JP2013186607A - 光学的情報読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品交換することなく読取方向を変更可能な光学的情報読取装置を提供する。
【解決手段】ハウジング11の長手方向の反射光Lrが読取口13aを介して直接受光センサ28に受光されるように当該読取口13aが位置する第1読取方向状態(図4参照)と、読取口13aを介した反射光Lrの入射方向が上記長手方向に交差するように読取口13aが位置する第2読取方向状態(図2参照)とを切り替え可能に、読取口側ケース13および連結ケース14が本体側ケース12に傾動可能に支持される。そして、連結ケース14内には、第2読取方向状態における読み取り時に、読取口13aを介して入射した反射光Lrを受光センサ28へ反射する受光用ミラー29が配置される。
【選択図】図8
【解決手段】ハウジング11の長手方向の反射光Lrが読取口13aを介して直接受光センサ28に受光されるように当該読取口13aが位置する第1読取方向状態(図4参照)と、読取口13aを介した反射光Lrの入射方向が上記長手方向に交差するように読取口13aが位置する第2読取方向状態(図2参照)とを切り替え可能に、読取口側ケース13および連結ケース14が本体側ケース12に傾動可能に支持される。そして、連結ケース14内には、第2読取方向状態における読み取り時に、読取口13aを介して入射した反射光Lrを受光センサ28へ反射する受光用ミラー29が配置される。
【選択図】図8
Description
本発明は、情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に関する。
情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置として、読取口が開口する読取方向が機器長手方向を向いているストレートタイプの読取装置と、読取方向が機器長手方向に対して斜め前方を向いている首曲がりタイプの読取装置がある。首曲がりタイプの読取装置は、タッチ読みなど用途によってストレートタイプより読取操作を楽に実施できる長所があるものの、機器のヘッド側(読取口側)の首曲がり形状が機器の長手方向に対して、大きく横に突き出す構成となる。このため、狭い隙間の奥にある情報コードを読み取る場合には、首曲がり部が引っかかり読取口を隙間の奥まで突きこめないため、その読み取りが困難になる場合がある。また、首曲がりタイプの読取装置では、首曲がり部があるために構造的にコンパクトになりにくく収納性が悪いという問題がある。
このような問題を解決するため、例えば、下記特許文献1に開示される情報コード読取装置が知られている。この情報コード読取装置は、ストレートタイプと首曲りタイプとの2つのタイプのバーコードリーダ、並びに、ストレートタイプと首曲りタイプの2つのタイプの二次元コードリーダの4種類を、光学ユニットおよびカバーの交換により実現する読取装置である。
すなわち、各タイプにて共用される装置本体に対して、一次元用光学ユニットを組み付けるとともに一次元ストレート用読取口カバーを取り付けることで、ストレートタイプのバーコードリーダが構成され、この一次元ストレート用読取口カバーに代えて一次元首曲り用読取口カバーを取り付けることで、首曲りタイプのバーコードリーダが構成される。また、装置本体に二次元用光学ユニットを組み付けるとともに二次元ストレート用読取口カバーを取り付けることで、ストレートタイプの二次元コードリーダが構成され、この二次元ストレート用読取口カバーに代えて二次元首曲り用読取口カバーを取り付けることで、首曲りタイプの二次元コードリーダが構成される。
しかしながら、上記特許文献1に開示される構成では、読取方向を変更する場合には、装置本体から読取口カバー等の変換用部品を取り外し、このように取り外された装置本体に対して他の変換用部品を取り付ける必要がある。このため、例えば、読取作業現場で読取装置の読取方向を変更する場合には、変換用部品の取り付け・取り外し作業に手間がかかるという問題だけでなく、その場に変換用部品を用意している必要があるという問題がある。さらに、読取作業現場が頻繁に移動する場合には、その移動に合わせて変換用部品を持ち歩く必要があり不便であるだけでなく、変換用部品の紛失の問題もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、部品交換することなく読取方向を変更可能な光学的情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、情報コードからの反射光(Lr)を読取口(13a)を介して受光する受光手段(28)と、前記読取口が設けられ前記受光手段が収容される筐体(11)と、を備える光学的情報読取装置(10)であって、前記筐体は、当該筐体の長手方向の反射光を受光するように前記受光手段が収容される第1ケース(12)と、前記読取口が形成される第2ケース(13,14)とを有し、前記長手方向の反射光が前記読取口を介して直接前記受光手段に受光されるように当該読取口が位置する第1読取方向状態と、前記読取口を介した前記反射光の入射方向が前記長手方向に交差するように前記読取口が位置する第2読取方向状態とを切り替え可能に、前記第2ケースが前記第1ケースに傾動可能に支持され、前記第2ケース内には、前記第2読取方向状態における読み取り時に、前記読取口を介して入射した前記反射光を前記受光手段へ反射するミラー(29)が配置されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、筐体の長手方向の反射光が読取口を介して直接受光手段に受光されるように当該読取口が位置する第1読取方向状態と、読取口を介した反射光の入射方向が上記長手方向に交差するように読取口が位置する第2読取方向状態とを切り替え可能に、第2ケースが第1ケースに傾動可能に支持される。そして、第2ケース内には、第2読取方向状態における読み取り時に、読取口を介して入射した反射光を受光手段へ反射するミラーが配置される。
上記第1読取方向は、読取口が開口する読取方向が筐体の長手方向を向いているストレートタイプの読取方向に相当し、上記第2読取方向は、読取口が開口する読取方向が筐体の長手方向に対して斜め方向を向いている首曲がりタイプの読取方向に相当する。すなわち、第2ケースが第1ケースに対して、ストレートタイプを構成する第1読取方向に傾動する状態と首曲がりタイプを構成する第2読取方向に傾動する状態とのいずれであっても、読取口を介して入射した反射光を受光手段にて受光することができる。
したがって、読取方向を変更するための部品を交換することなく読取方向を変更することができる。
したがって、読取方向を変更するための部品を交換することなく読取方向を変更することができる。
請求項2の発明では、第2読取方向状態で、照明光を読取口を介して直接出射する光源が第1ケース内に収容され、第1読取方向状態で、光源からの照明光を読取口に向けて反射する第2ミラーが第2ケース内に収容されている。これにより、読取口を介して照明光を出射することで情報コードからの反射光を促す光源が筐体内に設けられる場合であっても、第1読取方向状態および第2読取方向状態のいずれでも、情報コードに向けて照明光を出射することができる。特に、受光手段と光源とが同じ第1ケース内に収容されるため、受光手段および光源の相対的な組付位置を高精度に維持することができる。
請求項3の発明では、第2ケース内には、照明光を読取口を介して直接出射する光源が収容されている。このようにしても、請求項2に係る発明と同様に、第1読取方向状態および第2読取方向状態のいずれでも、情報コードに向けて照明光を出射することができる。
請求項4の発明では、第2ケースは、第1ケース側端部にて第1ケースの第2ケース側端部の外周面を覆う領域が変化するように、当該第1ケースに対して上記長手方向にスライド可能に連結されている。これにより、第1読取方向状態時の第2ケースを第1ケースに対して押し込むようにスライドさせることで、当該筐体の長手方向の長さが短くなるので、収容性および携帯性を向上させることができる。
請求項5の発明では、読取口が形成される読取口側ケースに傾動可能に連結される連結ケースは、第1ケースに対して上記長手方向にスライド可能に連結される。これにより、第2読取方向状態時には、連結ケースを第1ケースから離れる方向にスライドさせることで、読取口側ケースと第1ケースとが離間して相対傾動時に干渉しなくなるため、読取口側ケースの第1ケースに対する傾動範囲を大きくすることができる。特に、読取口側ケースと第1ケースとの間には連結ケースが連結されているため、両ケースを離間させる場合でもケースとケースとの間から外光が筐体内に入射することを抑制することができる。
以下、本発明の光学的情報読取装置を具現化した一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る光学的情報読取装置10を示す外観図であり、図1(A)は、側面側から見た状態を示し、図1(B)は、上面側から見た状態を示す。
図1(A),(B)に示す光学的情報読取装置10は、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとして構成されるものであり、読取対象物に付された情報コードを光学的に読み取る機能を有している。なお、読取対象となる情報コードとしては、例えば、紙、樹脂、金属等の部材に印刷やダイレクトマーキングなどによって付された情報コードや、携帯電話機等の表示部に表示された情報コードなど、様々な情報コードを対象とすることができる。
図1(A),(B)に示す光学的情報読取装置10は、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとして構成されるものであり、読取対象物に付された情報コードを光学的に読み取る機能を有している。なお、読取対象となる情報コードとしては、例えば、紙、樹脂、金属等の部材に印刷やダイレクトマーキングなどによって付された情報コードや、携帯電話機等の表示部に表示された情報コードなど、様々な情報コードを対象とすることができる。
この光学的情報読取装置10は、外郭を構成するハウジング11内に情報コードからの反射光を取り込むための読取口13aが設けられており、この読取口13aの開口する読取方向が、2つの方向に切り替え可能に構成されている。この読取方向の切り替えを実現するための構成について、図2〜図4を用いて説明する。図2は、第2読取方向状態での光学的情報読取装置10を側面側から見た断面図である。図3は、図2の光学的情報読取装置10を上面側から見た断面図である。図4は、第1読取方向状態での光学的情報読取装置10を側面側から見た断面図である。
光学的情報読取装置10は、ハウジング11の変形に応じて、上記読取方向が、図4に示すようにハウジング11の長手方向を向く状態(以下、第1読取方向状態という)と、図2および図3に示すように上記長手方向に対して斜め前方を向く状態(以下、第2読取方向状態という)とを、切り替え可能に構成されている。
ハウジング11は、使用者が把持する把持部を構成する本体側ケース12と、読取口13aが形成される読取口側ケース13と、本体側ケース12および読取口側ケース13のそれぞれに対して傾動可能に連結する連結ケース14とを備えている。これら各ケース12〜14の詳細形状は、後述する。なお、ハウジング11は、特許請求の範囲に記載の「筐体」の一例に相当し、本体側ケース12は、特許請求の範囲に記載の「第1ケース」の一例に相当し、読取口側ケース13および連結ケース14は、特許請求の範囲に記載の「第2ケース」の一例に相当し得る。
次に、光学的情報読取装置10の回路20の電気的構成について、図5を用いて説明する。図5は、光学的情報読取装置10の電気的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ハウジング11の内部には、バーコードや二次元コード等の情報コードの読み取りを行う回路20がメイン基板20aに実装等された状態で収容されており、この回路20は、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。
図5に示すように、ハウジング11の内部には、バーコードや二次元コード等の情報コードの読み取りを行う回路20がメイン基板20aに実装等された状態で収容されており、この回路20は、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系は、照明光源21と投光用ミラー22などによって構成されている。照明光源21は、照明光Lfを発光可能な光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズとから構成されて、光源用基板20bに実装されている。投光用ミラー22は、第2読取方向状態(図2参照)では照明光Lfを反射することなく、第1読取方向状態(図4参照)で照明光Lfを読取口13aに向けて反射するように機能するものである。なお、図5では、投光用ミラー22の図示を省略し、情報コードCが付された読取対象Rに向けて照明光Lfを読取口13aを介して照射する例を概念的に示している。なお、投光用ミラー22は、特許請求の範囲に記載の「第2ミラー」の一例に相当し得る。
受光光学系は、受光センサ28、結像レンズ27および受光用ミラー29などによって構成されている。受光センサ28は、読取対象や情報コードに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を一次元に配列したラインセンサ、或いは2次元に配列したエリアセンサが、これに相当する。この受光センサ28は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能にメイン基板20aに実装されている。なお、受光センサ28は、特許請求の範囲に記載の「受光手段」の一例に相当し得る。
結像レンズ27は、外部から読取口13aを介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。また、受光用ミラー29は、第1読取方向状態(図4参照)では反射光Lrを反射することなく、第2読取方向状態(図2参照)で読取口13aを介して入射した反射光Lrを結像レンズ27に向けて反射するように機能するものである。なお、図5では、受光用ミラー29の図示を省略しており、この受光用ミラー29は、特許請求の範囲に記載の「ミラー」の一例に相当し得る。
すなわち、本実施形態では、図2に示すように、第2読取方向状態では、読取口13aを介して入射する情報コードからの反射光Lrが、受光用ミラー29にて反射された後に結像レンズ27で集光されることで、受光センサ28の受光面28aに情報コードの像が結像される。また、図4に示すように、第1読取方向状態では、読取口13aを介して入射する情報コードからの反射光Lrが、受光用ミラー29にて反射されることなく直接結像レンズ27で集光されることで、受光センサ28の受光面28aに情報コードの像が結像される。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40等から構成されている。このマイコン系は、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35を中心として構成され、上述した光学系によって撮像された情報コードの画像信号をハードウェア的及びソフトウェア的に信号処理し得るものである。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力され所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、画像データ蓄積領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述した画像データ蓄積領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、読取処理や解析処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ28等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、制御回路40には、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等が接続されている。これにより、例えば、トリガースイッチ42の監視や管理、発光部43の点灯、非点灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、当該光学的情報読取装置10の使用者に伝達し得る振動を発生可能なバイブレータ45の駆動制御や外部装置との通信を可能にする通信インタフェース48の通信制御等が制御回路40によって行われることとなる。
次に、本発明の特徴的部分であるハウジング11を構成する各ケース12〜14と、投光用ミラー22および受光用ミラー29との詳細構成について、図6および図7を用いて説明する。図6は、光学的情報読取装置10をケース12〜14ごとに分解した分解断面図である。図7は、ロック機構15の詳細構成を説明する説明図であり、図7(A)は、読取口側から見た状態を示し、図7(B)は、上面側から見た状態を示す。
図6に示すように、本体側ケース12には、受光センサ28等が実装されるメイン基板20aと、照明光源21等が実装される光源用基板20bとが、受光センサ28や照明光源21等が所定の位置に位置決めされるように収容されている。また、光源用基板20bは、制御回路40により照明光源21が制御可能にメイン基板20aに対して電気的に接続されている。なお、光源用基板20bを廃止して、照明光源21等をメイン基板20aに実装するようにしてもよい。
本体側ケース12は、上側ケースと下側ケースとを組み付けて構成され、当該本体側ケース12の両外側面のうち上側ケースと下側ケースとの係合部分には、上記長手方向に長いスライド用凹部12aがケース内に貫通しないようにそれぞれ形成されている。
連結ケース14は、中空状に形成されており、その内側面には、両スライド用凹部12aにそれぞれ常時係合する円柱状の凸部14aが、互いに対向するように設けられている。連結ケース14は、両凸部14aがスライド用凹部12aにそれぞれ係合した状態で、連結ケース14が本体側ケース12に押し込まれたスライド方向奥側と、連結ケース14が本体側ケース12から引き出されたスライド方向手前側との間をスライド可能に、本体側ケース12に支持される。すなわち、連結ケース14は、本体側ケース側端部の内周面にて、本体側ケース12の連結ケース側端部の外周面を覆う領域が変化するように、当該本体側ケース12に対して上記長手方向にスライド可能に連結される。
連結ケース14の上面には、当該連結ケース14を本体側ケース12に固定するためのロック機構15が設けられている。このロック機構15は、図7(A),(B)に示すように、基台15aに対して、ロック片15bが回動軸15cとともに回動可能に支持されている。ロック片15bは、ねじりバネ15dの付勢力により、連結ケース14に形成される貫通口14cを挿通する方向に付勢されている。なお、図7(A),(B)では、ロック解除状態のロック片15bを二点鎖線にて図示している。
また、本体側ケース12の上面には、貫通口14cを挿通したロック片15bが係止可能な係止用凹部が上記長手方向に沿い3つ設けられている。これら3つの係止用凹部のうち最もスライド方向手前側に設けられる第1係止用凹部12bは、第2読取方向状態時にロック片15bが係止可能に形成されている。また、第1係止用凹部12bよりもスライド方向奥側に設けられる第2係止用凹部12cは、第1読取方向状態時にロック片15bが係止可能に形成されている。そして、第1係止用凹部12bが形成される外面は、係止される連結ケース14の本体側ケース12に対する傾動角度を大きくするために、第2係止用凹部12cが形成される外面に対して傾斜するように形成されている。
また、3つの係止用凹部のうち最もスライド方向奥側に設けられる第3係止用凹部12dは、連結ケース14が本体側ケース12に対してスライド方向奥側までスライドしたときにロック片15bが係止可能に形成されている。
連結ケース14の外面のうち両側面には、中央近傍から読取口側に長くなるように長い傾動用凹部14bがケース内に貫通しないようにそれぞれ形成されている。また、読取口側ケース13の内面には、両傾動用凹部14bにそれぞれ常時係合する円柱状の凸部13bが、互いに対向するように設けられている。読取口側ケース13は、両凸部13bが傾動用凹部14bにそれぞれ係合した状態で、読取口側ケース13が連結ケース14に押し込まれたスライド方向固定側と、読取口側ケース13が連結ケース14から引き出されたスライド方向傾動側との間をスライド可能に、連結ケース14に支持される。
読取口側ケース13は、図2からわかるように、第2読取方向状態では、両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向固定側に係合した状態で、図略の係止機構を係止状態にすることで、連結ケース14に対して固定される。また、読取口側ケース13は、図4からわかるように、第1読取方向状態では、上記第2読取方向状態と同様に両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向固定側に係合した状態で、上記係止機構を係止状態にすることで、連結ケース14に対して固定される。
また、上記係止機構の係止解除状態で、読取口側ケース13を連結ケース14から引き離すことで、両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向傾動側にて係合し、読取口側ケース13が連結ケース14に対して干渉することなく傾動可能な状態となる。
そして、受光用ミラー29は、第2読取方向状態(図2参照)の各ケース12〜14の連結状態にて、読取口13aを介して入射した反射光Lrを結像レンズ27に向けて反射するように、連結ケース14の上方の内面に固定されている。また、投光用ミラー22は、第1読取方向状態(図4参照)の各ケース12〜14の連結状態にて、照明光源21から照射された照明光Lfを読取口13aに向けて反射するように、連結ケース14の下方の内面に固定されている。
次に、上述のように構成される光学的情報読取装置10について、第1読取方向状態と第2読取方向状態とを切り替える場合について、図8を用いて説明する。図8は、第1読取方向状態と第2読取方向状態との切り替え状態を説明する断面図であり、図8(A)は、第2読取方向状態を示し、図8(B)は、係止機構を係止解除状態にするとともに、読取口側ケース13を連結ケース14から引き離した状態を示し、図8(C)は、読取口側ケース13を連結ケース14に対して傾動させた状態を示し、図8(D)は、第1読取方向状態を示す。
図2および図8(A)に示す第2読取方向状態から図4および図8(D)に示す第1読取方向状態に切り替える場合には、上記係止機構を係止解除状態にして、図8(B)に示すように、読取口側ケース13を連結ケース14から引き離すとともに、第1係止用凹部12bに係止しているロック機構15のロック片15bをねじりバネ15dの付勢力に抗して係止解除方向に移動させてロック解除する。次に、ロック片15bが第2係止用凹部12cに係止可能な位置まで、連結ケース14を本体側ケース12に対して移動(スライド)させて、ロック片15bを第2係止用凹部12cに係止させる。そして、両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向傾動側にて係合している状態で、読取口側ケース13を連結ケース14に対して第1読取方向状態に相当する傾動位置まで傾動させてから、図8(C)に示すように、両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向固定側に係合するまで読取口側ケース13を連結ケース14に対して押し込み、上記係止機構を係止状態にする。これにより、図8(D)に示すように、第2読取方向状態から第1読取方向状態への切り替えが完了する。
なお、読取口側ケース13を連結ケース14に対して第1読取方向状態に相当する傾動位置まで傾動させて上記係止機構を係止状態にしてから、連結ケース14を本体側ケース12に対して移動(スライド)させて、ロック片15bを第2係止用凹部12cに係止させてもよいし、読取口側ケース13および連結ケース14の傾動と連結ケース14および本体側ケース12のスライドとを同時に実施してもよい。
また、図4および図8(D)に示す第1読取方向状態から図4および図8(A)に示す第2読取方向状態に切り替える場合には、上記係止機構を係止解除状態にして読取口側ケース13を連結ケース14から引き離すとともに、第2係止用凹部12cに係止しているロック機構15のロック片15bをねじりバネ15dの付勢力に抗して係止解除方向に移動させてロック解除する。次に、ロック片15bが第1係止用凹部12bに係止可能な位置まで、連結ケース14を本体側ケース12に対して移動(スライド)させて、ロック片15bを第1係止用凹部12bに係止させる。そして、両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向傾動側にて係合している状態で、読取口側ケース13を連結ケース14に対して第2読取方向状態に相当する傾動位置まで傾動させてから、両凸部13bが傾動用凹部14bのスライド方向固定側に係合するまで読取口側ケース13を連結ケース14に対して押し込み、上記係止機構を係止状態にする。これにより、第1読取方向状態から第2読取方向状態への切り替えが完了する。
なお、読取口側ケース13を連結ケース14に対して第2読取方向状態に相当する傾動位置まで傾動させて上記係止機構を係止状態にしてから、連結ケース14を本体側ケース12に対して移動(スライド)させて、ロック片15bを第1係止用凹部12bに係止させてもよいし、読取口側ケース13および連結ケース14の傾動と連結ケース14および本体側ケース12のスライドとを同時に実施してもよい。
次に、光学的情報読取装置10の上記長手方向の長さを短縮した全長短縮状態について、図9を用いて説明する。図9は、光学的情報読取装置10の全長短縮状態を示す断面図である。
第1読取方向状態の光学的情報読取装置10について、第2係止用凹部12cに係止しているロック機構15のロック片15bをねじりバネ15dの付勢力に抗して係止解除方向に移動させてロック解除する。そして、連結ケース14の内周面にて本体側ケース12の外周面を覆う領域が変化するように、連結ケース14を読取口側ケース13とともに本体側ケース12に対して移動(スライド)させて、ロック片15bを第3係止用凹部12dに係止させる。これにより、図9に示すように、中空状の連結ケース14および読取口側ケース13の内部に本体側ケース12が入り込むように固定されて、光学的情報読取装置10が全長短縮状態となる。
第1読取方向状態の光学的情報読取装置10について、第2係止用凹部12cに係止しているロック機構15のロック片15bをねじりバネ15dの付勢力に抗して係止解除方向に移動させてロック解除する。そして、連結ケース14の内周面にて本体側ケース12の外周面を覆う領域が変化するように、連結ケース14を読取口側ケース13とともに本体側ケース12に対して移動(スライド)させて、ロック片15bを第3係止用凹部12dに係止させる。これにより、図9に示すように、中空状の連結ケース14および読取口側ケース13の内部に本体側ケース12が入り込むように固定されて、光学的情報読取装置10が全長短縮状態となる。
この全長短縮状態では、情報コードからの反射光を受光センサ28により受光できないものの、光学的情報読取装置10の上記長手方向の長さが短縮されるため、当該光学的情報読取装置10の収容性および携帯性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、ハウジング11の長手方向の反射光Lrが読取口13aを介して直接受光センサ28に受光されるように当該読取口13aが位置する第1読取方向状態(図4参照)と、読取口13aを介した反射光Lrの入射方向が上記長手方向に交差するように読取口13aが位置する第2読取方向状態(図2参照)とを切り替え可能に、読取口側ケース13および連結ケース14が本体側ケース12に傾動可能に支持される。そして、連結ケース14内には、第2読取方向状態における読み取り時に、読取口13aを介して入射した反射光Lrを受光センサ28へ反射する受光用ミラー29が配置される。
上記第1読取方向は、読取口13aが開口する読取方向がハウジング11の長手方向を向いているストレートタイプの読取方向に相当し、上記第2読取方向は、読取口13aが開口する読取方向がハウジング11の長手方向に対して斜め方向を向いている首曲がりタイプの読取方向に相当する。すなわち、読取口側ケース13および連結ケース14が本体側ケース12に対して、ストレートタイプを構成する第1読取方向に傾動する状態と首曲がりタイプを構成する第2読取方向に傾動する状態とのいずれであっても、読取口13aを介して入射した反射光Lrを受光センサ28にて受光することができる。
したがって、読取方向を変更するための部品を交換することなく読取方向を変更することができる。
したがって、読取方向を変更するための部品を交換することなく読取方向を変更することができる。
また、第2読取方向状態で、照明光Lfを読取口13aを介して直接出射する照明光源21が本体側ケース12内に収容され、第1読取方向状態で、照明光源21からの照明光Lfを読取口13aに向けて反射する投光用ミラー22が連結ケース14内に収容されている。これにより、読取口13aを介して照明光Lfを出射することで情報コードからの反射光を促す照明光源21がハウジング11内に設けられる場合であっても、第1読取方向状態および第2読取方向状態のいずれでも、情報コードに向けて照明光Lfを出射することができる。特に、受光センサ28と照明光源21とが同じ本体側ケース12内に収容されるため、受光センサ28および照明光源21の相対的な組付位置を高精度に維持することができる。
さらに、連結ケース14は、本体側ケース側端部にて本体側ケース12の連結ケース側端部の外周面を覆う領域が変化するように、当該本体側ケース12に対して上記長手方向にスライド可能に連結されている。これにより、第1読取方向状態時の読取口側ケース13および連結ケース14を本体側ケース12に対して押し込むようにスライドさせることで、当該ハウジング11の長手方向の長さが短くなるので、光学的情報読取装置10の収容性および携帯性を向上させることができる。
特に、読取口13aが形成される読取口側ケース13に傾動可能に連結される連結ケース14は、本体側ケース12に対して上記長手方向にスライド可能に連結される。これにより、第2読取方向状態時には、連結ケース14を本体側ケース12から離れる方向にスライドさせることで、読取口側ケース13と本体側ケース12とが離間して相対傾動時に干渉しなくなるため、読取口側ケース13の本体側ケース12に対する傾動範囲を大きくすることができる。特に、読取口側ケース13と本体側ケース12との間には連結ケース14が連結されているため、両ケース12,13を離間させる場合でもケースとケースとの間から外光が筐体内に入射することを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)照明光源21は、本体側ケース12内に収容されることに限らず、読取口側ケース13内に収容されるように配置されてもよい。このようにしても、第1読取方向状態および第2読取方向状態のいずれでも、情報コードに向けて照明光Lfを出射することができる。
(1)照明光源21は、本体側ケース12内に収容されることに限らず、読取口側ケース13内に収容されるように配置されてもよい。このようにしても、第1読取方向状態および第2読取方向状態のいずれでも、情報コードに向けて照明光Lfを出射することができる。
(2)本発明は、照明光源21などの光源を有しない光学的情報読取装置に適用されてもよい。
(3)ハウジング11は、本体側ケース12および読取口側ケース13とこれら両ケース12,13を連結する連結ケース14とから構成されることに限らず、受光センサ28等が収容される第1ケースと、読取口13aが形成される第2ケースとから構成されてもよい。この場合には、第2ケース内に受光用ミラー29および投光用ミラー22を配置することができる。
10…光学的情報読取装置
11…ハウジング(筐体)
12…本体側ケース(第1ケース)
13…読取口側ケース(第2ケース)
13a…読取口
14…連結ケース(第2ケース)
21…照明光源(光源)
22…投光用ミラー(第2ミラー)
28…受光センサ(受光手段)
29…受光用ミラー(ミラー)
Lf…照明光
Lr…反射光
11…ハウジング(筐体)
12…本体側ケース(第1ケース)
13…読取口側ケース(第2ケース)
13a…読取口
14…連結ケース(第2ケース)
21…照明光源(光源)
22…投光用ミラー(第2ミラー)
28…受光センサ(受光手段)
29…受光用ミラー(ミラー)
Lf…照明光
Lr…反射光
Claims (5)
- 情報コードからの反射光を読取口を介して受光する受光手段と、
前記読取口が設けられ前記受光手段が収容される筐体と、
を備える光学的情報読取装置であって、
前記筐体は、
当該筐体の長手方向の反射光を受光するように前記受光手段が収容される第1ケースと、前記読取口が形成される第2ケースとを有し、
前記長手方向の反射光が前記読取口を介して直接前記受光手段に受光されるように当該読取口が位置する第1読取方向状態と、前記読取口を介した前記反射光の入射方向が前記長手方向に交差するように前記読取口が位置する第2読取方向状態とを切り替え可能に、前記第2ケースが前記第1ケースに傾動可能に支持され、
前記第2ケース内には、前記第2読取方向状態における読み取り時に、前記読取口を介して入射した前記反射光を前記受光手段へ反射するミラーが配置されることを特徴とする光学的情報読取装置。 - 前記第1ケース内に収容されて、前記第2読取方向状態で、照明光を前記読取口を介して直接出射する光源と、
前記第2ケース内に収容されて、前記第1読取方向状態で、前記光源からの前記照明光を前記読取口に向けて反射する第2ミラーと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。 - 前記第2ケース内に収容されて、照明光を前記読取口を介して直接出射する光源を備えることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
- 前記第2ケースは、第1ケース側端部が前記第1読取方向状態時に前記第1ケースの第2ケース側端部の外周面を覆うように開口し、前記第1ケース側端部にて前記第2ケース側端部の外周面を覆う領域が変化するように、前記第1ケースに対して前記長手方向にスライド可能に連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
- 前記第2ケースは、前記読取口が形成される読取口側ケースと、この読取口側ケースと傾動可能に連結される連結ケースとを備え、
前記連結ケースは、前記第1ケースに対して前記長手方向にスライド可能に連結されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012049953A JP2013186607A (ja) | 2012-03-07 | 2012-03-07 | 光学的情報読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=49387998
Family Applications (1)
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JP2012049953A Pending JP2013186607A (ja) | 2012-03-07 | 2012-03-07 | 光学的情報読取装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013186607A (ja) |
-
2012
- 2012-03-07 JP JP2012049953A patent/JP2013186607A/ja active Pending
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