期情報取得部11aが、初期情報を取得する(ステップS101)。そして、初期情報取得部11aは、取得した初期情報に基づいて先行車LCを検索し(ステップS102)、先行車LCが存在するか否かを判定する(ステップS103)。
ここで、先行車LCが存在すると判定された場合(ステップS103,Yes)、パラメータ調整部11bが、取得された情報に基づいてパラメータを調整する(ステップS104)。そして、制御目標時間演算部11cが、調整されたパラメータを用いて制御目標時間Ttを演算する(ステップS105)。
つづいて、目標加減速値演算部11dが、制御目標時間Ttに基づいて目標加減速値を演算する(ステップS106)。このとき、必要に応じて目標加減速値を補正してもよい(ステップS107)。
そして、加減速制御部11eが、目標加減速値に基づいて自車両MCの加減速を制御する(ステップS108)。そして、ステップS101の処理へ制御を移し、以降の処理を繰り返す。
なお、ステップS103の判定条件を満たさなかった場合(ステップS103,No)、車両追従装置10は、ACCシステムの終了か否かを判定する(ステップS109)。ここで、ステップS109の判定条件を満たす場合(ステップS109,Yes)、処理を終了する。また、ステップS109の判定条件を満たさない場合(ステップS109,No)、ステップS101の処理へ制御を移し、車両追従制御を継続する。
上述してきたように、第1の実施形態では、第1の演算部(制御目標時間演算部)が、自車両と先行車両との車間距離の実測値からかかる車間距離の目標値を差し引いた差分値である車間偏差を0とするまでの目標時間を関数値として出力し、調整部(パラメータ調整部)が、第1の演算部におけるパラメータを、自車両からみた場合の先行車両の相対速度、自車両の車速および車間偏差に基づいて調整し、第2の演算部(目標加減速値演算部)が、第1の演算部によって出力された関数値に基づいて自車両を加減速させる加減速値を演算し、加減速制御部が、加減速値に基づいて自車両を加減速させるように車両追従装置を構成した。したがって、第1の実施形態によれば、走行状況に応じた適切な車両追従を行うことができる。
ところで、上述した第1の実施形態では、初期情報取得部が取得した情報に基づいてのみパラメータ調整部がパラメータ調整を行う場合について説明したが、あわせてドライバによるスイッチ入力操作に基づくこととしてもよい。そこで、以下では、かかる第2の実施形態について図9〜図10Cを用いて説明する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る車両追従装置10aの構成を示すブロック図であり、図10A〜図10Cは、スイッチの構成例を示す図である。
なお、図9では、図3に示した第1の実施形態に係る車両追従装置10と同一の構成要素には同一の符号を付しており、第1の実施形態と重複する構成要素についての説明は省略するか簡単な説明にとどめることとする。
図9に示すように、第2の実施形態に係る車両追従装置10aは、ドライバ60からのスイッチ入力操作を受け付けるスイッチ操作受付部11fをさらに備える点で、上述した第1の実施形態に係る車両追従装置10とは異なる。
スイッチ操作受付部11fは、受け付けたスイッチ入力操作の内容をパラメータ調整部11bへ受け渡す。
そして、パラメータ調整部11bは、スイッチ操作受付部11fから受け取ったスイッチ入力操作の内容と、初期情報取得部11aから受け取った初期情報とに基づいてパラメータ調整を行うこととなる。
ここで、スイッチの構成例について説明する。図10Aに示すように、車両追従装置10aのスイッチは、ステアリングwhに配設されたACC制御に関するスイッチ類とあわせて設けることができる(図中の破線の閉曲線M2で囲まれた部分参照)。
そして、かかるスイッチは、ドライバが車両追従制御に関する調整を行うにあたり、ドライバ60からみて分かりやすい文言などが配されることが好ましい。たとえば、図10Bには、「強」および「弱」の文言が配された、加減速の強弱を調整するのに好適なスイッチSW1を示している。
かかるスイッチSW1を用いる場合、たとえば、第1の実施形態に示したパラメータのβであれば、「強」方向に指定されれば現在値より小さな値をとるように調整され、「弱」方向に指定されれば現在値より大きな値をとるように調整されることとなる。
また、図10Cに示すように、加減速の緩急を示す「急」、「中」、「緩」の文言が配されたスイッチSW2でもよい。かかるスイッチSW2を用いる場合、たとえば、第1の実施形態に示したパラメータのαやσであれば、「急」を指定されれば現在値より小さな値をとるように調整され、「緩」を指定されれば現在値より大きな値をとるように調整されることとなる。なお、「中」を指定されれば、たとえば、中程度の緩急を示す既定値にリセットすることとしてもよい。
上述してきたように、第2の実施形態では、第1の演算部(制御目標時間演算部)が、自車両と先行車両との車間距離の実測値からかかる車間距離の目標値を差し引いた差分値である車間偏差を0とするまでの目標時間を関数値として出力し、調整部(パラメータ調整部)が、第1の演算部におけるパラメータを、自車両からみた場合の先行車両の相対速度、自車両の車速および車間偏差に基づいて調整し、第2の演算部(目標加減速値演算部)が、第1の演算部によって出力された関数値に基づいて自車両を加減速させる加減速値を演算し、加減速制御部が、加減速値に基づいて自車両を加減速させるように車両追従装置を構成した。
また、受け付け部(スイッチ操作受付部)が、自車両の運転者のスイッチ入力操作を受け付け、調整部が、受付部によって受け付けられたスイッチ入力操作の入力値に基づいてパラメータを調整するように車両追従装置を構成した。したがって、第2の実施形態によれば、ドライバの好みに応じた適切な車両追従を行うことができる。
ところで、上述した第2の実施形態では、パラメータ調整部が、ドライバによるスイッチ入力操作に基づいてパラメータ調整を行う場合について説明したが、ドライバの運転操作に基づくこととしてもよい。そこで、以下では、かかる第3の実施形態について図11を用いて説明する。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る車両追従装置10bの構成を示すブロック図である。なお、図11では、図3に示した第1の実施形態に係る車両追従装置10と同一の構成要素には同一の符号を付しており、第1の実施形態と重複する構成要素についての説明は省略するか簡単な説明にとどめることとする。
図11に示すように、第3の実施形態に係る車両追従装置10bは、車両追従装置10bの外部に配設されたアクセル開度センサ70やブレーキセンサ80からのセンサ信号を取得する運転操作取得部11gをさらに備える点で、上述した第1の実施形態に係る車両追従装置10とは異なる。
運転操作取得部11gは、取得したセンサ信号に基づいてドライバ60の運転操作傾向を解析し、解析結果をパラメータ調整部11bへ通知する。
そして、パラメータ調整部11bは、運転操作取得部11gから通知されたドライバ60の運転操作傾向の解析結果と、初期情報取得部11aから受け取った初期情報とに基づいてパラメータ調整を行うこととなる。
具体的には、車両追従装置10bによる車両追従制御中に、ドライバ60がブレーキ50を多用していると解析されたものとする。かかる場合、たとえば、パラメータ調整部11bは、車両追従装置10bによる減速制御に対する自車両MCの減速の挙動が不十分である(すなわち、感度が弱い)と判定し、次のようなパラメータ調整を行う。
たとえば、相対速度Rv<0の場合にブレーキ50が多用されているのであれば、第1の実施形態に示したパラメータのXを、現在値より大きな値をとるように調整する。また、車間偏差Dev<0の場合にブレーキ50が多用されているのであれば、第1の実施形態に示したパラメータのYを、現在値より大きな値をとるように調整する。
なお、車両追従装置10bによる車両追従制御中に、運転操作取得部11gによってドライバ60のアクセル操作やブレーキ操作がほとんど検出されないのであれば、かかる状態におけるパラメータ情報12aを自動的に学習情報として蓄積してもよい。かかる蓄積した学習情報をフィードバックして再現することによって、より安定した車両追従を行うことが可能となる。
上述してきたように、第3の実施形態では、第1の演算部(制御目標時間演算部)が、自車両と先行車両との車間距離の実測値からかかる車間距離の目標値を差し引いた差分値である車間偏差を0とするまでの目標時間を関数値として出力し、調整部(パラメータ調整部)が、第1の演算部におけるパラメータを、自車両からみた場合の先行車両の相対速度、自車両の車速および車間偏差に基づいて調整し、第2の演算部(目標加減速値演算部)が、第1の演算部によって出力された関数値に基づいて自車両を加減速させる加減速値を演算し、加減速制御部が、加減速値に基づいて自車両を加減速させるように車両追従装置を構成した。
また、操作取得部(運転操作取得部)が、自車両の運転者の運転操作を取得し、調整部が、操作取得部によって取得された運転操作の内容に応じてパラメータを調整するように車両追従装置を構成した。したがって、第3の実施形態によれば、ドライバの運転操作に応じた適切な車両追従を行うことができる。
なお、上述した第2の実施形態に示したスイッチ操作受付部、および、第3の実施形態に示した運転操作取得部をあわせて備えるように車両追従装置を構成することとしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
以上のように、実施形態に係る車両追従装置は、走行状況に応じた適切な車両追従を行いたい場合に有用であり、特に、渋滞など走行状況に変化が生じやすい場合でも安定かつ滑らかな車両追従が求められる場合の適用に適している。
10 車両追従装置
10a 車両追従装置
10b 車両追従装置
11 制御部
11a 初期情報取得部
11b パラメータ調整部
11c 制御目標時間演算部
11d 目標加減速値演算部
11e 加減速制御部
11f スイッチ操作受付部
11g 運転操作取得部
12 記憶部
12a パラメータ情報
20 レーダ
30 車速センサ
40 電子スロットル
50 ブレーキ
60 ドライバ
70 アクセル開度センサ
80 ブレーキセンサ
Dev 車間偏差
LC 先行車
MC 自車両
Rv 相対速度
S 目標車間距離
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ
Tt 制御目標時間
wh ステアリング

Claims (6)

  1. 自車両を先行車両へ追従させる車両追従装置であって、
    前記自車両と前記先行車両との車間距離の実測値から該車間距離の目標値を差し引いた差分値である車間偏差を0とするまでの目標時間を関数値として出力する第1の演算部と、
    前記第1の演算部におけるパラメータを、前記自車両からみた場合の前記先行車両の相対速度、前記自車両の車速および前記車間偏差に基づいて調整する調整部と、
    前記第1の演算部によって出力された前記関数値に基づいて前記自車両を加減速させる加減速値を演算する第2の演算部と、
    前記加減速値に基づいて前記自車両を加減速させる加減速制御部と
    を備えることを特徴とする車両追従装置。
  2. 前記第1の演算部は、
    ガウス関数を用いて前記関数値の演算を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両追従装置。
  3. 前記調整部は、
    前記相対速度および前記車間偏差のいずれもが0より小さい場合に、前記相対速度および前記車間偏差の少なくとも一方が0以上である場合よりも小さい値で前記関数値が出力されるように前記パラメータを調整する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両追従装置。
  4. 前記パラメータは、
    前記関数値の最大値および最小値を含むものであって、
    前記調整部は、
    前記最大値および前記最小値の一方または双方を増加させることによって、前記第1の演算部へ前回の前記関数値よりも大きい値で該関数値を出力させる特性を与える
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の車両追従装置。
  5. 前記自車両の運転者のスイッチ入力操作を受け付ける受付部
    をさらに備え、
    前記調整部は、
    前記受付部によって受け付けられたスイッチ入力操作の入力値に基づいて前記パラメータを調整する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両追従装置。
  6. 前記運転者の運転操作を取得する操作取得部
    をさらに備え、
    前記調整部は、
    前記操作取得部によって取得された運転操作の内容に応じて前記パラメータを調整する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両追従装置。
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