JP2013193007A - ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法 - Google Patents
ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013193007A JP2013193007A JP2012060807A JP2012060807A JP2013193007A JP 2013193007 A JP2013193007 A JP 2013193007A JP 2012060807 A JP2012060807 A JP 2012060807A JP 2012060807 A JP2012060807 A JP 2012060807A JP 2013193007 A JP2013193007 A JP 2013193007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- spray nozzle
- coated
- rotary spray
- conveyor surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】スプレーノズルから吐出されて、被塗装物に当たって跳ね返った塗料が、ローターやスプレーノズル等に付着するのを防止するロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法を提供する。
【解決手段】本発明は、被塗装物6の上方で回転するローター2と、前記ローター2に設けられてこのローター2の回転中に塗料を吐出し、これにより前記被塗装物6を塗装するスプレーノズル3とを備えたロータリースプレー装置である。前記スプレーノズル3による塗装中に前記被塗装物6に向かって上方から気流を送る送風部4を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、被塗装物6の上方で回転するローター2と、前記ローター2に設けられてこのローター2の回転中に塗料を吐出し、これにより前記被塗装物6を塗装するスプレーノズル3とを備えたロータリースプレー装置である。前記スプレーノズル3による塗装中に前記被塗装物6に向かって上方から気流を送る送風部4を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法に関する。
従来、コンベアに載置された被塗装物を塗装するロータリースプレー装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このロータリースプレー装置は、コンベアと、ローターと、スプレーノズルとを備えている。コンベアはコンベア面を有している。コンベア面には被塗装物が載置される。被塗装物は、コンベアによって搬送される。ローターは、コンベアの上方に設けられている。ローターは、コンベア面に略直角な回転軸廻りに回転する。スプレーノズルは、ローターに設けられている。スプレーノズルは、回転軌跡を描きながら、コンベアの上方で回転する。
ロータリースプレー装置は、次のようにして被塗装物を塗装する。コンベアは、被塗装物を搬送する。被塗装物の搬送中にはローターが回転する。スプレーノズルの下方に被塗装物が位置すると、スプレーノズルは回転しながら被塗装物に塗料を吹き付ける。これにより被塗装物は塗装される。
ところで上記ロータリースプレー装置において、塗装の際、スプレーノズルから吐出される塗料は被塗装物に当たって跳ね返ってしまう。このとき、跳ね返った塗料は、ローターやスプレーノズル等に付着する。ローターやスプレーノズル等に塗料が付着すると、付着した塗料が被塗装物に落下するおそれがある。
このため従来は、ローターやスプレーノズル等に付着した塗料を、作業者が1〜2時間ごとに手作業で清掃して除去しようとしていた。ところが、跳ね返った塗料がアームやスプレーノズルに一旦付着すると、完全には除去できない。また、作業者は、手の届く部分しか清掃作業をすることができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スプレーノズルから吐出されて、被塗装物に当たって跳ね返った塗料が、ローターやスプレーノズル等に付着するのを防止するロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法を提供することにある。
本発明のロータリースプレー装置は、被塗装物の上方で回転するローターと、前記ローターに設けられてこのローターの回転中に塗料を吐出し、これにより前記被塗装物を塗装するスプレーノズルとを備えたロータリースプレー装置であって、前記スプレーノズルによる塗装中に前記被塗装物に向かって上方から気流を送る送風部を備えていることを特徴とする。
またこのロータリースプレー装置において、前記ローターの下方に設けられ、前記被塗装物がコンベア面に載置されるコンベアをさらに備えていることが好ましい。
またこのロータリースプレー装置において、前記送風部は、前記ローターよりも下方に設けられた送風ファンであることが好ましい。
またこのロータリースプレー装置において、前記送風ファンは、前記ローターの回転数とは異なる回転数に設定可能なものであることが好ましい。
またこのロータリースプレー装置において、前記送風部は、前記ローターに固定されたブレードを備え、前記ローターの回転によりブレードが回転し、これにより前記被塗装物に向かって上方から気流を送るものであることが好ましい。
本発明のロータリースプレー塗装方法は、コンベア面に略平行な回転軌跡で回転するスプレーノズルによって、前記コンベア面に載置された被塗装物を塗装するロータリースプレー塗装方法であって、前記スプレーノズルによる塗装をしながら、被塗装物に向かって上方から下降気流を送ることを特徴とする。
またこのロータリースプレー塗装方法において、前記スプレーノズルによる塗装の際、前記コンベア面を略一定速度で移動させることにより、このコンベア面に載置された前記被塗装物を略一定速度で前記スプレーノズルの下方を通過させることが好ましい。
本発明のロータリースプレー装置によれば、スプレーノズルから吐出されて、被塗装物に当たって跳ね返った塗料が、ローターやスプレーノズル等に付着するのを防止することができる。
また本発明のロータリースプレー塗装方法によれば、スプレーノズルから吐出されて、被塗装物に当たって跳ね返った塗料が、ローターやスプレーノズル等に付着するのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
実施形態1のロータリースプレー装置は、図1に示されるように、コンベア1と、ローター2と、スプレーノズル3と、送風部4とを備えている。ロータリースプレー装置は、コンベア1に載せられた被塗装物6を塗装する。
コンベア1は、被塗装物6を搬送する。コンベア1は、コンベア面11を有している。コンベア面11は、コンベア1において被塗装物6を載置する部分である。コンベア面11は上方に面している。コンベア面11は水平面である。コンベア面11は幅を有している。コンベア面11は、図2に示されるように、幅方向に直角な方向に長さを有している。言い換えると、コンベア面11は、第1の方向14に長さを有している。またコンベア面11は、第一端12と第二端13とを有している。第一端12は、第1の方向14において第二端13の反対側に位置している。なお、第1の方向14は、第一端12から第二端13に向かう方向として定義される。
コンベア面11は、第1の方向14に沿って移動する。言い換えると、コンベア1は、被塗装物6を第1の方向14に搬送する。コンベア1は、コンベア面11を第1の方向14に略一定速度で移動させる。これによりコンベア1は、被塗装物6を略一定速度でスプレーノズル3の下方を通過させる。
ローター2はコンベア1の上方に設けられている。ローター2は、コンベア面11とは離間している。ローター2は、回転軸21と、アーム22とを有している。回転軸21は、コンベア面11とは直交している。言い換えると回転軸21は、鉛直方向に長さを有している。回転軸21は、平面視において、コンベア面11の幅方向の略中央に位置している。本実施形態において回転軸21は、筒状体により構成されている。
アーム22は、回転軸21から径方向に延出している。アーム22は、第一端部23と第二端部24とを備えている。第一端部23は回転軸21に固定されている。第二端部24は、第一端部23よりも径方向外側に位置している。アーム22は、第2の方向25に長さを有している。第2の方向25は、第一端部23から第二端部24に向かう方向として定義される。アーム22は、第2の方向25に向かうほど、下方に位置する。言い換えると、アーム22は、径方向外側に行く程下方に位置するよう傾斜している。アーム22は、複数設けられている。アーム22は、回転軸21廻りに一定の間隔をおいて配置されている(図2参照)。本実施形態のロータリースプレー装置では、アーム22は回転軸21廻りに45°ごとに配置されている。
アーム22の第二端部24の回転軌跡の直径は、コンベア1の幅方向の長さよりも大きくなっている。言い換えると、平面視において、コンベア1の幅方向と、第2の方向25とが平行になると、当該アーム22の第二端部24はコンベア面11の外側に位置する。
スプレーノズル3は、塗料を吐出する。言い換えるとスプレーノズル3は、被塗装物6に塗料を吹き付ける。スプレーノズル3は、アーム22に設けられている。詳しく言うと、スプレーノズル3は、アーム22の外周側の端部(第二端部24)に設けられている。つまりスプレーノズル3は、ローター2に設けられて、ローター2と一緒に回転する。スプレーノズル3の回転軌跡は、コンベア面11に略平行となっている。
スプレーノズル3は、ローター2の回転中に塗料を吐出する。これによりスプレーノズル3は、被塗装物6を塗装する。言い換えるとスプレーノズル3は、回転軸21廻りに回転しながら被塗装物6を塗装する。スプレーノズル3の吐出方向は、鉛直下方に向いている。なおスプレーノズル3の吐出方向とは、スプレーノズル3の吐出口からスプレーパターンにおける中心に向かう方向として定義される。
スプレーノズル3の吐出方向は、鉛直下方でなくてもよい。またスプレーノズル3のスプレーパターンは、特に限定されない。
なおスプレーノズル3は、図3に示されるように、塗料タンク70に接続される。塗料タンク70とスプレーノズル3との間には、例えば、ポンプ71、ヒーター72、フィルター73、レギュレーター74が接続される。塗料タンク70に溜められた塗料は、ポンプ71を介してヒーター72に送られる。ヒーター72に送られた塗料は温められて、その後フィルター73を通過する。フィルター73により処理された塗料は、レギュレーター74に送られて、液圧制御される。これにより塗料は、液圧制御された状態でスプレーノズル3から吐出される。
送風部4は、被塗装物6に向かって下降気流を生じさせる。送風部4は、送風ファン41により構成されている。送風ファン41は、ローター2の下方に設けられている。送風ファン41は、コンベア面11の上方に設けられている。言い換えると送風ファン41は、ローター2とコンベア面11との間に設けられている。送風ファン41の外縁は、スプレーノズル3の回転軌跡の内側に位置している。また、送風ファン41の外縁は、平面視においてコンベア面11の幅方向の外側を通る。
送風ファン41は、軸部42と、プロペラ部43とを備えている。プロペラ部43は、軸部42を中心として回転する。プロペラ部43は、軸部42廻りに回転することによって、鉛直下方に向かって気流を発生させる。この気流は、上方から下方に向かって流通する。言い換えると送風ファン41は、被塗装物6に向かって上方から下降気流を送る。また、プロペラ部43の直径は、コンベア面11の幅よりも長い。言い換えると、プロペラ部43の径方向外側の先端は、第1の方向14とは直角な方向において、コンベア面11よりも外側を通過する。これにより、下降気流は、コンベア面11よりも外側の部分においても流通する。
軸部42は、ローター2の回転軸21と同軸上に配置されている。本実施形態において軸部42は、ローター2の回転軸21と同心に配置される。本実施形態では、上述のようにローター2の回転軸21は筒状体である。軸部42は、筒状体の内部に配置される。軸部42は、筒状体に対し回転自在となっている。これにより軸部42の回転とローター2の回転とは、相互に独立して回転可能となっている。
ローター2の回転軸21には、第1の駆動部51が連結される。第1の駆動部51は、ローター2を回転軸21廻りに回転させる。また送風ファン41の軸部42には、第2の駆動部52が連結される。第2の駆動部52は、プロペラ部43を軸部42廻りに回転させる。第1の駆動部51及び第2の駆動部52は、例えばモータにより構成される。
第1の駆動部51及び第2の駆動部52は、制御部(図示せず)に接続されている。制御部は、第1の駆動部51の回転数を制御する。また制御部は、第2の駆動部52の回転数を制御する。制御部は、第1の駆動部51と第2の駆動部52とを、それぞれ異なる回転数に制御することができる。これにより、送風ファン41は、ローター2の回転数とは異なる回転数に設定可能となっている。
なお、ローター2の回転と、送風ファン41の回転とを、一つの駆動部により駆動させてもよい。この場合、例えば、ローター2は、第1の変速機(図示せず)を介して駆動部(図示せず)に連結される。また送風ファン41は、第2の変速機(図示せず)を介して駆動部に連結される。第1の変速機は、駆動部の回転数を変換してローター2に伝導する。また第2の変速機は、駆動部の回転数を変換して送風ファン41に伝導する。これにより、送風ファン41は、ローター2の回転数とは異なる回転数に設定可能となっている。
送風ファン41の下降気流の風量は、4000〜6000m3/hであることが好ましい。送風ファン41の風量については、駆動部の回転数を制御することで、所定の風量に設定されるものであってもよい。また送風ファン41の風量については、プロペラ部43の大きさを変化させることで、所定の風量に設定されるものであってもよい。
被塗装物6は、次のようにして塗装される。
作業者は、被塗装物6をコンベア面11の第一端12側に載置する。コンベア1が駆動すると、被塗装物6は第1の方向14に移動する。このときコンベア1は、コンベア面11が略一定速度で移動するようにして駆動される。
次いで、第1の駆動部51によりローター2が回転軸21廻りに回転する。また第2の駆動部52により送風ファン41が回転する。
被塗装物6がローター2の下方にまで移動すると、スプレーノズル3から塗料が噴き出される。スプレーノズル3は、被塗装物6に向かって塗料を吹き付ける。被塗装物6はスプレーノズル3の下方を略一定速度で通過する。これにより、被塗装物6は塗装される。このとき送風ファン41は、被塗装物6に向かって上方から気流を送る。言い換えると送風ファン41は、スプレーノズル3による塗装中に被塗装物6に向かって上方から気流を送る。すると、スプレーノズル3から吹き付けられた塗料は、被塗装物6に当たって跳ね返り、上方に向かうものの、下降気流により押し戻されて、再び被塗装物6上に落下する。また、被塗装物6に当たって跳ね返り、側方に向かった塗料も、被塗装物6の側方を流下する下降気流によって、下方に方向を変える。
このため本実施形態のロータリースプレー装置によれば、被塗装物6に当たって跳ね返った塗料が、ローター2やスプレーノズル3に付着するのを防ぐことができる。
以上説明したように本実施形態のロータリースプレー装置は、ローター2と、スプレーノズル3と、送風部4とを備えている。ローター2は、コンベア1の上方で回転する。言い換えるとローター2は、回転軸21を有している。回転軸21は、コンベア面11に略直交している。ローター2はこの回転軸21廻りに回転する。スプレーノズル3は、ローター2に設けられている。スプレーノズル3は、ローター2の回転中に塗料を吐出する。これによりスプレーノズル3は、被塗装物6を塗装する。送風部4は、スプレーノズル3により塗装しているときに、被塗装物6に向かって上方から気流を送る。
このため、本実施形態のロータリースプレー装置は、スプレーノズル3から被塗装物6に向かって塗料が吹き付けられて、塗料が被塗装物6に当たって跳ね返っても、送風部4からの下降気流により、塗料を落下させることができる。これにより、被塗装物6に当たって跳ね返った塗料が、ローター2やスプレーノズル3等に付着してしまうのを防ぐことができる。
ところで従来のロータリースプレー装置は、送風部4が設けられていなかったので、ローター2やスプレーノズル3等に付着した塗料を、作業者が1〜2時間ごとに手作業で清掃して除去していた。つまり、従来は、手作業での清掃作業が煩わしいだけでなく、清掃作業ごとに装置を停止させる必要もあり、作業効率が悪いと言う問題があった。
この点、本実施形態のロータリースプレー装置によれば、清掃作業をするための停止時間を設ける必要がないため、作業効率を向上させることができる。
しかも従来のロータリースプレー装置は、塗料が被塗装物6に当たって跳ね返って、ローター2やスプレーノズル3等に付着していたため、無駄となる塗料が多かった。しかしながら、本実施形態のロータリースプレー装置によれば、被塗装物6に当たって跳ね返った塗料も、再び被塗装物6に落下させることができるため、塗装効率を上げることができる。
また本実施形態のロータリースプレー装置は、コンベア1をさらに備えている。コンベア1はローター2の下方に設けられている。コンベア1は、コンベア面11を有している。コンベア面11には被塗装物6が載置される。
このように本実施形態のロータリースプレー装置は、コンベア1を有しているため、被塗装物6をスプレーノズル3の下方に容易に運ぶことができる。
また、本実施形態の送風部4は、送風ファン41である。送風ファン41は、ローター2よりも下方に設けられている。
このように、本実施形態の送風部4はローター2の下方に設けられているため、送風ファン41から生じる下降気流を効果的に被塗装物6に向けることができる。
また、本実施形態の送風ファン41は、ローター2の回転とは独立して回転するように構成されている。
このため、スプレーノズル3の噴霧量や塗料の量等に応じて、送風ファン41からの下降気流の風量を変えることができる。
また本実施形態の塗装方法は、コンベア面11に略平行な回転軌跡で回転するスプレーノズル3によって塗装する。スプレーノズル3は、コンベア面11に載置された被塗装物6を塗装する。本実施形態の塗装方法は、スプレーノズル3による塗装をしながら、被塗装物6に向かって上方から下降気流を送る。
このような方法によれば、スプレーノズル3から吐出される塗料が、被塗装物6に当たって跳ね返って舞い上がるのを、効果的に抑制することができる。
なお、従来のロータリースプレー装置では、スプレーノズル3として、エアーカーテン付きのスプレーノズルを使用する場合があった。エアーカーテン付きのスプレーノズルは、噴霧する塗料を囲むようにして、塗料と共にエアーを噴出するノズルである。これにより、塗料の飛散を防止しようとしていた。
しかしながら、この従来のロータリースプレー装置は、エアーカーテンを形成するエアーにより、かえって塗料が舞い上がる場合があった。
この点、本実施形態のロータリースプレー装置やロータリースプレー塗装方法によれば、エアーカーテンのように局部的なエアーを吹き付けるのではなく、広範囲に亘って下降気流を送るものである。このため、塗料の舞い上がりを効果的に抑制することができる。
特に本実施形態のロータリースプレー装置は、下降気流が、コンベア面11の幅方向の両側方においても流通している。このため、より一層、効果的に塗料の飛散を防止できる。
また本実施形態の塗装方法は、スプレーノズル3による塗装の際、コンベア面11を略一定速度で移動させる。これにより、被塗装物6を略一定速度でスプレーノズル3の下方を通過させる。
このように本実施形態の塗装方法によれば、被塗装物6を略一定速度でスプレーノズル3の下方を通過させるため、被塗装物6に塗装された塗料の厚みを略均一にすることができる。
なお、本実施形態のロータリースプレー装置は、図1に示されるように、塗布ブース8を備えている。塗布ブース8は、送風装置81と、ダクト装置82とを備えている。送風装置81は、塗布ブース8の上部に設けられている。送風装置81は、塗布ブース8の天井から床に向かって空気を送る。
ダクト装置82は、吸入部83を備えている。吸入部83は、飛散した塗料を捕捉する。吸入部83は、開口により構成されている。吸入部83は、塗布ブース8の床近傍に設けられている。言い換えると吸入部83は塗布ブース8の下端部に設けられている。
塗布ブース8内では、送風装置81とダクト装置82とにより、天井から床に向かった気流が生成される。これにより塗料の飛散がより一層防止される。
次に、実施形態2について図4,5に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1に示す実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態のロータリースプレー装置は、送風部4の構成が実施形態1と異なっている。本実施形態の送風部4以外の構成は、実施形態1と同じである。
送風部4は、図4に示されるように、ブレード44を備えている。ブレード44は、ローター2に固定されている。ブレード44は、ローター2の長手方向の略全長に亘って設けられている。ブレード44は、ローター2の各アーム22に、それぞれ設けられている。ブレード44は、ローター2よりも下方に設けられている。なお、ブレード44は、ローター2と同じ高さであってもよい。
またブレード44の径方向外側の回転軌跡は、図5に示されるように、コンベア面11の幅方向の外側を通るようになっている。
ブレード44は、ローター2が回転することで、ローター2と一緒に回転する。つまり、ブレード44が、実施形態1にいう送風ファン41を構成する。ブレード44は、被塗装物6に向かって上方から下降気流を生じさせる。
本実施形態のロータリースプレー装置によれば、スプレーノズル3から被塗装物6に向かって塗料が吹き付けられて、塗料が被塗装物6に当たって跳ね返っても、送風部4からの下降気流により直ぐに塗料を落下させることができる。これにより、被塗装物6に当たって跳ね返った塗料が、ローター2やスプレーノズル3に付着してしまうのを防ぐことができる。
本実施形態のロータリースプレー装置は、送風部4がローター2にブレード44を固定するだけで構成されているため、送風部4の構造を簡略化することができる。また、送風部4専用の駆動部を減らすことができて、コストを削減することができる。
1 コンベア
11 コンベア面
2 ローター
21 回転軸
22 アーム
3 スプレーノズル
4 送風部
41 送風ファン
42 軸部
43 プロペラ部
44 ブレード
6 被塗装物
11 コンベア面
2 ローター
21 回転軸
22 アーム
3 スプレーノズル
4 送風部
41 送風ファン
42 軸部
43 プロペラ部
44 ブレード
6 被塗装物
Claims (7)
- 被塗装物の上方で回転するローターと、
前記ローターに設けられてこのローターの回転中に塗料を吐出し、これにより前記被塗装物を塗装するスプレーノズルと
を備えたロータリースプレー装置であって、
前記スプレーノズルによる塗装中に前記被塗装物に向かって上方から気流を送る送風部
を備えている
ことを特徴とするロータリースプレー装置。 - 前記ローターの下方に設けられ、前記被塗装物がコンベア面に載置されるコンベアをさらに備えている
ことを特徴とする請求項1記載のロータリースプレー装置。 - 前記送風部は、前記ローターよりも下方に設けられた送風ファンである
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のロータリースプレー装置。 - 前記送風ファンは、前記ローターの回転数とは異なる回転数に設定可能なものである
ことを特徴とする請求項3記載のロータリースプレー装置。 - 前記送風部は、
前記ローターに固定されたブレードを備え、
前記ローターの回転によりブレードが回転し、これにより前記被塗装物に向かって上方から気流を送るものである
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のロータリースプレー装置。 - コンベア面に略平行な回転軌跡で回転するスプレーノズルによって、前記コンベア面に載置された被塗装物を塗装するロータリースプレー塗装方法であって、
前記スプレーノズルによる塗装をしながら、被塗装物に向かって上方から下降気流を送る
ことを特徴とするロータリースプレー塗装方法。 - 前記スプレーノズルによる塗装の際、前記コンベア面を略一定速度で移動させることにより、このコンベア面に載置された前記被塗装物を略一定速度で前記スプレーノズルの下方を通過させる
ことを特徴とする請求項6記載のロータリースプレー塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012060807A JP2013193007A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012060807A JP2013193007A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013193007A true JP2013193007A (ja) | 2013-09-30 |
Family
ID=49392611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012060807A Pending JP2013193007A (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013193007A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111774240A (zh) * | 2020-08-11 | 2020-10-16 | 南陵良力电动工具有限责任公司 | 电机转子浸漆、烘干设备及其操作方法 |
CN114011634A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-02-08 | 吉首市宏佳达科技有限公司 | 一种防雾近视矫正眼镜表面喷涂装置 |
-
2012
- 2012-03-16 JP JP2012060807A patent/JP2013193007A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111774240A (zh) * | 2020-08-11 | 2020-10-16 | 南陵良力电动工具有限责任公司 | 电机转子浸漆、烘干设备及其操作方法 |
CN114011634A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-02-08 | 吉首市宏佳达科技有限公司 | 一种防雾近视矫正眼镜表面喷涂装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6812242B2 (ja) | クリーニング装置及び関連する運転方法 | |
WO2008146926A1 (ja) | 回転霧化頭、回転霧化塗装装置および回転霧化塗装方法 | |
MX2013005794A (es) | Dispositivo de limpieza y cepillo de limpieza para un atomizador y metodo de limpieza correspondiente. | |
JP6005497B2 (ja) | 回転霧化頭式塗装機 | |
JP2013193007A (ja) | ロータリースプレー装置及びロータリースプレー塗装方法 | |
JP6272408B2 (ja) | 管外面の塗装装置 | |
JP6853390B2 (ja) | 塗装ガンの洗浄方法 | |
JP6791010B2 (ja) | 塗料回収装置 | |
JP4881644B2 (ja) | 塗装装置 | |
JP5653874B2 (ja) | 塗装装置及びそれを用いた塗装方法 | |
JP4606065B2 (ja) | 塗装機とその回転霧化頭 | |
JP2011243833A (ja) | 洗浄装置 | |
JP4668691B2 (ja) | 塗装機洗浄用ホッパー | |
CN207357437U (zh) | 一种喷涂机器人 | |
JP3754632B2 (ja) | ツートーン塗装方法 | |
JP4194911B2 (ja) | 塗布方法及び塗布装置 | |
JP4954488B2 (ja) | 霧化塗装機 | |
JP6156062B2 (ja) | 粉体塗装装置および粉体塗装方法 | |
JP3058395B2 (ja) | 塗装ブース | |
JP2006334575A (ja) | 塗装機用洗浄機構、塗装機の洗浄方法 | |
KR100733027B1 (ko) | 액체 코팅 장치 및 방법 | |
JPH09122560A (ja) | 回転式塗布装置 | |
JP2005118683A (ja) | 塗装装置および塗装方法 | |
RU2014145523A (ru) | Вращающийся распылитель и способ напыления вещества покрытия | |
JP4672872B2 (ja) | 非静電回転塗装装置 |