JP2013185673A - バックアップロール軸受装置 - Google Patents
バックアップロール軸受装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013185673A JP2013185673A JP2012052435A JP2012052435A JP2013185673A JP 2013185673 A JP2013185673 A JP 2013185673A JP 2012052435 A JP2012052435 A JP 2012052435A JP 2012052435 A JP2012052435 A JP 2012052435A JP 2013185673 A JP2013185673 A JP 2013185673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- bearing device
- roll bearing
- backup roll
- support portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
【解決手段】 このバックアップロール軸受装置は、ロール1と軸2との間に複数の軸受を介在させ、前記軸2の両端に設けられた支持部5をハウジング6で支持するものである。軸2の支持部5の軸心L1を、この軸2の軸受を介在させた部分である軌道面部2aの軸心L2に対して偏心させ、軸2をハウジング6に対して回転させることで、軸2のハウジング6で荷重が支持される周方向位置から直径方向の反対側の前記ロール1の外径面までの高さであるロール外径高さHを変更可能とした。
【選択図】 図1
Description
ワークロールを上下に可変させることで、着実に平坦度と反りを矯正するテンションレベラーが開示されているが(特許文献1)、通常、ワークロールの支持に1列で複数個のバックアップロール軸受が使用されており、板精度を出すために、ワークロール支持のバックアップロール軸受も均等に荷重を受ける必要がある。このため、図17に示すように、1列あたりのロール外径高さ(H寸法)の相互差を10μm程度で管理している。
上記より、軸受メーカや鉄鋼メーカでは、このH寸法の調整のためにコストや工数をかけており、バックアップロールでこの工数を削減することが課題である。
また設備稼働中において、一部のロールに疵や摩耗が生じた場合、例えば、前記一部のロールのみ修理し、さらにこの修理後のロールのH寸法のみ変更し直すだけで足りる。この場合、従来のように、使用済み品のロール外径を1列×数セット分再研磨し、さらにH寸法の相互差を再調整する必要がなく、工数の低減を図れる。
前記支持部は、支持部本体と、この支持部本体の外周面に嵌合させたリング状の偏心カラーとを有するものとしても良い。この場合、既存のバックアップロール軸受装置に、偏心カラーを組合せることで、H寸法を容易に変更し得る。
テンションレベラーにバックアップロール軸受装置を組込む際に、前記いずれかのマークを基準として、ハウジングに対して軸を回転させてセットする。これにより、バックアップロール軸受装置を、基準となるH寸法で容易に組込むことができる。また1列あたりのH寸法の所望の相互差を確保することができる。
前記孔を多角孔としても良い。前記支持部の端面に前記多角孔を設けても良い。前記多角孔を例えば六角穴とし、回転治具として例えば市販の工具を用いて、軸の回転調整を容易に行うことができる。
前記複数の軸受は、ラジアル荷重負荷用およびスラスト荷重負荷用に、深溝玉軸受のみ、または、円筒ころ軸受のみを複数用いたものであっても良い。
図1(A)に示すように、バックアップロール軸受装置は、ロール1と軸2との間に、軸方向に並べた複数列のラジアル荷重負荷用の保持器付き針状ころ3と、スラスト荷重負荷用の深溝玉軸受4とを介在させている。軸2の両端に設けられた支持部5,5をハウジング6で支持し、ロール1を2個もしくは4個の保持器付き針状ころ3,3と、2個の深溝玉軸受4,4とで、軸2に対して回転自在に支持している。
カバー部材14は、カバー部材本体14aと、フランジ部14bとを有する。カバー部材本体14aは、内輪端面および軸段差と、止め輪15との間に挟まれ、フランジ部14bは、カバー部材本体14aの軸方向先端部から径方向外方に突出する。カバー部材本体14aの外周面が例えば研磨加工され、このカバー部材本体14aの外周面に、シールリップ16baの先端がラジアル接触するようになっている。
ここで表1は、軸径φ30mm,ロール外径φ75mmのバックアップロール軸受装置において、軸2を回転させようとする接線力と、軸2の回転を抑止する接線力とを比較した例を示す。同表1に示すように、軸2の回転を抑止する接線力が軸2を回転させようとする接線力よりも十分に大きい場合、バックアップロール軸受装置が荷重を受けて軸外径偏心による周方向の回転モーメントが発生しても、ハウジング6と軸2との固定による回転抑止力で軸2は回転しない。
軸2の支持部5の軸心L1を、この軸2の軌道面部2aの軸心L2に対して偏心させて前記軸2をハウジング6に対して回転させることにより、H寸法を容易に変更することができる。したがって、基準とするH寸法に必要な、バックアップロール軸受装置の各部品の組合せが容易となり、部品精度も抑えられる。また、バックアップロール軸受装置も必要最低数での製造が可能となり、必要数以上のバックアップロール軸受装置を製造する余分なコストを低減することができる。各部品の精度を抑えられるため、予備軸受の交換適用範囲も拡がることで、バックアップロール軸受装置を使用する例えば鉄鋼メーカの経費削減を図ることが可能となる。
前記支持部5の全体が材料の連続して成る一体品であるため、支持部5の構造を簡単化でき、バックアップロール軸受装置全体の部品点数の低減を図れる。
以下の説明においては、各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図5に示すように、支持部5Aが、支持部本体5Aaと偏心カラー5Abとを有する構成において、前記偏心カラー5Abの端面にマークMを設けても良い。
図6に示すように、支持部5の外周面に、円周等配に設けられた複数の目盛りからなるマークMを設けても良い。
図7に示すように、カバー部材14の端面に、円周等配に設けられた複数の目盛りからなるマークMを設けても良い。
これらの場合、必要な調整量に応じた目盛り分、または任意の目盛りを基準として必要な角度、軸2を回転させることで正確に且つ容易にH寸法を調整し得る。
図13に示すように、ラジアル荷重負荷用およびスラスト荷重負荷用に、円筒ころ軸受3Aのみを複数用いても良い。
これらの構成においても、支持部5の軸心L1を、軌道面部の軸心L2に対して偏心させて軸2をハウジングに対して回転させることにより、H寸法を容易に変更し得る。
2…軸
2a…軌道面部
3…保持器付き針状ころ
4…深溝玉軸受
5,5A…支持部
5Aa…支持部本体
5Ab…偏心カラー
5b…孔
6…ハウジング
24…バックアップロール軸受装置
H…ロール外径高さ
M…マーク
Claims (8)
- ロールと軸との間に複数の軸受を介在させ、前記軸の両端に設けられた支持部をハウジングで支持するバックアップロール軸受装置において、
前記軸の前記支持部の軸心を、この軸の前記軸受を介在させた部分である軌道面部の軸心に対して偏心させ、前記軸を前記ハウジングに対して回転させることで、前記軸の前記ハウジングで荷重が支持される周方向位置から直径方向の反対側の前記ロールの外径面までの高さであるロール外径高さを変更可能としたことを特徴とするバックアップロール軸受装置。 - 請求項1において、前記支持部は、その全体が材料の連続して成る一体品であるバックアップロール軸受装置。
- 請求項1において、前記支持部は、支持部本体と、この支持部本体の外周面に嵌合させたリング状の偏心カラーとを有するバックアップロール軸受装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記支持部の端面または外径面に、前記ロール外径高さの基準となるマークを設けたバックアップロール軸受装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記支持部の軸心を前記軌道面部の軸心に対して偏心させる偏心量を0.3mm以下としたバックアップロール軸受装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記軸を前記ハウジングに対して回転させる回転治具を挿入可能な孔を、前記支持部の外径面または端面に設けたバックアップロール軸受装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記複数の軸受は、ラジアル荷重負荷用の保持器付き針状ころ、および、スラスト荷重負荷用に深溝玉軸受を配列させたものであるバックアップロール軸受装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記複数の軸受は、ラジアル荷重負荷用およびスラスト荷重負荷用に、深溝玉軸受のみ、または、円筒ころ軸受のみを複数用いたものであるバックアップロール軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012052435A JP2013185673A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | バックアップロール軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012052435A JP2013185673A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | バックアップロール軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013185673A true JP2013185673A (ja) | 2013-09-19 |
Family
ID=49387273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012052435A Pending JP2013185673A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | バックアップロール軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013185673A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103939546A (zh) * | 2014-03-20 | 2014-07-23 | 成都丽元电器有限公司 | 一种导向轮的支承装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1184946A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Seiko Epson Corp | 像担持体ユニット |
JP2001134136A (ja) * | 1999-11-04 | 2001-05-18 | Seiko Epson Corp | 像担持体ユニット |
JP2001520586A (ja) * | 1998-02-13 | 2001-10-30 | クヴァエルナー メタル クレシム | 平らな製品の圧延設備 |
JP2002502705A (ja) * | 1998-02-17 | 2002-01-29 | エスエムエス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | ワークロールと多段バックアップロールとを備えた圧延機 |
JP2007319902A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Ntn Corp | 圧延機用ロール及びテンションレベラ |
-
2012
- 2012-03-09 JP JP2012052435A patent/JP2013185673A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1184946A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Seiko Epson Corp | 像担持体ユニット |
JP2001520586A (ja) * | 1998-02-13 | 2001-10-30 | クヴァエルナー メタル クレシム | 平らな製品の圧延設備 |
JP2002502705A (ja) * | 1998-02-17 | 2002-01-29 | エスエムエス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | ワークロールと多段バックアップロールとを備えた圧延機 |
JP2001134136A (ja) * | 1999-11-04 | 2001-05-18 | Seiko Epson Corp | 像担持体ユニット |
JP2007319902A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Ntn Corp | 圧延機用ロール及びテンションレベラ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103939546A (zh) * | 2014-03-20 | 2014-07-23 | 成都丽元电器有限公司 | 一种导向轮的支承装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6327005B2 (ja) | 転がり軸受のアキシャルすきま測定装置及び測定方法 | |
JP5444642B2 (ja) | 組合せ軸受 | |
WO2014103899A1 (ja) | アンギュラ玉軸受の組立装置、及びアンギュラ玉軸受の組立方法 | |
US20180258985A1 (en) | Tapered roller bearing | |
US10161452B2 (en) | Bearing ring for roller bearing, roller bearing, and power transmission device | |
JP5045360B2 (ja) | 圧延ロール用支持軸受の交換方法 | |
JP2013185673A (ja) | バックアップロール軸受装置 | |
KR20160031965A (ko) | 허브 유닛 제조 장치 | |
JP2017007528A (ja) | ハブ軸受の組立方法 | |
JP2006071091A (ja) | 多列ころ軸受 | |
JP3901874B2 (ja) | 複列円すいころ軸受装置 | |
JP2017026001A (ja) | 円すいころ軸受および円すいころ軸受の組立方法 | |
JP4127268B2 (ja) | 圧延ロール支持構造 | |
JP2019002448A (ja) | 自動調心ころ軸受 | |
JP2002147447A (ja) | 軸受装置 | |
JP2006329388A (ja) | シール付き転がり軸受 | |
JP2013006199A (ja) | バックアップロール軸受装置 | |
EP4130501B1 (en) | Roller sequencing for improved bearing runout | |
JP5778517B2 (ja) | スラスト軸受 | |
JP4449683B2 (ja) | 複列円錐ころ軸受用外輪の両組幅測定方法 | |
JP2008095738A (ja) | 複列ころ軸受装置 | |
JP2019070395A (ja) | クロステーパードローラ軸受 | |
JP2022106169A (ja) | 超大形軸受の円すいころ軸受とその内輪アッセンブリ及び超大形軸受のスラスト自動調心ころ軸受とその内輪アッセンブリ | |
JP5652129B2 (ja) | 多段圧延ロール用複列円筒ころ軸受 | |
JP2015110974A (ja) | 複列ころ軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150828 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151016 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160405 |