JP2013190841A - レーンマーク検出装置およびレーンマークの検索範囲設定方法 - Google Patents

レーンマーク検出装置およびレーンマークの検索範囲設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点におけるレーンマークの誤検出を防止できる「レーンマーク検出装置およびレーンマークの検索範囲設定方法」を提供する。
【解決手段】線幅検出部11により検出されるレーンマークの線幅に基づいてレーンマークの単位時間当たりの移動量を補正する移動量補正部32を備え、移動量の補正によってレーンマークの推定位置を補正し、それによって検索範囲の位置を車両側に補正することにより、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点においてレーンマークが外側に移動したと認識されたとしても、その認識結果に基づき外側寄りに設定されてしまう検索範囲の位置が車両側に補正されるようにして、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点においても、本来検出すべきレーンマークが検索範囲内に入る可能性が高くなるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーンマーク検出装置およびレーンマークの検索範囲設定方法に関し、特に、カメラにより撮影された画像の処理によって路上のレーンマークを検出する装置に用いて好適なものである。
従来、カメラにより撮影された画像の処理によって路上のレーンマーク(車線境界線)を検出するレーンマーク検出装置が提供されている。この種のレーンマーク検出装置では一般的に、撮影画像の中に一定の検索範囲を設定し、設定した検索範囲の中からレーンマークを検出するようになされている。この場合の検索範囲の設定方法としては、種々のものが提案されている。例えば、あるタイミングで検出したレーンマークの位置を基準とし、その検出位置から左右に所定幅ずつとった範囲を次のタイミングの検索範囲として設定する技術が存在する。
しかしながら、このような技術では、撮影画像内に写るレーンマークの横方向の移動量が大きくなる場合に、次のタイミングの検索範囲内にレーンマークが入らず、レーンマークを検出できないことがあるという問題があった。レーンマークの横方向の移動量が大きくなる場合としては、車両が高速にレーン変更をする場合がある。また、車両が少しずつレーン変更している場合でも、処理能力の低いCPUが使用されていると、撮影画像のフレームを取り込む時間間隔が長くなり、フレーム間でのレーンマークの横方向の移動量が大きくなる。
このような問題を解消するために、検索範囲を広げることが考えられる。しかしながら、検索範囲を広げると、その検索範囲の中に複数のレーンマーク候補が入り、レーンマークを誤検出する可能性が高くなってしまう。また、検索範囲が広がることで、処理時間も長くなってしまう。これに対して、検出したレーンマーク位置を基準として次の検索範囲を設定するのとは異なる方法で検索範囲を設定する技術がいくつか提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1に記載の技術では、白線検出のために画像処理を行うウィンドウの設定において、車両の移動量を車輪速センサ等により検出し、この車両移動量に基づいて次のウィンドウを設定している。特許文献2に記載の技術では、白線検出のために設定するウィンドウの水平方向位置を、過去データ並びに車両速度および操舵角度に基づいて予測した走行車線区分線(予測走行軌跡)の位置に設定している。特許文献3に記載の技術では、ナビゲーション装置から出力される直線路やカーブ路などの道路形状情報に合わせて白線検出におけるサーチ範囲を任意に変更している。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、検索範囲を設定するために車輪速センサ等が必要となる。また、特許文献2に記載の技術では、検索範囲を設定するために操舵角センサ等が必要となる。また、特許文献3に記載の技術では、検索範囲を設定するためにナビゲーション装置が必要となる。そのため、車両に後付けする市販品のレーンマーク検出装置では、車輪速センサや操舵角センサ、ナビゲーション装置の出力情報を利用することができず、特許文献1〜3に記載の技術を適用することができないという問題があった。
本出願人は、このような問題を解決することを目的として、撮影画像内に写るレーンマークの横方向の移動量が大きくなる場合でも、撮影画像以外の外部からの情報を用いずに、レーンマークを確実に検出できるようにした発明について特許出願をした(特許文献4参照)。
特許文献4に記載の発明では、撮影画像の処理によって得られる過去のレーンマークの検出結果に基づいて、レーンマークの単位時間当たりの移動量(移動速度)を算出する。そして、過去に検出したレーンマークの位置およびレーンマークの単位時間当たりの移動量に基づいて、レーンマークを検出する際の検索範囲を設定するようにしている。
図13は、特許文献4に記載のレーンマーク検出装置に関する動作を説明するための図である。図13(a)は、ある時間tにおいて撮影画像内から検出されたレーンマークの位置を示す。時間tにおける車両中心から左レーンマークまでの距離をDLt、車両中心から右レーンマークまでの距離をDRtとする。ここでは、レーンマークの位置を車両中心からの距離で表すものとする。
図13(b)は、次の単位時間後における時間t+d(d:単位時間)において撮影画像内から検出されたレーンマークの位置(車両中心からの距離)を示す。時間t+dにおける車両中心から左レーンマークまでの距離をDLt+d、車両中心から右レーンマークまでの距離をDRt+dとする。図13(c)は、更に次の単位時間後における時間t+2dにおいて撮影画像内から検出されるレーンマークの位置を示す。
レーンマーク検出装置は、時間t+2dにおいてレーンマークを検出する際に、時間tにおいて検出されたレーンマークの位置DLt,DRtと、時間t+dにおいて検出されたレーンマークの位置DLt+d,DRt+dとに基づいて、レーンマークの横方向に対する単位時間当たりの移動量を算出する。この場合、左レーンマークの単位時間当たりの移動量は、車両が左レーンマークに近づく方向に(DLt−DLt+d)/{(t+d)−t}である。一方、右レーンマークの単位時間当たりの移動量は、車両が右レーンマークから遠ざかる方向に(DRt+d−DRt)/{(t+d)−t}である。
次に、レーンマーク検出装置は、時間t+dにおいて検出されたレーンマークの位置DLt+d,DRt+dと、上述のようにして算出されたレーンマークの単位時間当たりの移動量(DLt−DLt+d)/{(t+d)−t},(DRt+d−DRt)/{(t+d)−t}とに基づいて、時間t+2dにおけるレーンマーク位置を推定する。
具体的には、時間t+dにおいて検出された左レーンマークの位置DLt+dから、左レーンマークの単位時間における移動距離(DLt−DLt+d)/{(t+d)−t}×dを減算することによって得られる位置を、時間t+2dにおける左レーンマークの推定位置とする。また、時間t+dにおいて検出された右レーンマークの位置DRt+dに、右レーンマークの単位時間における移動距離(DRt+d−DRt)/{(t+d)−t}×dを加算することによって得られる位置を、時間t+2dにおける右レーンマークの推定位置とする。図13(c)において、21が左レーンマークの推定位置、21が右レーンマークの推定位置である。
レーンマーク検出装置は、時間t+2dにおいて撮像装置から入力された撮影画像について、レーンマークの推定位置21,21を中心として所定幅の検索範囲22,22を設定し、当該検索範囲22,22の中から左右レーンマークを検出する。このようにすることにより、レーンマークの横方向に対する単位時間当たりの移動量が大きくなる場合でも、その移動量を考慮した位置にレーンマークの検索範囲22,22が設定されるので、撮影画像の検索範囲22,22内からレーンマークを確実に検出することができる。
なお、レーンマーク検出装置は、レーンマークを検出する際に、撮影画像の全体からあらかじめ抽出しておいたレーンマーク候補のうち、検索範囲22,22の中にあるレーンマーク候補からレーンマークを検出する。レーンマーク候補とは、撮影画像内に写っている被写体の輝度の違いや形状等をもとに、レーンマークの可能性がある部分として特定されるものである。以下に、レーンマーク候補の抽出処理を説明する。
まず、レーンマーク検出装置は、撮像装置より入力された撮影画像から、グレースケールの輝度画像を生成する。そして、レーンマーク検出装置は、図14に示すように、輝度画像を水平方向にスキャンして、閾値以上の輝度が一定間隔続く水平部分をラインとして取り出す。これを撮影画像の全体に対して行う。なお、取り出したラインの1つ1つを「スライス」という。
次に、レーンマーク検出装置は、図15に示すように、取り出した各スライスに対して、垂直方向に隣接するスライスどうしで水平方向の座標値の少なくとも一部が重複している複数のスライスをグルーピングする。図15に示す例では、撮影画像内からスライスの3つのグループ1〜3が抽出されている。
さらに、レーンマーク検出装置は、図16に示すように、各グループ1〜3のスライスを3次元座標の路面(Z=0)に投影した後、各スライスの中点から、最小2乗法でレーンマーク候補となる線分の直線式Y=aX+b(Z=0)を抽出する。ここで、aは線分の傾き、bは線分のY切片である。なお、3次元座標の路面への投影とは、撮像装置より入力した撮影画像を、車両上方の仮想視点から見た真上からの画像に視点変換することをいう。3次元座標の原点は、車両中心の位置である。また、X軸において車両の前方がプラス、Y軸において車両の左側がプラスで右側がマイナスである。
スライスのグループ1から抽出される線分の直線式はY=a1X+b1、グループ2から抽出される線分の直線式はY=a2X+b2、グループ3から抽出される線分の直線式はY=a3X+b3である。
ここで、レーンマーク検出装置は、以上のように各グループ1〜3について算出した線分の直線式のうち、傾きaおよびY切片bの値がある範囲内に入る複数の直線式がある場合は、それらの直線式に該当するグループを1つにまとめる。図16の例では、グループ2とグループ3を1つのグループにまとめている。そして、レーンマーク検出装置は、1つにまとめたグループについて、その中に含まれる各スライスの情報から1本の線分を再度抽出する。その結果、まとめた線分の直線式はY=a4X+b4となる。
レーンマーク検出装置は、各スライスの中点から線分を抽出したのと同様に、各スライスの左端および右端についても最小2乗法により線分をそれぞれ抽出する。これにより、スライスの中点から抽出した線分と平行な線分を両側に引き、スライスの幅を算出する。図16の例では、グループ1の線分Y=a1X+b1についてスライス幅を算出するとともに、グループ2,3をまとめた1つのグループの線分Y=a4X+b4についてスライス幅を算出する。
特開平11−339012号公報 特開平6−225308号公報 特開平9−35198号公報 特願2012−50825号明細書
近年では、車両の後方にリアカメラを搭載し、後進する際の運転支援として車両後方の画像をモニタに表示するアシスト機能を備えた車両が増えている。そのため、レーンマーク検出装置で用いるカメラとしても、リアカメラを使用する例が少なくない。しかし、リアカメラを用いたレーンマーク検出装置として特許文献4に記載の発明を適用すると、高速道路の分岐区間などを走行しているときに、以下のような問題が生じる可能性があった。
例えば、図17(a)に示すように、車両が高速道路の分岐区間を走行中のとき、実際には分岐車線に移動せず、分岐車線の隣にある走行車線に沿って直進したとする。このとき、高速道路の分岐開始点において撮像装置により撮影される画像においては、分岐車線の外側に実線で引かれたレーンマークと、分岐車線と走行車線との境界を示すために破線で引かれたレーンマークとが混ざって、1本の太い線として写る。
そのため、図17(b)に示すように、破線のレーンマークに加えて実線のレーンマークが太く写っている分だけスライスが外側にずれて抽出され、レーンマークが外側に移動したと誤認識してしまう(単位時間当たりの移動量=V(t+d))。これにより、図17(c)に示すように、レーンマークの推定位置も外側にずれ、その推定位置を基準として撮影画像内に設定される検索範囲A(t+d)も外側にずれてしまう。
その結果、実線のレーンマークも破線のレーンマークもレーンマーク候補として抽出されているものの、検索範囲A(t+d)の中にある実線のレーンマークがレーンマークとして誤検出されてしまうことになる。つまり、走行車線を直進している場合に本来は検出されるべき破線のレーンマークを検出できないという問題が生じる。このような問題は、撮像装置がリアカメラで、車両前方を撮影できないことに起因して生じるものである。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、車両後方の撮影画像内でレーンマークの単位時間当たりの移動量を考慮した位置に検索範囲を設定し、当該検索範囲の中からレーンマークを検出するようになされたレーンマーク検出装置において、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点におけるレーンマークの誤検出を防止できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、車両後方の撮影画像内でレーンマークの単位時間当たりの移動量を考慮した位置に検索範囲を設定し、当該検索範囲の中からレーンマークを検出するに当たり、レーンマークの線幅を検出し、当該検出したレーンマークの線幅に基づいて、検索範囲の位置を車両側に補正するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点において、撮影画像内にレーンマークが太く写った分だけスライスが外側にずれて抽出され、それによってレーンマークが外側に移動したと認識されたとしても、その認識結果に基づき外側寄りに設定されてしまう検索範囲の位置が、レーンマークの線幅に応じて車両側に適宜補正されることとなる。これにより、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点においても、本来検出すべきレーンマークが検索範囲内に入る可能性が高くなるため、分岐開始点におけるレーンマークの誤検出を防止することができる。
本実施形態によるレーンマーク検出装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるレーンマーク検出装置の動作の概略を説明するための図である。 本実施形態のレーンマーク検出装置を起動したときに実行されるレーンマーク検出部の初期化処理を示すフローチャートである。 本実施形態によるレーンマーク情報の一例を示す図である。 本実施形態のレーンマーク検出部によるレーンマーク検出処理を示すフローチャートである。 本実施形態のレーンマーク検出部により行われる処理時間算出処理を示すフローチャートである。 本実施形態のレーンマーク検出部により行われるレーン変更処理を示すフローチャートである。 本実施形態のレーンマーク検出部により行われるレーンマークのマッチング処理を示すフローチャートである。 本実施形態のレーンマーク検出部により行われるレーンマークの選択処理を示すフローチャートである。 本実施形態のレーンマーク検出部により行われる検索範囲の設定処理の一例を説明するための図である。 本実施形態によるレーンマーク位置推定部の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態のレーンマーク位置推定部により行われるレーンマークの推定処理を示すフローチャートである。 従来の検索範囲設定動作の概略を説明するための図である。 従来のレーンマーク検出装置および本実施形態のレーンマーク候補抽出部により行われるスライスの抽出処理を説明するための図である。 従来のレーンマーク検出装置および本実施形態のレーンマーク候補抽出部により行われるスライスのグルーピング処理を説明するための図である。 従来のレーンマーク検出装置および本実施形態のレーンマーク候補抽出部により行われる線分の抽出処理を説明するための図である。 従来の問題点を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるレーンマーク検出装置10の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のレーンマーク検出装置10は、カメラ等の撮像装置20に接続されている。撮像装置20は、例えば、車両の後方に設置されたリアカメラである。
レーンマーク検出装置10は、その機能構成として、レーンマーク候補抽出部1、レーンマーク検出部2およびレーンマーク位置推定部3を備えている。レーンマーク候補抽出部1は、その機能構成として線幅検出部11を備えている。また、レーンマーク位置推定部3は、特許請求の範囲における位置推定部に相当し、その機能構成として移動量算出部31および移動量補正部32を備えている。移動量補正部32は、特許請求の範囲の検索範囲補正部に相当する。
なお、図1に示した各機能ブロック1〜3は、ハードウェア構成、DSP、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック1〜3は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
レーンマーク候補抽出部1は、撮像装置20より入力される撮影画像内からレーンマーク候補を抽出する。なお、レーンマーク候補の抽出処理は、図14〜図16を用いて説明した通りである。線幅検出部11は、図16に示したように、各スライスの左端および右端について最小2乗法により線分をそれぞれ抽出し、当該2つの線分の間のスライス幅をレーンマークの線幅として算出する。
レーンマーク検出部2は、撮影画像内に検索範囲を設定し、設定した検索範囲からレーンマークを検出する。具体的には、レーンマーク検出部2は、撮影画像内に設定された検索範囲の中にあるレーンマーク候補からレーンマークを検出する。本実施形態においてレーンマーク検出部2は、レーンマーク位置推定部3により推定されたレーンマークの位置を基準として検索範囲を設定し、その検索範囲内からレーンマークを検出する。
また、レーンマーク検出部2は、レーンマーク候補が検索範囲の中にある場合は、当該レーンマーク候補をレーンマークとして検出する一方、レーンマーク候補が検索範囲の中にない場合は、レーンマーク位置推定部3により推定されたレーンマーク位置においてレーンマークが検出されたとみなす。なお、このレーンマーク検出部2によるレーンマーク検出処理については、その詳細を後述する。
レーンマーク位置推定部3は、レーンマーク検出部2により検出された過去のレーンマーク位置に基づいて、レーンマークの次位置を推定する。すなわち、移動量算出部31は、レーンマーク検出部2による過去のレーンマークの検出結果に基づいて、レーンマークの横方向に対する単位時間当たりの移動量(Y軸方向の移動速度)を算出する。レーンマーク位置推定部3は、レーンマーク検出部2により検出された過去のレーンマークの位置と、移動量算出部31により算出したレーンマークの単位時間当たりの移動量とに基づいて、次の単位時間後におけるレーンマーク位置を推定する。
また、レーンマーク位置推定部3の移動量補正部32は、レーンマーク候補抽出部1の線幅検出部11により検出されるレーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、移動量算出部31により算出されたレーンマークの単位時間当たりの移動量を補正する。これにより、レーンマーク検出部2が設定する検索範囲の位置が車両側に補正されるようにする。なお、このレーンマーク位置推定部3の処理についても、その詳細は後述する。
図2は、本実施形態によるレーンマーク検出装置10の動作の概略を説明するための図である。例えば、図2(a)に示すように、車両が高速道路の分岐区間を走行中のとき、実際には分岐車線に移動せず、分岐車線の隣にある走行車線に沿って直進したとする。図2(a)に示す時間tにおいて撮像装置20により撮影される画像から検出されるレーンマークの線幅はW(t)であったとする。
次に、図2(b)に示すように、単位時間後の時間t+dにおいて撮像装置20により撮影される画像では、分岐車線の外側に実線で引かれたレーンマークと、分岐車線と走行車線との境界を示すために破線で引かれたレーンマークとが混ざって、1本の太い線として写る。そのため、時間t+dの撮影画像から検出されるレーンマークの線幅は、W(t+d)に拡大している。
そのため、破線のレーンマークに加えて実線のレーンマークが太く写っている分だけスライスが外側にずれて抽出され、レーンマークが外側に移動したと誤認識してしまう(単位時間当たりの移動量=V(t+d))。このままだと、図17に示したように、レーンマークの推定位置も外側にずれ、その推定位置を基準として撮影画像内に設定される検索範囲A(t+d)も外側にずれてしまう。
これに対し、本実施形態では、レーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、レーンマークの単位時間当たりの移動量V(t+d)を補正する。具体的には、V’(t+d)={W(t+d)−W(t)}/2なる演算によって補正量を算出し、V(t+d)−V’(t+d)なる演算によってレーンマークの単位時間当たりの移動量を補正する。
このような移動量の補正を行う結果、移動量V(t+d)に基づいて外側寄りに推定されてしまうレーンマークの次位置が、補正量V’(t+d)に基づいて車両側に補正されることになる。そのため、図2(c)に示すように、この補正されたレーンマークの推定位置を基準として検索範囲が設定されるので、移動量V(t+d)に基づいて外側寄りに設定されてしまう検索範囲の位置が、レーンマークの線幅の変化量に応じて車両側に補正されることとなる。これにより、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点において、本来検出すべき破線のレーンマークが検索範囲内に入る可能性が高くなるため、分岐開始点におけるレーンマークの誤検出を防止することができる。
以下に、レーンマーク検出部2による処理内容を具体的に説明する。図3は、レーンマーク検出装置10を起動したときに実行されるレーンマーク検出部2の初期化処理を示すフローチャートである。初期化処理において、レーンマーク検出部2は、左レーンマーク情報、右レーンマーク情報とも“無し”に設定する(ステップS11,S12)。なお、レーンマーク情報とは、図4に示すように、レーンマークの位置を示す直線式Y=aX+b、レーンマークの幅、レーンマークの信頼度を含む情報である。なお、本実施形態では、レーンマーク情報は、最大で過去10回分の検出結果を格納するものとする。
また、レーンマーク検出部2は、処理時間を計るために使用する最終時刻と処理時間を0クリアする(ステップS13,S14)。なお、処理時間とは、撮像装置20から入力した撮影画像を処理する単位時間のことをいう。また、最終時刻とは、レーンマークを最後に検出した直近の時刻のことをいう。
図5は、レーンマーク検出部2によるレーンマーク検出処理を示すフローチャートである。このレーンマーク検出処理は、過去に検出された左右のレーンマーク情報と、レーンマーク候補抽出部1により抽出されたレーンマーク候補の線分とを用いて行う。図5において、レーンマーク検出部2は、最初に処理時間の算出を行う(ステップS21)。このステップS21における処理時間算出処理の詳細を図6に示す。
図6において、レーンマーク検出部2は、まず現在時刻を取得する(ステップS2101)。次に、レーンマークを最後に検出した最終時刻が設定されているかどうか判断し(ステップS2102)、設定されていれば、現在時刻から最終時刻を減算することによって処理時間を算出する(ステップS2103)。そして、最終時刻の設定を現在時刻によって更新し(ステップS2104)、処理時間算出処理を終了する。一方、図3の初期化処理が行われた直後でまだ最終時刻が設定されていない場合は、ステップS2103の処理は行わず、現在時刻を最終時刻として設定する(ステップS2104)。
図5において、ステップS21の処理時間算出処理を行った後、レーンマーク検出部2は、レーン変更処理を行う(ステップS22)。レーン変更処理は、車両がレーンマークを跨いで移動するレーン変更が起きたときに、左レーンマーク情報と右レーンマーク情報との入れ替えを行う。例えば、車両が左車線へとレーン変更した場合、レーン変更前には車両の左側にあったレーンマークが、レーン変更後は車両の右側に位置することになる。そのため、左レーンマーク情報を右レーンマーク情報に変更することが必要となる。このようなレーン変更処理の詳細を図7に示す。
図7において、レーンマーク検出部2は、まず、左レーンマークの次位置の推定結果Y=a’X+b’(後述するように、レーンマーク位置推定部3により求められる)のY切片b’がマイナスの値かどうか判断する(ステップS2201)。Y切片b’がマイナスの値ならば、左レーンマークの推定位置は、車両中心より右側にあることになるので、車両が左車線にレーン変更をしたと判断する。この場合、レーンマーク検出部2は、現在の左レーンマーク情報を右レーンマーク情報として設定し直すとともに(ステップS2202)、左レーンマーク情報を“無し”にして(ステップS2203)、レーン変更処理を終了する。
一方、推定される左レーンマークの次位置のY切片b’がマイナスの値でないと判断した場合、レーンマーク検出部2は、右レーンマークの次位置の推定結果Y=a’X+b’のY切片b’が0以上の値かどうか判断する(ステップS2204)。Y切片b’が0以上の値ならば、右レーンマークの推定位置は、車両中心より左側にあることになるので、車両が右車線にレーン変更したと判断する。この場合、レーンマーク検出部2は、現在の右レーンマーク情報を左レーンマーク情報として設定し直すとともに(ステップS2205)、右レーンマーク情報を“無し”にして(ステップS2206)、レーン変更処理を終了する。
なお、左レーンマークの推定位置のY切片b’がマイナスの値でもなく(車両が左車線へレーン変更していない)、右レーンマークの推定位置のY切片b’が0以上の値でもない(車両が右車線へレーン変更していない)場合、レーンマーク検出部2は、左右レーンマーク情報の入れ替えを何も行うことなく、レーン変更処理を終了する。
図5において、ステップS22のレーン変更処理を終了した後、レーンマーク検出部2は、左右レーンマーク情報の有無を判断して(ステップS23,S26,S29)、その判断結果に応じたレーンマーク情報の更新処理を行う。すなわち、レーンマーク検出部2は、まず、左右レーンマーク情報が両方ともあるか否かを判断し(ステップS23)、両方ともあると判断した場合、左レーンマーク情報にマッチングするレーンマーク候補の線分を左レーンマークとして検索するとともに(ステップS24)、右レーンマーク情報にマッチングするレーンマーク候補の線分を右レーンマークとして検索する(ステップS25)。
左右レーンマーク情報が両方ともにはないと判断した場合、次にレーンマーク検出部2は、左レーンマーク情報のみがあるか否かを判断する(ステップS26)。そして、左レーンマーク情報のみ存在すると判断した場合、レーンマーク検出部2は、左レーンマーク情報にマッチングするレーンマーク候補の線分を左レーンマークとして検索するとともに(ステップS27)、左レーンマーク情報を基に基準レーン幅を考慮して、右レーンマークをレーンマーク候補の線分から選択する(ステップS28)。なお、基準レーン幅は、あらかじめ定められた値であり、例えば高速道路の場合3.5mである。
一方、左レーンマーク情報がないと判断した場合、レーンマーク検出部2は、右レーンマーク情報のみがあるか否かを判断する(ステップS29)。そして、右レーンマーク情報のみ存在すると判断した場合、レーンマーク検出部2は、右レーンマーク情報にマッチングするレーンマーク候補の線分を右レーンマークとして検索するとともに(ステップS30)、右レーンマーク情報を基に基準レーン幅を考慮して、左レーンマークをレーンマーク候補の線分から選択する(ステップS31)。
また、右レーンマーク情報も左レーンマーク情報もないと判断した場合、レーンマーク検出部2は、左右のレーンマークをレーンマーク候補の線分から選択する(ステップS32,S33)。すなわち、レーンマーク検出部2は、ステップS32において、車両中心より左側の一定範囲に含まれるレーンマーク候補の線分の中から左レーンマークを選択する。
ステップS32において左レーンマーク情報を設定できた場合、レーンマーク検出部2は、次のステップS33において、当該設定した左レーンマーク情報を基に基準レーン幅を考慮して、右レーンマークをレーンマーク候補の線分から選択する。一方、ステップS32において左レーンマーク情報が設定されなかった場合、レーンマーク検出部2は、次のステップS33において、車両中心より右側の一定範囲に含まれるレーンマーク候補の線分の中から右レーンマークを選択する。
以上のようなレーンマーク情報の更新処理後、レーンマーク検出部2は、レーンマーク情報の出力を行う(ステップS34)。これにより、図5のフローチャートに示すレーンマーク検出を終了する。
図8は、図5に示したステップS24,S25,S27,S30で行われているレーンマークのマッチング処理の詳細を示すフローチャートである。図8において、レーンマーク検出部2は、まず、撮影画像の中に設定する検索範囲の大きさを定める検索幅を算出する(ステップS41)。
本実施形態では、レーンマーク検出部2は、レーンマークのY軸方向の移動速度(単位時間当たりの移動量)と図6のステップS2103で求めた処理時間(単位時間)とから算出した移動量に、所定の検索幅基準値を加算することによって検索幅を算出する。例えば、レーンマーク検出部2は、Y軸方向の移動速度×処理時間×係数+検索幅基準値なる計算式によって検索幅を算出する。ここで、Y軸方向の移動速度(単位時間当たりの移動量)は、移動量算出部31により算出された移動量を移動量補正部32により補正した結果の値である。
次に、レーンマーク検出部2は、レーンマーク候補抽出部1により抽出されたレーンマーク候補の線分の中から、所定の条件を満たす線分を検索する(ステップS42)。すなわち、レーンマーク検出部2は、レーンマーク候補の直線式のY切片bが、レーンマークの推定位置を表す直線式のY切片b’±検索幅の検索範囲の中にあり、かつ、信頼度が最も大きい線分を検索する。
レーンマーク検出部2は、上記ステップS42の検索により、該当する線分が見つかったかどうか判断する(ステップS43)。該当する線分があれば、それがレーンマークなので、レーンマーク情報の過去レーンマーク位置に線分の直線式Y=aX+bを追加し(ステップS44)、過去レーンマーク幅に線分の線幅を追加し(ステップS45)、過去信頼度に線分の信頼度を追加する(ステップS46)。これらの情報を追加するとき、格納先が満杯の場合には、1番古いデータを削除して追加する。
一方、上記ステップS42の検索で該当する線分が見つからなかった場合、レーンマーク検出部2は、レーンマーク情報の過去信頼度に0を追加する(ステップS47)。そして、レーンマーク検出部2は、過去信頼度に格納されているデータの平均値を求め、それが0かどうか判断する(ステップS48)。過去信頼度の平均値が0のときは、10回続けてレーンマークが見つからなかったということなので、レーンマーク検出部2はレーンマーク情報を“無し”に設定する(ステップS51)。
過去信頼度の平均値が0でない場合、レーンマーク検出部2は、レーンマーク位置推定部3により推定された位置をレーンマーク位置とみなし、その推定位置によってレーンマーク情報を設定する。すなわち、レーンマーク検出部2は、レーンマーク情報の過去レーンマーク位置に、レーンマークの推定位置を表す線分の直線式Y=aX’+b’を追加するとともに(ステップS49)、レーンマーク情報の過去レーンマーク幅に、過去レーンマーク幅へ最後に設定した値(最新値)を追加する(ステップS50)。
図9は、図5に示したステップS28,S31,S32,S33で行われているレーンマークの選択処理の詳細を示すフローチャートである。図9において、レーンマーク検出部2は、まず、反対側のレーンマーク情報があるかどうかを確認する(ステップS61)。すなわち、右レーンマークを選択するときは左レーンマーク情報があるかどうかを確認し、左レーンマークを選択するときは右レーンマーク情報があるかどうかを確認する。
図10に示すように、反対側のレーンマーク情報がある場合には、この情報を基準に検索範囲を決める。すなわち、レーンマーク検出部2は、反対側のレーンマーク情報から求まるレーンマークのY軸方向移動速度と処理時間とから算出した移動量に、所定の検索幅基準値を加算することによって検索幅を算出する(ステップS62)。ここで用いるY軸方向の移動速度(単位時間当たりの移動量)も、移動量算出部31により算出された移動量を移動量補正部32により補正した結果の値である。また、検索幅基準値は、ステップS41で用いた検索幅基準値より大きな値とするのが好ましい。反対側のレーンマーク情報から検索幅を算出するため、誤差を含む可能性があるからである。
次に、レーンマーク検出部2は、反対側のレーンマーク情報で示されるレーンマークのY切片(図8のステップS44で追加された直線式のY切片bまたはステップS49で追加された直線式のY切片b’)の絶対値を基準レーン幅Wから引いた値が、求めるレーンマークの推定位置(図10の24)になるので、その位置±検索幅の検索範囲(推定位置24から車両寄りの検索範囲1、推定位置24から車両とは反対側の検索範囲2)を設定する(ステップS63,S64)。
一方、上記ステップS61で、反対側のレーンマーク情報が無いと判断した場合、レーンマーク検出部2は、車両中心から所定距離の位置を中心として、当該位置から車両寄りに基準範囲1をとって車両寄りの検索範囲1を設定するとともに(ステップS65)、当該位置から車両とは反対側に基準範囲2(基準範囲1<基準範囲2)をとって反対側の検索範囲2を設定する(ステップS66)。なお、基準範囲1および基準範囲2の値は、例えば、1.1mと3.0mのように任意に決めてよい。
上記ステップS62〜S64またはステップS65〜S66の何れかによって検索範囲を設定した後、レーンマーク検出部2は、求めるレーンマーク情報が右レーンマークに係る情報かどうかを判断する(ステップS67)。右レーンマークに係る情報ならば、3次元座標のY座標はマイナスなので、レーンマーク検出部2は検索範囲をマイナスの値に設定する(ステップS68,S69)。
次に、レーンマーク検出部2は、レーンマーク候補抽出部1により抽出されたレーンマーク候補の線分の中から、所定の条件を満たす線分を検索する(ステップS70)。すなわち、レーンマーク検出部2は、レーンマーク候補の直線式のY切片bが検索範囲1と検索範囲2との間にあり、かつ、信頼度が最も大きい線分を検索する。
レーンマーク検出部2は、上記ステップS70の検索により該当する線分が見つかり、かつ、その線分の信頼度が選択基準値以上かどうか判断する(ステップS71)。該当する線分があり、かつ、その線分の信頼度が選択基準値以上ならば、レーンマーク検出部2はそれを新たなレーンマークとして選択する。すなわち、レーンマーク検出部2は、レーンマーク情報の過去レーンマーク位置に線分の直線式Y=aX+bを新規設定し(ステップS72)、過去レーンマーク幅に線分の線幅を新規設定し(ステップS73)、過去信頼度に線分の信頼度を新規設定する(ステップS74)。
一方、上記ステップS70の検索で該当する線分が見つからなかった場合、あるいは、線分の信頼度が選択基準値未満であった場合、レーンマーク検出部2は、求めるレーンマーク情報を“無し”に設定する(ステップS75)。ステップS72〜S74またはステップS75の処理により、図9に示すレーンマーク選択処理を終了する。
次に、レーンマーク位置推定部3による処理内容を具体的に説明する。図11は、本実施形態によるレーンマーク位置推定部3の動作例を示すフローチャートである。レーンマーク位置推定部3は、レーンマーク検出部2によるレーンマークの検出結果であるレーンマーク情報に基づいて、Y軸方向の移動速度を算出するとともに、レーンマークの次位置(直線式Y=a’X+b’)を推定する。
具体的には、図11に示すように、レーンマーク検出部2によるレーンマークの検出結果である左レーンマーク情報に基づいて、Y軸方向の移動速度を算出するとともに、左レーンマークの次位置を推定する(ステップS81)。また、レーンマーク位置推定部3は、レーンマーク検出部2によるレーンマークの検出結果である右レーンマーク情報に基づいて、Y軸方向の移動速度を算出するとともに、右レーンマークの次位置を推定する(ステップS82)。
図12は、上記ステップS81,S82の処理の詳細を示すフローチャートである。まず、レーンマーク位置推定部3は、レーンマーク情報が無いかどうかを判断する(ステップS91)。レーンマーク情報が無ければ、レーンマークの次位置を推定することもY軸方向の移動速度を算出することもできないので、図12に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、レーンマーク情報がある場合、レーンマーク位置推定部3は、当該レーンマーク情報に含まれる過去レーンマーク位置に設定されているデータ数が1つかどうかを判断する(ステップS92)。このデータ数が1つの場合、レーンマーク検出部2が新規にレーンマークを検出したということである。この場合、レーンマーク位置推定部3は、レーンマーク情報のY軸方向の移動速度を0に初期化するとともに(ステップS93)、推定されるレーンマークの次位置を表す直線式の傾きa’およびY切片b’を、新規に検出したレーンマークを表す直線式の傾きaおよびY切片bに初期化する(ステップS94,S95)。
過去レーンマーク位置に設定されているデータ数が1つでない場合、レーンマーク位置推定部3は、このデータ数が2つかどうかを判断する(ステップS96)。このデータ数が2つの場合、レーンマーク位置推定部3の移動量算出部31は、当該2つの過去レーンマーク位置のY切片bと処理時間とに基づいて、レーンマークのY軸方向の移動速度(単位時間当たりの移動量)を算出する(ステップS97)。具体的には、(最新の過去レーンマーク位置のY切片b−1つ前の過去レーンマーク位置のY切片b)/処理時間なる演算によって、レーンマークのY軸方向の移動速度を算出する。
続いて、レーンマーク位置推定部3の移動量補正部32は、レーンマーク候補抽出部1の線幅検出部11により検出されるレーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、移動量算出部31により算出されたレーンマークのY軸方向の移動速度を補正する(ステップS98)。具体的には、(最新の過去レーンマークの線幅−1つ前の過去レーンマークの線幅)/2なる演算によって求められる値を補正量とし、移動量算出部31により算出されたY軸方向の移動速度から当該補正量を減算することにより、Y軸方向の移動速度を補正する。
また、レーンマーク位置推定部3は、2つの過去レーンマーク位置の傾きaに基づいて、傾きの変化率を算出する(ステップS99)。具体的には、(最新の過去レーンマーク位置の傾きa−1つ前の過去レーンマーク位置の傾きa)/処理時間なる演算によって、レーンマークの傾きの変化率を算出する。
次に、レーンマーク位置推定部3は、ステップS98,S99で求めた値を用いて、レーンマークの次位置(直線式Y=a’X+b’)を推定する。具体的には、最新の過去レーンマーク位置のY切片b+Y軸方向の移動速度(補正済みのもの)×処理時間なる演算によって、推定されるレーンマークの次位置のY切片b’を算出する(ステップS103)。また、最新の過去レーンマーク位置の傾きa+傾きの変化率×処理時間なる演算によって、推定されるレーンマークの次位置の傾きa’を算出する(ステップS104)。
上記ステップS96において、過去レーンマーク位置に設定されているデータ数が2つでないと判断した場合は、過去レーンマーク位置には3つ以上のデータが格納されているということである。この場合、レーンマーク位置推定部3は、過去レーンマーク位置の最新のデータと最も古いデータと処理時間とに基づいて、Y軸方向の移動速度と傾きの変化率を算出する。
具体的には、レーンマーク位置推定部3の移動量算出部31は、(最新の過去レーンマーク位置のY切片b−最も古い過去レーンマーク位置のY切片b)/(処理時間×n)なる演算によって、レーンマークのY軸方向の移動速度を算出する(ステップS100)。なお、n=過去レーンマーク位置のデータ数−1である。
続いて、レーンマーク位置推定部3の移動量補正部32は、レーンマーク候補抽出部1の線幅検出部11により検出されるレーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、移動量算出部31により算出されたレーンマークのY軸方向の移動速度を補正する(ステップS101)。具体的には、(最新の過去レーンマークの線幅−最も古い過去レーンマークの線幅)/(処理時間×n)なる演算によって求められる値を補正量とし、移動量算出部31により算出されたY軸方向の移動速度から当該補正量を減算することにより、Y軸方向の移動速度を補正する。
また、レーンマーク位置推定部3は、(最新の過去レーンマーク位置の傾きa−最も古い過去レーンマーク位置の傾きa)/(処理時間×n)なる演算によって、レーンマークの傾きの変化率を算出する(ステップS102)。
その後、レーンマーク位置推定部3は、ステップS101,S102で求めた値を用いて、レーンマークの次位置(直線式Y=a’X+b’)を推定する(ステップS103,S104)。これにより、図12に示すレーンマーク推定処理を終了する。なお、過去レーンマーク位置に3つ以上のデータが格納されている場合も、ステップS100〜S102の処理ではなくステップS97〜S99の処理を行うようにしてもよい。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、レーンマーク検出部2が過去に検出したレーンマークの位置およびレーンマーク位置推定部3の移動量算出部31により算出したレーンマークの単位時間当たりの移動量に基づいてレーンマークの次位置を推定し、当該推定位置に基づいてレーンマークを検出する際の検索範囲を設定するようになされたレーンマーク検出装置10において、線幅検出部11によりレーンマークの線幅を検出し、当該検出したレーンマークの線幅に基づいてレーンマークの単位時間当たりの移動量を補正することによって、レーンマークの推定位置を補正し、それによって検索範囲の位置を車両側に補正するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、図2に示したように、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点において、撮影画像内にレーンマークが太く写った分だけスライスが外側にずれて抽出され、それによってレーンマークが外側に移動したと認識されたとしても、その認識結果に基づき外側寄りに設定されてしまう検索範囲の位置が、レーンマークの線幅に応じて車両側に適宜補正されることとなる。これにより、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点において、本来検出すべきレーンマークが検索範囲内に入る可能性が高くなるため、分岐開始点におけるレーンマークの誤検出を防止することができる。
また、分岐開始点以外の道路を走行中のときは、例えば運転者が急ハンドルを切るなどして、撮影画像内に写るレーンマークの単位時間当たりの移動量が大きくなる場合でも、その移動量を考慮した位置にレーンマークの検索範囲が設定されるので、撮影画像の検索範囲内からレーンマークを確実に検出することができる。しかも、当該移動量は、撮影画像の処理によって得られる過去のレーンマークの検出結果に基づいて求められるので、撮影画像以外の外部からの情報を用いずに、レーンマークを検出することができる。
なお、上記実施形態では、移動量補正部32により検索範囲補正部を構成する例について説明した。すなわち、線幅検出部11により検出されるレーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、移動量算出部31により算出されたレーンマークの単位時間当たりの移動量を補正することによって、検索範囲の位置を車両側に補正するようにしたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、線幅検出部11により検出されるレーンマークの線幅に基づいて、レーンマーク検出部2により検出された過去のレーンマーク位置を車両側に補正するようにしてもよい。具体的には、レーンマーク検出部2により検出されたレーンマークの位置を、線幅検出部11により検出された線幅の半分だけ車両側に補正する。
この場合、レーンマーク位置推定部3は、当該補正したレーンマークの位置に基づいてレーンマークの次位置を推定する。このようにした場合も、撮影画像においてレーンマークの線幅が広がったように写る分岐開始点において、レーンマークの推定位置は車両側に補正され、それによって検索範囲の位置が車両側に補正されることとなる。よって、レーンマークの線幅が太く写る分岐開始点において、本来検出すべきレーンマークが検索範囲内に入る可能性が高くなるため、分岐開始点におけるレーンマークの誤検出を防止することができる。
また、上記実施形態では、レーンマーク検出部2は、過去に検出したレーンマーク位置から次のレーンマーク位置を推定し、その推定位置を基準として検索範囲を設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、レーンマーク検出部2は、過去に検出したレーンマークの位置を基準として検索範囲を仮設定する。その後、移動量算出部31および移動量補正部32により算出されたレーンマークの単位時間当たりの移動量に基づいて、仮設定した検索範囲の位置を補正するようにしてもよい。このようにしても、最終的に設定される検索範囲は、レーンマークの推定位置を基準として設定する場合と同じとなる。
また、上記実施形態では、撮像装置20から入力した撮影画像の全体からレーンマーク候補抽出部1がレーンマーク候補となる線分を抽出する。そして、レーンマーク検出部2が、レーンマーク位置推定部3により算出されたレーンマークの推定位置とレーンマーク検出部2により算出された検索幅とから設定される検索範囲内で、レーンマーク候補となる線分からレーンマークを検出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、レーンマーク候補抽出部1は、レーンマーク位置推定部3により算出されたレーンマークの推定位置とレーンマーク検出部2により算出された検索幅とから設定される検索範囲内でレーンマーク候補となる線分を抽出してもよい。
また、上記実施形態では、レーンマーク候補となる線分を1次の直線式(Y=aX+b)で算出しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、道路が弧状に曲がったカーブに引かれているレーンマークがあることも考慮して、レーンマークを2次式で表すようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 レーンマーク候補抽出部
2 レーンマーク検出部
3 レーンマーク位置推定部
11 線幅検出部
31 移動量算出部
32 移動量補正部

Claims (7)

  1. 撮像装置より入力される撮影画像内に設定した検索範囲からレーンマークを検出するレーンマーク検出部と、上記レーンマーク検出部による過去のレーンマークの検出結果に基づいて、上記レーンマークの単位時間当たりの移動量を算出する移動量算出部とを備え、上記レーンマーク検出部が過去に検出した上記レーンマークの位置および上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量に基づいて、上記レーンマークを検出する際の上記検索範囲を設定するようになされたレーンマーク検出装置であって、
    上記レーンマークの線幅を検出する線幅検出部と、
    上記線幅検出部により検出される上記レーンマークの線幅に基づいて、上記検索範囲の位置を車両側に補正する検索範囲補正部とを備えたことを特徴とするレーンマーク検出装置。
  2. 上記検索範囲補正部は、上記線幅検出部により検出される上記レーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量を補正し、それによって上記検索範囲の位置を車両側に補正することを特徴とする請求項1に記載のレーンマーク検出装置。
  3. 上記レーンマーク検出部により検出された上記過去のレーンマークの位置および上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量に基づいて、次の単位時間後におけるレーンマーク位置を推定する位置推定部を更に備え、上記レーンマーク検出部は、上記位置推定部により推定された次のレーンマーク位置を基準として上記検索範囲を設定するように成され、
    上記検索範囲補正部は、上記線幅検出部により検出される上記レーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量を補正することによって、当該補正した単位時間当たりの移動量を用いて上記位置推定部により推定される上記次の単位時間後におけるレーンマーク位置を車両側に補正し、それによって上記検索範囲の位置を車両側に補正することを特徴とする請求項2に記載のレーンマーク検出装置。
  4. 上記撮影画像内からレーンマーク候補を抽出するレーンマーク候補抽出部を更に備え、
    上記レーンマーク検出部は、上記撮影画像内に設定された上記検索範囲の中にある上記レーンマーク候補から上記レーンマークを検出するようになされ、
    上記レーンマーク検出部は、上記レーンマーク候補が上記検索範囲の中にある場合は、当該レーンマーク候補を上記レーンマークとして検出する一方、上記レーンマーク候補が上記検索範囲の中にない場合は、上記位置推定部により推定されたレーンマーク位置において上記レーンマークが検出されたとみなすことを特徴とする請求項3に記載のレーンマーク検出装置。
  5. 上記レーンマーク検出部は、過去に検出した上記レーンマークの位置を基準として、上記レーンマークを次の単位時間後に検出する際の上記検索範囲を仮設定し、
    上記検索範囲補正部は、上記線幅検出部により検出される上記レーンマークの線幅の単位時間当たりの変化量に基づいて、上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量を補正し、当該補正した単位時間当たりの移動量に基づいて、上記仮設定した検索範囲の位置を車両側に補正することを特徴とする請求項2に記載のレーンマーク検出装置。
  6. 上記レーンマーク検出部により検出された上記過去のレーンマークの位置および上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量に基づいて、次の単位時間後におけるレーンマーク位置を推定する位置推定部を更に備え、上記レーンマーク検出部は、上記位置推定部により推定された次のレーンマーク位置を基準として上記検索範囲を設定するように成され、
    上記検索範囲補正部は、上記線幅検出部により検出される上記レーンマークの線幅に基づいて、上記レーンマーク検出部により検出された上記過去のレーンマークの位置を車両側に補正することによって、当該補正した過去のレーンマークの位置を用いて上記位置推定部により推定される上記次の単位時間後におけるレーンマーク位置を車両側に補正し、それによって上記検索範囲の位置を車両側に補正することを特徴とする請求項1に記載のレーンマーク検出装置。
  7. 撮像装置より入力される撮影画像内に検索範囲を設定し、設定した検索範囲内からレーンマークを検出するレーンマーク検出装置におけるレーンマークの検索範囲設定方法であって、
    上記レーンマーク検出装置の移動量算出部が、上記レーンマーク検出装置のレーンマーク検出部による過去のレーンマークの検出結果に基づいて、上記レーンマークの単位時間当たりの移動量を算出する第1のステップと、
    上記レーンマーク検出装置の線幅検出部が、上記レーンマークの線幅を検出する第2のステップと、
    上記レーンマーク検出装置の検索範囲設定部が、上記レーンマーク検出部により過去に検出された上記レーンマークの位置と、上記移動量算出部により算出された上記レーンマークの単位時間当たりの移動量と、上記線幅検出部により検出された上記レーンマークの線幅とに基づいて、上記検索範囲の位置を決定し、当該決定した位置に上記検索範囲を設定する第3のステップとを有することを特徴とするレーンマークの検索範囲設定方法。
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