JP2013190653A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルに生じる駆動力の大きなレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置(1)において、オートフォーカス用アクチュエータ(2)の光軸方向に沿って設けられた側面には、同極同士を対向するように配置された一対のマグネット(15a〜15d)における上側のマグネット(151)の上面と下側のマグネット(152)の下面とをつなげるヨーク(14a〜14d)が固定され、外側ケースには、一対のマグネットの間を通過するように配置された環状コイル(16a〜16d)が固定され、環状コイルの内周部分には、一対のマグネットから間隔をあけてヨークに設けられた突出部(143)が挿入され、突出部(143)は磁気的にヨーク(14a〜14d)とつながっており、ヨークの光軸方向に沿った一端部に対向する外側ケースの内壁面には、上側のマグネットを吸引する磁性金属板が固定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、レンズ駆動装置に関し、特に携帯電話等に搭載される比較的小型のカメラにおける手ぶれ補正に好適なレンズ駆動装置に関する。
近年、携帯電話等に搭載されるカメラの高性能、高機能化の要求が高まり、カメラ付き携帯電話等に搭載されるレンズ駆動装置において、オートフォーカス機能のみならず手ぶれ補正機能をも具備することが求められている。手ぶれ補正機能を有するレンズ駆動装置として、例えば、オートフォーカスレンズ用駆動装置の永久磁石と対向して永久磁石の外側に配置された手ぶれ補正用コイルを有する構成(例えば、特許文献1参照)などが提案されている。
特開2011−065140号公報
しかしながら、上述した従来のレンズ駆動装置において、永久磁石の幅方向にNS着磁されているので着磁面積が小さく、コイルに生じる駆動力を大きくとることができないという課題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、コイルに生じる駆動力の大きなレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明のレンズ駆動装置は、レンズ体を保持し得るレンズホルダ及び前記レンズホルダを光軸方向に沿って移動させる移動機構を有する第1保持体と、前記第1保持体を光軸方向と直交する面内に移動自在に保持する第2保持体とを具備し、前記第1保持体と前記第2保持体との間に複数の球体を介在させ、前記球体を前記第1保持体と前記第2保持体の両方に当接させた状態で前記第1保持体を前記第2保持体に保持するレンズ駆動装置であって、前記第1保持体の光軸方向に沿って設けられた側面には、同極同士を対向するように配置された一対のマグネットにおける上側のマグネットの上面と下側のマグネットの下面とをつなげるヨークが固定され、前記第2保持体には、前記一対のマグネットの間を通過するように配置された環状コイルが固定され、前記環状コイルの内周部分には、前記一対のマグネットから間隔をあけて前記ヨークに設けられた突出部が挿入され、前記突出部は磁気的に前記ヨークとつながっており、前記ヨークの光軸方向に沿った一端部に対向する前記第2保持体の内壁面には、上側のマグネットを吸引する磁性金属板が固定されることを特徴とする。
上記レンズ駆動装置によれば、環状コイルは、ヨークを囲んだ状態で一対のマグネットの間に配置されているため、環状コイルの上側部分は上側のマグネットまわりの磁場内に配置され、環状コイルの下側部分は下側のマグネットまわりの磁場内に配置される構成となる。したがって、環状コイルに電流を流すと、それぞれの磁場内において電流が流れる環状コイルの一部に力(ローレンツ力)が発生する。第1保持体には、これらの力を足し合わせた力が加わるため、着磁面積の小さなマグネットを用いた場合であっても、大きな駆動力を得ることが可能となる。
上記レンズ駆動装置において、前記突出部は、前記ヨークの一部分であることが好ましい。この場合には、突出部を設けるための新たな部品を用意する必要がないため、部品点数を削減することができ、レンズ駆動装置が安価なものとなる。
上記レンズ駆動装置において、前記一対のマグネットは、前記第1保持体の光軸方向に沿って設けられた側面の互いに直交する少なくとも2面にそれぞれ固着されることが好ましい。この場合には、第1保持体を光軸方向に直交する面内に移動するための磁場を、第1保持体の周囲に発生させることができるため、手ぶれ補正を適切に行うことが可能となる。
さらに、上記レンズ駆動装置において、前記上側のマグネットは、両端部近傍が略等寸法で露出するように前記ヨークに覆われているので、前記両端部近傍での漏れ磁束がほぼ等しくなる。また、前記磁性金属板の辺寸法は前記上側のマグネットの長さ寸法に略等しいことが好ましい。この場合には、上側のマグネットの長辺方向の中心位置と、磁性金属板の一辺における中心位置が一致した状態で第1保持体が静止するため、環状コイルに電流が流れていない初期状態において第1保持体を第2保持体の中心位置に保持することができる。
さらに、上記レンズ駆動装置において、前記磁性金属板は、前記第2保持体の一部で構成されることが好ましい。この場合には、第2保持体に固着するための磁性金属板を別部材とする必要がなく、部品点数を削減することが可能となる。
さらに、上記レンズ駆動装置において、前記磁性金属板は、前記複数の球体と当接することが好ましい。この場合には、第2保持体が複数の球体と当接することにより、当接する部材が樹脂で構成されているときに比べ削られたり摩耗したりすることを防ぐことが可能となる。
さらに、上記レンズ駆動装置において、前記ヨークの光軸方向に沿った他端部に対向する位置に磁気検出素子を配置することが好ましい。この場合には、ヨーク及びマグネットに、第1保持体の位置を検出する機能をも兼備させることができるため、部品点数を削減することができ、レンズ駆動装置が安価なものとなる。
本発明によれば、コイルに生じる駆動力の大きなレンズ駆動装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 上記実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 上記実施の形態に係るレンズ駆動装置が有するオートフォーカス用アクチュエータの分解斜視図である。 上記実施の形態に係るレンズ駆動装置が有するオートフォーカス用アクチュエータの分解斜視図である。 上記実施の形態に係るレンズ駆動装置を組み立てた状態の斜視図である。 図5に示すレンズ駆動装置からプリント基板を取り除いた場合の底面図である。 図5に示すレンズ駆動装置から外側ケース及び磁性金属板並びにプリント基板を取り除いた場合の斜視図である。 図5のA−A線矢視断面図である。 レンズ駆動装置におけるヨーク、一対のマグネット及び環状コイルの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係るレンズ駆動装置1の分解斜視図である。図3及び図4は、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1が有するオートフォーカス用アクチュエータ2の分解斜視図である。図1及び図3においては、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1を上方側から示し、図2及び図4においては、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1を下方側から示している。
図1及び図2に示すように、このレンズ駆動装置1は、カメラのピントを合わせるオートフォーカス機能用のオートフォーカス用アクチュエータ2と、オートフォーカス用アクチュエータ2を手ぶれに応じて微小移動させることによって撮影光軸を一定に保つ手ぶれ補正機能用の手ぶれ補正用アクチュエータと、を含んで構成される。
第1保持体としてのオートフォーカス用アクチュエータ2は、図3及び図4に示すように、底面部を構成するベース部材3と、図示しないレンズ体を保持するレンズホルダ4と、このレンズホルダ4を光軸方向に移動させる移動機構を構成する磁石5a〜5d、コイル6及びヨーク7と、レンズホルダ4をベース部材3及びヨーク7に弾性的に固定する一対の板ばね(下側板ばね8及び上側板ばね9)と、上側板ばね9をヨーク7に固定するカバー部材10と、を含んで構成される。
ベース部材3は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成形して構成され、矩形状に設けられている。ベース部材3の中央近傍には、図示しないイメージセンサに対応する位置に円形状の開口部31が形成されている。また、ベース部材3の四隅部近傍には、下側板ばね8を固定するためのボス32a〜32dが設けられている。これらのボス32a〜32dは、後述する下側板ばね8の貫通孔81aに挿通された状態で熱かしめ等により変形されることで、下側板ばね8を固定する。なお、図1においては、これらのボス32a〜32dが変形された状態について示している。
ベース部材3の各辺の中央近傍には、レンズホルダ4の位置決め用に用いられる基準面33a〜33dが設けられている。これらの基準面33a〜33dは、平坦状に設けられており、後述するレンズホルダ4の突出片48a〜48dが当接することによってその位置決めに利用される。また、基準面33b、33d近傍には、凹部34a、34bが設けられている。これらの凹部34a、34bには、後述するレンズホルダ4の突出片49a、49bが挿入される。
ベース部材3には、ヨーク7の固定に利用される金属板材11が、その一部を露出した状態でインサート成形されている。この金属板材11は、基準面33aが配置された辺側を開口した略U字形状を有し、ベース部材3の四隅部に対応する位置において、その側面から突出する固定部111a〜111dを有している。これらの固定部111a〜111dに対してヨーク7の下端部をレーザ溶接等によって固着することにより、ベース部材3にヨーク7が固定される。
また、ベース部材3には、下側板ばね8の導電接続に利用される一対の金属板材12が、その一部を露出した状態でインサート成形されている。これらの金属板材12は、基準面33aが配置された辺の内部に配置され、それぞれベース部材3の上面に露出する接続部121aと、ベース部材3の側面側から僅かに側方に突出する接続片121bと、を有している。これらの接続部121aに、ベース部材3に固定された下側板ばね8の一部が半田付け等によって接続されることにより、下側板ばね8が導電接続される。
レンズホルダ4は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成形して構成され、概して円筒形状に設けられている。レンズホルダ4の外周面には、レンズホルダ4の径方向外側に突出し、コイル6を保持するための4つの保持片41a〜41dが設けられている。これらの保持片41a〜41dの表面には、平面部が形成されている。また、保持片41a〜41dの上端には、コイル6の上方側への移動を規制し、その位置決めを行う位置決め片42a〜42dが設けられている。また、これらの位置決め片42a〜42dの上方には、レンズホルダ4の外周面から径方向外側に突出する突出片43a〜43dが設けられている。
さらに、これらの突出片43a〜43dの上端には、上側板ばね9の位置決めを行う位置決め片44a〜44dが設けられている。これらの位置決め片44a〜44dは、突出片43a〜43dから上方側に突出して設けられ、後述する上側板ばね9の切り欠き部92aと係合可能に構成されている。上側板ばね9の切り欠き部92aに係合させた状態で突出片43a〜43dを上側板ばね9に接着固定等することにより、上側板ばね9はレンズホルダ4に固定される。なお、図示しないレンズ体は、例えば、レンズホルダ4の内周に設けられたねじ溝にねじ込まれてレンズホルダ4に取り付けられる。
また、レンズホルダ4の下端部には、外周面よりも径方向外側に延出するように鍔状部45が設けられている。鍔状部45は、レンズホルダ4に対してフランジ状に設けられ、位置決め片42a〜42dと光軸方向に一定距離離間して設けられている。また、鍔状部45は、その上面が光軸方向と直交する平面を構成する一方、その下面に平坦面46が設けられている。平坦面46には、複数のボス47、突出片48a〜48d及び突出片49a、49bが設けられている。ボス47は、下側板ばね8の固定に利用される。突出片48a〜48dは、ベース部材3の基準面33a〜33dと当接し、レンズホルダ4の位置決めに利用される。突出片49a、49bには、後述するコイル6の両端部6a、6bが絡げられる。
磁石5a〜5dは、それぞれ直交する一対の側面部51、52と、円弧形状を有する内周面部53とを有しており、ヨーク7の四隅部分に固定される。この場合、磁石5a〜5dは、側面部51、52をヨーク7の四隅の内壁面に対向させると共に、内周面部53を後述するヨーク7の垂下壁面73a〜73dに一定距離を挟んで対向させた状態で固定される。
コイル6は、レンズホルダ4の外周面に設けられた保持片41a〜41dに直接巻回される。保持片41a〜41dに巻回されることにより、コイル6は、これらの保持片41a〜41dに対応する部分が直線状に配置された、概して円環形状に束ねられた状態となる。コイル6の両端部6a、6bは、それぞれレンズホルダ4の鍔状部45の下面側に引き出され、突出片49a、49bに絡げられる。
ヨーク7は、例えば、金属材料を機械加工して構成され、図3に示す下方側に開口した箱状に設けられている。また、ヨーク7は、概して矩形状に設けられ、その中央に円形状の開口部71が設けられている。ヨーク7の四隅における下端部には、僅かに側方側に突出する固定片72a〜72dが設けられている。これらの固定片72a〜72dは、ベース部材3の四隅部分から突出する金属板材11の固定部111a〜111dに重なる寸法に設けられている。
開口部71の周縁部におけるヨーク7の四隅部分に対応する位置には、垂下壁面73a〜73dが垂下して設けられている。これらの垂下壁面73a〜73dは、レンズホルダ4を配置した状態において、レンズホルダ4の外周面とコイル6の内周面との間に配置される。さらに、開口部71の周縁部における垂下壁面73a〜73dの間の位置には、レンズホルダ4の突出片43a〜43dを収容可能な凹部74a〜74dが設けられている。そして、これらの凹部74a〜74dの側方には、僅かに開口部71の内側に向けて突出する一対の当接片75a〜75dが設けられている。さらに、ヨーク7の上面における四隅部分の近傍には、後述するカバー部材10の固定ピン103が挿入される貫通孔76a〜76dが設けられている。
下側板ばね8は、弾性部材を構成するものであり、例えば、リン青銅等の導電性材料を成形して構成される。下側板ばね8は、一対の板ばねから構成され、それぞれベース部材3に固定される外側固定部81と、レンズホルダ4の下面に固定される内側固定部82と、外側固定部81と内側固定部82とを連結する腕部83と、を有している。外側固定部81の所定位置には、複数の貫通孔81aが設けられている。これらの貫通孔81aに、ベース部材3のボス32a〜32dを挿通してかしめることにより、下側板ばね8はベース部材3に固定される。また、内側固定部82の所定位置には複数の貫通孔82aが設けられている。これらの貫通孔82aに、レンズホルダ4の下面に設けられた複数のボス47を挿通してかしめることにより、下側板ばね8はレンズホルダ4に固定される。腕部83は、ベース部材3の四隅部分に対応する外側固定部81の位置から複数回折り返して、外側固定部81と内側固定部82とを連結する。
上側板ばね9は、下側板ばね8と同様に、例えば、リン青銅等の導電性材料を成形して構成される。上側板ばね9は、ヨーク7の上面に固定される環形状を有する外側固定部91と、レンズホルダ4の上面に固定される円環形状を有する内側固定部92と、これらの外側固定部91と内側固定部92とを連結する腕部93と、を有している。外側固定部91の所定位置には、複数の貫通孔91aが設けられている。これらの貫通孔91aに、後述するカバー部材10の固定ピン103が挿通された状態で、上側板ばね9はヨーク7に固定される。また、内側固定部92の所定位置には、複数の切り欠き部92aが設けられている。これらの切り欠き部92aに、レンズホルダ4の位置決め片44a〜44dを収容した状態で、上側板ばね9はレンズホルダ4に固定される。腕部93は、ヨーク7の四隅部分に対応する外側固定部91の位置から複数回折り返して、外側固定部91と内側固定部92とを連結する。
カバー部材10は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成形して形成されている。カバー部材10は、概して矩形状に設けられ、その中央に円形状の開口部101が設けられている。カバー部材10は、ヨーク7の上面の外形と略同一の形状を有しており、開口部101がヨーク7の開口部71に対応するように構成されている。カバー部材10の四隅部には、後述する球体13a〜13dを収容するための球面状の凹部で構成される軸受け部102a〜102dが設けられている。カバー部材10の下面であって、その四隅部分に対応する位置には、複数の固定ピン103が設けられている。これらの固定ピン103は、上側板ばね9の貫通孔91a及びヨーク7の貫通孔76a〜76dに挿通された状態で熱かしめ等により変形されることで、上側板ばね9をヨーク7の上面に固定する。なお、図2においては、これらのボス32a〜32dが変形された状態について示している。
カバー部材10における各辺の上方側中央位置には、外方側に突出する固定片104が設けられている。これらの固定片104は、後述するヨーク14a〜14dにおける凹部144と組み合わせて、ヨーク14a〜14dの位置決め及び固定に用いられる。
続いて、手ぶれ補正用アクチュエータを構成する各部品について説明する。手ぶれ補正用アクチュエータは、図1及び図2に示すように、スラスト軸受けを構成する球体13a〜13dと、ヨーク14a〜14dに保持された一対のマグネット15a〜15dと、環状コイル16a〜16dと、第2保持体としての外側ケース17にインサート成形される磁性金属板18と、磁気検出素子19a〜19dが配置されたプリント基板20と、を含んで構成される。
球体13a〜13dは、例えば、非磁性の金属材料の硬球で構成される。球体13a〜13dは、カバー部材10の軸受け部102a〜102dにその一部が収容され、軸受け部102a〜102dから露出した一部が、後述する磁性金属板18における円環部182の下面と当接する。なお、軸受け部102a〜102dに収容された球体13a〜13dと、軸受け部102a〜102dとの間には、軸受内部すきまが生じている。
ヨーク14a〜14dは、例えば、金属材料を機械加工して構成され、概して平板状に設けられている。ヨーク14a〜14dの上下方向における両端部には、これらの両端部から垂直に延出する保持片141、142が設けられている。これらの保持片141、142は、上面視にて長方形形状を有し、互いに同一方向に延出している。
また、ヨーク14a〜14dの中央位置には、ヨーク14a〜14dの平面部分から垂直に突出する断面U字状の凸部143が設けられている。この凸部143は、直方体形状を有し、保持片141、142と同じ方向に突出している。
ヨーク14a〜14dにおける保持片141の中央位置には、その一部が矩形状に切り取られた凹部144が設けられている。この凹部144には、カバー部材10に設けられた固定片104が挿入される。
一対のマグネット15a〜15dは、マグネット151およびマグネット152で構成される。マグネット151、152は、それぞれ直方体形状を有し、図1に示す上方側半分と下方側半分とで極性が異なるように着磁されている(図9参照)。マグネット151、152は、同極同士を対向させた状態で配置されている。例えば、一対のマグネット15aにおいて、マグネット151は、上方側半分はS極、下方側半分はN極に構成されるとともに、マグネット152は、上方側半分はN極、下方側半分はS極に構成され、互いにN極が対向している。
一対のマグネット15a〜15dにおける上側のマグネット151は、ヨーク14a〜14dにおける保持片141に、その上面部が接着固定される。また、一対のマグネット15a〜15dにおける下側のマグネット152は、ヨーク14a〜14dにおける保持片142に、その下面部が接着固定される。これにより、マグネット151の上面部とマグネット152の下面部とは、ヨーク14a〜14dを介して磁気的につながった構成を有する。
マグネット151、152は、図1に示す上面部の長辺が、ヨーク14a〜14dにおける保持片141、142の長辺よりも長くなるように構成されている。また、マグネット151、152は、図1に示す上面部の短辺が、保持片141、142の短辺と略同一の長さとなるように構成されている。これにより、マグネット151、152を保持片141、142に、これらの中心位置を揃えて固定した際に、マグネット151、152の両端近傍は、保持片141、142から略等寸法で露出する構成となる。
環状コイル16a〜16dは、環形状に束ねられ、その内周部分にヨーク14a〜14dの凸部143が挿入できるように構成されている。また、環状コイル16a〜16dの内周部分に凸部143を挿入した際に、一対のマグネット15a〜15dを構成するマグネット151及びマグネット152との間にそれぞれ隙間が生じるよう構成されている。
外側ケース17は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成形して構成され、図1に示す下方側に開口した箱状に設けられている。外側ケース17は、矩形状に設けられた天面部171と、この天面部171の外縁部から垂下して設けられた側面部172a〜172dとを有している。天面部171の中央には、円形状の開口部173が設けられている。開口部173は、後述する磁性金属板18の円環部182、カバー部材10の開口部101及びヨーク7の開口部71と対応するように構成されている。
また、外側ケース17の側面部172cにおける下端部中央位置には、外方側に延出する固定片174が設けられている(図2参照)。この固定片174は、後述するプリント基板20の固定部202と共に、レンズ駆動装置1に接続されるリード線などの配線を固定するために設けられる。
磁性金属板18は、概して矩形状に設けられ、外側ケース17における天面部171の下面にインサート成形されている。このような構成とすることで、外側ケース17に固着するための磁性金属板を別部材とする必要がなく、部品点数を削減することが可能となる。なお、図1、2においては、説明の便宜上、磁性金属板18を抜き出して示している。
磁性金属板18には、その中央に円形状の開口部181が設けられ、開口部181の周縁部に、図1に示す上方側に突出する円環部182が設けられている。円環部182の外径は、外側ケース17の開口部173の外径と同一である。また、外側ケース17の天面部171にインサート成形された磁性金属板18の円環部182の上面部は、天面部171の上面部と同一平面上に配置される。
外側ケース17における天面部171にインサート成形された磁性金属板18において、天面部171の下面より露出する部分の辺寸法は、一対のマグネット15a〜15dを構成するマグネット151、152の、図1に示す上面部の長辺の長さに略等しく構成される。
磁気検出素子19a〜19dは、例えば、ホール素子で構成され、レンズ駆動装置1が実装されるプリント基板20上に固定されている。磁気検出素子19a〜19dは、プリント基板20における隣接する2辺の両端部近傍であって、ヨーク14a、一対のマグネット15a及び環状コイル16a並びにヨーク14b、一対のマグネット15b及び環状コイル16bの下方側に配置されている。
プリント基板20は、内部空間を介して外側ケース17の天面部171と対向して配置されている。プリント基板20は、例えば、ガラスエポキシ基板で構成され、外側ケース17と略同一形状の矩形状に構成される。プリント基板20の中央には、矩形状の開口部201が設けられている。プリント基板20の一辺には、リード線などの配線を接続するための固定部202が設けられている。
続いて、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1を組み立てた状態について説明する。図5は、レンズ駆動装置1を組み立てた状態の斜視図である。図6は、図5に示すレンズ駆動装置1からプリント基板20を取り除いた場合の底面図である。図7は、図5に示すレンズ駆動装置1から外側ケース17及び磁性金属板18並びにプリント基板20を取り除いた場合の斜視図である。図8は、レンズ駆動装置1を組み立てた状態の、図5に示すA−A線矢視断面図である。
図5に示すように、このような構成を有するレンズ駆動装置1を組み立てると、外側ケース17及びプリント基板20で囲まれた空間の内部にオートフォーカス用アクチュエータ2が配置される。オートフォーカス用アクチュエータ2において、カバー部材10の開口部101の内部には、レンズホルダ4が配置されている。図示しないレンズ体は、このレンズホルダ4に、図5に示す上方側からねじ込むことで組みつけられ、このレンズホルダ4と一体的に移動可能に構成される。
図6に示すように、オートフォーカス用アクチュエータ2は、外側ケース17の中心位置に配置される。オートフォーカス用アクチュエータ2の各側面の中央には、一対のマグネット15a〜15dが固定されたヨーク14a〜14dが取り付けられている。具体的には、ヨーク14a〜14dの平面部分が、それぞれヨーク7の側面部の外壁面に固定されている。また、オートフォーカス用アクチュエータ2及び一対のマグネット15a〜15dが取り付けられたヨーク14a〜14dと、外側ケース17の外壁面との間には、隙間が生じている。
環状コイル16a〜16dは、外側ケース17における側面部172a〜172dの内壁に固定される。このように固定された状態において、環状コイル16a〜16dは、それぞれマグネット152と重なるように配置される。
磁気検出素子19a、19bは、一対のマグネット15aにおけるマグネット152の両端部と重なるように配置されている。また、磁気検出素子19c、19dは、一対のマグネット15bにおけるマグネット152の両端部と重なるように配置されている。
図7に示すように、オートフォーカス用アクチュエータ2においてカバー部材10の内部では、ヨーク7及びレンズホルダ4上に、上側板ばね9が配置されている。ヨーク7は、固定片72a〜72dがベース部材3の四隅部分から突出する金属板材11の固定部111a〜111d上に重なるように配置される。これらの固定片72a〜72dと固定部111a〜111dとを、レーザ溶接等により接合することでベース部材3にヨーク7が固定される。
また、カバー部材10の軸受け部102a〜102dには、それぞれ球体13a〜13dが回転可能に収容される。カバー部材10の固定片104は、ヨーク7の側面部の外壁面に固定されたヨーク14a〜14dにおける保持片141に設けられた凹部144に、嵌めこまれている。
図8に示すように、球体13a〜13dの軸受け部102a〜102dから露出する一部は、磁性金属板18における円環部182の下面と当接している。このように、球体13a〜13dが、天面部171の下面にインサート成形された磁性金属板18の下面と当接するため、天面部171の下面が、削られたり摩耗したりすることを防ぐことが可能となる。
軸受け部102a〜102dに収容された球体13a〜13dと、軸受け部102a〜102dとの間には、軸受内部すきまが生じているため、球体13a〜13dは、軸受け部102a〜102d内を転がって移動することができる。このとき、球体13a〜13dが磁性金属板18における円環部182の下面表面を移動することにより、オートフォーカス用アクチュエータ2を光軸方向と直交する方向に自在に移動できる。
カバー部材10における開口部101の内部には、レンズホルダ4が配置されている。レンズホルダ4は、下側板ばね8によりベース部材3に固定される一方、上側板ばね9によりヨーク7に固定され、これらの下側板ばね8及び上側板ばね9の付勢力によって、初期状態に保持されている。また、ヨーク7の外壁部と垂下壁面73a(73c)との間には、ヨーク7の四隅部の内壁部に固定された磁石5a(5c)と、コイル6とが配置されている。
次に、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1の動作について説明する。まず、オートフォーカス用アクチュエータ2の動作について説明する。オートフォーカス用アクチュエータ2は、レンズ体の光軸方向の移動、すなわち、図7に示すZ軸方向の移動を制御する。
図8に示すように、オートフォーカス用アクチュエータ2において、四隅部分に配置された磁石5a〜5dの周辺には、例えば、磁石5a〜5dの内周面部53からコイル6を介してヨーク7の垂下壁面73a〜73dに達し、ヨーク7の上面部及び外壁部を介して磁石5a〜5dの外周面に戻る磁界が発生している。レンズホルダ4の外周面に保持されたコイル6に通電すると、コイル6に流れる電流が、磁石5a〜5dが発生する磁界と作用することにより、コイル6を図8に示す上下方向に移動させる推力が発生する。これにより、レンズホルダ4は、下側板ばね8及び上側板ばね9の付勢力に抗して上下方向に移動する。
オートフォーカス用アクチュエータ2においては、例えば、レンズ駆動装置1本体を搭載する携帯電話やデジタルカメラの制御部からの駆動指示に応じてコイル6に通電する電流量を制御することによってこの推力を制御し、コイル6を上下移動してその位置決めを行う。これにより、コイル6が保持されるレンズホルダ4の位置決めを行うと共に、レンズホルダ4に組み付けられたレンズ体の位置決めを行うことが可能となる。なお、コイル6への通電を停止すると、レンズホルダ4は、下側板ばね8及び上側板ばね9の付勢力に応じて初期位置に復帰する。
続いて、レンズ駆動装置1による手ぶれ補正用アクチュエータの動作について図9を参照して説明する。手ぶれ補正用アクチュエータの動作は、オートフォーカス用アクチュエータ2の光軸方向と直交する面内の移動、すなわち、図7に示すX軸方向及びY軸方向の移動を制御する。
図9は、レンズ駆動装置1におけるヨーク14a、一対のマグネット15a及び環状コイル16aの断面図である。一対のマグネット15aにおけるマグネット151、152は、同極同士が対向するように配置されている。例えば、図9に示すように、マグネット151は、上側半分(ヨーク14aの保持片141に固定される部分)がS極、下側半分(ヨーク14aの凸部143に対向する部分)がN極に構成されている。マグネット152は、上側半分(ヨーク14aの凸部143に対向する部分)がN極、下側半分(ヨーク14aの保持片142に固定される部分)がS極に構成されている。
この場合には、マグネット151のN極から出た磁力線は凸部143の上面部分及び保持片141を介してS極に戻る構成となる。すなわち、マグネット151まわりの磁場は、図9における矢印Bで示すように発生している。これにより、磁性金属板18は、マグネット151側に吸引される構成となる。磁性金属板18は、外側ケース17の天面部171にインサート成形されているため、磁性金属板18と共に外側ケース17もマグネット151側に吸引される。これにより、球体13a〜13dは、磁性金属板18の円環部182の下面に押し付けられて保持された構成となる。
マグネット151は、両端近傍が略等寸法で露出するようにヨーク14aの保持片141で覆われている。また、マグネット151の長辺の寸法は、外側ケース17における天面部171の下面から露出する磁性金属板18の辺寸法に略等しい。これらのマグネット151の両端近傍での露出寸法のずれ及びマグネット151の長辺寸法と磁性金属板18の露出寸法のずれが、それぞれ10%以内であれば、マグネット151の長辺方向の中心位置と、天面部171の下面から露出する磁性金属板18の一辺における中心位置が一致した状態でオートフォーカス用アクチュエータ2が静止する。
オートフォーカス用アクチュエータ2側に固定された一対のマグネット15a〜15dにおけるマグネット151の中心位置が、全て天面部171の下面から露出する磁性金属板18の一辺における中心位置と一致することにより、オートフォーカス用アクチュエータ2は外側ケース17の中心位置に保持される。
レンズ駆動装置1におけるヨーク14a、一対のマグネット15a及び環状コイル16aは、オートフォーカス用アクチュエータ2を挟んでこれらに対向配置されるヨーク14c、一対のマグネット15c及び環状コイル16c(図7参照)と共に、図7に示すX軸方向の移動を制御する。
例えば、環状コイル16aのマグネット151側の一部に対して、図9に示すY軸正方向(紙面奥から手前方向)に電流を流すと、環状コイル16aには矢印Fで示す方向(X軸正方向)の力(ローレンツ力)が発生する。
このとき、環状コイル16aのマグネット152側の一部には、図9に示すY軸負方向(紙面手前から奥方向)に電流が流れている。また、マグネット152のN極から出た磁力線は、ヨーク14aの凸部143の下面部分及び保持片142を介してS極に戻る構成となる。すなわち、マグネット152まわりの磁場は、図9における矢印Bで示すように発生している。したがって、環状コイル16aには、矢印Fで示す方向(X軸正方向)の力が発生する。
この場合、環状コイル16aは外側ケース17に固定されているため、オートフォーカス用アクチュエータ2にはX軸負方向の力がかかり、球体13a〜13dの回転に伴ってオートフォーカス用アクチュエータ2全体がX軸負方向に移動する。
一方、環状コイル16aのマグネット151側の一部に対して、図9に示すY軸負方向(紙面手前から奥方向)に電流を流すと、環状コイル16aにはX軸負方向の力が発生する。このとき、環状コイル16aのマグネット152側の一部に対しては、図9に示すY軸正方向(紙面奥から手前方向)に電流が流れるため、環状コイル16aにはX軸負方向の力が発生する。
この場合、環状コイル16aは外側ケース17に固定されているため、オートフォーカス用アクチュエータ2にはX軸正方向の力がかかり、球体13a〜13dの回転に伴ってオートフォーカス用アクチュエータ2全体がX軸正方向に移動する。
このように、レンズ駆動装置1においては、環状コイル16aは、ヨーク14aを介して一対のマグネット15aの間に配置されているため、環状コイル16aの上側部分はマグネット151まわりの磁場内に配置され、環状コイル16aの下側部分はマグネット152まわりの磁場内に配置される構成となる。したがって、環状コイル16aに電流を流すと、それぞれの磁場内において電流が流れる環状コイル16aの一部に力(ローレンツ力)が発生する。オートフォーカス用アクチュエータ2には、これらの力を足し合わせた力が加わるため、着磁面積の小さなマグネットを用いた場合であっても、大きな駆動力を得ることが可能となる。
同様に、レンズ駆動装置1におけるヨーク14b、一対のマグネット15b及び環状コイル16bは、オートフォーカス用アクチュエータ2を挟んでこれらに対向配置されるヨーク14d、一対のマグネット15d及び環状コイル16d(図7参照)と共に、図7に示すY軸方向の移動を制御する。すなわち、環状コイル16b、16dに流す電流の向きを切り替えることにより、オートフォーカス用アクチュエータ2をY軸方向に移動可能に構成されている。
ヨーク14a〜14d及び一対のマグネット15a〜15dは、オートフォーカス用アクチュエータ2の全ての側面にそれぞれ固定されているため、オートフォーカス用アクチュエータ2を光軸方向に直交する面内に移動するための磁場を、オートフォーカス用アクチュエータ2の周囲に均等に発生させることができる。これにより、手ぶれ補正を精密に行うことが可能となる。
このように、球体13a〜13d、ヨーク14a〜14d、一対のマグネット15a〜15d及び環状コイル16a〜16dによってX軸方向及びY軸方向の移動を制御することにより、オートフォーカス用アクチュエータ2は外側ケース17に対し光軸方向に直交する面内で移動して手ぶれ補正を行うことができる。手ぶれ補正は、例えば、レンズ駆動装置1を搭載する携帯電話やデジタルカメラの制御部からの駆動指示に応じて、環状コイル16a〜16dに通電する電流量及び方向を制御することによって環状コイル16a〜16dにかかる力を制御して行う。これにより、オートフォーカス用アクチュエータ2の光軸方向に直交する面内での位置決めを行うことが可能となる。なお、環状コイル16a〜16dへの通電を停止すると、オートフォーカス用アクチュエータ2は、一対のマグネット15a〜15dにおけるマグネット151と磁性金属板18との間の吸引力に応じて、初期位置に復帰する。
図9に示すように、レンズ駆動装置1におけるヨーク14a、一対のマグネット15a及び環状コイル16aの下方側に配置される磁気検出素子19a(19b)には、マグネット152まわりに発生する磁力線が入力される。これにより、磁気検出素子19a(19b)は、オートフォーカス用アクチュエータ2のX軸方向の移動量に比例した出力を得ることができる。
同様に、レンズ駆動装置1におけるヨーク14b、一対のマグネット15b及び環状コイル16bの下方側に配置される磁気検出素子19c(19d)には、マグネット152まわりに発生する磁力線が入力される。これにより、磁気検出素子19c(19d)は、オートフォーカス用アクチュエータ2のY軸方向の移動量に比例した出力を得ることができる。
したがって、磁気検出素子19a〜19dによって、オートフォーカス用アクチュエータ2のX軸方向及びY軸方向の移動量を検出することが可能となる。
このように、レンズ駆動装置1におけるヨーク14a〜14d、一対のマグネット15a〜15d及び環状コイル16a〜16dは、オートフォーカス用アクチュエータ2を光軸方向に直交する面内で移動させる機能、オートフォーカス用アクチュエータ2を磁性金属板18を介して外側ケース17に保持する機能、及び、オートフォーカス用アクチュエータ2の位置を検出する機能を兼備する。これにより、レンズ駆動装置1全体の部品点数を削減することができ、レンズ駆動装置1を薄型化することが可能となる。また、レンズ駆動装置1を安価なものとすることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
例えば、上記実施の形態においては、オートフォーカス用アクチュエータ2におけるヨーク7が上面視にて矩形状に構成される場合について説明しているが、ヨーク7の構成についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、ヨーク7は、上面視にて八角形形状に構成されていてもよい。この場合には、ヨーク7の光軸方向に沿って設けられた側面の互いに直交する少なくとも2面に、ヨーク及び一対のマグネットを固定することで、上記実施の形態に記述した効果と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態においては、凸部143がヨーク14a〜14dの一部で構成される場合について説明しているが、凸部143の構成についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、凸部143は、ヨーク14a〜14dと磁気的につながるものであれば、ヨーク14a〜14dに別部材を固定して構成されていてもよい。
1 レンズ駆動装置
2 オートフォーカス用アクチュエータ(第1保持体)
3 ベース部材
31 開口部
32a〜32d ボス
33a〜33d 基準面
34a、34b 凹部
4 レンズホルダ
41a〜41d 保持片
42a〜42d 位置決め片
43a〜43d 突出片
44a〜44d 位置決め片
45 鍔状部
46 平坦面
47 ボス
48a〜48d 突出片
49a、49b 突出片
5a〜5d 磁石
51、52 側面部
53 内周面部
6 コイル
6a、6b 両端部
7 ヨーク
71 開口部
72a〜72d 固定片
73a〜73d 垂下壁面
74a〜74d 凹部
75a〜75d 当接片
76a〜76d 貫通孔
8 下側板ばね
81 外側固定部
81a 貫通孔
82 内側固定部
82a 貫通孔
83 腕部
9 上側板ばね
91 外側固定部
91a 貫通孔
92 内側固定部
92a 切り欠き部
93 腕部
10 カバー部材
101 開口部
102a〜102d 軸受け部
103 固定ピン
104 固定片
11 金属板材
111a〜111d 固定部
12 金属板材
121a 接続部
121b 接続片
13a〜13d 球体
14a〜14d ヨーク
141、142 保持片
143 凸部(突出部)
144 凹部
15a〜15d 一対のマグネット
151、152 マグネット
16a〜16d 環状コイル
17 外側ケース(第2保持体)
171 天面部
172a〜172d 側面部
173 開口部
174 固定片
18 磁性金属板
181 開口部
182 円環部
19a〜19d 磁気検出素子
20 プリント基板
201 開口部
202 固定部

Claims (7)

  1. レンズ体を保持し得るレンズホルダ及び前記レンズホルダを光軸方向に沿って移動させる移動機構を有する第1保持体と、前記第1保持体を光軸方向と直交する面内に移動自在に保持する第2保持体とを具備し、前記第1保持体と前記第2保持体との間に複数の球体を介在させ、前記球体を前記第1保持体と前記第2保持体の両方に当接させた状態で前記第1保持体を前記第2保持体に保持するレンズ駆動装置であって、
    前記第1保持体の光軸方向に沿って設けられた側面には、同極同士を対向するように配置された一対のマグネットにおける上側のマグネットの上面と下側のマグネットの下面とをつなげるヨークが固定され、前記第2保持体には、前記一対のマグネットの間を通過するように配置された環状コイルが固定され、前記環状コイルの内周部分には、前記一対のマグネットから間隔をあけて前記ヨークに設けられた突出部が挿入され、前記突出部は磁気的に前記ヨークとつながっており、前記ヨークの光軸方向に沿った一端部に対向する前記第2保持体の内壁面には、上側のマグネットを吸引する磁性金属板が固定されることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記突出部は、前記ヨークの一部分であることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記一対のマグネットは、前記第1保持体の光軸方向に沿って設けられた側面の互いに直交する少なくとも2面にそれぞれ固着されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記上側のマグネットは、両端部近傍が略等寸法で露出するように前記ヨークに覆われ、前記磁性金属板の辺寸法は前記上側のマグネットの長さ寸法に略等しいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記磁性金属板は、前記第2保持体の一部で構成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記磁性金属板は、前記複数の球体と当接することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記ヨークの光軸方向に沿った他端部に対向する位置に磁気検出素子を配置することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。

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