JP2013184572A - 車両用防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で簡素な構造の車両用防振装置を提供する。
【解決手段】一端部12がエンジン1に固定され、他端部13が車体に固定されるロッド11と、前記ロッドに支持された慣性マス15と、前記慣性マスを前記ロッドの軸方向に往復動させるアクチュエータ17と、を有するトルクロッドアッセンブリ5と、前記エンジンの駆動状態に応じて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段22と、を備え、前記制御手段は、前記エンジンがクランキング状態にある間又は前記クランキング状態から所定時間経過するまでの間は、前記慣性マスの強制的往復動を停止する。
【選択図】 図3
【解決手段】一端部12がエンジン1に固定され、他端部13が車体に固定されるロッド11と、前記ロッドに支持された慣性マス15と、前記慣性マスを前記ロッドの軸方向に往復動させるアクチュエータ17と、を有するトルクロッドアッセンブリ5と、前記エンジンの駆動状態に応じて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段22と、を備え、前記制御手段は、前記エンジンがクランキング状態にある間又は前記クランキング状態から所定時間経過するまでの間は、前記慣性マスの強制的往復動を停止する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、振動源であるエンジンから車体側へ伝達される振動を抑制する車両用防振装置に関するものである。
エンジンから車体側へ伝達される振動を抑制する防振装置として、エンジンと車体との間に支持部材を介装し、当該支持部材の支持反力を増減させることでエンジンからの振動を抑制する防振装置が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、質量マスを用いて支持反力を増減するアクチュエータを用いた場合には、クランキング状態のようにエンジンの回転変動が大きな領域では、アクチュエータ内で質量マスが干渉するおそれがある。慣性マスの共振数歯数に対応させて所定のエンジン回転速度で制御を禁止する事にしたとしても、回転変動によって、制御を許可する回転速度と制御を禁止する回転速度とが短時間の間に繰り返され、質量マスの干渉を防ぎきれない可能性がある。この干渉を防止するためには、ストッパや質量の増加といった対策を必要とし、大型で複雑な構造の防振装置になるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、小型で簡素な構造の車両用防振装置を提供することである。
本発明は、エンジンがクランキング状態にある間又はクランキング状態から所定時間経過するまでの間は、慣性マスの強制的往復動を停止することによって上記課題を解決する。
エンジンがクランキング状態にある場合又はクランキング状態から所定時間経過するまでの間は、エンジンの回転速度の変動が大きく不安定である一方、車室内のこもり音の発生は少ない。本発明では、こうしたクランキング状態等においては慣性マスの強制的往復動を停止するので、慣性マスがアクチュエータ内で干渉することが防止され、その対策が不要となるので、車両用防振装置を小型で簡素な構造とすることができる。
最初に本発明の一実施の形態に係る車両用防振装置を適用する、いわゆるペンデュラム方式エンジンについて説明する。ペンデュラム方式によるエンジン1の支持構造とは、図1A及び図1Bに示すように、エンジン1の慣性主軸Lを、車両の幅方向(進行方向と直交する方向,車両左右方向ともいう)と平行に向けて配置された、いわゆる横置きエンジン1に対して、エンジン1を支持する2個の支持点P1,P2が、図1Bの平面視においては、エンジン1の慣性主軸Lの近傍の、重心Gを挟んで互いに軸方向反対側に位置し、図1Aの側面視においては、ともに慣性主軸Lの車両上方に位置するように設けられた支持構造である。なお、2個の支持点P1,P2は、図2に示すように左右それぞれのエンジンマウント3,4により構成される。
ペンデュラム方式エンジンの支持構造は、エンジン1を振り子のように吊り下げて支持するとともに、それらの支持点P1,P2を結ぶ直線の周りを揺動するエンジン重心Gを、車体に取り付けられたトルクロッドアッセンブリ5,6のような棒状部材で抑えるよう構成され、少ない点数の部品で従来と同様の制振効果が得られるといったメリットがある。すなわち、ペンデュラム方式でマウントされたエンジン1では、エンジン1の運転時に回転慣性力によって2つの支持点P1,P2を結んだ軸の回りにエンジン1が傾く。この傾きを防止してエンジン1を支持するため、エンジン1のほぼ上半分と車体側部材とを連結する第1のトルクロッドアッセンブリ5と、エンジン1の残り下半分と車体側部材とを連結する第2のトルクロッドアッセンブリ6とを備える。第1のトルクロッドアッセンブリ5が車両右上側からエンジン1に、もう一つの第2トルクロッドアッセンブリ6が車両下側からエンジン1に連結され、これら2つのトルクロッドアッセンブリ5,6により、ペンデュラム方式のエンジン1が傾くことを防止している。
上記のエンジン1は、たとえば2次バランサつきの直列4気筒やV型6気筒エンジンである。2次バランサつきの4気筒エンジンやV型6気筒エンジンでは、エンジン回転の基本次数で不平衡慣性力が小さいので、主にエンジントルク変動の反力がエンジン1に作用する。したがってエンジン回転の基本次数では、トルクを支持している上記2つのトルクロッドアッセンブリ5,6からの入力によって主に車内音・車内振動が発生することが本発明者によって知見されている。さらに、車両の主に加速時に、基本次数の高次数で構成される約1000Hzまでの車内音が乗員にとって問題となることが知られている。
図2に示す実施形態では、本例の車両用防振装置を2つのトルクロッドアッセンブリ5,6のうちの第1のトルクアッセンブリ5として具現化した。第1のトルクロッドアッセンブリ5は、アッパトルクロッドとも称され、図1Bに示すようにエンジン1の上部と車体との間に装着される。これに対し、第2のトルクロッドアッセンブリ6は、ロアトルクロッドとも称され、図1A,図1B及び図2に示すように、エンジン1の下部とサブフレーム2との間に装着される。ここで、第1のトルクロッドアッセンブリ5が固定される車体とは、乗員が乗り込むキャビンを構成、或いは、キャビンを支持する剛体部材のことを指すのであって、例えばメインフレーム(車体フレーム)がその代表である。サブフレーム2は、具体的にはゴム製のブッシュ、あるいはインシュレータ等を介して車体に取り付けられているものであって、例えばサスペンションフレームを具体例として挙げられる。
本例の車両用防振装置が適用された第1のトルクロッドアッセンブリ5は、図2及び図3に示すように、一端部のブッシュ12がエンジン1の上部に固定され、他端部のブッシュ13が車体に固定される第1ロッド11と、第1ロッド11に支持された慣性マス15と、慣性マス15を第1ロッド11の軸方向に往復動させるアクチュエータ17とを有する。
図3はアッパトルクロッド5の要部断面図であり、棒状の第1ロッド11の両端に一対のブッシュ12,13が溶接により固定されている。エンジン側に固定されるブッシュ12は、円筒状の外筒12aと、外筒12aと同心の円筒状の内筒12bと、これら外筒12aと内筒12bとを連結する弾性体(防音材)12cとからなる。内筒12bに対して図3で紙面に直交する向きに挿通されるボルト(図示しない)によってブッシュ12はエンジン1に固定される。
一方、車体側に固定されるブッシュ13も、上記ブッシュ12と同様に、円筒状の外筒13aと、外筒13aと同心の円筒状の内筒13bと、これら外筒13aと内筒13bとを連結する弾性体(防音材)13cとからなる。内筒13bに対して図3で紙面に直交する向きに挿通されるボルト(図示しない)によってブッシュ13は車体側の部材に固定される。
なお、図示する実施形態は、ブッシュ12をエンジン1に固定し、ブッシュ13を車体側に固定する構成であるが、これに限らず、ブッシュ12を車体側に固定し、ブッシュ13をエンジン1に固定してもよい。また、図3に示すアッパトルクロッド5は、ブッシュ12,13の内筒12b,13bに挿通される2つのボルトが平行に配置される例を示すが、図2に示すアッパトルクロッドは、ブッシュ12,13の内筒12b,13bに挿通される2つのボルト18,19が互いに直交する向きに配置された例を示す。車体側の固定部及びエンジンの固定部の形状に応じて適宜変更することができる。
本例の弾性体(防音材)12c,13cは、ばねと減衰の機能を兼ね備えた部材であり、例えば弾性ゴムを用いることができる。
本例のアッパトルクロッド5では、ブッシュ12,13の外筒及び内筒の径を相違させることができる。すなわち、ブッシュ13の外筒13a、内筒13bの径を、対応するブッシュ12の外筒12a、内筒12bの径よりも相対的に小さくすると共に、さらに、ブッシュ13の弾性体13cの剛性を、ブッシュ12の弾性体12cの剛性よりも相対的に大きくすることができる。一対のブッシュ12、13の弾性体12c、13cの剛性を異ならせることで、2つの異なる周波数において2重防振に適したロッド軸方向のエンジン剛体共振とロッド剛体共振とを生じさせている。
すなわち、図5に実線で示したように、ブッシュ12の弾性体12cの剛性から定まるロッド軸方向のエンジン剛体共振Aがほぼゼロに近い周波数f1[Hz]で生じ、ブッシュ13の弾性体13cの剛性から定まるロッド軸方向のロッド剛体共振Bが200Hzに近い周波数f2[Hz]で生じている。分かり易さのため、エンジン剛体共振とロッド剛体共振を極めて単純化したばねマス系に基づいて説明すれば、エンジン剛体共振Aは、エンジン質量と、ブッシュ12の弾性体12cの剛性(ばね定数)で決まり、ロッド剛体共振Bは、ブッシュ12の弾性体12cとブッシュ13の弾性体13cの間の質量である第1ロッド11(および各ブッシュの外筒部分)の質量と、ブッシュ13の弾性体13cの剛性(ばね定数)で決まる。
エンジン1単体での曲げ、捩りの1次の共振周波数f3は、一般的な車両用エンジンでは280Hz〜350Hz程度なので、本例のようにエンジン剛体共振Aをほぼゼロ(0Hz)とし、ロッド剛体共振Bを約200Hzとすれば、エンジン1の曲げ、捩りの共振振動の車体への伝達が、高周波数側(防振域内)で効果的に抑えられる(2重防振される)ことになる。
以上より、エンジン剛体共振Aおよびロッド剛体共振Bが、エンジンの曲げ、捩りの共振周波数f3より小さな周波数となるように、ブッシュ12の弾性体12cの剛性(ばね定数)、およびブッシュ12の弾性体12cとブッシュ13の弾性体13cの間の質量である第1ロッド11(および各ブッシュの外筒部分)の質量、ブッシュ13の弾性体13cの剛性(ばね定数)を定めればよい。このように、エンジン剛体共振Aおよびロッド剛体共振Bを2つの異なる周波数で、つまり低周波域の周波数f1と、中周波数域の周波数f2との2箇所で生じさせてエンジン1から車体側に伝達される振動を防止する効果が得られるのが2重防振の効果である。
図3に戻り、本例のアッパトルクロッド5は、磁性を有する金属等からなる慣性マス15と、アクチュエータ17と、加速度センサ21と、バンドパスフィルタ22と、電圧増幅回路23とを備える。
慣性マス15は、第1ロッド11の周囲に第1ロッド11と同軸で設けられている。第1ロッド11の軸方向に見た慣性マス15の断面は、第1ロッド11の中心(重心)を中心にした点対称な形であると共に、慣性マス15の重心が第1ロッド11の中心に一致している。慣性マス15は、図2にも示されているように角筒型とされ、慣性マス15のロッド軸方向の両端(図3で上下端)がそれぞれ弾性支持バネ16を介して第1ロッド11に連結されている。弾性支持バネ16は、たとえば比較的小さな剛性を有する板バネである。慣性マス15の内壁15aはその一部が後述するアクチュエータ17の永久磁石17cに向けて凸設されている。
本例のアッパトルクロッド5は、慣性マス15と第1ロッド11との間の空間にアクチュエータ17が設けられている。アクチュエータ17は、角筒状のコア17aと、コイル17bと、永久磁石17cとを含むリニアタイプ(直線運動型)のアクチュエータで、慣性マス15を第1ロッド11の軸方向に往復動するものである。
コイルの磁路を構成するコア17aは積層鋼鈑から構成されており、第1ロッド11に固設されている。コア17aは、アッパトルクロッド5の組立前には複数個の部材に分割されており、これら複数個の部材を接着剤で棒状の第1ロッド11の周囲に接着することにより、全体として角筒状のコア17aを形成している。コイル17bは、この角筒状のコア17aに巻装されている。
永久磁石17cは、コア17aの外周面に設けられている。永久磁石17cとしては、温度の低下とともに不可逆的な減磁を引き起こして磁界強度が低下するフェライトや、温度の上昇とともに不可逆的な減磁を引き起こして磁界強度が低下するネオジム系又はサマコバ系磁石などを用いることができる。前者の減磁特性を低温減磁特性と称し、後者の減磁特性を高温減磁特性と称する。
アクチュエータ17は、このような構成であるので、コイル17bと永久磁石17cとが発生する磁界によるリアクタンストルクによって慣性マス15をリニアに、つまり慣性マス15を第1ロッド11の軸方向に往復動するように駆動することとなる。
第1ロッド11の略軸心の延長線上のブッシュ13の先端(図3で上端)には、第1ロッド11の略軸心位置での軸方向の振動の加速度を、エンジン1から第1ロッド11に伝達される振動の加速度として検出する加速度センサ21が取り付けられ、加速度センサ21からのロッド軸方向加速度の信号はコントローラ22に入力される。そして、コントローラ22はエンジン回転速度の情報を読み込み、エンジン回転速度に応じた制御交流電流をアクチュエータ17のコイル17bに印加する(電圧の制御を行なう)。これにより、加速度センサ21により検出した振動のロッド軸方向速度に略比例した力を逆符合とした力をアクチュエータ17から発生させることができる。なお、エンジン回転速度に応じたコントローラ22によるアクチュエータ17の作動制御の詳細は、後述する。
慣性マス15は比較的柔らかい板バネ(弾性支持バネ16)で支持され、例えば慣性マス15の第1ロッド11に対するロッド軸方向の共振は10Hzから100Hzまでの低い周波数で生じるものとされている。例えば4気筒エンジンのアイドル回転速度2次の振動周波数は約20Hzであることから、慣性マス15の共振周波数を10Hzにすることができれば、エンジン1の運転条件によらず慣性マス15が共振するのを抑えることができる。
図1A,図1B及び図2に戻り、エンジン1の下部とサブフレーム2との間に装着されるロアトルクロッド(第2のトルクロッドアッセンブリ)6は、一端部のブッシュ61がエンジン1に固定され、他端部のブッシュ62が、車体に弾性部材を介して装着されたサブフレーム2に固定される第2ロッド63を有する。
図4Aはロアトルクロッド6の概略平面図であり、棒状の第2ロッド63の両端に一対のブッシュ61,62が溶接により固定されている。エンジン側に固定されるブッシュ61は、円筒状の外筒61aと、外筒61aと同心の円筒状の内筒61bと、これら外筒61aと内筒61bとを連結する弾性体(防音材)61cとからなる。内筒61bに対して図4Aで紙面に直交する向きに挿通されるボルト(図示しない)によってブッシュ61はエンジン1に固定される。
一方、車体側に固定されるブッシュ62も、上記ブッシュ61と同様に、円筒状の外筒62aと、外筒62aと同心の円筒状の内筒62bと、これら外筒62aと内筒62bとを連結する弾性体(防音材)62cとからなる。内筒62bに対して図4Aで紙面に直交する向きに挿通されるボルト(図示しない)によってブッシュ13はサブフレーム2に固定される。
なお、図示する実施形態は、ブッシュ61をエンジン1に固定し、ブッシュ62をサブフレーム2に固定する構成であるが、これに限らず、ブッシュ61をサブフレーム2に固定し、ブッシュ62をエンジン1に固定してもよい。
また、図4Aに示すロアトルクロッド6は、ブッシュ61,62の内筒61b,62bに挿通される2つのボルトが平行に配置される例を示すが、図4Bに示すロアトルクロッド6は、ブッシュ61,62の内筒61b,62bに挿通される2つのボルトが互いに直交する向きに配置された例を示す。特に相対的に小径とされたブッシュ62をサブフレーム2に固定する方向について車両の左右方向にボルトが挿通するように構成されている。
サブフレーム2は、車体そのものではなく、車体に対して弾性ゴムなどの弾性部材を介して装着された車体部品であり、懸架装置を支持するサスペンションフレームなどを例示することができる。既設部品であるサスペンションフレームへロアトルクロッド6を固定すれば、重量アップすることなく防振効果を発揮できる。ただし、本発明のサブフレームはサスペンションフレームのみに限定されず、弾性部材を介して車体に取り付けられた他の部品や車体そのものに適用してもよい。
次に、本例のコントローラ22における制御内容について説明する。
まず、本例では、慣性マスの共振周波数に対応して慣性マスの駆動制御を禁止するように、エンジン回転速度に応じてアクチュエータ17の作動をON/OFFする。図6は、エンジン1の回転速度に対するアッパトルクロッド5の制振寄与率の一例を示すグラフであり、エンジン回転速度が高回転領域において寄与率が高くなることが理解される。一方、低回転領域においては本例の防振装置が目的とする車室内のこもり音は、吸気音や排気音の影響が大きく、したがってアッパトルクロッド5の制振寄与率は相対的に低下する。そして、本例では、この回転速度範囲において慣性マスの共振を励起させる可能性がある。このため、エンジン回転速度が所定の回転速度Ne1以上においてはアクチュエータ17をONする一方で、回転速度がNe1未満の場合は慣性マスの共振を防止するように、省電力を優先してアクチュエータ17をOFFすることとしている。尚、作動をOFF(禁止)させる回転速度は、所定の低回転速度から所定の高回転速度までの、所定の中間速度範囲に設定しても構わない。
まず、本例では、慣性マスの共振周波数に対応して慣性マスの駆動制御を禁止するように、エンジン回転速度に応じてアクチュエータ17の作動をON/OFFする。図6は、エンジン1の回転速度に対するアッパトルクロッド5の制振寄与率の一例を示すグラフであり、エンジン回転速度が高回転領域において寄与率が高くなることが理解される。一方、低回転領域においては本例の防振装置が目的とする車室内のこもり音は、吸気音や排気音の影響が大きく、したがってアッパトルクロッド5の制振寄与率は相対的に低下する。そして、本例では、この回転速度範囲において慣性マスの共振を励起させる可能性がある。このため、エンジン回転速度が所定の回転速度Ne1以上においてはアクチュエータ17をONする一方で、回転速度がNe1未満の場合は慣性マスの共振を防止するように、省電力を優先してアクチュエータ17をOFFすることとしている。尚、作動をOFF(禁止)させる回転速度は、所定の低回転速度から所定の高回転速度までの、所定の中間速度範囲に設定しても構わない。
エンジン1がクランキング状態にある場合は、主に空気の圧縮によるマイナストルクが生じ、定常時の運転状態とは異なるため、車室内のこもり音に対する制振効果が小さい。しかも、エンジン1がクランキング状態にある場合は、回転速度の変動が大きく不安定となり、上述した加速度センサ21によるフィードバック制御を実行すると制御が発散するおそれがある。つまり、上記のように、慣性マスの共振数歯数に対応させて所定のエンジン回転速度で制御を禁止する事にしたとしても、回転変動によって制御を許可する回転速度と制御を禁止する回転速度とが短時間の間に繰り返され、質量マスの干渉を防ぎきれない可能性がある。すなわち、駆動制御の実行と停止の短時間の間の繰り返しによって制御が発散し、却って質量マスが干渉してしまう可能性がある。このため、本例のコントローラ22は、エンジン1がクランキング状態にある旨の検出信号を読み込み、エンジン1がクランキング状態にある場合は、エンジン回転速度がNe1以上であってもアクチュエータをOFFすることとしている。
図7はコントローラ22におけるアクチュエータ17の制御手順を示すフローチャート、図8はエンジン回転速度、振動制御禁止及びアクチュエータ制御のタイミングチャートである。まず、ステップS71ではエンジン回転速度、エンジンオイル温度、エンジン冷却水温度及びクランキング信号を読み込む。クランキング信号はセルモータの駆動信号などを用いることができる。ステップS72ではクランキング信号に基づいてエンジン1がクランキング状態であるか否かを判断し、クランキング状態である場合はステップS75へ進み、アクチュエータ17の駆動を停止する(図8の時間t1〜t2)。
これにより、クランキング時にエンジン回転速度が所定回転速度Ne1以上になってもアクチュエータ17は作動しないので、駆動制御の実行と停止の短時間の間の繰り返しが回避され、慣性マス15がアクチュエータ内部で干渉して衝突音が発生したり、フィードバック制御が発散したりすることが防止される。その結果、これらの対策が不要となるので、防振装置を小型化することができ、また簡素な構造とすることができる。
ステップS72において、クランキング状態でない場合はステップS73へ進む。ステップS73では、エンジン回転速度が所定回転速度Ne1以上であるか否かを判断し、所定回転速度Ne1以上である場合はステップS74へ進んでアクチュエータ17を駆動し、振動制御を実行する(図8の時間t2以降)。これによりエンジン1から車体へ伝達される振動を制振することができる。これに対して、エンジン回転速度が所定回転速度Ne1未満である場合はステップS75へ進み、アクチュエータ17の駆動を停止する。これにより省電力化が図られる。
図9はコントローラ22の制御手順の他例を示すフローチャート、図10はエンジン回転速度、振動制御禁止及びアクチュエータ制御のタイミングチャートである。本例では、エンジン1がクランキング状態にある場合に加えて、クランキング状態から所定時間が経過するまでの間は、エンジン回転速度が所定回転速度Ne1以上であってもアクチュエータ17の駆動を停止することとしている。
まず、ステップS91ではエンジン回転速度、エンジンオイル温度、エンジン冷却水温度及びクランキング信号を読み込む。クランキング信号はセルモータの駆動信号などを用いることができる。ステップS92ではクランキング信号に基づいてエンジン1がクランキング状態であるか否かを判断し、クランキング状態でない場合はステップS93へ進む。
ステップS93では、エンジン回転速度が所定回転速度Ne1以上であるか否かを判断し、所定回転速度Ne1以上である場合はステップS94へ進んでアクチュエータ17を駆動し、振動制御を実行する(図10の時間t1以前)。これによりエンジン1から車体へ伝達される振動を制振することができる。これに対して、エンジン回転速度が所定回転速度Ne1未満である場合はステップS95へ進み、アクチュエータ17の駆動を停止する(図10の時間t1〜t2)。これにより省電力化が図られる。
ステップS92において、エンジン1がクランキング状態である場合はステップS95へ進み、アクチュエータ17の駆動を所定時間だけ停止する(図10の時間t3〜t4)。この所定時間は、クランキング状態の時間とそれ以後の一定時間との総和を意味する。
これにより、クランキング時にエンジン回転速度が所定回転速度Ne1以上になってもアクチュエータ17は作動しないので、駆動制御の実行と停止の短時間の間の繰り返しが回避され、慣性マス15がアクチュエータ内部で干渉して衝突音が発生したり、フィードバック制御が発散したりするのが防止される。その結果、これらの対策が不要となるので、防振装置を小型化することができ、また簡素な構造とすることができる。特にクランキング状態終期からアイドル状態に至る間はエンジン回転速度が未だ不安定な状態にあるので、この間もアクチュエータ17の駆動を停止することにより上記効果がより顕著になる。
本例の防振装置は、エンジン(内燃機関)とモータ(電動機)とを車両の駆動源とするハイブリッド車両にも適用することができる。図11(A)〜(D)はハイブリッド車両のパワートレイン系の一例を示す図であり、図11(A)を用いて構成を説明すると、本例のハイブリッド車両は、エンジンV1とモータV2とがドライブシャフトV3及びディファレンシャルギヤV4を介して駆動輪(本例では後輪)V5に接続され、エンジンV1とモータV2との間に第1クラッチV6が介装され、モータV2とディファレンシャルギヤV4との間に第2クラッチV7が介装されている。V8はモータV2へ電力を供給するとともにモータV2の回生電力を蓄電するバッテリ、V9はバッテリV8の電力をDC/AC変換してモータV2に供給するとともにモータV2の回生電力をAC/DC変換してバッテリV8に供給するインバータである。
本例のハイブリッド車両は、図11(A)に示すように、第1クラッチV6をOFF(非接続)、第2クラッチV7をON(接続)し、モータV2の駆動力のみで走行するモータ走行モードと、図11(B)に示すように、第1クラッチV6をON(接続)、第2クラッチV7をON(接続)し、エンジンV1の駆動力のみで走行するとともにこの駆動力によりモータV2の回生電力をバッテリV8に蓄電するエンジン走行モードと、図11(C)に示すように、第1クラッチV6をON(接続)、第2クラッチV7をON(接続)し、エンジンV1及びモータV2の駆動力で走行するエンジン+パワーアシスト走行モードと、図11(D)に示すように、第1クラッチV6をOFF(非接続)、第2クラッチV7をON(接続)し、モータV2の回生電力をバッテリV8に蓄電するエネルギ回生モードと、を備える。
このようなハイブリッド車両に本例の防振装置を適用した場合に、加速指令が入力されて図11(A)に示すモータ走行モードから図11(C)に示すエンジン+パワーアシスト走行モードへ遷移するときに、第1クラッチV6を接続してエンジンV1をクランキングすると、エンジン回転速度が高い状態でのクランキングとなる。このため本例では、図12に示すように第1クラッチV6がONしてからクランキング状態が終了するまでの間は、コントローラ22からアクチュエータ17へ非作動とする指令を出力し、アクチュエータ17を停止する。なお、アクチュエータ17を停止する期間を図9及び図10に示すようにクランキング状態の間だけでなく所定時間延長してもよい。
ちなみに、上述した実施形態において、エンジン1がクランキング状態にある間又はクランキング状態を含む所定時間の間は、アクチュエータ17へ駆動指令の出力を禁止するが、これに代えてこの禁止期間、すなわち図8の時間t1〜t2の間や図10の時間t3〜t4の間は、アクチュエータ17へ直流電流を印加し、慣性マス15を図3の上側又は下側の一方に付勢しておいてもよい。このような直流電流の印加によっても、慣性マス15がアクチュエータ内部で干渉して衝突音が発生したり、フィードバック制御が発散したりすることが防止される。その結果、これらの対策が不要となるので、防振装置を小型化することができ、また簡素な構造とすることができる。
さて、アクチュエータ17に使用される永久磁石17cとしては、温度の低下とともに不可逆的な減磁を引き起こして磁界強度が低下する(低温減磁特性)フェライトや、温度の上昇とともに不可逆的な減磁を引き起こして磁界強度が低下する(高温減磁特性)ネオジム系又はサマコバ系磁石などがある。
上述したとおり、エンジン1がクランキング状態にある間又はクランキング状態を含む所定時間の間は、アクチュエータ17へ駆動指令の出力に代えて、図8の時間t1〜t2の間や図10の時間t3〜t4の間は、アクチュエータ17へ直流電流を印加し、慣性マス15を図3の上側又は下側の一方に付勢しておいてもよい。しかしながら、フェライト磁石などの低温減磁特性を有する永久磁石17cを用いたアクチュエータ17のコイル17bに直流電流を流す場合に、たとえば−30℃といった低温環境で通電すると永久磁石17cが減磁し、アクチュエータ17の耐久性や信頼性が低下するといった問題が生じる。同様に、ネオジム系又はサマコバ系磁石などの高温減磁特性を有する永久磁石17cを用いたアクチュエータ17のコイル17bに直流電流を流す場合に、高温環境で通電すると永久磁石17cが減磁し、アクチュエータ17の耐久性や信頼性が低下するといった問題が生じる。
このため本例では、フェライト磁石などの低温減磁特性を有する永久磁石17cを用いたアクチュエータ17のコイル17bに直流電流を流す場合には、図13に示す制御マップを用いて電流値を制御することとしている。すなわち、同図に示すように、永久磁石17cの温度が所定温度T1よりも低い領域では電流値が小さくなるように印加電圧を抑制する。同様に、ネオジム系又はサマコバ系磁石などの高温減磁特性を有する永久磁石17cを用いたアクチュエータ17のコイル17bに直流電流を流す場合には、図14に示す制御マップを用いて電流値を制御することとしている。すなわち、同図に示すように、永久磁石17cの温度が所定温度T2よりも高い領域では電流値が小さくなるように印加電圧を抑制する。これにより、永久磁石17cの減磁劣化が防止され、アクチュエータ17の耐久性及び信頼性が向上する。なお、永久磁石17cの温度の検出は、永久磁石17cそのものの温度を検出するほか、永久磁石17cの周囲環境、たとえばエンジンルーム内の温度や走行環境の温度を検出してこれを永久磁石17cの温度に補正してもよい。
以上のとおり、本例の防振装置では、アクチュエータ17はエンジン1の回転速度、すなわちエンジン1から車体に伝達される振動周波数に応じて制御のON/OFFを決めているが、クランキング時は、主に空気の圧縮によるマイナストルクが生じ、通常の内燃機関の運転状態と異なる。このため、こもり音の制御にもっぱら用いられるアクチュエータ17を駆動する効果は小さい。さらに、クランキング時は回転速度の変動が大きく、加速度センサによるフィードバック制御の発散を招きやすい。そのため、クランキング状態を検知し、クランキング状態である場合はエンジン回転速度に拘らず慣性マス15の強制的往復動を停止するので、慣性マス15による衝突音の発生が防止され、またフィードバック制御の発散が防止され、小型で簡素な構成の防振装置とすることができる。
また本例の防振装置において、クランキング状態を含む所定時間だけ慣性マス15の強制的往復動を停止することとしたので、クランキング状態を網羅しやすくなる。また、クランキング時の低周波時の制御禁止ができ、エンジン1の初爆〜完爆に至る、回転速度が急激に変化するような領域での、アクチュエータ17の制御応答遅れによる振動の増幅も回避することができる。
また本例の防振装置をハイブリッド車両に適用した場合において、高速走行時にエンジン1を始動させようとするとそのクランキングはエンジン回転速度が高い状態でのクランキングとなる。しかしながら、本例の防振装置では、クランキング状態の間又はクランキング状態を含む所定時間の間は、エンジン回転速度に拘らず慣性マスの強制的往復動を停止するので、慣性マス15による衝突音の発生が防止され、またフィードバック制御の発散が防止され、小型で簡素な構成の防振装置とすることができるといった効果がより顕著となる。
また本例の防振装置において、クランキング状態の間又はクランキング状態を含む所定時間の間に、エンジン回転速度に拘らず慣性マスの強制的往復動を停止するにあたり、アクチュエータ17に直流電流を印加することで慣性マス15を一定箇所に付勢することができ、慣性マス15による衝突音の発生がより確実に防止される。
また本例の防振装置において、アクチュエータ17の永久磁石17cが低温減磁特性を有する場合は永久磁石17cの温度が低いほど直流電流の電流値を小さく設定し、アクチュエータ17の永久磁石17cが低温減磁特性を有する場合は永久磁石17cの温度が低いほど直流電流の電流値を小さく設定するので、永久磁石17cの減磁劣化が抑制され、アクチュエータ17の耐久性や信頼性が向上する。
上記アッパトルクロッド5は本発明に係るトルクロッドアッセンブリに相当し、上記コントローラ22は本発明に係る制御手段に相当する。
1…エンジン
2…サブフレーム
3,4…エンジンマウント
P1,P2…支持点
5…アッパトルクロッド
6…ロアトルクロッド
11…第1ロッド
12,13…ブッシュ
15…慣性マス
17…アクチュエータ
21…加速度センサ
22…コントローラ
61,62…ブッシュ
63…第2ロッド
2…サブフレーム
3,4…エンジンマウント
P1,P2…支持点
5…アッパトルクロッド
6…ロアトルクロッド
11…第1ロッド
12,13…ブッシュ
15…慣性マス
17…アクチュエータ
21…加速度センサ
22…コントローラ
61,62…ブッシュ
63…第2ロッド
Claims (7)
- 一端部がエンジンに固定され、他端部が車体に固定されるロッドと、前記ロッドに支持された慣性マスと、前記慣性マスを前記ロッドの軸方向に往復動させるアクチュエータと、を有するトルクロッドアッセンブリと、
前記エンジンの駆動状態に応じて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段と、を備える車両用防振装置において、
前記制御手段は、前記エンジンがクランキング状態にある間又は前記クランキング状態から所定時間経過するまでの間は、前記慣性マスの強制的往復動を停止する車両用防振装置。 - 前記制御手段は、前記エンジンがクランキング状態にある間又は前記クランキング状態から所定時間経過するまでの間は、前記アクチュエータに交流電流を印加することを禁止する請求項1に記載の車両用防振装置。
- 前記制御手段は、前記エンジンがクランキング状態にある間又は前記クランキング状態から所定時間経過するまでの間は、前記アクチュエータに直流電流を印加する請求項1に記載の車両用防振装置。
- 前記エンジンは、車両の駆動源として電動機と当該エンジンとを備えたハイブリッド車両に搭載され、前記エンジンは前記電動機の駆動力によりクランキングされる請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用防振装置。
- 前記アクチュエータは永久磁石を有し、
前記制御手段は、前記永久磁石の温度に応じて前記直流電流の電流値を制御する請求項3に記載の車両用防振装置。 - 前記永久磁石は、低温減磁特性を有し、
前記制御手段は、前記永久磁石の温度が低いほど前記直流電流の電流値を小さく設定する請求項5に記載の車両用防振装置。 - 前記永久磁石は、高温減磁特性を有し、
前記制御手段は、前記永久磁石の温度が高いほど前記直流電流の電流値を小さく設定する請求項5に記載の車両用防振装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012051221A JP2013184572A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | 車両用防振装置 |
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- 2012-03-08 JP JP2012051221A patent/JP2013184572A/ja active Pending
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