JP2013184200A - 中空部材の転造加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】円筒状の中空部材の外周面をダイスにより加工する際に、中空部材の外周面の加工精度を高めた転造加工方法を提供する。
【解決手段】中空部材Wの内部に、内周面が傾斜内面31を有する筒状の第1の冶具3と、第1の冶具3の内部に、外周面が傾斜外面41を有する第2の冶具4を配置し、転造加工の際に、第2の冶具4を第1の冶具3に対して、軸芯方向dに相対的に移動させることにより、第2の冶具4の傾斜外面41で記第1の冶具3の傾斜内面31を加圧する。加圧された加圧力で第1の冶具3を径方向外側の方向に変形させることにより、第1の冶具3の外面で中空部材Wの内面を加圧する。中空部材Wの内面の加圧状態を維持しながら、ダイス2,2により中空部材Wの外周面Wfを転造加工する。
【選択図】図3
【解決手段】中空部材Wの内部に、内周面が傾斜内面31を有する筒状の第1の冶具3と、第1の冶具3の内部に、外周面が傾斜外面41を有する第2の冶具4を配置し、転造加工の際に、第2の冶具4を第1の冶具3に対して、軸芯方向dに相対的に移動させることにより、第2の冶具4の傾斜外面41で記第1の冶具3の傾斜内面31を加圧する。加圧された加圧力で第1の冶具3を径方向外側の方向に変形させることにより、第1の冶具3の外面で中空部材Wの内面を加圧する。中空部材Wの内面の加圧状態を維持しながら、ダイス2,2により中空部材Wの外周面Wfを転造加工する。
【選択図】図3
Description
本発明は、円筒状の中空部材の外周面をダイスにより加圧しながら、中空部材の外周面にダイスの表面形状に応じた形状を転造加工する中空部材の転造加工方法に関するものである。
従来から、被加工部材の表面に、ねじ山、歯形などを加工する際には、被加工部材の表面に、加工具であるダイスを加圧しながら、被加工部材を軸芯まわりに転動させる転造加工が採用されている。これにより、被加工部材の表面には、ダイスの表面形状に応じた形状が成形される。
図4は、従来の中実部材の転造加工方法を説明するための装置構成を示した模式的概念図であり、(a)は、転造加工装置の模式的概念図、(b)は、(a)のD−D線に沿った模式的矢視断面図である。図4(a),(b)((b)は、(a)のD−D断面)に示すように、被加工部材として円柱状の中実部材W1を加工する際には、上下または左右方向から、一対の転造用のダイス2,2を、中実部材W1の外周面Wfに押し付けて、中実部材W1の外周面Wfにダイス2,2の表面形状に応じた形状に加工される。
具体的には、中実部材W1を軸芯方向dのまわりに回転自在な構造の冶具等にセットし、中実部材W1の大きさおよび要求の形状に応じた大きさおよび複数の凸部21を有した1対のダイス2,2を、中実部材W1の軸芯cに対して一定の距離になる間隔まで近接させる。
そして、油圧機構や電動サーボモータなどを利用した加圧装置を用いて、中実部材W1の外周面Wfに、塑性変形を誘発するに必要な一定圧力を負荷する。この状態を維持して、1対のダイス2のそれぞれを、中実部材W1が回転するようにスライドさせる。これにより、中実部材W1の外周面Wfの全周に、ダイス2の凸部21の形状を転写させる。
このような中実部材W1の外周面Wfに求められる形状は、ねじ、スプライン、または、ヘリカルなどの歯など様々な形状があり、上述した転造加工で加工する場合は、切削加工で加工する場合に比べて、圧縮応力を材料に付与することができるため、加工した中実部材W1の機械的強度を向上させることができ、さらには、材料の歩留まりに優れている。また、切削加工に比べて、生産性が高いという特徴があり、自動車部品の成形などの多く用いられている。
例えば、特許文献1には、被加工部材として、中空シャフト(中空部材)を転造加工する方法が提案されている。ここでは、100〜180μmに設定された表面粗さの中空シャフトの外周面に、潤滑油を塗布することによって、中空シャフトの表面に潤滑油を保持し、中空部材の表面をダイスにより加圧しながら、中空シャフトの表面にダイスの表面形状に応じた形状を転造加工する方法が提案されている。
この転造加工方法によれば、中空シャフトに形成される凹凸形状を円滑にかつ確実に転造することができると共に、転造用のダイスの摩耗量を低減することができて、転造用のダイスを長期間にわたって安定的に使用することができる。
しかしながら、図5(a),(b)((b)は、(a)のD−D線矢視断面図)に示すように、特許文献1の如き中空部材Wを用いた場合、図4(a),(b)に示した方法と同様の方法で転造加工を行っているが、ダイス2で、中空部材Wの外周面Wfを加圧した際に、中空部材Wが内部空間Wsに向かって弾性変形(スプリングバック)を起すことがある。これにより、中空部材Wの外周面Wfが、本来加工すべき位置から径方向内側に逃げてしまい、所望の塑性変形および形状転写を付与することが十分にできず、要求される加工精度を満足することができないことがある。
このように、図4(a),(b)に示す中実部材W1は、図5(a),(b)に示す中空部材Wに比べて、転造加工時に塑性変形によりダイスの形状転写が誘発され易いところ、中空部材Wでは、ダイス2により加圧された際に、スプリングバックによる逃げにより、所望の加工精度が得られない。そして、この径方向内側への逃げ分を考慮して、ダイスの加圧力を高めてしまうと、中空部材Wそのものが破損するおそれもある。
本発明は上記する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中空部材の表面をダイスにより加工する際に、中空部材の表面の加工精度を高めた転造加工方法を提供することにある。
このような点を鑑みて、本発明に係る転造加工方法は、円筒状の中空部材の外周面をダイスにより加圧しながら、前記中空部材の外周面に、前記ダイスの表面形状に応じた形状に転造加工する中空部材の転造加工方法であって、前記中空部材の内部に、一方側から他方側に向かって中空断面が縮小するように内面が傾斜した傾斜内面を有する筒状の第1の冶具を配置すると共に、該第1の冶具の内部に、一方側から他方側に向かって断面が縮小するように外面が傾斜した傾斜外面を有する第2の冶具を配置し、前記転造加工の際に、前記第2の冶具を前記第1の冶具に対して、一方側から他方側に相対的に移動させることにより、前記第2の冶具の傾斜外面で前記第1の冶具の傾斜内面を加圧し、該加圧された加圧力で前記第1の冶具を筒状の内側から外側の方向に変形させることにより、前記第1の冶具の外面と前記中空部材の内面とを接触させて、前記中空部材を前記第1の冶具に固定し、前記中空部材と前記第1の冶具との固定状態を維持しながら、前記ダイスにより前記中空部材の外周面を転造加工することを特徴とする。
本発明によれば、まず、円筒状の中空部材の内部に、一方側から他方側に向かって中空断面が縮小するように内面が傾斜した傾斜内面を有する筒状の第1の冶具を配置すると共に、第1の冶具の内部に、一方側から他方側に向かって断面が縮小するように外面が傾斜した傾斜外面を有する第2の冶具を配置する。
そして、転造加工の際に、第2の冶具を前記第1の冶具に対して、一方側から他方側に相対的に移動させることにより、第2の冶具の傾斜外面で第1の冶具の傾斜内面を加圧する。これにより、加圧された加圧力で第1の冶具を筒状の内側から外側の方向に変形させることにより、第1の冶具の外面で中空部材の内面を加圧し、第1の冶具で中空部材をチャッキング(固定)することができる。
このような結果、固定状態を維持しながら、ダイスで、中空部材の外周面を加圧した際に、第1の冶具と第2の冶具が、中空部材のバックアップ材として作用する。従って、加圧力により中空部材が内部空間に向かって弾性変形(スプリングバック)を起すことを低減することができる。これにより、中空部材の外周面が、本来加工すべき位置から径方向内側に逃げることを抑制し、所望の塑性変形および形状転写を付与することができ、中空部材の外周面の加工精度を高めることができる。
より好ましい態様としては、第1の冶具の傾斜内面と、第2の冶具の傾斜外面が接触する部分の軸芯方向の長さが、軸芯方向に沿ったダイスの幅よりも長くなっていることがより好ましい。
この態様によれば、軸芯方向の接触する部分の長さがダイスの幅よりも長いので、第1および第2の冶具の相対移動させた際に、第1および第2の冶具が、中空部材の外周面の加工部分のすべてにおいて、バックアップ材として作用させることができ、より好適に転造加工することができる。
さらに好ましい態様としては、第1の冶具として、軸芯方向に沿ってスリットが形成されている。本発明によれば、第1の冶具に、軸芯方向に沿ってスリットが形成されているので、第1および第2の冶具の相対移動時に、第1の冶具を筒状の内側から外側へ(径方向に)変形させ易くなる。この結果、第1の冶具の外面で中空部材の内面を容易に接触させて、これらを固定することができる。
本発明によれば、中空部材の外周面をダイスにより加工する際に、中空部材の外周面の加工精度を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、(a)本発明の実施系形態にかかる転造加工方法を説明するための装置構成を示した模式的概念図であり、(a)は、第1および第2の冶具の配置状態を示した模式的概念図、(b)は、(a)のA−A線に沿った模式的拡大断面図である。
図1(a),(b)に示す、転造加工装置1は、本実施形態に係る転造加工方法を好適に行うことができる加工装置である。転造加工装置1は、例えば、鉄またはアルミなどの金属製の円筒状の中空部材Wの外周面Wfを、一対のダイス2,2により加圧しながら、中空部材Wの外周面Wfに、ダイス2,2の山形状に応じた形状(歯車の歯の形状)に転造加工するための加工装置である。
図1(a)に示すように、転造加工装置1は、歯車の歯を転造するための一対のダイス2、2を備えており、このダイス2,2の表面には、歯車の歯を転造するための複数の凸部21,21,…が形成されている。複数の凸部21,21,…は、転造加工により求められる表面形状に応じて形成されており、さらにこれらの配列は、ヘリカル歯車を形成するような配列でもよく、平歯車を成形するような配列であってもよい。
本実施形態では、第1の冶具3および第2の冶具4を用いて転造加工を行う。第1の冶具3および第2の冶具4は、いわゆるコレットチャックの機構であり、第1の冶具3がコレットに相当し、第2の冶具4は、コレットに内挿されるチャック部分に相当するものである。
第1の冶具3は、中空部材Wの内部空間Wsに配置される円筒状の冶具である。第1の冶具3は、一方側(図の右側)から他方側(図の左側)に向かって中空部分の中空断面が縮小するように内周面が傾斜した傾斜内面31を有する。なお、後述する転造加工の加工精度を高めるため、第1の冶具3の周方向の肉厚が略等しくなるように、傾斜内面31と外周面32は、同軸上に形成されている。
さらに、第1の冶具3の他方側の端面33には、第1の冶具3の軸芯cに沿った方向(軸芯方向)dの位置決めを行うための位置決め部材5が配置されている。位置決め部材5は、略円柱状の部材であり、一端側は、第1の冶具3の端面と当接しており、他端側は、固定部7と当接している。
位置決め部材5の外周面51には、軸受9が配置されており、位置決め部材5と固定部7との間には、グリースや潤滑剤などが塗布されており、位置決め部材5と第1の冶具3とは、共に回転可能なように係止できるような構造になっている。このようにして、後述する第2の冶具4の回転時に、第1の冶具3と共に位置決め部材5を回転させることができる。
第2の冶具4は、第1の冶具3の内部に、配置される円錐台状の冶具である。第2の冶具4は、一方側(図の右側)から他方側(図の左側)に向かって中実の断面が縮小するように外周面が傾斜した傾斜外面41を有している。
また、第2の冶具4の傾斜外面41の傾斜角度は、第1の冶具3の傾斜内面31の傾斜角度と略同じ角度となっている。これにより、第1の冶具3の傾斜内面31と、第2の冶具4の傾斜外面41とを面接触させることができる。
前記第1の冶具3の傾斜内面31と、第2の冶具4の傾斜外面41が移動時において接触する部分の軸芯方向dの長さLが、第1および第2の冶具3,4を配置した時における軸芯方向dに沿ったダイスの幅wよりも長くなっている。
さらに、第2の冶具4は、軸芯方向dに沿った基端側には、連結部材8が接続されており、連結部材8は、軸芯方向dに沿って、第2の冶具4が移動できるように、油圧のシリンダ等に接続されている。
このような転造加工装置1を用いて、中空部材Wの外周面Wfの転造加工を行う。図2は、図1に示す転造加工装置による転造加工方法の一部を説明するための図であり、(a)は、図1(a)に示す状態から第1および第2の冶具を相対的に移動させた状態を示した模式的概念図、(b)は、(a)のB−B線に沿った模式的拡大断面図である。
まず上述したように、中空部材Wの内部に、円筒状の第1の冶具3を配置すると共に、第1の冶具3の内部に、第2の冶具4を配置する。ここで、中空部材Wの内周面Wnと、第1の冶具3の外周面32とは、一部接触した状態であり、第1の冶具3および第2の冶具4の軸芯、さらには中空部材Wの軸芯がすべて一致している。
また、傾斜内面31は、一方側から他方側に向かって中空断面が縮小するように内周面が傾斜しており、傾斜外面41は、一方側から他方側に向かって断面が縮小するように傾斜しているため、傾斜内面31と傾斜外面41とは面接触した状態にすることができる。
次に、第2の冶具4を第1の冶具3に対して、一方側から他方側に相対的に移動させる(図2(a)の矢印方向に移動させる)。これにより、第2の冶具4の傾斜外面41で第1の冶具3の傾斜内面31を加圧する。ここで、第1の冶具3は、位置決め部材5を介して、固定部7に固定されるので、第1の冶具3は、軸芯方向dには移動しない。
この結果、加圧された加圧力で第1の冶具3を円筒状の内側から外側の方向(径方向)に変形(拡大)し、これにより第1の冶具3の外周面32で中空部材Wの内周面Wnが加圧され、第1の冶具3で中空部材Wをチャッキング(固定)することができる。
なお、ここでは、第1の冶具3の外周面32から中空部材Wの内周面Wnに作用する加圧力で、中空部材Wが径方向の外側に向かって弾性変形がほとんど生じないことが望ましい。中空部材Wの弾性変形が大きすぎると、過転造となり、ダイス2の凸部21への面圧が急激に上昇するため、ダイス2が破損するおそれがあるからである。したがって、第2の冶具4の移動代(引き代)または引き圧を、予め適切な範囲に設定する必要がある。
次に、中空部材Wと第1の冶具3との固定状態を維持しながら、転造加工を行う。図3は、図1に示す転造加工装置による転造加工方法の一部を説明するための図であり、(a)は、図2(a)に示す状態からダイスにより転造加工する状態を示した模式的概念図、(b)は、(a)のC−C線に沿った模式的拡大断面図である。
具体的には、まず、複数の凸部21を有した1対のダイス2を、中空部材Wの軸芯cに対して一定の距離になる間隔まで上下方向から近接させる。次に、油圧機構や電動サーボモータなどを利用した加圧装置(図示せず)を利用して、一対のダイス2,2により、中空部材Wの外周面Wfに、塑性変形を誘発するに必要な一定圧力を負荷する。
この状態を維持して、一対のダイス2,2のそれぞれを、中空部材Wが回転するようにスライドさせる。これにより、中空部材Wの外周面Wfの全周に、ダイス2の凸部21の形状を転写させる。
このような結果、第1の冶具3の外周面32で中空部材Wの内周面Wnが均一に加圧され、第1の冶具3と中空部材Wとが固定(チャック)されるので、一対のダイス2,2で、中空部材Wの外周面Wfを加圧した際に、この加圧力により中空部材Wがその内部空間に向かって弾性変形(スプリングバック)を起すことを低減することができる。
これにより、中空部材Wの外周面Wfが、本来加工すべき位置から径方向内側に逃げることを抑制し、所望の塑性変形および形状転写を付与することができ、中空部材Wの外周面Wfの加工精度を高めることができる。
さらに、転造加工時に第1の冶具3の傾斜内面31と、第2の冶具4の傾斜外面41が接触する部分の軸芯方向dの長さLを、第1および第2の冶具3,4を配置した時における軸芯方向dのダイス2の幅wよりも長くしたことにより、以下の効果を期待できる。
すなわち、ダイス2の幅wよりも大きい幅で、中空部材Wの外周面Wfの加工する部分を含む部分すべてに、第1の冶具3および第2の冶具4によるバックアップ材としての効果を確実に期待することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本考案は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
例えば、本実施形態では、円筒状の第1の冶具を用いたが、さらに、軸芯方向に沿って、少なくとも1つ以上のスリットが形成されていてもよい。これにより、第1および第2の冶具の相対移動時に、第2の冶具の傾斜外面から第1の冶具の傾斜内面への加圧力により、第1の冶具を径方向外側に容易に変形させることができる。
1:転造加工装置、2:ダイス、21:凸部、3:第1の冶具、4:第2の冶具、5:位置決め部材、8:連結部材、9:軸受、31:傾斜内面、32:外周面、41:傾斜外面、51:外周面、d:軸芯方向、W:中空部材、W1:中実部材、Wf:外周面、Wn:内周面、Ws:内部空間
Claims (3)
- 円筒状の中空部材の外周面をダイスにより加圧しながら、前記中空部材の外周面に、前記ダイスの表面形状に応じた形状に転造加工する中空部材の転造加工方法であって、
前記中空部材の内部に、一方側から他方側に向かって中空断面が縮小するように内面が傾斜した傾斜内面を有する筒状の第1の冶具を配置すると共に、該第1の冶具の内部に、一方側から他方側に向かって断面が縮小するように外面が傾斜した傾斜外面を有する第2の冶具を配置し、
前記転造加工の際に、前記第2の冶具を前記第1の冶具に対して、一方側から他方側に相対的に移動させることにより、前記第2の冶具の傾斜外面で前記第1の冶具の傾斜内面を加圧し、
該加圧された加圧力で前記第1の冶具を筒状の内側から外側の方向に変形させることにより、前記第1の冶具の外面と前記中空部材の内面とを接触させて、前記中空部材を前記第1の冶具に固定し、
前記中空部材と前記第1の冶具との固定状態を維持しながら、前記ダイスにより前記中空部材の外周面を転造加工することを特徴とする中空部材の転造加工方法。 - 前記第1の冶具の傾斜内面と第2の冶具の傾斜外面とが接触する部分の軸芯方向の長さが、前記ダイスの幅よりも長くなっていることを特徴とする請求項1に記載の中空部材の転造加工方法。
- 第1の冶具には、軸芯方向に沿ってスリットが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の中空部材の転造加工方法。
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