JP2013186920A - 不揮発性半導体記憶装置及びメモリシステム - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びメモリシステム Download PDF

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正一 尾崎
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Abstract

【課題】消費電力をより低減する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置11は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイ32と、メモリセルアレイ32からデータを読み出すセンスアンプ34と、センスアンプ34により読み出された読み出しデータを保持するデータキャッシュ回路35と、起動時に必要な初期データを保持する保持回路41と、外部電源を用いて第1の内部電源を発生し、第1の内部電源を保持回路41に供給する第1の降圧回路45Aと、外部電源を用いて第2の内部電源を発生し、第2の内部電源をデータキャッシュ回路35に供給する第2の降圧回路45Bとを含む。第2の降圧回路45Bは、スタンバイ状態の第2のモードと前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードとで第2の内部電源を変更する。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置及びメモリシステムに関する。
電気的に書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置の一種として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリは、内部電源を発生する降圧回路を含み、この降圧回路によって発生された内部電源がNAND型フラッシュメモリ内の各回路に供給される。また、NAND型フラッシュメモリは、メモリオペレーションに必要な初期データを保持するパラメータ保持回路を備えている。
NAND型フラッシュメモリは、例えば、チップイネーブル信号が非活性になるとスタンバイ状態となり、メモリオペレーションを停止する。スタンバイ状態から抜けてメモリオペレーションを再開する際には初期データが必要となるため、この初期データを保持するパラメータ保持回路は、降圧回路によって内部電源を供給しておく必要がある。
一方で、初期データとして用いられないデータがデータキャッシュ回路に保存されている場合がある。ここで、スタンバイ時にデータキャッシュ回路や制御回路にも内部電源を供給していると、スタンバイ電流を無駄に消費してしまう。また、外部電源を停止すればスタンバイ電流はゼロになるが、スタンバイ状態から復帰する際に初期データをメモリセルアレイからパラメータ保持回路に読み出すなどの動作が必要となり、起動時間が長くなってしまう。
特開2008−108379号公報
実施形態は、消費電力をより低減することが可能な不揮発性半導体記憶装置及びメモリシステムを提供する。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイからデータを読み出すセンスアンプと、前記センスアンプにより読み出された読み出しデータを保持するデータキャッシュ回路と、起動時に必要な初期データを保持する保持回路と、外部電源を用いて第1の内部電源を発生し、前記第1の内部電源を前記保持回路に供給する第1の降圧回路と、前記外部電源を用いて第2の内部電源を発生し、前記第2の内部電源を前記データキャッシュ回路に供給する第2の降圧回路とを具備し、通常動作を行う第1のモードと、スタンバイ状態の第2のモードと、前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードとを有し、前記第2の降圧回路は、前記第2のモードと前記第3のモードとで前記第2の内部電源を変更する。
実施形態に係るメモリシステムは、不揮発性半導体記憶装置と、前記不揮発性半導体記憶装置の動作モードを制御するメモリコントローラとを具備し、前記メモリコントローラは、第1及び第2のチップイネーブル信号を前記不揮発性半導体装置に送り、前記不揮発性半導体記憶装置は、前記第1及び第2のチップイネーブル信号の組み合わせに基づいて、通常動作を行う第1のモード、スタンバイ状態の第2のモード、前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードのいずれかを実行する。
第1の実施形態に係るメモリシステムのレイアウト図。 図1に示したII−II線に沿ったメモリシステムの断面図。 NAND型フラッシュメモリのブロック図。 NAND型フラッシュメモリの回路図。 NAND型フラッシュメモリ11が実行する処理を説明する図。 第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図。 メモリコントローラ13が実行する処理を説明する図。 第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図。 メモリコントローラ13が実行する処理を説明する図。 第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ11が実行する処理を説明する図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率などは必ずしも現実のものと同一とは限らないことに留意すべきである。以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[第1の実施形態]
本実施形態のメモリシステム10は、1個又は複数個のNAND型フラッシュメモリ11と、RAM12と、NAND型フラッシュメモリ11及びRAM12の動作を制御するメモリコントローラ13とを備えている。
メモリシステム10は、ホストが搭載されたマザーボード上にメモリシステム10を構成する複数のモジュールを実装して構成してもよいし、メモリシステム10を1チップで実現するシステムLSI(Large-Scale Integrated Circuit)、又はSoC(System on Chip)として構成してもよい。本実施形態では、メモリシステム10を実現する手段として、複数のモジュール(チップ)を1つの基板上に実装したマルチチップパッケージ(MCP:Multi Chip Package)を例に挙げて説明する。このMCPは、例えば、ホストがデータを格納するための外部記憶装置として使用される。
図1は、第1の実施形態に係るメモリシステム10のレイアウト図である。図2は、図1に示したII−II線に沿ったメモリシステム10の断面図である。メモリシステム10は、マルチチップパッケージ(MCP)から構成される。メモリシステム10は、複数のNAND型フラッシュメモリチップを備えている。図2では、2個のNAND型フラッシュメモリチップを一例として示している。
基板22上には、NAND型フラッシュメモリ(chip2)11、スペーサ24、NAND型フラッシュメモリ(chip1)11、スペーサ24、RAM12、メモリコントローラ13が順次積層されている。最下層のNAND型フラッシュメモリ(chip2)11は、樹脂からなるアンダーフィル23によって基板22に固定されている。
基板22上には、複数の端子21が設けられている。各チップの端子は、ボンディングワイヤ20を介して基板22上の端子21に電気的に接続されている。複数のチップ間のデータ転送は、ボンディングワイヤ20、或いは上下に隣接するチップ間をボンディングワイヤなどで接続したり、直接接続する配線を形成して行われる。
基板22の下には、半田ボール25が設けられている。半田ボール25は、端子21に電気的に接続されている。メモリシステム10は、例えば、ホストが搭載されたプリント基板に半田実装され、ホストとの間でデータ転送を行う。基板22上に積層された複数のチップ及びボンディングワイヤ20は、モールド樹脂26によって封止されている。
図3は、1個のNAND型フラッシュメモリ11のブロック図である。
メモリセルアレイ32は、複数の不揮発性のメモリセルがマトリクス状に配置されて構成されている。メモリセルは、電気的に書き換え可能なEEPROMセルから構成される。メモリセルアレイ32には、メモリセルの電圧を制御するために、複数のビット線、複数のワード線、及びソース線が配設されている。
ロウデコーダ33は、複数のワード線に接続され、データの読み出し、書き込み及び消去時に、ワード線の選択及び駆動を行う。センスアンプ(S/A)34は、複数のビット線に接続され、データの読み出し、書き込み及び消去時に、ビット線の電圧を制御する。また、センスアンプ34は、データの読み出し時にビット線のデータを検知し、データの書き込み時に書き込みデータに応じた電圧をビット線に印加する。
データキャッシュ回路35は、少なくとも1ページ分の記憶容量を有し、センスアンプ34から読み出された1ページ分の読み出しデータを一時的に保持し、また、メモリセルアレイ32に書き込む1ページ分の書き込みデータを一時的に保持する。
アドレスデコーダ37は、アドレスをデコードし、ロウアドレスをロウデコーダ33に送り、カラムアドレスをカラムデコーダ36に送る。カラムデコーダ36は、アドレスデコーダ37からのカラムアドレスに応じて、ビット線を選択するためのカラム選択信号を生成し、このカラム選択信号をセンスアンプ34に送る。
入出力バッファ38は、メモリコントローラ13やその他の外部回路との間でデータの受け渡しを行う。具体的には、入出力バッファ38は、メモリコントローラ13などから受けたデータのうち、コマンドを第1の制御回路39に送り、アドレスをアドレスデコーダ37に送り、書き込みデータをデータキャッシュ回路35に送る。また、入出力バッファ38は、データキャッシュ回路35からの読み出しデータをメモリコントローラ13などに送る。
第1の制御回路39は、メモリコントローラ13から各種制御信号CNTを受ける。第1の制御回路39は、制御信号CNT及びコマンドに基づいて、NAND型フラッシュメモリ11内の各回路を制御する。また、第1の制御回路39は、メモリセルアレイ32に対して、データの書き込み動作、読み出し動作及び消去動作を制御する。
パラメータ保持回路(PML)41は、テスト工程で決定されたチップの品質に適した各種パラメータを保持する。リダンダンシアドレス保持回路(RAL)42は、不良メモリセルを正常のメモリセルと置換するためのリダンダンシアドレスを保持する。バッドブロックアドレス保持回路(BAL)43は、不良ブロック(バッドブロック)を示すバッドブロックアドレスを保持する。パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43はそれぞれ、揮発性メモリであり、例えばフリップフロップから構成される。第2の制御回路40は、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43のデータ保持動作を制御する。ここで、後述するPOR動作によりメモリセルアレイ32から読み出されるデータを保持する回路を「保持回路41〜43」と称する場合がある。なお、保持回路41〜43には、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43のいずれか1つ、または、これらの回路の機能と類似する機能を有する回路が含まれている場合も含み、これらの保持回路以外が含まれる場合も意味する。例えば、保持回路41〜43がフリップフロップで構成されている場合、第2の制御回路40は、保持回路41〜43にクロックを供給し、保持回路41〜43のデータ取り込み動作、及びデータ保持動作を制御する。
電圧発生回路44は、書き込み動作、読み出し動作及び消去動作などで必要な各種電圧を発生する。電圧発生回路44は、例えばメモリコントローラ13から外部電源VCCを受ける。なお、外部電源VCCはメモリコントローラ13以外の外部素子、または電源から直接に供給されても良い。電圧発生回路44は、第1の降圧回路45A及び第2の降圧回路45Bを備えている。第1の降圧回路45Aは、外部電源VCCを降圧し、外部電源VCCより低い内部電源VDDを発生する。第1の降圧回路45Aは、メモリコントローラ13からチップイネーブル信号CEnx及びCE2nxを受け、このチップイネーブル信号CEnx及びCE2nx基づいて、内部電源VDDを制御する。第2の降圧回路45Bは、外部電源VCCを降圧し、外部電源VCCより低い内部電源VDD2を発生する。第2の降圧回路45Bは、メモリコントローラ13からチップイネーブル信号CEnx及びCE2nxを受け、このチップイネーブル信号CEnx及びCE2nx基づいて、内部電源VDD2を制御する。例えば、内部電源VDD及びVDD2の電圧レベルは同じである。
なお、第1の降圧回路45A、第2の降圧回路45Bに昇圧機能を付加することもできる。第1の降圧回路45A、第2の降圧回路45Bは外部電源VCCを昇圧して内部電源VDD、VDD2を生成しても良い。
第1の降圧回路45Aによって発生された内部電源VDDは、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42、バッドブロックアドレス保持回路43及び第2の制御回路40からなる第1のユニット30に供給される。第2の降圧回路45Bによって発生された内部電源VDD2は、メモリセルアレイ32、ロウデコーダ33、センスアンプ34、データキャッシュ回路35、カラムデコーダ36、アドレスデコーダ37、入出力バッファ38及び第1の制御回路39からなる第2のユニット31に供給される。
NAND型フラッシュメモリ11は、端子T1〜T5を備えている。端子T1は、NAND型フラッシュメモリ11及びメモリコントローラ13間のデータの受け渡しに使用される。端子T2は、メモリコントローラ13からの制御信号CNTを受けるために使用される。端子T3は、メモリコントローラ13からのチップイネーブル信号CE2nxを受けるために使用される。端子T4は、メモリコントローラ13からのチップイネーブル信号CEnxを受けるために使用される。端子T5は、メモリコントローラ13から外部電源VCCを受けるために使用される。
図4は、NAND型フラッシュメモリ11の回路図である。メモリセルアレイ32は、j個のブロックBLK0〜BLKj−1(jは、1以上の整数)を備えている。各ブロックBLKは、X方向に沿って順に配列されたm個のNANDストリングを備えている(mは、1以上の整数)。NANDストリングに含まれる選択トランジスタST1は、ドレインがビット線BLに接続され、ゲートが選択ゲート線SGDに共通接続されている。NANDストリングに含まれる選択トランジスタST2は、ソースがソース線SLに共通接続され、ゲートが選択ゲート線SGSに共通接続されている。
各メモリセルトランジスタMTは、p型ウェル上に形成され、例えば電荷蓄積層を有するゲート電極を備えたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)により構成されている。メモリセルトランジスタMTのゲート構造は、p型ウェル上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(浮遊ゲート電極、トラップ準位を有する絶縁膜、及び、これらの積層構造など)、及び電荷蓄積層上に絶縁膜を介在して形成された制御ゲート電極を含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、電荷蓄積層に蓄えられる電子の数に応じて閾値電圧が変化し、この閾値電圧の違いに応じてデータを記憶する。メモリセルトランジスタMTは、2値(1ビットデータ)を記憶するように構成されていてもよいし、多値(2ビット以上のデータ)を記憶するように構成されていてもよい。
各NANDストリングにおいて、n個(nは、1以上の整数)のメモリセルトランジスタMTは、選択トランジスタST1のソースと選択トランジスタST2のドレインとの間に、それぞれの電流経路が直列接続されるように配置されている。すなわち、n個のメモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士で拡散領域(ソース領域若しくはドレイン領域)を共有するような形でY方向に直列接続される。
各NANDストリングにおいて、最もソース側に位置するメモリセルトランジスタMTから順に、制御ゲート電極がワード線WL0〜WLn−1にそれぞれ接続されている。従って、ワード線WLn−1に接続されたメモリセルトランジスタMTのドレインは選択トランジスタST1のソースに接続され、ワード線WL0に接続されたメモリセルトランジスタMTのソースは選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
ワード線WL0〜WLn−1は、ブロックBLK内のNANDストリング間で、メモリセルトランジスタMTの制御ゲート電極を共通接続している。つまり、ブロック内において同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲート電極は、同一のワード線WLに接続される。この同一のワード線WLに接続されるm個のメモリセルトランジスタMTは1ページとして取り扱われ、このページごとにデータの書き込み及び読み出しが行われる。
また、ビット線BL0〜BLm−1は、ブロックBLK間で、選択トランジスタST1のドレインを共通接続している。つまり、ブロックBLK0〜BLKj−1内において同一列にあるNANDストリングは、同一のビット線BLに接続される。
ビット線BL0〜BLm−1は、センスアンプ34に接続される。NAND型フラッシュメモリ11はページ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われるため、例えば、1個のメモリセルトランジスタMTが2値(1ビットデータを)を記憶する場合は、少なくとも1ページ分のデータを一時的に格納するデータキャッシュ回路35が必要となる。本実施形態では、例えば、1個のメモリセルトランジスタMTが1ビットデータを記憶するものとし、データキャッシュ回路35は、少なくとも1ページ分の記憶容量を有する。なお、1個のメモリセルトランジスタMTが2ビットデータを記憶する場合は、データキャッシュ回路35の記憶容量は、少なくとも2ページとなる。
(動作)
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。
メモリセルアレイ32の一部の領域は、NAND型フラッシュメモリ11の動作設定を決める初期設定データ(パラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレス)を不揮発に記憶している。なお、この一部の領域はメモリセルアレイ32中にある必要はなく、NAND型フラッシュメモリ11のいずれか、またはメモリコントローラ13中に配置されていても良い。NAND型フラッシュメモリ11は、電源投入(パワーオン)後に、初期設定データ(パラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレス)をメモリセルアレイ32から読み出す、いわゆるPOR(Power On Read)動作を実行する。POR動作は、第1の制御回路39及び第2の制御回路40によって実行される。
メモリセルアレイ32からセンスアンプ34を介して読み出されたパラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレスはそれぞれ、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43に保持される。以後、第1の制御回路39は、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43に保持された初期設定データを用いて、各種動作を実行する。
一般的に、フラッシュメモリで構成されるメモリセルアレイ32からデータを読み出す場合、フリップフロップなどの揮発性メモリからデータを読み出す場合に比べて時間がかかる。よって、パラメータ、リダンダンシアドレス又はバッドブロックアドレスをその都度メモリセルアレイ32から読み出すような構成では、NAND型フラッシュメモリ11の動作速度が低下してしまう。よって、本実施形態では、POR動作時に、パラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレスをそれぞれ、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43に格納し、以後、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43からそれぞれパラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレスを読み出すようにする。これにより、NAND型フラッシュメモリ11の動作速度が向上する。
第1の実施形態のNAND型フラッシュメモリ11は、通常動作モード、スタンバイモード及び低電力モードを有している。通常動作モードは、NAND型フラッシュメモリ11がデータ書き込み動作、読み出し動作及び消去動作などの通常動作を行うモードであり、この場合、NAND型フラッシュメモリ11は、通常動作電流を消費する。
スタンバイモードは、NAND型フラッシュメモリ11が通常動作を行っていないスタンバイ状態であり、この場合、NAND型フラッシュメモリ11は、通常動作電流より低いスタンバイ電流を消費する。例えば、スタンバイモードは、メモリシステム10が複数のチップ(NAND型フラッシュメモリ)を備えている場合に、複数のチップのうち非選択チップに適用されるモードである。スタンバイモードでは、保持回路41〜43及びデータキャッシュ回路35にデータを保持することができる程度に小さい値にして内部電源VDD、VDD2が供給される。
低電力モードは、例えばスタンバイモードよりも消費電力が低いモードであり、データキャッシュ回路35への内部電源VDD2の供給を停止することで、データキャッシュ回路35が電流を消費しないようにする。低電力モードでは、保持回路41〜43は内部電源VDが供給されるためデータを保持できるが、データキャッシュ回路35は内部電源VDD2の供給が停止されるためデータを保持できない。このように、本実施形態では、NAND型フラッシュメモリ11が低電力モードを有しているので、メモリシステム10の消費電力をより低減することができる。
次に、NAND型フラッシュメモリ11のモード切替動作について説明する。モード切替動作は、メモリコントローラ13からNAND型フラッシュメモリ11に送られるチップイネーブル信号CEnx及びCE2nxによって制御される。図5は、動作モードに応じてNAND型フラッシュメモリ11が実行する処理を説明する図である。本実施形態では、チップイネーブル信号は、例えば、ローアクティブであるものとする。以下に、通常動作モード、スタンバイモード、低電力モードの順に動作説明を行う。
<通常動作モード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=0、及びチップイネーブル信号CE2nx=0を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=0、及びCE2nx=0を受けると、通常動作モードに入る。具体的には、第1の降圧回路45Aは、CEnx=0、及びCE2nx=0を受けると、通常動作電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、CEnx=0、及びCE2nx=0を受けると、通常動作電流を許容する内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作を含む通常動作を実行することができる。
<スタンバイモード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=1、及びチップイネーブル信号CE2nx=0を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=1、及びCE2nx=0を受けると、スタンバイモードに入る。具体的には、第1の降圧回路45Aは、CEnx=1、及びCE2nx=0を受けると、内部電源VDDを生成する昇圧回路の駆動能力を下げ、出力である内部電源VDDの値を小さくし(以降、「内部電源のパワーを下げる」と称する場合がある)、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、CEnx=1、及びCE2nx=0を受けると、内部電源VDD2のパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43及びデータキャッシュ回路35がデータを保持しつつ、通常動作モードよりも消費電力を低くすることができる。
<低電力モード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=1、及びチップイネーブル信号CE2nx=1を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=1、及びCE2nx=1を受けると、低電力モードに入る。具体的には、第1の降圧回路45Aは、CEnx=1、及びCE2nx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、CEnx=1、及びCE2nx=1を受けると、内部電源VDD2を停止する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43でデータを保持しつつ、スタンバイモードよりも消費電力を低くすることができる。
低電力モードでは、データキャッシュ回路35がデータを保持できないが、保持回路41〜43のデータは保持されている。このため、低電力モードから抜ける場合、パラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレスなどをメモリセルアレイ32から再度読み出す必要がないので、次のモードに速やかに対応できる。
(効果)
以上詳述したように第1の実施形態では、NAND型フラッシュメモリ11は、通常動作を行う第1のモード(通常動作モード)と、スタンバイ状態の第2のモード(スタンバイモード)と、スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモード(低電力モード)とを有している。第1の降圧回路45Aは、外部電源VCCを用いて内部電源VDDを発生し、内部電源VDDを保持回路41〜43に供給する。第2の降圧回路45Bは、外部電源VCCを用いて内部電源VDD2を発生し、内部電源VDD2をデータキャッシュ回路35に供給する。そして、第2の降圧回路45Bは、低電力モードにおいて、内部電源VDD2を停止するようにしている。
従って第1の実施形態によれば、スタンバイモードよりも消費電力が低い低電力モードを新たに追加することができる。これにより、メモリシステム10及びNAND型フラッシュメモリ11の消費電力を低減することができる。
また、低電力モードにおいて、パラメータ保持回路41、リダンダンシアドレス保持回路42及びバッドブロックアドレス保持回路43はそれぞれ、パラメータ、リダンダンシアドレス及びバッドブロックアドレスを保持している。よって、低電力モードから抜ける場合でも再度、初期設定データをメモリセルアレイ32から読み出す必要がない。これにより、低電力モードから他の動作モードに移行する際の起動時間を要することなく、速やかに他の動作モードに移行できる。
また、NAND型フラッシュメモリ11の内部で2種類の内部電源VDD、VDD2生成している。その結果、メモリコントローラ13がNAND型フラッシュメモリ11に1つの外部電源しか供給できなくても、NAND型フラッシュメモリ11の消費電流を小さくすることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、NAND型フラッシュメモリ11がメモリセルコントローラ13から外部電源VCC及びVCC2の2種類の電源を受けることが可能なように構成される。そして、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に外部電源VCC及びVCC2を供給し、さらに、動作モードに応じて外部電源VCC及びVCC2を供給するタイミングを制御するようにしている。なお、外部電源VCC、VCC2はメモリコントローラ13以外の外部素子、または電源から直接に供給されても良い。
図6は、第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ11のブロック図である。メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に2種類の電源、すなわち外部電源VCC及びVCC2を供給できるように構成されている。
NAND型フラッシュメモリ11は、端子T1〜T5を備えている。端子T1は、データの受け渡しに使用される。端子T2は、制御信号CNTを受けるために使用される。端子T3は、外部電源VCC2を受けるために使用される。端子T4は、チップイネーブル信号CEnxを受けるために使用される。端子T5は、外部電源VCCを受けるために使用される。
メモリコントローラ13からの外部電源VCCは、第1の降圧回路45Aに供給される。第1の降圧回路45Aは、外部電源VCCを降圧し、外部電源VCCより低い内部電源VDDを発生する。内部電源VDDは、第1のユニット30に供給される。
メモリコントローラ13からの外部電源VCC2は、第2の降圧回路45Bに供給される。第2の降圧回路45Bは、外部電源VCC2を降圧し、外部電源VCC2より低い内部電源VDD2を発生する。内部電源VDD2は、第2のユニット31に供給される。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
なお、第1の降圧回路45A、第2の降圧回路45Bに昇圧機能を付加することもできる。第1の降圧回路45A、第2の降圧回路45Bは外部電源VCC、VCC2を昇圧して内部電源VDD、VDD2を生成しても良い。
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。以下に、通常動作モード、スタンバイモード、低電力モードの順に動作説明を行う。図7は、動作モードに応じてメモリコントローラ13が実行する処理を説明する図である。
<通常動作モード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=0を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=0を受けると、通常動作モードに入る。通常動作モードでは、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に外部電源VCC及びVCC2を供給する。
第1の降圧回路45Aは、CEnx=0を受けると、通常動作電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、CEnx=0を受けると、通常動作電流を許容する内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作を含む通常動作を実行することができる。
<スタンバイモード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=1を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=1を受けると、スタンバイモードに入る。スタンバイモードでは、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に外部電源VCC及びVCC2を供給する。
第1の降圧回路45Aは、CEnx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、CEnx=1を受けると、内部電源VDD2のパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43及びデータキャッシュ回路35がデータを保持しつつ、通常動作モードよりも消費電力を低くすることができる。
<低電力モード>
低電力モードでは、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11にチップイネーブル信号CEnx=1を送るとともに、外部電源VCCを供給し、かつ外部電源VCC2を停止する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、低電力モードを実行する。
第1の降圧回路45Aは、CEnx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、外部電源VCC2を受けていないため、内部電源VDD2を発生しない。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43でデータを保持しつつ、スタンバイモードよりも消費電力を低くすることができる。
以上詳述したように第2の実施形態によれば、スタンバイモードよりも消費電力が低い低電力モードを新たに追加することができる。これにより、メモリシステム10及びNAND型フラッシュメモリ11の消費電力を低減することができる。その他の効果は、第1の実施形態と同じである。
また、メモリコントローラ13からNAND型フラッシュメモリ11に送られるチップイネーブル信号CEnxが1つで済む。その結果、NAND型フラッシュメモリ11の制御が容易になる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、メモリコントローラ13は、直接、内部電源VDD2を発生し、この内部電源VDD2をNAND型フラッシュメモリ11に供給する。さらに、メモリコントローラ13は、動作モードに応じて、出力である内部電源VDD2の値を制御(内部電源VDD2のパワーを制御)するようにしている。なお、外部電源VCC2はメモリコントローラ13以外の外部素子から供給されても良い。
図8は、第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ11のブロック図である。
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に2種類の電源、すなわち外部電源VCC及び内部電源VDD2を供給できるように構成されている。NAND型フラッシュメモリ11が備える端子T1〜T5の構成は、第2の実施形態と同じである。メモリコントローラ13から端子T3を介してNAND型フラッシュメモリ11に供給された内部電源VDD2は、直接、第2のユニット31に供給される。
メモリコントローラ13からの外部電源VCCは、降圧回路45Aに供給される。降圧回路45Aは、外部電源VCCを降圧し、外部電源VCCより低い内部電源VDDを発生する。内部電源VDDは、第1のユニット30に供給される。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
なお、第1の降圧回路45Aに昇圧機能を付加することもできる。第1の降圧回路45Aは外部電源VCCを昇圧して内部電源VDDを生成しても良い。
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。以下に、通常動作モード、スタンバイモード、低電力モードの順に動作説明を行う。図9は、動作モードに応じてメモリコントローラ13が実行する処理を説明する図である。
<通常動作モード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=0を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=0を受けると、通常動作モードに入る。通常動作モードでは、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に外部電源VCC及び内部電源VDD2を供給する。
降圧回路45Aは、CEnx=0を受けると、通常動作電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。内部電源VDD2は、メモリコントローラ13から第2のユニット31に直接供給されている。メモリコントローラ13は、通常動作モードにおいて、通常動作電流を許容する内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作を含む通常動作を実行することができる。
<スタンバイモード>
メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=1を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=1を受けると、スタンバイモードに入る。
スタンバイモードでは、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に外部電源VCCを供給するとともに、内部電源VCC2のパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。降圧回路45Aは、CEnx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43及びデータキャッシュ回路35がデータを保持しつつ、通常動作モードよりも消費電力を低くすることができる。
<低電力モード>
低電力モードでは、メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11にチップイネーブル信号CEnx=1を送るとともに、外部電源VCCを供給し、かつ内部電源VDD2を停止する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、低電力モードを実行する。降圧回路45Aは、CEnx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43でデータを保持しつつ、スタンバイモードよりも消費電力を低くすることができる。
以上詳述したように第3の実施形態によれば、スタンバイモードよりも消費電力が低い低電力モードを新たに追加することができる。これにより、メモリシステム10及びNAND型フラッシュメモリ11の消費電力を低減することができる。その他の効果は、第1の実施形態と同じである。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は、低電力モードの種類を増やし、第2のユニット31に供給される出力である内部電源VDDの値を任意に変えられる(部電源VDDのパワーを任意に変えられる)ようにしている。メモリシステム10の構成は、第1の実施形態と同じである。
図10は、動作モードに応じてNAND型フラッシュメモリ11が実行する処理を説明する図である。図10の通常動作モード、スタンバイモード及び低電力モード1はそれぞれ、第1の実施形態の通常動作モード、スタンバイモード及び低電力モードと同じである。なお、スタンバイモード時に第2の降圧回路45Bが発生する内部電源VDD2のパワーを通常動作時の50%程度であるものとする。
第4の実施形態では、NAND型フラッシュメモリ11は、第1の実施形態で説明した動作モードに加えて、低電力モード2を有している。メモリコントローラ13は、NAND型フラッシュメモリ11に、チップイネーブル信号CEnx=0、及びチップイネーブル信号CE2nx=1を送る。NAND型フラッシュメモリ11は、CEnx=0、及びCE2nx=1を受けると、低電力モード2に入る。
第1の降圧回路45Aは、CEnx=0、及びCE2nx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイ電流を許容する内部電源VDDを第1のユニット30に供給する。第2の降圧回路45Bは、CEnx=0、及びCE2nx=1を受けると、内部電源VDDのパワーを下げ、スタンバイモード時よりさらに低いパワー、例えば通常動作時の25%のパワーの内部電源VDD2を第2のユニット31に供給する。これにより、NAND型フラッシュメモリ11は、保持回路41〜43でデータを保持しつつ、スタンバイモードよりも消費電力を低くすることができる。
以上詳述したように第4の実施形態によれば、低電力モードにおける内部電源VDD2のパワーを任意に設定することが可能となる。例えば、メモリシステム10を搭載した機器の電池の残量が少なくなった場合に低電力モード2を使用する。その他の効果は、第1の実施形態と同じである。
上記各実施形態では、不揮発性半導体メモリとしてNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、揮発性のデータキャッシュ回路を有する他の不揮発性半導体メモリに適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…メモリシステム、11…NAND型フラッシュメモリ、12…RAM、13…メモリコントローラ、20…ボンディングワイヤ、21…端子、22…基板、23…アンダーフィル、24…スペーサ、25…半田ボール、26…モールド樹脂、30…第1のユニット、31…第2のユニット、32…メモリセルアレイ、33…ロウデコーダ、34…センスアンプ、35…データキャッシュ回路、36…カラムデコーダ、37…アドレスデコーダ、38…入出力バッファ、39…第1の制御回路、40…第2の制御回路、41…パラメータ保持回路、42…リダンダンシアドレス保持回路、43…バッドブロックアドレス保持回路、44…電圧発生回路、45A…第1の降圧回路、45B…第2の降圧回路。

Claims (5)

  1. 複数の不揮発性メモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイからデータを読み出すセンスアンプと、
    前記センスアンプにより読み出された読み出しデータを保持するデータキャッシュ回路と、
    起動時に必要な初期データを保持する保持回路と、
    外部電源を用いて第1の内部電源を発生し、前記第1の内部電源を前記保持回路に供給する第1の降圧回路と、
    前記外部電源を用いて第2の内部電源を発生し、前記第2の内部電源を前記データキャッシュ回路に供給する第2の降圧回路と、
    を具備し、
    通常動作を行う第1のモードと、スタンバイ状態の第2のモードと、前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードとを有し、
    前記第2の降圧回路は、前記第2のモードと前記第3のモードとで前記第2の内部電源を変更することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第2の降圧回路は、前記第3のモード時に、前記第2の内部電源の供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 複数の不揮発性メモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイからデータを読み出すセンスアンプと、
    前記センスアンプにより読み出された読み出しデータを保持するデータキャッシュ回路と、
    起動時に必要な初期データを保持する保持回路と、
    第1の外部電源を用いて第1の内部電源を発生し、前記第1の内部電源を前記保持回路に供給する第1の降圧回路と、
    第2の外部電源を用いて第2の内部電源を発生し、前記第2の内部電源を前記データキャッシュ回路に供給する第2の降圧回路と、
    を具備し、
    通常動作を行う第1のモードと、スタンバイ状態の第2のモードと、前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードとを有し、
    前記第2の外部電源は、前記第3のモード時に供給が停止されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 複数の不揮発性メモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイからデータを読み出すセンスアンプと、
    前記センスアンプにより読み出された読み出しデータを保持するデータキャッシュ回路と、
    起動時に必要な初期データを保持する保持回路と、
    外部電源を用いて第1の内部電源を発生し、前記第1の内部電源を前記保持回路に供給する降圧回路と、
    第2の内部電源を受け、前記第2の内部電源を前記データキャッシュ回路に供給する端子と、
    を具備し、
    通常動作を行う第1のモードと、スタンバイ状態の第2のモードと、前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードとを有し、
    前記第2の内部電源は、前記第3のモード時に供給が停止されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 不揮発性半導体記憶装置と、
    前記不揮発性半導体記憶装置の動作モードを制御するメモリコントローラと、
    を具備し、
    前記メモリコントローラは、第1及び第2のチップイネーブル信号を前記不揮発性半導体装置に送り、
    前記不揮発性半導体記憶装置は、前記第1及び第2のチップイネーブル信号の組み合わせに基づいて、通常動作を行う第1のモード、スタンバイ状態の第2のモード、前記スタンバイ状態より消費電力が低い第3のモードのいずれかを実行することを特徴とするメモリシステム。
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