JP2013188666A - 空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法 - Google Patents

空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ファンによる清浄空気室への空気導入を継続した状態で、フィルタを通過しない空気のフィルタ下流側への流入を防いで、フィルタの交換を行い得る空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の提供。
【解決手段】空気をファン1の作動により清浄空気室へ導入するフィルタユニット2内に、フィルタ3の縁部を保持する第一フィルタレール4と第二フィルタレール5とを空気の流通方向における上下流位置へ隣接させて配設し、第一フィルタレール4と第二フィルタレール5のいずれか一方にフィルタ3の縁部を保持せしめて運転を行い、フィルタ3に詰りが生じた場合、フィルタユニット2に取り付けられたフィルタ交換用扉6を開け、第一フィルタレール4と第二フィルタレール5のいずれか他方に新規のフィルタ3を挿入保持せしめた状態で、詰りが生じたフィルタ3を引き抜いて交換を行い、フィルタ交換用扉6を閉じる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法に関するものである。
一般に、工場等の空気調和装置では、送風用のファンによる機械室等の清浄空気室への空気導入の際に、空気中の塵埃を空気調和装置を構成するフィルタユニット内に設けられたフィルタを使って除去しているが、該フィルタが詰ってくると、圧力損失が高まり、必要な流量の空気を前記清浄空気室へ導入できなくなってしまうため、フィルタの空気流通方向における上下流位置での差圧を検出し、該差圧が予め設定された閾値を超えた際に、フィルタの交換を行うようになっている。尚、従来のフィルタ保持装置は、通常、前記空気調和装置内に配設され且つ空気流通方向において単一のフィルタレールに対し、前記フィルタ縁部を保持せしめることにより、該フィルタを設置する構造となっている。
又、ロールに巻き取られたフィルタを順次繰り出して、別のロールに巻き取ることにより、空気を清浄化する、いわゆるオートロールタイプのフィルタも存在する。
尚、前述の如きフィルタと関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1、特許文献2がある。
特開2003−97834号公報 特開2003−251128号公報
ところで、前記フィルタ交換は、空気調和装置を構成するフィルタユニットに取り付けられたフィルタ交換用扉を開けて行われるため、既設のフィルタを引き抜いてから新しいフィルタを差し込み、フィルタ交換用扉を閉めるまでにある程度の時間が必要となる。尚、前記フィルタの交換中においても、ファンによる清浄空気室への空気導入は連続して行われる。
しかしながら、前記送風用のファンがフィルタの空気流通方向下流側に設置されている場合、前記フィルタ交換用扉を開放してフィルタの交換を行っている間、フィルタを通過しない空気がフィルタユニット内即ちフィルタの空気流通方向下流側に流入してしまい、塵埃が前記清浄空気室へ入り込んでしまう虞があった。
又、前記送風用のファンがフィルタの空気流通方向上流側に設置されている場合、前記フィルタ交換用扉を開放してフィルタの交換を行っている間、ファンで昇圧された空気の一部が前記フィルタ交換用扉から吹き出してしまい、前記清浄空気室へ所定流量の給気が行えなくなると共に、前述と同様、フィルタを通過しない空気がフィルタユニット内即ちフィルタの空気流通方向下流側に流入してしまい、塵埃が前記清浄空気室へ入り込んでしまうという不具合が生じていた。
一方、前記オートロールタイプのフィルタの場合、ファンを運転しながらフィルタを交換しているのと同等であり、この点に関しては非常に優れているが、フィルタの巻き取り完了時はどうしてもファンを停止してフィルタの交換を行わなければならず、その間、前記清浄空気室へ必要な流量の空気を導入できなくなる。しかも、前記オートロールタイプのフィルタにおいては、モータ等の駆動装置が必要で、構造が複雑化すると共に、電力も消費することから、ランニングコストも嵩むという欠点を有していた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、ファンによる清浄空気室への空気導入を継続した状態で、モータ等の駆動装置を使用することなく、フィルタを通過しない空気のフィルタ下流側への流入を防いで、塵埃が清浄空気室へ入り込んでしまうことを最小限に抑制しつつ、フィルタの交換を行い得る空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法を提供しようとするものである。
本発明は、空気をファンの作動によりフィルタユニット内に設けられたフィルタを通過させて清浄空気室へ導入する空気調和装置のフィルタ保持装置において、
前記フィルタユニット内に、フィルタ縁部を保持するための第一フィルタレールと第二フィルタレールとを空気の流通方向における上下流位置へ隣接させて配設し、
前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか一方にフィルタ縁部を保持せしめて運転を行い、該フィルタに詰りが生じた場合、前記フィルタユニットに取り付けられたフィルタ交換用扉を開け、前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか他方に新規のフィルタを挿入保持せしめた状態で、前記詰りが生じたフィルタを引き抜いて交換を行い、前記フィルタ交換用扉を閉じるよう構成したことを特徴とする空気調和装置のフィルタ保持装置にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
前述の如く構成すると、詰りが生じたフィルタを交換する際、フィルタユニット内には、第一フィルタレールと第二フィルタレールの少なくとも一方に常にフィルタが保持される形となるため、フィルタを通過しない空気がフィルタの空気流通方向下流側に流入することが抑えられ、塵埃が前記清浄空気室へ入り込みにくくなる。
一方、フィルタの巻き取り完了時はどうしてもファンを停止してフィルタの交換を行わざるを得ない前記オートロールタイプのフィルタと比較した場合、フィルタ交換中もファンを停止せずに前記清浄空気室へ必要な流量の空気を継続して導入でき、しかも、モータ等の駆動装置が一切不要で、構造が簡略化できると共に、電力も消費しなくて済むことから、ランニングコストが嵩む心配もない。
前記空気調和装置のフィルタ保持装置においては、前記フィルタ交換用扉開放時に第二フィルタレール下流側に生じる隙間に、該第二フィルタレールのフィルタ交換用扉側端部を支持し且つ前記フィルタ交換用扉開放時におけるフィルタユニット内への空気の流入を防ぐ遮蔽フレームを配設することができ、このようにすると、前記フィルタ交換用扉の開放時におけるフィルタユニット内への空気の流入を最小限に抑えることが可能となる。
又、前記空気調和装置のフィルタ保持装置においては、前記フィルタの空気流通方向上下流位置における差圧を検出する差圧計を備え、該差圧計で検出された差圧に基づいて前記フィルタの詰りの有無を判断するよう構成することができる。
一方、本発明は、空気をファンの作動によりフィルタユニット内に設けられたフィルタを通過させて清浄空気室へ導入する空気調和装置のフィルタ交換方法において、
前記フィルタユニット内に空気の流通方向における上下流位置へ隣接させて配設された第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか一方にフィルタ縁部を保持せしめた状態での運転中に、該フィルタに詰りが生じた場合、前記フィルタユニットに取り付けられたフィルタ交換用扉を開ける開放工程と、
該開放工程で前記フィルタ交換用扉を開けた後、前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか他方に新規のフィルタを挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程と、
該新規フィルタ挿入工程で前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか他方に新規のフィルタを挿入保持せしめた後、前記詰りが生じたフィルタを引き抜く交換工程と、
該交換工程で前記詰りが生じたフィルタを引き抜いた後、前記フィルタ交換用扉を閉じる閉鎖工程と
を行うことを特徴とする空気調和装置のフィルタ交換方法にかかるものである。
前記空気調和装置のフィルタ交換方法においては、前記フィルタの空気流通方向上下流位置における差圧を検出することにより前記フィルタの詰りの有無を判断することができる。
本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法によれば、ファンによる清浄空気室への空気導入を継続した状態で、モータ等の駆動装置を使用することなく、フィルタを通過しない空気のフィルタ下流側への流入を防いで、塵埃が清浄空気室へ入り込んでしまうことを最小限に抑制しつつ、フィルタの交換を行い得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の空気調和装置内に設けられるフィルタとフィルタ保持装置の実施例を示す斜視図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、第二フィルタレールにフィルタを保持せしめた状態での運転中の様子を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図2の状態からフィルタ交換用扉を開ける開放工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図3の状態から第一フィルタレールに新規のフィルタを挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図4の状態から詰りが生じたフィルタを引き抜く交換工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図5の状態からフィルタ交換用扉を閉じる閉鎖工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、第一フィルタレールにフィルタを保持せしめた状態での運転中の様子を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図7の状態からフィルタ交換用扉を開ける開放工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図8の状態から第二フィルタレールに新規のフィルタを挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図9の状態から詰りが生じたフィルタを引き抜く交換工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例において、図10の状態からフィルタ交換用扉を閉じる閉鎖工程を示す平面図であって、図1のII−II矢視相当図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図11は本発明の空気調和装置内に設けられるフィルタとフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法の実施例であって、空気をファン1の作動により機械室等の清浄空気室へ導入するフィルタユニット2内に、フィルタ3の縁部を保持するための第一フィルタレール4と第二フィルタレール5とを空気の流通方向における上下流位置へ隣接させて配設し、前記第一フィルタレール4と第二フィルタレール5のいずれか一方にフィルタ3の縁部を保持せしめて運転を行い、該フィルタ3に詰りが生じた場合、前記フィルタユニット2に取り付けられたフィルタ交換用扉6を開け、前記第一フィルタレール4と第二フィルタレール5のいずれか他方に新規のフィルタ3を挿入保持せしめた状態で、前記詰りが生じたフィルタ3を引き抜いて交換を行い、前記フィルタ交換用扉6を閉じるよう構成したものである。
本実施例の場合、前記フィルタ交換用扉6の開放時に第二フィルタレール5下流側に生じる隙間には、該第二フィルタレール5のフィルタ交換用扉6側端部を支持し且つ前記フィルタ交換用扉6開放時におけるフィルタユニット2内への空気の流入を防ぐ遮蔽フレーム7を配設してある。
又、前記フィルタユニット2の外部には、前記フィルタ3の空気流通方向上下流位置における差圧を検出する差圧計8を設けてある、該差圧計8で検出された差圧に基づいて前記フィルタ3の詰りの有無を判断するようにしてある。
尚、図中、2aはフィルタユニット2の枠組を構成するフレーム部材、2bはフレーム部材2aに取り付けられる外板であり、該外板2bはウレタン発泡パネル等の断熱材を鋼板で覆うことにより形成してある。
又、前記遮蔽フレーム7は、フィルタユニット2の上下方向へ延びる角管によって形成し、前記外板2bのつなぎ目に配設され且つフィルタ交換用扉6が枢着される外板分割板9に固着してある。
更に又、図1に示す例では、フィルタ3は、上下二段に分割され、且つフィルタユニット2の幅方向にも二枚に分割され、スペーサとして用いられるフィルタ仕切板10を上下に二枚用意し、フィルタユニット2の上下部並びに高さ方向中間部に第一フィルタレール4及び第二フィルタレール5を配設しているが、フィルタユニット2の大きさに応じて、一枚のフィルタ3とし、フィルタユニット2の高さ方向中間部に配設される第一フィルタレール4及び第二フィルタレール5を省略しても良いことは言うまでもない。
次に、上記実施例の作用を説明する。
先ず、図2には、第二フィルタレール5にフィルタ3を保持せしめた状態での運転中の様子を示しており、差圧計8によりフィルタ3の空気流通方向上下流位置における差圧が検出され、該差圧計8で検出された差圧に基づいて前記フィルタ3の詰りの有無が判断される。
前記差圧計8で検出された差圧に基づいてフィルタ3に詰りが生じていると判断された場合、図3に示す如く、前記フィルタユニット2に取り付けられたフィルタ交換用扉6を開ける開放工程が行われる。このとき、予め新規のフィルタ3を用意しておく。
前記開放工程で前記フィルタ交換用扉6を開けた後、図4に示す如く、前記第一フィルタレール4に新規のフィルタ3を挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程が行われる。
前記新規フィルタ挿入工程で前記第一フィルタレール4に新規のフィルタ3を挿入保持せしめた後、図5に示す如く、前記詰りが生じたフィルタ3を第二フィルタレール5から引き抜く交換工程が行われる。
前記交換工程で前記詰りが生じたフィルタ3を引き抜いた後、図6に示す如く、前記フィルタ交換用扉6を閉じる閉鎖工程が行われる。
ここで、図2〜図6に示す如く、前記送風用のファン1がフィルタ3の空気流通方向下流側に設置されている場合、図3に示す如く、前記フィルタユニット2に取り付けられたフィルタ交換用扉6を開ける開放工程が行われても、空気は第二フィルタレール5に保持されたフィルタ3を通過するため、該フィルタ3を通過しない空気がフィルタ3の空気流通方向下流側に流入することが避けられ、塵埃が前記機械室等の清浄空気室へ入り込んでしまうことはない。
但し、図5に示す如く、前記詰りが生じたフィルタ3を第二フィルタレール5から引き抜く交換工程が行われる際には、大部分の空気は第一フィルタレール4に挿入保持されたフィルタ3を通過するものの、前記第二フィルタレール5に対応する箇所からフィルタユニット2内へ空気が流入することは避けられない。しかし、前記フィルタ交換用扉6の開放時に第二フィルタレール5下流側に生じる隙間には遮蔽フレーム7を配設してあるため、前記フィルタ交換用扉6の開放時におけるフィルタユニット2内への空気の流入を最小限に抑えることが可能となる。
又、図2〜図6において、前記送風用のファン1がフィルタ3の空気流通方向下流側ではなく上流側に設置されている場合、前記フィルタ交換用扉6を開放した際、ファン1で昇圧された空気の一部がフィルタユニット2から吹き出してしまうことは避けられない。しかし、図3、図4及び図5から明らかなように、前記フィルタユニット2内には、第二フィルタレール5と第一フィルタレール4の少なくとも一方に常にフィルタ3が保持される形となるため、フィルタ3を通過しない空気がフィルタ3の空気流通方向下流側に流入せず、塵埃が前記機械室等の清浄空気室へ入り込んでしまうという不具合は生じない。
続いて、図7には、第一フィルタレール4にフィルタ3を保持せしめた状態での運転中の様子を示しており、差圧計8によりフィルタ3の空気流通方向上下流位置における差圧が検出され、該差圧計8で検出された差圧に基づいて前記フィルタ3の詰りの有無が判断される。
前記差圧計8で検出された差圧に基づいてフィルタ3に詰りが生じていると判断された場合、図8に示す如く、前記フィルタユニット2に取り付けられたフィルタ交換用扉6を開ける開放工程が行われる。このとき、予め新規のフィルタ3を用意しておく。
前記開放工程で前記フィルタ交換用扉6を開けた後、図9に示す如く、前記第二フィルタレール5に新規のフィルタ3を挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程が行われる。
前記新規フィルタ挿入工程で前記第二フィルタレール5に新規のフィルタ3を挿入保持せしめた後、図10に示す如く、前記詰りが生じたフィルタ3を第一フィルタレール4から引き抜く交換工程が行われる。
前記交換工程で前記詰りが生じたフィルタ3を引き抜いた後、図11に示す如く、前記フィルタ交換用扉6を閉じる閉鎖工程が行われる。
ここで、図7〜図11に示す如く、前記送風用のファン1がフィルタ3の空気流通方向下流側に設置されている場合、図8に示す如く、前記フィルタユニット2に取り付けられたフィルタ交換用扉6を開ける開放工程が行われる際には、大部分の空気は第一フィルタレール4に挿入保持されたフィルタ3を通過するものの、前記第二フィルタレール5に対応する箇所からフィルタユニット2内へ空気が流入することは避けられない。しかし、前記フィルタ交換用扉6の開放時に第二フィルタレール5下流側に生じる隙間には遮蔽フレーム7を配設してあるため、前記フィルタ交換用扉6の開放時におけるフィルタユニット2内への空気の流入を最小限に抑えることが可能となる。
因みに、図9に示す如く、前記第二フィルタレール5に新規のフィルタ3を挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程が行われた後、図10に示す如く、前記詰りが生じたフィルタ3を第一フィルタレール4から引き抜く交換工程が行われる際には、空気は既に第二フィルタレール5に保持されたフィルタ3を通過するため、該フィルタ3を通過しない空気がフィルタ3の空気流通方向下流側に流入することが避けられ、塵埃が前記機械室等の清浄空気室へ入り込んでしまうことはない。
又、図7〜図11において、前記送風用のファン1がフィルタ3の空気流通方向下流側ではなく上流側に設置されている場合、前記フィルタ交換用扉6を開放した際、ファン1で昇圧された空気の一部がフィルタユニット2から吹き出してしまうことは避けられない。しかし、図8、図9及び図10から明らかなように、前記フィルタユニット2内には、第一フィルタレール4と第二フィルタレール5の少なくとも一方に常にフィルタ3が保持される形となるため、フィルタ3を通過しない空気がフィルタ3の空気流通方向下流側に流入せず、塵埃が前記機械室等の清浄空気室へ入り込んでしまうという不具合は生じない。
一方、フィルタの巻き取り完了時はどうしてもファンを停止してフィルタの交換を行わざるを得ない前記オートロールタイプのフィルタと比較した場合、フィルタ3の交換中もファン1を停止せずに前記清浄空気室へ必要な流量の空気を継続して導入でき、しかも、モータ等の駆動装置が一切不要で、構造が簡略化できると共に、電力も消費しなくて済むことから、ランニングコストが嵩む心配もない。
こうして、ファン1による機械室等の清浄空気室への空気導入を継続した状態で、モータ等の駆動装置を使用することなく、フィルタ3を通過しない空気のフィルタ3下流側への流入を防いで、塵埃が清浄空気室へ入り込んでしまうことを最小限に抑制しつつ、フィルタの交換を行い得る。
尚、本発明の空気調和装置のフィルタ保持装置及びフィルタ交換方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ファン
2 フィルタユニット
3 フィルタ
4 第一フィルタレール
5 第二フィルタレール
6 フィルタ交換用扉
7 遮蔽フレーム
8 差圧計

Claims (5)

  1. 空気をファンの作動によりフィルタユニット内に設けられたフィルタを通過させて清浄空気室へ導入する空気調和装置のフィルタ保持装置において、
    前記フィルタユニット内に、フィルタ縁部を保持するための第一フィルタレールと第二フィルタレールとを空気の流通方向における上下流位置へ隣接させて配設し、
    前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか一方にフィルタ縁部を保持せしめて運転を行い、該フィルタに詰りが生じた場合、前記フィルタユニットに取り付けられたフィルタ交換用扉を開け、前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか他方に新規のフィルタを挿入保持せしめた状態で、前記詰りが生じたフィルタを引き抜いて交換を行い、前記フィルタ交換用扉を閉じるよう構成したことを特徴とする空気調和装置のフィルタ保持装置。
  2. 前記フィルタ交換用扉開放時に第二フィルタレール下流側に生じる隙間に、該第二フィルタレールのフィルタ交換用扉側端部を支持し且つ前記フィルタ交換用扉開放時におけるフィルタユニット内への空気の流入を防ぐ遮蔽フレームを配設した請求項1記載の空気調和装置のフィルタ保持装置。
  3. 前記フィルタの空気流通方向上下流位置における差圧を検出する差圧計を備え、該差圧計で検出された差圧に基づいて前記フィルタの詰りの有無を判断するよう構成した請求項1又は2記載の空気調和装置のフィルタ保持装置。
  4. 空気をファンの作動によりフィルタユニット内に設けられたフィルタを通過させて清浄空気室へ導入する空気調和装置のフィルタ交換方法において、
    前記フィルタユニット内に空気の流通方向における上下流位置へ隣接させて配設された第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか一方にフィルタ縁部を保持せしめた状態での運転中に、該フィルタに詰りが生じた場合、前記フィルタユニットに取り付けられたフィルタ交換用扉を開ける開放工程と、
    該開放工程で前記フィルタ交換用扉を開けた後、前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか他方に新規のフィルタを挿入保持せしめる新規フィルタ挿入工程と、
    該新規フィルタ挿入工程で前記第一フィルタレールと第二フィルタレールのいずれか他方に新規のフィルタを挿入保持せしめた後、前記詰りが生じたフィルタを引き抜く交換工程と、
    該交換工程で前記詰りが生じたフィルタを引き抜いた後、前記フィルタ交換用扉を閉じる閉鎖工程と
    を行うことを特徴とする空気調和装置のフィルタ交換方法。
  5. 前記フィルタの空気流通方向上下流位置における差圧を検出することにより前記フィルタの詰りの有無を判断する請求項4記載の空気調和装置のフィルタ交換方法。
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