JP2013186737A - タッチパネル式操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホログラムの各タッチ操作部材像に対するタッチ操作を的確に検出しつつ、タッチ操作部材像の個数に比してタッチパネルの複雑化及び広大化を抑制することができるタッチパネル式操作装置を提供する。
【解決手段】タッチパネル式操作装置10は、ホログラムフィルム16と、ホログラムフィルム16に重ね合わされたシート状タッチパネル17と、ホログラムフィルム16に対し波長又は方向の異なる複数の再生参照光を照射するように配備された3色LED12a,12b,12cとを備える。ホログラムフィルム16は、照射された再生参照光の波長又は方向に対応付けられているタッチ操作用再生像がタッチパネル17に重なって又はタッチパネル17上に再生されるように、複数のタッチ操作用再生像が記録されている。
【選択図】図1
【解決手段】タッチパネル式操作装置10は、ホログラムフィルム16と、ホログラムフィルム16に重ね合わされたシート状タッチパネル17と、ホログラムフィルム16に対し波長又は方向の異なる複数の再生参照光を照射するように配備された3色LED12a,12b,12cとを備える。ホログラムフィルム16は、照射された再生参照光の波長又は方向に対応付けられているタッチ操作用再生像がタッチパネル17に重なって又はタッチパネル17上に再生されるように、複数のタッチ操作用再生像が記録されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ホログラムを利用したタッチパネル式操作装置に関する。
ホログラム利用の従来のタッチパネル式操作装置では、タッチパネルと操作部材の再生像が記録されたホログラムフィルムとが積層され、再生参照光がホログラムフィルムに照射されると、複数のタッチ操作部材像を含む単一の再生像が再生されるとともに、再生像のどのタッチ操作部材像に対するタッチ操作であるかを判別するために、タッチパネルがタッチ部位を検出するようになっている(例:特許文献1及び2)。
従来のホログラム利用のタッチパネル式操作装置では、複数のタッチ操作部材像を含む再生像が1つしか再生されないか(特許文献1の図4)、複数の再生像が再生されても、各再生像におけるタッチ操作部材像は離れた位置となっているかしているので(特許文献2の図3)、表示されるタッチ操作部材像の個数に比して、タッチパネルが検出しなければならないタッチ部位の個数が増大している。これは、タッチパネルの構造を複雑化させるとともに、所定数のタッチ操作部材像の再生を確保するために必要なタッチパネルの面積を増大化させる原因になっている。
本発明の目的は、ホログラムの各タッチ操作部材像に対するタッチ操作を的確に検出しつつ、タッチ操作部材像の個数に比してタッチパネルの複雑化及び広大化を抑制することができるタッチパネル式操作装置を提供することである。
第1発明のタッチパネル式操作装置は、ホログラムフィルムと、前記ホログラムフィルムに重ね合わされるタッチパネルと、前記ホログラムフィルムに対し波長又は方向の異なる複数の再生参照光を照射するように配備された単一又は複数の光源とを備え、前記ホログラムフィルムには、照射された再生参照光の波長又は方向に対応付けられているタッチ操作用再生像が前記タッチパネルに重なって又は前記タッチパネル上に再生されるように、複数のタッチ操作用再生像が記録されていることを特徴とする。
第1発明によれば、ホログラムは光源から再生参照光を照射されると、該再生参照光の波長又は方向に対応付けられている単一のタッチ操作用再生像がタッチパネルに重なって又はタッチパネル上に再生されるので、複数のタッチ操作用再生像に対してタッチパネルが共通化される。この結果、ホログラムの各タッチ操作部材像に対するタッチ操作を的確に検出しつつ、タッチ操作部材像の個数に比してタッチパネルの複雑化及び広大化を抑制することができる。
第2発明のタッチパネル式操作装置は、積層された複数のホログラムフィルムから成るフィルム積層体と、前記フィルム積層体に重ね合わされるタッチパネルと、前記フィルム積層体に対し波長又は方向の異なる複数の再生参照光を照射するように配備された単一又は複数の光源とを備え、各ホログラムフィルムには、対応する波長又は方向の再生参照光が照射されたときに、前記タッチパネルに重なって又は前記タッチパネル上に再生される単一のタッチ操作用再生像が記録されていることを特徴とする。
第2発明によれば、複数のホログラムが積層されたフィルム積層体は、光源から再生参照光を照射されると、該再生参照光の波長又は方向に対応付けられているホログラムに記録されている単一のタッチ操作用再生像がタッチパネルに重なって又はタッチパネル上に再生されるので、複数のタッチ操作用再生像に対してタッチパネルが共通化される。この結果、ホログラムの各タッチ操作部材像に対するタッチ操作を的確に検出しつつ、タッチ操作部材像の個数に比してタッチパネルの複雑化及び広大化を抑制することができる。
第3発明のタッチパネル式操作装置は、第1又は第2発明において、各タッチ操作用再生像に像として含まれるタッチ操作部材は単一とされ、前記タッチパネルは、タッチ部位に関係なくタッチの有無のみを検出することを特徴とする。
第3発明によれば、タッチパネルは、タッチ部位を検出することなく、タッチの有無のみを検出すれば足りるので、タッチパネルの構造が簡単化される。
第4発明のタッチパネル式操作装置は、第3発明において、前記タッチパネルがタッチされるごとに点灯させる光源又は波長を、前記タッチパネル式操作装置が装備される機器の作動シーケンスの進行に従って順番に切替えていく光源制御部を備えることを特徴とする。
第4発明によれば、光源制御部が、タッチパネルへのタッチごとに点灯させる光源又は波長を、タッチパネル式操作装置が装備される機器の作動シーケンスに従って順番に切替えていくことにより、タッチ操作部材像の1つずつの再生にもかかわらず、支障なく該機器の作動シーケンスを実行することができる。
図1及び図2において、ドラム式洗濯機1は筺体2と円形の開閉扉3とを備える。円形の開閉扉3は、筺体2の前面に形成され洗濯物を筺体2内のドラム(図示せず)へ出し入れするために設けられた出し入れ口(図示せず)を開閉するものであり、例えば左側の端部においてほぼ鉛直方向の軸線の回りに回動自在に筺体2に枢支されている。開閉扉3は、外側に凸の無色透明の曲面隔壁4と、曲面隔壁4の周部に装着されるシール枠部5とを有する。
タッチパネル式操作装置10は、曲面隔壁4の外面(表面)に固着されたシート状の単一の貼着体11と、シール枠部5の内面(裏面)側に取り付けられる3つの3色LED12a,12b,12cと、3色LED12a,12b,12cの発光を制御する光源制御部13とを有している。貼着体11は、曲面隔壁4の外面側において左右方向のほぼ中心でかつ斜め上向きの部位に固着されており、後述の再生像の非再生時では、無色透明となっている。曲面隔壁4における貼着体11の部位は、ユーザが曲面隔壁4を介して筺体2のドラム内を覗く時の視線上に位置する。
シール枠部5の裏面側における3色LED12a,12b,12cの取付位置は、貼着体11の中心の法線回りの回転角で90°ずつの角度間隔になっている。各3色LED12a,12b,12cは、その取付位置において曲面隔壁4の外面側の貼着体11の方へ向けて取り付けられており、青(波長488nm)、緑(波長514nm)及び赤(波長647nm)の3つの光を出射する3つのLED( Light Emitting Diode:発光ダイオード)から成る。3色LED12a,12b,12cの発光色の青、緑及び赤は、後述のレーザ光源30(図7)の発光色に一致させている。光源制御部13は、各3色LED12a,12b,12cの各LEDへ個別に駆動電流を供給することより、計9個のLEDの中から1つを選択して、発光させる。
図3及び図4において、貼着体11は、形状及び寸法を相互に揃えられて積層された単一の矩形のホログラムフィルム16と矩形のシート状タッチパネル17とから成り、ホログラムフィルム16の裏面が曲面隔壁4の外面に固着した状態で配置される。なお、シート状タッチパネル17を曲面隔壁4側に配置すると、ドラム式洗濯機1のユーザがシート状タッチパネル17をタッチする際、ホログラムフィルム16を介してタッチすることになって、ホログラムフィルム16が変形して、再生像の文字が歪む可能性があるので、貼着体11のように、ホログラムフィルム16を曲面隔壁4側に配置することが好ましい。
ホログラムフィルム16及びシート状タッチパネル17は共に十分な可撓性を有するので、貼着体11は、曲面隔壁4の曲面に合わせて変形して、該曲面に支障なく貼着される。シート状タッチパネル17は常時、無色透明であり、ホログラムフィルム16は参照光が入射していない期間は無色透明である。シート状タッチパネル17は光源制御部13(図1)へ検出信号を送るために、無色透明の配線(図示せず)が曲面隔壁4の外面に沿って固着されている。シート状タッチパネル17は抵抗式や静電容量式のものを採用することができる。
シート状タッチパネル17は、タッチ部位に関係なく、タッチの有無のみを検出するようになっており、どの部位がタッチされたかは検出しない。したがって、シート状タッチパネル17は、1つの透明スイッチの機能を有していれば十分であり、検出構造が簡単化される。
このような検出構造の具体例としては、2つの透明基板が、対峙側に透明導電膜を被覆されるとともに、透明スペーサにより間に所定寸法の空隙を開けて、相互に平行に配置され、非タッチ時では、透明導電膜は非接触状態であり、タッチ時では、一方の透明基板が透明スペーサの部位を除くタッチ部位において弾性変形して、両透明基板の透明導電膜が相互に接触する構造とされる。
貼着体11のホログラムフィルム16は、その現像前の状態では、1枚で青、緑及び赤の3色に感光できるフォトポリマーフィルムが採用されているが、青、緑又は赤の1色のみに感光するフォトポリマーフィルムが使用されてもよい。図5の貼着体20は、青、緑又は赤の1色のみに対応するフォトポリマーフィルムを使用する貼着体20の、厚さ方向に沿う断面図である。
貼着体20は、図4の貼着体11におけるホログラムフィルム16に代えて、積層された3つのホログラムフィルム21を有している。3つのホログラムフィルム21はそれぞれ青、緑及び赤のみに感光するフォトポリマーフィルムとなっている。貼着体11のホログラムフィルム16及び貼着体20のホログラムフィルム21は、複数回の露光に対して各再生像が記録可能となっているので、作製時の参照光の向きが異なれば、許容露光回数以下の条件付きで、同一波長の参照光に対して参照光の向きの数だけ再生像を焼き付けることができる。
図6は光源制御部13の入出力を示している。洗濯機制御部23は、ドラム式洗濯機1に装備され、ドラム式洗濯機1の本体の制御(例:ドラムの回転及び停止、給排水弁の開閉並びに衣類乾燥用ヒータの作動等)を実施する。光源制御部13と洗濯機制御部23とは相互に所定の制御情報を授受している。光源制御部13は、シート状タッチパネル17からの検知信号と洗濯機制御部23からの制御情報とに基づいて3色LED12a,12b,12cを制御する。各3色LED12a,12b,12cは青、緑及び赤の3つのLEDを装備するので、光源制御部13は計9つのLEDについてその駆動を個々に制御することになる。
図7は貼着体11のホログラムフィルム16を作製するホログラム作製装置25の構成図である。ホログラム作製装置25は、二光束干渉法によりホログラムフィルム(いわゆる体積ホログラム)としてホログラムフィルム16を作製する。貼着体11のホログラムフィルム16は、未現像フィルム26に参照光36及び物体光43を同時に照射して作製される。未現像フィルム26は、可撓性のフィルムベース27と該フィルムベース27の表面側に被覆されている感光性モノマー28とを有している。感光性モノマー28は、例えばデュポン製フォトポリマー0mnidexを使用するが、銀塩乳剤等の他のフォトポリマーも使用することもできる。感光性モノマー28は、青、緑及び赤のそれぞれの波長に感度を持つフォトポリマー(感光材)が用いられる。
ホログラム作製装置25では、1つの未現像フィルム26に対して多重露光により複数の再生像を記録する。このホログラム作製装置25では、未現像フィルム26に対して、青、緑及び赤の色別で3回、また、参照光36の方向別に3回、多重露光することにより、未現像フィルム26に計9つのタッチ操作用再生像が記録される。
文字盤46は、未現像フィルム26に記録しようとする文字列の部分が光に対する透過膜47となっており、透過膜47以外の部分は光を通さない非透過膜となっている。文字盤46は、未現像フィルム26に正対して未現像フィルム26から距離d(例えば1cm)の位置に配置される。なお、文字盤46を未現像フィルム26に対して正対させたのは、ユーザがドラム式洗濯機1を操作する際に、ユーザの目が貼着体11に正対する方向にあると想定したためである。
ホログラム作製装置25は、レーザ光源30、ハーフミラー31、ミラー32、凸レンズ33、ピンホール板34、ミラー39、凸レンズ40及びピンホール板41を備える。レーザ光源30は、赤を発光させるときはクリプトンレーザに付け替えられ、緑及び青を発光させるときはアルゴンレーザに付け替えられる。レーザ光源30から出射されたレーザ光は、レーザ光源30からのレーザ光の光軸に対して45°で傾斜しているハーフミラー31において直進するものと向きを90°変更されて反射するものとに2分される。
ハーフミラー31を直進したレーザ光は、ミラー32において向きを90°変えられて反射し、凸レンズ33に向かう。レーザ光は、凸レンズ33において発散されてから、ピンホール板34のピンホール35を通過して、絞り込まれる。ピンホール35を通過したレーザ光は、ほぼ感光性モノマー28の全面の広さに広がった参照光36になって、感光性モノマー28の全面に照射される。ピンホール35を通過したレーザ光の光軸は、未現像フィルム26の中心点を通りかつ未現像フィルム26に対して傾斜角θに設定されている。傾斜角θは、図2の各3色LED12a,12b,12cからの出射光がホログラムフィルム16の面に対してなす角度に一致させている。
一方、ハーフミラー31において反射した方のレーザ光は、ミラー39において向きを90°変えられて反射し、凸レンズ40に向かう。レーザ光は、凸レンズ40において発散されてから、ピンホール板41のピンホール42を通過し、絞り込まれる。ピンホール42を通過したレーザ光は、ほぼ文字盤46の広さに発散した物体光43となって、文字盤46の全面に照射され、透過膜47に照射されたもののみが文字盤46を通過する。透過膜47を通過したレーザ光は、感光性モノマー28の方へ感光性モノマー28の面に対して直角に進んで、参照光36と相互に干渉する。
参照光36と物体光43との相互干渉により干渉縞が生成され、感光性モノマー28はその干渉縞により露光する。該干渉縞には文字盤46の文字列情報と共に未現像フィルム26−文字盤46間の距離dの情報も盛り込まれている。この結果、未現像フィルム26には、文字盤46の透過膜47に対応する文字列の再生像が距離dの情報と共に記録される。未現像フィルム26の具体的な作製仕様例としては、参照光36と物体光43との光強度比は、2:1から10:1までの範囲内が望ましく、参照光36と物体光43の光強度の和は1mJ/cm2、1つの再生像を作製する際の照射時間は30秒である。
未現像フィルム26への記録情報に距離dの情報が盛り込まれることにより、記録情報の再生時には、再生像の文字列は、未現像フィルム26から距離d、浮き上がって再生される。このことは、未現像フィルム26を貼着体11のホログラムフィルム16(図3及び図4)として使用して、ホログラムフィルム16が3色LED12a,12b,12cから対応の再生参照光を照射されたときに、ホログラムフィルム16に記録されている文字列が曲面隔壁4から浮き上がって再生されることを意味する。このような文字列の浮き上がりはユーザへの文字列の表示の見栄えを良くする。感光性モノマー28としてのデュポン製フォトポリマー0mnidexは120°Cにて2時間程度熱処理することにより高回折効率化できる。
未現像フィルム26は、参照光36の入射角をθに維持しつつ、参照光36の相対入射方向を未現像フィルム26の中心点の法線の回りに回転角度を0°、90°及び180°の3つに切替えられるようになっている。このため、未現像フィルム26がセットされるセット台(図示せず)は、未現像フィルム26の中心点の法線の回りの回転角度を調整自在になっている。なお、0°、90°及び180°は図1における貼着体11に対する3色LED12a,12b,12cの回転角度位置に一致している。
図8はホログラム作製装置25において使用される計9つの文字盤46のうちの3つの文字盤50,51,52を例示している。文字盤50,51,52の各文字列はそれぞれ“コース”、“スタート”及び“一時停止”となっている。文字盤50,51,52では、文字の部分が透過膜47(図7)となっている。文字盤50,51,52は、この実施形態では、ホログラム作製装置25におけるセット台の回転角を90°に設定して、それぞれ青、緑及び赤の参照光を使って、作製されたものとなっている。
図9は図8の各文字盤46を使って露光した作製した未現像フィルム26を薬品処理により現像した後のフィルムから再生される再生像54,55,56を示している。再生像54,55,56は、貼着体11が3色LED12bからの青、緑及び赤の再生像をそれぞれ照射されたときに、それぞれ青、緑及び赤で再生される。
図10は光源制御部13が実施するタッチ操作用再生像制御フローチャートである。なお、図10の各STEPの主体はすべて光源制御部13である。また、洗濯機制御部23(図6)は、光源制御部13と連携して、ドラム式洗濯機1の本体の制御(例:ドラムの回転及び停止、給排水弁の開閉並びに衣類乾燥用ヒータの作動等)を実施することになっており、STEP7,10における光源制御部13の指示は洗濯機制御部23に送られる。
図10のフローチャートには、STEPとして図示されていないが、光源制御部13は、洗濯機制御部23から、洗濯機制御部23によるドラム式洗濯機1の作動シーケンスの進行情報を適宜受信する。そして、光源制御部13は、所定の再生像の表示や所定の表示切替を洗濯機制御部23からの受信情報に基づいて実施する。
再生像54,55,56の文字列(STEP2,5,8)は3色LED12bから貼着体11へのそれぞれ青、緑及び赤の再生参照光により再生される。また、“洗濯”、“洗濯〜すすぎ”及び“洗濯〜乾燥”の文字列(STEP21,24,27)は3色LED12aから貼着体11へのそれぞれ青、緑及び赤の再生参照光により再生されるものとする。ドラム式洗濯機1においてユーザが選択する選択コースは、例えば洗濯(洗濯のみ)、洗濯〜すすぎ(洗濯とすすぎ)、及び洗濯〜乾燥(洗濯、すすぎ及び乾燥)を含む。
STEP1で、ドラム式洗濯機1の電源がONに切り替わったか否かを判定し、ONに切替わりしだい、STEP2へ進む。ユーザがドラム式洗濯機1の電源スイッチをオンに切替えるのに伴い、ドラム式洗濯機1の電源はONに切り替わる。
STEP2では、光源制御部13は、3色LED12bを青で発光させることにより、貼着体11に“コース”の再生像54を青で表示する。
STEP3では、ユーザによるシート状タッチパネル17へのタッチの有無を判定し、タッチがありしだい、STEP4へ進む。STEP4では、タッチ数を調べ、タッチ数が所定時間内に1回であれば、STEP5へ進み、タッチ数が所定時間内に2回以上であれば、STEP21へ進む。
STEP5では、光源制御部13は、3色LED12bを緑で発光させることにより、貼着体11に“スタート”の再生像55を緑で表示する。
STEP6では、ユーザによるシート状タッチパネル17へのタッチの有無を判定し、タッチがありしだい、STEP7へ進む。STEP7では、選択コースの開始を洗濯機制御部23に指示する。選択コースのデフォルトは洗濯である。したがって、STEP4のタッチ数1回の判定からSTEP7へ進んで来た場合には、洗濯機制御部23はドラム式洗濯機1において洗濯を開始する。
STEP8では、光源制御部13は、3色LED12bを赤で発光させることにより、貼着体11に“一時停止”の再生像56を赤で表示する。
STEP9では、タッチが所定時間内に2回以上あるかを調べ、ありしだい、STEP10へ進み、STEP10では、洗濯機制御部23に選択コースの一時停止を指示する。洗濯機制御部23は、この指示を受けて、ドラム式洗濯機1における現在の選択コースの進行を一時停止する。
STEP11では、光源制御部13は、前述のSTEP5と同様に、3色LED12bを緑で発光させることにより、貼着体11に“スタート”の再生像55を緑で表示する。図10では、STEP11より後の処理が図示を省略されているが、光源制御部13は、STEP11より後も同様に、単独で又は洗濯機制御部23からの指示や受信情報に基づいて対応の再生像の表示や表示切替を実施する。
STEP21では、光源制御部13は、3色LED12aを青で発光させることにより、貼着体11に最初のコース候補としての“洗濯”の再生像を表示する。STEP22では、ユーザによるシート状タッチパネル17へのタッチの有無を判定し、タッチがありしだい、STEP23へ進む。STEP23では、タッチ数を調べ、タッチ数が所定時間内に1回であれば、ユーザは別のコースを希望しているとものとして、STEP24へ進み、タッチ数が所定時間内に2回以上であれば、ユーザは現在表示中の“洗濯”を今回のコースとして洗濯したものとして、STEP7へ進む。
STEP24では、光源制御部13は、3色LED12aを緑で発光させることにより、貼着体11に2番目のコース候補としての“洗濯〜すすぎ”の再生像を緑で表示する。STEP25では、ユーザによるシート状タッチパネル17へのタッチの有無を判定し、タッチがありしだい、STEP26へ進む。STEP26では、タッチ数を調べ、タッチ数が所定時間内に1回であれば、ユーザは別のコースを希望しているとものとして、STEP27へ進み、タッチ数が所定時間内に2回以上であれば、ユーザは現在表示中の"洗濯〜すすぎ"を今回のコースとして選択したものとして、STEP7へ進む。
STEP27では、光源制御部13は、3色LED12aを赤で発光させることにより、貼着体11に3番目のコース候補としての“洗濯〜乾燥”の再生像を表示する。図10では、STEP27より後の処理が図示を省略されているが、光源制御部13は、STEP27より後も同様に、単独で又は洗濯機制御部23からの指示や受信情報に基づいて対応の再生像の表示や表示切替を実施する。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、その要旨の範囲内で種々の変形例で実施することができる。
実施形態では、本発明のタッチパネル式操作装置をドラム式洗濯機1に適用しているが、本発明のタッチパネル式操作装置は、その他として自動車のインパネに配備することもできる。その場合、ホログラムフィルム及びタッチパネルはインパネの保護カバー部分(透明プラスチック)に貼着される。
実施形態では、3色LED12a,12b,12c及びレーザ光源30の波長として青、緑及び赤の波長を採用しているが、これら以外の波長を利用することができる。その場合、未現像フィルム26の感光性モノマー28も、採用した波長に感光するフォトポリマーを使用する。また、未現像フィルム26の感光性モノマー28が感光する色は3つに限定されない。2つや4つ以上であってもよいとする。
実施形態では、未現像フィルム26はホログラム作製装置25において文字盤46を用いて作製しているが、計算機ホログラムを使って文字情報を含んだ現像フィルムを未現像フィルム26から作製することもできる。
実施形態では、再生像54,55,56は、文字列のタッチ操作部材の再生像となっているが、文字列以外のアイコンや記号のタッチ操作部材の再生像とすることもできる。
ホログラム作製装置25における文字盤46の透過膜47は散乱性を有する膜で形成されているが、再生時の再生像の散乱度は大きいほど使用者にとって刺激の少ない再生像となり、散乱度が小さいほどぎらぎらとした刺激の強い再生像となる。したがって「コース選択」等緊急度が低い場合は散乱度の大きな膜(Haze値が大きな膜:大まかに60以上)を用い、「一時停止」など緊急度が比較的高い場合には散乱度の比較的小さな膜(Haze値が小さい膜:大まかに30以上かつ60以下)を用いてもよい。
実施形態のドラム式洗濯機1では、3色LED12a,12b,12cは、開閉扉3のシール枠部5の内面側に取り付けられているが、3色LED12a,12b,12cからの出射光が貼着体11に到達するという条件が満たされるのであれば、シール枠部5の外面側としたり、筺体2のパネルの内面側又は外面側に取付けることができる。
実施形態の貼着体20(図5)では、単一のシート状タッチパネル17に対してホログラムフィルム21は複数となっているが、逆に、単一のホログラムフィルム16(ただし、記録再生像は複数)に対してシート状タッチパネルを複数とすることも可能である。しかし、その場合にも、各シート状タッチパネルは、どの部位をタッチされたかに関係なく、タッチの有無のみを検出するものとする。
実施形態としての図3の貼着体11では、ホログラムフィルム16とシート状タッチパネル17とが、積層されて、曲面隔壁4の外面側に配設されているが、変形例として、図11に示すように、ホログラムフィルム16とシート状タッチパネル17とを、相互に重ね合わさるようにしつつ、それぞれ曲面隔壁4の内面側及び外面側に貼着するようにすることもできる。なお、その場合、曲面隔壁4の厚さが前述の距離d(図7)より大であれは、再生像54,55,56は、シート状タッチパネル17に対して沈み込んだ位置に再生される。また、曲面隔壁4の厚さが前述の距離dと等しければ、再生像54,55,56は、シート状タッチパネル17と同一面上に再生される。
1・・・ドラム式洗濯機(機器)、10・・・タッチパネル式操作装置、11・・・貼着体、12a,12b,12c・・・3色LED、13・・・光源制御部、16・・・ホログラムフィルム、17・・・シート状タッチパネル、20・・・貼着体、21・・・ホログラムフィルム。
Claims (4)
- ホログラムフィルムと、
前記ホログラムフィルムに重ね合わされるタッチパネルと、
前記ホログラムフィルムに対し波長又は方向の異なる複数の再生参照光を照射するように配備された単一又は複数の光源とを備え、
前記ホログラムフィルムには、照射された再生参照光の波長又は方向に対応付けられているタッチ操作用再生像が前記タッチパネルに重なって又は前記タッチパネル上に再生されるように、複数のタッチ操作用再生像が記録されていることを特徴とするタッチパネル式操作装置。 - 積層された複数のホログラムフィルムから成るフィルム積層体と、
前記フィルム積層体に重ね合わされるタッチパネルと、
前記フィルム積層体に対し波長又は方向の異なる複数の再生参照光を照射するように配備された単一又は複数の光源とを備え、
各ホログラムフィルムには、対応する波長又は方向の再生参照光が照射されたときに、前記タッチパネルに重なって又は前記タッチパネル上に再生される単一のタッチ操作用再生像が記録されていることを特徴とするタッチパネル式操作装置。 - 請求項1又は2のタッチパネル式操作装置において、
各タッチ操作用再生像に像として含まれるタッチ操作部材は単一とされ、
前記タッチパネルは、タッチ部位に関係なくタッチの有無のみを検出することを特徴とするタッチパネル式操作装置。 - 請求項3のタッチパネル式操作装置において、
前記タッチパネルがタッチされるごとに点灯させる光源又は波長を、前記タッチパネル式操作装置が装備される機器の作動シーケンスの進行に従って順番に切替えていく光源制御部を備えることを特徴とするタッチパネル式操作装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108063613A (zh) * | 2016-11-09 | 2018-05-22 | 福特全球技术公司 | 全息接近开关 |
JP2019512747A (ja) * | 2016-05-23 | 2019-05-16 | サン−ゴバン グラス フランス | センサアセンブリを有している積層ガラスペイン、及び、センサアセンブリを有している積層ガラスペインを製造する方法 |
JP2022003535A (ja) * | 2015-12-11 | 2022-01-11 | イマージョン コーポレーションImmersion Corporation | 位置ベースの触覚効果のためのシステム及び方法 |
-
2012
- 2012-03-08 JP JP2012051991A patent/JP2013186737A/ja active Pending
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