JP7099093B2 - 光学的情報読取装置 - Google Patents

光学的情報読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7099093B2
JP7099093B2 JP2018127002A JP2018127002A JP7099093B2 JP 7099093 B2 JP7099093 B2 JP 7099093B2 JP 2018127002 A JP2018127002 A JP 2018127002A JP 2018127002 A JP2018127002 A JP 2018127002A JP 7099093 B2 JP7099093 B2 JP 7099093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long side
holder
antenna
side portion
loop antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018127002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020008947A (ja
Inventor
健二 近田
信幸 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2018127002A priority Critical patent/JP7099093B2/ja
Publication of JP2020008947A publication Critical patent/JP2020008947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7099093B2 publication Critical patent/JP7099093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、光学的情報読取装置に関するものである。
近年、スーパーマーケットやドラッグストア等の店舗、特に高価で比較的小さな商品を取り扱う店舗では、商品の盗難を防止するため、無線機能を利用した防犯用の電子タグ(以下、単に、電子タグともいう)による商品販売管理を実施する店舗が増加している。この商品販売管理方法では、会計処理時等に、専用機器を用いて商品に付された電子タグの機能を停止させる処理が行われている。
このように商品等に付された電子タグの機能を停止させる技術として、下記特許文献1に開示される光学的情報読取装置が知られている。この光学的情報読取装置は、バーコードリーダにタグ機能制限用装置が組み付けられて構成されており、商品購入時にバーコードリーダによりバーコードを読み取る際に、タグ機能制限用装置により電子タグを制限状態にしてその機能を停止させるように構成されている。
特開2014-098960号公報
ところで、上述のようにタグ機能制限用装置をリーダ本体に対して後から組み付けるような構成では、読取口が形成される読取部や把持部が大きくなってしまい、操作性を低下させる一因となる場合がある。このような操作性低下を避けるため、タグ機能制限用装置を内蔵するように光学的情報読取装置を構成すると、商品等に付された情報コードの読み取り時にその商品等に付された電子タグに機能制限用のアンテナを近づけるために、そのアンテナを読取口内に配置する必要がある。
しかしながら、機能制限用のアンテナを単に読取口内に配置する構成では、情報コードを撮像する撮像範囲を確保するために、読取口が大きくなってしまい、操作性を低下させる一因となる場合がある。一方、撮像範囲を確保しつつ読取口を小さくすると、アンテナが小さくなってしまい、必要な電波放射距離を確保できなくなる場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、操作性の低下を招くことなく読取口内に設けたアンテナに関して必要な電波放射距離を確保し得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
情報コード(C)を光学的に読み取る光学的情報読取装置(1)であって、
読取口(13)を介して前記情報コードを撮像する撮像部(23)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードを解読する解読部(31)と、
電波を利用する非接触通信媒体(T)に対して電波を放射するためのアンテナ部(50)と、
前記読取口が形成されて、少なくとも前記撮像部及び前記アンテナ部が収容される筐体(11)と、
を備え、
前記アンテナ部は、ループアンテナ(60)と当該ループアンテナを保持するホルダ(70)とを有し、
前記ホルダは、前記読取口内であって前記撮像部による撮像範囲(S)外となるように配置され、
前記ループアンテナは、前記読取口を介して見たとき、一方の長辺を構成する第1長辺部(61)が前記撮像部による撮像範囲外であって当該撮像範囲の縁(Sa)に沿い、他方の長辺を構成する第2長辺部(62)が前記筐体の内面(11c)に沿い、前記第1長辺部が前記第2長辺部よりも前記撮像部に近くなるように、前記ホルダに保持されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、アンテナ部は、ループアンテナと当該ループアンテナを保持するホルダとを有し、ホルダは、読取口内であって撮像部による撮像範囲外となるように配置されている。そして、ループアンテナは、読取口を介して見たとき、第1長辺部が撮像部による撮像範囲外であって当該撮像範囲の縁に沿い、第2長辺部が筐体の内面に沿うように、ホルダに保持される。
これにより、読取口内のうち撮像部による撮像範囲外となる領域を有効に活用してループアンテナが配置されるため、小さな読取口であってもループアンテナを大きく形成することができる。したがって、読取口を大きくする必要もないため操作性の低下を招くことなく、読取口内に設けたアンテナに関して必要な電波放射距離を容易に確保することができる。
請求項2の発明では、ループアンテナは、第1長辺部がホルダの撮像範囲側となる一面に配置され、第2長辺部がホルダの一面に対して裏面側となる他面に配置されるように、ホルダに保持される。これにより、ホルダにてループアンテナを保持する構成であっても、例えば、第1長辺部及び第2長辺部をホルダの同じ一面に配置する場合と比較して、第1長辺部と第2長辺部とをさらにホルダの厚みに応じて離して配置することができる。このように、ホルダを利用して立体ループ形状のアンテナを構成できるので、小さな読取口であってもループアンテナをさらに大きく形成することができる。
請求項3の発明では、ループアンテナは、フレキシブル基板を利用して構成されるため、例えば、第1長辺部をホルダの一面に配置するとともにその裏側の他面に第2長辺部を配置するような配置構成であっても、ループアンテナをホルダに対して容易に組み付けることができる。特に、ループアンテナのアンテナ開口面に角度を持たせやすいことから、電波放射方向を調整しやすいので、筐体の形状や利用環境等に応じて読取方向と電波放射方向との関係を容易に調整することができる。
請求項4の発明では、筐体は、読取口が設けられる読取部が把持部に対して折れ曲がるように連結されて構成され、ホルダは、撮像部による撮像範囲に対して把持部側にてループアンテナを保持するように配置される。これにより、筐体の把持部を把持した使用者が読取部の読取口を情報コードや電子タグに向ける際、通常、把持部に対して読取部が上側となることから、撮像範囲の下側にループアンテナが位置するため、感覚的にループアンテナを電子タグに向けやすくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る光学的情報読取装置の構成概要を示す断面図である。 図1の光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 アンテナ部の概略構成を立体的に説明するための斜視図である。 図3のアンテナ部の正面図である。 図4のアンテナ部のX-X断面を示す断面図である。 図5のA部を拡大して示す拡大断面図である。 読取口側から見たループアンテナと撮像範囲との位置関係をホルダ等を除いた状態にて示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る光学的情報読取装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る光学的情報読取装置1は、一次元コードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能と、その情報コードが付された物品等に設けられる非接触通信媒体に対して電磁誘導を利用した電波(電磁波)を放射することでその非接触通信媒体を制御する機能とを有するように構成されている。本実施形態では、非接触通信媒体を制御する機能として、情報コードCとともに商品Rに付された防犯用の電子タグTの無効化が採用されている。
この光学的情報読取装置1は、図1及び図2に示すように、情報コードCを読み取るスキャナ2とスキャナ2を利用して電子タグTの無効化に関する制御を行なう制御装置3とがケーブル4を介して接続されるように構成されている。光学的情報読取装置1は、上位端末となるPOSレジスタPにより制御されて、スキャナ2にて読み取った情報コードCの読取結果等をケーブル4を介してPOSレジスタPに出力するように構成されている。
スキャナ2は、上ケース及び下ケースが組み付けられて構成される筐体11によって外郭が形成され、この筐体11内に各種電気部品等が回路基板20等に実装されて収容されている。筐体11を構成する上ケース及び下ケースは、ABS樹脂等の合成樹脂からなる成形部材で、筐体11の一端側の端面12には読取口13が形成され、また他端側には光学用ケーブル4a及び電子タグ用ケーブル4bを1本のケーブル4としてまとめて引き出すためのケーブル取付部14が形成されている。このケーブル取付部14は、筐体11の上ケース及び下ケースによって挟み込まれることで光学用ケーブル4a及び電子タグ用ケーブル4bを保持し、上ケース及び下ケースによる挟み込みが解除されることで光学用ケーブル4a及び電子タグ用ケーブル4bの保持が解除されるように構成されている。このように、筐体11から取り出されるケーブルを1本にまとめることで取り回しが良くなり、操作性を向上させることができる。また、光学用ケーブル4aや電子タグ用ケーブル4bの交換等も容易に行うことができる。
また、筐体11は、読取口13が設けられる読取部11aが、使用者により把持される把持部11bに対して、裏面側に大きく前傾して折れ曲がるように首曲がり状に連結されて構成されている。これにより、使用者がスキャナ2の把持部11bを上ケース側から把持した状態で、読取対象物に貼付された情報コードに対して読取口13を当て易くしている。
次に、光学的情報読取装置1の電気的構成について説明する。
図1及び図2に示すように、光学的情報読取装置1は、主に、照明光源21、受光センサ23、結像レンズ27等の光学系と、メモリ32、制御部31等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系とを備えている。
光学系は、スキャナ2の筐体11内に収容され、投光光学系と受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、読取口13を介して照明光Lfを発光可能な照明手段として機能するもので、例えば、赤色のLED21aとこのLED21aの出射側に設けられるレンズ21bとから構成されている。LED21aは、鏡面反射を抑制するため、受光センサ23による結像光軸に対して僅かに傾斜して照明光Lfを照射するように回路基板20に実装されている。
受光光学系は、受光センサ23及び結像レンズ27等によって構成されている。受光センサ23は、例えば、C-MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列したエリアセンサとして構成されている。この受光センサ23は、読取口13から結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能に回路基板20に実装されている。なお、受光センサ23は、読取口13を介して情報コードCを撮像する「撮像部」の一例に相当し得る。
結像レンズ27は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コード等にて反射した後、この反射光Lrを結像レンズ27で集光し、受光センサ23の受光面23aにコード像等を結像させている。
制御部31は、スキャナ2全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ32とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御部31は、受光センサ23を利用して撮像された情報コードの画像データに対して公知のデコード処理を行うことで、情報コードに記録された情報を解読して読み取る解読部として機能する。
また、制御部31は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、発光部33、ブザー34、バイブレータ35、通信インタフェース36等が接続されている。これにより、例えば、発光部33の点灯、非点灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー34の鳴動のオンオフ、バイブレータ35の駆動制御、光学用ケーブル4aを介して外部と通信するための通信インタフェース36の制御等が可能になっている。
また、光学的情報読取装置1は、上述した電子タグTの無効化を実現するためのアンテナ部50を備えている。このアンテナ部50について、図3~図7を参照して詳述する。なお、図7では、ループアンテナ60の形状を説明しやすくするため、便宜上、読取口13を断面にて示し、ホルダ70や照明光源21等の図示を省略している。
図3~図7に示すように、アンテナ部50は、ループアンテナ60が形成されるアンテナ基板51と、ループアンテナ60等を保持するホルダ70とを有するように構成されている。このアンテナ部50は、図1及び図7に示すように、受光センサ23による撮像範囲S外となるように筐体11内に配置されている。以下、図7におけるループアンテナ60に対する撮像範囲S側(図7の上側)を上側、撮像範囲Sに対するループアンテナ60側(図7の下側)を下側とし、図7の紙面に沿い上下方向に直交する方向を左右方向として説明する。
アンテナ基板51は、ループアンテナ60によるアンテナ開口面(電波放射方向に直交する面)に角度を持たせやすくし、筐体11内での引き回し等を容易にするため、フレキシブル基板として構成されている。アンテナ基板51は、一方の端部にループアンテナ60が設けられ、他方の端部に電子タグ用ケーブル4bを介して制御装置3と接続するためのコネクタ52が設けられている。
図7に示すように、ループアンテナ60は、一方の長辺を構成する第1長辺部61と、他方の長辺を構成する第2長辺部62と、第1長辺部61及び第2長辺部62の両端部にそれぞれ連結される短辺部63,64とを備えるように形成されている。
図7からわかるように、ホルダ70を利用することで、第1長辺部61は、撮像範囲Sの下縁Saに沿い、第2長辺部62は、その中央部が第1長辺部61に対して略平行であって、読取口13を構成する筐体11の内面11cの下側に沿うように、それぞれ筐体11内に配置されている。特に、第2長辺部62は、第1長辺部61よりも外部側(読取口13の端面(読取面)側)に位置するように配置されている。
また、短辺部63は、略U字状に形成されて、反読取面側(内部側)となる第1長辺部61の端部と読取面側となる第2長辺部62の端部とを連結して撮像範囲Sの側縁に沿って吊り上るように、筐体11内に配置されている。特に、第1長辺部61の端部に連なる短辺部63の連結部63aは、第1長辺部61に向けて上側に傾斜するように形成されている。また、短辺部64は、略U字状に形成されて、短辺部63が連結する端部と異なる側の第1長辺部61の端部と第2長辺部62の端部とを連結して撮像範囲Sの側縁に沿って吊り上るように、筐体11内に配置されている。特に、第1長辺部61の端部に連なる短辺部64の連結部64aは、連結部63aと同様に、第1長辺部61に向けて上側に傾斜するように形成されている。
ホルダ70は、筐体11内に設けられる係合部(図示略)を利用して、受光センサ23による撮像範囲Sよりも下側であって読取口13に対して所定の位置関係となるように、筐体11内に組み付けられている。すなわち、ホルダ70は、図1及び図7からわかるように、筐体11内において撮像範囲Sに対して把持部11b側にてループアンテナ60を保持するように配置される。このホルダ70は、ループアンテナ60を保持するための第1保持部71と、アンテナ基板51の一部を保持するための第2保持部72とを備えている。
第1保持部71は、左右方向にて読取口13を構成する筐体11の内面11cに対して撮像範囲Sを除いて接触するか僅かな隙間を介して対向するように、幅広に形成されている。この第1保持部71の左右両端面には、短辺部63及び短辺部64が係合する係合部73がそれぞれ形成されている。
また、第1保持部71は、中央付近に略矩形状の開口74が上側と下側とを連通するように形成されており、この開口74の読取面側に連なる上側の平面(以下、上側保持面81ともいう)は、撮像範囲Sの下縁Saに沿うように形成されている。この上側保持面81の左右両端には、短辺部63の連結部63a及び短辺部64の連結部64aが嵌まり込むスリット(図示略)が開口74に連なるように形成されている。
また、上側保持面81の読取面側には、筐体11内への組み付け時に上側保持面81と読取口13との間に介在する突出部75が設けられている。この突出部75には、図6に示すように、上側保持面81に対して後述するように第1長辺部61を貼り合せる際の位置決め用の段部76が形成されている。
また、第1保持部71は、読取口13に近い下側の面(以下、下側保持面82ともいう)にて、筐体11の内面11cの下側に沿うように湾曲して形成されている。この下側保持面82の第2保持部72側(反読取面側)には、下側保持面82に対して後述するように第2長辺部62を貼り合せる際の位置決め用の段部77が形成されている。
次に、ホルダ70に対するループアンテナ60等の組み付けについて説明する。
上述のように形成されるホルダ70に対して、下側から開口74を挿通させた第1長辺部61が段部76を基準として上側保持面81に貼り合わされるように、短辺部63の連結部63a及び短辺部64の連結部64aを上記スリットに嵌め込む。そして、係合部73に短辺部63及び短辺部64をそれぞれ係合することで、第1保持部71の下側では、段部77を乗り越えた第2長辺部62が下側保持面82に貼り合わされる。これにより、図7等に示すように、ループアンテナ60が、第1長辺部61にてホルダ70の撮像範囲S側となる上側保持面81(一面)に配置され、第2長辺部62にて上側保持面81に対して裏面側となる下側保持面82(他面)に配置されるようにホルダ70に保持されて、アンテナ部50が完成する。
この組み付け状態では、第1長辺部61を含めた平面に第2長辺部62が交わることなく、第1長辺部61と第2長辺部62とが段部76及び段部77にて互いに離されるようにホルダ70の上側と下側とに配置される。このため、受光センサ23による撮像範囲Sの邪魔になることなく、かつ、ループアンテナ60を大きく形成することができる。
このように構成されたアンテナ部50が採用される光学的情報読取装置1では、所定の操作に応じて制御部31による読取処理が開始されると、照明光源21により照明光Lfが読取口13を介して照射され、読取口13を向けた情報コードCが受光センサ23を用いて撮像されて光学的に読み取り可能な状態になる。その際、読取口13内に配置されたアンテナ部50は、受光センサ23による撮像範囲S外となるように筐体11内に配置されているため、アンテナ部50が受光センサ23による撮像範囲S内にて写り込むことはない。
そして、制御装置3は、ケーブル4を介してスキャナ2から取得する情報に応じて、上記読取処理が実行される際の一定時間、ループアンテナ60から電波が放射されるようにアンテナ部50を制御する。例えば、情報コードCの読取処理の開始と同時にループアンテナ60からの電波の放射が開始される。これにより、商品等に付された情報コードCを読み取る際にその商品等に防犯用の電子タグTが付されていると、ループアンテナ60による電波出力エリア内に電子タグTが入ることで、その電子タグTが無効化される。
この電子タグTの無効化(非接触通信媒体の制御)が成功すると、制御部31による制御に応じて報知処理がなされ、例えば、発光部33の点灯やブザー34の鳴動等を利用することで、上記電子タグTの無効化が成功したことを報知することができる。ここで、電子タグTの無効化の成否については、例えば、その電子タグTの無効化するための共振周波数周辺で変化させるように電波を照射し、共振周波数近傍での電子タグTからの応答が無効化前後で変化することを利用して行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置1では、アンテナ部50は、ループアンテナ60と当該ループアンテナ60を保持するホルダ70とを有し、ホルダ70は、読取口13内であって撮像部として機能する受光センサ23による撮像範囲S外となるように配置されている。そして、ループアンテナ60は、読取口13を介して見たとき、第1長辺部61が撮像範囲S外であって当該撮像範囲Sの下縁Saに沿い、第2長辺部62が筐体11の内面11cに沿うように、ホルダ70に保持される。
これにより、読取口13内のうち撮像範囲S外となる領域を有効に活用してループアンテナ60が配置されるため、小さな読取口13であってもループアンテナ60を大きく形成することができる。したがって、読取口を大きくする必要もないために操作性の低下を招くことなく、読取口内に設けたアンテナに関して必要な電波放射距離を容易に確保することができる。
特に、ループアンテナ60は、第1長辺部61がホルダ70の撮像範囲S側となる上側保持面81に配置され、第2長辺部62が上側保持面81に対して裏面側となる下側保持面82に配置されるように、ホルダ70に保持される。これにより、ホルダ70にてループアンテナ60を保持する構成であっても、例えば、第1長辺部61及び第2長辺部62をホルダ70の同じ一面に配置する場合と比較して、第1長辺部61と第2長辺部62とをさらにホルダ70における第1保持部71の厚みに応じて離して配置することができる。このように、ホルダ70を利用して立体ループ形状のアンテナを構成できるので、小さな読取口13であってもループアンテナ60をさらに大きく形成することができる。
また、ループアンテナ60は、フレキシブル基板を利用して構成されるため、本実施形態のように、第1長辺部61をホルダ70の上側保持面81に配置するとともにその裏側の下側保持面82に第2長辺部62を配置するような配置構成であっても、ループアンテナ60をホルダ70に対して容易に組み付けることができる。特に、ループアンテナのアンテナ開口面に角度を持たせやすいことから、電波放射方向を調整しやすいので、筐体11の形状や利用環境等に応じて読取方向と電波放射方向との関係を容易に調整することができる。
また、筐体11は、読取口13が設けられる読取部11aが把持部11bに対して折れ曲がるように連結されて構成され、ホルダ70は、撮像範囲Sに対して把持部11b側にてループアンテナ60を保持するように配置されている。これにより、筐体11の把持部11bを把持した使用者が読取部11aの読取口13を情報コードCや電子タグTに向ける際、通常、把持部11bに対して読取部11aが上側となることから、撮像範囲Sの下側にループアンテナ60が位置するため、感覚的にループアンテナ60を電子タグTに向けやすくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明は、受光センサ23及びアンテナ部50等が組み込まれるスキャナ2の筐体11と、アンテナ部50を制御する制御装置3の筐体とが別体として構成される光学的情報読取装置に適用されることに限らず、例えば、スキャナ2の機能と制御装置3の機能とを兼備して電力供給用の電池を備えたハンディターミナルのような携帯型の光学的情報読取装置等に適用されてもよい。
(2)ループアンテナ60は、第1長辺部61が上側保持面81に配置されて第2長辺部62が下側保持面82に配置されるようにホルダ70に保持されることに限らず、例えば、第1長辺部61と第2長辺部62とがホルダの同じ面(下側の面又は上側の面等)にて保持されてもよい。また、アンテナ基板51は、ループアンテナ60がプレス加工等による金属製アンテナとして形成されてもよい。
1…光学的情報読取装置
2…スキャナ
3…制御装置
11…筐体
11a…読取部
11b…把持部
11c…内面
13…読取口
23…受光センサ(撮像部)
31…制御部(解読部)
50…アンテナ部
60…ループアンテナ
61…第1長辺部
62…第2長辺部
70…ホルダ
81…上側保持面
82…下側保持面
C…情報コード
S…撮像範囲
T…電子タグ(非接触通信媒体)

Claims (4)

  1. 情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置であって、
    読取口を介して前記情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記情報コードを解読する解読部と、
    電波を利用する非接触通信媒体に対して電波を放射するためのアンテナ部と、
    前記読取口が形成されて、少なくとも前記撮像部及び前記アンテナ部が収容される筐体と、
    を備え、
    前記アンテナ部は、ループアンテナと当該ループアンテナを保持するホルダとを有し、
    前記ホルダは、前記読取口内であって前記撮像部による撮像範囲外となるように配置され、
    前記ループアンテナは、前記読取口を介して見たとき、一方の長辺を構成する第1長辺部が前記撮像部による撮像範囲外であって当該撮像範囲の縁に沿い、他方の長辺を構成する第2長辺部が前記筐体の内面に沿い、前記第1長辺部が前記第2長辺部よりも前記撮像部に近くなるように、前記ホルダに保持されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記ループアンテナは、前記第1長辺部が前記ホルダの前記撮像範囲側となる一面に配置され、前記第2長辺部が前記ホルダの前記一面に対して裏面側となる他面に配置されるように、前記ホルダに保持されることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記ループアンテナは、フレキシブル基板を利用して構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学的情報読取装置。
  4. 前記筐体は、前記読取口が設けられる読取部が把持部に対して折れ曲がるように連結されて構成され、
    前記ホルダは、前記撮像部による前記撮像範囲に対して前記把持部側にて前記ループアンテナを保持するように配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
JP2018127002A 2018-07-03 2018-07-03 光学的情報読取装置 Active JP7099093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127002A JP7099093B2 (ja) 2018-07-03 2018-07-03 光学的情報読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127002A JP7099093B2 (ja) 2018-07-03 2018-07-03 光学的情報読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020008947A JP2020008947A (ja) 2020-01-16
JP7099093B2 true JP7099093B2 (ja) 2022-07-12

Family

ID=69151800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018127002A Active JP7099093B2 (ja) 2018-07-03 2018-07-03 光学的情報読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7099093B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7487478B2 (ja) 2020-01-23 2024-05-21 セイコーエプソン株式会社 移動ロボットの制御方法及び制御装置、並びに、ロボットシステム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000163529A (ja) 1998-11-27 2000-06-16 Toshiba Tec Corp ハンディターミナル
JP2000348133A (ja) 1999-06-03 2000-12-15 Denso Corp タグ用リーダライタ
US20100019882A1 (en) 2008-07-23 2010-01-28 Miklos Stern Radio Frequency Identification reader with illuminated field of view
JP2014098960A (ja) 2012-11-13 2014-05-29 Denso Wave Inc タグ機能制限用装置および光学的情報読取装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000163529A (ja) 1998-11-27 2000-06-16 Toshiba Tec Corp ハンディターミナル
JP2000348133A (ja) 1999-06-03 2000-12-15 Denso Corp タグ用リーダライタ
US20100019882A1 (en) 2008-07-23 2010-01-28 Miklos Stern Radio Frequency Identification reader with illuminated field of view
JP2014098960A (ja) 2012-11-13 2014-05-29 Denso Wave Inc タグ機能制限用装置および光学的情報読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020008947A (ja) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3226170B1 (en) Information reading apparatus
JP5377773B2 (ja) Rfidを有する光学式バーコードスキャナを拡張するための方法および装置
EP3076330A1 (en) Aimer for barcode scanning
CN109902522A (zh) 具有多个电路板的手持式条形码读取器
JP4013534B2 (ja) タグリーダ
JP7099093B2 (ja) 光学的情報読取装置
US11790196B2 (en) Indicia reader acoustic for multiple mounting positions
JP6884514B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP6624318B2 (ja) 光学的情報読取装置
US11354525B2 (en) Optical information reader manually handled by users
JP6458690B2 (ja) Rfid読取装置
JP7012443B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP6867423B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP5136525B2 (ja) 携帯端末
JP6036196B2 (ja) タグ機能制限用装置および光学的情報読取装置
US9361496B2 (en) Apparatus for and method of audibly guiding a user to a selected target from an array of targets
JP6455373B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP6888479B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP5018634B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP7107216B2 (ja) 異物検知装置及びコイル装置
US20120050059A1 (en) Method for device loss prevention
JP5786779B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP6531572B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP2003323584A (ja) 光学的情報読取装置
JP2013186607A (ja) 光学的情報読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7099093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150