JP2013192642A - ホック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の機械で止めピンの先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、止めピンの先端部を止め穴の開口縁に係合できるようにし、かつ、ホック及び挟着部材に対してシートをその面方向にずれ難くする。
【解決手段】挟着部材20の中心部に止めピン22を突設し、止めピン22の先端部外周の180度離れた2箇所に外側方へ突出する膨径部23を形成し、止めピン22にその先端面から2つの膨径部23の間へ切り込まれたスリット24を形成する。そして、ホック10と挟着部材20とでシート6を挟んで止め穴12に止めピン22を差し込むと、止めピン22がスリット24により縮径してから復径することにより、膨径部23が止め穴12の開口縁に係合するようにする。また、ホック10の中間径部に、ずれ止め突起17を形成し、ホック10の外縁部に、ずれ止め用のホック突壁18を形成し、挟着部材20の外縁部に、ずれ止め用の挟着部材突壁28を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ビニールハウスや、衣服や、カバー等を構成する各種シートに取り付けられるホック装置に関する。
ホック装置としては、図7及び図8に示す従来例のホック装置90のように、円盤状のオス型のホック91(91y)と円盤状の挟着部材96との間に一方のシート6を挟着し、円盤状のメス型のホック91(91x)と円盤状の別の挟着部材96との間に他方のシート6を挟着し、オス型及びメス型の2つのホック91,91(91y,91x)を係脱可能に係合させるものが一般的である。
ここで、オス型又はメス型の各ホック91と挟着部材96との間にシート6を挟着する際には、図8(a)に示すように、ホック91と挟着部材96との間にシート6を挟みつつ、図8(b)に示すように、挟着部材96の中心部から突出した止めピン97を、シート6に貫通させるとともにホック91の中心部に貫設された止め穴92に挿通させる。その後、図8(c)に示すように、止めピン97の先端部を専用の機械で潰してカシメ止めを行う。これにより、止めピン97の先端部を止め穴92の開口縁に係合させる。なお、このようなカシメ止めについて記載する文献としては、次に示す特許文献1等がある。
特開平10−99106号公報
しかしながら、上記の従来例においては、次の[A][B]に示す課題がある。
[A]止めピン97の先端部を専用の機械で潰してカシメ止めを行うので、その先端部を潰す作業が面倒である。また、特に、工場内ではなく、例えば、農場などの現場でビニールハウスなどを構成するシート6(ビニールフィルム)にホック装置90を取り付けようとした場合には、カシメ止めをする専用の機械を現場に持ち出すことが困難なため、できない場合や作業が困難になる場合が多い。また、家庭内でバッグ等を構成するシート6にホック装置90を取り付けようとした場合には、カシメ止めを行う専用の機械をその家庭内で購入する必要があり、1組や2組のホック装置を取り付けるのに要するコストが高くなってしまう。
[B]シート6は、止めピン97が貫通している以外は、ホック91と挟着部材96との間に挟まれているだけなので、ホック91及び挟着部材96に対する摩擦は小さく面方向にずれ易い。そのため、シート6は止めピン97の貫通部分が広がる形で破れ易くなってしまうことがある。
そこで、専用の機械で止めピンの先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、止めピンの先端部を止め穴の開口縁に係合できるようにし、かつ、ホック及び挟着部材に対してシートをその面方向にずれ難くすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のホック装置は、盤状のホックと盤状の挟着部材との間にシートを挟着し、2つのホックを係脱可能に係合させるホック装置において、ホックの中心部に止め穴を貫設し、挟着部材の中心部に止めピンを突設し、止めピンの先端部外周の180度離れた2箇所に外側方へ突出する膨径部を形成し、止めピンにその先端面から2つの膨径部の間へ切り込まれたスリットを形成し、ホックと挟着部材とでシートを挟んで止め穴に止めピンを差し込むと、止めピンがスリットにより縮径してから復径することにより、膨径部が止め穴を通り抜けてから止め穴の開口縁に係合し、もってシートを挟着することができるようになっており、ホック又は挟着部材のいずれか一方の中間径部に、他方側へ突出してシートを他方側へ押圧して又はシートに突き刺さってずれ止めするずれ止め突起を形成し、ホックの外縁部に、挟着部材側へ突出してシートを挟着部材側に接近させる環状のホック突壁を形成し、挟着部材の外縁部に、ホック突壁より外方位置でホック側へ突出して、ホック突壁と挟着部材との間の間隙から出たシートを挟着部材側からホック側に屈曲させてずれ止めする環状の挟着部材突壁を形成したことを特徴とする。
膨径部の形状は、特に限定されないが、止めピンの先端部と2つの膨径部とが、止めピンの先端面に対峙して見て、楕円形又は長円形をなすことが好ましい。また、この場合、楕円形又は長円形の長軸の長さは、特に限定されないが、短軸の長さの1.03〜1.15倍であることが好ましい。1.03倍以下だと膨径部の突出長さが小さくなりすぎて、ホック装置の用途等によっては、止め穴の開口縁に対する膨径部の係合力が不足するおそれがある一方、1.15倍以上だと膨径部の突出長さが大きくなりすぎて、スリット幅が小さい場合等に、止めピンを止め穴に入るまで十分に縮径し難くなるおそれがあるからである。
スリットの幅は、特に限定されないが、長軸の長さの10〜30%であることが好ましい。10%以下だと、膨径部の突出長さが大きい場合等に、止めピンを止め穴に入るまで十分に縮径し難くなるおそれがある一方、30%以上だと、止めピンの素材又は太さやホック装置の用途等によっては、止めピンの強度が不足してしまうおそれがあるからである。
止め穴の内径と止めピンの外径とは、特に限定されないが、止め穴の内周面と止めピンの外周面との間にシートが食い込むように、止め穴の内径と止めピンの外径とを設定することが好ましい。シートをより確実にその面方向にずれ止めすることができるからである。
ホック突壁と挟着部材との間の間隙は、特に限定されないが、シートの厚さの2倍を超えないことが好ましい。ホックに対して挟着部材を傾き難くすることができるからである。
挟着部材突壁の位置及び突出高さは、特に限定されないが、ホック突壁と挟着部材との間の間隙にあるシートに対して、該間隙から出たシートが挟着部材側からホック側に45〜89度屈曲するように、挟着部材突壁の外方位置及び突出高さを設定することが好ましい。シートをより確実にその面方向にずれ止めすることができるからである。
ホック及び挟着部材の材質は、特に限定されないが、樹脂、金属等を例示する。
シートは、特に限定されないが、形態で分類するなら、孔のないシート、織布(寒冷紗を含む。)、不織布、レース、ネット、紙等を例示する。また、素材で分類するなら、樹脂シート、植物繊維シート、動物繊維シート、皮革シート等を例示する。また、用途で分類するなら、農業用ビニールハウス用シート、保管タイヤハウス用シート、泥ボックス用シート、カバー用シート、防草シート、防獣・防鳥シート、衣類用シート、種籾ネット、防虫ネット等を例示する。
本発明によれば、止め穴に止めピンを差込むと、止めピンがスリットにより縮径してから復径することにより、膨径部が止め穴を通り抜けてから止め穴の開口縁に係合するため、専用の機械で止めピンの先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、止めピンの先端部を止め穴の開口縁に係合させることができる。また、ホック又は挟着部材のいずれか一方の中間径部にずれ止め突起を形成し、ホックの外縁部にホック突壁を形成し、挟着部材の外縁部に挟着部材突壁を形成することによって、ホック及び挟着部材に対してシートをその面方向にずれ止めすることができる。
(a)は、実施例1のホック装置を示す正面断面図、(b)は、同ホック装置のオス型ホックとメス型ホックとを係合させたときを示す正面断面図である。 (a)は、同実施例1のホック装置のメス型ホック及び挟着部材を示す正面断面図、(b)はその底面図である。 (a)は、同実施例1のホック装置のオス型ホック及び挟着部材を示す平面図、(b)はその正面断面図である。 (a)〜(c)は、同実施例1のホック装置のメス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を示す正面断面図である。 (a)〜(c)は、同実施例1のホック装置のオス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を示す正面断面図である。 (a)は、実施例1のホック装置を示す正面断面図、(b)は、同ホック装置のオス型ホックとメス型ホックとを係合させたときを示す正面断面図である。 (a)は、従来例のホック装置を示す正面断面図、(b)は、同ホック装置のオス型ホックとメス型ホックとを係合させたときを示す正面断面図である。 (a)〜(c)は、同従来例のホック装置のメス型ホックと挟着部材との間にシートを挟着する際の手順を示す正面断面図である。
図1〜図5に示す本実施例1のホック装置9は、樹脂製のホック装置であって、次に示すメス型及びオス型の2つのホック10,10(10x,10y)と、該2つのホック10,10にシート6,6を挟んで係脱可能に係合する2つの挟着部材20,20とを含み構成されている。
[メス型のホック10]
メス型のホック10(10x)は、円盤状のメス型ホック本体11xと、メス型ホック本体11xの中心部に貫設された止め穴12と、メス型ホック本体11xの表面中心部の止め穴12を含む部位に凹設された嵌合凹部15xと、メス型ホック本体11xの裏面の中心と外周との間の中間径部に突設されたずれ止め突起17,17・・と、メス型ホック本体11xの裏面外縁部に突設された環状のホック突壁18とを含み構成されている。そして、嵌合凹部15xの開口部の内周面には、内方に突出した返し部16x,16x・・が設けられている。
このメス型のホック10(10x)の各部の寸法は、特に限定されないが、本実施例1では次のようになっている。すなわち、メス型ホック本体11xの寸法は、直径が13mm程度(10〜16mm)で、厚さが3mm程度(2〜4mm)となっている。また、止め穴12の寸法は、直径が2.75mm程度(2〜4mm)となっている。また、嵌合凹部15xの寸法は、返し部16xが無い部分での内径が6mm程度(4〜9mm)で、深さが1.5mm程度(1〜2mm)となっている。
[オス型のホック10]
オス型のホック10(10y)は、円盤状のオス型ホック本体11yと、オス型ホック本体11yの中心部に貫設された止め穴12と、該止め穴12の周囲に突設された環状の嵌合凸部15yと、オス型ホック本体11yの裏面の中心と外周との間の中間径部に突設されたずれ止め突起17,17・・と、オス型ホック本体11yの裏面外縁部に突設された環状のホック突壁18とを含み構成されている。そして、環状の嵌合凸部15yの先端部の外周面には、外側方に突出した返し部16y,16y・・が設けられている。
このオス型のホック10(10y)の各部の寸法は、特に限定されないが、本実施例1では次のようになっている。すなわち、オス型ホック本体11yの寸法は、直径が13mm程度(10〜16mm)で、厚さが2mm程度(1〜3mm)となっている。また、止め穴12の寸法は、直径が2.75mm程度(2〜4mm)となっている。また、環状の嵌合凸部15yの寸法は、返し部16xが無い部分での外径が嵌合凹部の内径(6mm程度)よりも0.1mm程度(0.05〜0.2mm)小さく、内径がその外径よりも0.5mm程度(0.2〜0.8mm)小さく、オス型ホック本体11yの表面からの突出高さが1mm程度(0.5〜2mm)となっている。
[挟着部材20]
挟着部材20は、円盤状の挟着部材本体21と、該挟着部材本体21の表面中心部に突設された止めピン22と、挟着部材本体21の表面の中心と外周との間の中間径部に環状に凹設されたずれ止め溝27と、挟着部材本体21の表面外縁部に突設された環状の挟着部材突壁28とを含み構成されている。そして、止めピン22の先端部は、それよりも基端側の部分よりも直径が大きくなっており、更に、止めピン22の先端部外周の180度離れた2箇所には、外側方へ突出する膨径部23,23が形成されている。それによって、止めピン22の先端部と2つの膨径部23,23とが、止めピン22の先端面に対峙して見て、楕円形又は長円形をなしている。その膨径部23の外周面は、止め穴12に差し込み易いように曲面となっている。また、この止めピン22には、その先端面から2つの膨径部23,23の間へ切り込まれたスリット24が形成されている。
この挟着部材20の各部の寸法は、特に限定されないが、本実施例1では次のようになっている。すなわち、挟着部材本体21の寸法は、直径がホック10の直径(13mm程度)よりも3mm程度(2〜4mm)大きく、厚さが0.5mm程度(0.3〜0.8mm)となっている。また、止めピン22の寸法は、先端部よりも基端側の部分の外径が止め穴12の内径(2.75mm程度)よりも0.1mm程度(0.05〜0.2mm)小さく、先端部の外径は、その基端側の部分の外径(2.65mm程度)よりも、0.35mm程度(0.2〜0.5mm)大きくなっている。また、膨径部23の寸法は、止めピン22の円形の先端部(直径3mm程度)からの外側方への突出長さが0.2mm程度(0.1〜0.3mm)となっている。また、スリット24の寸法は、幅が0.5mm程度(0.2〜0.8mm)で、深さが2.5mm程度(2〜3.5mm)となっている。また、環状の挟着部材突壁28の寸法は、外径が挟着部材本体21の直径(16mm程度)と同じで、内径がホック突壁18の外径(13mm程度)よりも1mm程度大きく、突出高さが2mm程度(1〜3mm)となっている。
次に、[1]メス型のホック10(10x)と挟着部材20との間にシート6を挟着する手順と、[2]オス型のホック10(10y)と挟着部材20との間にシート6を挟着する手順とについて説明する。なお、これらの作業は、工場内で行う場合には機械で行ってもよいが、農場等の現場で行う場合や家庭内で行う場合には手作業で行うこともできる。
[1]メス型のホック10(10x)と挟着部材20との間にシート6を挟着する際には、まず、図4(a)に示すように、シート6の所定箇所の表面にメス型のホック10(10x)の裏面を当て、該所定箇所の裏面に挟着部材20の表面を当てる。次に、ホック10(10x)と挟着部材20との間にシート6を挟みつつ、図4(b)に示すように、止め穴12に止めピン22を差し込む。このとき、止めピン22はスリット24の内側に撓んで縮径する。その状態から、図4(c)に示すように、膨径部23,23が止め穴12を通り抜けて復径すると、膨径部23,23が止め穴12の開口縁に係合する。それによって、メス型のホック10(10x)と挟着部材20との間にシート6が挟着される。
このとき、止め穴12の内周面と止めピン22の外周面との間にシート6が食い込みずれ止めされるとともに、ずれ止め突起17の先端面がシート6をずれ止め溝27の底面に押圧してずれ止めする。また、ホック突壁18の先端面が、シート6を挟着部材20の表面に押圧するとともに、挟着部材突壁28が、ホック突壁18の先端面と挟着部材20の表面との間の間隙から出たシート6を、該隙間にあるシート6に対して、挟着部材20側からホック10側に75°程度(60〜85°)屈曲させてずれ止めする。また、このとき、ホック突壁18の先端面と挟着部材20の表面との間の間隙は、シート6の厚さの2倍以下となる。なお、このとき、止めピン22は、図4(c)に示すように、シート6を突き破ってもよいし、突き破らなくてもよい。
[2]オス型のホック10(10y)と挟着部材20との間にシート6を挟着する際の手順は、上記の[1]の場合と「メス型」を「オス型」に読み替え、「10x」を「10y」に読み替え、「図4」を「図5」に読み替えて同様である。
本実施例1によれば、次の[A]〜[D]の効果を得ることができる。
[A]止め穴12に止めピン22を差し込むと、止めピン22がスリット24により縮径してから復径することにより、膨径部23が止め穴12を通り抜けてから止め穴12の開口縁に係合するため、専用の機械で止めピン22の先端部を潰してカシメ止めを行わなくても、止めピン22の先端部を止め穴12の開口縁に手作業又は差し込むだけの機械で簡単に係合させることができる。
[B]ホック10の裏面中間径部にずれ止め突起17,17・・を形成し、ホック10の裏面外縁部にホック突壁18を形成し、挟着部材20の表面外縁部に挟着部材突壁28を形成するのに加え、止め穴12の内周面と止めピン22の外周面との間にシート6が食い込むことによって、ホック10及び挟着部材20に対してシート6をその面方向にずれ止めすることができる。そのため、シート6が破れ難くなる。
[C]ホック突壁18の先端面と挟着部材20の表面との間の間隙は、シート6の厚さの2倍以下と狭いため、ホック10に対して挟着部材20が傾き難い。そのため、該挟着部材20が傾くことによって一方のシート6から他方のシート6が開いてしまうといった事態の発生を抑えて、気密性を良くすることができる。
[D]図1(b)に示すように、メス型のホック10(10x)と挟着部材20との間に挟着されたシート6は、メス型のホック10(10x)よりも外周側で挟着部材突壁28によって挟着部材20側からメス型のホック10(10x)側に案内されてから面方向に延び、また、オス型のホック10(10y)と挟着部材20との間に挟着されたシート6は、オス型のホック10(10y)よりも外周側で挟着部材突壁28によって挟着部材20側からオス型のホック10(10y)側に案内されてから面方向に延びるため、メス型のホック10(10x)とオス型のホック10(10y)とを嵌合させた際には、両シート6,6の間の間隔が、図7(b)に示す従来例の場合に比べて狭くなる。そのため、気密性が良くなるので、ビニールハウスを構成するシート6等に使用する場合に適している。
図6に示す本実施例2のホック装置9’は、挟着部材突壁28の突出高さが実施例1に比べて低い点、並びにずれ止め突起17,17・・の先端部及びずれ止め溝27の底が尖っている点で実施例1と相違し、その他の点においては実施例1と同様である。その挟着部材突壁28の突出高さは1mm程度(0.5〜2mm)である。また、ずれ止め突起17は、実施例1のように、ずれ止め溝27の底面にシート6を押圧してずれ止めするのではなく、布等のシート6に突き刺さってずれ止めする。
本実施例2によれば、上記の[A]〜[C]の効果に加えて、次の[E]の効果を得ることができる。
[E]挟着部材突壁28の突出高さが実施例1に比べて低いため、ホック10よりも外周側でのシート6の寄れが小さく、そのため実施例1に比べて見栄えが良くなる。そのため、衣服等を構成するシート(布)に使用する場合に適している。但し、上記の[D]に示す効果(気密性)が得られない点については実施例1よりも不利である。
なお、本発明は前記実施例1,2の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
6 シート
9 ホック装置
9’ ホック装置
10 ホック
12 止め穴
17 ずれ止め突起
18 ホック突壁
20 挟着部材
22 止めピン
23 膨径部
24 スリット
28 挟着部材突壁

Claims (5)

  1. 盤状のホック(10)と盤状の挟着部材(20)との間にシート(6)を挟着し、2つのホック(10)を係脱可能に係合させるホック装置において、
    ホック(10)の中心部に止め穴(12)を貫設し、挟着部材(20)の中心部に止めピン(22)を突設し、止めピン(22)の先端部外周の180度離れた2箇所に外側方へ突出する膨径部(23)を形成し、止めピン(22)にその先端面から2つの膨径部(23)の間へ切り込まれたスリット(24)を形成し、ホック(10)と挟着部材(20)とでシート(6)を挟んで止め穴(12)に止めピン(22)を差し込むと、止めピン(22)がスリット(24)により縮径してから復径することにより、膨径部(23)が止め穴(12)を通り抜けてから止め穴(12)の開口縁に係合し、もってシート(6)を挟着することができるようになっており、
    ホック(10)又は挟着部材(20)のいずれか一方の中間径部に、他方側へ突出してシート(6)を他方側へ押圧して又はシート(6)に突き刺さってずれ止めするずれ止め突起(17)を形成し、
    ホック(10)の外縁部に、挟着部材(20)側へ突出してシート(6)を挟着部材(20)側に接近させる環状のホック突壁(18)を形成し、挟着部材(20)の外縁部に、ホック突壁(18)より外方位置でホック(10)側へ突出して、ホック突壁(18)と挟着部材(20)との間の間隙から出たシート(6)を挟着部材(20)側からホック(10)側に屈曲させてずれ止めする環状の挟着部材突壁(28)を形成したことを特徴とするホック装置。
  2. 止めピン(22)の先端部と2つの膨径部(23)とが、止めピン(22)の先端面に対峙して見て、楕円形又は長円形をなす請求項1記載のホック装置。
  3. 止め穴(12)の内周面と止めピン(22)の外周面との間にシート(6)が食い込むように、止め穴(12)の内径と止めピン(22)の外径とを設定した請求項1又は2記載のホック装置。
  4. ホック突壁(18)と挟着部材(20)との間の間隙が、シート(6)の厚さの2倍を超えない請求項1、2又は3記載のホック装置
  5. ホック突壁(18)と挟着部材(20)との間の間隙にあるシート(6)に対して、該間隙から出たシート(6)が挟着部材(20)側からホック(10)側に45〜89度屈曲するように、挟着部材突壁(28)の外方位置及び突出高さを設定した請求項1〜4のいずれか一項に記載のホック装置。
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