JP2013184794A - 乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の実施形態は、乗客コンベアの踏段クリートの欠損の有無及び箇所を容易に検出することができる踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の実施形態に係る乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置は、踏段1上であって移動方向と直交する方向に対して凹部と凸部とが交互に配置される凹凸形状が形成されてなる踏み面に対し、凹凸形状に起因して陰影が生じる方向から光を照射する照明装置13と、陰影を撮影する撮影装置14と、撮影された陰影の画像を表示する表示装置15とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の実施形態に係る乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置は、踏段1上であって移動方向と直交する方向に対して凹部と凸部とが交互に配置される凹凸形状が形成されてなる踏み面に対し、凹凸形状に起因して陰影が生じる方向から光を照射する照明装置13と、陰影を撮影する撮影装置14と、撮影された陰影の画像を表示する表示装置15とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアの踏段クリートの欠損の有無及び箇所を容易に検出することができる踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法に関する。
乗客コンベアの踏段の踏み面には、利用者などの挟まれを防止するため、くし状形状である踏段クリートが設けられている。踏段クリートに大きな荷重が加わった場合や経年劣化などによって、この踏段クリートが欠損することがある。
踏段クリートを欠損させたままにさせておくと、乗降板と踏段との境に設けられるコムに足が挟まれる恐れがある。
このため、乗客コンベアの安全運行の観点から踏段クリートの欠損を早期に発見し対応する必要がある。
しかしながら、踏段クリートの点検は、保守員等が目視によって欠損の有無の判断をしているため、踏段クリートの点検に多大な時間を要していた。
そこで本発明の実施形態は、踏段クリートの点検を容易に行い、さらに欠損箇所の特定も行うことができる乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置は、複数の踏段を無端状に連結して循環移動する乗客コンベアにおいて、踏段上であって移動方向と直交する方向に対して凹部と凸部とが交互に配置される凹凸形状が形成されてなる踏み面に対し、前記凹凸形状に起因して陰影が生じる方向から光を照射する照明装置と、前記照明装置からの照射によって生じる陰影を撮影する撮影装置と、前記撮影装置によって撮影された陰影の画像を表示する表示装置と、を備えることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず乗客コンベアの全体構成について説明する。複数の踏段1が連結されてなる乗客コンベアの設置に関して、乗客コンベアの上方及び下方の乗降口には乗降板(図示せず)が敷かれ、乗降板の下には機械室2(図3参照。)が設けられている。
図1に示すように、踏段1には進行方向と直交する方向に延伸するシャフト3が備えられており、そのシャフト3の両端部に踏段1の前輪5が備えられている。さらに踏段1には後輪6が備えられている。
図2に示すように、上方の機械室内には左右一対の駆動輪7(図2においては一方を省略。)が設置され、駆動輪7には駆動チェーン4が巻きかけられている。駆動チェーン4は複数の踏段1の前輪5に連結されており、これにより複数の踏段1を無端状に連結し、その複数の踏段1を一方の乗降口から他方の乗降口まで循環移動させる。
踏段1の左右両側には、一対のトラス(図示せず)が複数の踏段1を移動可能に挟み込むように対向して配置される。トラス内には、図3に示すように、踏段1の前輪5がガイドされる踏段前輪レール8及び踏段に取り付けられる後輪6をガイドする踏段後輪レール9が設置される。
なお、トラス内の中間部分では踏段前輪レール8と踏段後輪レール9は同等の高さに配置されている。トラス上方終端部付近では踏段前輪レール8が踏段後輪レール9に比べて高い位置に配置されており、一方、トラス下方終端部付近では踏段後輪レール9が踏段前輪レール8に比べて高い位置に配置されている。これにより、乗客コンベアの乗降口付近にて乗客が乗っている踏み面が隣接する踏段1の踏み面と共に面一になることで安全に乗降させることを可能としている。
また、踏段1は上方から下方の乗降口に敷かれる乗降板まで達すると、踏段前輪レール8及び踏段後輪レール9に沿って、乗降板の下に潜入し、その軌道が半円を描くように向きを約180度回転することで移動方向を反転させ、上方の乗降口に向かって移動する。その一方、上方までトラス内を移動した踏段1は、踏段前輪レール8及び踏段後輪レール9に沿って、その軌道が半円を描くように向きを焼く180度回転することで移動方向を反転させ、乗降板の下から踏段1が現れるようになっている。
図1に戻り、踏段1は乗客が乗る踏み面10と、隣接する踏段との段差部に形成され踏段が上昇することで露出する面であるライザ面11とを有する。この踏み面10とライザ面11には乗客コンベアの進行方向と直交する方向に対して凹部、凸部が交互に配置される凹凸形状、いわゆるクリート12が形成されている。図4の断面図に示すように、クリート12の凹部12a、凸部12bは均等な間隔で配置されている。
また、踏段1のクリート12の凹凸形状と非対称となるような凹凸形状を有するコム(図示せず)が乗降板の踏段側端部に設置されている。踏段が乗降板の下に潜り込む際に、踏段1のクリート12の凹凸形状とコムの凹凸形状が非接触でかつ互いの凸部分が互いの凹部分を通過することで、踏段と乗降板との間への巻き込まれを防止している。
図3に戻り、本実施形態に係る乗客コンベア踏段クリート欠損検知装置の構成について説明する。図3に示すように下方の機械室2には、踏段1が転動した際にその踏み面10を踏段1のクリート12に対して斜め方向から可視光線を照射する照明装置13と、照明装置13によって照射された踏み面10表面に生じる陰影を撮影可能なカメラ(撮影装置)14が設置されている。
また機械室2外には、保守点検の際にカメラ14と接続されて、カメラ14にて撮影した画像を表示する画像表示装置15が設置される。
以上の構成により、本実施形態に係る踏段クリート欠損検知装置が構成される。次に、本実施形態に係る乗客コンベアの踏段クリート欠損検知方法について図5のフローチャートを用いて説明する。
保守員はまず、乗客コンベアの運転を停止させる(S1)。機械室2に設置された照明装置13によって、踏み面10のクリート12の凹凸形状に起因してその表面に陰影が生じるように斜め方向から踏み面10を照射する(S2)。次に、照明装置13によって照射された踏み面10のクリート12の凹凸形状による陰影を、カメラ14にて撮影する(S3)。
その後、乗客コンベアの運転を再開させ(S4)、乗客コンベアを構成する各踏段1の踏み面10を撮影する(S5)。その際、各踏段1の踏み面10のクリート12の陰影は全て直線状になっているかを確認する(S6)。なお、正常なクリート12の凹凸部分はその陰影が直線状になる。
撮影されたクリート12の陰影の映像が全て直線状となっている場合(S6のYES)、クリート12表面が欠損していないものとして、踏段1のクリート12が正常であると判断する(S7)。一方、撮影されたクリート12の陰影の映像からクリート12陰影の全てが直線状とはいえない場合(S6のNO)、クリート12表面が欠損しているものとして、踏段1のクリート12が異常であると判断する(S8)。
そして、乗客コンベアの全ての踏段1のクリート12の撮影が完了した後、乗客コンベアの運転を停止する(S9)。
以上のように、本実施形態に係る乗客コンベアの踏段クリート欠損検知方法を用いれば、クリート12が欠損していた場合、クリート12の凹凸形状によって生じる陰影の形状が直線形状にならないため、保守員はカメラ14による撮影画像を機械室2外に設置された画像表示装置15の映像を確認することのみで、容易に踏段1のクリート12の欠損の有無を検知することができる。
1…踏段
2…機械室
3…シャフト
4…駆動チェーン
5…前輪
6…後輪
7…駆動輪
8…踏段前輪レール
9…踏段後輪レール
10…踏み面
11…ライザ面
12…クリート
13…照明装置
14…カメラ
15…画像表示装置
2…機械室
3…シャフト
4…駆動チェーン
5…前輪
6…後輪
7…駆動輪
8…踏段前輪レール
9…踏段後輪レール
10…踏み面
11…ライザ面
12…クリート
13…照明装置
14…カメラ
15…画像表示装置
Claims (5)
- 複数の踏段を無端状に連結して循環移動する乗客コンベアにおいて、
踏段上であって移動方向と直交する方向に対して凹部と凸部とが交互に配置される凹凸形状が形成されてなる踏み面に対し、前記凹凸形状に起因して陰影が生じる方向から光を照射する照明装置と、
前記照明装置からの照射によって生じる陰影を撮影する撮影装置と、
前記撮影装置によって撮影された陰影の画像を表示する表示装置と、
を備えることを特徴とする乗客コンベアの踏段欠損検知装置。 - 前記照明装置及び前記撮影装置は、乗客コンベアの機械室内に設置されることを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアの踏段欠損検知装置。
- 前記照明装置は、乗客コンベアの進行方向に対して左右いずれかに所定の角度を持つようにして設置されることを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアの踏段欠損検知装置。
- 複数の踏段を無端状に連結して循環移動する乗客コンベアにおいて、
踏段上であって移動方向と直交する方向に対して凹部と凸部がと交互に配置される凹凸形状が形成されてなる踏み面(を有する踏段)に対し、凹凸形状に起因して陰影が生じるように斜め方向から光を照射するステップと、
光の照射によって生じた陰影を撮影手段によって撮影するステップと、
撮影された画像を確認することによって、前記踏み面に形成された凹凸形状の変形の有無の確認を行うステップと、
を備えることを特徴とする乗客コンベアの踏段欠損検知方法。 - 前記踏み面に形成された凹凸形状の変形の有無の確認を行うステップにおいて、
前記撮影手段によって撮影された前記凹凸形状に起因する陰影の形状が直線状であれば、前記凹凸形状が変形していないものと判断し、陰影の形状が直線状でなければ、前記凹凸形状が変形しているものと判断することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの踏段欠損検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012051563A JP2013184794A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | 乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012051563A JP2013184794A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | 乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法 |
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JP2012051563A Pending JP2013184794A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | 乗客コンベアの踏段クリート欠損検知装置および踏段クリート欠損検知方法 |
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JP (1) | JP2013184794A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7498880B1 (ja) | 2024-02-29 | 2024-06-12 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | 乗客コンベアの遠隔点検システム |
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2012
- 2012-03-08 JP JP2012051563A patent/JP2013184794A/ja active Pending
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